JPH0314529A - Fk‐506 c↓1↓0‐c↓1↓8中間体の合成方法 - Google Patents

Fk‐506 c↓1↓0‐c↓1↓8中間体の合成方法

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JPH0314529A
JPH0314529A JP2072272A JP7227290A JPH0314529A JP H0314529 A JPH0314529 A JP H0314529A JP 2072272 A JP2072272 A JP 2072272A JP 7227290 A JP7227290 A JP 7227290A JP H0314529 A JPH0314529 A JP H0314529A
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chemical formulas
chemical
mathematical formulas
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JP2072272A
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Todd K Jones
トツド ケー.ジヨーンズ
Sander G Mills
サンダー ジー.ミルズ
Richard Desmond
リチヤード デスモンド
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Merck and Co Inc
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Merck and Co Inc
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D263/00Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings
    • C07D263/02Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings not condensed with other rings
    • C07D263/08Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member
    • C07D263/16Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D263/18Oxygen atoms
    • C07D263/20Oxygen atoms attached in position 2
    • C07D263/26Oxygen atoms attached in position 2 with hetero atoms or acyl radicals directly attached to the ring nitrogen atom

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はFK−506免疫抑制剤及びその誘導体の合或
に於て中間体として有用なFK−506の光学的に純粋
なCIO〜CI8フラグメントの改良された製造方法に
関する。
田中、黒田及び共同研究者らによってごく最近単離され
確認された新規な23員三環マクロライド(JACS、
第109巻、5031頁、工987年及び欧州特許出願
公開第0184162号参照)は例外的な免疫抑制作用
をもつことが示されている.このような薬剤の骨髄や臓
器移植に於ける潜在的有用性はそのユニークな構造上の
特徴と相まってこの分野の多くを刺激してFK−506
の全合成に向かって努力が始まった。
正しい絶対配置の保護C.10−C.18サブユニット
の高ジアステレオ選択合或はD.アスキン、R,P, 
 ボランテ、R,A,  リーマー、K.M.ライアン
及びI.シンカイによるテトラヘドロンレターズ198
8年、第29巻、277〜280頁に報告されている通
り既に達威されてい?。また(a)ビラロボス、A.ダ
ニシェフスキーS.J.J.Or2. Chem. 1
 9 8 9年、第54巻、15〜16頁(b)シュラ
イバー、S,  L.サマキア、T.ウエーリング、D
.  E.  J. Orl. Chew.1989年
、第54巻、16〜17頁参照.更にC,,C,,フラ
グメントの一般合或はD.アスキン、K, M, ライ
アン、R,  P,ボランテ及びI9新開(メルクアン
ドカンパニー社に帰属)により1988年1月28日に
出願された米国特許出願番号第149,464号(ケー
ス17689 )に開示されており、これを本明細書に
引用する。
しかしながらD.■アスキン等、テトラヘドロンレター
ズ、1988年、第277及び4245頁に発表された
このプロセスは重要な中間体■を生戒するために17の
逐次化学工程を必要としている。またこの方法は3工程
の異性体分離を必要とし、これらは共に技術的労力を要
しかつ費用が掛かる。更にこの方法はプロセスの初期段
階で5倍過剰量の高価な試薬(R−ビロリジンメタノー
ル)の使用を必要として全体の費用を著しく増大させて
いる。
本技術分野において絶えず探索されているものは、安価
で便利な全合戒機構による新しく経済的なFK−506
及びその誘導体の製造方法である。
我々は10の逐次工程(全工程14)のみを必要とし、
(工程のみの異性体分離を必要とする、光学的に純粋な
C,。〜C..FK−5067ラグメントを生成する新
しいより経済的な方法を発見した。この一般順序に対し
て単純化したプロセシングは以下の流れ図Aに例示され
る。
この方法は免疫tilt剤FR900506 (FK−
506 ;L−679934)への重要な前駆体である
9の製造を含むことが明らかである(流れ図B参照)。
C.及びcpsに異なる保護基をもつこの化合物はFK
−506の全合戊の中間体として用いられている(T.
