JPH03205111A - 切断装置 - Google Patents

切断装置

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JPH03205111A
JPH03205111A JP12256290A JP12256290A JPH03205111A JP H03205111 A JPH03205111 A JP H03205111A JP 12256290 A JP12256290 A JP 12256290A JP 12256290 A JP12256290 A JP 12256290A JP H03205111 A JPH03205111 A JP H03205111A
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JP
Japan
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cutting
chain cutter
chain
sprockets
flap
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JP12256290A
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English (en)
Inventor
Katsumi Mogi
克己 茂木
Hiroo Ozeki
大関 宏夫
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Priority to DE69033884T priority patent/DE69033884T2/de
Priority to EP90118185A priority patent/EP0418915B1/en
Priority to KR1019900015028A priority patent/KR910005983A/ko
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、石材や木材等の大形被削材の切断を行なうた
めの切断装置に関する。
「従来の技術」 例えは、大形の石材を切断する場合、従来では一般に、
切断ブレード、バンドソー ワイヤソ一等が一般に使用
されている。
前記切断ブレードは、圧延加工により得られた円板状台
金の外周に、ダイヤモンド砥粒をメタルポンド等で固定
してなる砥粒層チップを等間隔に固定してなるもので、
現在は最大で3.5ml,合金肉厚10mmのものまで
製造されている。この寸法であると、切断しうる最犬厚
さは1.5m程度、切断代は15mrn程度となる。
一方、前記バンドンーは、厚さ1〜6mrn程度の幅広
で帯状の金属薄板を無端状に溶接し、そのー側縁に砥粒
層チップを等間隔で固定したもので、同一水平面に配置
された一対の高速回転されるブーり間に巻回され、これ
らプーりの間の直線部により石材等を切断する。
また、前記ワイヤソーは、直径数mm〜10mm程度の
太さの撚線ワイヤに、円筒形のダイヤモンド砥粒層チッ
プを等間隔で同軸に固定してなる無端状のもので、被削
材に直接巻回し、駆動装置により一定の張力をかけて高
速で走行させることにより、被削材を切断する。
「発明が解決しようとする課題」 しかし上記の切断手段は、いずれも以下のような問題を
有していた。
まず、切断ブレードは、大径化すると強度上の要求から
必然的に合金の肉厚を厚くせざるを得す、それに伴って
砥粒層チップの厚みも増す。このため切断代が大きくな
って被削材の歩留まりが悪化するうえ、切断抵抗の増大
が原因となって刃先に振れが生じ、切断精度が低下する
欠点を有していた。また、直径3.5+I1を越える合
金の製造は極めて困難であるため、前述のように切断で
きる被削材の厚さに限界があった。さらに、このように
大形の切断ブレードは運搬等の取り扱いに極めて不便で
あるうえ、切断時の振動による騒音が凄まじいという欠
点も有していた。
一方、バンドンーは、長尺であっても合金の肉厚か小さ
く、切断代が4〜Ram程度と比較的少なく歩留まりは
良好であるが、切断面Iこ対し垂直jこ配置されたプー
りの間に巻回されるため切断装置が大形化し、広い設置
スペースが必要である。また、バンドンーはブーりに巻
回した曲線部において繰り返し応力が働くので、使用に
つれ台金に金属疲労が生じ、破断に至るまでの寿命が短
い欠点を有していた。
ワイヤソーでは、使用される砥粒層チップの直径が大き
いため、切断ブレードやバンドンーに比して切断代が大
きいうえ、それ自体に切り込み方向を規制する作用がな
いため、他の切断手段に比して切断面の平面度や面粗さ
が劣る。さらに、切断時には砥粒層チップの両端部分で
ワイヤに大きな曲げ応力がかかるため、チップ破損やワ
イヤ破断に至る寿命が短い欠点を有していた。
「課題を解決するt;めの手段」 本発明は上記課題を解決するためになされたもので、平
板状をなす多数枚のフラップを、これらフランプと同一
平面内で回動可能かっ面一に連結して無端状のチェーン
体を構成したうえ、前記フラ,ブの少なくとも一部には
、チェーン体の外周側の端面にそれぞれ切断刃を設けた
チェーンカッタと、互いに同一平面内に配置され前記チ
ェーンカッタを巻回支持する一対のスプロケットと、前
記チェーンカッタおよびスプロケットを回転させるチェ
ーン駆動機構と、切断すべき被削材を支持する支持台と
、前記支持台または両スプロケットの少なくとも一方側
を、前記チェーンカンタが被削材に切り込むように他方
側に向けて往復移動させる切込機構とを具備したことを
特徴とする。
なお、前記スプロケットの外周面には、チェーンカッタ
の内周側端部がスプロケット軸線に対し垂直にはまる溝
が形成され、この溝の内側面によってチェーンカンタが
厚さ方向変位不能に支持されていてもよい。
また、前記スプロケットの外周に形成される、前記チェ
ーンカソタをはめるための前記溝が、スプロケットの軸
方向に間隔をあけて複数形威されていてもよい。
また、両スプロケットの間には、前記フラップよりも小
さい肉厚を有し、前記チェーンカッタの支持台側の直線
部の内周縁にその一端部が摺動可能に当接するバックプ
レートが、チェーンカッタと同一平面上に配置されてい
てもよい。
また、前記バックプレートには厚さ方向に張り出す張出
部が形成されていてもよい。
また、バックプレートをチェーンカッタの長手方向に張
り上げるプレート張上機構を設けてもよい。
まlこ、バックプレートおよびチェーンカッタの当接面
には、チェーンカソタの厚さ方向変位不能かつ長手方向
摺動可能に係合する係合部がそれぞれ形威されていても
よい。
また、両スグロケットまたは支持台の少なくとも一方を
移動させ、チェーンカッタの切断刃と支持台に支持され
た被削材の表面との当接角度を変更しうる傾動機構を設
けてもよい。
さらに、前記一対のスフロケットが配置された同一平面
