JPH03145886A - テレビジョン信号の伝送方式 - Google Patents

テレビジョン信号の伝送方式

Info

Publication number
JPH03145886A
JPH03145886A JP1282943A JP28294389A JPH03145886A JP H03145886 A JPH03145886 A JP H03145886A JP 1282943 A JP1282943 A JP 1282943A JP 28294389 A JP28294389 A JP 28294389A JP H03145886 A JPH03145886 A JP H03145886A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
low
frequency component
carrier
modulated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1282943A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Honda
稔 本田
Yutaka Tanaka
豊 田中
Toshihiko Suzaki
須崎 俊彦
Isao Kondou
いさお 近藤
Yuichi Iwadate
岩館 祐一
Yukihiro Nishida
幸博 西田
Kazuhiko Shibuya
一彦 渋谷
Junji Kumada
純二 熊田
Masato Okui
誠人 奥井
Ryoichi Yajima
矢島 亮一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Hoso Kyokai NHK, Japan Broadcasting Corp filed Critical Nippon Hoso Kyokai NHK
Priority to JP1282943A priority Critical patent/JPH03145886A/ja
Publication of JPH03145886A publication Critical patent/JPH03145886A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、テレビジョン信号の伝送方式に関するもので
ある。
更に詳述すれば、本発明は、現行放送の空きチャンネル
を利用して)II)TV地上放送などを行なう際に、そ
の空きチャンネルと同一のチャンネルで放送されている
他の現行テレビ放送との混信妨害を軽減するようにした
方式に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明に係る伝送方式は、現行テレビ放送におけるチャ
ンネル割当中の空チャンネルを用いてHDTVなどのテ
レビジョン放送を行なう場合に、現行テレビ放送とHD
TV放送の同一チャンネルにおける相互の混信妨害を低
減できるようにした伝送方式(すなわち、放送波の周波
数配列)に関するものであって、 ■ 現行放送(NTSC)の映像キャリア近傍を空白領
域とする: ■ 空白の上および下の周波数領域をそれぞれテレビジ
ョン信号の高域および低域成分の伝送に割当てる: ■テレビジョン信号等のキャリアは、現行テレビの映像
キャリアとは異なった周波数にする:ものとしている。
本発明では、変調信号のスペクトルを操作することによ
り、同一チャンネルで放送される現行NTSC放送波と
の間に生ずる混信妨害を軽減し、空きチャンネルを利用
した)IDTVなどのテレビ放送を可能としたものであ
る。
(従来の技術) 従来、現行の地上テレビジョン放送における同一チャン
ネル混信妨害の軽減方法として、VSB−AM変調方式
では、互いの搬送波周波数を僅かにずらすことにより、
視覚的に妨害を軽減する所謂オフセットキャリア方式が
採用されている。
また、アメリカ合衆国でのH[lTV地上放送方式の一
つとして提案されているゼニス(Zenith)社(7
)IIDTVシステム(r Spectrum Com
patible HDTVSystem」)では、変調
信号の低域成分をディジタルデータとして垂直帰線期間
に時分割多重し、高域成分についてはチャンネル中央に
配置したキャリアで直交変調することにより、同一チャ
ンネル間の混信妨害を軽減している。このディジタルデ
ータによる同一チャンネルNTSに放送への妨害をマス
クするために、そのNTSC局とフレーム同期をとり、
ディジタルデータCよる妨害が発生する期間をNTSC
の垂直帰線期間になるようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
現行テレビジョンの地上放送方式では、同一チャンネル
