JPH03138104A - チェーン体の磨耗検出構造および検出方法 - Google Patents

チェーン体の磨耗検出構造および検出方法

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JPH03138104A
JPH03138104A JP27689189A JP27689189A JPH03138104A JP H03138104 A JPH03138104 A JP H03138104A JP 27689189 A JP27689189 A JP 27689189A JP 27689189 A JP27689189 A JP 27689189A JP H03138104 A JPH03138104 A JP H03138104A
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JP
Japan
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flap
jig insertion
wear
notch
jig
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JP27689189A
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Katsumi Mogi
克己 茂木
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、平板状のフラップを回動可能に連結してなる
チェーン体を用いた製品、例えば無端状チェーン体に切
断刃を固定したチェーンカッタ等において、個々のフラ
ップの連結部の磨耗量を測定し−、チェーン破断に至る
寿命判定の目安とするための磨耗検出構造および検出方
法に関する。
「従来の技術」 例えば、石材等の大形被削材を切断する場合には、従来
一般に、切断ブレード、バンドソー ワイヤソー等が使
用されている。
前記切断ブレードは、円板状台金の外周にダイヤモンド
砥粒層チップを等間隔に固定したもので、犬掻化すると
強度上の要求から必然的に合金の肉厚を厚く仕ざるを得
ず、それに伴って低粒層チップの厚みも増す。このため
切断代が大きくなって被削材の歩留まりが悪化するうえ
、切断抵抗の増大が原因となって刃先に振れが生じ、切
断精度が低下する欠点を有していた。
前記バンドソーは、厚さ1〜6R1程度の幅広で帯状の
金属薄板を無端状に溶接し、その−側縁に砥粒層チップ
を等間隔で固定したもので、同一水平面に配置された一
対の高速回転されるブーり間に巻回され、これらプーリ
の間の直線部により石材等を切断する。しかし、バンド
ソーはプーリに巻回した曲線部において繰り返し応力が
働くので、使用につれ台金に金属疲労が生じ、破断に至
るまでの寿命が短い欠点を有していた。
また前記ワイヤソーは、直径数u〜10mm程度の太さ
の撚線ワイヤに、円筒形のダイヤモンド砥粒層チップを
等間隔で同軸に固定してなる無端状のもので、被削材に
直接巻回し、駆動装置により一定の張力をかけ高速で走
行させて被削材を切断する。しかし、使用される砥粒層
チップの直径が大きいため、切断ブレードやバンドソー
に比して切断代が大きいうえ、構造上、切り込み方向を
規制する作用がないため、切断面の平面度や面粗さが劣
る。また切断時には砥粒層チップの両端部分でワイヤに
大きな曲げ応力がかかるのて、チップvj、tiやワイ
ヤ破断に至る寿命が短い欠点を有していた。
そこで本発明者らは、上記各問題を解決しうる全(新規
な切断工具として、多数の平板状金属製フラップをフラ
ップと同一平面内で回動可能に連結して無端状のチェー
ン体を構成し、これらフラップの少なくとも一部の内周
側または外周側の端面に切断刃を固定してなるチェーン
カッタの検討を行なっている。
そして検討の結果、前記フラップの連結構造としては、
平板状をなすフラップの一端に連結用凸部を形成すると
ともに、他端には連結用切欠部を形成し、前記連結用切
欠部に他のフラップの連結用凸部をフラップと同一平面
内で回動可能に嵌合する構造を採ると、連結部が厚くな
らない点で優れているとの知見を得た。