内に、他のスプロケットが、それら一対のスプロケット
から上下方向にずらされて、かつ、前記チェーンカノタ
を巻回されて配置されていてもよい。
「作 用」 この切断装置では、一対のスプロケットに巻回されたチ
ェーンカッタを、チェーン駆動機構により回転しつつ、
切込機構により支持台または各スプロケットの少なくと
も一方を移動し、チェーンカッタを支持台に支持された
被削材に切り込み、これを切断する。したがって、被削
材の切断幅は両スプロケットの離間量以下であればよく
、切断深さには制限がない。
また、この装置では、多数の平板状フラップを同一平面
内で回動可能に連結してチェーンカッタをII或してい
るので、比較的肉厚の薄いフラップで十分な抗張力を得
ることができ、切断刃の厚さが小さくて済み、被削材の
切断代を低減して歩留まりの向上が図れる。
また、各フラップは相対回動可能に連結されており、ス
プロケットに巻回されるチェーンカッタの曲線部におい
ても応力疲労が生じず、その分大きな張力をかけて使用
可能であるから、従来の切断手段よりも切り込み量を大
きく設定でき、切断効率が高められる。
また、フラップの連結個数を増減するだけでチェーンカ
ッタの長さを自在に伸縮できるため、切断すべき被削材
の寸法に容易に対応できるうえ、個々のフラップは小形
かつ同一形状で、量産によりコスト低化が図れ、装置全
体としての設備コストも低減できる。
また、平板状のフラップにより切断刃の進行方向が規制
されるため、切断面の平面度および面粗さが良好である
うえ、切断刃の偏磨耗が生じず、砥粒の使用効率が高め
られる。
さらに、チェーンカッタおよび両スプロケットは同一平
面内に配置されるので、装置の設置スペースが小さくて
済むという利点も有する。
さらにまた、切断時Cこ切断刃で生じた振動は各フラッ
プの連結部で減衰するので、騒音が仲の切断工具に比し
て小さいという利点も有する。
一方、スブロヶソトの外周面に溝を形威し、これら溝に
チェーンカッタの内周側端部を収めた場合ニは、前記溝
の内側面によってチェーンヵッタか厚さ力向に位置規制
されるため、厚さ方向の彷れを低減して切断精度が一層
向上できる。
また、スプロケットの外周面に形成される溝を複数設け
た場合には、それら複数の溝を利用することにより複数
のチェーンカッタを適宜間隔おきに平行に掛け渡すこと
ができ、一度の切断工程でチェーンカッタと同数の石板
等を切り出すことができ、生産性を著しく向上させるこ
とができる。
また、チェーンカッタの支持台側の直線部の内側面に対
し、一端部が摺動可能に当接するバックプレートを設け
た場合には、切込側のチェーンヵッタ直線部を裏側から
補強して切込強度の向上が図れるうえ、バックプレート
の両端を張り上げるプレー1・張上機構を設けた場合に
は、バックブレトの剛性を高めることにより一層、切込
強度が高められる。
また、バックプレートに厚さ方向に張り出す張出部を設
けた場合には、上下に位置するチェーンカッタの離間距
離以上深い切り込みを入れて被削材を切断する場合に、
侵出部により押し付けることで、切断後の被削材が、切
断に寄与しないチェーンカッタ部分に(仮に、第1図に
示すように下側に位置するチェーンカッタ部分で切断す
る場合には、上側に位置するチェーンカッタ部分が切断
に寄与しない部分となる)当接するのを防ぐことができ
る。このため、切断後の被削材が振動等に起因して上記
上側のチェーンカッタ部分の切断刃に当接し、切断刃や
被削材が欠損されるといった不具合を未然に防止できる
また、バックプレートとチェーンヵソタの当接面にそれ
ぞれ係合部を形威した場合には、バックプレートの厚さ
方向の変位を防止し、7ラソブの振れを一層低減できる
また、被削材に対する切断刃の当接角度を変更する傾動
機構を設けた場合には、被削材の形状・材質に応じて最
適の切り込み角度を選択でき、切断開始時の切り込み精
度を高めることが可能である。
さらに、一対のスプロケットと同一平面内に、他のスプ
ロケソトを上下にずらして配置する場合には、チェーン
力ッタtこおいて現実に切断に寄与する部分とは別の部
分(仮に、第1図に示すように下側に位置するチェーン
カッタ部分で切断する場合には、上側に位置するチェー
ンカッタ部分が切断に寄与しない部分となる)を、切断
に寄与する部分から離間させることができる。このため
、かなり大きな被削材を切断する場合でも、大径のスプ
ロケットを用いることなく比較的小径のスグロケットを
用いて切断することができ、もって、装置全体のコンパ
クト化、並びにフラップ等の共通化が図れる。
「実施例」 第1図および第2図は、本発明に係わる切断装置の一実
施例を示す正面図および一部破断した平面図である。
カッタを示し、装置各部の説明に先立ち、まずこのチェ
ーン力ッタ1の構戊から説明する。
第3図および第4図はチェーンカッタlの正面図および
IV−■線視断面図である。このチェーンカソタ1は、
一定厚で矩形状をなす金属製のフラップ2を、フラップ
2と同一平面内においてのみ口動可能に多数連結して無
端状のチェーン体3を構戒し、さらに各フラップ2の外
周側の端面に砥粒セグメント(切断刃)4をそれぞれ固
定するとともに、各フラップ2の内周側には被駆動用凹
部6A,6Bを形成したものである。
フラップ2は、SK鋼、ステンレス鋼,SKD鋼、SU
P鋼、SNCM鋼等から戒形され、その硬度は焼き入れ
処理等によりHRc30〜65とされている。HRc3
0未満では十分な強度が得られず、HRc65より大で
は成形が困難になる。
フラップ2の寸法は、チェーン力ッタ1の用途によって
異Aるが、例えば通常の大形石材切断用の場合、肉厚は
2〜6■程度、高さHは50〜1この範囲の寸法であれ
ば、大形石材力ツタとして十分な抗張力、切断性能を得
ることができる。また、フラップ2の内周側端面と外周
側端面ば互いに平行とされている。
次に、フラップ2の連結構造について説明する。
各フラップ2には、第5図に示すように、回転方向前方
側の側面中央部に、フラップ2の表面と面−に円板状の
連結用凸部8が一体形威されるとともに、回転方向後方
側の側面には連結用凸部8とほぼ同寸法の円弧状をなす
連結用切欠部10が形成されている。これら連結用凸部
8の中心01と、連結用切欠部lOの中心02とを結ぶ
線は、フラップ2の外周側端面および内周側端面と平行
に設定されている。
連結用凸部8の外周面8Aは、第6図に示すように、全
長に亙って断面角が60〜170°程度の凸V字形に形
成されている。60oより小では形成困難で強度も低下
し、170°より犬ではフラノブ2の厚さ方向に連結が
外れるおそれが生じる。
一方、連結用切矢部lOの内周面は、連結前の状態にお
いて、第7図に示すようにフラップ2の厚さ中心から裏
面側の部分のみ、連結用凸部8の断面形状と相補的なテ
ーパ面10Aとされる一方、厚さ中心から7ラ7ブ表面
側に至る部分は、表面に対し垂直な面ROBとされ、そ
の開口径は連結用凸部8の最大径より僅かに大きい程度
に設定されている。
さらに、フラップ2の表面側には、連結用切矢部10の
