JPH03147673A - 紙葉類の集積装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紙葉類の集積装置に関し、特に投入れ集積装置
において、折れぐせのある紙葉等、悪い状態の紙葉であ
っても安定した紙葉類の堆積に好適な紙葉類の集積装置
に関する。

〔従来の技術〕

従来のこの種のｓｉとしては、例えば実開昭６０−１０
　！ｌ）　１７１号公報や実開昭Ｇｏ　　９３６５６号
公報に開示されている装置が知られている。前者の装置
は、収納部に投入される紙葉類を、突起を備えたガイド
板と前記突起に［接する押圧板とによって波形に変形さ
せて、紙葉類に込り方向に７．ｊする剛性を付加すると
ともに、搬送ト段後端の送りローラとその内側に設けた
無端ベルトの回転によって踏込されてくる紙葉類を収納
部に送り込み、たたき落として堆積させる構成にむって
いる。尚、これに類似のものとして、突部を備えたロー
つと前記突部に対向する溝部を備えたローラを用いるも
のも知られている。

後者の装置は、搬送路から送られてきた紙葉類を集積部
の下方へ案内する案内体と集積部の側壁よすも先端が突
出するような羽根を有するはじき車とを設け、このはじ
き車の羽根により搬送されてきた紙葉類を下方へ案内し
、かつ連続的に紙葉類を押えて後続の紙葉類との衝突を
防ぐものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術のうち、前者、すなわち突起を備えたガイ
ド板と前記突起に隣接する押圧板とにより搬送されて来
ろ紙葉類を波形に変形させているが、この方法では、紙
葉類を波形に変形させる手段と、紙葉類をたたき落とす
手段とが別々であるため、部品点数が多くなり、コスト
高につながるという問題があった。

また、突部を備えたローラと前記突部に対向する溝部を
備えたローラを用いる方法では、突部、溝部等により変
形させられた紙葉類は、無端ベルトと紙葉類を収納箱へ
導く案内部材との間を通過する際、無端ベルトの押圧力
によって、元の平坦な形状に戻ってしまったり、また、
小形化を図るため、ローラ幅を狭くすると突部、溝部の
凹凸量に限度が生じ、紙葉類の波形変形が十分とれなく
なり、搬送方向に直交する強い折れぐせがある紙葉類の
集積が不安定になるという問題があった。

後者の装置では、はじき車に設けられる羽根の剛性は紙
葉類のそれよりも小さく、紙葉類を波形に変形させるこ
とはできない。このため、紙葉類の送り方向での剛性ア
ップは図れなく、搬送方向に直交する強い折れぐせ紙葉
類の集積には難点があった。

本発明は、このような欠点を鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、従来の紙葉類集積装置における
上述の問題点を解消し、強い折れぐせのある紙葉類や腰
の弱い紙葉類、或は、耳折れ、耳折れぐせのある紙葉類
の場合にも、安定した集積が可能で小形、低コストの紙
葉類集積装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、紙葉類を搬送する搬送路と
この搬送路の終端に設けられ紙葉類を支持部材上に積層
状に堆積して収納する集積部を有する紙葉類の集積装置
において、集積部に進入する紙葉類を紙葉類面外方向に
わん曲変形させるわん曲変形手段と、前記搬送路の終端
から前記集積部に紙葉類の進入を案内する案内手段と前
記搬送路の終端部、あるいはこの近傍において集積部へ
進入してきた紙葉類を集積部に偏倚および押圧する回転
案内手段とで構成し、紙葉類の回転案内手段は、耐摩耗
性を有したシートを外周上に設けたシート車で構成し、
前記シートを摩擦係数が低く、紙葉類よりも剛性が高い
ものとし、紙葉類のわん曲変形手段は、少なくとも紙葉
類の外側端側で既堆積紙葉類方向に対し逆方向に沿った
変形を生成するように前記紙葉類の回転案内手段を案内
手段の外側端側に位置させ、かつ案内手段とオーバーラ
ツプする構成にしている。また、案内手段は、揺動可能
としこの系の固有振動数を紙葉類の処理サイクル以上に
設定し、集積済紙葉類の上端検知手段を兼ねるように構
成したものである。

