JPH03141004A - 磁気記録再生装置のデータ再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は例えばハードディスク装置等の磁気記録再生装
置に使用されるデータ再生装置に関する。

（従来の技術） 磁気記録再生装置では、記録媒体に記録されたデータを
磁気ヘッドにより読出し、この読出し信号（アナログ信
号）をディジタル信号であ６１Ｊ−ドバルス信号として
再生するデータ再生装置が使用されている。

この社のデータ再生装置において、アナログ信号の読出
し信号をパルス化するためには磁化反転位置を知る必要
があり、その手段として読出し信号のピーク検出が行わ
れる。読出し信号のピークは、読出し信号を微分し、そ
の微分信号のゼロクロス点を検出することで得られる。

ところで、読出し信号のピーク間は比較的平坦であるた
め、この部分の微分波形がゼロに近すぎて、誤ったゼロ
クロス点が検出される場合がある。

従来、このような誤検出を防止するため、読出し信号の
ピーク電圧を基準とする振幅の変化（ΔＶ）を検出する
ΔＶ方式を使用していた。このΔＶ方式を用いた従来の
データ再生装置の構成を第３図に示す。

第３図において、全波整流回路１１は、磁気ヘッドから
読出された読出し信号（アナログ信号）Ａを全波整流し
、その全波整流信号Ｂを出力する。

追従回路Ｉ２は、全波整流信号Ｂの電圧上昇に所定の疑
似位相遅れをもって追従し、それが余波整流信号Ｂを電
圧で上回った直後に電圧降下する追従信号Ｃｔを出力す
る。遅延微分回路１３は、ローパスフィルタ（ＬＰＦ）
および微分回路からなり、全波整流信号Ｂを所定時間遅
延し、それを微分した遅延微分信号りを出力する。電圧
比較器１４は、追従信号ＣＩに基づいて全波整流信号Ｂ
のピーク電圧を基準とする振幅変化（ΔＶ）を示す電圧
変化信号を生成するものであり、追従信号ＣＩが全波整
流信号Ｂを上回ったときにパルスＶｌを出力する。電圧
比較器Ｉ５は、遅延微分信号りのゼロクロス点で立ち上
がる、あるいは立ち下がるパルスＦ、Ｆを出力する。リ
ードパルス生成回路Ｉ６は、パルスＶｌ、パルスＦ、Ｆ
に基づいて最終的なリードパルスＧを出力する。

このような構成において、第４図に示すように、パルス
Ｖｌは、読出し信号への磁化反転の位置（ピーク位置）
より遅れた位置に生じる。また、遅延微分信号りは、Ｌ
ＰＦの位相遅れによって、パルス■１の遅れに相当する
分だけ遅れる。リードパルス生成回路１６では、パルス
Ｖｌの立ち上がりでパルスＦ／ＦをリードパルスＧにセ
ットし、パルスＦ／Ｆの立ち下がりでリードパルスＧを
リセットする。これにより、読出し信号Ａの各ピークに
対応したリードパルスＧが得られる。

一般に、読出し信号Ａのピーク間は比較的平坦になるた
め、第４図に示すように、遅延微分信号りのａで示され
る部分がゼロクロスして、パルスＦ、Ｆに不要なパルス
ＥＣが発生することがある。

このような場合、ΔＶ方式を用いていないと、リードパ
ルスＧに誤ったパルスが発生してしまうが、ΔＶ方式を
用いることにより、それを防止することができる。

しかしながら、例えば記録媒体の物理的損傷あるいはノ
イズ等により、読出し信号Ａに第４図に示すような偽の
ピークが生じている場合には、全波整流信号Ｂが電圧上
昇し、これに追従信号Ｃ１が追従する。ここで、追従信
号Ｃｔが全波整流信号Ｂを追い越すだけの時間、偽の信
号が持続していると、第４図に示すように誤パルスＥＲ
を含むリードパルスＧが出力される。

（発明が解決しようとする課題） 上記したように、従来のΔＶ方式では、読出し信号Ａに
偽のピークが生じた場合に、その発生位置によって、リ
ードパルスＧから誤パルスＥＲを排除できない問題があ
った。

本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、ΔＶ方
式において、誤パルスを確実に排除でき、常に正確なリ
ードパルス信号を再生できる磁気記録再生装置のデータ
再生装置を提供することを目的とする。

［発明の構成］ ゛（課題を解決するための手段と作用）すなわち、本発
明に係る磁気記録再生装置のデータ再生装置は、磁気ヘ
ッドから読出される読出し信号を全波整流した全波整流
信号に、所定の位相遅れをもって追従する第１の追従信
号に基づいて生成された上記全波整流信号のピーク電圧
を基準とする振幅変化を示す第１の電圧変化信号、およ
び上記第１の追従信号より遅い位相遅れをもって上記全
波整流信号に追従する第２の追従信号に基づいて生成さ
れた第２の電圧変化信号から偽の信号を排除した第３の
電圧変化信号を生成し、また、上記読出し信号を遅延微
分し、この遅延微分信号のピークに応じたタイミングの
パルス信号を生成し、このパルス信号および上記第３の
電圧変化信号に基づいて最終的な上記リードパルス信号
を生成することにより、誤パルスを確実に排除した正確
なリードパルスを再生するようにしたものである。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の一実施例に係る磁気記録
再生装置のデータ再生装置を説明する。

第１図はその構成を示すブロック図である。全波整流回
路２１は、図示せぬ磁気ヘッドから読出された読出し信
号（アナログ信号）Ａを全波整流し、その全波整流信号
Ｂを出力する。追従回路２２ａは、仝波整流信号Ｂの電
圧上昇に所定の疑似位相遅れをもって追従し、それが全
波整流信号Ｂを電圧で上回った直後に電圧降下する追従
信号Ｃ１を出力する。また、追従回路２２ｂは、追従回
路２２ａのそれよりも疑似位相遅れｔ２をもって全波整
流信号Ｂに追従する追従信号Ｃ２を出力する。遅延微分
回路２３は、ローパスフィルタ（Ｌ　Ｐ’Ｆ　）および
微分回路からなり、全波整流信号Ｂを所定時間遅延し、
その遅延信号を微分した遅延微分信号りを出力する。

電圧比較器２４ａは、追従信号Ｃｔに基づいて全波整流
信号Ｂのピーク電圧を基準とする振幅変化（ΔＶ）を示
す電圧変化信号を生成するものであり、追従信号Ｃ１が
全波整流信号Ｂを上回ったときにパルスＶｌを出力する
。同様に、電圧比較器２４ｂは、追従信号Ｃ２が全波整
流信号Ｂを上回ったときにパルスｖ２を出力する。電圧
比較器２５は、遅延微分信号りのゼロクロス点で立ち上
がる、あるいは立ち下がるパルスＦＳＦを出力する。な
お、このパルスＦＳＦは、第３図に示す遅延微分回路１
３の出力よりも時間ｔ２だけ遅れて遅延微分回路２３か
ら出力される。

モノステーブル２７は、パルスＶｌの入力タイミングで
、一定時間ｔ３のパルス幅を有する。（ルスＷを出力す
る。ＡＮＤ回路２８は、パルスＷと、＜ルスＶ２の論理
積をとり、その結果のパルスｖ３を出力する。リードパ
ルス生成回路２Ｂは、パルス■３とパルスＦＳＦに基づ
いて最終的なリードＩくルスＧを出力する。

次に、第２図に示すタイミングチャートを参照して同実
施例の動作を説明する。

まず、図示せぬ磁気ヘッドからアナログ信号である読出
し信号Ａが出力される。全波整流回路２１は、この読出
し信号Ａを全波整流し、全波整流信号Ｂを電圧比較器２
４ａ、２４ｂに出力する。一方、遅延微分回路２３は、
この読出し信号Ａから遅延微分信号りを生成し、これを
電圧比較器２５に出力する。

ここで、追従回路２２ａは、全波整流信号Ｂに所定の位
相遅れをもって追従する追従信号Ｃ１を電圧比較器２４
ａに出力する。これにより、電圧比較器２４ａは、この
追従信号ＣＩと金波整流信号Ｂとを比較してパルスＶｌ
を出力する。このパルスＶｔは、追従信号ＣＩが全波整
流信号Ｂを上回ったときに出力されるΔＶ倍信号ある。

同様に、電圧比較器２４ａは、追従回路２２ｂからの追
従信号Ｃ２と全波整流信号Ｂとを比較してパルスｖ２を
出力する。このパルスｖ２は、追従信号Ｃ２が全波整流
信号Ｂを上回ったときに出力されるΔＶ倍信号ある。