の混信を防ぐために、チャンネルを1つおきに利用して
いる。
このため生じた空きチャンネルを利用してHDTV等の
テレビジョン放送を実施する場合、従来の技術であるオ
フセットキャリア方式では、HDTV放送と現行放送と
の間の同一チャンネル混信を十分に除去できないという
欠点がある。すなわち、同一チャンネル混信妨害を軽減
するに当たりオフセットキャリア方式が効果的であるた
めには、互いのテレビジョン信号のライン周波数および
フィールド周波数が一致している必要があるが、現行放
送とHDTV放送ではこれらの周波数が異なるので混信
の軽減効果が小さい。
一方、先に述べたゼニス社の方式では、互いのテレビジ
ョン信号がフレームロックしていないとディジタルデー
タ部が画面上に妨害として現れ、3局以上の間での混信
の場合には関連する全ての局がフレームロックしている
必要が有る。すなわち、フレーム同期による妨害の改善
については、同一チヤンネル局が1局の場合には有効で
あるが、2局以上になると実施できないことになる。
また、NTSC信号から受ける妨害の主要成分であるN
TSC低域成分は+10 T V放送波の搬送波から1
.75M1lz @れた周波数への妨害となる。
このようにゼニス(Zenith)社の方式では、混信
を軽減するために、IIDTV放送と現1行放送との間
でフレーム位相を同期することを前提としており、複数
の現行放送局による混信妨害に対処できないという欠点
がある。
ざらにゼニス方式では、HDTV信号の低域成分が現行
放送に対して与える妨害に対して、主として視覚特性に
より改善を図っているので十分な改善効果をあげられな
いという問題点がある。
よって本発明の第1の目的は、比較的簡易な構成により
、混信妨害を低減し、現行放送の空きチャンネルでII
 D T V等の放送をできるようにした伝送方式およ
び変復調装置を提供することCある。
本発明の第2の目的は、ライン周波数およびフィールド
周波数の一致やフレームロックを要さず、NTSC信号
の低域成分からの妨害も受けないようにしたテレビジョ
ン信号の伝送方式および変復調装置を提供することにあ
る。
本発明の第3の目的は、混信妨害成分を物理的に減衰さ
せることにより、ライン周波数等に係わらず妨害を軽減
することができるテレビジョン信号の伝送方式および変
復調装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るテレビジョン信号の伝送方式は、現行放送
の映像キャリア周波数近傍を空白領域として指定する領
域指定手段と、前記空白領域の上および下の周波数領域
をそれぞれ伝送すべきテレビジョン信号の高域成分およ
び低域成分に割当てる配分手段と、前記テレビジョン信
号のキャリア周波数として現行放送のキャリア周波数と
は異った周波数に指定するキャリア周波数指定手段とを
具備したものである。
ここでテレビジョン信号の低域部と高域部を分離したの
ち周波数多重を行う際C1前記低域部のスペクトルを上
下反転しテレビジョン信号の低域成分をテレビチャンネ
ルの最下端に配置することにより現行NTSに放送との
同一チャンネル混信特性を改善することができる。
またテレビジョン信号を低域成分と高域成分に分離し、
前記低域成分をVSB−AM変調し、高域成分はアナロ
グ変調したのち高域変調成分の周波数を反転させ、低域
変調成分との間に間隔を設けて周波数多重することによ
り、現行NTSC放送との同一チャンネル混信特性を改
善することができる。
さらに、テレビジョン信号を周波数低域成分と高域成分
に分割し、前記低域成分をディジタル変調すると共に前
記高域成分をアナログ変調し、両変調領域の間に周波数
ギャップを設けて周波数多重することにより現行NTS
C放送との同一チャンネル混信特性を改善することがで
きる。
本発明に係る受信側は、現行テレビジョン放送のチャン
ネル割当ての空チャンネルを利用して行なわれるテレビ
ジョン放送を受信する受信機の混信妨害除去を行うもの
であって、 1)現行放送(NTSC)の映像キャリア近傍を受信帯
域から除外する(空白領域とする)。
2)除外しない周波数領域(空白領域の上および下)を
受信することにより、希望信号を復調する。
ものである。
〔作 用〕
本発明によれば、変調信号のスペクトルを操作すること
により、同一チャンネルで放送される現行NTSC放送
波との間に生ずる混信妨害を軽減し、空きチャンネルを
利用したHDTVなどの放送が可能となる。
また本発明によれば、HDTV信号におけるvSB−A
M変調波の上側波帯の低域(OC〜I MHz程度)部
を帯域消去フィルタ(以後BEFとする)を用いて除去
し、低域部の情報は下側波帯のみで伝送することができ
る。また、BEFによりスペクトルが除去された周波数
