JPH03146242A - 中空製品の成形方法 - Google Patents

中空製品の成形方法

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JPH03146242A
JPH03146242A JP28557989A JP28557989A JPH03146242A JP H03146242 A JPH03146242 A JP H03146242A JP 28557989 A JP28557989 A JP 28557989A JP 28557989 A JP28557989 A JP 28557989A JP H03146242 A JPH03146242 A JP H03146242A
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core
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fusible core
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hollow
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Masaaki Saeki
佐伯 昌昭
Shigeo Yahata
矢幡 茂雄
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Hiroshima Aluminum Industry Co Ltd
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Hiroshima Aluminum Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、中空製品の成形方法の改良に関する。
(従来の技術) 従来より、中空製品を成形する場合、中空部を形成する
ために中子が用いられているが、上記中空製品が例えば
自動車等車両のエンジン部品としてのマニホールド等、
エルボ形の異形管である場合、成形された異形管の中空
部から中子を引き抜くことができないことから、成形後
に異形管の中空部から溶出させる可溶性の中子いわゆる
フュージブル中子が用いられている。
ところで、このフュージブル中子を用いて中空製品(マ
ニホールド)を成形する要領は、まず、例えば第3図お
よび第4図に示すように、上記フュージブル中子aを図
示しない型開き状態の成形型のキャビティ内に、中子本
体すの複数の端部に一体に形成された幅木C,C,・・
・により支持せしめて配置し、次いで、上記成形型を型
締めした状態でそのキャビティ内に成形材料を第3図に
・印を付して示すゲート位置d、dから高圧で射出する
ことにより、上記フュージブル中子aが中空部に埋設さ
れた中空製品(図示せず)を成形し、その後、該中空製
品を成形型から取り出して上記フュージブル中子aを中
空製品の中空部から溶出するようになされている。この
ように各ゲート位置dを・印位置にするのは、高圧で射
出された成形材料の射出圧によりフュージブル中子aが
損傷するのを防止するためである。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記の従来の成形方法では、成形型のキャビテ
ィ内に高圧で射出される成形材料が第4図破線矢印の如
く流動することから、この射出圧による成形材料の流動
抵抗によってフュージブル中子aの中子本体すが押圧さ
れて第3図仮想線にて示すように最終充填地方向に湾曲
して変形し、その結果、上記中子本体すの湾曲部位のキ
ャビティ空間が狭くなって成形された中空製品の肉厚が
薄くなるという問題があった。
そこで、第3図に斜線を付して示すように、上記中子本
体すの湾曲部位の中央に相当する箇所に別の幅木eを設
けたり、あるいは成形型にキャビティ内に突出する突起
部(図示せず)を設けることにより、上記成形材料の流
動抵抗による押圧力を上記幅木e等で受け、中子本体す
の湾曲変形を未然に防止することが考えられる。しかし
、この場合には、上記幅木e等が中子本体すと接触して
いることから、中空製品の幅木e等に対応する箇所に5
孔が開き、このため、該孔を閉塞する後処理工程が必要
となって生産工程数が多くなって生産性が低下するとい
う問題が生ずることとなる。
一方、上記フュージブル中子aは、低融点合金材でもっ
て構成されていることから、例えば5n−Bi(43重
量%−57重量%)からなる低融点合金材ではその比重
が8.70と非常に大きく、取扱いが困難であり、しか
も高価で制作費が高騰するという問題があった。さらに
は、生産性の効率アップ化を図る観点から、フュージブ
ル中子aを短時間に溶出させることが好ましく、このこ
とが従来より懸案となっていた。
本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、フュージブル中子の形状を特定す
るとともに、この形状に関連付けてフュージブル中子を
成形型のキャビティ内に適正に支持させる適切な支持手
段を講することにより、上記フュージブル中子の中子本
体の湾曲変形を成形材料の流動抵抗に抗してなくし、成
形された中空製品に薄肉部が生ずるのを確実に防止せん