「発明が解決しようとする課題」 しかし、上記チェーンカッタでは、切粉や脱落砥粒が発
生する悪条件下で長期間使用すると、フラップ連結部に
おいて必然的に連結用凸部と連結用切欠部の摺動面が磨
耗し、フラップ連結方向への抗張力が低下して、最悪の
場合、いずれかのフラップの連結が外れるおそれを有し
ていた。
このため、各フラップの連結部の磨耗を的確に判定する
ための何等かの手段を設けることが望ましく、この点を
解決することが前記チェーンカッタの重要な課題となっ
ていた。
「課題を解決するための手段」 上記課題を解決するために、本発明に係わるチェーン体
の磨耗検出構造は、平板状のフラップの一端に連結用凸
部を形成するとともに、前記フラップの他端には連結用
切欠部を形成し、この連結用切欠部に他のフラップの連
結用凸部をフラップと同一平面内で回動可能、かつフラ
ップの、連結方向に離脱不能に嵌合することにより、多
数のフラップを連結してチェーン体を構成し、さらに、
前記連結用切欠部の内周面と前記連結用凸部の外周面と
の間には、フラップの厚さ方向に貫通する治具挿入孔を
形成したことを特徴とする。
一方、本発明に係わるチェーン体の磨耗検出方法は、前
記治具挿入孔に、先端が治具挿入孔に挿入可能で基端に
向けて漸次拡幅するテーパ治具を貫入し、その貫入深さ
から前記連結用切欠部および連結用凸部の磨耗量を測定
することを特徴とする。
「作 用」 上記のチェーン体の磨耗検出構造および検出方法によれ
ば、各フラップの治具挿入孔にテーパ治具を垂直に貫入
するだけの簡便な手法により、個々のフラップ連結部の
磨耗を短時間で感度良くしかも正確に測定することがで
き、フラップ連結部の離脱等を未然に防止できる。
「実施例」 第1図および第2図は、本発明に係わるチェーン体の磨
耗検出構造の一実施例を適用した外周刃型チェーンカッ
タを示す正面図および■−■線視線面断面図る。
この外周刃型チェーンカッタは、一定厚で矩形状をなす
金属製のフラップlを、フラップlと同一平面内におい
てのみ回動可能に多数連結して無端状のチェーン体2を
構成し、さらに各フラップ1の外周側の端面に砥粒セグ
メント(切断刃)4をそれぞれ固定するとともに、各フ
ラップlの内周側には被駆動用凹部6 A、6 Bを形
成したものである。
フラップ1は、5KIjl、ステンレス鋼、SKD綱、
SUPgA、SNCMQ等から成形されている。
フラップlの寸法は、チェーンカッタの用途によって異
なるが、例えば通常の大形石材切断用の場合、肉厚は2
〜61yIll程度、高さHは50〜150mx程度、
幅Wは40〜100ii程度とされる。この範囲の寸法
であれば、大形石材カッタとして十分な抗張力、切断性
能を得ることができる。また、フラップlの内周側端面
と外周側端面は互いに平行とされている。
フラップ監の連結構造について説明すると、各フラップ
lには、第3図に示すように、回転方向前方側の側面中
央部に、フラップlの表面と面一に円板状の連結用凸部
8が一体形成されるとともに、回転方向後方側の側面に
は連結用凸部8とほぼ同寸法の円弧状をなす連結用切欠
部10が形成されている。これら連結用凸部8の中心0
1と、連結用切欠部10の中心02とを結ぶ線は、フラ
ップ1の外周側端面および内周側端面と平行に設定され
ている。
連結用凸部8の外周面8Aは、第4図に示すように、全
長に亙って断面角が60〜170°程度の凸V字形に形
成されている。
一方、連結用切欠部10の内周面は、連結前の状態にお
いて、第5図に示すようにフラップlの厚さ中心から裏
面側の部分のみ、連結用凸部8の断面形状と相補的なテ
ーパ面10Aとされる一方、厚さ中心からフラップ表面
側に至る部分は、表面に対し垂直な面10Bとされ、そ
の開口径は連結用凸部8の最大径より僅かに大きい程度
に設定されている。
さらに、フラップlの表面側には、連結用切欠部10の
周縁から0.5〜’Amx程度離れた位置に、深さがフ
ラップ肉厚のほぼ半分に達する円弧状の加締め1li1
2が形成されている。そして連結用凸部8を、フラップ
lの表面側から連結用切欠部IO内に嵌め入れたうえ、
加締め溝12を全周に亙って押し広げ、その内側の突条
部14を内方に変形させることにより、連結用切欠部1