領域に同一チャンネルのNTSC放送波の映像キャリア
が入るように、HDTV変調波のスペクトルを配置する
。このようにすることにより、同一チャンネルとなるN
TSC放送波と)IDTV放送波の低域成分とによる混
信を軽減することができる。−数的にテレビ信号のエネ
ルギーは低域に集中しているので、その軽減効果は大と
なる。
そして、下側波帯スペクトルを左右反転し、+10TV
放送波の低域成分をチャンネルの最下端に配置すること
により、さらに混信妨害を10〜15dB改善すること
ができる。
さらに本発明では、テレビジョン信号を低域成分と高域
成分の2つの周波数成分に分離し、低域成分については
ディジタル変調し、高域成分についてはアナログ変調し
、チャンネル内で周波数多重するとき、同一チャンネル
におけるNTSC放送の映像キャリアがIIDTV放送
のディジタル変調領域とアナログ変調領域の間に配置す
るよう両変調領域の間に周波数ギャップを設ける。この
ことにより、NTSG放送から!IDTV放送への混信
妨害の主要因となるNTSC低域成分スペクトルが存在
しなくなるので、妨害は軽減される。
一方、II D T V放送からNTSC−放送への妨
害の主要因であるIIDTV低域成分は、ディジタル変
調領域としてチャンネル最下端に配置されるので、NT
SC受像器に含まれる受信フィルタによって減衰され、
NTSC放送への妨害も軽減される。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図は、本発明を適用した変調器および復調器のその
他の実施例を示す系統図である。本実施例では、製作を
容易にするため、BEFをLPF(ローパスフィルタ)
とBPF (バンドパスフィルタ)で構成しているが、
VSB−AM変調器とBEFを用いても構成は可能であ
る。
第1図(八)に示した変調器では、人力テレビジョン信
号の低域成分と高域成分を別々に処理する。低域成分は
LPFにより取り出され、周波数f。
のキャリアで変調された後、BPFIにより下側波帯の
みが取り出される。高域成分については、LPFの入出
力差分として得られ、低域成分と同じキャリアで変調さ
れた後、BPF2により上側波帯が取り出される。そし
て、両成分が周波数多重される。
第1図(B)に示した復調器の動作は、第1図(A) 
 に示した変調器と逆の動作となる。ここで、同期復調
に用いるキャリアは、PLL回路69により再生される
第1図に示した変調器および復調器を用いてII D 
T V信号を伝送する場合に、同一チャンネルのNTS
C放送波との間に生じるチャンネル妨害の様子を第2図
に示す。
まず、IIDTV放送波からNTSC放送波への妨害に
ついて述べる。妨害の主要因となるIIDTV放送波の
低域成分は、NTSC受像器に含まれているナイキスト
フィルタにより10dB程度減衰されるため、妨害は軽
減される。但し、音声信号帯域には)IDTV放送波の
最高域成分が混入するが、その成分は小さいため、妨害
とはならない。
これとは逆に、NTSC放送波からIIDTV放送波へ
の妨害では、NTSC放送波の低域成分は第1図(B)
に示した1IPF71により除去されるため、妨害は著
しく減小する。また、NTSC放送波における音声キャ
リアからの妨害は、LPF2により減小する。
第3図は、その他の実施例による変調器および復調器を
示す。第3図に示す本実施例では、同期復調を簡単にす
るため2波のキャリアを用いている。
第3図(^)において、低域成分は周波数f0のキャリ
アで変調された後、BPFIによりSSB信号となる、
この際、キャリアは残し、復調器での同期検波を容易に
する。高域成分はflのキャリアで変調された後、BP
F2により上側波帯のみが取り出される。この場合にも
キャリアは残る。高域成分から見てf、はDCに対応す
る周波数である必要がある。両成分は、最後に、周波数
多重される。
第3図(B)に示した復調器の動作は、変調器と逆の動
作となる。ここで低域成分は、foのキャリアを第1の
PLL回路94により再生することにより、同期検波さ
れる。第1のLPF87はイメージ。
妨害波、f、のキャリアを除去する働きがある。高域成
分は、第2のPLL回路95により再生されたf1キャ
リアにより同期検波される。第2のLr’F90は、同
期検波により生じるイメージを除去する。
さらに、第3のLPF91は妨害成分を除去する。そし
て、周成分は最後に加えられる。
第4図は、tlDTV放送波を第3図に示した変調器お
よび復調器で伝送する場合に生じる、同一チャンネル混
信の様子を示す。
HDTV放送波からNTSC放送波への妨害の場合には
、IIDTV放送波の低域成分がNTSC受像器のナイ
キストフィルタで20dB程度減衰される。f、による
妨害については、キャリアレベルを下げることとflを