〔作用〕

本発明に係わる紙葉類の集積装置においては、搬送手段
によって搬送されてぐる紙葉類は、搬送路の終端でシー
ト車と係合するが、このシート車のシートは、紙葉類よ
りも剛性の高い材料で構成され、かつシート車と対向す
る側にあって紙葉類を前記集積箱に導く案内手段とオー
バーラツプするように構成される。シート車と係合した
部分の紙葉類は、シート車のシー１〜に押されて変形す
る。これにより、紙葉類の送り方向と直交する折れぐせ
、しわ等が伸ばされ、かつ波形にわん曲変形させられる
ので紙葉類の見かけ上の剛性が高められて集積箱の所定
の位置まで安定して送られる。

また、シート車を上記案内手段の少なくとも側方外側に
設けた場合には、紙葉類は案内手段の外側をシート車の
シートにより押されるため、紙葉類の両側端はシート車
と反対方向に変形する。このため、シート車を上記案内
手段に対して集積箱側、すなわち既堆積紙葉類側になる
ように構成すれば、投入される紙葉類の側端部は、既に
堆積されている紙葉類と反対方向、すなわち、既堆積紙
葉類から離れる方向に変形しながら集積箱の内室の奥ま
で進入することが可能となる。したがって、既堆積紙葉
類に耳折れぐせや耳折れ、破れ等があってもこれに当接
することなく紙葉類の安定した集積が可能となる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例の詳細を第１図〜第７図により説
明する。

第１図は、本発明の一実施例である紙葉類集積装置の斜
視図である。第２図は、本発明の要部を示す側面図、第
３図は、その正面図である。第２図において、ｌは図示
されていない搬送路から搬送されてくる紙葉類、２は紙
葉類の集積箱、３は図示されていない廓動源によって回
転するスタックローラ、４は該スタックローラ３に対向
し従動する従動ローラである。５は図示されていない駆
動源によって回転するシート車、６は揺動可能なスタッ
クガイドを示している。

上記シート車５は、第３図に示す如くスタックローラ３
との間および両外側に配されており、シート車５の対向
する位置には、スタックガイド６がないので上記シート
車５は、集積箱２内上方にスタックガイド６とオーバー
ラツプして突出した状態にある。

また、前記従動ローラ４は、ベアリング７を介してシャ
フト８に支持されており、シート車５とは独立しており
、対向して対をなすスタックローラ３に従動する如く構
成されている。尚、シート車５のシートの剛性は、紙葉
類のそれより高く設定されている。

以下、上述の如く構成された本実施例におけろ紙葉類の
集積動作を、第２図、第３図および第４図から第７図に
より説明する。

第２図に示す如く矢印Ａ方向に前段から搬送されてきた
紙葉類１は、スタックローラ３、従動ローラ４に挟持さ
れながら回転するシート車５のシートの剛性により押上
げられて、第３図および第４図に示す如く、波形にわん
曲変形する。この結果、紙葉類１は、折れぐせ等があっ
ても送り方向に対する剛性が高くなって途中で折れ曲が
ることなく、スタックガイド６に沿って第４図から第５
図、第６図、第７図へと紙葉類のスタックは進み、紙葉
類の先端が集積箱２の前１ｉ　２　ａに当接するまで送
り込まれる。

特に１本実施例においては、シート車５をスタックロー
ラ３およびスタックガイド６の両外側に設けているので
、第５図に示すように紙葉類１の両側端部がシート車５
によって上方に持上げられると同時にスタックガイドも
上方に回動するため紙葉類１が集積箱２内に進入する際
に、既に集積箱２内に堆積している紙葉類群１ａ、特に
紙葉類の前端角度が折れた耳折れ紙葉類１ｃがあっても
その側端部を接触、衝突させることなく、より安定に紙
葉類の送込み動作ができる。