0の断面は連結用凸部8と相補的な凹■字形にされ、連
結用凸部8が連結用切欠部101で回動可能に支持され
ている。
連結用凸部8のくびれ部分8Bの両縁は、第3図に示す
ように、応力集中を防ぐためにいずれも円弧形に形成さ
れている。また、連結用切欠部10の開口部の両側部分
IOCも、前記くびれ部分8Bよりも小さな曲率半径を
有する円弧形に面取りされている。
連結用切欠部lOの両端部が挾む中心角βは60〜15
0°、望ましくは90〜120°とされる。150” 
より大では連結用切欠部10による連結用凸部8の係止
力が小さく、連結強度が低下する。また60°より小で
は連結用凸部8のくびれ部分8Bの幅が小さくなり、こ
の部分での抗張力が低下する。
一方、連結用凸部8の両くびれ面が挾む中心角αは、連
結用切欠部10内で連結用凸部8が回動しうるように、
中心角βよりも一定角度小さく形成されている。また、
連結用切欠部lOの中心02からフラップ側面の延長線
までの距離L2は、連結用凸部の中心O1からフラップ
側面までの距離L1より小とされている。
次に、本発明の特徴である磨耗検出構造について詳述す
る。
前記連結用切欠部10の周方向中央には、断面が浅い口
字状をなす治具挿入溝16が、フラップlと垂直に、そ
の底面が連結用切欠部lOの接線方向と平行になるよう
に形成されている。また連結用切欠部10の中心02か
ら治具挿入溝16の底面までの距離は、連結用凸部8の
最大半径よりも若干大きく設定され、フラップ連結状態
において、治具挿入溝16と連結用凸部8の外周との間
には僅かな空隙があくようになっている。第8図に示す
ように、この空隙QGと治具挿入溝16の幅Jは、それ
ぞれ第9図および第1θ図に示す隙間ゲージK(テーパ
治具)の先端寸法に応じて決定されている。
この隙間ゲージKについて説明すると、図中符号44は
ハンドル、45はハンドルの一端に固定された耐磨耗性
材からなる細長い薄板状のテーバ部で、このテーパ部4
5の肉厚は先端で前記空隙量Gより小さく、ハンドル4
4側に向けて漸次厚肉化するとともに、その表面には長
手方向等間隔に目盛46が記入されている。また、目盛
46に沿って細長い板状のスライドパー47が配置され
、このスライドパー47の後端部は、テーパ部45の表
面に沿ってハンドル44に形成された孔48に挿通され
ている。スライドパー47の上面には突起49が形成さ
れるとともに、スライドパー47はその先端が目盛46
の前端から後端に対応する位置まで摺動可能となってい
る。
なお、治具挿入溝16の形成位置は連結用切欠部10の
中央に限らず、周方向のどの位置でもよいが、中央に形
成した方が磨耗量に対する感度が良好である。
次に、砥粒セグメント4の固定構造について説明する。
各フラップlのチェーン外周側の端面には、端面の中央
部から回転方向前方側に偏った位置に、円弧形のセグメ
ント装着用凹部18が形成され、このセグメント装着用
凹部18の内周面は断面が全長に亙って凹v字状とされ
ている。
また、フラップ1の外周側端面には、セグメント装着用
凹部亀8より回転方向後方位置に、小さな断面半円形の
治具挿入溝20が垂直に形成されている。この治具挿入
溝20の半径A2は、装着用凹部18の中心からフラッ
プ1の内周側端面までの距離Atより大とされている。
それより小であると、後述する着脱用治具32により砥
粒セグメント4を外すことができなくなる。なお、治具
挿入溝20の位置は、第3図中(イ)に示すように装着
用凹部18の底に変更してもよい。
また、装着用凹部18には、一端がこの装着用凹部18
の回転方向前方側部分に開口する細いスリット22が内
周側に向けて形成され、その末端には応力緩和用の円孔
24が形成されている。そしてこのスリット22で句切
られる細長い部分は弾性係止片26とされ、これを回転
方向前方に向けて撓めると砥粒セグメント4の着脱が行
なえるようになっている。
一方、砥粒セグメント4は、フラップ1と同厚で金属製
のチップ支持体28と、このチップ支持体28の端面に
固定された直方体形の砥粒層チップ30とから構成され
ている。
砥粒層チップ30は、その肉厚がチップ支持体28より
も0.5〜4次m厚く設定されるとともに、その長さは
