JPH03138305A - 板金プレートと焼結部品の接合方法及び接合体 - Google Patents
板金プレートと焼結部品の接合方法及び接合体Info
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- JPH03138305A JPH03138305A JP27471089A JP27471089A JPH03138305A JP H03138305 A JPH03138305 A JP H03138305A JP 27471089 A JP27471089 A JP 27471089A JP 27471089 A JP27471089 A JP 27471089A JP H03138305 A JPH03138305 A JP H03138305A
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Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この発明は鉄系焼結部品と板金プレートをロー付接合し
て製造する複雑な形状の部品を製造する際の接合方法に
関するものである。
て製造する複雑な形状の部品を製造する際の接合方法に
関するものである。
「従来の技術」
鉄系の焼結部品は鉄を主成分とする金属粉末をプレスし
て圧粉体とし焼結して製造する。この鉄系の焼結部品は
各種の機械部品として用いられるので複雑な形状が要求
されることが多く、それには焼結部品と板金プレート（
板状以外の形の場合もある）を接合する必要が生ずる。
て圧粉体とし焼結して製造する。この鉄系の焼結部品は
各種の機械部品として用いられるので複雑な形状が要求
されることが多く、それには焼結部品と板金プレート（
板状以外の形の場合もある）を接合する必要が生ずる。
この接合方法としては板金プレートの孔に焼結部品を圧
入して接合したり、カシメによって接合したりすること
が知られている。しかしこれらの方法は接合強度が弱く
、スラスト、ラジアルの応力に対して接合部に高強度が
必要とする場合には不適当である。
入して接合したり、カシメによって接合したりすること
が知られている。しかしこれらの方法は接合強度が弱く
、スラスト、ラジアルの応力に対して接合部に高強度が
必要とする場合には不適当である。
高強度の接合には主として焼結部品と板金プレートをロ
ー材する方法が用いられている。
ー材する方法が用いられている。
従来の技術の一例として鍔を有する鉄系のブツシュに板
金プレートを接合するには、第３図に示すように、焼結
したブツシュ１の鍔の１側に板金プレート２を重ねてＣ
ｕ−Ｎｉ−Ｍｎ系のロー材をブツシュと板金プレートの
接合部に置きロー材の融点以上の温度に加熱するとロー
材が溶融してブツシュと板金プレートの接合面７にロー
材が拡がり鉄系焼結部品のブツシュ１と板金プレート２
がロー付接合できる。
金プレートを接合するには、第３図に示すように、焼結
したブツシュ１の鍔の１側に板金プレート２を重ねてＣ
ｕ−Ｎｉ−Ｍｎ系のロー材をブツシュと板金プレートの
接合部に置きロー材の融点以上の温度に加熱するとロー
材が溶融してブツシュと板金プレートの接合面７にロー
材が拡がり鉄系焼結部品のブツシュ１と板金プレート２
がロー付接合できる。
「発明が解決しようとする課題」
前記従来の方法では焼結を完了した鉄系焼結部品をロー
材するのであり、また第３図に示すようにロー付部にロ
ー材の残滓８が残り或いはロー付面をロー材が拡がって
一部が流出してロー材の滲出部９が生ずる。従って焼結
とロー材の２工程が必要となると共に残滓８や滲出部９
を何らかの後加工で除去する必要があり、加工費が高く
なるという課題がある。
材するのであり、また第３図に示すようにロー付部にロ
ー材の残滓８が残り或いはロー付面をロー材が拡がって
一部が流出してロー材の滲出部９が生ずる。従って焼結
とロー材の２工程が必要となると共に残滓８や滲出部９
を何らかの後加工で除去する必要があり、加工費が高く
なるという課題がある。
「課題を解決するための手段」
この発明は前記の課題を解決する鉄系焼結部品と板金プ
レートのロー付接合方法を提供することを目的とするも
のである。
レートのロー付接合方法を提供することを目的とするも
のである。
この発明は鉄系焼結部品と板金プレートを接合する方法
において、鉄系粉末の圧粉体に焼結部品側の接合界面に
ロー材を挿入する溝と該溝から外部に通ずるガス抜き用
の小さな溝をもうけ、該溝に同じく圧粉体状態のロー材
を挿入して板金プレーａ−を接合面に固定した後、ロー
材の融点以との温度に加熱してロー材と焼結を同時に行
うことを特徴とする焼結部品と板金プレートの接合方法
である。
において、鉄系粉末の圧粉体に焼結部品側の接合界面に
ロー材を挿入する溝と該溝から外部に通ずるガス抜き用
の小さな溝をもうけ、該溝に同じく圧粉体状態のロー材
を挿入して板金プレーａ−を接合面に固定した後、ロー
材の融点以との温度に加熱してロー材と焼結を同時に行
うことを特徴とする焼結部品と板金プレートの接合方法
である。
この場合にロー材として普通のＣｕ−Ｎｉ−Ｍｎ系のロ
ー材でよいが、特に重量比でＮｉ：３０〜５０％、Ｍｎ
：１５〜２５％、Ｓｉ ：１〜５％。
ー材でよいが、特に重量比でＮｉ：３０〜５０％、Ｍｎ
：１５〜２５％、Ｓｉ ：１〜５％。
Ｂ ： ０．５〜２％、残部がＣｕからなる合金粉末に
３〜１５％のｐｅ粉末、１〜１０％のＣｕ粉末。
３〜１５％のｐｅ粉末、１〜１０％のＣｕ粉末。
１〜７％のＳｎ粉末のうち少なくとも一種以七を添加混
合した混合粉末を所定形状にプレス成形した圧粉体を用
