JP2713723B2 - テレビジョン信号伝送方式とその受信装置 - Google Patents

テレビジョン信号伝送方式とその受信装置

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JP2713723B2 JP63078261A JP7826188A JP2713723B2 JP 2713723 B2 JP2713723 B2 JP 2713723B2 JP 63078261 A JP63078261 A JP 63078261A JP 7826188 A JP7826188 A JP 7826188A JP 2713723 B2 JP2713723 B2 JP 2713723B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ADTV(Advanced Definition Televisio
n)方式に係り、例えば従来のNTSC方式用受信装置に対
して両立性を保ちながら、より広帯域なテレビジョン信
号を伝送する方式およびその受信装置に関するものであ
る。
(発明の概要) この発明は、ADTV方式に関するもので、例えば従来の
NTSC方式では伝送帯域外となる4.2MHZ以上の高域成分を
有するテレビジョン信号からこの高域成分を分離し、こ
の成分を変調後の下側波帯が音声搬送波以上の周波数帯
に来るような搬送波で変調し、この変調後の下側波帯の
みを4.2MHZ以下の低域成分に加算して伝送信号としてい
る。
かくすることにより現行のNTSC方式の送受信設備の高
周波段をほとんど変更することなく、かつNTSC方式の受
信装置に対する両立性を保ちながら高周波帯域連続9MHZ
のチャンネルで広帯域なテレビジョン信号を伝送でき
る。
(従来の技術) この種技術に相当する従来技術は見当らない。
(発明が解決しようとする問題点) 例えば、従来のNTSC方式は4.2MHZの映像信号帯域のす
ぐ上の4.5MHZに音声搬送波があるため、単に高周波帯域
連続9MHZでのチャンネルが与えられたとしても、そのま
までは従来のNTSC方式受信装置に対して映像、音声双方
の両立性を保ちながらより広帯域なテレビジョン信号を
伝送することはできなかった。また、従来の高周波帯域
6MHZの信号に付加帯域3MHZ分の信号を高周波段で混合す
る方式は、現行の送受信設備の大幅な変更を必要とする
欠点を有する。
従って本発明の目的は、上述の欠点を解決し、送受信
設備の変更を最小限に抑え、かつ従来のNTSC方式受信装
置に対する映像、音声の両立性を保ちながら、より広帯
域なテレビジョン信号を伝送する方式およびその受信装
置を提供せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するため、本発明テレビジョン伝送方
式は、広帯域テレビジョン信号を既存の従来方式の伝送
帯域以下の低域成分とそれ以上の高域成分とに分離し、
この高域成分を変調後の下側波帯域が音声搬送波以上の
周波数帯に来るような搬送波で振幅変調し、変調後の下
側波帯のみを抽出して前記低域成分に加算して伝送信号
を形成することを特徴とするものである。
また本発明受信装置は、前記伝送信号を受信する伝送
装置において、前記伝送信号を音声搬送波以下の低域成
分とそれ以上の高域成分とに分離する手段と、該高域成
分を送信側に同期した搬送波で復調する手段と、復調し
た信号を前記低域成分に加算する手段とを具えたことを
特徴とするものである。
(実施例) 以下添付図面を参照し実施例により本発明を詳細に説
明する。
第1図に本発明に係る送信側の実施例により構成ブロ
ック線図を示す。
第1図において入力信号は映像信号と音声信号であ
り、映像信号は例えば広帯域なNTSC信号である。このNT
SC信号は4.2MHZ LPF(低域通過フィルタ)1と4.2〜6.5
MHZ BPF(帯域通過フィルタ)2によりNTSC伝送路の帯
域である4.2MHZ以下の低域成分とそれ以上の高域成分に
分離される。BPF2の出力である高域成分は変調器3にお
いて周波数が22/7fsc(fscはNTSCの色副搬送波)の搬送
波で振巾変調される。これにより4.2〜6.5MHZの高域成
分は、22/7fscがほぼ11.3MHZであるので4.8〜7.1MHZ
帯域に下側波帯、15.5〜17.8MHZの帯域に上側波帯を生
じる。このうち下側波帯のみを7.1MHZ LPF4で取り出
し、低域成分とレベルを合わせるために乗算器5で2倍