チップ支持体28と等しく、フラップ1の外周端面より
も若手短かく20〜701111程度とされている。
砥粒層チップ30は、ダイヤモンドまたはCBN等の超
砥粒を含むメタルボンド砥粒層であり、チップ支持体2
8にろう付け、一体焼結、レーザー溶接、電子ビーム溶
接等の手段により固定されている。なお、砥粒の粒度、
集中度および厚さは、外周刃型チェーンカッタの用途に
応じて決定すべきである。
チップ支持体28には、装着用凹部18と相補形状をな
す半円板状の凸部28Aが一体形成され、その断面は凸
v字状とされている。そしてこの凸部28Aは、弾性係
止片26を広げた状態でセグメント装着用凹部18に嵌
入可能、かつ弾性係止片26を戻すと強固に係止される
ようになっている。
なお、第6図および第7図は着脱治具32を示すもので
、この着脱治具32は、ハンドル34と軸36とからな
る1字状をなし、軸36の先端部36Aは治具挿入溝2
0と同寸法の断面半円形とされている。そして、この先
端部36Aを治具挿入溝20に差し入れ、ハンドル34
を90°回転することにより、弾性係止片26の係止力
に抗して砥粒セグメント4が取り外される。
次に、フラップlの振れ防止用の係合部について説明す
る。各フラップ1の両側面は、連結用切欠部10および
連結用凸部8よりも外周側の部分で互いに平行とされ、
そのうち回転方向前方の側面には、外周側の端部から側
面の長手方向に延びる断面V字状の係合溝38が形成さ
れている。
また、フラップ1の回転方向後方側の側面の内周側には
、前記係合溝38と相捕的な断面形状をなす係合突条4
0が側面に沿って形成されている。
そして、各フラップlが直線状に並んだ状態では隣接す
るフラップlの係合溝38と係合突条40とがフラップ
lの厚さ方向移動不能に隙間なく嵌合しあうように設定
されている。
次に、被駆動用凹部6 A、6 B  について説明す
る。これら被駆動用凹部6A、6B  は、各フラップ
lの内周側の回転方向前方側および後方側の角部にそれ
ぞれ形成された円弧状のもので、その中心角はいずれも
90°程度である。
被駆動用凹部6 A、6 B の曲率半径は、第1図に
示すように後述する切断装置のスプロケット88.11
2  の外周に固定されたピン126の半径と等しく、
また被駆動用凹部6A、6Bからフラップ1の内周側端
面に至る部分は滑らかな曲面状に面取りされている。
また、同一フラップlにおける被駆動用凹部6Aと6B
の曲率中心間の距離は、ピン126の中心間距離に等し
く、フラップlがスプロケット88.112  の外周
に巻回された状態で、隣接するフラップlの被駆動用凹
部6Aおよび6Bは同一円弧面を構成し、この円弧面に
ピン126ががたつきなく嵌まるように設定されている
さらに、各フラップlの内周側端面には、断面v字状の
摺動溝42が端面の全長に亙って形成されている。
次に、第11図および第12図を用いて、上記構成から
なる外周刃型チェーンカッタを用いた切断装置を説明す
る。第11図は装置の正面図、第12図は一部破断した
平面図で、以下の説明で用いる上下左右は第11図に基
づくものとする。
図中符号50は床面に間隔を空けて立てられた一対の円
柱で、これら円柱50にはそれぞれ第12図に示すよう
に上下方向に延びるキー52を介して、角筒状のベース
54A(左側)と54B(右側)が昇降自在かつ軸回り
回転不能に同じ高さで取り付けられている。
円柱50の上端には天板56が水平に掛は渡して固定さ
れている。この天板56の左端部には昇降モータ58が
取り付けられ、このモータ58は図示しないギヤボック
スを介して、左側の円柱50の背面に沿って配置された
スクリュウ軸60を回転させる。そして、このスクリュ
ウ軸60には、左側ベース54Aの背面に固定された昇
降部材62が螺合されている。
一方、天板56の右端部にはギヤボックス64が固定さ
れ、このギヤボックス64と前記ギヤボックスの間には
回転軸66が掛は渡されて、モータ58の動力がギヤボ
ックス64にも伝達されろ。
ギヤボックス64の出力軸は右側の円柱50の背面に沿
って配置されたスクリュウ軸68に連結され、このスク
リュウ軸68には右側ベース54Bの背面に固定された
昇降部材70が螺合されている。これにより、昇降モー