上記紙葉類上の先端が、集積箱２の前ａ２ａに当接した
後、第６図及び第７図に示す如く、紙葉類１の後端は、
シート車５のシートにより強制的にたたき落とされて既
に堆積している紙葉類群ｌａ上に押えつけられ、後続紙
葉類の進入空間１０が生成される。これにより、紙葉類
１は、続いて送り込まれる紙葉類１ｂと追突、干渉する
ことなく順次安定した堆積動作が行われる。

尚、スタックガイドの系の固有振動数は、紙葉類の処理
サイクル以上になるように設定しており、これには、ス
タックガイドをバネ９で吊るすことにより調整している
。また、シート車５は図示されていない廓動源によりス
タックローラ３およびこれと対向する従動ローラ４とは
独立して回転するようにしてあり、スタックローラ３の
周速よりも早く回転するようにしてもよい。こうするこ
とにより、紙葉類のスタックに要する時間が短くなり、
短い紙葉類間隔で搬送されてきた紙葉類についても安定
して集積することができる。

〔発明の効果〕

以上述べた如く、本発明によれば１強い折れぐせのある
紙葉類や腰の弱い紙葉類あるいは、既堆積紙葉類に耳折
れが生じている場合であっても安定した集積動作を行う
ことが可能で、小形で低コストの紙葉類集積装置を実現
できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す紙葉類集積装置の斜視
図、第２図は第１図の要部を示す側面図、第３図は第２
図の正面図、第４図、第５図、第６図及び第７図は、本
発明の実施例の動作を説明する図である。 １・・紙葉類、ｌａ・・・既堆積紙葉類群、ｌｂ・・・
後続紙葉類、２・・・集積箱、３・・・スタックローラ
、４・・・従動ローラ。 ・・シート車。 ・・スタックガイド。 ７・・・ ４ ヅ 刀 臣 系３図 ３・・・・　ズタマクσ−２ ５−・・・・　シート車 イ・・・・・八・不 ＩＣ・−・・・耳折収紙集洩

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、紙葉類を搬送する搬送路と、この搬送路の終端に設
   けられ、紙葉類を支持部材上に積層状に堆積して収納す
   る集積部を有する紙葉類の集積装置において、集積部に
   進入する紙葉類を紙葉類面外方向にわん曲変形させるわ
   ん曲変形手段と、前記搬送路の終端から前記集積部に紙
   葉類の進入を案内する案内手段と、前記搬送路の終端部
   あるいはこの近傍において集積部へ進入してきた紙葉類
   を集積部に偏倚および押圧する回転案内手段とを有する
   ことを特徴とする紙葉類の集積装置。 ２、第１項記載の紙葉類の集積装置において、紙葉類の
   わん曲変形手段は、少なくとも紙葉類の外側端側で既堆
   積紙葉類方向に対し逆方向に反った変形を生成するよう
   に構成されていることを特徴とする紙葉類の集積装置。 ３、第１項記載の紙葉類の集積装置において、紙葉類の
   回転案内手段は、耐摩耗性を有したシートを外周上に設
   けたシート車で構成し、前記シートを摩擦係数が低く、
   紙葉類よりも剛性が高いものであることを特徴とする紙
   葉類の集積装置。 ４、第２項記載の紙葉類の集積装置において、紙葉類の
   わん曲変形手段は、該紙葉類の案内手段、及び該案内手
   段の外側端側に位置し、該案内手段とオーバラップする
   回転案内手段とで構成したことを特徴とする紙葉類の集
   積装置。 ５、第１項記載の紙葉類の集積装置において、紙葉類の
   案内手段は、揺動可能とし、この系の固有振動数を紙葉
   類の処理サイクル以上に設定したことを特徴とする紙葉
   類の集積装置。 ６、第１項記載の紙葉類の集積装置において、紙葉類の
   案内手段は、集積済紙葉類の上端検知手段を兼ねたこと
   を特徴とする紙葉類の集積装置。