した後、加算器6で低域成分であるLPF1の出力と加算さ
れる。この加算器6の出力がベースバンドにおける映像
伝送信号となる。
加算器6の出力はVSB−AM変調器7でfVを映像搬送波
としてNTSC信号と同様に変調される。この変調器7は本
装置の高周波帯域を従来の6MHZから9MHZに変更するだけ
で従来の変調器がそのまま使用できる。音声信号はFM変
調器9においてNTSCと全く同様にfA=fV+4.5MHZを音声
搬送波としてFM変調され、加算器8で変調された映像信
号に加算される。そして加算器8の出力が本発明の伝送
信号となる。
第2図に本発明に係る受信側の実施例構成ブロック線
図を示す。第2図において入力信号である伝送信号は音
声ノッチフィルタ10と音声BPF18により映像、音声が分
離され、音声BPF18の出力である音声信号はNTSCにおけ
ると全く同様にFM復調器19でベースバンドの音声信号に
復調されて音声信号出力となる。音声ノッチフィルタ10
の出力である映像信号はVSB−AM復調器11でベースバン
ドに復調される。復調器11は高周波帯域を6MHZから9MHZ
に変更するだけで従来の復調器がそのまま使用できる。
復調器11の出力は4.5MHZ LPF12と4.5〜7.5MHZ BPF13に
より、音声搬送波fAのベースバンド相当の周波数である
4.5MHZを境にしてそれ以下の低域成分とそれ以上の高域
成分に分離される。BPF13の出力である高域成分は復調
器14において送信側に同期した22/7fscの搬送波で復調
される。復調された信号は7MHZ LPF15で同期検波により
生じる2倍の周波数成分を取り除き、低域成分とレベル
をあわせのため乗算器16で2倍された後、加算器17で低
域成分と加算される。加算器17の出力が映像信号出力と
なる。
第3図に第1図示の回路による伝送信号のスペクトル
を示す。横軸の周波数fは映像搬送波fVの周波数を0と
してそれに対するオフセットで表示されている。まず−
1.25〜4.5MHZの周波数帯にある映像信号および4.5MHZ
音声搬送波fA(およびその側波帯)は従来のNTSC信号と
全く同じ信号である。このため従来のNTSC受信装置に第
3図示スペクトルの伝送信号を入力しても、通常の受信
装置のIF(中間周波数)段などでfV+4.5MHZ以下の帯域
に制限されるので、従来と全く同様に画像が再生され両
立性に関しては問題はない。一方第2図示の本発明方式
による受信装置では4.5〜7.75MHZに分布する付加信号帯
域の信号(付加信号)を正しく処理して広帯域な映像信
号を再生することになる。この伝送信号の高周波帯域は
図のように9MHZである。
第4図に示したスペクトル図の実線は従来の高周波6M
HZ帯を使用するNTSC信号のスペクトルであるが、本発明
によらず単純に映像信号帯域を広げようとすると、図の
点線領域uのようになり音声搬送波とクロストークを生
じてしまうので使用できない。また、図の一点鎖線領域
vのように高周波帯域の下側に付加信号帯域を配置させ
ると、通常のVSB−AM変調器の高周波帯域を下側に広げ
ただけでは、図のような結果を生じる変調を実現でき
ず、復調においても従来の復調器の帯域を広げただけで
は付加信号と主信号がクロストークを生じてしまう。従
ってこの方法では送受信側共に高周波段の大きな変更を
必要とする。
第5図示スペクトルは本発明による信号スペクトルの
処理を説明するためのものである。同図(a)は第1図
示構成図の4.2MHZ LPF1と4.2〜6.5MHZ BPF2の特性例を
示している。この2つのフィルタは4.2MHZを中心に相補
的な特性にしておけば、本発明方式による送受総合の伝
送特性は6.5MHZまでフラットな特性となり得る。同図
(b)は送信側における変調の状況を示すものである。
原信号のスペクトルが6.5MHZまでの帯域を有する同図の
成分dと成分eの成分からなるものとすると、4.2MHZ
上の成分eのみが22/7fscの搬送波で振巾変調され、そ
の下側波帯が4.8〜7.1MHZに現われる。図には示されて
いないが、不要な15.5〜17.8MHZに現われる上側波帯を
おとすため、第1図示構成図の7.1MHZ LPF4により第5
図(b)のように帯域制限を行なった後、低域成分dに
下側波帯を2倍した信号(第5図(b)図示の成分f)
を加算すれば、本発明方式の伝送信号となる。
受信側では第5図(c)に示すように、伝送信号中の
主信号すなわち低域成分dと付加信号fを、例えば同図
に重ねてかいたような特性の第2図示構成図における4.