タ58を作動させると、両方のベース54A、54B 
が常に互いに同じ高さを維持しつつ低速で昇降する。
左側ベース54Aの前面部分には、前面中央を中心とす
る円環溝72および円板部74が形成されている。また
円板部74の前面に沿って傾動板76が配置されるとと
もに、この傾動板76の両側に形成された爪部76Aが
円環溝72の両側に噛合され、円環溝72内で爪部76
Aを摺動させることにより、傾動板76は円板部74と
同軸に回動する。
また、傾動板76の前面には、左右方向に延びる矩形状
のガイドレール部78が形成されている。
このガイドレール部78には、右端が前方に屈曲したL
字状のプレート支持板80が左右方向移動可能に取り付
けられ、図示しない付勢機構により左側に一定力で引か
れる構成となっている。
また、傾動板76の前面中央には前方に突き出た軸部8
2が形成され、この軸部82はプレート支持板80に形
成された左右方向に延びる長孔84を通って前方に突出
している。そしてこの軸部82には、互いに同軸に連結
されたプーリ86およびスプロケット88が回転自在に
支持されている。
一方、左側ベース54Aの左側面には、高さ調整可能な
取付板90を介して駆動モータ92が前向きに取り付け
られている。この駆動モータ92の回転軸にはプーリ9
4が固定され、このプーリ94と前記プーリ86との間
にはベルト96が巻回されている。このベルト96の張
力は取付板90を上下させることにより調整可能である
一方、右側ベース54Bの前面部分には、上下方向に延
びる一対の円弧溝98および一定幅の円弧板部100が
形成され、これら円弧溝98および円弧板部100は左
側のスプロケット88の回転軸心を中心とする円弧形を
なしている。
円弧板部監00の前面には、この面に沿ってプレート支
持板102が配置され、このプレート支持板102の両
側に形成された爪部104が前記各円弧溝98に差し入
れられて、プレート支F4f板102は円弧板部100
に沿って左側のスプロケット88を中心として5°以上
傾動可能とされている。この傾動角が5°未満であると
被削材Wへの切り込み開始が困難になる。
プレート支持板102の前面には左右方向に延びるスラ
イドレール部106が形成され、このスライドレール部
106にはプーリ取付板108が左右方向移動可能に取
り付けられている。このブーり取付板10Bの前面中央
には軸部110が前向きに形成され、この軸部110に
は軸受を介し従動スプロケット112が回転自在に取り
付けられている。また、プレート支持板102の右端面
には油圧シリンダ114が左向きに固定され、そのロッ
ドがプーリ取付板10Bに連結されている。
なお、右側ベース54Bの右側面には操作盤l16が固
定され、この操作盤116により各部への通電が制御さ
れる。
プレート支持板102の左端は、前向きにL字状に曲げ
られ、右側のプレート支持板80との間にはスプロケッ
ト88,112  と同一平面において矩形のバックプ
レート118が張られている。
コノバックプレート11BはStJPw4、SN0M鋼
、SKD鋼、SK鋼、ステンレス鋼等の材質からなり、
肉厚はフラップ1と同一である。また、バックプレート
118の幅はスプロケット88゜112 によるチェー
ンカッタCの巻回径に等しくされている。さらに、バッ
クプレート11Bの上端縁および下端縁は全長に亙って
、チェーンカッタCの内周側に形成された摺動溝42と
相捕的な57字状に形成されている。
そしてスプロケット88,112  間にはチェーンカ
ッタCが巻回され、スプロケット88.112の間の直
線部では、各フラップlの摺動溝42にバックプレート
ttSの上下端がそれぞれ摺動可能にはめ込まれている
スプロケット88,112  は、いずれも第2図に示
すように一対の円[120,122を張り合わせたもの
で、その外径は巻回したチェーンカッタCの連結用凸部
8の中央部に達する値に設定されている。円板120,
122  の対向面の外周部にはりラップ1の肉厚より
も僅かに開口幅が大きいスリット124が形成され、こ
のスリット124の内部には、スプロケット中心からチ
ェーンカッタCの巻回半径だけ離れた位置に、超硬合金
製の円柱形ビン126が周方向等間隔に垂直に嵌め込ま