とすることにある。
また、上記フュージブル中子の中子本体の湾曲部位に相
当する箇所に幅木を設けたり、あるいは成形型にキャビ
ティ内に突出する突起部を設ける必要をなくシ、これに
より孔閉塞という後処理工程を不要となしてその分だけ
生産工程数を少なくして生産性の向上を図らんとするこ
とにある。
さらには、上記フュージブル中子の軽量化を図ってその
取扱いを容易にし、かつ低融点合金材の使用量を減少さ
せて制作費の低減化を図るとともに、フュージブル中子
を短時間に溶出させて生産性の効率アップ化を図らんと
することにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明の解決手段は、まず
、貫通孔を有する低融点合金製のフュージブル中子を型
開き状態の成形型のキャビティ内に配置する。次いで、
上記成形型に対向して進退移動可能に設けられた一対の
スライドコアの各々の前進動作により、上記フュージブ
ル中子の貫通孔にその両側から上記両スライドコアを挿
入せしめて突き合わせ、フュージブル中子を両スライド
コアにより支持する。その後、上記成形型を型締めした
状態でそのキャビティ内に成形材料を高圧で射出するこ
とにより、上記フュージブル中子が中空部に埋設された
中空製品を成形する。しかる後、該中空製品を成形型か
ら取り出して上記フュージブル中子を中空製品の中空部
から溶出するようにする。
(作用) 上記の構成により、本発明方法では、貫通孔を有する低
融点合金製のフュージブル中子は、型開き状態の成形型
のキャビティ内に配置され、上記成形型に対向して進退
移動可能に設けられた一対のスライドコアの各々の前進
動作により、上記貫通孔にその両側から上記両スライド
コアが挿入せしめられて突き合わせられ、該両スライド
コアにより支持された後、上記成形型を型締めした状態
でそのキャビティ内に成形材料が高圧で射出されること
により、成形された中空製品の中空部に埋設され、その
後、該中空製品の中空部から溶出せしめられる。
このように、上記フュージブル中子は、その貫通孔に両
スライドコアを両側から挿入せしめて支持されているこ
とから、該両スライドコアが心棒の役目をなし、よって
成形時、成形型のキャビティ内に成形材料が高圧で射出
されても、その射出圧による流動抵抗に十分に抗し得て
中子本体の湾曲変形がなくされ、これにより成形された
中空製品に薄肉部が生ずるのが確実に防止されることと
なる。
また、上述の如く成形中におけるフュージブル中子の中
子本体の湾曲変形が防止されることから、中子本体の湾
曲部位に相当する箇所に幅木を設けたり、あるいは成形
型にキャビティ内に突出する突起部を設ける必要がなく
され、よって中空製品の幅木等に対応する箇所への孔開
設がなくされ、これにより孔を閉塞する後処理工程が不
要となされてその分だけ生産工程数を少なくして生産性
の向上が図られることとなる。
さらには、上記フュージブル中子には、それを支持する
ためスライドコア挿入用の貫通孔が形成されていること
から、該貫通孔の容積分だけ軽くなされてその取扱いの
容易化が図られ、かつその分、低融点合金材の使用量が
少なくなされて制作費の低減化が図られるとともに、フ
ュージブル中子が重量低減とともに表面積の著しい増大
によりその分、短時間に溶出せしめられて生産性の効率
アップ化が図られることとなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例に係る中空製品成形方法を図面に
基づいて説明する。
本実施例では、得ようとする中空製品A(第1図に表わ
れる)が例えば自動車等車両のエンジン部品としてのマ
ニホールド等、エルボ形の合成樹・脂製異形管である場
合を示す。その成形要領を説明するに、まず、貫通孔b
1を有する低融点合金製のフュージブル中子B(第1図
および第2図に表われる)を用意する。該フュージブル
中子Bは、上記中空製品Aの中空部a1形状に対応した
形状に形成された中子本体b2と、該中子本体b2から
延びる4つの突出部b3.b3.・・・とを備えてなり
、上記中子本体b2に上記貫通孔b1が貫通して形成さ
れている。そして、このフュージブル中子Bは、例えば
比重8.70の5n−Bi(43重量%−57重量%)
からなる低融点合金材の溶湯を、第2図に示すように、
型締め状態の鋳造成形型1のキャビティ2内に一対のス
ライドコア3.3の各々の先端を突き合わせた状態で鋳
込み成形することにより得られるものである。この得ら
れたフュージブル中子Bは引張強さ7. 8kgf/l
lll12と比較的柔らかく、湾曲変形し易いものであ
る。
次いで、上述の如くして鋳込み成形されたフュージブル
中子Bを上記鋳造成形型1から取り出して、第1図に示
すように、成形型4を型開きし、かつ該成形型4に対向
して進退移動可能に配置された一対の第1および第2ス
ライドコア5,6と、該第1および第2スライドコア5
,6と直交する方向に進退移動可能に配置された第3ス
ライドコア7とを、第1図仮想線にて示すように、共に
後退移動させた状態でキャビティ8内に配置する。
その後、上記第1および第2スライドコア5゜6を、第
1図実線にて示すように、共に前進移動させ、各々の前
進動作により、上記フュージブル中子Bの中子本体b2
の貫通孔b1にその両側から上記第1および第2スライ