周縁から0.5〜3mm程度離れた位置に、深さがフラ
ップ肉厚のほぼ半分に達する円弧状の加締め溝l2か形
成されている。周縁から3mmより離れていては後述す
る加締め作業が困難になり、0.5mm未満では加締め
の強度が不足する。
そして連結用凸部8を、フラップ2の表面側から連結用
切欠部10内に嵌め入れたうえ、加締め溝12を全周に
互って押し広げ、その内側の突条部14を内方に変形さ
せることにより、連結用切矢部lOの断面は連結用凸部
8と相補的な凹V字形にされ、連結用凸部8が連結用切
欠部10で回動可能に支持されている。
連結用凸部8のくびれ部分8Bの両縁は、第5図に示す
ように、応力集中を防ぐためにいずれも円弧形に形威さ
れている。また、連結用切矢部10の開口部の両側部分
IOCも、前記くびれ部分8Bよりも小さな曲率半径を
有する円弧形に面取りされている。
連結用切欠部10の両端部が挾む中心角βは60〜15
0a、望ましくは90〜120°とされる。150’よ
り大では連結用切欠部lOによる連結用凸部8の係止力
が小さく、連結強度が低下する。また606より小では
連結用凸部8のくびれ部分8Bの幅が小さくなり、この
部分での抗張力が低下する。
一方、連結用凸部8の両くびれ面が挾む中心角αは、連
結用切矢部10内で連結用凸部8が回動しうるように、
中心角βよりも一定角度小さく形成されている。また、
連結用切欠部10の中心02からフラップ側聞の延長線
までの距離L2は、連結用凸部の中心Olからフラップ
側面までの距離L1より小とされている。
次に、寿命判定機構について詳述する。前記連結用切矢
部10の中央には、フラップ2と垂直に断面が浅いコ字
状をなす寿命判定溝16が、その底面が連結用切矢部1
0の接線方向と平行になるように形成されている。また
連結用切矢部lOの中心02から寿命判定溝16の底面
までの距離は、連結用凸部8の最大半径よりも若干大き
く設定されている。
これにより、フラップ連結状態において、寿命判定溝1
6と連結用凸部8の外周との間には僅かな隙間があき、
この間隙量を隙間ゲージ等で計れば連結部分の摩耗量が
判定でき、寿命の目安とすることができる。なお、寿命
判定溝l6の形成位置は連結用切矢部10の中央に限ら
ず、周方向のどの位置でもよいが、中央に形威した方が
摩耗量に対する感度が良好である。
次に、砥粒セグメント4の固定構造について説明する。
各フラップ2のチェーン外周側の端面には、端面の中央
部から回転方向前方側に偏った位置に、円弧形のセグメ
ント装着用凹t41 8が形成されている。このセグメ
ント装着用凹部18の内周面は断面が全長に互って凹V
字状とされ、また装着用凹部18の両端が挾む中心角γ
は90〜1706、望ましくは120〜l606とされ
ている。90’より小では砥粒セグメント4の着脱が困
難になり、170°より大では砥粒セグメント4の脱落
が起こるおそれがある。
また、フラップ2の外周側端面には、セグメント装着用
凹部18より回転方向後方位置に、小さな断面半円形の
治具挿入溝20が垂直に形威されている。この治具挿入
溝20の半径A2は、装着用凹部l8の中心からフラッ
プ2の内周側端面までの距離Alより大とされている。
それより小であると、後述する着脱用治具32により砥
粒セグメント4を外すことができなくなる。なお、治具
挿入a20の位置は、第5図中(イ)に示すようJこ装
着用凹部18の底に変更してもよい。
また、装着用凹sl8には、一端がこの装着用凹部18
の回転方向前方側部分に開口する細いスリット22が内
周側に向けて形威され、その末端には応力緩和用の円孔
24が形威されている。そしてこのスリット22で句切
られる細長い部分は弾性係止片26とされ、これを回転
方向前方に向けで撓めると砥粒セグメント4の着脱が行
なえるようになっている。
一方、砥粒セグメント4は、フランブ2と同厚で金属製
のチップ支持体28と、このチップ支持体28の端面に
固定された直方体形の砥粒層チップ30とから構成され
ている。
砥粒層チップ30の肉厚はチップ支持体28よりも0.
5−4rttrl+厚く設定され、0.5mmより小さ
いとチップ支持体28やフラップ2が被削材の切断面と
摩擦するおそれが生じ、4mmより大では切断代が大き
くなって必要以上に歩留まりが低下する。また、砥粒肩
チップ30の長さはチップ支持体28と等しく、フラッ
プ2の外周端面よりも若干短かく20〜70mm程度と
されている。
砥粒層チップ3qは、ダイヤモンドまたはCBN等の超
砥粒を含むメタルボンド砥粒層であり、チップ支持体2
8にろう付け、一体焼結、レーザー溶接、電子ヒーム溶
接等の手段l;より固定されている。なお、砥粒の粒度
、集中度および厚さは、外周刃型チェーンカソタの用途
に応じて決定すべきである。
チップ支持体28には、装着用凹部l8と相補形状をな
す半円板状の凸部28Aが一体形威され、その断面は凸
V字状とされている。そしてこの凸部28Aは、弾性係
止片26を広げた状態でセグメント装着用凹部18に嵌
入可能、かつ弾性係止片26を戻すと強固に係止される
ようになっている。
な8,第8図および第9図は着脱治具32を示すもので
、この着脱治A32は、ハンドル34と軸36とからな
るT字状をなし、軸36の先端部36Aは治具挿入溝2
0と同寸法の断面半円形とされている。そして、この先
端部36Aを治具挿入溝20に差し入れ、ハンドル34
を90’回転することにより、弾性係止片26の係止力
Jこ抗して砥粒セグメント4が取り外される。
次に、フラップ2の振れ防止用の保合部について説明す
る。各フラップ2の両側面は、連結用切欠部10および
連結用凸部8よりも外周側の部分で互いに平行とされ、
そのうち回転方向前方の側面には、外周側の端部から側
面の長手方向に延びる断面v字状の係合溝38が形成さ
れている。
また、フラップ2の回転方向後方側の側面の内周側には
、前記係合溝38と相補的な断面形状をなす係合突条4
0が側面に沿って形成されている。
そして、各フラップ2が直線状に並んだ状態では隣接す
るフラップ2の係合溝38と係合突条40とがフラップ
2の厚さ方向移動不能に隙間なく嵌合しあうように設定
されている。
次に、被駆動用凹部6A,6Bj:ついて説明する。こ
れら被駆動用凹部6A,6B  は、各フラップ2の内
周側の回転方向前方側および後方側の角部にそれぞれ形
成された円弧状のもので、その中心角はいずれも9Q’
程度とされている。
被駆動用凹部6^,6B の曲率半径は、第3図に示す
ように後述するスグロケット88,112の外周に固定
されたピン126の半径と等しく、また被駆動用凹部6
A,6Bからフラップ2の内周側端面に至る部分は滑ら
かな曲面状に面取りされている。
また、同一フラップ2における被駆動用凹部6Aと6B
の曲率中心間の距離は、ピン126の中心間距離に等し
〈、フラップ2がスプロケット88,112  の外周
に巻回された状態で、隣接するフラップ2の被駆動用凹
部6Aおよび6Bは同一円弧面を構成し、この円弧面に
ビン126ががたつきなく嵌まるように設定されている
次いで、後述するバックプレート118用の摺動溝につ
いて説明する。各フラップ2の内周側端面には、断面V
字状の摺動溝42が端面の全長に互って形威されている
。この摺動溝42の断面角度は60〜160’であるこ
とが望ましく、60″より小ではバックプレート118
の楔作用によりフランプ2に亀裂が生じるおそれがあり
、また160’より大では、バックプレートll8によ
る厚さ方向の振れ防止力が低くなる問題が生じる。
次に、第1図および第2図を用いて、装置各部の構成を
説明する。なお、以下の説明で用いる上下左右は第1図
に基づくものとする。
図中符号50は床面に間隔を空けて立てられた一対の円
柱で、これら円柱50にはそれぞれ第2図に示すように
上下方向に延びるキー52を介して、角筒状のベース5
4A(左側)と54B(右側)が昇降自在かつ軸回り回
転不能に同じ高さで取り付けられている。
円柱50の上端には天板56が水平に掛け渡して固定さ
れている。この天板56の左端部には昇降モータ58(
切込機構の要部)が取り付けられ、このモータ58は図
示しないギヤボックスを介して、左側の円柱50の背面
に沿って配置されたスクリュウ軸60を回転させる。そ
して、このスクリュウ軸60には、左側ベース54Aの
背面に固定された昇降部材62が螺合されている。
一方、天板56の右端部にはギヤボックス64が固定さ
れ、このギヤボックス64と前記ギヤボックスの間には
回転軸66が掛け渡されて、モータ58の動力がギヤボ
ックス64にも伝達される。
ギヤポ7クス64の出力軸は右側の円柱50の背面に沿
って配置されたスクリュウ軸68に連結され、このスク
リュウ軸68には右側ベース54Bの背面に固定された
昇降部材70が螺合されている。これにより、昇降モー
タ58を作動させると、両方のベース54A,54B 
 が常に互いに同じ高さを維持しつつ低速で昇降する。
左側ベース54Aの前面部分には、前面中央を中心とす
る円環溝72および円板部74が形成されている。また
円板部74の前面に沿って傾動板(傾動機構の要部)7
6が配置されるとともに、この傾動板76の両側に形威
された爪部76Aが円環溝72の両側に噛合され、円環
1t72内で爪部76Aを摺動させることにより、傾動
板76は円板部74と同軸に回動する。
また、傾動板76の前面には、左右方向に延びる矩形状
のガイドレール部78が形成されている。
このガイドレール部78には、右端が前方に屈曲したL
字状のプレート支持板(プレート張上機構)80か左右
方向移動可能に取り付けられ、図示しない付勢機構によ
り左側に一定力で引かれる構或となっている。
また、傾動板76の前面中央には前方に突き出た軸部8
2が形成され、この軸部82はプレート支持板80に形
成された左右方向に延びる長孔84を通って前方に突出
している。そしてこの軸部82には、互いに同軸に連結
されたプーり86およびスプロケット88が回転自在に
支持されている。
一方、左側ベース54Aの左側面には、高さ調整可能な
取付板90を介して駆動モータ(チェン駆動機@)9 
2が前向きに取り付けられている。
この駆動モータ92の回転軸にはブーり94が固定され
、このプーり94と前記プーり86との間にはベルト9
6が巻回されている。このベルト96の張力は取付板9
0を上下させることにより調整可能である。
一方、右側ベース54Bの前面部分には、上下方向に延
びる一対の円弧溝98および一定幅の円弧板部(傾動機
構の要部)iooが形威され、これら円弧溝98および
円弧板部100は左側のスプロヶノト88の回転軸心を
中心とする円弧形をなしている。
円弧板部l00の前面には、この面に沿ってプレート支
持板102が配置され、このプレート支持板102の両
側に形成された爪部104が前記各円弧溝98に差し入
れられて、プレート支持板102は円弧板部100に沿
って左側のスブロケ7ト88を中心として5°以上傾動
可能とされている。この傾動角が5°未満であると被削
材Wへの切り込み開始が困難になる。
プレート支持板102の前面には左右方向に延びるスラ
イドレール部106が形戒され、このスライドレール部
106tこはプーり取付板10gが左右方向移動可能に
取り付けられている。このブ・〜り取付板108の前面
中央には軸部110が前向きに形成され、この軸部11
0には軸受を介し従動スプロケット112が回転自在に
取り付けられている。また、プレート支持板102の右
端面には油圧シリンダ114が左向きに固定され、その
ロッドがプーり取付板108に連結されている。
なお、右側ベース54Bの右側面には操作盤ll6が固
定され、この操作9116により各部への通電が制御さ
れる。
プレート支持板102の左端は、前向きにL字状に曲げ
られ、右側のプレート支持板80との間にはスプロケッ
ト88.112  と同一平面において矩形のバックプ
レート118が張られている。
このバックプレート11gはSUP鋼、SNCM鋼、S
KD鋼、SK鋼、ステンレス鋼等の材質からなり、肉厚
はフラップ2と同一である。また、バックプレート11
8の輻はスプロケソト88,112  Jこよるチェー
ン力ッタ1の巻回径に等しくされている。さらに、バッ
クプレート118の上端縁および下端縁は全長に互って
、チェーン力ッタlの内周側に形威された摺動溝42と
相補的な凸V字状に形威されている。
そしてスプロケット88,112  間にはチェーンカ
ッタ1が巻回され、スプロケット88,112の間の直
線部では、各フラップ2の摺動溝42にバックプレート
ll8の上下端がそれぞれ摺動可能にはめ込まれている
スプロケット88,112  は、いずれも第4図に示
すように一対の円板120,122  を張り合わせた
もので、その外径は巻回したチェーン力ッタlの連結用
凸部8の中央部に達する値に設定されている。円板12
0,122  の対向面の外周部にはフラップ2の肉厚
よりも僅かに開口幅が大きいスリノト(溝)l24が形
成され、このスリット124の内部には、スプロケット
中心からチェー冫カソタ1の巻回半径だけ離れた位置に
、超硬合金製の円柱形ビン126が周方向等間隔に垂直
に嵌め込まれている。隣接しあうピン126とスプロケ
ット中心とがなす中心角がスプロケット角である。
一方、床面には、両円柱50の間に前後方向に延びる浅
い排水溝128が形戒され、この排水溝128の中央に
は、一対のガイドレール130が平行に設置されている
。これらガイドレール130上には、下面に2対の車輪
132を備えたワークテーブル(支持台)l34が載置
され、さらにテーブル134の前後端には図示しない駆
動器に接続された牽引ワイヤ136が連結されて、テー
ブル134がガイドレール130に沿って移動可能とさ
れている。
さて、以上の装置を用い、チェーンカッタ1で切断を行
なうには、まず昇降モータ58を作動してベース54A
,54B  を上昇させるとともに、テーブル134に
