JPH03143712A - 車両制御装置 - Google Patents

車両制御装置

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Publication number
JPH03143712A
JPH03143712A JP22962389A JP22962389A JPH03143712A JP H03143712 A JPH03143712 A JP H03143712A JP 22962389 A JP22962389 A JP 22962389A JP 22962389 A JP22962389 A JP 22962389A JP H03143712 A JPH03143712 A JP H03143712A
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JP
Japan
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vehicle
acceleration
acceleration signal
signal
control
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Pending
Application number
JP22962389A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Kinoshita
木下 久史
Akira Ikuma
井熊 彰
Hiroshi Ishikawa
浩 石川
Toshio Yuya
油谷 敏男
Masaki Kasai
正樹 河西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, NipponDenso Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to PCT/JP1990/000916 priority Critical patent/WO1991001227A1/ja
Publication of JPH03143712A publication Critical patent/JPH03143712A/ja
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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野] 本発明は、加速度センサによって検出された加速度を用
いて、例えばザスペンション装置、ブレキ装置、ステア
リング装置等の車両の制御対象に対して制御を行う車両
制御装置に関する。
C従来の技術〕 従来より、例えば油圧等を用いて車両の姿勢変化を積極
的に抑制するサスペンションが知られている。このサス
ペンションにおいては、車両に作用する加速度を加速度
センサによって検出することにより、車両に生じる姿勢
変化を予測して、これを抑制するように制御される。
コノ加速度センサは、従来例えばシリコン等の単結晶で
構成される半導体基板から単結晶シリコンによる振動片
を形成し、この振動片が作用した加速度の大きさに対応
して曲がるように構成される。そして、この振動片には
ピエゾ抵抗素子が添着され、ピエゾ抵抗素子から上記振
動片の曲がりの大きさに対応した電気信号が検出される
しかし、このような従来の加速度センサにあっては、例
えば自動車に搭載された場合など、長期間に亘って厳し
い環境条件にて使用された場合、ピエゾ抵抗素子の抵抗
値が経時変化、温度変化等によって変化し、これによっ
て無視できないレベルのドリフトが発生することがある
。このため、従来の加速度センサでは、コンデンサによ
る交流カップリング回路等によって、ピエゾ抵抗素子が
ら出力された信号の低周波成分を除去し、ドリフトに影
響されず車両に作用する加速度の変化を検出できるよう
にしている。
第6図に、交流カップリング回路を使用した加速度検出
装置の構成の一例を示す。
第6図において、ピエゾ抵抗素子St、S2と抵抗R1
,R2とによってブリッジ回路が形成されており、この
ブリッジ回路の出力信号は作動増幅23Atに人力され
る。この人力信号は、作動増幅器A1によって増幅され
た後、コンデンサCと抵抗Rとによって構成される交流
カップリング回路によって低周波成分が除去される。こ
の低周波成分が除去された信号は、増幅器A2によって
増幅され、加速度信号として出力される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のように構成された加速度検出装置
によれば、交流カンプリング回路によって低周波成分を
除去することにより、ドリフトの影響を低減することは
できるが、その一方で、加速度の変化のみしか検出でき
なくなってしまう。
すなわち、交流カップリング回路によって遮断される周
波数は、交流カンプリング回路を構成するコンデンサC
と抵抗Rとの値によって決定され、コンデンサC或いは
抵抗Rの値を大きくするほど、遮断される周波数は低く
なっていく。しかし、コンデンサ及び抵抗の値を無限に
大きくすることば不可能であり、通常交流カップリング
回路による遮断周波数は0.1〜0.05 Hz程度が
限界である。
さらに、温度変化に起因するドリフトはその変動がかな
り激しいため、あまり遮断周波数を低くしてしまうと、
この温度変化に起因するドリフトを除去することができ
なくなってしまう。このため、交流カンプリング回路に
よって遮断される周波数は、上記の限界範囲内で温度変
化によるドリフトを除去できる程度の周波数に設定され
る。従って、第7図に示すように、例えば車両にほぼ一
定の加速度が長時間作用する場合には、検出される加速
度は徐々に雰レベルに近づき、やがてその値は雰になる
。そして、車両が上記のようにほぼ一定の加速度が作用
していた状態から、その加速度が消滅する状態に復帰し
た場合には、そのときまで作用していた加速度とは逆方
向の加速度が車両に生じたものとして、加速度検出装置
から加速度信号が出力されてしまう。
本発明は上記の点に濫みてなされたもので、低周波成分
を除去した加速度信号が、実際に車両に作用している加
速度とは異なるときに、車両制御における加速度信号の
影響を小さくさせることによって、上記のような加速度
信号を用いて車両制御を行った場合にも、実用上不具合
のない車両制御を実行可能な車両制御装置を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、第1発明による車両制御装
置は、 車両に搭載され、この車両に作用する加速度の大きさを
検出する加速度センサと、 前記加速度センサから出力される加速度信号の低周波成
分を除去する除去手段と、 少なくとも前記除去手段によって低周波成分が除去され
た加速度信号を用いて、前記車両の制御対象に対して制
御を行う制御手段とを備えた車両制御装置において、 前記車両の状態が停止状態から発進状態へと移行したと
きに、この発進状態を検出する検出手段と、 前記検出手段によって前記車両の発進状態が検出された
とき、前記加速度信号が実際に前記車両に作用している
加速度に対応するようになるまでの所定の期間、車両制
御における前記加速度信号の影響を小さくさせる発進補
正手段とを備えるように構成される。
また、第2発明による車両制御装置は、車両に搭載され
、この車両に作用する加速度の大きさを検出する加速度
センサと、 前記加速度センサから出力される加速度信号の低周波成
分を除去する除去手段と、 少なくとも前記除去手段によって低周波成分が除去され
た加速度信号を用いて、前記車両の制御対象に対して制
御を行う制御手段とを備えた車両制御装置において、 前記車両の姿勢変化を検出する検出手段と、前記検出手
段によって検出された姿勢変化の方向と、前記加速度信
号の方向とが正しく対応しているか否かを判別する判別
手段と、 前記判別手段によって、前記姿勢変化の方向と前記加速
度信号の方向とが正しく対応していないと判別されたと
き、前記加速度信号が実際に前記車両に作用している加
速度に対応するようになるまでの所定の期間、車両制御
における前記加速度信号の影響を小さくさせる復帰補正
手段とを備えるように構成される。
〔作用] 上記第1発明によれば、車両の状態が停止状態から発進
状態−・と移行したときには、加速度信号が実際に車両
に作用している加速度に対応するようになるまでの所定
の期間、車両制御における加速度信号の影響を小さくす
るように制御される。
これにより、例えば車両の停止していた路面が傾斜して
おり、停止状態においてこの傾斜に基づくほぼ一定の加
速度が車両に作用していたときに、このような状態から
発進して、それまで車両に作用していた加速度が消滅し
た場合に、除去手段より誤った加速度信号が出力されて
も、この加速度信号が実際の加速度に対応するようにな
るまでの所定の期間は、車両制御における加速度信号の
影響を小さくするために、実用上不具合のない車両制御
を実行できる。
また第2発明によれば、車両の姿勢変化の方向と加速度
信号の方向とが正しく対応しているか否かが判別され、
この両者の方向が正しく対応していないときには、加速
度信号が実際の加速度に対応するようになるまでの所定
の期間、車両制御における加速度信号の影響を小さくす
るように制御される。このような状況は、例えば車両が
定常円旋回を行っている状態から直進状態となるときに
発生する。すなわち、定常円旋回を行うと車両にはほぼ
一定の加速度が作用するため、加速度信号は徐々に零レ
ベルに近づいていく。このときに車両が直進状態となる
と、姿勢変化が解消される以前に逆方向の加速度信号が
出力される。このため、姿勢変化の方向と加速度信号の
方向とにくい違いが生じる。そして、このようなときに
は、加速度信号が実際の加速度に対応するようになるま
での所定の期間、車両制御における加速度信号の影響を
小さくすることによって、車両制御に不具合が生じるこ
とを防止する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお
この実施例では、車両のサスペンション装置を制御対象
としており、車両制御+詰装置サスペンション制御装置
として適用されている。
第1図において、車輪10はロアアーム9を介して車体
側に連結され、このロアアーム9と車体との間にはショ
ックアブソーバ1とコイルスプリング2が配設されてい
る。なお、第1図においては、1つの車輪についての構
成しか示していないが、車両の4輪すべてに第1図に示
す構成が採用されている。
ショックアブソーバ1は、圧力制御弁3に接続されてお
り、このに圧力制御弁3によって作動油が供給・排出さ
れることにより、ショックアブソーバ1内の油圧が制御
される。圧力制御弁3は、リザーバ8からの作動油を高
圧に圧縮して吐出するポンプ7と接続されるとともに、
オイルクーラ6を介してリザーバ8に接続されている。
そして、ポンプ7と圧力制御弁3とを接続する配管途中
には、作動油を一時的に蓄えるアキュムレータ4が接続
されている。さらに、ポンプ7によって油圧が過度に上
昇するのを防止するために、リリーフ弁5が設けられ、
図中C点の油圧が所定値以上となったときには、ポンプ
7から吐出されたさ作VJJ油をリザーバ8に還流させ
る。
ここで、圧力制御弁3は可変絞り弁3aと比例弁3bと
固定絞り弁3Cとから構成される。この比例弁3bは、
図中A点とB点との圧力差が一定となるように作動油の
流量を連続的に変化させるものである。すなわち、可変
絞り弁3aの作動油の絞り量を変化させるとA点の油圧
が上昇或いは低下するため、この絞り量を制御すること
によりB点の油圧、すなわちショックアブソーバ1の油
圧を制御することができる。
上記可変絞り弁3aの絞り量の制御は、電子制御装置(
ECU)11によって行われる。ECUllは、各種セ
ンサからの検出信号を取り込み、それらの検出信号に基
づいて、可変絞り弁3aに制御信号を出力する。ここで
、ECUIIに対して検出信号を出力するセンサには、
各ショックアブソーバに設けられ、ショックアブソーバ
1のストロークを検出するハイドセンサ12、車両の前
後方向及び横方向に作用する加速度を検出する加速度セ
ンサ13、ステアリングの切り角を検出するステアリン
グセンサ14、車両の走行速度を検出スる車速センサ1
5、エンジンのスロットル弁の開度に比例した信号を出
力するスロットルポジションセンサ16、ブレーキペダ
ルが踏まれたことを検出するストップランプスイッチ1
7、及び各ショックアブソーバに設けられ、ショックア
ブソーバ1に供給されている油圧を検出する圧力センサ
18がある。なお、上記加速度センサ13は加速度信号
から低周波成分を除去する除去手段としての処理回路を
含む。さらに、ECUIIは、運転者によって操作され
る車高調整のためのコントロールスイッチ19からの信
号を取り込む。
これらのセンサ及びスイッチからの信号に基づき、EC
UII及び圧力制御弁3は主に以下の3種類の制御を実
行する。
(1)コントロールスイッチ19によって車高調整の要
求が生じたときには、ハイドセンサ12により車高を検
出し、この検出された車高を要求される車高に一致させ
るべく、ECUIIは可変絞り弁3aに制御信号を出力
する。
(2)加速度センサ13.ステアリングセンサ14車速
センサ15.スロットルポジションセンサ16、ストッ
プランプスイッチ17からの信号より車両の姿勢変化を
予測し、この姿勢変化を抑制すべく、ECUIIは可変
絞り弁3aに制Off信号を出力し、各ショックアブソ
ーバの油圧を調整する。
(3)例えば車両が路面突起を乗り越えた場合等のよう
に、ショックアブソーバの油圧が急激に高くなると、B
点の油圧が上昇する。このため、比例弁3bがA点の圧
力との圧力差を一定に保つべく、B点の油圧、つまりシ
ョックアブソーバの油圧を低下させるように作動し、乗
り心地の向上を図る。
ここで、本実施例における加速度センサ13について、
図面を参照しながら説明する。
本実施例における加速度センサ13では、検出される加
速度が変化していない場合には、現在出力している加速
度信号がドリフトによるものであるとして、この出力を
打ち消すように、センサ回路からの出力信号を増幅する
増幅器の基準動作点を修正する。これにより、ドリフト
の除去機能を低下させることなく、従来の交流カップリ
ング回路を用いた加速度検出装置に比較して、より低周
波数までの加速度変化を検出することが可能となる。
第2図は、加速度センサ13の構成を示しており、半導
体による抵抗111及び112は、抵抗121及び12
2と共にブリッジ回路を構成するように接続される。こ
の場合、抵抗111,112は、例えばそれぞれ半導体
によって構成される振動片にピエゾ抵抗素子が添着され
、このピエゾ抵抗素子の抵抗値は振動片の曲がりの大き
さに比例した値となる。そして、このブリッジ回路から
の出力信号は、差動増幅器20によって増幅された後、
演算増幅器(オペアンプ)22の反転入力端子に入力さ
れる。このオペアンプ22の出力信号は、出力端子21
から加速度信号として出力されるとともに、コンパレー
タ23及び24に入力される。さらに、これらのコンパ
レータ23及び24には、抵抗R1〜R3によって設定
される基準電圧+△■5−△■が供給されている。ここ
で、+△■〜−ΔVまでの電圧範囲は、加速度が雰の状
態に対応したものであり、車両に加速度が作用している
ときには、オペアンプ22がら出力される信号の電圧値
が上記の電圧範囲を越えるため、コンパレータ23,2
4がらの出力はがなり高い頻度でオン・オフが繰り返さ
れる。
これらのコンパレータ23,24からの出力信号はX0
R25に供給され、このX0R25からの出力信号が単
安定マルチバイブレータ26のセント指令信号として供
給される。この単安定マルチバイブレータ26からの出
力信号は、インバータ27によって反転され、AND2
Bに供給される。このAND28には、さらにクロック
発生器29からのクロック信号が供給されている。従っ
て、単安定マルチバイブレーク26の出力信号がローレ
ベルとなったとき、AND2Bからクロック信号が出力
される。
コンパレータ23,24からの出力信号はフリップフロ
ップ回路30のセット及びリセット指令としても用いら
れる。つまり、コンパレータ23から出力信号が発生す
ると、フリップフロップ回路30がセットされて、アッ
プ/ダウンカウンタ31にカウントダウン指令が与えら
れる。一方、コンパレータ24から出力信号が発生する
と、フリップフロップ回路30がリセットされて、アッ
プ/ダウンカウンタ31にカウントアツプ指令が与えら
れる。このアップ/ダウンカウンタ31には、インバー
タ32を介してX0R25からの出力信号がイネーブル
信号として供給され、X0R25の出力信号がハイレベ
ルとなったとき、アップ/ダウンカウンタ31が計数可
能な状態に設定される。この状態において、アップ/ダ
ウンカウンタ31は、カウントアツプまたはカウントダ
ウン指令に対応して、AND28からのクロック信号を
計数する。そして、このカウンタ31の計数値データは
、抵抗ラダー回路33によって電圧値に変換された後、
適宜増幅されてオペアンプ22の非反転入力端子に入力
される。
このような構成により、車両に所定の加速度が作用し、
その後も同様な加速度が作用し続けた場合、車両に加速
度が作用した時点でコンパレータ23.24のどちらか
一方からハイレベルの信号が出力される。この出力信号
がX0R25に入力されると、XOR25からハイレベ
ルの信号が出力され、この出力信号により単安定マルチ
バイフレーク26がセットされ、単安定マルチパイブレ
ーク26からハイレベルの信号が出力される。このため
、インバータ27を介してAND28に供給される信号
はローレベルとなり、AND28からのクロック信号の
出力が阻止される状態となる。
その後も車両にほぼ一定の加速度が作用している場合に
は、新たに単安定マルチバイブレータ26にセット指令
がなされることはなく、単安定マルチハイブレーク26
の時定数に対応する所定の時間が経過すると単安定マル
チバイブレーク26の出力信号はローレベルとなる。こ
のとき、X0R25の出力信号は、依然としてハイレベ
ルの状態を保っているため、インバータ32を介してア
ップ/ダウンカウンタ31に供給されるイネーブル信号
はローレベルであり、アンプ/ダウンカウンタ31を計
数可能な状態にしている。従って、AND28からクロ
ック信号が与えられると、アップ/ダウンカウンタ31
(ま、フリンブフロ・ンブ回路30からのカウントアン
プ或いはカウントダウン信号に対応して計数を行う。そ
して、アップ/ダウンカウンタの計数値に対応した抵抗
ラダー回路33からの電圧信号がオペアンプ22に入力
されて、センサ回路から出力される電圧信号との偏差を
小さくする方向に基準動作点が補正される。
この7J’J動作点の補正により、オペアンプ22から
の出力信号の電圧値が+へ■〜−Δ■までの電圧範囲内
の値になると、コンパレータ23.24の出力信号が共
にローレベルとなる。これにより、X0R25から出力
される信号はハイレベルとなるため、アップ/ダウンカ
ウンタ31に入力されるイネーブル信号がハイレベルと
なり、アップ/ダウンカウンタ31の計数は停止する。
このような作用により、車両にほぼ一定の加速度が作用
する場合に、出力端子21から出力される加速度信号は
、第3図に示すようになる。
その後、第3図に示すように、車両に作用していた加速
度が消滅する場合には、この加速度が存在する状態にお
いて、出力端子21から出力する加速度信号が零となる
ようにオペアンプ22の基準動作点が補正されていたた
め、その加速度が消滅してしまうと、あたかも今まで車
両に作用していた加速度とは逆方向の加速度が作用した
ような加速度信号が出力される。
この加速度信号は、車両に作用する加速度が変化してい
なければ、上記と同様な作用により、オペアンプ22の
基準動作点が補正されるため、徐々に雰に近づいていく
このような加速度センサ13を用いて、車両のサスペン
ション装置の制御を行う場合のフローチャートを第4図
(a)、 (b)、 (C)に示す。
第4図(a)においては、車両が発進状態となったとき
に、加速度信号を零に補正するためのフローチャートが
示されている。ここで、例えば車両が片輪を路肩に乗り
上げて駐車していた場合のように車両が傾いて駐車され
ていると、第5図(a)に示すように、駐車中であって
も車両には所定の加速度が作用している。この状態から
車両が走行を開始すると、この加速度が消滅するときに
加速度センサ13から、第5図(a)に点線で示すよう
に、それまで車両に作用していた加速度とは逆方向の加
速度信号が出力される。このため、車両が発進状態とな
ったことを検出し、車両の発進状態においては、この逆
方向の加速度信号が零に近づくまでの時間もよりも長い
所定時間T0、加速度信号の値を零に補正する。従って
、例えば加速度センサ13から出力される加速度信号を
そのままサスペンション制御に用いた場合には、誤って
出力される逆方向の加速度信号により、車両が傾いたま
ま走行してしまう等の問題が生じるが、この補正された
加速度信号を用いてサスペンション制御を行うことによ
り、実用上不具合のない制御を実現することができる。
第4図(a)において、ステップ410ではイニシャル
処理が行われ、必要なフラグ2カウンタの初期化等が実
行される。ステップ415では、各センサ及びスインチ
からの検出信号を取り込む。ステップ417では、ステ
ップ415にて取り込まれた検出加速度G、、を加速度
信号Cとして設定する。ステップ420では、カウンタ
CNIが零であるか否かが判別され、零でないときには
ステップ430に進む。ステップ430ではカウンタC
N1の値が1づつデクリメントされ、ステップ440に
て、加速度信号Gが零に設定される。すなわち、カウン
タCNIは加速度信号Gを零に補正する時間を設定する
タイマとしての役割を果たす。
ステップ420での判別結果において、カウンタCNI
が零であると、ステップ450に進み、フラグFLGO
が零であるか否か判別される。このときフラグFLGO
が零であると、ステップ460に進んで、車速センサ1
5から出力される車速信号SPDが、設定車速■。(例
えば5km/h)よりも大きいか否かが判別される。そ
して、車速信号SPDが設定車速■。よりも大きいとき
には、ステップ470に進み、フラグFLC;Oの値を
1に設定するとともに、カウンタCNIの値をT。
に設定する。このステップ470にて設定されたカウン
タCNIの値T。は、車両が傾いて駐車され、そのとき
に作用していた加速度が消滅した場合に検出される加速
度信号Gが零に近づく時間よりも長く、加速度信号Gの
値が零に補正されるように決定されている(例えば20
秒)。そして、このカウンタCNIに設定された(l!
! T oに対応した時間、上記のステップ420〜4
40によって加速度信号Gが零に補正される。また、ス
テップ460において、車速信号SPDが設定車速■。
以下であると判別されたときには、ステップ480に進
んで、車速信号SPDが設定車速■。よりも大きくなり
、車両が発進状態にあると判断されるまで、加速度信号
Gを零に補正する。すなわちフラグFLGOは、イグニ
ッションスイッチがオンされ、かつ車速信号SPDが設
定車速■。以上となった時点で、車両が発進状態となっ
たものと判断して、その値が1に設定される。そしてフ
ラグFLGOO値が1となった後は、ステップ450の
判別処理によってステップ460〜480までの処理、
つまり車両が発進状態であるときに加速度信号Gを零に
補正するという処理が省略される。換言すれば、フラグ
FLGOは、車両が発進状態となったときには、必ず加
速度信号Gを零に補正するためのものである。
第4図(b)においては、車両がエンジンをかけたまま
停車している状態から発進状態となったときに、加速度
信号を零に補正するためのフローチャートが示されてい
る。すなわち、第5図(b)に示すように、車両停車時
に車両に作用している加速度より、車両が例えば片輪を
路肩に乗り上げて傾いて停車したことを検出する。そし
て、この状態から発進するときには、この発進状態を検
出して、所定時間T0の間、加速度信号の値を零に補正
する。これにより、上記の場合と同様に、車両が傾いて
停車していた状態から発進状態となったときにも、実用
上不具合のない制御を実現することができる。
第4図(b)において、ステップ490においては、カ
ウンタCNIの値が零であるか否か判別され、零でない
ときにはこのルーチンを抜ける。これは、カウンタCN
Iの値が零でないときには、第4図(alに示すフロー
チャートにより、加速度信号Gが零に補正される処理が
継続しているためである。
ステップ490において、カウンタCNIの値が零であ
るときには、ステップ500に進み、フラグFLC;1
が零であるか否がが判別される。このときフラグFLG
Iが零であれば、ステップ510に進んで、加速度信号
Gの絶対値カミ停車時に車両が傾いていることを判定す
る基準加速度G0(例えば0.05G)よりも大きいか
否か判別される。加速度信号Gの絶対値が基準加速度G
0よりも大きいときにはスッテプ520に進み、加速度
信号Gの絶対値の方が小さいときにはステップ590に
進む。ステップ520では、車速信号SPDが、停車を
判定する基準車速V+(例えば5km/h)よりも大き
いか否かが判別され、車速信号SPDの方が大きく車両
が停車する状態にないとき、ステップ590に進む。ス
テップ590では、フラグFLGIに零を設定するとと
もに、カウンタCN2の値も零に設定し、このルーチン
を抜ける。
一方、ステップ520の判別結果において、車速信号S
PDの方が小さい時には、ステップ530に進み、カウ
ンタCN2の値を1づつインクリメントする。ステップ
540では、カウンタCN2の値が、所定時間TI(例
えば2秒)よりも大きくなったか否か、すなわち車両が
傾いて停車している時間が所定時間T1継続しているか
否かが判別される。このときカウンタCN2の値が所定
時間T1よりも大きければ、スッテプ550に進んでフ
ラグFLGIO値を1に設定する。ここで、車両にほぼ
一定の加速度が作用している場合、加速度センサ13か
ら出力される加速度信号は徐々に零に近づいていくため
、車両が傾いて停車している時間が所定時間T1継続し
ていることが検出された時には、このフラグFLGIの
値を1に設定し、ステップ500における判別処理によ
り、それ以後のステップ510における加速度信号Gに
よる車両の傾斜判定を禁止する。
ステップ560では、カウンタCN2の値と車両が停車
したことを判定する基準時間T z (例えば20秒)
とを大小比較することにより、車両が僅かな時間だけ停
止したのではなく、基準時間T2以上停車したか否かを
判別する。そして、車両が基準時間T2以上停車してい
るときには、ステップ570に進んで、フラグFLGO
及びFLGIとカウンタCN2の値をそれぞれ零に設定
する。
ステップ580では、再び車両が走行を開始するまで加
速度信号Gの値を零に設定する。そして、ステップ57
0において、フラグFLGOの値が再び零にされたこと
により、第4図(a)に示すフローチャートの処理が再
び実行され、車両が停車状態から発進状態となったとき
に、カウンタCNIによって設定される所定時間T0、
加速度信号Gが零に補正される。
なお、ステップ560における、車両が基準時間T2以
上停車したか否かの判別処理に代えて、車両が傾いて停
車している時間が所定時間T、I!続していることが検
出されて、フラグFLGIの値が1に設定されたときに
ステップ570,580の処理が実行されるようにして
も良い。このときには、ステップ500の処理を省略す
ることができる。
第4図(C)においては、車両が定常旋回を行っている
状態から直進状態となったときに、加速度信号を零に補
正するためのフローチャートが示されている。ここで、
第5図(C)に示すように、車両がほぼ一定の速度と旋
回半径を保って、定常旋回を行っているときには、車両
にはほぼ一定の加速度が作用する。このような状態が所
定時間継続すると、加速度センサ13から出力される加
速度信号は、第5図(C)に点線で示すように、徐々に
零に近づいていく。さらに、このような状態から車両が
直進状態に復帰すると、加速度センサ13からは実際に
車両に作用している加速度とは逆方向の加速度信号が出
力される。本実施例では、この逆方向の加速度信号が出
力されたことを検出し、この加速度信号を零に補正する
。従って、この補正された加速度信号をサスペンション
装置の制御に用いれば、実用上不具合のない制御を行う
ことができる。
第4図(C)において、ステップ600では、ステップ
490と同様に、カウンタCNIの値が零であるか否か
判別され、零でないときにはこのルーチンを抜ける。ス
テップ610では、車速信号SPDが、車両が走行中で
あることを判定する基準速度Vz(例えば20km/h
)よりも大きいか否かが判別され、車速信号SPDがこ
の基準速度■2よりも大きいときステップ620に進む
。ステップ620では、ハイドセンサ12からの検出信
号に基づくロール角ψの絶対値が、車両にロールが生じ
ていることを判定する基準ロール角ψ。(例えば左右輪
差が24mm)と大小比較され、ロール角ψの絶対値が
基準ロール角ψ。よりも大きいときにはステップ630
に進む。ここで、本実施例においては、車両の旋回時に
ロールが生しると、このロールを抑制すべく姿勢制御を
行う。ただし、この姿勢制御ではロールを零とすること
を目標としてはおらず、車両旋回時には若干のロールは
生じている。このため、ハイドセンサ12からの検出信
号より車両が旋回状態にあることを検出することができ
る。ステップ630では、車両に生じたロールの方向と
加速度信号Gの方向とが正しく対応しているか否かが判
別される。そして、両者の方向が正しく対応していない
とき、ステップ640に進む。ステップ640では、逆
方向に出力されている加速度信号Gの絶対値が、所定の
しきい値G、(例えば0.IG)よりも大きいか否かが
判別され、加速度信号Gの絶対値が所定のしきい値G、
よりも大きいときステップ650に進む。ステップ65
0では、カウンタCN3の値が1づつインクリメントさ
れ、ステップ660においてこのカウンタCN3の値が
、所定の基準時間T4(例えば40 m5ec)よりも
大きいか否かが判別され、カウンタCN3の値が大きい
ときにはステップ670に進む。ここで、カウンタCN
3の値が基準時間T4よりも大きいということは、車両
が走行中であり、かつ車両にはロールが発生しており、
このロールの方向と加速度信号Gとの方向が一致してお
らず、さらに第5図(d)に示すように、加速度信号G
の絶対値が所定のしきい値G1よりも大きい状態が基準
時間T4の間、継続しているということであり、このと
きには車両が定常旋回状態から直進状態となったと判断
する(なお第5図(d)は、第5図(C)において点線
Xで囲まれる部分を拡大して示したものである)。そし
て、ステップ670において、車両に最大のロールが発
生したときに出力される逆方向の加速度信号Gが、零に
近づく時間よりも長く加速度信号Gの補正が実行される
ような値T s (例えば60秒)がカウンタCN1に
設定される。ステップ680では、このカウンタCNI
に設定された値T3に応じた時間、加速度信号Gが零に
補正されるまで、加速度信号Gを零に補正する。
ステップ690では、上記の処理によって補正された加
速度信号Gを用いて車両の姿勢変化を予測し、この姿勢
変化を抑制すべく前述のサスペンション装置の制御を実
行する。
なお前述の実施例では、車両が駐車または停車している
状態から発進した場合、或いは定常旋回から直進状態と
なった場合、カウンタCNIによって設定される所定の
時間T、、T3だけ、加速度信号Gを零に補正するよう
にしている。しかしながら、常に所定の時間T、、T、
たけ加速度信号Gを零に補正するのではなく、車両の左
右輪の可変絞り弁3aに対して出力する制御信号の大き
さがほぼ等しくなるまでの時間としても良い。つまり、
左右輪の可変絞り弁3aに対して出力する制御信号の大
きさがほぼ等しくなれば、左右輪にそれぞれ設けられた
ショックアブソーバ1内の油圧がほぼ等しくなり、車両
の姿勢が路面に対して実質的に平行になるから、加速度
信号Gを補正する必要がなくなるためである。
さらに、加速度信号Gを零に補正する時間は、各ショッ
クアブソーバ1に設けられている圧力センサ18によっ
て各ショックアブソーバ1の圧力値を検出し、左右輪の
油圧がほぼ等しくなるまでの時間としても良い。
次に、本発明の第2実施例について説明する。
前述の実施例では、車両が駐車している状態から発進状
態となったときには、常に加速度信号Gの値を零に補正
している。これに対して第2実施例においては、車両が
駐車している状態から発進状態となったとき、車両が傾
いた状態で駐車されていたか否かを判別し、傾いた状態
で駐車されていたときのみ加速度信号Gの値を零に補正
するものである。
上記のような制御を実現するためのフローチャートを第
8図(a)、 (b)に示す。なお、第8図(a)、 
(b)に示すフローチャートは、第4図(a)、 (t
))に示すフローチャートを一部変更したものである(
ステップ410’、411,412,550”)ため、
以下にこの変更したステップについてのみ説明する。
第8図(a)、 (b)において、ステップ540にて
カウンタCN2の値が所定時間T1よりも大きいと判断
された場合、車両が傾いて停車している時間が所定時間
T、継続しているということである。
このとき、本実施例では、ステップ550′にてフラグ
FLGIO値を1に設定するとともに、FLG2の値も
Iに設定する。そして、これらのフラグFLGI、FL
G2の値をイグニッションスイッチ(IC,スイッチ)
が切られてもその内容が消去されないメモリに記憶して
おく。従って、この状態でICスイッチが切られて車両
が駐車状態となり、その後、再びICスイッチが入れら
れたときに、フラグFLG2の値を参照することにより
、車両が傾いた状態で駐車されていたことを検出するこ
とができる。
ステップ410′におけるイニシャル処理では、フラグ
FLGφの値が1に、フラグFLGIの値が零に設定さ
れ、さらにカウンタCNI、CN2゜CN3の値も零に
設定される。そして、ステップ411においてメモリに
記憶されているフラグFLG2の値が零か否かが判断さ
れる。この判断結果において、フラグFLG2の値が1
であるときステップ412に進み、フラグFLGO及び
フラグFLG2の値をともに零に設定する。ここで、F
LGOの値が零である場合には、車両が発進状態となっ
たとき、加速度信号Gが所定時間T。零に補正される。
前述の実施例では、ステップ410のイニシャル処理に
てフラグFLGOに零を設定し、車両が発進状態となっ
たときには、常に加速度信号Gを零に補正していた。こ
れに対して第2実施例では、車両が傾いた状態で駐車さ
れていることをフラグFLG2の値から検出し、車両が
このような状態から発進した場合のみが加速度信号Gを
零に補正するようにしている。
次に、本発明の第3実施例について説明する。
前述の実施例では、第4図(b)及び第8図(b)のス
テップ510に示すように、加速度信号Gの絶対値が基
準加速度G0よりも大きいとき、車両が傾いて停車する
状態にあると判断していた。さらに、第4図(C)のス
テップ620に示すように、ハイドセンサ12からの検
出信号に基づくロール角ψの絶対値が基準ロール角ψ。
よりも大きいとき、車両に旋回によるロールが生じてお
り、車両は旋回中であると判断していた。これに対して
第3実施例では、第4図(b)及び第8図(b)のステ
ップ510を第9図(a)に示すように変更する。さら
に、第4図(C)のステップ620を第9図(b)に示
すように変更する。この変更したステップ510’では
、車両の各相に設けられた圧力側’<fffl弁3の可
変絞り弁3aに対する制御信号Iに基づき、左右輪にそ
れぞれ与えられる制御信号I (左)、I (右)の大
きさの差が車両の傾きを判定する基準値I0より多くの
荷重が加わる車輪側のションクアブソーバ内の圧力が高
く、他方の車輪側のションクアブソーバ内の圧力が低く
なるように制御する。従って、左右輪の可変絞り弁3a
にそれぞれ与えられる制御信号I (左)、I (右)
の大きさに差が生じている場合には、車両は左右方向に
傾斜する状態にあるということである。そこで、第3実
施例においては、この左右輪にそれぞれ与えられる制御
信号I (左)、■(右)に基づき、停車時に車両が傾
いた状態であるか否かを検出する。
また、第9図(b)に示すステップ620′においても
、左右輪の可変絞り弁3aに対する制御■信号■ (左
)、I (右)の大きさの差に基づいて、車両が旋回中
であるか否かを判断する。
なお、この第3実施例においては、第4図(C)のステ
ップ630においてロール方向と加速度信号Gの方向と
の対応状況を判別する際に、このロール方向が左右輪の
可変絞り弁3aに対する制御信号I (左)、I (右
)の大小から判定される。また、第3実施例においては
、各輪の可変絞り弁3aに与えられる制御信号Iに代え
て、各輪のショックアブソーバ1の油圧を検出する圧力
センサ18の検出信号を用いても良い。
次に、本発明の第4実施例について説明する。
この第4実施例では、第10図(a)のステップ485
に示すように、車速センサ15によって検出される車速
信号とステアリングセンサ14によって検出される舵角
信号とに基づいて、車両に作用する推定加速度G、を求
める。そして、ステップ510’に示すように、この推
定加速度G、の絶対値と加速度信号Gの絶対値との差が
基準値によりも大きいか否かを判別する。これにより、
例えば車両が片輪を路肩に乗り上げて停車しようとする
場合など、車両の走行速度は極低速であるため推定加速
度G。はほぼ零に近い値となる。一方、加速度信号Gは
車両の傾斜に応じた値となる。従って、推定加速度Gc
と加速度信号Gとの絶対値の差を基準値にと比較するこ
とにより、車両が傾いて停車する状態にあることを検出
することができる。また、第10図のステップ620′
に示すように、推定加速度G、と加速度信号Gとの差の
絶対値と基準値G2とを大小比較することにより、車両
が定常旋回を行っていることを検出することができる。
すなわち、車両が定常旋回を行っているときには、車両
にはほぼ一定の加速度が作用する。このため加速度信号
Gは徐々に零に近づき、推定加速度Gcとの差が大きく
なる。そして、加速度信号Gと推定加速度G、との差が
基準値よりも大きくなった場合、車両が所定時間継続し
て定常旋回を行ったものと判断することができる。
なお前述の実施例においては、車両が駐車または停車し
ている状態から発進した場合、或いは定常旋回から直進
状態となった場合には、誤った加速度信号Gが検出され
るため、この加速度信号Gを零に補正することにより、
サスペンション制御における加速度信号Gの影Vを小さ
くさせている。
しかし、誤った加速度信号Gが検出されたときには、車
両の姿勢変化を予測する際の加速度信号Gの重み付けを
小さくしたり、あるいは、増幅率を変化させることがで
きる増幅器を設け、加速度信号Gの増幅率を小さくする
ことにより、サスペンション制御における加速度信号G
の影響を小さくさせでも良い。
また、前述の実施例では制御対象をサスペンション装置
として、本発明をサスペンション制御装置として適用し
た例を示したが、その他にも制御対象としてはアンチロ
ックブレーキシステム(ABS)やステアリング装置等
、その制御に加速度信号を用いる制御を行う場合には、
本発明を適用することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように第1発明によれば、車両が発進状態
となったことを検出し、このときには車両制御における
加速度信号の影響を小さくさせるようにしているため、
誤った加速度信号に基づいて車両制御が実行されること
を防止することができ、実用上不具合のない車両制御を
行うことゐ(できる。
また、第2発明によれば、車両の姿勢変化の方向と加速
度信号の方向とが比較され、両者の方向が正しく対応し
ていないときには、車両制御における加速度信号の影響
を小さくさせるようにしている。このため、第1発明と
同様に、誤った加速度信号に基づいて車両制御が実行さ
れることを防止することができ、実用上不具合のない車
両制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の全体の構成を示す構成図、第
2図は本実施例の加速度センサ及び低周波成分を除去す
る処理回路の構成を示す回路図、第3図は第2図に示す
加速度センサの特性を表す特性図、第4図(a)、 (
b)、 (C)は本実施例の制御の流れを示すツーチャ
ート、第5図(a)、 (b)、 (C)、 (d)は
本実施例の制御を説明する説明図、第6図は従来の加速
度検出装置構成を示す構成図、第7図は第6図に示す加
速度検出装置の特性を表す特性図、第8図(a)、 (
b)は本発明の第2実施例の制御のながれを示すフロー
チャート、第9図(a)、 (b)は本発明の第3実施
例の制御を実現するために、第4図(b)。 (C)のフローチャートの変更点を示したフローチャー
ト、第10図(a)、 (b)は本発明の第4実施例の
制御を実現するために第4図(b)、 (C)のフロー
チャートの変更点を示したフローチャート、第11図(
a)(b)は第1発明及び第2発明の概要を示す構成図
である。 1・・・ショックアブソーバ、3・・・圧力制御弁、7
・・・ポンプ、11・・・電子制御装置、13・・・加
速度センサ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車両に搭載され、この車両に作用する加速度の大
    きさを検出する加速度センサと、前記加速度センサから
    出力される加速度信号の低周波成分を除去する除去手段
    と、 少なくとも前記除去手段によって低周波成分が除去され
    た加速度信号を用いて、前記車両の制御対象に対して制
    御を行う制御手段とを備えた車両制御装置において、 前記車両の状態が停止状態から発進状態へと移行したと
    きに、この発進状態を検出する検出手段と、 前記検出手段によって前記車両の発進状態が検出された
    とき、前記加速度信号が実際に前記車両に作用している
    加速度に対応するようになるまでの所定の期間、車両制
    御における前記加速度信号の影響を小さくさせる発進補
    正手段とを備えることを特徴とする車両制御装置。
  2. (2)車両に搭載され、この車両に作用する加速度の大
    きさを検出する加速度センサと、前記加速度センサから
    出力される加速度信号の低周波成分を除去する除去手段
    と、 少なくとも前記除去手段によって低周波成分が除去され
    た加速度信号を用いて、前記車両の制御対象に対して制
    御を行う制御手段とを備えた車両制御装置において、 前記車両の姿勢変化を検出する検出手段と、前記検出手
    段によって検出された姿勢変化の方向と、前記加速度信
    号の方向とが正しく対応しているか否かを判別する判別
    手段と、 前記判別手段によって、前記姿勢変化の方向と前記加速
    度信号の方向とが正しく対応していないと判別されたと
    き、前記加速度信号が実際に前記車両に作用している加
    速度に対応するようになるまでの所定の期間、車両制御
    における前記加速度信号の影響を小さくさせる復帰補正
    手段とを備えることを特徴とする車両制御装置。
JP22962389A 1989-07-17 1989-09-05 車両制御装置 Pending JPH03143712A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002160615A (ja) * 2000-11-28 2002-06-04 Denso Corp 自動ブレーキ制御装置
JP2010111350A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Denso Corp 加速度制御装置及び加速度制御プログラム
CN103606246A (zh) * 2013-11-25 2014-02-26 奇瑞汽车股份有限公司 一种车辆智能驾驶系统

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