いることを特徴とするものである。
合した混合粉末を所定形状にプレス成形した圧粉体を用
いることを特徴とするものである。
以下本発明を具体例の図面を用いて説明する。
先ず鉄系金属粉末により焼結部品となる圧粉体をプレス
成形する。ここでは第１図に示すように中心に孔を有す
る鍔のあるブツシュ１を成形する。
成形する。ここでは第１図に示すように中心に孔を有す
る鍔のあるブツシュ１を成形する。
この場合に圧粉体（ブツシュ１）の板金プレート２との
接合面に、第２図に示すように、ロー材を挿入するため
の溝６がもうけられている。また溝６からブツシュ１の
外部に通ずるガス抜き溝４を放射状にもうけられている
。
接合面に、第２図に示すように、ロー材を挿入するため
の溝６がもうけられている。また溝６からブツシュ１の
外部に通ずるガス抜き溝４を放射状にもうけられている
。
第１図に示すように、ロー材の粉末を用いてロー材の圧
粉体５を作り鉄系焼結部品となる圧粉体１のロー材用の
溝６に挿入する。次いでロー材する板金プレート２を所
定の位置に固定し、焼結用治具５の孔に嵌め込む。この
状態でロー材の溶融温度以上に加熱してロー材と同時に
焼結を行う。
粉体５を作り鉄系焼結部品となる圧粉体１のロー材用の
溝６に挿入する。次いでロー材する板金プレート２を所
定の位置に固定し、焼結用治具５の孔に嵌め込む。この
状態でロー材の溶融温度以上に加熱してロー材と同時に
焼結を行う。
「作用」
本発明においてガス抜き溝がもうけられているのは次ぎ
の理由による。焼結部品の製造においてプレス成形の際
に金属粉末の流動を良くして密度を均一化し且つプレス
亀裂の発生を防ぐために潤滑剤（ステアリン酸亜鉛等）
を混入するし、またロー材のためにフラックスをロー材
に表面に少量塗布する場合がある。これらの潤滑剤、フ
ラックスはロー材および焼結温度になると分解蒸発して
ガスとなってロー材の流動が妨害されることがなく、接
合面全面に均一にロー材ができるからである。
の理由による。焼結部品の製造においてプレス成形の際
に金属粉末の流動を良くして密度を均一化し且つプレス
亀裂の発生を防ぐために潤滑剤（ステアリン酸亜鉛等）
を混入するし、またロー材のためにフラックスをロー材
に表面に少量塗布する場合がある。これらの潤滑剤、フ
ラックスはロー材および焼結温度になると分解蒸発して
ガスとなってロー材の流動が妨害されることがなく、接
合面全面に均一にロー材ができるからである。
本発明においてはロー材と焼結を同時に行うが、従来の
ロー材、を使用すると焼結部品とする鉄系焼結部品の圧
粉体には粉末間に隙間があり焼結時にロー材が浸透する
。前記のように純粋な鉄粉、銅粉、錫粉をロー材に混合
するとこの浸透が防止されるものである。
ロー材、を使用すると焼結部品とする鉄系焼結部品の圧
粉体には粉末間に隙間があり焼結時にロー材が浸透する
。前記のように純粋な鉄粉、銅粉、錫粉をロー材に混合
するとこの浸透が防止されるものである。
この方法によりロー材と焼結を同時に行うとロー材が均
一に流れて完全なロー材ができ、且つガス抜き溝等の緩
衝空間があるのでロー材が外部に流出することがなく、
従って後加工によりロー材の残滓や滲出部を除去する工
程が省略できるものである。
一に流れて完全なロー材ができ、且つガス抜き溝等の緩
衝空間があるのでロー材が外部に流出することがなく、
従って後加工によりロー材の残滓や滲出部を除去する工
程が省略できるものである。
「発明の効果」
以上に詳しく説明したように、本発明の方法では鉄系焼
結部品の圧粉体と板金プレートの間にロー材が挿入され
てロー材と焼結が同時に行われるので、ロー材の残滓や
滲出部を除去する後加工を省略することができ、さらに
焼結工程とロー付工程を同時に行うことができるので、
板金プレートをロー材した複雑な形状の機械部品をコス
ト安で製造できる効果を有するものである。
結部品の圧粉体と板金プレートの間にロー材が挿入され
てロー材と焼結が同時に行われるので、ロー材の残滓や
滲出部を除去する後加工を省略することができ、さらに
焼結工程とロー付工程を同時に行うことができるので、
板金プレートをロー材した複雑な形状の機械部品をコス
ト安で製造できる効果を有するものである。
第１図は本発明の具体例を示す断面図、第２図はそのＡ
−Ａ断面図である。第３図は従来のロー付方法を示す断
面図である。 １：プッシュ、圧粉体 ２：板金プレート５：ロー材
４：ガス抜き溝５：焼結用治具 ６：
ロー材挿入用溝７：接合面 ８：ロー材残滓
９：ロー材滲出部
−Ａ断面図である。第３図は従来のロー付方法を示す断
面図である。 １：プッシュ、圧粉体 ２：板金プレート５：ロー材
４：ガス抜き溝５：焼結用治具 ６：
ロー材挿入用溝７：接合面 ８：ロー材残滓
９：ロー材滲出部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、鉄系焼結部品と板金プレートを接合する方法におい
て、焼結部品側の接合界面にロー材を挿入する溝と該溝
から外部に通ずるガス抜き用の小さな溝をもうけた鉄系
粉末の圧粉体を造り、該溝にロー材の圧粉体を挿入して
板金プレートを接合面に固定し、ロー材の融点以上の温
度に加熱してロー付と焼結を同時に行うことを特徴とす
る焼結部品と板金プレートの接合方法 ２、ロー材として重量比でＮｉ：３０〜５０％、Ｍｎ：
１５〜２５％、Ｓｉ：１〜５％、Ｂ：０．５〜２％、残
部Ｃｕからなる合金粉末に３〜１５％のＦｅ粉末、１〜
１０％のＣｕ粉末、１〜７％のＳｎ粉末のうち少なくと
も一種以上を添加混合した混合粉末を所定形状にプレス