精密オフセット周波数にすることにより、その妨害の程
度は小さくなる。
これとは逆に、NTSC放送波から1(DTV放送波へ
の妨害は、第1図に関して説明したとおりであり、改善
効果も同程度となる。
第5図は、その他の実施例による変調器および復調器を
示す。第3図に示した実施例ではキャリアを2波用いた
が、本実施例のようにf0波のみでも復調可能である。
この場合、高域成分の変調キャリアと低域成分の変調キ
ャリアの周波数差(Δf)に相当する正弦波を、垂直帰
線期間中の空きライン(低域成分)にバースト状に多重
する。
第5図(B)に示す復調器側では、最初に第1のPLL
回路123によりfoを再生し、低域成分を同期復調す
る。Δfのバーストも復調され、このバーストパターン
を検出し、ゲート信号を作り、第2のPLL回路127
により間欠的に局部発振器の位相制御をすることにより
Δfを連続波として再生する。次にΔfとfoを乗算し
、第5図のBPF130によりf。+Δfを取り出すこ
とにより、高域成分を同期復調する。
このようにすると、低域成分と高域成分の周波数アロケ
ーションを比較的自由に調整することができる。また、
妨害の軽減とフィルタの遮断特性はトレードオフの関係
にあるが、これを最適化することができる。
混f3妨害の様子は、f、を除いて第4図の場合とほぼ
等しい。
第1図〜第5図に関して述べた実施例はII D T 
Vに限らず、他のテレビ信号にも適用可能である。
第6図は本発明を通用した変調器の一実施例を示す。1
は低域フィルタであり、映像信号の低域成分を通過させ
る。2は減算器、3は変調器、4は高域成分を変調する
キャリアと低域成分を変調するキャリアの差周波数を発
振する発振器(発振周波数をflとする。)、5は周波
数を172に分周する分周回路、6は加算器、7は変調
器、8は周波数変換器、9はIF周波数の発振器(発振
周波数をflとする。)、10は合成器、11は5AI
I g域フィルタである。
本変調器に入力されたベースバンド信号は、低域フィル
タ1により、低域成分信号aが取り出される。これと同
時に、この低域成分信号aをもとのベースバンド信号か
ら差し引くことにより、高域成分信号すが作り出される
低域成分信号aは変調器3に入力されて周波数f、で変
調され、受信側で高域成分の復調を容易とするため例え
ばf、の2分の1の周波数の信号が加′j′f器6によ
り付は加えられる。この後に、周波数変換器8により、
搬送波の周波数がf、+f、となるように周波数変換さ
れ、合成器10に加えられる。
一方、高域成分信号すは変調器7により周波数f2で変
調され、合成器10に加えられる。
合成された低域成分信号および高域成分信号は、それぞ
れの搬送波の両側に側波帯を持っているので、SAWフ
ィルタ11により一方の側波帯を除去して、テレビジョ
ンIF信号とする。
第7図は第6図に示した変調器の各部のスペクトルを示
したものである。ここで、SAWフィルタ11の特性は
同図(E) e破線として示しである。
本変調器により変調されたHDTV信号は、放送チャン
ネルC周波数変換して放送され、受信機で復調される。
受信機側のIF周波数帯に於いて、本変調器によるII
)TV変調信号と、同一チャンネル現行放送による妨害
波の周波数の関係を第8図に示す。
本実施例では、現行放送におけるスペクトルのエネルギ
ーが集中している映像搬送波周辺の周波数領域を利用し
ていないので、現行NTSC放送からHDTV放送への
同一チャンネル間の混信妨害は軽減される。
またこれとは逆に、本実施例によるIIDTV放送が現
行NTSC放送に与える妨害については、次のとおりで
ある。IIDTV放送のエネルギーが集中しているチャ
ンネル上端の周波数領域は、現行NTSC受像機に含ま
れているIFフィルタのナイキスト特性により減衰され
るので、画面への妨害は物理的に軽減される。
さらに、現行放送ならびにl11)TV放送におけるエ
ネルギーの高い低域成分が、互いに、相手方の高域周波
数への妨害となることがあげられる。しかし、人間の視
覚は高い周波数の妨害に対して感度が低いので、本実施
例における視覚的な改善効果として、混信妨害は軽減さ
れることになる。
次に、第9図を参照して、変調信号の復調器の一実施例
を説明する。
第9図において、12は低域成分の搬送波周波数(f+
 +f、 )に位相・周波数を同期させた信号を発生ず
るPLL発振回路である。13は掛算器、14=は低域
成分を取り出すための低域フィルタ、15はパイロット
信号に位相・周波数を同期させるためのPLL発振回路
、16は周波数2逓倍回路、17は掛算器を用いた周波
数変換回路、18は掛算器を用いた復調回路である。
19は低域フィルタであって、復調後の信号から高域成
分のみをろ波する。20は減算器、21は振幅調整回路
