JPH0314310Y2 - - Google Patents

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JPH0314310Y2
JPH0314310Y2 JP2182985U JP2182985U JPH0314310Y2 JP H0314310 Y2 JPH0314310 Y2 JP H0314310Y2 JP 2182985 U JP2182985 U JP 2182985U JP 2182985 U JP2182985 U JP 2182985U JP H0314310 Y2 JPH0314310 Y2 JP H0314310Y2
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vacuum cup
negative pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、負圧によつて鉄板やガラス板等
(以下「板材」という)を吸着して移動させるた
めのバキユームカツプ装置に関する。
〔従来の技術〕
バキユームカツプ装置には、自己で負圧を発生
させて相手を吸着する自己負圧型バキユームカツ
プ装置と、外部から負圧を導入して相手を吸着す
る外部制御負圧式バキユームカツプ装置とがあ
る。
前者の例として第3図に示すように、負圧の開
放をソレノイド弁によつて電気的に制御するよう
にしたものがある。
すなわち、ゴム等の弾性材からなる吸盤状のバ
キユームカツプ1を外力により板材6に押付ける
と、円柱状の内側ホルダ2はスプリング3に抗し
て円筒状の外側ホルダ4内を摺動し、バキユーム
カツプ1が変形してその内側と板材6との間に形
成される閉空間S内の空気が、内側ホルダ2の先
端にバキユームカツプ1を固着する孔明ボルト5
の孔5aからホルダ2の中心を貫通する通路2a
を通り、後端部に装着されたソレノイド弁7の弁
体7aをスプリング7bに抗して押し上げで瞬時
に外部へ流出する。
その後、閉空間S内への外気の吸入は弁体7a
によつて阻止されるので、バキユームカツプ1の
復元力により負圧が発生し、この負圧によつて板
材6を吸着する。
そして、吸着した板材6を所要の位置へ移動さ
せた後、バキユームカツプ1から離脱させる時に
は、ソレノイド弁7のコイル7cに通電して励磁
し、弁体7aを上方に移動させることにより、外
気を通路2aを通して閉空間S内に吸入させて、
その負圧を開放する。
自己負圧型バキユームカツプ装置には、このよ
うにソレノイドによつて負圧開放を電気的に制御
するかわりに機械的機構や空圧機構等を用いて、
外部信号によつて負圧の開放を行なうようにした
ものもある。
一方、外部制御負圧式バキユームカツプ装置と
しては、例えば第4図に示すようなものがある。
これは、エアホース10から圧縮空気を導入す
ることによつてバキユームカツプ11と板材6と
の間に形成される閉空間S内に負圧を発生させる
ようにしたものである。
すなわち、板材6を吸着する時には、ホルダブ
ロツク12に螺着したコネクタ13を介して、エ
アホース10からの圧縮空気を室12a内に導入
し、ベンチユリ14を通して外部へ流出させる。
この時、ベンチユリ14に負圧が発生するの
で、その負圧によりホルダブロツク12に形成さ
れた通路12bを介して閉空間S内の空気を吸い
出し、それによつて閉空間Sに生じる負圧で板材
6を吸着保持する。
吸着した板材6をバキユームカツプ11から離
脱させる時には、エアホース10からの圧縮空気
の導入を中止すれば、ベンチユリ14及び通路1
2を通して閉空間S内に外気が吸入され、負圧が
開放される。
第5図は上述のバキユームカツプ装置15を工
場の搬送ラインに使用した一例である。
これは、エアシリンダ16を下降させて複数の
バキユームカツプ装置15を板材6に押付け、エ
アホース10から圧縮空気を各バキユームカツプ
装置15に夫々導入して負圧を発生させる。
そして、板材6を吸着保持した状態でエアシリ
ンダ16を上昇させ、板材6をマグネツトコンベ
ア17に載置して所定の位置まで搬送させる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ソレノイド弁の電気的制御や機械的機構等を用
いて、外部信号によつて負圧開放を行なうように
した自己負圧型バキユームカツプ装置は、負圧を
開放するための構造が複雑であり、ソレノイド弁
を負圧開放に用いた場合には、コイルの焼損やケ
ーブルの断線等による作動不良が発生し、また機
械的機構を用いて負圧を開放するようにしたもの
も、リンク機構等の衝撃による破損やピンの摩耗
等によつて作動不良が発生していたため、両者と
も保守管理に手間がかかるという問題点があつ
た。
また、吸着・負圧開放動作を圧縮空気の導入・