れている。隣接しあうピン126とスプロケット中心と
がなす中心角がスプロケット角である。
一方、床面には、両円往50の間に前後方向に延びる浅
い排水溝128が形成され、この排水溝12Bの中央に
は、一対のガイドレール130が平行に設置されている
。これらガイドレール130上には、下面に2対の車輪
132を備えたワークテーブル134が載置され、さら
にテーブル134の前後端には図示しない駆動器に接続
された牽引ワイヤ136が連結されて、テーブル134
がガイドレール130に沿って移動可能とされている。
さて、以上の装置を用い、チェーンカッタCで切断を行
なうには、まず昇降モータ58を作動してベース54 
A、54 B  を上昇させるとともに、テーブル13
4に載せた石材等の被削材Wを前後方向に位置決めする
次いで、プレート支持板102を円弧板部100に沿っ
て下降さけ、チェーンカッタCとバックプレートttS
の全体を傾け、この下降位置で固定する。さらに、左側
のプレート支持板80を左方に付勢してバックプレート
11Bに適正張力を加えるとともに、油圧シリンダ11
4を作動してプーリ取付1tosを右方に引き、チェー
ンカッタCの張力を適正値に保つ。
この状態で駆動モータ92を作動し、チェーンカッタC
を図中矢印方向に回転させつつ、昇降モータ58を作動
してチェーンカッタC全体を所定の切り込み速度で降下
させ、下がった右側から被削材Wに切り込んでいく。や
がである程度の切断深さに達したら、プレート支持板1
02を円弧板部100に沿って引き上げ、チェーンカッ
タCを水平位置に戻して固定し、さらに被削材Wの下端
まで切断を続行する。
以上のようなチェーンカッタCによれば、多数の平板状
金属製フラップlを同一平面内で回動可能に連結してチ
ェーン体2を構成しているので、比較的肉厚の小さいフ
ラップ1で十分な抗張力を得ることができ、従来の大径
切断ブレードやワイヤソー等に比べて砥粒層チップ30
の厚さが小さくて済み、切断代を大幅に低減して被削材
Wの歩留まり向上が図れる。
また、各フラップlは厚さ方向屈折不能に連結されてい
るため、切断中に個々のフラップ1の振れが生じにくい
うえ、砥粒層チップ3oは平板状フラップ1により方向
規制されて被削材Wに切り込んでいくから、切断の進行
方向が正確かつ安定で、得られる切断面の平面度および
面粗さが良好である。
さらに、各フラップ1の治具挿入溝16に隙間ゲージに
のテーパ部45を差し入れるだけの簡便な手法により、
個々のフラップ1の連結部における連結用凸部8と連結
用切欠部lOの摺動面の磨耗を短時間で感度良く、しか
も正確に測定することができ、フラップ連結部の離脱等
を未然に防止できる。
また、前記隙間ゲージには、スライドパー47を予めテ
ーパ部45の先端側に移動しておき、テーパ部45の先
端を治具挿入溝16に貫入すると、スライドパー47の
先端がフラップlに当接して後退し、最大貫入位置の目
盛46を指して止まるから、隙間ゲージKを抜いてから
見易い位置で目盛46を読むことができ、測定作業が楽
である。
なお、本発明は上記実施例に限ることな(、第13図お
よび第14図に示すような変形も可能である。この例で
は、連結用凸部8の外周縁中央部に半円状の切欠200
を形成するとともに、連結用切欠部10の内周縁で、フ
ラップ1が直線的に配列された際に第14図に示すよう
に前記切欠200と対応する位置には、切欠200と同
径の半円状の切欠202が形成されている。これら切欠
200.202の径は、フラップ連結時に各切欠200
.202が一部重なって、厚さ方向に開口する治具挿入
孔204が形成されるように設定されている。
この場合、使用するテーパ治具には、第15図のような
形状をなす。206はハンドル、208はテーパ部であ
り、このテーパ部208は先細りの丸棒状をなし、その
先端の径は治具挿入孔204の径より小とされている。
また、テーパ部208には、使用前フラップlにおける
治具挿入孔204の径と対応する位置、およびフラップ
lが磨耗して使用限界に達した時点での治具挿入孔20
4の径とそれぞれ対応する位置に、目盛210がそれぞ
れ記入されている。あるいはこれら目盛210を境とし