、22は信号合成器、23は帯域フィルタである。
第9図に示した復調器は、以下の通り動作する。
まずIP信号の一部分をPLL回路12に入力する。
このことにより、入力信号に位相同期して、周波数がf
、+f2の再生キャリアを作る。この再生キャリアと、
人力IF信号を掛算器13に加え、低域フィルタ14を
通過させると、ベースバンドでの低域信号成分が復調さ
れる。
掛算器13の出力にはパイロット信号が含まれているの
で、これをPLL回路15で抜き出し、周波数逓倍回路
16により2逓倍して周波数f、の信号を得る。この信
号とPLL回路12の出力信号とを掛算すると、周波数
f2の成分が生じるので、これを帯域フィルタ23によ
り抜き出し、人力信号と掛算して同期検波する。
同期検波した信号を低域フィルタ19(周波数4 MH
z)に通すと、高域成分信号が得られる。この高域成分
信号にはパイロット信号が含まれているので、PLL回
路15の出力を振幅調整器21により振幅調整して減算
器20に加え、パイロット信号を打ち消す。
パイロット信号とPLL回路15の出力信号の位相差は
、入力信号の周波数が変動しても常に一定値に保たれて
いるので、位相調整回路は必要ない。
合成器22により、低域成分信号と高域成分信号が合成
されて、ベースバンド全帯域信号となる。
なお、第6図ないし第9図に示した変復調方式はIID
TV等の信号の他に、現行放送あるいは米国のATV信
号についても適用可能である。
また、高域成分の変調としては、ここに例示したSSB
変調の他に、直交変調によっても、同様な妨害軽減効果
を得ることができる。
また別の実施例として、第10図(^)は本発明を適用
した変調器を、第1O図(B)は本発明を適用した復調
器の一実施例を示す、第11図は第1O図に示した各部
信号(a)〜(k)の1次元スペクトルを示す、第12
図には、第10図に示した各フィルタF1゜F、、F、
の特性を示す。
変調処理時において、第11図(a)に示される帯域幅
f、の変調信号を、第12図(^)に示すLPF特性を
有するフィルタFに人力し、第11図(b)で示す低域
成分を得る。
一方、第1θ図に示した信号(a)と(b)の差をとる
ことにより、第11図(C)に示す高域成分を得る。低
域成分については、ディジタル変調器31によって変調
する。このとき、搬送波をfl、伝送帯域幅をB、とし
、PSKあるいはQAM等のディジタル変調をした場合
のスペクトルは第11図(d)となる。
他方、高域成分はアナログ変調器34によって搬送波f
2で変調し、第11図(e)あるいは(e′)のスペク
トルを得る。
第10図に示した信号(C)をそのままf2で直交変調
すると第11図(e)のスペクトル(なるが、13号(
c)をfcだけ低域側に周波数シフトして信号(e′)
とした後に変調すると、(e′)で示すスペクトルとな
り、所要帯域幅は少なくなる。
ここでは、直交変調を一例として示したが、SSBでも
同等である。
最後に、ディジタル変調波(d)  とアナログ変調波
(e)あるいは(e′)を合わせて、第11図(f)あ
るいは(f′)のスペクトルを有する被変調信号を得る
2つの搬送波り、f2はディジタル変調信号(d)とア
ナログ変調信号(e)あるいは(e′)の間の周波数ギ
ャップの中に同一チヤンネルNTSC波の映像搬送波が
対応するように選ぶ。
復調処理時においては、被変調信号(f)あるいは(f
′)は、BPF特性を有する2つのフィルタF2 、F
、あるいはF、′ によってディジタル変調波(g) 
とアナログ変調波(h)あるいは(h′)に変換される
ディジタル変調波はディジタル復調器13によって復調
され、低域成分信号(i) となる。また、アナログ変
周波はアナログ復調器14によって復調され、第11図
に示す(j)あるいは(j′)となる。ここで、(j′
)はfcだけ高域側へ周波数シフトされ、高域成分U)
  となる。そして、低域成分(+)と高域成分(j)
が合わされ、復調信号(k)が得られる。
なお、第1O図ないし第12図に関して述べた実施例は
、IIDTV放送に限られることなく適用できるのは勿
論である。
第13図は、第1O図〜第12図に示した実施例を用い
てIIDTV信号を伝送する場合に、同一チャンネルの
NTSC放送波との混信の様子を示す図である。第13
図に示した例では、アナログ変調器として直交変調器を
用いた場合のスペクトル分布を示している。
+IDTVHDTV放送波SC放送波への混信妨害につ
いては、■本来妨害の主要因となる低域成分はディジタ
ル変調されチャンネル最下端に配置されており、NTS
C受像器の受信フィルタによって減衰されること:■デ
ィジタル変調後のパワーを誤まりが生じない程度に下げ
ること:により妨害は軽減される。
また、NTSC放送波からIIDTVHDTV放送波妨