載せた石材等の被削材Wを前後方向に位置決めする。
次いで、プレート支持板102を円弧板部100に沿っ
て下降させ、チェーンカッタ1とバックプレート118
の全体を傾け、この下降位置で固定する。さらに、左側
のプレート支持板80を左方に付勢してバックプレート
118に適正張力を加えるとともに、油圧シリンダ11
4を作動してブーり取付板10@を右方に引き、チェー
ンカッタlの張力を適正値に保つ。
この状態で駆動モータ92を作動し、チェーンカッタl
を図中矢印方向に回転させつつ、昇降モータ58を作動
してチェーンカッタl全体を所定の切り込み速度で降下
させ、下がった右側から被削材Wに切り込んでいく。や
がてある程度の切断深さに達したら、プレート支持板1
02を円弧板部lOOに沿って引き上げ、チェーン力ッ
タ1を水平位置に戻して固定し、さらに被削材Wの下端
まで切断を続行する。
上記構戒からなる切断装置によれば、以下のような優れ
た効果が得られる。
■ 被削材Wの幅が各スプロケット88,112の離間
距離以下であれば、チェーン力ッタ1はスプロケット8
8.112による巻回径を越えて切り込むことができ、
切断深さを十分大きくとることが可能で、被削材の寸法
および形状の自由度が大きい。
■ チェーンカッタlおよび両スプロケット88,11
2が同一鉛直面内に配置されているので、チェーン力ッ
タlの厚さ方向への装置幅が小さくて済み、装置の設置
スペースが小さくて済む。
■ 多数の平板状金属製フラップ2が同一平面内で回動
可能に連結され、チェーン体3が構成されているので、
比較的肉厚の小さいフラップ2で十分な抗張力を得るこ
とができ、従来の大径切断ブレードやワイヤンー等に比
べて砥粒層チツブ30の厚さが小さくて済み、切断代を
大幅に低減して被削材Wの歩留まり向上が図れる。
■ 各フラップ2は回動可能に連結されているので、長
期使用後も応力疲労が生じにくく、その分大きな張力を
かけて使用できる。したがって、従来の切断手段よりも
切り込み速度を大きく設定でき、切断効率が高められる
■ 各フラップ2は厚さ方向屈折不能に連結されている
ため、切断中に個々のフラップ2の振れが生じにくいう
え、砥粒層チソプ30は平板状フラップ2により方向規
制されて被削材Wに切り込んでいくから、切断の進行方
向が正確かつ安定で、得られる切断面の平面度および面
粗さが良好である。同時に、砥粒層チップ30が全長に
亙り均一6こ摩耗するから、砥粒の使用効率が高く、切
断コストの低減が図れる。
■ フラップ2の連結個数を増減するだけでチェーン力
ッタlの長さを自在に設定できるため、極めて大形の被
削材にも対処できるうえ、個々のフラソプ2は小形かつ
全て同一形状であるから、量産により低コスト化が図れ
、チェーンカッタ1ひいては装置全体の製造コストが安
く済む。
■ 切削により砥粒層チップ30に生じる振動は、各フ
ラップ2の連結部で減衰し、共鳴等が生じないので、切
断時の騒音レベルが低い。
■ スプロケット88,112の外周面に形成されたス
リット124の内側面により、チェーンカッタ1が厚さ
方向に位置規制されているため、振れを低減して切断精
度が向上できる。
■ チェーン力ッタlの上下両直線部の内側縁に上下端
縁がそれぞれ摺動可能に当接するバックプレートll8
を設けているので、特に切込側の直線部を裏側から補強
してチェーン力ッタ1の撓みを防止し、切込強度の向上
が図れる。
0 バックプレート118とチェーンカッタlの当接面
にそれぞれ突条と係合溝42を形威しているので、各フ
ラップ2の厚さ方向の変位を防止し、チェーンカッタl
の振れを一層低減できる。
■ バックプレート118の両端をプレート支持板80
,102  で引っ張り、常に適度の張力をかける構戊
なので、バックプレート118の剛性を高めて、一層の
切込強度が高められる。
■ チェーンカッタlの被削材Wへの切込角度を変更す
る傾動機構(76,98,100,102)を設けてい
るので、被削材Wの形状・材質に応じて最適の切り込み
角度を選択でき、切断開始時の切込精度が高められる。
[相] 砥粒セグメント4をフラップ2に対して着脱可
能に固定しているので、砥粒層チップ30が摩耗した場
合、スプロケット88,112  に装着した状態のま
まチェーンの曲線部において砥粒セグメント4を交換す
ることができ、チェーン体3は再利用可能で、切断コス
ト低減が図れる。
0 連結用切矢部工0の周囲に加締め溝l2を形成し、
この溝12の内側の突条部l4を加締めて連結用凸部8
を固定しているため、連結用切欠部10と連結用凸部8
の肉厚を等しくでき、連結強度を高めてフラソブ2の薄
肉化が図れ、切断代を減らすうえで有効である。しかも
、フラップ2の連結部が面−となるから、ここに切粉等
か溜まりにくく、切粉により連結部の摺動性が妨げられ
にくいうえ、他の連結構造に比して構戒が単純で安価で
ある。
@ フラップ2の被駆動用凹部6A,6B か形威され
ているので、スプロケット88,112  による駆動
に空転が生じず、切削抵抗の大きい切断も問題なく行な
えるうえ、これらはフラップ2の内周側の両端に形成さ
れているため、隣接する凹部6A.6B 間の開口輻が
チェーン曲線部よりも直線部で広がり、回転ずるスプロ
ケット88,112 のピン126が円滑に凹部6A,
6B内に進入および離脱し、凹部6A,6Bの開口縁と
干渉することがない。
[相] 切断を行なうチェーン直線部では、フラップ2
の両側面に形威された係合溝38ど係合突条40が噛み
合い、各フラップ2がl枚の板状に固定されるので、7
ラノブ2の厚さ方向への振れが生じず、この点からも切
断精度が高められる。しかも、直線部では各フラソプ2
のスリット22が開かないため、切断中の砥粒セグメン
ト4が脱落するおそれがない。
なお、上記の実施例では、被駆動用保合部としてフラソ
ブ2の内周側の端面の両端に凹部6A,6Bを形戒して
いたが、その代わりに、フラップ2の内周側端面の中央
部に半円状の被駆動用凹部を形成してもよいし、フラッ
プ2の内周側端面に凸部を形成する一方、スプロケット
の側に凸部と噛合する凹部を形成する構戒も可能である
また砥粒層チップは、フラップ2に対してろう付け等の
手段で直接固定してもよいし、他の着脱可能な手段で固
定してもよい。
さらに、前記の実施例ではフラップ2にバックプレート
1 1. 8用の摺動溝42を形戒していたが、フラッ
プ2の端面に突条を形成する一方、バックプレート11
8の端面に摺動溝を形成した構戊としてもよい。
さらにまた、フラップ2または/および切断装置の要部
に以下のような表面処理を施し、耐食性および耐磨耗性
を高めることも可能である。
(1)  TiC等の炭化物、TiN等の窒化物、BN
等の硼化物、A 1 2 0 3等の酸化物、ダイヤモ
ンドなとから選択される1種以上の物質を、イオンプレ
ーティング法、PVD法、CvD法等のいずれかを用い
てフラップ2の全面または摺動面にコーティングする。
なお、ここでいう摺動面とは、連結用凸部8の外周面、
