JPH0313897Y2 - - Google Patents

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JPH0313897Y2
JPH0313897Y2 JP1984133936U JP13393684U JPH0313897Y2 JP H0313897 Y2 JPH0313897 Y2 JP H0313897Y2 JP 1984133936 U JP1984133936 U JP 1984133936U JP 13393684 U JP13393684 U JP 13393684U JP H0313897 Y2 JPH0313897 Y2 JP H0313897Y2
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turntable
wheel
compact disc
optical disk
flywheel
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案はコンパクトデイスクプレーヤ等の光デ
イスク駆動装置に係り、特に記録再生性能の向上
を図りうる光デイスク駆動装置に関する。
〔考案の背景〕
第4図は従来の光デイスク駆動装置の要部を示
す概略側面図である。この図において、1は光デ
イスク、例えばコンパクトデイスク、2はこのコ
ンパクトデイスク1を回転させるターンテーブ
ル、3はこのターンテーブル2を駆動するモータ
である。4はターンテーブル2の中央位置に上下
動可能に設けたスピンドルで、コンパクトデイス
ク1の中央部に形成された穴の縁部を案内しセン
タ出しをするテーパ部5を有している。このスピ
ンドル4はコンパクトデイスク1をターンテーブ
ル2に装着するときの偏芯を吸収するものであ
り、そのためテーパ部5、及びこのテーパ部5に
連設される周側部6には、コンパクトデイスク1
の中央部の穴の縁部のすべりを良くするために、
すなわち当該縁部のひつかかりによる偏芯を防止
するために光沢のあるメツキ、例えばクロムメツ
キが施されている。
7はターンテーブル2の上方に配置され、ター
ンテーブル2との間でコンパクトデイスク1を挟
持可能な圧着ホイール、8はこの圧着ホイール7
を回転自在に支持するスラスト軸受である。上記
した圧着ホイール7はその圧着面9にフエルト等
を有し、コンパクトデイスク1と同期して回転す
るようになつているが、コンパクトデイスク1の
センタ出しの機能は持たず、したがつてコンパク
トデイスク1の回転むらへの影響を少くするため
に軽い材料によつて構成されている。また10は
コンパクトデイスク1の記録の読取り、及びコン
パクトデイスク1への記録の書込みをおこなうレ
ーザヘツド、11はこのレーザヘツド10からコ
ンパクトデイスク1に投射される入射光、12は
コンパクトデイスク1で反射し、レーザヘツド1
0に入射される反射光である。なお、上記したタ
ーンテーブル2は、コンパクトデイスク1とレー
ザヘツド10との間に間隔がミクロンオーダで規
定されることから、ミクロンオーダの仕様で研摩
され、したがつてその圧着面13及び周側部14
は光沢を持つている。
このような光デイスク駆動装置にあつては、手
動により、あるいは自動的に、コンパクトデイス
ク1がターンテーブル2の上方に配置され、すな
わちコンパクトデイスク1の穴の縁部がスピンド
ル4のテーパ部5に係合するように配置され、次
いで圧着ホイール7がターンテーブル2方向に下
降し、これによつてコンパクトデイスク1はター
ンテーブル2と圧着ホイール7とによつて挟持さ
れる。この間、コンパクトデイスク1はその中央
部に形成された穴がスピンドル4のテーパ部5に
よつて案内されスピンドル4のセンターに位置さ
れ、回転系に対してこのコンパクトデイスク1の
センタ出しがなされ、次いでこのようにコンパク
トデイスク1のセンタが保たれた状態でスピンド
ル4が沈み込みこのコンパクトデイスク1がター
ンテーブル2に密着する。
また例えば上記の動作に平行して、図示しない
CLV(Constant Linear Velocity)サーボによつ
てモータ3が駆動すると、コンパクトデイスク1
は線速度が一定となるように、すなわち記録再生
が内周側においておこなわれる場合は高速で、外
周側においておこなわれる場合は低速で回転す