ジョンズ等、J.Am.Che+m. Soc. 1 
9 8 9年、第111巻、1157頁)。
この方法による化合物9の有用性はFK−506の医薬
的に有効な類縁体の合戒を可能にする。
本発明によれば、 (a)  不活性溶媒中において、IIIを酸化剤と、
0乃至50℃の範囲内の温度で酸化生或物IV(Pはヒ
ドロキシ保護基である)を生成するのに十分な時間接触
させ; Hではない)を生成するに十分な時間接触させ;XIV ■ (b)  IVを、不活性雰囲気下、不活性溶媒中、こ
の反応条件下で安定な不均斉N−アシルオキサゾリジノ
ンXIV (Yは保護オキシメチルである)及びトリア
ルキルアミン及びジアルキルボロンフルオロアルキルス
ルホネートの溶液と、−100乃至25℃の範囲内の温
度においてアルドール付加生戒物V (R,及びR2は
H,C,〜C4直鎖又は分技鎖アルキル、ベンジル、フ
ェニルから独立して選択され、これらは八ロ又はC,〜
C4アルコキシで置換されることができるが、但しR2
は■ (p+ はヒドロキシ保護基でありPと同じかあるいは
異なってよい) (C)  Vを不活性溶媒中、トリアルキルアルξニウ
ムとN, O−ジメチルヒド口キシルアξン塩酸塩の溶
液と−30乃至20″Cの範囲内の温度でアミド■を生
戒するに十分な時間接触させ;■ ■ (d)  リチウムの存在下、その不活性溶媒中、■を
X■と−100乃至25℃の範囲内の温度で接触させ、 次いで得られた混合物を水性アンモニウムハロゲン化物
と−20乃至25℃の範囲内の温度で縮合生或物■Cp
sはヒドロキシ保護基であり、P,と同じであってもよ
いが、Pとは異なる)を生戒するに十分な時間接触させ
; (e)  不活性溶媒中、■をテトラアルキルアンモニ
ウムトリアセトキシボ口ヒドリド及び弱有機酸と、約−
40乃至25℃の範囲内の温度で、還元生戒物■を生威
するに十分な時間接触させ;■ X■ 工程を包含する方法が提供される。
本発明によれば、更に式: ■ (f)  無水条件下、不活性雰囲気及び不活性溶媒中
で、■をアルカリ金属水素化物及びメチル化剤とO乃至
50″Cの範囲内の温度でメチル化生或物■を生或する
のに十分な時間接触させる■ (式中、P及びP,は独立してヒドロキシ保護基であり
、同一であっても異なっていてもよく、R,及びR.は
H,C+〜C4直鎖又は分技鎖アルキル、ベンジル、フ
ェニルから独立して選択され、これらはハロ又はC,〜
C4アルコキシで置換されることができるが但しR2は
Hではない)で表わされる化合物が提供される。
また構造: OCI13 0P, 0P また構造: ■ (式中、P及びP,は独立してヒドロキシ保護基であり
、同一かあるいは異なってよい)で表わされる化合物が
提供される。
更にその上、構造: ■ (式中、P,P+及びP2は独立してヒドロキシ保護基
であり同一かあるいは異なってよく、但しP2はPと異
なる) で表わされる化合物が提供される。
■ (式中、P,P,及びPtは独立してヒドロキシ保護基
であり、同一かあるいは異なってよく、但しPgはPと
異なる) で表わされる化合物が提供される。
また上で詳述した化合物及び1、2又は3個の保護され
ないヒドロキシ基を有することができるこれらの化合物
も本発明の範囲内に包含される.本発明は流れ図Aの一
般合或図弐によって容易に理解することができる。
出発物質■は本技術分野において既知であり、以下のエ
バンス等による2文献に記載される方法によって化合物
■及び■から製造することができ、これらの文献を引用
する。不均斉置換基RはC,〜C4直鎖又は分技鎖アル
キル、ベンジル、フェニルから選択されこれらはハロ又
はC.−C4アルコキシで置換されることができる。ベ
ンジルが好適である。本明細書で記載したPで示される
ヒドロキシ保護基は通常のものでありその種類はトリ置
換シリル、ベンジル及び置換ベンジル及びアロイル及び
アルカノイルを包含する。■に対するPはベンジルが好
適である。
ヒドロキシ保護基、その構造、生或、除去及び用途は1
98l年ニューヨーク第2章lO〜87頁ジョン ウィ
リーによって発表された“1,2一及び1.3−ジオー
ル類を含むヒドロキシ基の保護”と題するテオドラW.
グリーネによる゜゜有機合戒に於ける保護基゛に記載さ
れ、これを引用する。
酸性又はフッ化物加水分解によって除去し得る代表的な
トリ置換シリル基は、トリメチルシリル、トリエチルシ
リル、イソプロピルジメチルシリル、t−ブチルジメチ
ルシリル(TBS)、(トリフエニルメチル)ジメチル
シリル、t−ブチルジフエニルシリル、メチルジイソプ
口ピルシリル、メチルジーt−プチルシリル、トリベン
ジルシリル、トリーp−キシリルシリル、トリイソプロ
ピルシリル、トリフェニルシリル等であり、t−プチル
ジメチルシリルが好適である。
接触水素化又は溶解金属条件例えばt,t,’No,に
よって除去される代表的なベンジル基はベンジル(Bn
)、3.4−ジメトキシベンジル、p−メトキシベンジ
ル(PMB) 、6−ニトロベンジル、p−ニトロベン
ジル、p−プロモベンジル、pークロロベンジル、p−
シアノベンジル等ヲ含み、ベンジル及びp−メトキシベ
ンジルが好適である.塩基性加水分解又は水素化物還元
によって除去し得る代表的なC1〜C1。アルカノイル
保護基は、ピバロイル、イソプチロイル、アダマントイ
ル、ベンゾイル等であり、ビバロイルが好適である。
流れ図Aを参照すれば、本発明の第1工程はアルケン■
の酸化によって達威されるブタナール■の合戒である。
適当な酸化剤は四酸化オスミウム及び過ヨウ素酸カリウ
ム、オゾン、四酸化ルテニウム、過マンガン酸カリウム
等を含む。四酸化オスミウム/過ヨウ素酸カリウムの併
用が好適である。
酸化は、水性であることができるC,〜Csケトン、例
えばアセトン/H.O 、メチルエチルケトン及び02
〜C4アルコール類例えばエタノール等を含む試薬によ
って酸化されない不活性溶媒中で行なわれる。四酸化オ
スξウム/過ヨウ素酸カリウムの併用に対してエタノー
ル/HtO及びアセトン/H.Oが好適である。
酸化反応はO乃至50℃の範囲で行なわれ、25乃至3