害については、次のとおりである。妨害の主要因である
低域成分は、IIDTVHDTV放送波ディジタル変調
成分とアナログ変調成分との間の周波数ギャップの周波
数に相当し、HDTV放送波の受信フィルタF2.F3
あるいはF 、l  によって除去されるため、妨害と
ならない。但し、除去され得ない中低域成分はディジタ
ル変調成分への妨害となるが、ディジタル誤りを生じな
い限り、問題とはならない。
以上のように上述した実施例によれば、ライン周波数、
フィールド周波数が異なる信号であっても、同一チャン
ネル間の混信を軽減することができる。また、フレーム
ロックも必要とされない。
(発明の効果) 以上説明したとおり本発明によれば、現行放送の空きチ
ャンネルを利用してHDTV地上放送などを行う際にも
、その空きチャンネルと同一のチャンネルで放送されて
いる他の現行テレビ放送との混信を極力軽減させること
が可能となる。
このことにより、現行NTSC方式で同一チャンネル混
信を防ぐために使用されなかった周波数についても、新
たにチャンネルの割付けをすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した一実施例による変調器および
復調器を示すブロック図、 第2図は第1図に示した実施例を用いた場合の妨害軽減
の様子を示す図、 第3図はその他の実施例による変調器および復調器を示
すブロック図、 第4図は第3図に示した実施例を用いた場合の妨害軽減
の様子を示す図、 第5図はその他の実施例による変調器および復調器を示
す図、 第6図は本発明を適用した変調器のその他の一実施例を
示すブロック図、 第7図は本発明を適用した変調器の各部のスペクトルを
示す図、 第8図は第6図および第7図に示した実施例による変調
信号と現行NTSC信号とのスペクトル関係を示す図、 第9図は第6図に示した変調器による変調信号を復調す
る復調器の一実施例を示すブロック図、第10図はその
他の実施例による変調器および復調器を示すブロック図
、 第11図は第1O図に示した各部の信号スペクトルを示
す図、 第12図は第1O図に含まれる各フィルタの特性を示す
図、 第13図は第1O図に示した実施例を用いた場合の混信
妨害の軽減状態を示す図である。 1・・・低域フィルタ、 2・・・減算器、 3・・・変調器、 4・・・発振器(f、)、 5・・・分周回路、 6・・・加算器、 7・・・変調器、 8・・・周波数変換器、 9・・・発振器(f、)、 10・・・合成器、 11・・・SAW帯域フィルタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)現行放送の映像キャリア周波数近傍を空白領域とし
    て指定する領域指定手段と、 前記空白領域の上および下の周波数領域をそれぞれ伝送
    すべきテレビジョン信号の高域成分および低域成分に割
    当てる配分手段と、 前記テレビジョン信号のキャリア周波数として現行放送
    のキャリア周波数とは異った周波数に指定するキャリア
    周波数指定手段と を具備したことを特徴とするテレビジョン信号の伝送方
    式。 2)テレビジョン信号の低域部と高域部を分離したのち
    周波数多重する際に、前記低域部をVSB−AM変調し
    たのちスペクトルを上下反転し、テレビジョン信号の低
    域成分をテレビチャンネルの最下端に配置することを特
    徴とするテレビジョン信号の伝送方式。 3)テレビジョン信号を低域成分と高域成分に分離し、
    前記低域成分をVSB−AM変調し、高域成分はアナロ
    グ変調したのち高域変調成分の周波数を反転させ、低域
    変調成分との間に間隔を設けて周波数多重することによ
    り、現行NTSC放送との同一チャンネル混信特性を改
    善することを特徴とするテレビジョン信号の伝送方式。 4)変調信号を周波数低域成分と高域成分に分割し、前
    記低域成分をディジタル変調すると共に前記高域成分を
    アナログ変調し、両変調領域の間に周波数ギャップを設
    けて周波数多重することを特徴とするテレビジョン信号
    の伝送方式。
JP1282943A 1989-11-01 1989-11-01 テレビジョン信号の伝送方式 Pending JPH03145886A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1282943A JPH03145886A (ja) 1989-11-01 1989-11-01 テレビジョン信号の伝送方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1282943A JPH03145886A (ja) 1989-11-01 1989-11-01 テレビジョン信号の伝送方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03145886A true JPH03145886A (ja) 1991-06-21

