JPH03146909A - X線ファイバー - Google Patents
X線ファイバーInfo
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- JPH03146909A JPH03146909A JP1287099A JP28709989A JPH03146909A JP H03146909 A JPH03146909 A JP H03146909A JP 1287099 A JP1287099 A JP 1287099A JP 28709989 A JP28709989 A JP 28709989A JP H03146909 A JPH03146909 A JP H03146909A
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- Pending
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- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 title claims description 12
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 13
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 6
- 239000012528 membrane Substances 0.000 claims 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 abstract description 5
- 238000005253 cladding Methods 0.000 description 16
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000002902 bimodal effect Effects 0.000 description 2
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- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、ファイバーに係り、特に、X線を伝達するこ
とを可能とするファイバーに関する。
とを可能とするファイバーに関する。
(従来の技術)
従来、光を伝達する手段として、光ファイバーが挙げら
れる。光ファイバーは、第2図に示すように、屈折率n
1のコア1の部分とこのコアlをとりまく屈折率n2の
クラッド2の部分から構成され、屈折率はnl >n2
の関係になっている。光線3のクラッド2に対する入射
角θがθ≧5in−1(n2 /n1 )となる全反射
の条件で、光ファイバーは、入射される波長数千Aの光
をクラッド2で全反射しながら伝達することができる。
れる。光ファイバーは、第2図に示すように、屈折率n
1のコア1の部分とこのコアlをとりまく屈折率n2の
クラッド2の部分から構成され、屈折率はnl >n2
の関係になっている。光線3のクラッド2に対する入射
角θがθ≧5in−1(n2 /n1 )となる全反射
の条件で、光ファイバーは、入射される波長数千Aの光
をクラッド2で全反射しながら伝達することができる。
コアlとクラッド2に用いられる材料としては、ガラス
やプラスチックが多く使用されている。
やプラスチックが多く使用されている。
(発明が解決しようとする課題)
上記光ファイバーは光を伝達するには適しているが、光
ファイバーでX線を伝達させようとすることは、これま
で試みられていない。X線を光ファイバーで伝達させよ
うとする場合、コアとクラッドの材質を適当に選択し全
反射を利用する方法が考えられるが、コアをガラスとす
ると、X線の吸収が大きくX線は伝達されない。また、
コアを真空として全反射を利用すれば伝達は可能である
が、入射角の限界があり伝達の効率はそれほど良くない
と考えられる。
ファイバーでX線を伝達させようとすることは、これま
で試みられていない。X線を光ファイバーで伝達させよ
うとする場合、コアとクラッドの材質を適当に選択し全
反射を利用する方法が考えられるが、コアをガラスとす
ると、X線の吸収が大きくX線は伝達されない。また、
コアを真空として全反射を利用すれば伝達は可能である
が、入射角の限界があり伝達の効率はそれほど良くない
と考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、X線を効
率良く伝達させることができるファイバーを提供するこ
とを目的とする。
率良く伝達させることができるファイバーを提供するこ
とを目的とする。
[発明の構成コ
(課題を解決するための手段と作用)
本発明は、上記目的を達成するために、真空状のコア部
と、このコア部をとりまく光学繊維からなる円筒状のク
ラッド部と、このクラッド部の外周に重元素と軽元素が
交互にかつ多層に積層された多層膜部と、この多層膜部
の最上層上に設けられX線の漏洩を防護する防護膜部と
を具備した構成としたので、X線の減衰を防ぎ、X線を
効率よく伝送することができる。
と、このコア部をとりまく光学繊維からなる円筒状のク
ラッド部と、このクラッド部の外周に重元素と軽元素が
交互にかつ多層に積層された多層膜部と、この多層膜部
の最上層上に設けられX線の漏洩を防護する防護膜部と
を具備した構成としたので、X線の減衰を防ぎ、X線を
効率よく伝送することができる。
(実施例)
