JPH0681302B2 - 多重信号処理装置 - Google Patents

多重信号処理装置

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JPH0681302B2
JPH0681302B2 JP63286174A JP28617488A JPH0681302B2 JP H0681302 B2 JPH0681302 B2 JP H0681302B2 JP 63286174 A JP63286174 A JP 63286174A JP 28617488 A JP28617488 A JP 28617488A JP H0681302 B2 JPH0681302 B2 JP H0681302B2
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誠司 坂下
浩明 尾関
一平 神野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は衛星放送や衛星通信に利用することができる。
多重信号処理装置に関する。
従来の技術 従来の衛星放送では音声副搬送波が5.73MHzに配置して
あるため映像信号や約4.5MHz程度であり、その映像信号
と音声副搬送波を周波数多重して変調信号として主搬送
波を角度変調して伝送していた。これについては衛星放
送受信機(その1目標定格)衛星放送受信技術調査報告
書、第1部、財団法人、電波技術協会(昭和58年6月)
に述べられている。
以下、図面を参照しながら、上述した従来の衛星放送の
変調信号の生成から再生までを説明する。第36図は従来
の衛星放送の送受信について表した図である。端子1か
ら音声信号を、端子9からは映像信号を入力して、音声
信号は音声変調信号変換部2によってアナログ信号から
ディジタル信号に変換され、PCM信号となって音声副搬
送波変調部3に供給されて4相PSK変調後、周波数多重
部154に入る。音声副搬送波の周波数は5.73MHzで、その
占有周波数帯域幅は1.3MHzである。周波数多重部154で
は4相PSK変調された音声副搬送波と映像信号が周波数
多重されて変調信号となって主搬送波角度変調部5に入
る。角度変調された主搬送波端子6より出力される。
角度変調された主搬送波端子10より入った主搬送波復調
部11で復調されて変調信号を再生される。再生された変
調信号は変調信号分離部153で映像信号と音声副搬送波
に周波数分離されて映像信号は端子18より出力される。
一方音声副搬送波は音声副搬送波復調部13で復調後、音
声信号再生部でディジタル信号からアナログ信号に変換
後、端子17から取り出される。
第37図は従来の変調信号のスペクトラムを表わした図で
あり、映像信号は4.5MHzまで存在しており、音声副搬送
波は5.73MHzを中心として帯域幅1.3MHzの分布をしてい
る。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような変調方式では、映像信号は4.
5MHzまでしか伝送できず、それ以上に拡張すると音声副
搬送波の側波帯が約5MHzから6.4MHzの範囲に存在するの
でスペクトラムが重なり大きな妨害を与える。ところが
最近、高画質化の技術が開発されていく中で解像度向上
やアスペクト比拡大の実現が検討しており、そのために
は周波数帯域を拡大して映像信号の情報量を拡大する必
要がある。そのために高精細信号を伝送する方式として
帯域圧縮方式のMUSEやMACが開発されている。これにつ
いてはニッケイ エレクトロニクス(NIKKEI ELECTRONI
CS)1987.11.2(No.433)pp189−212,ニッケイ エレク
トロニクス(NIKKEI ELECTRONICS)1987.8.10((No.42
7)pp97−112に述べられている。しかしながら、これら
の方式は従来の衛星放送受信機では受信できないのでこ
の放送を行なっている時は映像を楽しむことができな
い。そのため従来の受信機に妨害を与えずに従来通りの
受信ができ、さらに高精細化やアスペクト比拡大化が図
れるような信号伝送装置が必要であった。
本発明は、高精細化やアスペクト比拡大化の映像信号を
従来の衛星放送受信機に妨害を与えることなく伝送する
ことを可能とする多重信号処理装置を提供することを目
的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の多重信号処理装置
は映像信号を従来の伝送方式と同じ映像信号と高精細化
またはアスペクト比拡大化の情報を含む多重信号に分離
して、多重信号を従来と同様の映像信号と音声副搬送波
と周波数多重する。この時多重信号は周波数変換により
多重変調信号として音声副搬送波より高い周波数帯に配
置する。そのようにしてできた変調信号は主搬送波を角
度変調して衛星放送信号として送出される。受信時には
衛星放送信号の主搬送波を復調して変調信号を取り出
し、それぞれ映像信号と音声副搬送波と多重変調信号に
周波数分離される。多重変調信号から再生した多重信号
は映像信号と合成して高精細化かアスペクト比拡大化し
た映像信号となり出力される。上記の構成により従来の
伝送方式に従来の映像信号以上の高精細化、アスペクト
比拡大の映像信号を伝送することができる。
作用 本発明は上記した方法によって、従来の受信機には実用
上問題となる妨害は発生せず従来受信機との整合性も良
くなる。さらに、多重信号として映像信号の一部分だけ
でなく画像としての情報、例えば動き情報などを乗せる
ことができる新しい伝送路として有効である。
実施例 以下本発明の一実施例による多重信号処理装置について
図面を参照しながら説明する。
第1図において音声信号は端子1より入り音声変調信号
変換手段2によって衛星放送信号で伝送するディジタル
音声に符号化する。さらに音声副搬送波変調手段3によ
って音声副搬送はディジタル音声によってPSK変調され
周波数多重手段4に入力する。一方、映像信号は端子9
より入力し従来信号と同一の帯域幅とアスペクト比を持
った主映像信号とそれ以外の副映像信号に分離する主副
映像信号分離手段8に入る。分離した主映像信号は周波
数多重手段4に入力し、副映像信号は、音声変調信号変
換手段4の標本化周波数を作る基準周波数信号や音声副
搬送派変調手段3の音声副搬送派信号を利用して周波数
多重に適した信号に変換し音声副搬送波よりも高い周波
数帯域に周波数変換する多重変調信号発生手段7に入り
多重変調信号として出力される。その後周波数多重手段
4に入力し前述の主映像信号と音声副搬送波と周波数多
重された変調信号を生成する。周波数多重手段4から出
力した変調信号は主搬送波角度変調手段5で主搬送波を
変調した後、衛星放送信号として端子6より出力され
る。さらに受信時には、この衛星放送信号が端子10に入
り主搬送波復調手段11で変調信号を取り出され、主映像
信号と多重変調信号と音声副搬送波とを周波数分離する
変調信号分離手段12に入る。主映像信号は主副映像信号
合成手段16に入り、多重変調信号は、音声副搬送波復調
手段13の音声副搬送波や音声信号再生手段14のPCMビッ
トクロック信号を利用して副映像信号を取り出す、多重
変調信号復調手段15に入る。その後副映像信号は主副映
像信号合成手段16にはいる。主副映像信号合成手段16で
は主副映像信号を合成して高精細化やアスペクト比拡大
化した映像信号を再生し端子18より出力する。また音声
副搬送波は音声副搬送波復調手段13に入り音声変調信号
を再生し音声信号再生手段14で音声信号に再生され端子
17より出力する。以上のように本実施例では主映像信号
と音声信号は従来と同じ周波数配置になっており、多重
変調信号のみが音声副搬送波より高い周波数帯域に配置
したスペクトラムになっているので多重変調信号と従来
信号がフィルタで分離でき回路構成が簡単になる。さら
に従来の受信機では従来の映像、音声を再生する事がで
きて互換性がある。
第3図は音声変調信号変換手段2と音声搬送波変調手段
3のブロック図を示す。端子1から入った音声信号はAD
変換回路19で符号化される。符号化は標本化周波数の整
数倍の周波数を発生する基準周波数発生回路20で発生し
た基準周波数を周波数変換回路信号41で分周して標本化
周波数である32KHzまたは48KHz得る。符号化したディジ
タル音声信号は信号多重化回路21で独立データ、制御符
号、フレーム同期信号の付加信号を多重し音声副搬送波
発生回路23からの音声副搬送波を4相PSK変調回路22で
変調し、次段の周波数多重手段4へ供給される。この
時、多重変調信号発生手段7へ基準周波数と音声副搬送
波信号が供給される。
また、音声変調信号は、従来の映像信号内に時間分割多
重されて伝送されることもある。
第4図は音声副搬送波復調手段13と音声再生手段14のブ
ロック図を示す。変調信号分離手段12よりディジタル音
声信号で変調した音声副搬送波を4相PSK復調回路24に
入り音声副搬送波再生回路25から供給した信号でPCM信
号に復調されPCM信号処理回路26に入る。PCM信号処理用
のビットクロック再生回路27で発生したクロックによっ
てPCM信号を複合し、DA変換回路28でアナログ音声信号
に変換して端子17から出力する。この時、多重信号復調
手段15へ音声副搬送波再生回路25から音声副搬送波を、
またPCM信号処理用ビットクロック再生回路27からビッ
トクロックを供給している。
第5図は映像信号が従来以上に高精細化の信号を含んで
いる時の主副映像信号分離手段8のブロック図を表して
いる。端子9から入った映像信号は高精細信号を含むた
め第7(a)図の帯域5.5MHzの信号34であり、このうち
第5図に示したローパスフィルタ29で従来の衛星放送の
映像信号と同じ帯域4.5MHzの主映像信号を取り出す。そ
の他の信号、つまり4.5MHzから5.5MHzの信号、はバンド
パスフィルタ30で副映像信号として取り出す。第7
(b)図の信号35は主映像信号で信号36は副映像信号で
ある。主副映像信号に分離した後はそれぞれ主映像信号
が周波数多重手段4へ、副映像信号が多重変調信号発生
手段7に供給される。また、主映像信号内に音声変調信
号が時間分割多重されていることもある。第6図は映像
信号が従来以上のアスペクト比5:3の信号である時の主
副映像信号分離手段8のブロック図を表している。端子
9から入った映像信号は第7(a)図の帯域5.5MHzの信
号34であり、拡大信号分離回路31に入り第8(a)図に
示したアスペクト比4:3の信号とそれ以外の信号に分離
される。アスペクト比4:3の信号は従来の映像信号と同
じであり主映像信号とする。それ以外の信号を副映像信
号とする。主映像信号は5/4倍時間伸長回路32に入力し5
/4倍の時間軸伸長をすると、周波数帯域が4/5倍になり
従来信号と同等の帯域4.5MHzの主映像信号となる。その
他の信号は5倍時間伸長回路33に入力し5倍の時間軸伸
長をすると、周波数帯域が1/5倍になり第8(d)図の
ように帯域1.1MHzの副映像信号となる。第8(b)図の
信号37は主映像信号で第8(d)図の信号38は副映像信
号である。映像信号を主副映像信号に分離した後は、そ
れぞれ主映像信号が周波数多重手段4に、副映像信号が
多重変調信号発生手段7に供給される。
第9図は多重変調信号を生成する第1の実施例である。
第5図で説明した高精細化の信号である副映像信号を多
重変調信号にするために、主福映像信号分離手段8から
取り出した副映像信号は周波数変換回路39で音声変調信
号変換手段2を構成する基準周波数発生回路20から発生
する音声信号標本化周波数である基準信号のよって周波
数変換される。第10(a)図に示すように基準周波数は
12.288MHzであり、これにより、副映像信号は第10
(b)図のように6.79MHzから7.79MHzの音声副搬送波よ
りも高い周波数帯域に変換されフィルタ40で不要な信号
を取り除いた後、多重変調信号として周波数多重手段4
へ供給される。多重変調信号は周波数多重手段で主映像
信号と音声副搬送波と周波数多重されて、第10(c)図
の周波数配置をした変調信号に生成される。
また第6図で説明したアスペクト比拡大化の信号である
副映像信号を多重変調信号にするために、主副映像信号
分離手段8から取り出した副映像信号をあらかじめ第10
(d)図のように、例えば音声副搬送波5.73MHzか、そ
の1/2の周波数2.87MHzの信号で周波数変換し、第10
(e)図に示す4.63MHzから5.73MHzの副映像信号にして
おき、以下第9図で説明したように基準周波数で同様の
周波数変換を施して第10(f)図の多重変調信号、6.56
MHzから7.66MHzの帯域、となり音声副搬送波と重なるこ
となくそれより高い周波数帯に変換することができる。
その後周波数多重手段4によって第10(g)図の周波数
配置の変調信号が生成される。
また、アスペクト比が通常より大きい映像信号におい
て、サイドパネルの高域成分のみを伝送することもあ
り、その場合も前述と同様に、サイドパネル内の高域成
分を抽出して副映像信号として伝送する。
第11図は第9図で説明した多重変調信号を復調する構成
を示したものである。主映像信号と音声副搬送波と多重
変調信号とを分離する変調信号分離手段12より取り出し
た多重変調信号は、音声信号再生手段14を構成するビッ
トクロック再生回路27のクロック、例えば12.288MHzと
周波数変換回路42で周波数変換され、第10(b),
(e)図の信号に変換される。フィルタ41で不要な信号
を排除した後、高精細化信号である副映像信号ならばそ
のまま主副映像信号合成手段16に供給し映像信号を再生
する。しかし、アスペクト比拡大化の信号ならば一旦音
声副搬送波かその周波数の1/2の信号で周波数変換をし
て1.1MHz以下の信号に変換したのち主副映像信号合成手
段16に供給する。以上のように本実施例によれば副映像
信号を音声副搬送波よりも高い周波数帯に変換して多重
変調信号を生成し、さらにその信号から副映像信号を再
生するには、音声信号の標本化に使用する基準周波数を
利用するので新たに変換のための発振器を追加すること
なく高精度で、かつ復調時にも従来の音声信号再生回路
に使用しているビットクロック信号がそのまま利用でき
るので回路規模も大きくならないという特徴がある。
第12図は多重変調信号を生成する第2の実施例である。
第5図で説明した高精細化の信号である副映像信号を多
重変調信号にするために、主副映像信号分離手段8より
取り出した多重変調信号は音声副搬送波発生手段23から
音声信号の伝送のために発生した搬送波によって周波数
変換回路44で一旦低い周波数帯域に周波数変換される。
第13(a)図に主映像信号と副映像信号と音声副搬送波
の周波数関係について表いている。さらに、第13(b)
図に音声副搬送波によって周波数変換された副映像信号
の周波数スペクトラムを表している。その後不要な信号
を排除するフィルタ45を通り周波数変換回路46に供給さ
れる。一方、基準周波数発生回路20から発生する基準周
波数を基準周波数変換回路43で、一旦分周、逓倍により
音声標本化周波数の整数倍の周波数に変換し、例えば8.
19MHz,6.14MHz,周波数変換回路46に供給する。第13
(b)図に表したfsvが基準周波数変換回路43から供給
した信号であり、第13(c)図のf1からf2の周波数帯
に副映像信号が変換された多重変調信号となる。fsv
8.19MHzの時にはf1=6.96MHz,f2=7.96MHzであり,fsv
=6.16MHzの時にはf2=6.39MHz,f2=7.39MHzであり何
れも音声副搬送波よりも高い周波数帯域に変換される。
周波数変換回路46から出た多重変調信号はフィルタ47で
不要な信号を排除した後、周波数多重手段4に供給され
る。周波数多重された変調信号は第13(d)図に表した
スペクトラムになる。
また第6図で説明したアスペクト比拡大化の信号である
副映像信号を第2の実施例のように多重変調信号にする
ために、主副映像信号分離手段8から取り出した副映像
信号が、既に1.1MHz以下の信号になっているので第13
(a)図の音声副搬送波による周波数変換を必要とせ
ず、第12図のフィルタ45から入力すれば良い。また、ア
スペクト比が通常より大きい映像信号において、サイド
パネルの高域成分のみを伝送することもあり、その場合
も前述と同様にサイドパネル内の高域成分を抽出して副
映像信号として伝送する。
第14図は第12図で説明した多重変調信号を復調する構成
を示したものである。主映像信号と音声副搬送波と多重
変調信号とを分離する変調信号分離手段12より取り出し
た多重変調信号は周波数変換回路49に入る。一方、PCM
音声の復合に必要なビットクロック(2.048MHz)を再生
するビットクロック再生回路27より、音声の標本化周波
数の整数倍であったfsvに周波数変換するビットクロッ
ク周波数変換回路48からの出力信号を周波数変換回路49
に供給する。それにより多重変調信号は低減に周波数変
換される。それは第13(b)図である。その後、多重変
調信号が高精細化の信号を含む時には音声復搬送波再生
回路25の音声副搬送波によって周波数変換回路51で周波
数変換されフィルタ52を介して副映像信号を得て、主副
映像信号合成手段16に供給される。しかし、多重変調信
号がアスペクト比拡大化の信号を含む時にはそのまま主
副映像信号合成手段16に供給される。以上の実施例では
再生時に周波数変換に利用する信号の周波数が正確に再
生される上、従来の受信機で再生している音声副搬送波
やビットクロックの信号を使用するため新規に再生回路
を必要としない有利さがある。
第15図は多重変調信号を生成する第3の実施例である。
第5図で説明した高精細化の信号である副映像信号を多
重変調信号にするために、主副映像信号分離手段8から
取り出した副映像信号は周波数変換回路54で音声副搬送
波発生回路25から供給された音声副搬送波によって第16
(a)図から第16(b)図の周波数帯域に変換される。
これは第12図で説明した第2の実施例と同様である。こ
れにより副映像信号は0.23MHzから1.23MHzに変換されて
いる。その後フィルタ55で不要な信号を排除した後、振
幅変調回路56に変調信号として供給される。一方、振幅
変調回路56の映像副搬送波は、映像信号を構成している
色副搬送波を利用して、色副搬送波発生回路58から出力
した色副搬送波を逓倍回路53で逓倍した信号を供給す
る。この時、映像副搬送波の周波数は2逓倍して7.16MH
zとする。この振幅変調回路56の出力から多重変調信号
のみをフィルタ57で選択し、周波数多重手段4に供給さ
れる。第16(b)図のfsvは振幅変調回路56に供給した
映像副搬送波であり、この映像副搬送波を副映像信号で
振幅変調して生成した多重変調信号は第16(c)図であ
る。この信号はDSBであり、周波数帯域は5.93MHzから8.
39MHzとなる。この場合音声副搬送波のスペクトラムに
下側波帯が重なり妨害を与える場合がある。また衛星放
送の伝送帯域に制限がある場合には第16(d)図のよう
にVSBかまたはSSBのスペクトラムになるようにフィルタ
57の通過帯域を上げる。そのようにして、第16(e)図
のように音声副搬送波より高い周波数帯域に多重変調信
号を周波数多重する。例えば、音声副搬送波のスペクト
ラムに重ならないようにするため、f1=6.4MHz,f2=8.
39MHzのVSBにすることができる。第6図で説明したアス
ペクト比拡大化の信号である副映像信号を多重変調信号
にする時には、主副映像信号分離手段8から取り出した
副映像信号は既に第8(d)図に表したように1.1MHzの
低域に周波数変換されているので、音声副搬送波で周波
数変換することなくすぐにフィルタ55を介して振幅変調
回路56に供給すれば良い。その時の多重変調信号の最高
周波数f2は8.26MHzとなる。また、アスペクト比が通常
より大きい映像信号において、サイドパネルの高域成分
のみを伝送することもあり、その場合も前述と同様にサ
イドパネル内の高域成分を抽出して副映像信号として伝
送する。
第17図は第15図で説明した多重変調信号を復調する構成
を示したものである。主映像信号と音声副搬送波と多重
変調信号とを分離する変調信号分離手段12より取り出し
た多重変調信号は振幅変調信号復調回路60に供給され
る。一方多重変調信号は同時に振幅制限回路64に供給さ
れて振幅変調成分を抑圧した後、映像副搬送波再生回路
59に供給される。映像副搬送波再生回路59では多重変調
信号に含まれている搬送波と同一周波数の映像副搬送波
を再生して振幅変調信号復調回路60に供給される。振幅
変調信号復調回路60では映像副搬送波に含まれていた多
重信号を同期検波によって再生して不要な信号をフィル
タ61で排除した後、周波数変換回路62に供給される。そ
の復調信号はフィルタ61で不要な信号を排除した後、第
16(b)図に示したような0.23MHzから1.23MHzの周波数
帯域に変換される。周波数変換回路62には音声副搬送波
再生回路25で再生した音声副搬送波が供給されている。
それにより多重信号は4.5MHzから5.5MHzの周波数帯域に
周波数変換されて、第16(a)図に示した周波数帯の副
映像信号となる。フィルタ63は周波数変換時に発生する
不要な信号を排除するためのものである。
多重変調信号が高精細化の信号ならば、そのまま主副映
像信号合成手段16に供給し映像信号を再生する。しか
し、アスペクト比拡大化の信号ならばフィルタ61の出力
を主副映像信号合成手段16に供給する。以上のように本
実施例によれば副映像信号を映像副搬送波に振幅変調
し、さらに副映像信号を振幅変調した映像副搬送波を音
声副搬送波よりも高い周波数帯に変換して多重変調信号
を生成することで音声副搬送波に妨害を与えることなく
多重信号を伝送できる。さらに映像副搬送波に色副搬送
波の2逓倍の周波数を利用したことで映像回路等の2次
歪みによる色副搬送波の高調波妨害を浮けにくい。さら
に両側波帯で伝送するのでS/N比を改善できる。また復
調時には多重変調信号から映像副搬送波を再生するので
復調時の直交歪みを軽減した搬送波を容易に再生できる
ため復調回路は簡素化されるという特徴がある。第18図
は多重変調信号を生成する第4の実施例である。第5図
で説明した高精細化の信号である副映像信号を多重変調
信号にするために、主副映像信号分離手段8から取り出
した副映像信号は周波数変換回路54で音声副搬送波発生
回路25から供給された音声副搬送波によって周波数変換
されるまでは第15図と同じ動作であるので特に詳しい説
明は省略する。
その後フィルタ55で不要な信号を排除した後、振幅変調
回路56に変調信号として供給される。一方、振幅変調回
路56の映像副搬送波は、音声変調信号変換手段2を構成
する基準周波数発生回路20の信号を利用して基準周波数
変換回路66で分周、逓倍して振幅変調回路56に供給す
る。基準周波数は12.288MHzの時には7/12倍して7.14MHz
となる。振幅変調した多重変調信号は第15図の説明と同
じように周波数多重手段4に供給される。以上のように
本実施例によれば多重変調信号の映像副搬送波を音声変
調信号変換手段の基準周波数から発生している。基準周
波数は音声信号をPCM符号化するために使用する標本化
周波数を発生するための信号なので分周した周波数は既
に存在する。そのため多重変調信号の映像副搬送波を生
成するのも固定分周の一部を利用して、例えば12分周、
その信号を固定逓倍、例えば8逓倍、すればよく回路の
規模も大きく拡大することも無い。また第4の実施例の
場合の受信回路は第17図に示した回路で良い。
第19図は第17図の振幅変調信号復調回路60,映像副搬送
波再生回路59の具体例を表した図である。変調信号分離
手段12より入った多重変調信号は振幅制限回路64で振幅
変調成分を抑圧して振幅を一定にした後、映像副搬送波
再生回路59に入る。映像副搬送波再生回路59は、位相比
較回路67と発振回路69とループフィルタ68からなる位相
同期回路と、π/2位相回路70からなり振幅制限回路64の
出力信号に周波数位相同期して発振回路69は動作する。
その発振出力はπ/2位相回路70に入力して移相し、二重
平衡型ミキサ71に入力する。さらに発振回路69からの発
振信号を二重平衡型ミキサ72に入力する。二重平衡型ミ
キサ71,72に供給された発振信号は互いに直交関係にあ
るのでそれぞれのミキサからの出力は多重変調信号の直
交出力となる。その出力信号は合成回路73で合成されて
フィルタ61へ供給される。以上のように本実施例によれ
ば映像変調信号から映像副搬送波を再生するために位相
同期回路を利用し、映像副搬送波と直交で復調する回路
も付加しているので位相同期回路やπ/2位相回路の位相
が変化しても復調出力は一定に保つことができるという
特徴がある。
第20図は多重変調信号を生成する第5の実施例である。
第5図で説明した高精細化の信号である副映像信号を多
重変調信号にするために、主副映像信号分離手段8から
取り出した副映像信号は周波数変換回路74と音声副搬送
波発生回路25によって、第15図と同様に周波数変換され
る。それにより第21(a)図から第21(b)図の周波数
帯域に変換される。これにより副映像信号は0.23MHzか
ら1.23MHzに変換されている。その後フィルタ75で不要
な信号を排除した後、角度変調回路76に変調信号として
供給される。一方、角度変調回路76の映像副搬送波は、
映像信号を構成している色副搬送波を利用して、色副搬
送波発生回路79から出力した色副搬送波を逓倍回路78で
逓倍した信号を供給する。この時、映像副搬送波の周波
数は2逓倍すると7.16MHzであり、3逓倍すると10.74MH
zとなる。この角度変調回路76の出力から多重変調信号
のみをフィルタ77で選択し、周波数多重手段4に供給さ
れる。第21(b)図のfsvは角度変調回路76に供給した
映像副搬送波であり、この映像副搬送波を副映像信号で
角度変調して生成した多重変調信号は第21(c)図であ
る。この信号の周波数帯域は映像副搬送波を中心とした
スペクトラムになる。多重変調信号は周波数多重手段4
で主映像信号と音声副搬送波と周波数多重されて第21
(d)図のようになる。一方、角度変調信号はFM改善度
によって搬送波対雑音比(C/N)より信号対雑音比(S/
N)が改善されるFM改善度がある。角度変調のFM改善度
はつぎのように表されている。最大周波数偏移Δf,変調
信号最大周波数fm,占有帯域幅Bとすると、 となる。
音声副搬送波のスペクトラムに重ならないようにするた
めには、2逓倍の時には映像搬送波が7.16MHzなのでそ
の差は0.76MHzであり、3逓倍の時には10.74MHzなので
その差は4.34MHzになる。
一方、映像信号に角度変調して多重した変調信号を主搬
送波に角度変調した場合の占有帯域幅fBと許容値は次
式表せる。映像信号のみの占有帯域幅の1/2をfb、映像
副搬送波の変調指数をm、映像副搬送波による主搬送波
の周波数偏移をfsdとすると、 以上は、昭和56年度 電技審答申 第5編「宇宙通信シ
ステムにおける電波の有効利用および管理に必要な技術
的条件」に述べられている。fBは衛星放送の場合は27M
Hzであり、通信衛星の場合には36MHzの場合もある。例
えば映像副搬送波が7.16MHzのとき映像副搬送波の周波
数偏移が0.52MHzで副映像信号が0.5MHzならば、S/N改善
度は式(1)より7dBであり、その時の主搬送波占有帯
域幅は式(3)より約26MHzである。また、映像副搬送
波の振幅値は主搬送波の周波数偏移から0.44vでありS/N
は約7dB劣化しているので、副映像信号を再生した時に
はその劣化分はFM改善度で相殺される。映像副搬送波が
10.74MHzの場合には副映像信号を1.23MHz,映像副搬送波
の周波数偏移を1.5MHzとした時、音声副搬送波に重なら
ずに多重するとFM改善度は8.6dBとなる。従ってその分
は主搬送波の周波数偏移を小さくすることができるので
主映像信号に与えるトランケーション妨害を抑えられ
る。第6図で説明したアスペクト比拡大化の信号である
副映像信号を多重変調信号にする時には、主副映像信号
分離手段8から取り出した副映像信号は既に第8(d)
図に表したように1.1MHzの低域に周波数変換されている
ので、音声副搬送波で周波数変換することなくすぐにフ
ィルタ75を介して角度変調回路76に供給すれば良い。そ
の時の多重変調信号の周波数帯域幅は高精細化の信号の
時より帯域が狭くなるのでFM改善度は少し良くなる。
また、アスペクト比が通常より大きい映像信号におい
て、サイドパネルの高域成分のみを伝送することもあ
り、その場合も前述と同様に、サイドパネル内の高域成
分を抽出して、副映像信号として伝送する。
以上のように本実施例によれば、副搬送波の振幅を下げ
て主搬送波の周波数偏移を抑えて、主映像信号に与える
妨害を軽減し、そのS/N劣化分は副映像信号を角度変調
することで改善している。さらに、映像副搬送波は映像
信号発生時に利用する色副搬送波を逓倍して利用したが
副映像信号の周波数帯域とFM改善度の設定によっては独
立した周波数の映像副搬送波を発生することもある。
第22図は第6の実施例を表した図である。第5図で説明
した高精細化の信号である副映像信号を多重変調信号に
するために、主副映像信号分離手段8から取り出した副
映像信号は周波数変換回路80と音声副搬送波発生回路25
によって、第15図と同様に周波数変換される。それによ
り第21(a)図から第21(b)図の周波数帯域に変換さ
れる。これにより副映像信号は0.23MHzから1.23MHzに変
換されている。その後フィルタ81で不要な信号を排除し
た後、角度変調回路82に変調信号として供給される。一
方、角度変調回路82の映像副搬送波は、音声変調信号変
換手段2の基準周波数を生成する基準周波数発生回路20
の基準周波数を基準周波数変換回路84で分周、逓倍して
角度変調回路82に供給する。この時、基準周波数が12.2
88MHzであると2/3倍すると8.19MHzにある。このとき第2
0図で説明したように式(1)によれば、映像副搬送の
周波数偏移を1.12MHz、副映像信号の帯域を1.23MHzとす
るとFM改善度は5.6dBとなる。その後、角度変調回路82
から多重変調信号のみをフィルタ83で選択し、周波数多
重手段4に供給される。第21(b)図のfsvは角度変調
回路82に供給した映像副搬送波であり、この映像副搬送
波を副映像信号で角度変調して生成した多重変調信号は
第21(c)図である。この信号の周波数帯域は映像副搬
送波を中心としたスペクトラムになる。多重変調信号は
周波数多重手段4で主映像信号と音声副搬送波と周波数
多重されて第21(d)図のようになる。第6図で説明し
たアスペクト比拡大化の信号である副映像信号を多重変
調信号にする時には、主副映像信号分離手段8から取り
出した副映像信号は既に第8(d)図に表したように1.
1MHzの低域に周波数変換されているので、音声副搬送波
で周波数変換することなくすぐにフィルタ81を介して角
度変調回路82に供給すれば良い。その時の多重変調信号
の周波数帯域幅は高精細化の信号の時より帯域が狭くな
るのでFM改善度は少し良くなる。また、アスペクト比が
通常より大きい映像信号において、サイドパネルの高域
成分のみを伝送することもあり、その場合も前述と同様
に、サイドパネル内の高域成分を抽出して副映像信号と
して伝送する。
以上のように本実施例によれば、副搬送波の振幅を下げ
て主搬送波の周波数偏移を抑えて、主映像信号に与える
妨害を軽減し、そのS/N劣化分は副映像信号を角度変調
することで改善している。さらに、映像副搬送波は音声
信号のPCM符号化に利用する基準周波数を周波数変換し
て利用したが副映像信号の周波数帯域とFM改善度の設定
によっては独立した周波数の映像副搬送波を発生するこ
ともある。
第23図は第20図、第22図で説明した多重変調信号を復調
する構成を示したものである。主映像信号と音声副搬送
波と多重変調信号とを分離する変調信号分離手段12より
取り出した多重変調信号は角度変調信号復調回路85に供
給される。角度変調信号復調回路85では映像副搬送波に
含まれていた多重信号を再生して不要な信号をフィルタ
86で排除した後、周波数変換回路87に供給される。その
復調信号はフィルタ88で不要な信号を排除した後、第21
(b)図に示したような0.23MHzから1.23MHzの周波数帯
域に変換される。周波数変換回路87には音声副搬送波再
生回路25で再生した音声副搬送波が供給されている。そ
れにより多重信号は4.5MHzから5.5MHzの周波数帯域に周
波数変換されて、第21(a)図に示した周波数帯の副映
像信号となる。フィルタ88は周波数変換時に発生する不
要な信号を排除するためのものである。多重変調信号が
高精細化の信号ならば、そのまま主副映像信号合成手段
16に供給し映像信号を再生する。しかし、アスペクト比
拡大化の信号ならばフィルタ86の出力を主副映像信号合
成手段16に供給する。以上のように本実施例によれば副
映像信号を映像副搬送波に角度変調し、さらに副映像信
号を角度変調した映像副搬送波を音声副搬送波よりも高
い周波数帯に変換して多重変調信号を生成することで音
声副搬送波に妨害を与えることなく多重信号を伝送でき
る。さらに映像副搬送波を角度変調したことで主搬送波
の多重変調信号による主搬送波の周波数偏移を下げても
副映像信号にS/N劣化は改善されるという特徴がある。
第24図は第23図の角度変調信号復調回路85の実施例であ
る。変調信号分離手段12から入った多重変調信号は位相
比較器89に入り発振器92の発振信号と周波数位相比較さ
れるその結果をループフィルタ90とDCアンプ91に供給さ
れ高域の信号を排除した後再び発振器91に帰還される。
従ってそれらは位相同期回路を構成している。そのため
発振器91は多重変調信号の瞬時周波数に追従しているの
でそのDCアンプ92出力が復調信号となる。よって、DCア
ンプ92の出力をフィルタ88に供給される。以上のように
本実施例では角度変調信号復調回路を位相同期回路で構
成をしたので、半導体集積化が容易である。しかし、こ
の他にパルスカウント回路を用いても同様の性能が達成
される。
第25図は第7の実施例を表す図である。主副映像信号分
離手段8より入った副映像信号は音声副搬送波発生回路
25からの音声副搬送波が供給された周波数変換回路93で
第26(a)図から第26(b)図の0.23MHzから1.23MHzの
帯域に変換した多重信号になる。さらに多重信号はフィ
ルタ94,95で2つの帯域に分離される。そのうち低い帯
域の信号は振幅変調回路96に供給される。また、高い帯
域の信号は周波数変換回路97に供給されて、基準周波数
発生回路20からの基準周波数を基準周波数変換回路104
で分周、逓倍して周波数変換回路97に供給して、多重信
号を周波数変換させる。例えば基準周波数を15/128倍す
ると1.44MHzになり第26(c)図に示す周波数配置にな
り、周波数変換の結果その信号は第26(d)図に示すよ
うに低域に変換される。その後フィルタ98で不要な信号
を排除したのに振幅変調回路99に供給される。振幅変調
回路96,99には色搬送波発生回路59から発生した色副搬
送波を逓倍回路103で逓倍した信号が供給されるが、振
幅変調回路99にはその信号をπ/2移相回路102で移相し
て、振幅変調回路96,99は互いに直交で変調を行なう。
その後、振幅変調回路96,99の出力は合成回路100で合成
され不要な信号をフィルタ101で排除して、第26(d)
図から第26(e)図に変換される。さらに周波数多重手
段4に供給され第26(f)図に示すような変調信号とな
る。また、アスペクト比拡大化の信号ならば主副映像信
号分離手段8からの副映像信号は直接フィルタ94,95に
供給されて良い。また、アスペクト比が通常より大きい
映像信号において、サイドパネルの高域成分のみを副映
像信号として伝送されることもある。
第27図は第7の実施例で多重変調信号を復調する構成を
示したものである。変調信号分離手段12より多重変調信
号が分離され、振幅変調信号復調回路105に供給され
る。一方多重変調信号は振幅制限回路117と映像副搬送
波再生回路114いよって映像副搬送波が再生されて振幅
変調信号復調回路105に供給され同期検波される。ま
た、多重変調信号は振幅変調信号復調回路106に供給さ
れて、映像副搬送波再生回路114の出力をπ/2移相回路1
07で移相した信号によって直交で同期検波される。振幅
変調信号復調回路105の出力はフィルタ109で不要な信号
を排除した後、周波数変換回路115に供給される。周波
数変換回路115ではビットクロック再生回路27の信号が
ビットクロック周波数変換回路116で分周,逓倍した
後,供給され,多重信号を周波数変換する。その結果、
第26(c)図のスペクトラムになる。周波数変換された
多重信号はフィルタ111を介して周波数多重回路110に供
給される。一方振幅変調信号復調回路106の復調信号で
ある多重信号はフィルタ108を介して周波数多重回路110
に併給される。周波数多重回路110では第26(b)図の
ように多重された信号が再生されて周波数変換112によ
って第26(a)図の周波数に変換され、フィルタ113を
介して復調信号を得る。この時、音声副搬送波を利用し
て周波数変換する。振幅変調復調回路は同期検波するの
で、直交関係の信号は排除でき検波軸の信号のみを再生
する。しかし、アスペクト比拡大化の信号ならば周波数
多重回路110の出力を主副映像信号合成手段16に供給す
る。
以上のように本実施例によれば2つに分離した副映像信
号はそれぞれ映像副搬送波に直交振幅変調するのでそれ
ぞれ2つの信号は独立している。また第15図の実施例と
比べて同一周波数の映像副搬送波の時は、2倍の伝送帯
域を確保したことになり周波数を有利利用できる。さら
に、同じ副映像信号を伝送するにしても、映像副搬送波
の周波数を下げることができるので、主搬送波の占有帯
域幅が狭くなる特徴がある。
第28図は第8の実施例を表した図である。ここでは第25
図で説明した基準周波数発生回路20の基準周波数を周波
数変換して振幅変調回路99,96の映像副搬送波としてい
る。基準周波数変換回路119と周波数変換回路97と振幅
変調回路96,99とπ/2移相回路102は第25図と同じ動作を
するので詳しい説明は省略する。基準周波数は基準周波
数変換回路118によって映像副搬送波信号となり振幅変
調回路96とπ/2移相回路102に供給された後、振幅変調
回路99に供給される。例えば基準周波数変換回路118で
は7/12倍か、8/12倍される。以上の実施例では副映像信
号の一部の帯域の周波数変換と振幅変調回路の映像副搬
送波を同じ音声標本化に利用する基準周波数を利用する
ことで従来の回路構成の一部を使うことができ、回路の
簡素化ができる特徴がある。
第29図は第9の実施例を表す図である。主副映像信号分
離手段8より入った副映像信号は音声副搬送波発生回路
25からの音声副搬送波が供給された周波数変換回路120
で第30(a)図から第30(b)図の0.23MHzから1.23MHz
の帯域に変換した多重信号になる。さらに多重信号はフ
ィルタ121,122で2つの帯域に分離される。この時の分
割周波数をf3とする。そのうち低い帯域の信号は角度
変調回路124に供給される。また、高い帯域の信号は周
波数変換回路123に供給されて、基準周波数発生回路20
からの基準周波数を基準周波数変換回路127で分周、逓
倍して周波数変換回路123に供給して多重信号を周波数
変換させる。例えば基準周波数を15/128倍すると1.44MH
zになり第30(c)図に示す周波数配置になり、周波数
変換の結果その信号は第30(d)図に示すように低域に
変換される。その後フィルタ125で不要な信号を排除し
たのち振幅変調回路126に供給される。振幅変調回路126
には角度変調を受けた映像副搬送波が供給されており、
フィルタ125からの出力信号である多重信号によって振
幅変調されて不要な信号を排除するため129を介して周
波数多重手段4に供給される。それにより第20(e)図
のfsvを中心としたスペクトラムになり、周波数多重手
段4で主映像信号と音声副搬送波と周波数多重されて第
30(f)図の周波数配置になる。副映像信号の分割周波
数は、角度変調と振幅変調で占有帯域幅が同じ帯域にな
るように分割する。たとえば、映像副搬送波fsvを7.17M
Hzとした時、分割周波数f3を0.53MHzとする振幅変調時
の帯域幅は1.4MHzであり、角度変調の周波数偏移を0.5M
Hzとすると、帯域幅は1.1MHzになる。角度変調によって
振幅変調の帯域幅が増加するが上下に0.25MHzなので音
声副搬送波には重ならない。この時のFM改善度は6.6dB
になる。以上は第20図の説明で用いた式(1),
(2),(3)による。また、アスペクト比拡大化の信
号ならば主副映像信号分離手段8からの副映像信号は直
接フィルタ94,95に供給されて良い。
また、アスペクト比が通常より大きい映像信号におい
て、サイドパネルの高域成分のみを伝送することもあ
り、その場合も前述と同様に、サイドパネル内の高域成
分を抽出して、副映像信号として伝送する。
第31図は第9の実施例で多重変調信号を復調する構成を
示したものである。変調信号分離手段12より多重変調信
号が分離され、角度変調信号復調回路130に供給され
る。ここで多重変調信号は多重信号を復調してフィルタ
137を介して周波数変換回路138に供給される。角度変調
信号復調回路130は第24図で説明した移相同期回路であ
る。その発振器92の発振信号は映像副搬送波と周波数移
相同期しているので、π/2移相回路140を介して、映像
副搬送波と同相にしたのち振幅変調信号復調回路131に
供給される。
振幅変調信号復調回路131で多重変調信号が供給されて
おり同期検波される。振幅変調信号復調回路131の出力
はフィルタ132で不要な信号を排除した後、周波数多重
回路133に供給される。周波数変換回路138ではビットク
ロック再生回路27の信号がビットクロック周波数変換回
路139で分周、逓倍した後、供給され、多重信号を周波
数変換する。その結果、第30(c)図のスペクトラムに
なる。周波数変換された多重信号はフィルタ136を介し
て周波数多重回路133に供給される。周波数多重回路133
では第30(b)図のように多重された信号が再生されて
周波数変換134によって第30(a)図の周波数に変換さ
れ、フィルタ135を介して復調信号を得る。この時、音
声副搬送波を利用して周波数変換する。また、アスペク
ト比拡大化の信号ならば周波数多重回路133の出力を主
副映像信号合成手段16に供給する。以上のように本実施
例によれば2つに分離した副映像信号はそれぞれ映像副
搬送波に振幅変調と角度変調をするのでそれぞれ2つの
信号は独立している。また第15図の実施例と比べて同一
周波数の映像副搬送波の時は、2倍の伝送帯域を確保し
たことになり周波数を有効利用できる。さらに、同じ副
映像信号を伝送するにしても、映像副搬送波の周波数を
下げることができるので主搬送波の占有帯域幅が狭くな
る、また角度変調した場合には、FM改善度が期待でき低
い搬送波レベルでも伝送が可能な特徴がある。さらにデ
ィジタル伝送の場合のQAM等にも応用できる。
第32図は第10の実施例を表した図である。ここでは第29
図で説明した基準周波数発生回路20の基準周波数を周波
数変換して角度変調回路124の映像副搬送波としてい
る。基準周波数変換回路141と周波数変換回路123と角度
変調回路124は第29図と同じ動作をするので詳しい説明
は省略する。基準周波数は基準周波数変換回路142によ
って映像副搬送波信号となり角度変調回路124に供給さ
れる。例えば基準周波数変換回路142では7/12倍か、8/1
2倍される。以上の実施例では副映像信号の一部の帯域
の周波数変換と角度変調回路に映像副搬送波を同じ音声
標本化に利用する基準周波数を利用することで従来の回
路構成の一部を使うことができ、回路の簡素化ができる
特徴がある。
第33図は変調信号分離手段12の実施例を表す図である。
主副搬送波復調手段11より出力した変調信号は電力分配
回路143によって3つに分配される。第1の変調信号は
主映像信号を得るために遮断周波数4.5MHzのローパスフ
ィルタ144に供給される。第2の変調信号は多重変調信
号を得るために多重変調信号の帯域幅と同じ帯域幅のバ
ンドパスフィルタ145に供給される。第3の変調信号は
音声副搬送波を得るために中心周波数5.73MHz帯域幅1.3
MHzのバンドパスフィルタ146に供給される。その後、そ
れぞれ変調信号は主映像信号は主副映像信号合成手段16
へ、多重変調信号は副映像信号を得るために多重変調信
号復調手段15へ、音声副搬送波は音声信号を得るために
音声副搬送波復調手段13に供給される。ここで電力分配
回路は例えば抵抗の分配回路がある。
第34図は多重信号が高精細化の信号である時の主副映像
信号合成手段16の実施例の図である。多重変調信号復調
手段15から供給された副映像信号は電力合成回路147に
供給される。一方変調信号分離手段12から主映像信号が
電力合成回路147に供給される。高精細化の信号はもと
もと周波数分割したので電力合成で良い。その後、不要
な信号をフィルタ148で排除したのち端子18より映像信
号となり出力される。ここで電力合成回路は抵抗の合成
回路や、演算増幅器による加算器がある。
第35図は多重信号がアスペクト比拡大化の信号である時
の主副映像信号合成手段16の実施例の図である。多重変
調信号復調手段15から供給された副映像信号は5倍時間
圧縮回路149に供給される。一方変調信号分離手段12か
ら主映像信号が5/4倍時間圧縮回路150に供給される。ア
スペクト比拡大化の信号はもともと時間軸分割したので
それらの信号は映像時間軸合成回路151で画面の両サイ
ド等にはめこまれる。その後、不要な信号をフィルタ15
2で排除したのち端子18より映像信号となり出力され
る。ここで映像時間軸合成回路はメモリを利用して画面
を合成する回路がある。
発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明の多重信号処理装
置は映像信号を従来の伝送方式と同じ映像信号と高精細
化またはアスペクト比拡大化の情報を含む多重信号に分
離して、多重信号を従来と同様の映像信号と音声副搬送
波と周波数多重する。この時多重信号は周波数変換によ
り多重変調信号として音声副搬送波より高い周波数帯に
配置する。そのようにしてできた変調信号は主搬送波を
角度変調して衛星放送信号として送出される。受信時に
は衛星放送信号の主搬送波を復調して変調信号を取り出
し、それぞれ映像信号と音声副搬送波と多重変調信号に
周波数分離される。多重変調信号から再生した多重信号
は映像信号と合成して高精細化かアスペクト比拡大化し
た映像信号となり出力される。上記の構成により従来の
伝送方式に従来の映像信号以上の高精細化、アスペクト
比拡大の映像信号を伝送することができるうえに、従来
の受信機には実用上問題となる妨害は発生せず従来受信
機との整合性も良くなる。さらに、多重信号として映像
信号の一部分だけでなく画像としての情報、例えば動き
情報文字情報等などを乗せることができる新しい伝送路
として有効である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の全ての実施例に共通した衛星放送信号
の生成から再生までを表した多重信号処理装置のブロッ
ク図、第2図は本発明の全ての実施例に共通した衛星放
送信号の変調信号周波数配置を表した図、第3図は本発
明の全ての実施例に共通した多重信号処理装置の音声変
調信号変換手段と音声副搬送波変調手段のブロック図、
第4図は本発明の全ての実施例に共通した多重信号処理
装置の音声副搬送波復調手段と音声信号再生手段のブロ
ック図、第5図は映像信号が高精細信号を含む時に主副
映像信号分離は周波数分離である実施例を表す多重信号
処理装置の主副映像信号分離手段のブロック図、第6図
は映像信号がアスペクト比拡大の信号を含む時に副映像
信号分離は時間軸伸長で分離する実施例を表した多重信
号処理装置の主副映像信号分離手段のブロック図、第7
図は映像信号が高精細信号を含む時に主副映像信号分離
は周波数分離である多重信号処理装置の実施例を表した
周波数スペクトラム図、第8図は映像信号がアスペクト
比拡大の信号を含む時に主副映像信号分離は時間軸伸長
で分離する多重信号処理装置の実施例を表した周波数ス
ペクトラム図、第9図は本発明の第1の実施例で副映像
信号を音声変調信号変換手段の基準周波数で周波数変換
して多重変調信号を発生する多重信号処理装置の多重変
調信号発生手段のブロック図、第10図は本発明の第1の
実施例で副映像信号を音声変調信号変換手段の基準周波
数信号で周波数変換して多重変調信号を発生する時の周
波数スペクトラム図、第11図は本発明の第1の実施例で
多重変調信号を音声信号再生手段のビットクロックで周
波数変換して副映像信号を再生する多重信号処理装置の
多重変調信号復調手段のブロック図、第12図は本発明の
第2の実施例で副映像信号を音声副搬送波と音声変調信
号変換手段の基準周波数信号とで周波数変換して多重変
調信号を発生する多重信号処理装置の多重変調信号発生
手段のブロック図、第13図は本発明の第2の実施例で副
映像信号を音声副搬送波と音声変調信号変換手段の基準
周波数信号で周波数変換して多重変調信号を発生する時
の周波数スペクトラム図、第14図は本発明の第2の実施
例で多重変調信号を音声副搬送波と音声信号再生手段の
ビットクロックで周波数変換して副映像信号を再生する
多重信号処理装置の多重変調信号復調手段のブロック
図、第15図は本発明の第3の実施例で副映像信号を音声
副搬送波で周波数変換した後、色副搬送波に振幅変調し
て多重変調信号を発生する多重信号処理装置の多重変調
信号発生手段のブロック図、第16図は本発明の第3の実
施例で副映像信号を音声副搬送波で周波数変換した後、
色副搬送波に振幅変調して多重変調信号を発生するとき
のスペクトラム図、第17図は本発明の第3の実施例で色
副搬送波に振幅変調して生成した多重変調信号を復調し
た後、音声副搬送波で周波数変換して副映像信号を再生
する多重信号処理装置の多重変調信号復調手段のブロッ
ク図、第18図は本発明の第4の実施例で副映像信号を音
声副搬送波で周波数変換した後、音声変調信号変換手段
の基準周波数信号に振幅変調して多重変調信号を発生す
る多重信号処理装置の多重変調信号発生手段のブロック
図、第19図は本発明の第4の実施例で音声変調信号変換
手段の基準周波数信号に振幅変調して生成した多重変調
信号を復調した後、音声副搬送波で周波数変換して副映
像信号を再生する多重信号処理装置の多重変調信号復調
手段のブロック図、第20図は本発明の第5の実施例で副
映像信号を音声副搬送波で周波数変換した後、色副搬送
波に角度変調して多重変調信号を発生する多重信号処理
装置の多重変調信号発生手段のブロック図、第21図は本
発明の第5の実施例で副映像信号を音声副搬送波で周波
数変換した後、色副搬送波に角度変調して多重変調信号
を発生する時の周波数スペクトラム図、第22図は本発明
の第6の実施例で副映像信号を音声副搬送波で周波数変
換した後、音声変調信号変換手段の基準周波数信号に角
度変調して多重変調信号を発生する多重信号処理装置の
多重変調信号発生手段のブロック図、第23図は本発明の
第5,第6の実施例で色副搬送波か音声変調信号変換手段
の基準周波数信号に角度変調して生成した多重変調信号
を復調した後、音声副搬送波で周波数変換して副映像信
号を再生する多重信号処理装置の多重変調信号復調手段
のブロック図、第24図は第23図の角度変調信号復調回路
の実施例を表した図、第25図は本発明の第7の実施例で
副映像信号を音声副搬送波で周波数変換した後、さらに
2つの帯域の分割し、それぞれが直交で色副搬送波に振
幅変調して多重変調信号を発生する多重信号処理装置の
多重変調信号発生手段のブロック図、第26図は本発明の
第7の実施例で副映像信号を音声副搬送波で周波数変換
した後、さらに2つの帯域の分割し、それぞれが直交で
色副搬送波に振幅変調して多重変調信号を発生する時の
周波数スペクトラム図、第27図は本発明の第7の実施例
で色副搬送波に直交で振幅変調して生成した多重変調信
号を復調した後、音声副搬送波で周波数変換して副映像
信号を再生する多重信号処理装置の多重変調信号復調手
段のブロック図、第28図は第25図の映像副搬送波を基準
周波数から生成した第8の実施例の図、第29図は本発明
の第9の実施例で副映像信号を音声副搬送波で周波数変
換した後、さらに2つの帯域の分割し、そのうち一方が
色副搬送波に角度変調し、その後もう一方の信号で振幅
変調して多重変調信号を発生する多重信号処理装置の多
重変調信号発生手段のブロック図、第30図は本発明の第
9の実施例で副映像信号を音声副搬送波で周波数変換し
た後、さらに2つの帯域の分割し、そのうち一方が色副
搬送波に角度変調し、その後もう一方の信号で振幅変調
して多重変調信号を発生する時の周波数スペクトラム
図、第31図は本発明の第9の実施例で色副搬送波を角度
変調したのち振幅変調して生成した多重変調信号を復調
した後、音声副搬送波で周波数変換して副映像信号を再
生する多重信号処理装置の多重変調信号復調手段のブロ
ック図、第32図は第29図の映像副搬送波を基準周波数か
ら生成した第10の実施例の図、第33図は本発明の変調信
号分離手段の実施例を表したブロック図、第34図は本発
明の多重変調信号が高精細化の信号である時の主副映像
信号合成手段の実施例を表したブロック図、第35図は本
発明の多重変調信号がアスペクト比拡大化の信号である
時の主副映像信号合成手段の実施例を表したブロック
図、第36図は、従来の衛星放送信号の生成から再生まで
を表わしたブロック図、第37図は、従来の衛星放送の変
調信号のスペクトラム図である。 1,6,9,10,17……音声信号、2……音声変調信号変換
部、3……音声副搬送波変調部、4……周波数多重部、
5……主搬送波角度変調部、7……多重変調信号発生
部、8……主副映像信号分離部、11……主搬送波復調
部、12……変調信号分離部、13……音声副搬送波変調
部、14……音声信号再生部、15……多重変調信号復調
部、16……主・副映像信号合成部、18……映像信号。

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声信号を音声変調信号に変換する音声変
    調信号変換手段と、音声変調信号で音声副搬送波を変調
    する音声副搬送波変調手段と、映像信号を主映像信号と
    副映像信号に分離する主副映像信号分離手段と、副映像
    信号を前記音声副搬送波より高い周波数を有する多重変
    調信号に変換する多重変調信号発生手段と、主映像信号
    と多重変調信号と変調された音声副搬送波を周波数多重
    して変調信号を生成する周波数多重手段と、前記変調信
    号で主搬送波を変調した信号を生成する主搬送波変調手
    段を具備する多重信号処理装置。
  2. 【請求項2】映像信号は通常のNTSC信号より広い周波数
    帯域を有することを特徴とする請求項(1)記載の多重
    信号処理装置。
  3. 【請求項3】映像信号は通常のNTSC信号より大きいアス
    ペクト比を有することを特徴とする請求項(1)記載の
    多重信号処理装置。
  4. 【請求項4】副映像信号は高精細化のための信号である
    ことを特徴とする請求項(1)記載の多重信号処理装
    置。
  5. 【請求項5】副映像信号はアスペクト比拡大のための信
    号であることを特徴とする請求項(1)記載の多重信号
    処理装置。
  6. 【請求項6】多重変調信号発生手段は副映像信号を所定
    の信号で周波数変換して多重変調信号を生成する手段を
    具備する請求項(1)記載の多重信号処理装置。
  7. 【請求項7】多重変調信号発生手段は音声信号処理時に
    使用する基準周波数を周波数変換して所定の信号を得る
    手段を具備する請求項(6)記載の多重信号処理装置。
  8. 【請求項8】副映像信号は高精細化のための信号である
    ことを特徴とする請求項(7)記載の多重信号処理装
    置。
  9. 【請求項9】多重変調信号発生手段は副映像信号を第1
    の所定の信号と第2の所定の信号で周波数変換して多重
    変調信号を生成する手段を具備する請求項(1)記載の
    多重信号処理装置。
  10. 【請求項10】多重変調信号発生手段は音声副搬送波を
    第1の所定の信号とする手段と、色副搬送波を周波数変
    換して第2の所定の信号とする手段を具備する請求項
    (9)記載の多重信号処理装置。
  11. 【請求項11】多重変調信号発生手段は音声副搬送波を
    第1の所定の信号とする手段と、音声信号処理時に使用
    する基準周波数を周波数変換して第2の所定の信号とす
    る手段を具備する請求項(9)記載の多重信号処理装
    置。
  12. 【請求項12】多重変調信号発生手段は副映像信号で映
    像副搬送波を変調する手段を具備する請求項(1)記載
    の多重信号処理装置。
  13. 【請求項13】多重変調信号発生手段は副映像信号で映
    像副搬送波を振幅変調する手段を具備する請求項(12)
    記載の多重信号処理装置。
  14. 【請求項14】多重変調信号発生手段は副映像信号で映
    像副搬送波を角度変調する手段を具備する請求項(12)
    記載の多重信号処理装置。
  15. 【請求項15】多重変調信号発生手段は副映像信号で映
    像副搬送波を振幅変調かつ角度変調する手段を具備する
    請求項(12)記載の多重信号処理装置。
  16. 【請求項16】多重変調信号発生手段は副映像信号を2
    つの信号に分離する手段を具備する請求項(15)記載の
    多重信号処理装置。
  17. 【請求項17】多重変調信号発生手段は2つの信号に分
    離された副映像信号でそれぞれ映像副搬送波を振幅変調
    と角度変調する手段を具備する請求項(16)記載の多重
    信号処理装置。
  18. 【請求項18】多重変調信号発生手段は色副搬送波を周
    波数変換して映像副搬送波を得る手段を具備する請求項
    (12)記載の多重信号処理装置。
  19. 【請求項19】多重変調信号発生手段は音声信号処理時
    に使用する基準周波数を周波数変換して映像副搬送波を
    得る手段を具備する請求項(12)記載の多重信号処理装
    置。
  20. 【請求項20】多重変調信号発生手段は副映像信号を所
    定の信号で一旦低い周波数帯に周波数変換する手段を具
    備する請求項(12)記載の多重信号処理装置。
  21. 【請求項21】所定の信号は音声副搬送波であることを
    特徴とする請求項(20)記載の多重信号処理装置。
  22. 【請求項22】主副映像信号分離手段は通常のNTSC信号
    より広い周波数帯域の映像信号のうち、通常のNTSC信号
    と同じ帯域を主映像信号とし、その他の帯域を副映像信
    号とすることを特徴とする請求項(1)記載の多重信号
    処理装置。
  23. 【請求項23】主副映像信号分離手段は通常のNTSC信号
    より広いアスペクト比の映像信号のうち、通常のNTSC信
    号と同じアスペクト比の信号を主映像信号とし、その他
    の信号を副映像信号として分離し時間軸伸長する手段を
    具備する請求項(1)記載の多重信号処理装置。
  24. 【請求項24】入力信号を復調して変調信号を得る主搬
    送波復調手段と、変調信号を主映像信号と音声副搬送波
    と多重変調信号に分離する変調信号分離手段と、音声副
    搬送波から音声変調信号を再生する音声副搬送波復調手
    段と、音声変調信号から音声信号を再生する音声信号再
    生手段と、多重変調信号から副映像信号を再生する多重
    変調信号復調手段と、主映像信号と副映像信号を合成す
    る主副映像信号合成手段を具備して信号を再生する多重
    信号処理装置。
  25. 【請求項25】映像信号は通常のNTSC信号より広い周波
    数帯域を有することを特徴とする請求項(24)記載の多
    重信号処理装置。
  26. 【請求項26】映像信号は通常のNTSC信号より大きいア
    スペクト比を有することを特徴とする請求項(24)記載
    の多重信号処理装置。
  27. 【請求項27】副映像信号は高精細化のための信号であ
    ることを特徴とする請求項(24)記載の多重信号処理装
    置。
  28. 【請求項28】副映像信号はアスペクト比拡大化のため
    の信号であることを特徴とする請求項(24)記載の多重
    信号処理装置。
  29. 【請求項29】多重変調信号復調手段は多重変調信号を
    所定の信号で周波数変換して副映像信号を再生する手段
    を具備する請求項(24)記載の多重信号処理装置。
  30. 【請求項30】多重変調信号復調手段は音声信号処理時
    に使用する基準周波数を周波数変換して所定の信号とす
    る手段を具備する請求項(29)記載の多重信号処理装
    置。
  31. 【請求項31】副映像信号は高精細化のための信号であ
    ることを特徴とする請求項(29)記載の多重信号処理装
    置。
  32. 【請求項32】多重変調信号復調手段は多重変調信号を
    第1の所定の信号と第2の所定の信号で周波数変換して
    副映像信号を再生する手段を具備する請求項(24)記載
    の多重信号処理装置。
  33. 【請求項33】多重変調信号復調手段は音声信号処理時
    に使用する基準周波数を周波数変換して第1の所定の信
    号とする手段と、音声副搬送波を第2の所定の信号とす
    る手段を具備する請求項(32)記載の多重信号処理装
    置。
  34. 【請求項34】多重変調信号復調手段は色副搬送波を周
    波数変換して第1の所定の信号とする手段と、音声副搬
    送波を第2の所定の信号とする手段を具備する請求項
    (32)記載の多重信号処理装置。
  35. 【請求項35】多重変調信号復調手段は変調された映像
    副搬送波からなる多重変調信号を復調して副映像信号を
    再生する手段を具備する請求項(24)記載の多重信号処
    理装置。
  36. 【請求項36】多重変調信号復調手段は振幅変調した映
    像副搬送波からなる多重変調信号を復調して副映像信号
    を再生する手段を具備する請求項(35)記載の多重信号
    処理装置。
  37. 【請求項37】多重変調信号復調手段は角度変調した映
    像副搬送波からなる多重変調信号を復調して副映像信号
    を再生する手段を具備する請求項(35)記載の多重信号
    処理装置。
  38. 【請求項38】多重変調信号復調手段は振幅変調と角度
    変調した映像副搬送波からなる多重変調信号を復調して
    副映像信号を再生する手段を具備する請求項(35)記載
    の多重信号処理装置。
  39. 【請求項39】多重変調信号復調手段は色副搬送波を周
    波数変換して得た映像副搬送波を変調している副映像信
    号を再生する手段を具備する請求項(35)記載の多重信
    号処理装置。
  40. 【請求項40】多重変調信号復調手段は音声信号処理時
    に使用する基準周波数を周波数変換して得た映像副搬送
    波を変調している副映像信号を再生する手段を具備する
    請求項(35)記載の多重信号処理装置。
  41. 【請求項41】多重変調信号復調手段は所定の信号で一
    旦低い周波数帯に周波数変換された副映像信号を再生す
    る手段を具備する請求項(35)記載の多重信号処理装
    置。
  42. 【請求項42】所定の信号は音声副搬送波であることを
    特徴とする請求項(41)記載の多重信号処理装置。
  43. 【請求項43】主副映像信号合成手段は通常のNTSC信号
    と同じ帯域の主映像信号と、その他の帯域の副映像信号
    を周波数多重して通常のNTSC信号より広い周波数帯域の
    映像信号を再生する手段を具備する請求項(24)記載の
    多重信号処理装置。
  44. 【請求項44】主副映像信号合成手段は通常のNTSC信号
    と同じアスペクト比の信号の主映像信号と、その他の信
    号の副映像信号を時間軸圧縮して合成して通常のNTSC信
    号より広いアスペクト比の映像信号を再生する手段を具
    備する請求項(24)記載の多重信号処理装置。
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