Family

ID=17659123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1282943A Pending JPH03145886A (ja) 1989-11-01 1989-11-01 テレビジョン信号の伝送方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03145886A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10674612B2 (en) 2014-11-18 2020-06-02 Hitachi Chemical Company, Ltd. Semiconductor device and manufacturing method therefor, and resin composition for forming flexible resin layer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10674612B2 (en) 2014-11-18 2020-06-02 Hitachi Chemical Company, Ltd. Semiconductor device and manufacturing method therefor, and resin composition for forming flexible resin layer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5946048A (en) Network device for handling digital data over a TV channel
US5946047A (en) Network system for handling digital data over a TV channel
CA2095435C (en) Vsb hdtv transmission system with reduced ntsc co-channel interference
US4944032A (en) Multiplex signal processing apparatus
US5214501A (en) Method and apparatus for the transmission and reception of a multicarrier high definition television signal
US6377314B1 (en) Methods and apparatus for transmitting analog and digital information signals
KR910004569B1 (ko) 텔레비젼의 음성스테레오 수신방법 및 그 장치
US4543598A (en) Color television systems
JPS594287A (ja) カラ−テレビジヨン伝送方式
JPS62217781A (ja) ビデオ信号処理装置
JPH03145886A (ja) テレビジョン信号の伝送方式
KR960003036B1 (ko) 텔레비젼 음성 다중신호를 위한 복조회로
JPS6346084A (ja) テレビジヨン信号の伝送方式
US5061999A (en) Multiplex signal processing apparatus
JP2821116B2 (ja) 伝送信号送信方法および装置
JP2957885B2 (ja) 同期型テレビ変復調装置の搬送波供給方式
JP2702912B2 (ja) 伝送信号送信方法および装置
JPH0681302B2 (ja) 多重信号処理装置
JP2713723B2 (ja) テレビジョン信号伝送方式とその受信装置
CA1331806C (en) Apparatus with an inverse nyquist filter for processing vestigial multiplex signals in quadrature
JPS6284632A (ja) 信号多重装置
GB2112245A (en) Colour television systems
JPS63114391A (ja) カラ−テレビジヨン信号伝送方式
JPS63311897A (ja) テレビジョン方式
JPH04506891A (ja) Am情報を保持する副搬送波乗算方法