JPH031417Y2 - - Google Patents

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JPH031417Y2
JPH031417Y2 JP16741885U JP16741885U JPH031417Y2 JP H031417 Y2 JPH031417 Y2 JP H031417Y2 JP 16741885 U JP16741885 U JP 16741885U JP 16741885 U JP16741885 U JP 16741885U JP H031417 Y2 JPH031417 Y2 JP H031417Y2
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JP
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ready
packaging container
rice
plastic
wet strength
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JP16741885U
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は既成食品用包装容器、殊に殺菌後常温
72時間保存可能な既成食品用包装容器に関するも
のである。
従来、既成食品の包装品を常温で8時間以上保
存可能にしようとする試みはあつた。例えば既成
食品を包装後過熱蒸気処理、例えば120℃の過熱
蒸気で殺菌処理する等の試みはあつたが、包装容
器の熱伝導が不十分なため殺菌が不十分である等
の原因のため常温で8時間以上保存することが困
難であつたり、或いは十分な殺菌効果を得るため
比較的高温或いは比較的長時間の過熱蒸気殺菌を
行うと米飯や惣菜の風味が損はれる等の欠点が生
じるため、既成食品の包装品を常温で8時間以上
保存することは出来なかつた。
本明細書で「既成食品」とは、炊飯と調理済み
惣菜を適宜配列した食品をいうもので、例えば駅
弁、持ち帰り弁当、或いは幕の内弁当等を総称す
る意味で用いるものである。
既成食品の惣菜類は一般に殺菌で汚染されがち
であり、例えば、カニ飯弁当の製造用に仕入れら
れる調理済みカニ肉の場合、103〜104細菌/1g
カニ肉の汚染も珍しくなく、風味を保つたままの
簡便な包装で常温72時間の保存に耐えるカニ飯弁
当の包装食品は知られていなかつた。本考案者
は、簡便な包装で常温72時間の保存が可能なカニ
飯用包装容器につにて鋭意研究を重ね、蓋に少く
とも1ケの殺菌蒸気侵入孔を有し且つ該侵入孔を
殺菌蒸気の出入自由にプラスチツク板で粗に蔽つ
たカニ飯用プラスチツク製包装容器を堤案した
(実願昭60−115094号)。
このカニ飯用プラスチツク製包装容器を用いた
カニ飯弁当は、期待された通り、120℃の過熱蒸
気で10分殺菌すれば、殺菌後72時間も常温で保存
可能であることが実績として示されたが、屡、カ
ニ肉の変色や風味が低下したり、また米飯が糊化
してベトつく等の問題点が生じがちなことが判つ
て来た。
本考案は、従来技術の上記のような多くの問題
点を凡て解決するもので過熱蒸気で殺菌しても惣
菜が変色したり風味を失つたりせず、又米飯が糊
化してベトつくこともなく、しかも常温で72時間
保存可能な、簡便に包装できる既成食品用包装容
器に関するものである。
本考案は、既成食品用包装容器であつて、 イ 蓋及び容器本体よりなるプラスチツク製包装
容器、 ロ 容器本体内に充填された既成食品の上に、容
器本体の内壁と接し且つ既成食品の上部に接し
て載置される湿潤強力紙及び ハ 該湿潤強力紙の上に容器本体の内壁に接して
載置されるプラスチツクシート を有してなる包装容器、殊にカニ飯用包装容器に
関する。
本考案で用いられるプラスチツク製包装容器の
形状は特に制限されるものではなく、断面の形状
が正方形、矩形円形、随円形その他種々の形状を
探ることができ、そしてプラスチツク包装容器の
材質過熱蒸気殺菌処理で熱変形を生じないプラス
チツクであれば特に制限されることなく使用する
ことが出来る。こようなプラスチツクとしては、
ポリプロピレン、ポリスチレンテレフタレート、
硬質塩ピ、ナイロン等が挙げることができるが、
中でもポリプロピレンが好ましい。
本考案の既成食品用包装容器では、上記プラス
チツク製包装容器の容器本体の中に、米飯及び惣
菜を美しく配置し、このように配置された既成食
品の上部に接し且つ容器本体の内壁に接し湿潤強
力紙が載置される。ここで「容器本体の内壁に接
し且つ既成食品の上部に接し」とは、既成食品の
上端における容器本体の内壁の横の断面とほぼ同
じ大きさ及び形状の湿潤強力紙が容器本体の内壁
のほぼ全周に接して既成食品の上部に置かれ、既