遮断によつて制御する外部制御負圧式バキユーム
カツプ装置を第5図に示したような工場の搬送ラ
インに使用する場合、多量の圧縮空気を消費する
ことになり、稼動コストが高くなり不経済である
ばかりか、エアー配管等の破損によるトラブルが
発生し易く、そのため機能の保守管理にかかる費
用も大きいという問題点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
上記のような問題点を解決するため、この考案
によるバキユームカツプ装置は、先端にバキユー
ムカツプを装着したホルダに、バキユームカツプ
の内側と外部とを連通する通路を形成し、その通
路に、空気をバキユームカツプの内側から外部へ
流出させる方向にのみ開弁するチエツクバルブを
介挿して設けると共に、この通路のバキユームカ
ツプとチエツクバルブとの間にニードルスロツト
ルバルブを介してわずかに外部と連通する分岐路
を形成たものである。
〔作用〕
このバキユームカツプ装置は、バキユームカツ
プを板材に押付け、両者間に形成される閉空間内
の空気をチエツクバルブを介して瞬時に流出させ
ることにより負圧を発生させて板材を吸着する。
その後、ニードルスロツトルバルブの設定に応
じて外気が微量ずつ閉空間内に吸入され、その圧
力が外気圧と略等しくなると板材を釈放する。そ
の間に板材を所要位置に移動させることができ
る。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を第1図及び第2図に
よつて説明する。
第1図はこの考案の第1実施例を示す半断面図
であり、第3図と対応する部分には同一符号を付
してそれらの説明は省略する。
この実施例では、内側ホルダ2に形成したバキ
ユームカツプ1の内側1aと外部とを連通する通
路2aの途中に、ホルダ2の後端に取付けたチエ
ツクバルブ20の球状弁体20aを介挿してい
る。
チエツクバルブ20は、内側ホルダ2の後端に
螺着したボルト20bと弁体20aとの間にスプ
リング20cを介装し、弁体20aを通路2aを
閉じる方向に常時付勢して外気の流入を遮断して
いる。
また、この内側ホルダ2には、通路2aのチエ
ツクバルブ20とバキユームカツプ1との間から
外部に連通する分岐部2bを段付きに形成し、そ
こにニードルスロツトルバルブ21を設けてい
る。
ニードルスロツトルバルブ21は、先端を円錐
状に形成したニードル21aを分岐路2bの大径
部に螺着し、その弁開度を調整してナツト21b
によつて固定するようにしたものであり、ニード
ル21aには外部と連通するT字状の通路21c
が形成されている。
そして、ニードルスロツトルバルブ21の弁開
度を調整することによつて通路21cからホルダ
2の通路2aを介して閉空間S内に吸入される外
気の微少流量を調整する。
次に、この実施例の作用を説明する。
板材6を吸着させる過程では、バキユームカツ
プ1の板材6への押付けによつて、その内側1a
に形成される閉空間S内の空気が通路2aを通
り、チエツクバルブ20の弁体20aを押し上げ
て瞬時に外部へ流出する。
そして、押付け力を解除すると、バキユームカ
ツプ1の復元力により閉空間Sが拡がろうとする
が、チエツクバルブ20が閉じて外気の吸入が阻
止されるので、閉空間S内に負圧が発生し、その
負圧によつて板材6を吸着する。
その後、閉空間S内の負圧により、ニードルス
ロツトルバルブ21を通して外気が微少量ずつ流
入する。
この時、外気の流入量は、ニードル21aによ
つて設定された絞りの面積によつて定まり、時間
が経過するにつれて閉空間S内の圧力が外気圧に
近づいていく。そして、閉空間S内の圧力が外気
圧と略等しくなる直前に板材6の吸着保持を解放
する。
すなわち、ニードルスロツトルバルブ21の調
整によつて、板材6を吸着保持できる時間を任意
に変更することができ、ニードルスロツトルバル
ブ21を全閉にすれば、理論的には負圧が永久に
開放されないことになる。
以上のように、この実施例では負圧発生から負
圧開放までの動作をチエツクバルブ20及びニー
ドルスロツトルバルブ21による自己管理で行な
つており、外部からの信号や外部動力源を必要と
しない。
次に、第2図によつてこの考案の第2実施例を
説明する。
この実施例は、第4図に示した外部制御負圧式
バキユームカツプ装置を、前述の実施例と同様な
自己負圧型のバキユームカツプ装置に改良したも
のである。
このバキユームカツプ装置は、支軸23を固着
したホルダブロツク22にバキユームカツプ11
の内側11aと外部とを連通する通路22aを形
成し、この通路22aの外部に開放する大径部に
チエツクバルブ24を介挿して設けている。
チエツクバルブ24は、外部と連通する孔24
cを形成したボルト24aをホルダブロツク22
に螺着し、弁体24bとの間にスプリング24d