成形した圧粉体を用いることを特徴とする請求項１記載
の焼結部品と板金プレートの接合方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1274710A JP2822497B2 (ja) | 1989-10-21 | 1989-10-21 | 板金プレートと焼結部品の接合方法及び接合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1274710A JP2822497B2 (ja) | 1989-10-21 | 1989-10-21 | 板金プレートと焼結部品の接合方法及び接合体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03138305A true JPH03138305A (ja) | 1991-06-12 |
| JP2822497B2 JP2822497B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=17545489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1274710A Expired - Fee Related JP2822497B2 (ja) | 1989-10-21 | 1989-10-21 | 板金プレートと焼結部品の接合方法及び接合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2822497B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002078881A1 (en) * | 2001-03-28 | 2002-10-10 | Korea Sintered Metal Co., Ltd. | Method for manufacturing flange for compressor |
| JP4815577B2 (ja) * | 2008-03-05 | 2011-11-16 | 憲司 中村 | フェイスマスク |
| JP2015001015A (ja) * | 2013-06-17 | 2015-01-05 | 住友電工焼結合金株式会社 | 焼結部品の製造方法 |
| CN106475737A (zh) * | 2016-09-29 | 2017-03-08 | 菲斯达排放控制装置（苏州）有限公司 | 执行器壳体与执行器底座的固定方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5757807A (en) * | 1980-09-24 | 1982-04-07 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Joining method for sintered metal |
| JPS60181207A (ja) * | 1984-02-24 | 1985-09-14 | Mazda Motor Corp | 金属基体表面に焼結層を形成する方法 |
| JPS62127404A (ja) * | 1985-11-26 | 1987-06-09 | Mazda Motor Corp | 粉末合金シ−トの焼結方法 |
-
1989
- 1989-10-21 JP JP1274710A patent/JP2822497B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5757807A (en) * | 1980-09-24 | 1982-04-07 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Joining method for sintered metal |
| JPS60181207A (ja) * | 1984-02-24 | 1985-09-14 | Mazda Motor Corp | 金属基体表面に焼結層を形成する方法 |
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002078881A1 (en) * | 2001-03-28 | 2002-10-10 | Korea Sintered Metal Co., Ltd. | Method for manufacturing flange for compressor |
| US7052648B2 (en) | 2001-03-28 | 2006-05-30 | Korea Sintered Metal Co., Ltd. | Method for manufacturing flange for compressor |
| JP4815577B2 (ja) * | 2008-03-05 | 2011-11-16 | 憲司 中村 | フェイスマスク |
| JP2015001015A (ja) * | 2013-06-17 | 2015-01-05 | 住友電工焼結合金株式会社 | 焼結部品の製造方法 |
| CN106475737A (zh) * | 2016-09-29 | 2017-03-08 | 菲斯达排放控制装置（苏州）有限公司 | 执行器壳体与执行器底座的固定方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2822497B2 (ja) | 1998-11-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |