JPH03145449A - 3,4―ジフルオロベンゾニトリルの製造方法 - Google Patents

3,4―ジフルオロベンゾニトリルの製造方法

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JPH03145449A
JPH03145449A JP1280777A JP28077789A JPH03145449A JP H03145449 A JPH03145449 A JP H03145449A JP 1280777 A JP1280777 A JP 1280777A JP 28077789 A JP28077789 A JP 28077789A JP H03145449 A JPH03145449 A JP H03145449A
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JP
Japan
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dichlorobenzonitrile
alkali metal
catalyst
metal fluoride
difluorobenzonitrile
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Pending
Application number
JP1280777A
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English (en)
Inventor
Yutaka Suzuki
裕 鈴木
Yoshiichi Kimura
芳一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ihara Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Ihara Chemical Industry Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明で得られる、3.4−ジフルオロベンゾニトリル
は、農薬あるいは医薬品の中間体とじて有用である。さ
らに詳しくは、農薬の除草剤(特開昭64−66156
号公報記載)、医薬品の抗緑内障剤(特開昭64−56
672号公報記載)または抗菌剤(特開昭59−175
475号公報記載)の中間体として有用である。
(従来の技術) 従13.4−ジフルオロペンゾニトリルハ公知化合物で
あるが、その製造法については知られていない。類縁化
合物より推察すると、3.4−ジフルオロベンゾイルク
ロリドよりアミド化で3゜4−ジフルオロベンズアミド
にし、さらに脱水反応により3.4−ジフルオロベンゾ
ニトリルを得る方法が考えられる。その場合使用する原
料の3゜4−ジフルオロベンゾイルクロリドを合成する
には、オルソジアミノベンゼン類を、取り扱いの危険な
無水フッ化水素酸を用いるジ−マン反応により、オルソ
ジフルオロベンゼン類にしなければならない[5ynt
h、 Commun、 、 17.685(1987)
 ] 。しかも上記反応は低収率であり3.4−ジフル
オロベンゾニトリルへは、多数の工程が必要であった。
方ハロゲン交換により、フッ素原子への置換反応として
は、例えば特開昭61−44831号公報において、ベ
ンゾニトリル溶媒中、3.4−ジクロロニトロベンゼン
をフッ化カリおよびフッ化セシュウムにより300℃で
長時間反応させ、3゜4−ジフルオロニトロベンゼンを
65%で得る方法が記載されている。ところが上記反応
は、オートクレーブ中高温で長時間反応しなければなら
ない。しかも、ニトロ基より反応性の悪いシアノ基を有
する当ベンゾニトリル類にそのまま使用することはでき
ない。また有機合成化学協会誌、27巻、174頁(1
969)において2.6−ジクロロベンゾニトリルをジ
メチルスルホキシド中、フッ化カリと反応させ69%の
収率で2.6〜ジフルオロベンゾニトリルを合成する方
法が記載されている。しかしながら、オルソ位またはパ
ラ位の塩素原子は容易にフッ素原子に置換するものの、
メタ位の塩素原子をフッ素原子に交換することは難しか
った。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、従来の問題点を解決し、ベンゾニトリル類の
3位と4位の塩素原子を同時にフッ素原子に置換し、収
率良くしかも工業的に3,4−ジフルオロベンゾニ) 
Uルの製造法を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、3.4−ジクロロベンゾニトリル(以下
DCBNは同意とする。)とフッ化カリウムのハロゲン
交換反応で3,4−ジフルオロベンゾニトリル(以下D
FBNは同意とする。)を得る方法について鋭意研究を
重ねた結果、触媒としてテトラアリールホスホニウム塩
および非プロトン性極性溶媒を用いることにより3位と
4位の塩素原子が同時にフッ素原子に置換され、収率よ
く3.4−ジフルオロベンゾニトリルが得られることを
見いだし本発明を完成した。
即ち本発明は、テトラアリールホスホニウム塩触媒およ
び非プロトン性極性溶媒の存在下、3゜4−ジクロロベ
ンゾニトリルとアルカリ金属フッ素化物を220℃から
溶媒の還流温度で反応させることを特徴とする3、4−
ジフルオロベンゾニトリルの製造方法である。
本発明の原料として使用する3、4−ジクロロベンゾニ
トリルは、3.4−ジクロロ安息香酸をアミド化し、脱
水することにより容易に合成することができる[P、 
0xley et、 al、 、 J、 Chem、S
ac、 、 1946゜763]。また触媒として使用
するテトラアリールホスホニウム塩としては、例えばテ
トラフェニルホスホニウムクロリド、テトラフェニルホ
スポニウムブロミド、トリフェニルトリルホスホニウム
プロミド、トリストリルフェニルホスホニウムプロミド
、トリス−p−アニシルフェニルポスポニウムブロミド
、テトラキス−p−アニシルホスボニウムブロミド等が
あげられる。また上記触媒は、文献に記載された方法C
8,^ffandi at al、、 5ynth、R
eact、Inorg Met、 org、chem 
17.307(1987)、 ]により容易に合成する
ことができる。また触媒は、基質に対し0.5モル%以
上、好ましくは5〜10モル%用いられる。更に非プロ
トン性極性溶媒としては、例えばl、3−ジメチルイミ
ダゾリジノン(DMI) 、1.3−ジメチル−3,4
,5゜6−テトラヒドロ−2−ピリミジノン(DMPU
)、テトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシド(T
MSO□)をあげることができる。なかでもDMlの使
用が好ましい。またその使用量は、特に限定されるもの
ではなく攪拌できる量以上あれば良い。また、アルカリ
金属フロリドとしては、フッ化ナトリウム、フッ化カリ
ウム、フッ化セシウムまたはそれらの混合物であり、そ
のアルカリ金属フロリドとしては、微粒子状のものなら
使用して差し支えない。例えば、スプレィドライ、フリ
ーズドライ、粉砕その他工業的に製造可能な微粒子状の
ものなら使用して差し支えない。その使用量は置換され
るハロゲン原子1つに対し、0.5〜10当量。好まし
くは1〜3当量用いる。当反応は、3.4−ジクロロベ
ンゾニトリルに対して3〜7当量が望ましい。また反応
温度は、220℃から溶媒の還流温度、好ましくは22
0℃〜250℃の範囲で行うことにより、収率よ< D
FBNを得ることができる。
(発明の効果) 本発明は、テトラアリールホスホニウム塩触媒および非
プロトン性極性溶媒の存在下、3.4−ジクロロベンゾ
ニトリルとアルカリ金属フッ化物を反応させ、従来のハ
ロゲン交換フッ素化法では難しかった3位と4位の塩素
原子を同時にフッ素化しDFBNが、従来の方法よりは
るかに簡便に、特別な反応装置を用いなくとも、良好な
収率で製造できる様になったものである。
(実施例) 以下に実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 コンデンサー、メカニカルスターラー、温度計を備えた
200m1四ツロフラスコに、スプレー乾燥フッ化カリ
ウム(リーデル社111)29.1g(0,5モル)、
テトラフェニルホスホニウムプロミド4.2g (0,
01モル)を入れ、トルエンで共沸脱水を行った後、予
め脱水しておいたDM iを100m1加え、3.4−
ジクロロベンゾニトリル17.2g (0,1モル)を
入れ、昇温して還流撹拌した。しばら<DMIの沸点(
225℃)で還流しているが、3.4−ジフルオロベン
ゾニ) +Jルが生成してくるとやがて、220℃で還
流する。6時間反応させ、内部標準物質を用いてガスク
ロマトグラフィーで分析すると3.4ジフルオロベンゾ
ニトリルが65%、3−クロロ−4−フルオロベンゾニ
トリルが23%生成していた。
実施例2 コンデンサー、メカニカルスターラー、温度計を備えた
1 000ml四ツロフラスコに、スプレー乾煙フッ化
カリウム(リーデル社製>145゜3g (2,5モル
)、テトラフェニルホスホニウムプロミド21g(0,
05モル)を入れ、トルエンで共沸脱水を行った後、予
め脱水しておいたDMIを250m1加え、3,4−ジ
クロロベンゾニトリル86g (0,5モル)を入れ、
昇温しで還流撹拌した。6時間後、反応終了液をろ過し
て固形物を取り除き、エーテル抽出、水洗によって溶媒
を除去、精留カラムを用いて蒸留を行なったところ、3
.4−ジフルオロベンゾニトリル42.4g(収率61
%)を得た。沸点は95℃/45mmHg、融点は51
.0〜51.2℃、GC−MS : m/e= 139
  (M” )であった。
(文献値の融点は52〜54℃;1988〜1989年
、アルドリッチファインケミカルカタログ/ハンドブッ
ク 539頁) 実施例3 スプレー乾燥フッ化カリウムの使用量を7倍モルに変化
させ、他は実施例1と同様にして反応を行なった。その
結果を表1に示す。
実施例4 溶媒を1.3−ジメチル−4,4,5,6−テトラハイ
ドロ−2−ピリミジノンに変え、他は実施例1と同様に
行った。その結果を表1に示す。
実施例5 溶媒をテトラハイドロチオフェン−1,1−ジオキシド
に変え、他は実施例1と同様に行った。
その結果を表1に示す。
比較例1 触媒を除き、他は実施例1と同様にして反応を行なった
。その結果を表1に示す。
比較例2 反応温度を210℃にし、他は実施例1と同様に反応を
行なった。その結果を表1に示す。
比較例3 原$=[3−クロロ−4−フルオロベンゾニトリルにし
、後は実施例1と同様にして反応を行なった。その結果
3.4−ジフルオロベンゾニトリルは、わずか10%生
成しており、3−クロロ−4フルオロベンゾニ) IJ
ル69%を回収した。このように3−クロロ−4−フル
オロベンゾニトリルからのフッ素化は、反応性が悪く、
収率も悪い。
以下に実施例、比較例を表1に示す。
以下余白

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)テトラアリールホスホニウム塩触媒および非プロト
    ン性極性溶媒の存在下、3,4−ジクロロベンゾニトリ
    ルとアルカリ金属フッ素化物を220℃から沸点の範囲
    で反応させることを特徴とする3,4−ジフルオロベン
    ゾニトリルの製造方法。 2)非プロトン性極性溶媒が、1,3−ジメチルイミダ
    ゾリジノン、1,3−ジメチル−3,4,5,6−テト
    ラヒドロ−2−ピリミジノン、テトラヒドロチオフェン
    −1,1−ジオキシドより選ばれてなる特許請求範囲第
    1項記載の3,4−ジフルオロベンゾニトリルの製造方
    法。
JP1280777A 1989-10-27 1989-10-27 3,4―ジフルオロベンゾニトリルの製造方法 Pending JPH03145449A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015193586A (ja) * 2014-03-27 2015-11-05 大阪ガスケミカル株式会社 新規フルオレン化合物及びその製造方法
CN115611768A (zh) * 2022-11-14 2023-01-17 郑州大学 一种3,4-二氯苯腈的合成方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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