0”Cが好適である。
西酸化オスξウム:過ヨウ素酸カリウム:■の併坩モル
比は一般にo.ot: 2 : 1の範囲であり、四酸
化オスミウムは触媒量で用いられる。
一般に、時間は収率80〜90%を得るために1〜4時
間が必要とされる。
特定の実施例として、流れ図8を参照して説明すれば、
アセトン/水溶媒中オレフィンエーテル3を水性四酸化
オスミウム、次に過ヨウ素酸カリウムで窒素雰囲気下、
室温で6時間処理する。常法で処理するとアルデヒド4
を収率81%で得る。
■のアルドール付加物Vへの変換は流れ図Aに示される
。R,及びR2はH, C,〜C4直鎖又はi鎖アルキ
ル、ベンジル又はフェニルから独立して選択され、これ
はハロ、例えばクロロ又はC1〜C,アルコキシ例えば
メトキシで置換されることができるが但しR2はHでは
ない。P1はPに対して上述したのと同じ種類の通常の
ヒドロキシ保護基から選択されp−メトキシベンジル(
PMB)が好適である。
■を、アラルキルオキシメチル例えばペンジルオキシメ
チル、p−メトキシベンジルオキシメチル及び2’,2
’,2’ 一トリクロロエトキシメチルを含む反応条件
下で安定な、有機窒素塩基、ジアルキルポロンフルオロ
アルキルスルホネート及び不均斉N−アシルオキサゾリ
ジノンXIV (Yは保護オキシメチル基である)の溶
液で処理して付加生或物Vを生或する。
適当な不均斉N−アシルオキサゾリジノン試薬は市販で
入手し得るかあるいは以下のエバンスの方法によって生
戒される。
このプロセスに於て用いることができる不均斉N−アシ
ルーオキサゾリジノンの代表的な具体例はC4R,5F
?)−4−メチル−3−(1−オキソー2− (4’−
メトキシフエニルメトキシ)エチル)−5−フェニルー
2−オキサゾリジノン、(4R,5R)−4−メチル−
3−(1−オキソ−2− (2’ ,2’ ,2’ 一
トリクロロエトキシ)エチル)−5−フエニルー2−オ
キサゾリジノン(14)、(4R,5R)−4−メチル
−3−(1−オキソ−2−(ペンジルオキシ)エチルー
5−フエニルー2−オキサゾリジノンであり、(4R)
[換基がR2について上で定義した例えばメチル、エチ
ル、イソプロビル、フエニル、ベンジルであり、(5R
)W換基がR1について上で定義した例えばH,メチル
、エチル、イソプロビル、フエニル又はベンジルである
これらの化合物を含む。ノルエフエドリンで出発するエ
ハンス等の方法によって生戒されるオキサゾリジノン1
4が好適である。
有機窒素塩基は水素受容体として作用し、トリメチルア
〔ン、トリエチルアミン、トリーn−プチルアミン、ジ
イソプ口ピルエチルアミン、ルチジン等を含む第三アミ
ンであることができ、トリエチルアごンが好適である。
ジアルキルボロンフルオ口スルホネートはXIVのエノ
レートを生戒するために用いられ、一般にC,〜C,。
直鎖又は分技鎖アルキルボロンラジカル、例えば、ジエ
チル、ジブロピル,ジーn−プチルボロンラジカル等で
あり、これらは不活性置換基、例えばCI−04アルコ
キシ、好適にはジーn−ブチルを含むことができる。フ
ルオロスルホネート部分はC,〜C9アルキルであるこ
とができ、これは炭素1個当り1〜2個のフッ素原子(
末端炭素に対しては3個)を含むことができ、過フフ化
されることができる。代表的な具体例はトリフレート、
ノナフレート等であり、好適にはトリフレートである。
これらの物質の製造はエバンスD. A.等、J .A
m. Chew. Soc. 1 9 8 1年、第1
03巻、2127〜2129真に記載される通り当業界
で既知である. X■:有機塩基:ジアルキルボロン試薬:■のモル比は
一般に1.5:2.0  :1.4  : 1の範囲に
ある。
使用される不活性溶媒はC,〜C4ハロゲン化アルカン
、例えばジクロロメタン、芳香族炭化水素、例えばベン
ゼン、トルエン、キシレン、C2〜C4直鎖又は環状エ
ーテル、例えばジエチルエーテル、テトラヒド口フラン
(THF)等であることができ、好適にはジクロロメタ
ンである。
このアルドール化の第1部分の反応は−50乃至O℃で
行なわれる。
この反応の第2部分では、溶液のpHを例えばリン酸緩
衝液で調整し30%水性過酸化水素を加えて−5乃至5
℃の範囲内の温度でボロンアルドレートを酸化する。
この反応物を常法で処理するとVを収率80〜90%で
得る。(a)エバンス,D.A.,エニス,M, D,
 ,マスレ,  D.  J. ,  J. Am. 
Chew.Sac. 1 9 8 2年、第104巻、
1 7 3 7 〜1739頁、(b)エバンス,  
D, A, ,ペングー,  S.L, ,モリス, 
 J. ,  J.Am. Chew. Soc. 1
 9 8 8年、第110巻、2506〜2526頁も
参照。
流れ図Bによれば、ブタナール4はp−メトキシベンジ
ルオキシアセトイミド、トリエチルアミン及びジーn−
プチルボロントリフレートを含む溶液を窒素下−50℃
で反応させ、約1+A時間攪拌する。リン酸緩衝液を加
えてpl17に調整し、30%水性過酸化水素をo′c
で加える。常法で処理すると84%の生威物5を得る。
■の■への変換はアルドール付加物Vのオキサゾリジノ
ン環系を除去しアミド基に置き換えることを含む。一般
にVを不活性溶媒中、ジアルキルN,O−ヒドロキシル
アξンとトリアルキルアル珈ニウムの撹拌混合液にO〜
25℃で加える。
ジアルキルN,O−ヒドロキシルアξンアミドのアルキ
ル基は独立してメチル、エチル等であることができ、好
適にはメチルであり、市販で入手し得る。
トリアルキルアルミニウム試薬は、アルミニウムアミド
試薬を生或するために作用し、トリメチル、トリエチル
、トリーn−プチルアルξニウム等であることができ、
好適にはメチルである。これらの物質は本技術分野で既
知である。
この反応はVの製造に対して上述したのと同じ種類の不
活性溶媒中で行なわれ、02〜C6直鎖又は環状エーテ
ル、例えばジェチルエーテル、テトラヒドロフラン、ハ
ロゲン化CI〜Cabルヵン、例えばジクロロメタン、
芳香族炭化水素、例えばトルエン、キシレン等を含む。