る。そして図示しない光学系送りサーボによつて
レーザヘツド10がコンパクトデイスク1の径方
向に移動し、図示しないフオーカスサーボ、トラ
ツキングサーボによつてレーザヘツド10からコ
ンパクトデイスク1に投射される光の経路が調整
される。そして、このように調整された状態でレ
ーザヘツド10から光がコンパクトデイスク1に
投射されることにより、コンパクトデイスク1の
記録の読取り、あるいはコンパクトデイスク1へ
の記録の書込みがおこなわれる。
ところで、このように構成してある従来の光デ
イスク駆動装置にあつては、コンパクトデイスク
1上に圧着される圧着ホイール7が軽い部材から
なることから、当該コンパクトデイスク1の等価
慣性質量は小さい。また、当該コンパクトデイス
ク1自体の変形及び、外部振動による当該コンパ
クトデイスク1の振動を吸収するために、CLV
サーボ、フオーカスサーボ、トラツキングサーボ
はかなりの頻度で作動するが、当該コンパクトデ
イスク1の等価慣性質量が小さいために、オーバ
ーサーボとなり、サーボに対するサーボが必要と
なり、必要以上のサーボがかかつてしまいこれら
のサーボを基本的に駆動する安定化電源が大きく
振られることになる。第5図はCLVサーボのか
かつたモータ3の電圧波形を示す説明図である
が、この図に示すように、スパイク状のコントロ
ール電圧を生じており、また大きなうねりを生じ
ている。このような電源の振られは、電源ライン
系を通じてアナログ回路に混入し、微小な変調を
アナログ信号中に加え、このためこの従来の光デ
イスク駆動装置にあつては音質が劣化する等、良
好な記録再生性能を得難い不具合がある。
なお、CLVサーボ、フオーカスサーボ、トラ
ツキングサーボ、エラー訂正マイクロコンピユー
タ、アナログ系等の電源をトランス及びACコー
ドを含めて完全に独立させれば各電源の相互干渉
は無くなり、上述したようにサーボの作動頻度が
多くてもこれらのサーボの電源の振られがアナロ
グ回路へ混入することはなく、したがつて音質等
への影響は抑制できる。しかし、このようにする
ことは製造原価の高騰化を招き現実的ではない。
〔考案の目的〕
本考案は、このような従来技術における実情に
鑑みてなされたもので、その目的は、光デイスク
の記録再生動作中における当該光デイスクの回転
ムラや振動を抑制し、光デイスクの回転に用いら
れるモータを駆動する電源の振られを抑制するこ
とのできる光デイスク駆動装置を提供することに
ある。
〔考案の概要〕
この目的を達成するために本考案は、光デイス
クを回転させるターンテーブルと、このターンテ
ーブルの上方に配置され、該ターンテーブルに載
置された光デイスクを該ターンテーブルとの間で
挟持可能な圧着ホイールとを備えたものにおい
て、上記圧着ホイール上には上記ターンテーブル
に載置された光デイスクの慣性質量を増加させる
フライホイールを配置し、このフライホイールを
上記圧着ホイールに分離接続する分離接続手段を
設けた構成にしてある。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の光デイスク駆動装置を図に基づ
いて説明する。第1図a,bは本考案の第1の実
施例を示す説明図で、第1図aは要部を示す概略
側断面図、第1図bは要部を示す概略斜視図であ
る。
第1図aにおいて、20は光デイスク、例えば
コンパクトデイスク、21はこのコンパクトデイ
スク20を回転させるターンテーブルで、このタ
ーンテーブル21の周側部22には光の反射を抑
制する手段、例えば黒色のつや消し塗装を施して
ある。23はこのターンテーブル21を駆動する
モータ、24はターンテーブル21の中央位置に
上下動可能に設けたスピンドルで、コンパクトデ
イスク20のセンタ出し用のテーパ部25、及び
このテーパ部25に連設される周側部26を有す
るとともに中心に凹部27を有している。なお、
テーパ部25、及び周側部26には、すべりやす
さを保ちながら光の反射を抑制する手段、例えば
モリブデンの焼付処理を施してある。
また、28はターンテーブル21の上方に配置
され、ターンテーブル21との間でコンパクトデ
イスク20を挟持可能な圧着ホイールで、この圧
着ホイール28の圧着面29は例えばフエルト等
を有しており、コンパクトデイスク20と同期し
て回転する。この圧着ホイール28は例えば軽い
材料によつて構成されている。30はこの圧着ホ
イール28の中心位置に配置され、かつ圧着ホイ
ール28に一体的に装着したホイールセンタ軸
で、その下端部31は前述したスピンドル24の
中心に形成された凹部27に回転可能に嵌入され
る。
32はホイールセンタ軸30の上方に配置され
る支持軸で、下端にホイールセンタ軸30の上端
に係合するスラスト軸受33が装着され、胴部に
2つのばね受34,35が配置されている。な
お、ばね受34は支持軸32に遊嵌され、ばね受
35は支持軸32に一体に設けられている。36
は圧着ホイール28の上方に配置され、コンパク
トデイスク20の等価慣性質量を増加させる手
段、例えばフライホイールで、支持軸32に回転
可能に装着されている。このフライホイール36
の下部はテーパ部37を有しており、後述するよ
うに圧着ホイール28の上部に形成したテーパ部
38に係合可能になつている。
40は圧着ホイール28及びフライホイール3
6を相対的に上下動可能に支持するホイールハウ
ジングで、圧着ホイール28、フライホイール3
6、及びばね41が収容される下部室42と、ば
ね43が収容される上部室44とを有している。
圧着ホイール28、フライホイール36は下部室
42に形成した張出し部45,46にそれぞれ係
合可能になつている。また、ばね41は下端がば
ね受34に係着され、上端が下部室42の上壁に
係着されており、ばね43は下端がばね受35に
係着され、上端が上部室44の上壁に係着されて
いる。また、47はコンパクトデイスク20の記
録の読取り、及びコンパクトデイスク20への記
録の書込みをおこなうレーザヘツド、48はこの
レーザヘツド47からコンパクトデイスク20に
投射される入射光、49はコンパクトデイスク2
0で反射し、レーザヘツド47に入射される反射
光である。
また、第1図bに示す50は、前述したホイー
ルハウジング40が一体的に装着されるハウジン
グホルダ、51はハウジングホルダ50を上方に
付勢するばね、52はハウジングホルダ50を上
下方向に案内するガイド棒である。なお、このガ
イド棒52は図示を省略したがハウジングホルダ
50の図示右側部にも配置される。53はアーム
で、その双脚状の先端部がハウジングホルダ50
に当接するようになつており、例えば支軸54に
回転可能に支持されている。55はアーム53の
末端部に装着した棒体、56はこの棒体55に係
合するカムである。このカム56は棒体55に係
合する上部部分に高さの異なる3つの平坦部、す
なわち下段部57、中段部58、上段部59を有
し、下部部分にラツク60を有している。61は
ラツク60と係合するギヤ、62はこのギヤ61
を回転させるモータである。
上述したハウジングホルダ50、ばね51、ガ
イド棒52、アーム53、支軸54、棒体55、
カム56、ギヤ61、モータ62等は、ホイール
ハウジング40を3つの異なる高さ位置に昇降さ
せる分離接続手段である昇降手段を構成してい
る。
このように構成した実施例における作用は例え
ば次のとおりである。
コンパクトデイスク20の装着前にあつては、
第1図bに示す棒体55はカム56の下段部57
と係合しており、ばね51の力によつてハウジン
グホルダ50は最上方位置にあり、これに伴つて
ホイールハウジング40は第1図aに示す形態
に、すなわち圧着ホイール28、フライホイール
36がホイールハウジング40の張出し部45,
46のそれぞれの係合し、支持された状態に保た
れる。
そして、コンパクトデイスク20の装着にあた
つては、手動により、あるいは自動的にコンパク
トデイスク20がターンテーブル21の上方に配
置され、すなわち、コンパクトデイスク20の穴
の縁部がスピンドル24のテーパ部25に係合す
るように配置される。次いで第1図bに示すモー
タ62が駆動され、これと一体的にギヤ61が回
転し、このギヤ61とラツク60との係合を介し
てカム56が同第1図bの矢印63方向に移動す
る。これによつてアーム53の棒体55がカム5
6の中段部58に係合し、この時点でモータ62
の駆動は停止する。この間、アーム53の矢印6
4方向の回動に伴つてばね51の力に抗してハウ
ジングホルダ50が矢印65で示すように下降
し、これとともにホイールハウジング40が下降
し、ホイールセンタ軸30の下端部31がスピン
ドル24の凹部に係合するとともに、圧着ホイー
ル28がコンパクトデイスク20に圧着し、この
圧着ホイール28とターンテーブル21とによつ
てコンパクトデイスク20は挟持される。
このとき、圧着ホイール28はホイールハウジ
ング40の下降によつてばね43が収縮した時点
で相対的に上昇し、ホイールハウジング40の張
出し部45から浮上つた状態に保持される。この
場合、フライホイール36はホイールハウジング
40の張出し部46に支持された状態に保たれ
る。また、上述したように圧着ホイール28がタ
ーンテーブル21方向に下降する間、コンパクト
デイスク20はその中央部に形成される穴がスピ
ンドル24のテーパ部25のテーパに沿つて案内
され、このコンパクトデイスク20のセンタ出し
がなされ、次いでこのようにコンパクトデイスク
20のセンタが保たれた状態でスピンドル24が
沈み込む。
また、例えば上記の動作と平行して図示しない
CLVサーボによつてモータ23を駆動すると、
コンパクトデイスク20は圧着ホイール28とタ
ーンテーブル21との間に挟持されて線速度が一
定となるように回転する。このような状態で、例
えば図示しないように光学系の送りサーボ、フオ
ーカスサーボ、トラツキングサーボが駆動され
て、レーザヘツド47の移動及び位置決め、すな
わちアクセスがなされる。
そして、記録再生時には第1図bに示すモータ
62が再び駆動され、ギヤ61、ラツク60を介
してカム56が同第1図bの矢印63方向に再び
移動し、これによつてアーム53の棒体55がカ
ム56の上段部59に係合し、この時点でモータ
62の駆動は停止する。この間、アーム53の矢
印64方向の回動に伴つてばね51の力に抗して
ハウジングホルダ50が矢印65方向にさらに下
降し、これによつてホイールハウジング40がば
ね43,41の力に抗してさらに下降し、フライ
ホイール36のテーパ部37と圧着ホイール28
のテーパ部38とが嵌合し、フライホイール36
は圧着ホイール28上に載置される。このとき、
フライホイール36もホイールハウジング40の
張出し部46から浮上つた状態に保持される。こ
のようにコンパクトデイスク20に圧着ホイール
28の重量とフライホイール36の重量とが加え
られた状態において、レーザヘツド47から第1
図aの入射光48で示すように光が投射されるこ
とにより、記録再生、つまりコンパクトデイスク
20の記録の読取り、あるいはコンパクトデイス
ク20への記録の書込みがおこなわれる。
なお、コンパクトデイスク20をターンテーブ
ル21から取外す場合には、例えば上記の逆の手
順を実施すれば良い。
このように構成した第1の実施例にあつては、
モータ23のサーボのゆるやかにかかる記録再生
時には、コンパクトデイスク20に圧着ホイール
28とフライホイール36の重量を加えるように
なつていることから、コンパクトデイスク20の
等価慣性質量が増加し、これによつてコンパクト
デイスク20の回転が安定し、したがつてこのコ
ンパクトデイスク20に加えられるサーボのオー
バー・サーボが抑制され、これによりモータ23
の電圧波形は第2図に示すようにスパイク状のコ
ントロール電圧を生じず、また大きなうねりを生
じることがなく、すなわち、モータ23を駆動す
る電源の振られが抑征され、その結果、音質の劣
化等が防止され、良好な記録再生性能を確保でき
る。
なお、本考案者らが聴感実験をおこなつたとこ
ろ、コンパクトデイスク20に軽量の圧着ホイー
ル28のみを単に当接させる従来の光デイスク駆
動装置を用いて再生動作をおこなつた場合には、
音がふらつき、ボーカル等の位置が定まらず、ぼ
けた音場となり、一方、この第1の実施例におけ
るフライホイール36の重量をコンパクトデイス
ク20に重量と同程度に設定して再生動作をおこ
なつた場合には、音像の定位が定まり、音楽の立
上り感が向上し、力強い音になつたことが確認さ
れた。また、ピアノ演奏が記録されたコンパクト
デイスク20の再生動作にあつては、従来の光デ
イスク駆動装置ではビアノの余韻がきたなく、不
必要な音が付加されるが、この第1の実施例を用
いた場合にはピアノの余韻がきれいになり、音の
振られ感が減少することが確認された。
また、この第1の実施例にあつては、アクセス
時にはコンパクトデイスク20上には軽量の圧着
ホイール28のみが載置され、したがつてコンパ
クトデイスク20の慣性質量が小さく、これによ
つてサーボの感度が良くなり、モータ23の良好
な追従性を確保でき、アクセス時間を従来と同等
に短時間に抑えることができる。
また、この第1の実施例にあつては、スピンド
ル24のテーパ部25及び周側部26にモリブデ
ンの焼付処理を施し、ターンテーブル21の周側
部22に黒色のつや消し塗装を施してあることか
ら、レーザヘツド47から発せられる光による乱
反射がこれらのテーパ部25、周側部26、及び
周側部22で反射することがなく、したがつて不
要な反射光によるフオーカスサーボ及びトラツキ
ングサーボの作動が抑制され、これらのサーボを
駆動する電源の振られが抑制され、良好な記録再
生性能を確保することができる。
なお、本考案者らが聴感実験をおこなつたとこ
ろ、第4図に示す従来の光デイスク駆動装置、す
なわちスピンドル4のテーパ部5及び周側部6、
ならびにターンテーブル2の周側部14に光沢を
有する従来の装置を用いて再生動作をおこなつた
場合には、コンパクトデイスク20に記録されて
いる音楽のエネルギが高域にずれ、ヒステリツク
な音楽になり、また各楽器のパーツの音が全体の
音楽に無関係にただ鳴つている感じがするが、こ
の第1の実施例にあつては、スピンドル24のテ
ーパ部25及び周側部26にモリブデンの焼付処
理を施し、ターンテーブル21の周側部22に黒
色のつや消し塗装を施してあることから、音楽の
キー自体が下がつた感じとなり、ヒステリツクさ
が減少し、つかれない音楽となり、細い表現が生
まれてきて音楽が生き生きしてくることが確認さ
れた。
第3図は本考案の第2の実施例の要部を示す概
略側面図である。
また、第3図に示す第2図の実施例は、圧着ホ
イール28の上方にフライホイール69を配置し
てあり、これらの圧着ホイール28とフライホイ
ール69とをクラツチ70によつて連結してあ
り、アクセス時にはクラツチ70が切られてフラ
イホイール69が上昇し、圧着ホイール28から
離れ、記録再生時にはクラツチ70が接続してフ
ライホイール69が下降し、圧着ホイール28上
に載置され、コンパクトデイスク20の等価慣性
質量を増加させるようになつている。また、前述
した第1、第2の実施例と同様に、スピンドル2
4のテーパ部25及び周側部26には例えばモリ
ブデンの焼付処理を施してあり、ターンテーブル
21の周側部22には例えば黒色のつや消し塗装
を施してある。
これらの第2の実施例のように構成しても前述
した第1の実施例と同等の効果を奏する。
なお、上記第1の実施例ではホイールハウジン
グ40を3つの異なる高さ位置に昇降させる昇降
手段として、ハウジングホルダ50、アーム5
3、棒体55、カム56等を設けた一例を挙げた
が、この昇降手段はこれに限られず、各種の形態
を取り得る。
また、上記実施例では記録再生時のみコンパク
トデイスク20の慣性質量を増加させるようにし
てあるが、アクセス時のモータの追従性を問題に
しない場合には、フライホイール等を設けること
なく単に圧着ホイール28の重量を例えばコンパ
クトデイスク20の重量と同程度以上に設定する
ようにしてもよく、また圧着ホイール28に一体
的に例えばコンパクトデイスク20の重量と同等
の重量を有するつば状部を設けた構成にしてもよ
い。
また、上記実施例ではスピンドル24のテーパ
部25及び周側部26にモリブデンの焼付処理を
施したが、表面のなめらかさを確保しうるものが
あれば、つや消し黒色テープの貼付、あるいはつ
や消し黒色塗装などに代えることもできる。
また、上記実施例では、ターンテーブル21の
周側部22に黒色のつや消し塗装を施してある
が、この代りにサンド処理、あるいは化学反応に
よる表面処理を施して、表面をあらく形成するよ
うにしてもよい。
なお特に、スピンドル24及びターンテーブル
21の材料がアルミの場合には、テーパ部25、
周側部26、周側部22に黒アルマイト処理をお
こなうようにしてもよい。このように処理をおこ
なつた場合にも光の反射を良好に抑制することが
できる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案の光デイスク駆動装
置は、上記圧着ホイールには上記ターンテーブル
に載置された光デイスクの慣性質量を増加させる
フライホイールを配置し、このフライホイールを
上記圧着ホイールに分離接続する分離接続手段を
設けたため、圧着ホイールにフライホイールの重
量が加わるので、圧着ホイールにより光デイスク
の慣性質量を増加させるとともに、光デイスクは
圧着ホイールによつてターンテーブルとの間に確
実に挟持される。また、分離接続手段に設けたこ
とにより光デイスクの記録再生動作時にフライホ
イールと圧着ホイールとを接続するようにすれ
ば、記録再生時の光デイスクの回転が安定し、光
デイスクの記録再生動作中における当該光デイス
クに加えられるサーボのかかりすぎを抑制し、光
デイスクの回転に用いられるモータを駆動する電
源の振られを抑制でき、音質の劣化等が防止さ
れ、従来に比べて良好な記録再生性能を確保で
き、また、アクセス時には光デイスクには圧着ホ
イールの重量のみが加わるようにすれば、光デイ
スクの慣性質量が小さく、サーボの感度が良くな
り、モータの良好な追従性を確保でき、アクセス
時間を従来と同等に短時間に抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案の光デイスク駆動装置の第
1の実施例を示す説明図で、第1図aは要部を示
す概略側面図、第1図bは要部を示す概略斜視
図、第2図は第1図a,bに示す第1の実施例に
おいて得られるCLVサーボのかかつたモータの
電圧波形を示す説明図、第3図は本考案の第2の
実施例を示す概略側断面図、第4図は従来の光デ
イスク駆動装置の要部を示す概略側断面図、第5
図は第4図に示す光デイスク駆動装置において生
じるCLVサーボのかかつたモータの電圧波形を
示す説明図である。 20……コンパクトデイスク(光デイスク)、
21……ターンテーブル、23……モータ、24
……スピンドル、27………凹部、28……圧着
ホイール、30……ホイールセンタ軸、32……
支持軸、33……スラスト軸受、34,35……
ばね受、36,67,69……フライホイール、
37,38……テーパ部、40……ホイールハウ
ジング、41,43,51……ばね、42……下
部室、44……上部室、45,46……張出し
部、47……レーザヘツド、50……ハウジング
ホルダ、52……ガイド棒、53……アーム、5
4……支軸、55……棒体、56……カム、57
……下段部、58……中段部、59……上段部、
60……ラツク、61……ギヤ、62……モー
タ、66……出力軸、68,70……クラツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 光デイスクを回転させるターンテーブルと、こ
    のターンテーブルの上方に配置され、該ターンテ
    ーブルに載置された光デイスクを該ターンテーブ
    ルとの間で挟持可能な圧着ホイールを備えた光デ
    イスク駆動装置において、上記圧着ホイール上に
    は上記ターンテーブルに載置された光デイスクの
    慣性質量を増加させるフライホイールを配置し、
    このフライホイールを上記圧着ホイールに分離接
    続する分離接続手段を設けたことを特徴とする光
    デイスク駆動装置。
JP1984133936U 1984-09-05 1984-09-05 Expired JPH0313897Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984133936U JPH0313897Y2 (ja) 1984-09-05 1984-09-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984133936U JPH0313897Y2 (ja) 1984-09-05 1984-09-05

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5522295A (en) * 1979-06-18 1980-02-16 Pioneer Electronic Corp Record player

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5522295A (en) * 1979-06-18 1980-02-16 Pioneer Electronic Corp Record player

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