てテーパ部208を色分けしてもよい。
この例では、テーパ部208が断面円形なので、テーパ
治具にの挿入向きが自由でよく、また目盛210も2本
だけなので誤認が少ないという利点を有する。
さらに、第16図に示すように、連結用凸部8および連
結用切欠部10のそれぞれに直角二角形状の切欠212
.214を形成し、フラップlの直線配列時に合致して
正方形の治具挿入孔216が形成されるようにしてもよ
い。この場合には、断面が正方形状のテーパ治具を使用
する。
また、第17図は示す例では、連結用凸部8の外周面お
よび連結用切欠部10の内周面のそれぞれをフラップ表
面に対して垂直に形成したもので、これらの局面中央に
は、それぞれ円弧状の切欠218.220を形成したこ
とを特徴とする。
なお、この例では各フラップlが厚さ方向に着脱自在で
あるから、バックプレート118との係合M42を深く
形成することが望ましい。
この例においても、治具挿入孔222に前記第15図の
ようなテーパ治具を差し込むことにより、フラップ連結
部の磨耗を簡便かつ正確に測定することができる。
なお、上記実施例はいずれらチェーン体2の外周側に砥
粒セグメント4を固定した構成であったが、その代わり
にフラップlの内周側に砥粒セグメント4を固定して内
周刃型チェーンカッタとしてもよい。この場合は内周刃
型チェーンカッタを被削材の外周に巻回し、回転しつつ
引くことにより被削材を切断する。また、切断刃として
砥粒セグメント4を用いる代わりに、鋸刃を有する切刃
セグメントを固定し、木材等の切断に使用してもよい。
また、本発明は上記のようなチェーンカッタのみに限る
ことなく、その他のチェーン体、例えば動力伝達用チェ
ーン等へも適用司能である。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明に係わるチェーン体の磨耗
検出構造および検出方法によれば、各フラップの治具挿
入孔にテーパ治具を垂直に貫入するだけの簡便な手法に
より、個々のフラップ連結部の磨耗を短時間で、感度良
くしかも正確に測定することができ、磨耗によるフラッ
プ連結部の離脱等を未然に防止できるという浸れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を適用したチェ
ーンカッタを示す平面図およびn−m5視断面図、第3
図ないし第5図は同チェーンカッタのフラップを示す正
面図、平面図および左側面図、第6図および第7図は同
フラップ用の着脱治具、第8図は磨耗検出構造の正面図
、第9図および第1θ図はテーパ治具を示す平面図およ
び正面図である。 また、第11図および第12図は、前記チェーンカッタ
を使用した切断装置の正面図および一部破断した平面図
、 第13図および第14図はいずれも本発明の他の実施例
のフラップを示す正面図、第15図はテーパ治具の平面
図、さらに第16図および第17図は、本発明の他の実
施例を示す正面図である。 212.214・・・切欠、216・・・治具挿入孔、
220.222・・・切欠、218・・・治具挿入孔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平板状のフラップの一端に連結用凸部を形成する
    とともに、前記フラップの他端には連結用切欠部を形成
    し、この連結用切欠部に他のフラップの連結用凸部をフ
    ラップと同一平面内で回動可能、かつフラップの連結方
    向に離脱不能に嵌合することにより、多数のフラップを
    連結してチェーン体を構成し、 さらに、前記連結用切欠部の内周面と前記連結用凸部の
    外周面との間には、フラップの厚さ方向に貫通する治具
    挿入孔を形成したことを特徴とするチェーン体の磨耗検
    出構造。
  2. (2)請求項1記載のチェーン体の磨耗検出構造の治具
    挿入孔に、先端が前記治具挿入孔に挿入可能で基端に向
    けて漸次拡幅するテーパ治具を貫入し、その貫入深さか
    ら前記連結用切欠部および連結用凸部の磨耗量を測定す
    ることを特徴とするチェーン体の磨耗検出方法。
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