テトラヒドロフラン/トルエンの混合液が好適である。
流れ図Bによれば、特定の具体例が示され、5をトリメ
チルアルξニウム、N,○−ジメチルヒドロキシルアミ
ン塩酸塩とTHF溶媒中0〜25℃で1〜2時間反応さ
せて常法の処理後84%の6を得る。
■の■への変換は、ハロエーテルXIIIをリチウム金
属と不活性溶媒中、0℃で反応させ次に■に加えること
を含む。次いでこの得られた付加物をアンモニウム塩で
処理してテトラヘドラル中間体を急冷し、ケトン■を生
或する。
■の■への変換に用いられる化合物X■は本技術分野に
おける常法によって製造することができる。市販で人手
し得るl2及び11から13の個々の合成は流れ図Bに
示される。P2はP及びP1として上述したのと同し通
常のヒドロキシ保護基の群から独立して選択されるが但
しP2はPと同しではない. ■から■へのこの縮合工程に有用な不活性溶媒はC2〜
C,直鎖及び環状エーテル例えばTHF、ジエチルエー
テル、ジメトキシエタン等を含み、THF/ジエチルエ
ーテルの混合液が好適である。
この反応の第1部分では、XIIIをリチウムと無水条
件下、約0℃でLi:XII[のモル比約20:1で反
応させてLi塩を生成させる。
この反応の次の部分ではリチウム化XIIIを含む溶液
を■に加える。
この縮合反応は通常約−70乃至−60℃で十分な収率
を十分与える時間例えばA乃至1時間行なう。
得られた付加物は、そのままアンモニウム塩、例えばN
HaC e , NHJrで、存在する過剰のリチウム
試薬と反応するに十分な時間処理する。
常法の処理後、収率は50乃至75%の範囲にある。
例えば、流れ図Bによれば、化合物13はリチウムでジ
エチルエーテル中、o’cに於で処理され、攪拌される
。次いでリチウム化X■の溶液はアごド6に−78℃で
加えられ攪拌される。常法の処理後7の収率は約69%
である。
■の■への変換は、ケトンのアルコールへの還元を含む
.これは不活性溶媒系例えばアセトニトリル及び酢酸中
、還元剤例えばテトラメチルアンモニウムボロヒドリド
アセテートを約−45乃至2 0 ’Cの温度で含む。
エバンス,D.A. カレイラ E,M, チャブマン
,  K, T, J. Am. Chew.Soc.
 1 9 8 8年、第110巻、3 5 6 0 〜
3578頁も参照。
使用することができる不活性溶媒は、アセトニトリル、
環状エーテル、例えばTHF、弱有機酸、例えば酢酸等
、及びその混合液を含み、アセトニトリル/酢酸混合液
が好適である。また溶媒は3容量%の水を含むことが好
ましい。
反応は約−40乃至−10℃、好適には−40℃で、還
元を行なうに十分な時間実施する。
例えば、7をテトラメチルアンモニウムトリアセトキシ
ボ口ヒドリドに、アセトニトリル及び酢酸(及び3容量
%の水)中、−40℃で約14時間加える。常法処理す
ると90〜95%収率の8が生じる。
■の■への変換は、C−13及びC−15位に於ケるヒ
ドロキシル基のメチル化を含む(流れ図A参照)。これ
は一般にメチル化剤、例えばヨウ化メチル、臭化メチル
等好適にはヨウ化メチルを■の塩例えばナ1−リウム塩
に不活性溶媒中約O〜25″Cの温度で有為収率の■を
与えるのに十分な時間加えることにより達威される。
流れ図Bによれば、8はTHF中水素化ナトリウムで、
次にヨウ化メチルで室温に於で処理して収率98%の9
を生成する。
流れ図Aに例示される■のXへの変換はヒドロキシ保護
基P,をP2に変換し、ヒドロキシ保護基PをP,に置
換するために行なわれる。P,基はC,〜C1。アルカ
ノイルヒドロキシ保護基であり、前駆体を上記文献T.
ジョンズ等によるFK−506の全合或に例示されるの
と同じ化合物3に製造するために加えられる。
9の10への具体的合威は流れ図Bに示され実施例8に
記載される。
ヒドロキシ基はXで区別されて、C,。ヒドロキシはま
ず脱保護され、FK−5 0 6の全合戒に直接利用す
ることができる(上記T.ジョンズ等参照)。他方、c
psヒドロキシはまず脱保護されて新規なFK−506
誘導体を合或することができる。
次の実施例は本発明を実施するために具体的に説明する
ものであり本発明の範囲又は精神を制躍するものとして
解釈されるべきではない。
磁気攪拌棒及び温度計を備えた2 5 0 ml (丸
底フラスコに中隔と窒素導入口を取り付けた。この装置
に鉱油中水素化カリウムの60%分散液1.60g (
40.0ミリモル)を充填した。水素化ナトリウムを乾
燥ヘキサン20mlずつで3回洗浄し、次に乾燥N,N
−ジメチルホルムアミド40dに懸濁しO″Cに冷却し
た。攪拌した懸濁液に臭化ベンジル4.32d (6.
21g、36.3ミリモル)を加え次にジエチルエーテ
ル10!IIlに溶解したケトン2 3.47g (3
4.6−,リモル)を反応温度6℃かあるいはそれ以下
に保持しながら15分間で滴下した(カニューレにより
)。この反応混合液をO′Cで20分間攪拌し、室温に
温めた。12時間後、水10dを注意して加えこの混合
液を250一の分液漏斗に移した.水層を酢酸エチル1
00Wlずつで3回抽出した。有機層を食塩水100d
で別々に洗浄し、合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾
過し、濃縮し、クロマトグラフィー処理(6cmX33
(自)カラム、9:1のへキサン:ジクロ口メタン)し
てペンジルエーテル3を5.93g ( 8 9%)澄
明な無色の液状物質として生或した。
Rf =0.20 (9 : 1ヘキサン:ジクロロメ
タン)((r) sni  1.6 ”  ( C 2
.2L CHzCj!t)、?R(膜) : 3080
m, 3070m, 3035m. 3005w, 2
980s,2960s,2930s.2910s,28
80s.2860s,2975w,1645m,  1
605tI1,  1495m,  1480w,  
1455s.  1445m,1415w,1375+
s.1365m,1310w,1255w,1205w
,1160w,  1100s.  1040m.  