連結用切欠部10の内周面、被駆動用凹部6A,6Bの
内面、摺動溝42の内面、バックプレート118の端面
、ビン126の外周面などを指している。
(b)  粉体プラズマ肉盛または肉盛溶接等を用い、
セラミックやコバルト合金等の耐磨耗材料被覆層をフラ
ップ2の全面または摺動面に形成する。
(c)  超硬合金、高強度セラミックス等からなる耐
磨耗性の高い薄板等を、摺動溝42の内面および/まl
二はバ・ソクプレート118の端面に、ろう付け固定ま
たは加締め固定等の手段により固定する。可能であれば
、他の摺動面に固定してもよい。
(d)  カニゼンめっき、硬質クロムめっき、ニッケ
ルめっき等をフラップ2の全面または摺動面に施す。
(e)  真空熱処理炉内等で、窒化処理または浸炭処
理をフラップ2の全面または摺動面に施す。
次に、第10図および第11図を用いて、第2実施例の
切断装置を説明する。
第10図はチェーン力ッタ1の部分正面図で、このチェ
ーンカッタ1では、フラップ2の内周側の端面に被駆動
用凹部が形成される代わりに、各フラップ2の連結用凸
部8の中央に円形の貫通孔204が形威されていること
を特徴とする。
これら貢通孔204は、連結用凸部8の強度を低下させ
ず、かつ後述するスプロケット200の外周に形放され
た駆動ビン206がスプOケット200の回転につれて
容易に出入する内径に設定され、その開口縁4フラップ
2の表面側で駆動ピン206が円滑に入るように曲面状
に面取りされている。その他の構戒は第1実施例と同様
である。
一方、第11図は切断装置の駆動機構のみを示す平面図
で、前記チェーン力ッタlは一対の回転自在なスプロケ
ット(図示略)間に巻回されたうえ、その上側の直線部
が一対の水平回転する駆動スプロケノト200.202
によってはさみ込まれている。チェーンカッタlを支持
するスプロケットの巻回面は単純な円筒面でよい。
そして、駆動スプロケット200の外周面には、貫通孔
204と同間隔で短い駆動ピン206が固定され、各駆
動スプロケット200,202  を回転させることに
より、駆動ビン206が貫通孔204に順次はまってフ
ラップ2を送り、チェーンカッタlを回転させる構或と
なっている。
なお、貫通孔204の形状をチェーン長手方向に延びる
楕円孔または長孔、長方形孔等に変更し、駆動ビン20
6が入りやすくしてもよい。さらに貫通孔204は図示
の位置に限らず、例えば第10図中(口)に示すように
、フラップ2の強度上問題のない他の位置l;形成して
もよい。
次に、第12図および第13囚はチェーンカッタlの変
形例を示し、この例では、各フラップ2をピン210を
介して回動可能に連結したことを特徴としている。
すなわち、フラップ2の一側端の側面には、フラップ2
の半分の肉厚を有する半円板形の連結用凸部212がフ
ラップ2の裏面と面−に形成されるとともに、フラップ
2の表面側には、連結用凸部212と同心でフラップ2
の半分の深さの半円形をなす連結用凹部214が形威さ
れている。連結用凹部214の径は連結用凸部212の
径よりも僅かに大きく、これらの中心部には、円形のビ
ン孔216が形成され、その裏面側の開口縁は面取りさ
れている。
一方、フラップ2の他端側の側面には、前記と同形状の
連結用凸@ 2 1 8がフラップ2の表面と面−に形
戒されるとともに、前記同様の連結用凹部220がフラ
ップ2の裏面側に形成され、これらの中心部にピン孔2
22が形威され、その表面側の開口縁は面取りされてい
る。なお、同一のフラソプ2の連結用凸部212.21
8  の中心を結ぶ線は、フラップ2の内周側および砥
粒層チップ30の研削面と平行とされている。
そして、各フラップ2は連結用凸部212と連結用凸部
218を同心に重ねt;状態で、両者のビ7孔222,
216に連結ピン210か貫入され、この連結ピン21
0の両端をそれぞれ潰して7ラッグ2の表裏面と面一に
することにより抜け止めされている。この連結ピン21
0はSKDM、SNCM鋼等の耐磨耗性および強度に優
れた材質で或形されている。
また、この例では、半円状のセグメント装着用凹部22
4が7ラノグ2の内周側端面中夾に形成されるとともに
、それに対応してチップ支持体28の凸部28Aも形状
変更されている。
また、矩形状の治具挿入孔226がスリット22の中央
部に形成され、それに伴い着脱治具32も、第20図な
いし第22rXJに示すようIこ、軸部36の先端36
Aが治具挿入孔226と相補的な断面矩形状とされてい
る。
さらに、この例では、チェーン直線部において、フラッ
プ2の側面同士が当接するように寸法が設定されており
、フラップ2の側面には振れ防止用保合部が形成されて
いない。このような構成も可能である。
次に、第14図および第15図はチェーンカッタlのさ
らに別の変形例を示し、この例では、Cリング230を
用いて各フラップ2の連結を行ない、連結を容易に解除
できるようにしたことを特徴とする。
フラップ2の一方の側面には、第1実施例と同様に連結
用凸部232が形威されているが、その肉厚は第15r
XJに示すようにフラップ2より若干小さく、フラップ
2の表面側には、連結用凸s232の輪郭を延長した円
弧状の段差部234が形威されている。また、連結用凸
部232の外周面は全長に互ってフラップの裏面側で窄
まるテーパ面232Aとされている。
一方、フラップ2の他方の側面には、連結用凸部232
が収まる連結用切矢部236が形成されている。この連
結用切矢部236の内周面は、前記テーバ面232Aと
相補的なテーパ面236Aとされ、さらにこのテーバ面
236Aには、全長Iこ亙ってリング溝23Bが形威さ
れている。さらに前記段差部234にも、前記リング溝
238#こ連なる円弧状のリング溝240が形成されて
いる,そして、連結用凸部232は連結用凹部236に
収められたうえ、前記リング溝238,240に金属薄
板製のCリング230が嵌め入れられ、連結用凸部23
2は厚さ方向移動不能かつ回動可能に支持されている。
以上の連結構造によれば、Cリング230の両端に形戒
された孔242に工具の先端を差し込み、Cリング23
0を窄めてリングil!238,240から外すことに
より、フラッグ2の連結を解徐することができるから、
連結部が摩耗したフラソプ2が容易に交換できるととも
に、フラップ2の連結枚数を変更して、チェーン力ッタ
1の長さが適宜変更できる利点を有する。
なお、このCリング230による連結構造を一部のフラ
ップ2のみに適用し、その他のフラソブ2の連結には前
述した他の連結構造を採用してもよい。こうすれば、一
定の長さに予め連結したフラソブ2を単位として、フラ
ップ2の部分交換およびチェーンの長さ変更が行なえる
うえ、製造コスト低減が図れる。
なお、Cリング230の代わりに、円環状のスナップリ
ング等も勿論使用可能である。
次に、第l6図ないし第18図は、前記砥粒セグメント
4の代わりに切刃セグメント250を各フランプ2に装
着した木材用チェーンカッタlを示し、フラップ2白体