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例に係るX線ファイバーの構成
を示す図である。
を示す図である。
X線ファイバーlOは、同図に示すように、真空状のコ
ア部11と、このコア部11をとり囲んだ光学繊維、例
えば、ガラスからなる円筒状のクラッド部12と、この
クラッド部12の外周に形成された多層膜部13と、お
よびこの多層膜部13の最上層上に形成され伝達される
X線14が外部へ漏洩するのを防護する防護膜部15と
から構成される。
ア部11と、このコア部11をとり囲んだ光学繊維、例
えば、ガラスからなる円筒状のクラッド部12と、この
クラッド部12の外周に形成された多層膜部13と、お
よびこの多層膜部13の最上層上に形成され伝達される
X線14が外部へ漏洩するのを防護する防護膜部15と
から構成される。
多層膜部13は、密度が比較的大きい元素、例えばW、
VSAuあるいはReなどからなる重元素層1Bと、密
度が比較的小さい元素、例えばCなどからなる軽元素層
17が、例えば1層の厚さがlO〜数十入となるように
交互にかつ多層に蒸着積層された柔軟性を有する多層構
造となっており、入射角φで入射された波長λのX線1
4は、多層膜部13における多層構造の各層部分で多重
反射されながらX線ファイバー10内を伝達されていく
。多層構造によるX線14の反射率は、実効振幅反射率
の式から求めることができ、多層膜部13における多層
構造の各層を防護膜部15側から順次、第0層、第1層
、第2層、・・・・・・、第1−1層、第m層、第1+
1層とすると、第m+1層から第m層への界面での実
効複素反射率Rmの式は、次式により与えられる。
VSAuあるいはReなどからなる重元素層1Bと、密
度が比較的小さい元素、例えばCなどからなる軽元素層
17が、例えば1層の厚さがlO〜数十入となるように
交互にかつ多層に蒸着積層された柔軟性を有する多層構
造となっており、入射角φで入射された波長λのX線1
4は、多層膜部13における多層構造の各層部分で多重
反射されながらX線ファイバー10内を伝達されていく
。多層構造によるX線14の反射率は、実効振幅反射率
の式から求めることができ、多層膜部13における多層
構造の各層を防護膜部15側から順次、第0層、第1層
、第2層、・・・・・・、第1−1層、第m層、第1+
1層とすると、第m+1層から第m層への界面での実
効複素反射率Rmの式は、次式により与えられる。
すなわち、
一1δ山
Rm −(r+n +RO1−1e ) /−
1層m (1+ra+ Rm−1e )、δm −4π
五fll dlII CO8φffl/λここで、rm
:複素屈折率τill+ 1の媒質から複索屈折率?i
mの媒質への界面で の複索屈折反射率、 δIl二位相位相 差a+ :第m層の膜厚 φl:第m第m層複索屈折角。
1層m (1+ra+ Rm−1e )、δm −4π
五fll dlII CO8φffl/λここで、rm
:複素屈折率τill+ 1の媒質から複索屈折率?i
mの媒質への界面で の複索屈折反射率、 δIl二位相位相 差a+ :第m層の膜厚 φl:第m第m層複索屈折角。
と与えられ、反射率は、Rmの実部と点部の2乗の和よ
り求められる。
り求められる。
使用されるX線14の波長λ、X線14のクラッド部1
2への入射角φ、重元素層16の膜厚、軽元素層lBの
膜厚、および重元素層IBと軽元素層17の積層数は、
多層膜部13における多層構造によるX線14の反射率
が最大になるように適宜設定される。
2への入射角φ、重元素層16の膜厚、軽元素層lBの
膜厚、および重元素層IBと軽元素層17の積層数は、
多層膜部13における多層構造によるX線14の反射率
が最大になるように適宜設定される。
また、防護膜部15には鉛層を適用するのが最適であり
、X線ファイバーlO内を伝達されるX線14は外部に
漏洩することはない。
、X線ファイバーlO内を伝達されるX線14は外部に
漏洩することはない。
次に、上記構成の本発明の一実施例の動作について説明
する。
する。
クラッド部12に対し入射角φをもって入射されたX線
14は、ガラスからなるクラッド部12を透過し、クラ
ッド部12と重元素層1Bからなる第111+1層との
界面において、反射角φでコア部11の方向に反射する
反射X線14aと第11+1層に透過する透過Xtl1
4bとなる。
14は、ガラスからなるクラッド部12を透過し、クラ
ッド部12と重元素層1Bからなる第111+1層との
界面において、反射角φでコア部11の方向に反射する
反射X線14aと第11+1層に透過する透過Xtl1
4bとなる。
続いて、第1 + 1層に入射角φ′(図示していない
が、入射角は各層毎に異なる。)をもって入射したX線
14bは、第ill + 1層と軽元素層17からなる
第m層との界面で反射角φ′で反射される反射X線14
cと第m層に透過する透過X線14dと分離される。反
射X線14cは、第ni1層とクラッド部12の界面に
おいて透過X1i14eと反射X線14rに分離され、
透過X1i14eは、クラッド部12と第@+1層の界
面で反射された反射X1i14aに対し所定の位相差δ
を有してコア部11に入射する。また、反射Xl114
f’は、透過X線14bと同様に第@+1層と第m層の
界面にて反射しかつ透過する。
が、入射角は各層毎に異なる。)をもって入射したX線
14bは、第ill + 1層と軽元素層17からなる
第m層との界面で反射角φ′で反射される反射X線14
cと第m層に透過する透過X線14dと分離される。反
射X線14cは、第ni1層とクラッド部12の界面に
おいて透過X1i14eと反射X線14rに分離され、
透過X1i14eは、クラッド部12と第@+1層の界