を介装し、弁体24bを通路22aを閉じる方向
に常時付勢して外気の流入を遮断している。
さらに、このホルダブロツク22には、通路2
2aのバキユームカツプ11とチエツクバルブ2
4との間から外部に連通する分岐路22bを段状
に形成し、ここに前述の実施例と同様な構成のニ
ードルスロツトルバルブ21を設けている。
そして、板材6を吸着させる過程では、バキユ
ームカツプ11を板材6に押付け、両者間に形成
される閉空間S内の空気をチエツクバルブ24を
通して外部へ流出させる。その後、ニードルスロ
ツトルバルブ21を介して少量ずつ閉空間S内に
吸入される外気によつて、その圧力が外気圧に略
等しくなる直前に板材6を釈放する。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、この考案によるバキ
ユームカツプ装置は、バキユームカツプを板材に
押付けた時、両者間に形成される閉空間内の空気
をチエツクバルブを介して瞬時に外部へ流出させ
ることにより、その閉空間内に負圧を発生させて
板材を吸着し、その後ニードルスロツトルバルブ
の設定に応じて外気が微量ずつ閉空間内に流入
し、その圧力が外気圧と略等しくなる直前に板材
の吸着保持を解除するようにしたので、ニードル
スロツトルバルブを調整することにより吸着保持
時間を任意に設定できる。
また、吸着・解放動作を簡素な構造で行なえる
のでコンパクト化が可能であり、従来のように外
部信号や外部動力源等を用いる必要がないのでト
ラブルの発生が少なく、保守管理にかかる費用を
大幅に低減できる。
また、従来のものに比べ安価に製作でき、しか
も吸着・解放に動力や圧縮空気等を必要としない
ので、省エネルギ効果も大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示す半断面
図、第2図はこの考案の第2実施例を示す断面
図、第3図は従来の自己負圧型バキユームカツプ
装置の一例を示す半断面図、第4図は従来の外部
制御負圧式バキユームカツプ装置の一例を示す断
面図、第5図は第4図のバキユームカツプ装置を
板材の搬送ラインにを使用した例を示す模式図で
ある。 1,11……バキユームカツプ、2……内側ホ
ルダ、2a……通路、2b……分岐路、6……板
材、20,24……チエツクバルブ、21……ニ
ードルスロツトルバルブ、22……ホルダブロツ
ク、22a……通路、22b……分岐路、S……
閉空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸盤状のバキユームカツプをホルダに装着した
    バキユームカツプ装置において、前記バキユーム
    カツプの内側と外部とを連通する通路を前記ホル
    ダ内に形成し、該通路に前記バキユームカツプの
    内側から外部へ空気を流出させる方向にのみ開弁
    するチエツクバルブを介挿して設けると共に、前
    記通路のバキユームカツプとチエツクバルブとの
    間から外部に連通する分岐路を形成し、該分岐路
    に、外部から前記通路へ流入する空気の流量を調
    整するニードルスロツトルバルブを設けたことを
    特徴とするバキユームカツプ装置。
JP2182985U 1985-02-18 1985-02-18 Expired JPH0314310Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2182985U JPH0314310Y2 (ja) 1985-02-18 1985-02-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2182985U JPH0314310Y2 (ja) 1985-02-18 1985-02-18

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Publication Number Publication Date
JPS61137487U JPS61137487U (ja) 1986-08-26
JPH0314310Y2 true JPH0314310Y2 (ja) 1991-03-29

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JP2182985U Expired JPH0314310Y2 (ja) 1985-02-18 1985-02-18

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JPS61137487U (ja) 1986-08-26

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