5MHZ LPF12と4.5〜7.5MHZ BPF13で分離し、成分fを送
信側に同期した22/7fscの搬送波で復調してもとの高域
成分gを得る。このとき、成分gは低域成分dとのレベ
ルを合わせるため2倍されており、また同期検波により
生じる2倍の周波数成分以上をおとすため、例えば同図
に重ねてかいたような第2図示構成図における7M HZ LP
F15で帯域制限されている。成分gと成分dを加算すれ
ば送信側の入力信号と同等な6.5MHZ帯域の映像信号が得
られる。
高域成分を変調するための搬送波を22/7fscに選んだ
のは、適当な周波数値を持つこととfscに対して簡単な
整数比をすることにより、受信側の位相同期が容易にな
るためである。また、本発明において前記搬送波により
変調された後の下側波帯を利用するのは、上側波帯を利
用する方式では実用上不利な点が生じるためである。例
えば第6図に示すように、高域成分の搬送波として2/7f
scを利用すれば変調後の上側波帯hは5.2〜7.5MHZとほ
ぼ適当な周波数帯に現われるが、下側波帯kが3.2〜5.5
MHZに現われ上側波帯とクロストークを生じてしまう。
原信号帯域を6MHZ程度に制限すれば一応下側波帯と上側
波帯は分離するが、その周波数間隔が狭く、分離にはか
なり急峻な特性のフィルタが要求される。搬送波周波数
を若干変更すればこの問題はやや緩和されるが伝送帯域
は6MHZより狭くなってしまう傾向がある。すなわち本発
明方式のように下側波帯を利用する方式の方が実用上有
利である。
本発明はここに示した以外の搬送波周波数や周波数規
格、走査規格の異なる他のテレビジョン信号にも利用で
きる。例えばPAL,SECAM方式信号などにも使用できるこ
とは当業者に容易に理解できよう。さらにまた、本発明
は従来規格に準拠しないテレビジョン信号であっても、
このテレビジョン信号がNTSC信号と両立性を有する信号
であるとき、例えばEDTVやエンハンスドテレビジョンの
信号などにも使用できるものである。
(発明の効果) 以上詳細に述べてきたように本発明によれば、現行テ
レビジョン方式の送受信設備の変更を最小限に抑え、か
つ従来の受信装置に対する映像、音声の両立性を保ちな
がらより広帯域な映像信号を有するテレビジョン信号を
伝送することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、本発明に係る送信側および受信側の
実施例構成のブロック線図をそれぞれ示し、 第3図、第4図は本発明および従来例の伝送信号スペク
トルの例をそれぞれ示し、 第5図、第6図は、本発明方式および本発明以外の方式
の動作を説明するスペクトル例をそれぞれ示す図であ
る。 1,4,12,15……LPF(低域通過フィルタ) 2,13,18……BPF(帯域通過フィルタ) 3……AM変調器、5,16……乗算器 6,8,17……加算器、7……VSB−AM変調器 9……FM変調器、10……音声ノッチフィルタ 11……VSB−AM復調器、14……AM復調器 19……FM復調器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】広帯域テレビジョン信号を既存の従来方式
    の伝送帯域以下の低域成分とそれ以上の高域成分とに分
    離し、この高域成分を変調後の下側波帯域が音声搬送波
    以上の周波数帯に来るような搬送波で振幅変調し、変調
    後の下側波帯のみを抽出して前記低域成分に加算して伝
    送信号を形成することを特徴とするテレビジョン信号伝
    送方式。
  2. 【請求項2】請求項1記載の伝送信号を受信する受信装
    置において、前記伝送信号を音声搬送波以下の低域成分
    とそれ以上の高域成分とに分離する手段と、該高域成分
    を送信側に同期した搬送波で復調する手段と、復調した
    信号を前記低域成分に加算する手段とを具えたことを特
    徴とするテレビジョン信号受信装置。
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JPS6032493A (ja) * 1983-08-03 1985-02-19 Hitachi Ltd 高精細テレビ信号のための変換装置

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