995m,  915s,  745s,  695s
,605m.  IH−NMR:7.36−7.24(
m. 5H, Arll); 5.85−5.72(m
.  1}1,  CH=CHz);  5.06−5
.00(m.  2H,  CH=CHz)i  4.
51(s.  2H,  ArClhO);  3.3
3(dd,  J=9.1.6.2,IH, CHtO
Bnの1つ) : 3.28(dd, J=9.L6.
2,1}1, CHzOBnの1つ) ; 2.27−
2.19(m, IH,Cl{CHx);  1.98
−1.84(m,  28,  CH2CH=CII■
);  0.93(d,J=6.5+  314,  
CllClh).  ”C NMR:  138.7,
  136.8,128.2,  127.4,  1
27.3,  115.8,  75.2,  72.
9,  38.0.33.3.16.7. 分析c+J+toに対する計算値: C. 82.06
: H,9.53.実測値: C, 82.08; n
, 9.49.磁気攪拌棒及び温度計を備えた2 5 
0 mftの丸底?ラスコに隔膜及び窒素導入口を取り
付けた。この装置にアセトン75mlと水25一中ベン
ジル2一メチル−4−ペンテンーl−イルエーテル(2
.39 g、12.5ミリモル)を充填した。四酸化オ
スミウム(0.15M水溶液0.833 d、0.12
5 ミリモル)を一度に次に過ヨウ素酸カリウム(6.
04 g、26.2ミリモル)を3回に等しく分けて加
えた。得られたスラリーを室温で6時間攪拌し、500
成の分液漏斗に傾瀉した。水層をジエチルエーテル20
Omffiずつで3回抽出した。各洗液を固形分上で5
分間攪拌し、飽和水性チオ硫酸ナトリウム1 5 0 
mlと飽和水性塩化ナトリウム1 0 0 mlで洗浄
した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過
し、濃縮し、クロマトグラフィー処理(4X20cmカ
ラム、4:1のヘキサン:酢酸エチル)してアルデヒド
4を1.94g ( 8 1%)無色の油状物質として
生成した。Rf =0.37 (4 : 1のヘキサン
:酢酸エチル). 分析 01■Hl60ffiに対する計算値:  C,
 74.96;H, 8.29.  実測値:  C,
 ?4.96; 11, 8.29.実l四引よ 1 0 0 mlの三ツ口丸底フラスコに磁気攪拌棒、
窒素導入口、温度計及び隔膜を取り付けた。この装置を
窒素でフラッシュし次に脱気した篩乾燥ジクロロメタン
30d中p−メトキシベンジルオキシオキサブリジノン
14、5.35g (15.1ミリモル)を充填し、−
50℃に冷却した。この澄明な溶液にトリエチルアミ7
2.31ml(1.78g、16.6ミリモル)次にジ
ーn−プチルボロントリフレー}3.75i1(4.1
3g、15.lミリモル)を5分間で加えた。
ジーn−プチルボロントリフレート添加時にこの溶液は
−36℃に発熱した。−50’Cで90分間撹拌した後
、ジクロ口メタン(及び洗液1ml)中アルデヒド4(
予めベンゼン5dずつで2回共沸させた) 1.93g
 (10.0ξリモル)をカニューレにより加えた。得
られた薄黄色溶液を−4o″Cで1時間攪拌し、次に0
℃で10分間温めた。pH7’Jン酸緩衝液15ml次
にメタノール10mlとテトラヒド口フラン10mlを
加えてこの反応液を急冷す?とほとんど均一な溶液が生
じた。5分後、メタノール15mf中30%水性過酸化
水素15mlを30分間で滴下した(注意:開始反応は
非常に発熱する)。0℃で1時間攪拌した後、反応混合
液を回転蒸発により濃縮した.得られた混合液を酢酸エ
チル100lI!1!ずつで3回抽出した.個々の有機
抽出液を飽和水性炭酸水素ナトリウムtooy及び食塩
水100rItiで洗浄した。有機層を合わせ硫酸ナト
リウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。得られた油状物質
をクロマトグラフィー処理(6.5CIIX35c++
+カラム、2:lのヘキサン:酢酸エチル)して生放物
4.62g ( 8 4%)を得た。〔α〕。
+31.8° (C 2.08. cozcL) . 
 Rf −0.16(2:lのヘキサン:酢酸エチル)
4 分析 C3■}l3.No,に対する計算値:  C,
 70.18;H. 6.81;  N. 2.56、
実測値: C. 70.00;  I{,6.98; 
 N, 2.70. 尖施炎土 アミド6 磁気攬拌棒、隔膜、温度計及び窒素導入口を取り付けた
250dの丸底フラスコ中0℃に於でテトラヒドロフラ
ン18Inl.中N,○−ジメチルーヒドロキシルアミ
ン塩酸塩3.46g (35.5ミリモル)の懸濁液に
トルエン中2.0M I−リメチルアル5ニウム17.
8dl (35.5ミリモル)を5分間で加えた(注意
:激しく気体発生)。添加が完了した後、冷却浴を取り
除き澄明な溶液を30分間室温で攪拌した.この溶液を
−15℃に再び冷却し、テトラヒドロフラン18mff
i(及び洗浄液5mffi)中イξド5、3.89g 
( 7.1.:リモル)の溶液をカニューレにより加え
た。この濁った反応混合液を−10℃で攪拌し、この温
度で気体が間断なく発生し、この混合液は徐々に透明に
なった。2時間後この溶液をヘキサンL50ml,ジク
ロロメタン20ml及び1.ON水性酒石酸1 0 0
 rnlの混合液にO′cでカニューレ挿入した。得ら
れた2層の混合液を0℃で1時間攪拌した。層を分離し
、水層をジクロロメタン150dずつで2回抽出した。
個々の有機抽出液を食塩水100dずつで2回洗浄し、
合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。
残留物をクロマトグラフィー(6c′II1×30cm
カラム、5:1のジクロロメタン:酢酸エチル2l、次
に4:1、141!,3:2、1l及び1:1、1lか
らなる勾配)で精製すると6、2.58g (84%)
を得た。(α) o +31.5” (c 3.60.