成食品の上部の全面をほぼ蔽つているような状態
をいうものであるが、湿潤強力紙の形状が該断面
形状と必しも厳密に同一形状である必要はなく、
その形状の全て又は一部が該断面形状より若干大
きくてもよいし、また小さくても差し支えない。
本考案で用いられる湿潤強力紙は、吸水性があ
り且つ水に濡れても強度の低下しない紙であり、
このような要求を満足すれば食品衛生上の問題が
ない限り本考案で用いることができる。このよう
な湿潤強力紙としては炊飯紙が好適であり、例え
ば東海加工紙(株)の炊飯紙(商品名「ペーパラツ
プ」)等も好適に用いることができる。
本考案で用いられる湿潤強力紙の厚さは、好ま
しくは0.3〜0.05mm、最も好ましくは0.2〜0.1mmで
ある。0.05mm未満と薄すぎては、食事を攝る際に
紙を既成食品から取り除くのが困難となり、一方
0.3mmより厚すぎては既成食品上部の殺菌が不十
分となるので好ましくない。
本考案で用いられるプラスチツクシートの材質
は、包装容器の材質として前記したプラスチツク
製が用いられる。プラスチツクシートは、その形
状が既成食品の上端における内壁の断面形状より
少し小さ目の同じ形状であり、既成食品上に置か
れた湿潤強力紙の上に置かれて湿潤強力紙のほぼ
全面を蔽つているものであるが、プラスチツクシ
ートは必しも湿潤強力紙に密接していることを要
しない。
このようなプラスチツクシートの厚さは好まし
くは0.4〜0.1mm、最も好ましくは0.3〜0.2mmであ
る。またプラスチツクシートは透明なシートが、
蓋を取り除いた際内部の既成食品が湿つた湿潤強
力紙を透して美しく見えるので好適である。
本考案の包装容器で、湿潤強力紙を用いないと
過熱蒸気殺菌により米飯が糊化してベトつく傾向
が強く、またプラスチツクシートを用いないと惣
菜の変色や風味の低下を来たし且つ米飯の糊化に
よるベトツキが生じる。
以下に実施例によつて本考案を具体的に説明す
る。第1図は本考案の包装容器で包装した既成食
品の断面図であり、厚さ約2.0mmのポリプロピレ
ン製容器本体1の中に入れた米飯3の上部に調理
ずみカニ肉4が置かれている。このカニ肉4の上
部に接して東海パルプ(株)製の炊飯紙5(厚さ0.15
mm)を載せ、この炊飯紙に組に接してポリプロピ
レンシート6(厚さ0.25mm)が載せられている。
そして、容器本体の上部はポリプロピレン製の蓋
2によつて塵などが入られない程度に蔽はれてい
る。このように包装された既成食品は120℃の過
熱蒸気で約25〜30分間加熱殺菌される。このよう
にして殺菌されたカニ飯用包装品は、調理ずみカ
ニ肉が変色したり風味を失うことなく且つ米飯が
糊化してベトつくこと無く、しかも殺菌後72時間
常温で保存が可能であつた。
本考案の包装容器は既成食品の包装に用いた場
合、簡便に包装が可能であり、そして過熱蒸気に
よる殺菌処理をしても惣菜の変色や風味の低下を
招くことなく且つ米飯の糊化によるベトつきも生
せず、しかも殺菌後72時間も常温で保存可能であ
るといつた優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の包装容器の断面図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 既成食品用包装容器であつて、 イ 蓋及び容器本体よりなるプラスチツク製包
    装容器、 ロ 容器本体内に充填された既成食品の上に、
    容器本体の内壁と接し且つ既成食品の上部に
    接して載置される湿潤強力紙及び ハ 該湿潤強力紙の上に容器本体の内壁に接し
    て載置されるプラスチツクシート を有してなる包装容器。 2 湿潤強力紙の厚さが0.2〜0.1mmである実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の包装容器。 3 プラスチツクシートの厚さが0.3〜0.1mmであ
    る実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項に
    記載の包装容器。
JP16741885U 1985-11-01 1985-11-01 Expired JPH031417Y2 (ja)

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JP16741885U JPH031417Y2 (ja) 1985-11-01 1985-11-01

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JPS6278685U JPS6278685U (ja) 1987-05-20
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