全波整流信号Ｂに対する位置遅れは、追従回路２２のそ
れよりも追従回路２２ｂの方が時間ｔ２だけ遅く設定さ
れている。したがって、第２図に示すように、パルスＶ
ｌに時間ｔ２だけ遅れてパルス■２が出力されることに
なる。正しい読出し信号Ａの場合には、必ずパルスＶｌ
の直後にパルスｖ２が生じる。ところが、例えば記録媒
体が傷付いていたり、読出し信号Ａにノイズが含まれて
いるような場合には、パルスＶｌの直後にパルス■２は
生じない。これは、第２図に示すように、ノイズ等によ
って生じる偽の信号（ピーク）は、時間ｔ２の遅延によ
り、追従信号Ｃ２において全波整流信号Ｂを越えないた
めである。

以後、ＡＮＤ回路２８において、上記パルスｖ２とモノ
ステーブル２７の出力信号であるパルスＷとの論理積に
よりパルスｖ３が生成され、このパルスＶ３が正常なΔ
Ｖ倍信号してリードパルス生成回路２Ｂに与えられる。

上記パルスＷは、パルスＶｌの立ち上がりでセットされ
、第２図に示すように時間ｔ３を有する。この時間ｔ３
は、ｔ２＜ｔ３　＜Ｔとなるように設定されている。Ｔ
は、遅延可能な最大時間である。モノステーブル２７は
、パルスｖ３を入力することにより、このパルスＶ３と
電圧比較器２５の出力信号であるパルスＦ５Ｖに基づい
てリードパルスＧを生成する。上記パルスＦ、Ｆは、遅
延微分信号りのゼロクロス点でセット／リセットされる
信号である。

このように、全波整流信号Ｂに所定の位相遅れをもって
追従する追従信号ＣＩに基づいて生成されたパルスＶｌ
、および追従信号ＣＩよりさらに時間ｔ２の位相遅れを
もって全波整流信号Ｂに追従する追従信号Ｃ２に基づい
て生成されたパルスｖ２からパルスｖ３が生成されるも
のである。このパルス■３は、読出し信号Ａが正常な場
合には発生するが、異常の場合には発生しない。すなわ
ち、パルス■３は、読出し信号Ａの各ピークに基づいて
生成された正常なΔＶ倍信号ある。したがって、このパ
ルス■３に基づいて最終的なリードパルスＧを生成する
ことにより、誤信号を排除した正常なリードパルスＧを
再生することができるものである。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、ΔＶ方式において、従来
のΔ■倍信号ら偽の信号を排除した正常なΔＶ倍信号得
ることができる。したがって、この正常なΔＶ倍信号用
いて最終的なリードパルス信号を生成することにより、
誤パルスを確実に排除でき、常に正確なリードパルス信
号を再生できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るデータ再生装置の回路
構成を示すブロック図、第２図は同実施例の動作を説明
するためのタイミングチャート、第３図は従来のデータ
再生装置の回路構成を示すブロック図、第４図は従来の
動作を説明するためのタイミングチャートである。 ２１・・・全波整流回路、２２ａおよび２２ｂ・・・追
従回路２３・・・遅延微分回路、２４ａおよび２４ｂ・
・・電圧比較器、２５・・・電圧比較器、２Ｂ・・・リ
ードパルス生成回路、２７・・・モノステーブル、２８
・・・ＡＮＤ回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 磁気ヘッドから読出されたアナログ信号の読出し信号を
   ディジタル信号のリードパルス信号として再生する磁気
   記録再生装置のデータ再生装置において、 上記読出し信号を全波整流信号に整流する全波整流手段
   と、 所定の位相遅れをもって上記全波整流信号に追従する第
   １の追従信号に基づいて、上記全波整流信号のピーク電
   圧を基準とする振幅変化を示す第１の電圧変化信号を生
   成する第１の電圧変化検出手段と、 上記第１の追従信号より遅い位相遅れをもって上記全波
   整流信号に追従する第２の追従信号に基づいて、上記全
   波整流信号のピーク電圧を基準とする振幅変化を示す第
   ２の電圧変化信号を生成する第２の電圧変化検出手段と
   、 上記第１、第２の電圧変化信号に基づいて、偽の信号を
   排除した第３の電圧変化信号を生成する第３の電圧変化
   検出手段と、 上記読出し信号を遅延微分し、この遅延微分信号のピー
   クに応じたタイミングのパルス信号を生成するパルス生
   成手段と、 このパルス生成手段によって生成された上記パルス信号
   および上記第３の電圧変化検出手段によって生成された
   上記第３の電圧変化信号に基づいて、最終的な上記リー
   ドパルス信号を生成するリードパルス生成手段とを具備
   したことを特徴とする磁気記録再生装置のデータ再生装
   置。