 CLCfz)R, =0.19 (1 : 1のヘキ
サン:酢酸エチル).分析 Cz4H33NOb ニ対
する計算値F  C, 66.80;H. 7.71;
  N, 3.25.  実測値: C, 66.65
;  H.7.82;  N, 3.24. 50mlのひようたん形フラスコに隔膜、熱電対、窒素
導入口及び磁気攪拌棒を取り付け、窒素でフラッシュし
、鉱油中高ナトリウム(0.5%)25重景%リチウム
分散液1.09g (39.4ミリモル)を充填した。
この分散液を蒸留ジェチルエーテル3mlずつで4回洗
浄し(リチウムはジエチルエーテル中に浮かび溶媒がそ
の下に除去される時フラスコの壁に貼り付<)、次に蒸
留ジェチルエーテル5 mlに懸濁させた。ヨウ素結晶
を加え懸濁液をO℃に冷却した.灰色懸濁液に蒸留ジェ
チルエーテル8m(及び洗液2#2ずつ2回)に溶解し
た臭化物l3、3.16g (11.8ミリモル)をカ
ニューレにより加えた。この懸濁液をO″Cでl時間攪
拌した(15分以内に懸濁液はさび赤色に変わった)。
別の50mi丸底フラスコに隔膜、熱電対、窒素導入口
と磁気攪拌棒を取り付け、窒素でフラッシュし、蒸留テ
トラヒド口フラン5 mlに溶解したア≧ド6、0.8
50 g (1.97ミリモル)を充填した。両反応容
器を−78℃に冷却し、有機リチウム試薬をアミド溶液
にカニューレにより移した。−5o℃まで発熱が見られ
た。−78℃で30分間攪拌した後、反応混合液を−2
0’Cに温め、30分攪拌し、次に飽和水性塩化アンモ
ニウム50mflとジエチルエーテル20rttlの十
分攪拌した混合液に0℃に於でカニューレにより移した
。得られた混合液を分液漏斗に移し、酢酸エチル20m
lずつで3回抽出した。五機層を合わせ硫酸ナトリウム
で乾燥し、濾過し、濃縮し、クロマトグラフィー処理(
 4.5cmX 3 0 cmカラム、7:1のヘキサ
ン:酢酸エチル)してケトン7を759mg(69%)
澄明な油状物質として得た。〔α〕。+29.2゜ (
C1.08, CII.CffiZ).  R, −0
.28 (4 : 1ヘキサン:酢酸エチル). 分析 C.zll500bSiニ対する計算値:  C
, 6B.78;H. 9.Q2.  実測値: C.
 68.63;  H. 9.19.尖施員i ジオール8 隔膜、窒素導入口及び磁気攪拌棒を取り付けた工5−の
丸底フラスコにテトラメチルアンモニウムトリアセトキ
シボロヒドリド195■(0.741ミリモル)、アセ
トニトリル0.5一及び酢酸0.25一を充填した。こ
の混合液を室温で10分間攪拌し、次に−40“Cに冷
却した。アセトニトリル0.5mlと水0. 100一
中ケトン7、0.103g (0.185ミリモル)の
溶液をこの反応混合液にカニューレにより加えた。−4
0℃で14時間攪拌した後、アセトン11I1を加え、
この反応液をO℃に温め、20分間攪拌した。水浴を取
り除き、酒石酸カリウムナトリウムのIM溶液2 ml
を加えた。得られたスラυ一を室温で30分間攪拌した
。飽和水性炭酸水素ナトリウムを注意深く加えてこの混
合液を中和した。得られた澄明な溶液を酢酸エチル20
dずつで4回抽出した.有機層を合わせ硫酸ナトリウム
で乾燥し、濾過し、濃縮し、クロマトグラフィー処理(
2cmX20cmカラム、3:lのヘキサン:酢酸エチ
ル)して分離できないジオール8(C,3異性体)87
mg(84%)を油状物質として得、これは放置時に固
化した。粗反応混合液のH P L C分析(220n
mUV検出、ゾルバックスRX逆相カラム、70:30
のアセトニトリル:水から100%アセトニトリルまで
l5分に於ける勾配)は、91.5:8.5  (Rt
−13.8分、少量、14.3分多量)の異性体混合物
を示した。R,=0.22 (4 : 1ヘキサン:酢
酸エチル).分析 C3tHszObSiニ対する計算
値:  C. 68.53;H. 9.35.  実測
値: C. 68.82;  H, 9.66 .隔膜
、窒素導入口及び磁気攪拌棒を取り付けた15mffi
の丸底フラスコに60%水素化ナトリウム分散液50■
(1.25ミリモル)及び蒸留テトラヒド口フラン1成
を充填した。この懸濁液にヨウ化メチル156d(35
5■、2.50ミリモル)及びジオール8、140■(
0.250 ミリモル)を室温で加えた。この反応液を
室温で2時間攪拌し、飽和水性塩化アンモニウム5 m
lを加えて注意深く急冷した。この反応混合液を酢酸エ
チルIQ,vrfずつで3回抽出した。有機層を合わせ
、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮し、クロマト
グラフィー処理(2c屈X 2 0 crth力ラム、
8:1のヘキサン:酢酸エチル)してジメチルエーテル
9を137■ (93%)を得た。
25織の丸底圧力フラスコにヘンジルエーテル9、9 
2 7 mg (1.57ミリモル)、20%Pd (
OH) z/炭素0.120g及び酢酸エチル10ml
を充填した。
このフラスコを34psiの水素下に置き、36時間振
盪した。得られたスラリーをシーライト■により濾過し
、濃縮し、クロマトグラフィー処理(4CIIX25C
11カラム、titのヘキサン:酢酸エチル)して対応
するジオール509■(85%)を得た。ジオール(5
 0 9 mg, 1.34ミリモル)を乾燥ビリジン
5dに溶解し、窒素下O′Cに冷却した。塩化ピバロイ
ル(168■、171成、1.39ミリモル)を加え、
この反応液をO″Cで4時間攪拌した。水10−を加え
て反応液を急冷した。得られた混合液を酢酸エチル20
mlずつで4回抽出した。有機抽出液を合わせ硫酸ナト
リウムで乾燥し、濾過し、濃縮し、クロマトグラフィー
処理(3cmX20cmカラム、4:1のヘキサン:酢
酸エチル)して主要エステル565■(91%)を得た
。磁気攪拌棒、窒素導入口と熱電対を取り付けた25戚
の丸底フラスコに主要エステル520ffig(1.1
2−,リモル)、ジクロロメタン2d及び2.6−ルチ
ジン2 6 2 u 1 (2 4 0mg, 2.2
5−1,リモル)を充填した。この混合液をO″Cに冷
却し、t一ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンス
ルホネート3 1 0ttl C356mg, 1.3
5’Gリモル)を加えた。得られた澄明な溶液をO″C
で30分攪拌し、飽和水性重炭酸ナトリウムIOrnl
を加えて急冷した。この混合液を酢酸エチル15dずつ
で3回抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾
燥し、濾過し、m縮し、クロマトグラフィー処理(3c
mX20cmカラム、9:1のヘキサン:酢酸エチル)
して10、640mg(99%)を得た。
磁気攬拌棒、隔膜と窒素導入口を取り付けた2501d
の丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアξド100
II1、(S)メチル3−ヒドロキシー2−メチルブロ
ピオネート6.08g (51.5ミリモル)、イミダ
ゾール6.31g (92.6ξリモル)及び塩化t−
プチルジメチルシリル10.9g (72.1ミリモル
)を充填した。この反応液は+30’Cまで発熱し、室
温で攪拌した。5時間後、飽和水性重炭酸ナトリウム1
00dを加え、この反応混合液をヘキサ7150dずつ
で3回抽出した。有機層を水100dずつで2回洗浄し
、合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して
シリル化エステル14.1g ( 1 1 8%)を得
た.粗生或物は還元に適していた。磁気攪拌棒、隔膜と
窒素導入口を取り付けた5 0 0 ta1の丸底フラ
スコにトルエン中水素化ジイソブチルアルミニウム1.
5M溶液79d(118?,リモル)とテトラヒドロフ
ラン80dを充填した。この反応混合液を−70℃に冷
却し、粗シリル化エステル1 1 g (47.3ミリ
モル)をテトラヒドロフラン401dに溶解しカニュー
レにより加えた。この反応混合液を−60″Cで20分
攪拌し、次に0℃に急速に温め、2時間攪拌した.次い
でこの反応液を水1000dとヘキサン300d中酒石
酸カリウムナトリウム300gの十分攪拌した混合液に
カニューレにより移した。
得られたスラリーを澄明は2層が分離するまで(約2時
間)攪拌した。この層を分離し、水府をジエチルエーテ
ル200dずつで3回抽出した。
有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃
縮し、クロマトグラフィー処理(6cmX300カラム
、ジクロロメタン)シてアルコール12を6.19g(
2工程に対して80%)得た。
Cry〕n +9.44゜ (C I.97,  Cl
hC f!.z),  Rf −0.23 (ジクロロ
メタン). 分析 C+oHz40zSiに対する計算値: C. 
58.7’7;1{,  11.84.    実測イ
直:  C,  5B.49j   l{,  12.
02.磁気攬拌棒、隔膜と窒素導入口を取り付けた25
0dの丸底フラスコにアルコールl2、6.l9g (
30.3ミリモル)とジクロロメタン50mを充填した
。この溶液を−10’Cに冷却し、トリエチルアミン8
.60rRIl(6.24g, 61.61リモル)を
加え、次に塩化メタンスルホニル3.45−(5.10
 g , 44.5ミリモル)を15分間で加えた。得
られた混合液を−10℃で1時間攪拌し、次に0.5N
炭酸水素ナトリウム50mを加えた急冷した。この反応
混合液をジクロロメタン50miずつで4回抽出した。
有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、f
ile、速やかにクロマトグラフィー処理(6C11X
25CIl1カラム、1:1のヘキサン:酢酸エチル)
してメシレー}8.48g ( 9 9%)を得た。
メシレートを直ちに臭化物に変換した。磁気攬拌棒、コ
ンデンサーと窒素導入口を取り付けた100dの丸底フ
ラスコにメシレーt−8.48g (30.0ξリモル
)、アセトン50#l及び臭化テトラブチルアンモニウ
ム29,Og (90.0ミリモル)を充填した。
この溶液を6時間加熱還流し、室温に冷却した。
ジエチルエーテルiooyと水150mlを加えて2相
の混合液を生或した。水層をジェチルエーテル1 0 
0 mlずつで3回抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナ
トリウムで乾燥し、濾過し、濃縮し、クロマトグラフィ
ー処理(4cmX5cmカラム、ヘキサン)し、蒸留(
b.p. 5 0″C/0.4  }ル)して臭化物1
3を5.3g(66%)得た。
C(X ) o +11.1゜ (c 1.42,  
c+(zce2>  R, =0.80(1:Lヘキサ
ン:ジクロロメタン).分析 C+ oHz30siB
rに対する計算値:  C. 44.94:H, 8。67. 実測値: CI 44.54; H, 8.98. 手続補正書 (方式) 平rR.2年7月5日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)不活性溶媒中、IIIを酸化剤と0乃至50℃
    の範囲内の温度で酸化生成物IVを生成するに十分な時間
    接触させ; ▲数式、化学式、表等があります▼III→▲数式、化学
    式、表等があります▼IV (Pはヒドロキシ保護基である) (b)IVを不活性雰囲気下、不活性溶媒中、この反応条
    件下で安定な不均斉N−アシルオキサゾリジノンXIV(
    Yは保護オキシメチルである)及びトリアルキルアミン
    及びジアルキルボロンフルオロアルキルスルホネートの
    溶液と−100乃至25℃の範囲内の温度でアルドール
    付加生成物V(R_1及びR_2はH、C_1〜C_4
    直鎖又は分枝鎖アルキル、ベンジル、フェニルから独立
    して 選択され、これらはハロ又はC_1〜C_4アルコキシ
    で置換されることができるが、但しR_2はHではない
    )を生成するに十分な時間接触させ; ▲数式、化学式、表等があります▼XIV→▲数式、化学
    式、表等があります▼IV ▲数式、化学式、表等があります▼V (P_1はヒドロキシ保護基でありPと同じかあるいは
    異なってよい) (c)Vを不活性溶媒中、トリアルキルアルミニウムと
    N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩の溶液と−
    30乃至20℃の範面内の温度でアミドVIを生成するに
    十分な時間接触させ; ▲数式、化学式、表等があります▼V→▲数式、化学式
    、表等があります▼VI (d)リチウムの存在下、その不活性溶媒中、VIをXI
    IIと−100乃至25℃の範囲内の温度で接触させ、 ▲数式、化学式、表等があります▼VI+▲数式、化学式
    、表等があります▼XIII →▲数式、化学式、表等があります▼VII 次いで得られた混合物を水性アンモニウムハロゲン化物
    と−20乃至25℃の範囲内の温度で縮合生成物VII(
    P_2はヒドロキシ保護基であり、P_1と同じであっ
    てもよいが、Pとは異なる)を生成するに十分な時間接
    触させ; (e)不活性溶媒中、VIIをテトラアルキルアンモニウ
    ムトリアセトキシボロヒドリド及び弱有機酸と、約−4
    0乃至25℃の温度で、還元生成物VIIIを生成するに十
    分な時間接触させ; ▲数式、化学式、表等があります▼VII→▲数式、化学
    式、表等があります▼VIII (f)無水条件下、不活性雰囲気下及び不活性溶媒中で
    、VIIIをアルカリ金属水素化物とメチル化剤と0乃至5
    0℃の範囲内の温度でメチル化生成物IXを生成するに十
    分な時間接触させる ▲数式、化学式、表等があります▼VIII→▲数式、化学
    式、表等があります▼IX 工程を包含している方法。 2、IVを不活性雰囲気下、不活性溶媒中、この反応条件
    下で安定な不均斉N−アシルオキサゾリジノンXIV(Y
    は保護オキシメチルである)及びトリアルキルアミン及
    びジアルキルボロントリフルオロアルキルスルホネート
    の溶液と−100乃至25℃の範囲内温度でアルドール
    付加生成物V(R_1及びR_2はH、C_1〜C_4
    直鎖又は分枝鎖アルキル、ベンジル、フェニルから独立
    して選択され、これらはハロ又はC_1〜C_4アルコ
    キシで置換されることができるが、但しR_2はHでは
    ない;また、P_1はヒドロキシ保護基であり、Pと同
    じかあるいは異なってよい)を生成するに十分な時間接
    触させる工程を包含している方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼XIV+▲数式、化学
    式、表等があります▼IV→ ▲数式、化学式、表等があります▼V 3、リチウムの存在下、その不活性溶媒中、VIをXIII
    と−100乃至25℃の範囲内の温度で接触させ、 ▲数式、化学式、表等があります▼VI+▲数式、化学式
    、表等があります▼XIII →▲数式、化学式、表等があります▼VII 次いで得られた混合物を水性アンモニウムハロゲン化物
    と−20乃至25℃の範囲内の温度で縮合生成物VII(
    P_2はヒドロキシ保護基であり、P_1と同じであっ
    てもよいがPとは異なる)を生成するに十分な時間接触
    させる工程を包含している方法。 4、(a)アセトン/水溶媒中で、3を四酸化オスミウ
    ム及びKIO_4と約20〜25℃において4を生成す
    るに十分な時間接触させ; ▲数式、化学式、表等があります▼3→▲数式、化学式
    、表等があります▼4 (b)4を塩化メチレン溶媒中14、トリエチルアミン
    、ジ−n−ブチルボロントリフレートの溶液と約−40
    〜−50℃で窒素雰囲気下5を生成するに十分な時間接
    触させ;▲数式、化学式、表等があります▼4+▲数式
    、化学式、表等があります▼14 →▲数式、化学式、表等があります▼5 (c)5をTHF中、トリメチルアルミニウム、N,O
    −ジメチル−ヒドロキシルアミン塩酸塩の溶液と0〜2
    50℃で6を生成するに十分な時間接触させ; ▲数式、化学式、表等があります▼5→▲数式、化学式
    、表等があります▼6 (d)ジメチルエーテル中、6を化合物13及びリチウ
    ムと−78℃で接触させ、次に水性塩化アンモニウムと
    0℃で7を生成するに十分な時間接触させ; ▲数式、化学式、表等があります▼6+▲数式、化学式
    、表等があります▼13 →▲数式、化学式、表等があります▼7 (e)7をテトラメチルアンモニウムトリアセトキシボ
    ロヒドリド、アセトニトリル及び酢酸と約−40℃にお
    いて8を生成するのに十分な時間接触させ; ▲数式、化学式、表等があります▼7→▲数式、化学式
    、表等があります▼8 (f)TRF中、8を水素化ナトリウム、ヨウ化メチル
    と9を生成するに十分な時間接触させる ▲数式、化学式、表等があります▼8→▲数式、化学式
    、表等があります▼9 工程を包含している工程。
JP2072272A 1989-03-23 1990-03-23 Fk‐506 c↓1↓0‐c↓1↓8中間体の合成方法 Pending JPH0314529A (ja)

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