面で反射された反射X1i14aに対し所定の位相差δ
を有してコア部11に入射する。また、反射Xl114
f’は、透過X線14bと同様に第@+1層と第m層の
界面にて反射しかつ透過する。
一方、第m層に透過した透過X線14tlは、第m層と
重元素層16からなる第m−1層との界面、第m層と第
15 + 1層との界面、および第111 + 1層と
クラッド部12との界面において、上記と同様に反射と
透過が発生し、透過X線14dの一部は、反射X線14
fの一部と多重された透過X線14gとなってコア部1
1人射する。
重元素層16からなる第m−1層との界面、第m層と第
15 + 1層との界面、および第111 + 1層と
クラッド部12との界面において、上記と同様に反射と
透過が発生し、透過X線14dの一部は、反射X線14
fの一部と多重された透過X線14gとなってコア部1
1人射する。
このように、入射されたX線14は、多層膜部13にお
ける多層構造の各層の界面における反射・透過により多
重反射されながら、X線ファイバーlO内を伝達される
。
ける多層構造の各層の界面における反射・透過により多
重反射されながら、X線ファイバーlO内を伝達される
。
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく種々変
形可能なことは勿論である。
形可能なことは勿論である。
【発明の効果]
以上詳述したように、本発明のX線ファイバーによれば
、コア部を真空にすることにより、X線を減衰させるこ
となく、効率よく伝達することができる。
、コア部を真空にすることにより、X線を減衰させるこ
となく、効率よく伝達することができる。
また、光ファイバーの外周に多層膜部を形成したことに
より、柔軟性が得られので、曲線的にX線を伝達するこ
とができ、広範囲の分野での利用が可能となる。
より、柔軟性が得られので、曲線的にX線を伝達するこ
とができ、広範囲の分野での利用が可能となる。
また、最上層に防護部を形成したことにより、X線の漏
洩を防護でき、安全性を確保することができる。
洩を防護でき、安全性を確保することができる。
第1図は本発明の一実施例に係るX線ファイバーの構成
を示す図、第2図は従来の光ファイバーの構成を示す図
である。
を示す図、第2図は従来の光ファイバーの構成を示す図
である。
Claims (1)
- 真空状のコア部と、このコア部をとりまく光学繊維から
なる円筒状のクラッド部と、このクラッド部の外周に重
元素と軽元素が交互にかつ多層に積層された多層膜部と
、この多層膜部の最上層上に設けられX線の漏洩を防護
する防護膜部とを具備したことを特徴とするX線ファイ
バー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1287099A JPH03146909A (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | X線ファイバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1287099A JPH03146909A (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | X線ファイバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03146909A true JPH03146909A (ja) | 1991-06-21 |
Family
ID=17713049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1287099A Pending JPH03146909A (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | X線ファイバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03146909A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011255174A (ja) * | 2010-06-07 | 2011-12-22 | Siemens Ag | X線装置およびラジオグラフィx線撮影システム |
JP2013523257A (ja) * | 2010-03-29 | 2013-06-17 | ザ・ボーイング・カンパニー | 小径x線チューブ |
US8611503B2 (en) | 2010-06-02 | 2013-12-17 | Canon Kabushiki Kaisha | X-ray waveguide |
-
1989
- 1989-11-02 JP JP1287099A patent/JPH03146909A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013523257A (ja) * | 2010-03-29 | 2013-06-17 | ザ・ボーイング・カンパニー | 小径x線チューブ |
US8611503B2 (en) | 2010-06-02 | 2013-12-17 | Canon Kabushiki Kaisha | X-ray waveguide |
JP2011255174A (ja) * | 2010-06-07 | 2011-12-22 | Siemens Ag | X線装置およびラジオグラフィx線撮影システム |
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