ドコア5,6を挿入せしめて突き合わせ、第1スライド
コア5先端に形成された嵌合凹部5aと第2スライドコ
ア6先端に形成された嵌合凸部6aとを嵌合させるとと
ルに、上記第3スライドコア7を前進移動させて、その
先端に形成された嵌合凸部7a、7a、・・・を上記第
1および第2スライドコア5,6側面に形成された嵌合
凹部5b、5b、6b、6bに嵌合させ、上記第1〜第
3スライドコア5. 6. 7でもってフュージブル中
子Bを支持する。
しかる後、上記成形型4を型締めし、この型締め状態で
そのキャビティ8内にプラスチック成形材料を高圧で射
出することにより、上記フュージブル中子Bが中空部a
1に埋設された中空製品Aを成形する。
その後、上記成形型4を型開きして上記成形された中空
製品Aを成形型4から取り出し、この取り出された中空
製品Aを熱媒油として例えば150℃に設定されたポリ
エチレングリコールを用いたオイルバス(図示せず)に
浸漬することにより、上記フュージブル中子Bを加熱溶
解して上記中空製品Aの中空部a1から溶出するように
する。
このように、本実施例では、フュージブル中子Bを、そ
の貫通孔b1に第1および第2スライドコアラ、6を両
側から挿入せしめて成形型4のキャビティ8内に支持し
ていることから、上記第1および第2スライドコア5,
6が心棒の役目をなし、よって成形時、成形型4のキャ
ビティ8内に成形材料が高圧で射出されても、その射出
圧による流動抵抗に十分に抗し得て中子本体b2の湾曲
変形をなくシ、これにより成形された中空製品Aに薄肉
部が生ずるのを確実に防止することができる。
また、上記実施例では、上述の如く成形中における中子
本体b2の湾曲変形を防止することから、中子本体b2
の湾曲部位に相当する箇所に幅木を設けたり、あるいは
成形型4にキャピテイ8内に突出する突起部を設ける必
要をなくし得、よって中空製品Aの幅木等に対応する箇
所への孔開設がなくなり、これにより孔を閉塞する後処
理工程を不要となし′てその分だけ生産工程数を少なく
して生産性の向上を図ることができる。
さらには、上記実施例では1.フュージブル中子Bに、
それを支持するため貫通孔blを形成していることから
、該貫通孔b1の容積分だけ軽くなってその取扱いの容
易化を図り、かつその分、低融点合金材の使用量が少な
くなって制作費の低減化を図ることができるとともに、
フュージブル中子Bを重量低減とともに表面積の著しい
増大によりその分、短時間に溶出せしめて生産性の効率
アップ化を図ることができる。
なお、上記実施例では、中空製品Aが異形管である場合
を示したが、これに限らず、中空部a1を有するもので
あれば如何なるものであってもよい。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明方法によれば、貫通孔を有
する低融点合金製のフュージブル中子を成形型のキャビ
ティ内に配置する際、一対のスライドコアを上記貫通孔
にその両側から挿入して上記フュージブル中子を支持す
るので、成形時、成形型のキャビティ内に高圧で射出さ
れる成形材料の流動抵抗に十分に抗し得てフュージブル
中子の中子本体の湾曲変形をなくし、成形された中空製
品に薄肉部が生ずるのを確実に防止することができる。
また、上記中子本体の湾曲部位に相当する箇所に幅木等
を設けることによる孔開設をなくし、鎖孔を閉塞する後
処理工程を不要となして生産性の向上を図ることができ
る。さらには、フュージブル中子の軽量化を図ってその
取扱いを容易にし、かつ低融点合金材の使用量を減少さ
せて制作費の低減化を図ることができるとともに、フュ
ージブル中子を短時間に溶出させて生産性の効率アップ
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は中空製品成形用
の成形型を示す縦断面図、第2図はフュージブル中子鋳
造用の成形型を示す縦断面図である。第3図は従来例に
おける中子湾曲変形状態を説明するためのフュージブル
中子の正面図、第4図は同側面図である。 4・・・成形型 5・・・第1スライドア ロ・・・第2スライドア 8・・・キャビティ A・・・中空製品 al・・・中空部 B・・・フュージブル中子 bl ・・・貫通孔 特 許 出 願 人 広島アルミニウム工業 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)貫通孔を有する低融点合金製のフュージブル中子
    を型開き状態の成形型のキャビティ内に配置し、次いで
    、上記成形型に対向して進退移動可能に設けられた一対
    のスライドコアの各々の前進動作により、上記フュージ
    ブル中子の貫通孔にその両側から上記両スライドコアを
    挿入せしめて突き合わせ、フュージブル中子を両スライ
    ドコアにより支持し、その後、上記成形型を型締めした
    状態でそのキャビティ内に成形材料を高圧で射出するこ
    とにより、上記フュージブル中子が中空部に埋設された
    中空製品を成形し、しかる後、該中空製品を成形型から
    取り出して上記フュージブル中子を中空製品の中空部か
    ら溶出することを特徴とする中空製品の成形方法。
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