は上述した各実施例と同様である。
切刃セグメント250はSK鋼、S K H鋼、SKD
鋼、超硬合金等の材質から成形されたもので、一端には
木材用の鋸刃252が形成され、それぞれの鋸刃252
は交互にフラソブ2の厚さ方向に曲げられている。また
切刃セグメント250の他端には砥粒セグメント4の場
合と同様の凸部250Aが一体形成されている。
そしてこのチェーンカッタは、前述の切断装置に装着さ
れ、前記同様の方法により大型木材等の切断に使用され
る。切刃セグメント250の切れ味が低下すれば、チェ
ーンカッタの曲線部において、第20図ないし第22図
に示す着脱治具32を用いて新品に交換できる。
なお、このような木材用チェーンカッタの場合にも、第
19図に示すようにフラップ2の側面の振れ防止用保合
部3 8 .4 0  を省いた構成が可能である。
第23図は本発明の第3実施例を示す。なお、この実施
例において、前記第1図で示す実施例の構戒要素と同一
構戊要素には同一符号を付してその詳細説明を省略する
この実施例は、チェーンカッタlを巻回するスプロケッ
トを2個ではなく3個以上設けたことを特徴とする。
すなわち、上記一対のスプロケット88,112が配置
された同一平面内に、他のスプロケット300,302
が、それら他のスプロケット30Q,302は、一対の
スプロケット88,112に対して上下方向にずらされ
て、かつ、前記チェーンカッタ1を巻回されて配置され
ている。
具体的には、左側の円柱50にベース304Aが下側の
ベース54Aから所定距離はなされて昇降自在lこ取り
付けられ、ベース304Aに支持軸306Aが前方へ突
出して設けられ、該支持軸306Aに他のスプロケット
のうちの一つ300が回転自在に取り付けられている。
また、右側の円柱50にはベース304Bが下側のベー
ス54Bから所定距離はなされて昇降自在に取り付けら
れ、ベース54Bから前方へ突出する支持軸306Bに
、他のスプロケットのうちの他側のスプロケット302
が回転自在に取り付けられている。
ベース54Aとベース304Aとの間にはスベーサロッ
ド308が介装され、このスペーサロッド308を介し
て両ベース54A,304Aは一定の距離を保ったまま
昇降されるようになっている。まt二、ベース54Bと
ベース304Bとの間には例えば油圧式のテンションシ
リンダ310が介装され、このテンションシリンダ31
0を介Lて両ペース54B,304B間にそれらが離間
する方向の押圧力が付与され、もって、スプロケット8
8,112,300,302の間に巻回されるチェーン
力ッタ1に適宜引張力が付与できるようになっている。
なお、両ベース54A,54Bの間にバックプレート1
18が設けられ、かつ、傾動機構76およびバックプレ
ート張上機構80が設けられている点は第1実施例と同
様である。
この実施例の切断装置では、被削材Wを位置決めして切
断する場合、チェーン力ッタ1において現実に切断に寄
与しない上側の部分(スプロケット300,302間に
掛け渡される図中Xで表す部分)を、切断に寄与する部
分(図中Yで表す部分)から離間して配置することがで
き、したがって、切断時において上側の部分Xが被削材
Wと干渉するのを防止できる。このため、かなり大きな
被削材Wを切断する場合でも、大径のスプロケットを用
いることなく比較的小径のスプロケット88,112,
300,302を利用して切断でき、装置全体のコンパ
クト化が図れる。
また、大径のスプロケットと小径のスプロケットとでは
装着条件が異なるため、それらに係合するチェーンカッ
タ1を構戊するフラップ2を共通化することは難しいが
、上記のように大型の被削材Wを切断する場合でも小径
のスプロケットを用いた切断が行えることから、フラッ
プ2の共通化が図れ、制作上有利となる利点も得られる
なお、上記図示例ではスプロケットを4個配置した例I
こついて説明したが、スプロケットは3個あるいは5個
以上設けてもよい。また、チェーンカッタ1の上側の部
分で切断する場合には、一対のスプロケット88,11
2の下側に他のスプロケット300,302を配置し、
被削材Wの下面をチェーンカッタlの上方から押し付け
るようにしてもよい。
第24図は本発明の第4実施例を示す。なお、この実施
例において、前記第4図で示す実施例の構戊要素と同一
構或要素には同一符号を付してその詳細説明を省略する
この実施例は、バックプレート118の上下端部のうち
少なくとも一方に厚さ方向に張り出す張出部350が形
成されていることを特徴とする。
すなわち、第24図に示すように、バックプレート11
gの上側部分(現実に切断に寄与しない、上側に位置す
るチェーンカッタlに当接する部分)1こ張出部350
が形成されている。張出部350の<’yクプレート1
18の厚さ方向中心部からの張り出し距離1l1は、切
断刃4(詳細にはチップ30)の厚さらの半分以上に設
定されている。また、張出部350の下側部分350a
は、バックプレートll8の中央部分と滑らかに連統す
るよう、下方に向かうに従い漸次薄くなるテーパー状に
形威されている。また、この張出部350は必ずしもバ
ックプレート118の幅方向全域に設ける必要はな〈、
所定間隔置きに設けてもよい。
この実施例の切断装置によれば、図に示すように、被削
材Wに対して深く切断する場合に、バックプレートl1
8の張出部350により押し付けることで、切断後の被
削材Wがチェーンカッタ1部分に当接するのを防ぐこと
ができる。このため、該切断後の被削材Wが振動等に起
因して上側のチェーンヵッタlの切断刃に当接し(具体
的には図中2点鎖線で示すように、被削材Wの上端エッ
ジ部分W,が切断刃4のチップ30の下端の段部30a
に当接し)、被削材または切断刃4が欠損されるといっ
た不具合を未然に防止できる。なお、上記のように張出
部350の張り出し距離21を切断刃4の厚さの半分以
上に設定したのは、それ以下にすると、被削材Wの上端
エッジ部分W1がチップ30の下端段部30aに当接す
るおそれが生じるからである。
第25図はバックプレートに形成する張出部350の変
形例を示す。この例では、バックプレート118に上端
から所定深さまで達する張出部350が、バックプレー
ト118の長さ方向に所定間隔置きにプレス成形され、
かつこの侵出部350が交互に左右に張り出するように
構成している。
なお、バックプレート118の上端縁に、チエーンカノ
タ1の内周側に形威される摺動溝42と相補的な凸V字
状が形成されているのは、前記したものと同様である。
このような構戒であると、張出部350を得るのに、特
別な戊形型を用いることなく板状部材に簡単なプレス加
工を加えるだけで容易に得ることができ、かつバックプ
レート118自身の上下方向の剛性が高められる利点も
得られる。
第26図〜第28図はバックプレート118に張出部3
50を形成する場合の種々の変形例を示す。
第26図(a)、(b)はバックプレート118の略中
央部分に、バックプレート118の長手方向に延びる張
出部350が、上下に複数交互に左右に張り出すように
形成されている。断面形状は第26図(b)に示すよう
に、波板状とされている。
第27図(a)は、上記第26図で示した張出部350
に、複数の小孔351が張出fi’l+ 3 5 0の
長子方向に沿って所定間隔置きに形成された例である。
このように、小孔351を設けることにより、それら小
孔351を介して切削時の冷却水がバックグレート11
8の左右両面Iこ自由に行き来できることとなり、冷却
の面で効果がある。
第27図(b)は、上記小孔351に代えて、ある程度
の長さをもつ長孔352が形成された例である。このよ
うな孔352によっても前記と同様な効果が得られる。
第28図(a)、(b)は、断面円弧状の張出部350
が、多数左右に交互に張り出すように形成された例であ
る。
第28図(c)は上記断面円弧状の張出部350の頂部
にそれぞれ小孔351が形成された例である。
第29図は本発明の第5実施例を示す。なお、この実施
例においても、前記第4図で示す実施例の構成要素と同
一構5ll:要素には同一符号を付してその詳細説明を
省略する。
この実施例では、各スプロケット88,112を軸方向
に長い円柱状にそれぞれ形状変更し、これらスプロケソ
ト88,112の外周面に軸方向に間隔を空けて複数の
スリット36oを形威し、対向するスリッ}360の間
に複数のチェーンヵッタlを平行に掛け渡す構造にして
いる。なお、チェーンカッタ1と係合するピン126は
スプロケット88,112内にただひとつだけ配置し、
各チェーンカッタlの間で共通使用する構戒にしている
この構或によれば、従来のギャングソーのように一度の
作業でチェーンカッタ1と同数の石板等を切り出すこと
ができ、生産性を著しく向上できる。また、通常のギャ
ングソーのように切断刃を往復動せず、1方向に回転さ
せる構或であるから、砥粒層チップ30の研削面におい
てこの超砥粒を支えるポンドテールが無駄な脱落を防い
で長寿命か得られるうえ、往復動に比して駆動力も小さ
くてよいという利点を有する。
さらにこの場合には、各スブロヶ7188,112にチ
ェーンカッタ1の間隔を調整する機構を設けたり、個々
のチェーンカッタ1の張力を別個lこ調整しうる機構を
設けてもよい。
なお、上記各実施例の切断装置の構戊を、以下のように
変更することも可能である。
夏.チェーン力ッタlを昇降させる代わりに、ワーク支
持台に昇降機構を設け、被削材Wをチェーンカッタ1に
向けて昇降させる。
h.チェーンカッタlを傾動する代わりに、ワーク支持
台を傾動させ、被削材Wへの切り込み角度を調整する。
山.スプロケット88.112の他に、張力調整用のブ
ーりをチェーン力ッタ1の内側縁に当接させ、その張力
を調整する。
1v.バックプレート118の幅を小さくシ、チェーン
力ッタ1の下側または上側の直線部の内周縁にのみ当接
させる。
■.バックプレート118を設けない。
vi.駆動器によりチェーンカッタlを傾動させる。
vii .装置の全ての駆動器をNC制御し、切断作業
を完全に自動化する。
幅.チェーンカッタlを水平に配置し、水平方向に被削
材Wに切り込み、切断を行なう構或とする勿論、他の切
断方向も実施可能である。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明に係わる切断装置では、被
削材の幅がチェーンカツタを巻回支持する各スプロケッ
トの離間距離以下であれば、チェーンカッタはその巻口
径を越えて被削材に切り込むことができ、切断深さを十
分大きくとることが可能で、被削材の寸法および形状の
自由度が大きい。
まt二、チェーン力・ンタおよび両スプロケットが同一
鉛直面内に配置されているので、チェーンヵソタの厚さ
方向への装置幅が小さくて済み、装置の設置スペースが
小さくて済む。
また、切削により切断刃Iこ生じる振動は、各フラソプ
の連結部で減衰し、共鳴等が生じないので、切断時の騒
音レベルが低い。
また、チェーンカッタは、多数の平板状フラソプを同一
平面内で団動可能に連結して構或されているので、比較
的肉厚の薄いフラップで十分な抗張力を得ることができ
、切断刃の厚さが小さくて済み、被削材の切断代を低減
して歩留まりの向上が図れる。
また、各フラップは回動可能に連結されており、チェー
ンカッタの曲線部においても応力疲労が生じず、その分
大きな張力をかけて使用可能であるから、従来の切断手
段よりも切り込み量を大きく設定でき、切断効率が高め
られる。
また、フラップの連結個数を増減するだけでチェーンの
長さを自在に伸縮できるため、切断可能な被削材の寸法
が限定されないうえ、個々のフラップは小形かつ同一形
状で、量産によりコスト低化が図れるため、チェーンカ
ッタ全体としての製造コストも低減できる。
さらに、平板状のフラップにより切断刃の進行方向が規
制されるため、切断面の平面度および面粗さが良好であ
るうえ、切断刃の偏摩耗が生じず、使用効率が高い。
一方、スプロケットの外周面に溝を形成し、これら溝に
チェーンカッタの内周側端部を収めた場合には、前記溝
の内側面によってチェーンカソタか厚さ方向に位置規制
されるため、厚さ方向の振れを低減して切断精度が一層
向上できる。
また、スプロケットの外周面に形威される溝を複数設け
た場合には、それら複数の溝を利用することにより複数
のチェーンカッタを適宜間隔置きに平行に掛け渡すこと
ができ、一度の切断工程でチェーンカッタと同数の石等
を切り出すことができ、生産性を著しく向上させること
ができる。
また、チェーンカッタの支持台側の直線部の内側面に対
し、一端部が摺動可能に当接するバックプレートを設け
た場合には、切込側のチェーンカノタ直線部を裏側から
補強して切込強度の向上が図れるうえ、バックプレート
の両端を張り上げるプレート張上機構を設けた場合には
、バックプレートの剛性を高めることにより一層、切込
強度が高められる。
また、バックプレートに厚さ方向に張り出す張出部を設
けた場合には、上下に位置するチェーンカッタの離間距
離以上に深い切り込みを入れて被削材を切断する場合に
、張出部により押し付けることで、切断後の被削材が、
切断に寄与しないチェーンカッタ部分に当接するのを防
ぐことができ、もって、チェーンカッタの切断刃や被削
材が欠損されるといった不具合を未然に防止できる。
また、バックプレートとチェーンカッタの当接面にそれ
ぞれ保合部を形威した場合には、バックプレートの厚さ
方向の変位を防止し、フラップの振れを一層低減できる
また、被削材に対する切断刃の当接角度を変更する傾動
機構を設けた場合には、被削材の形状・材質に応じて最
適の切り込み角度を選択でき、切断開始時の切り込み精
度を高めることが可能である。
さらに、一対のスプロケットと同一平面内に、他のスプ
ロケットを上下にずらして配置する場合には、チェーン
カッタにおいて現実に寄与する部分とはfjIの部分を
、切断に寄与する部分から離間させることができる。こ
のため、かなり大きな被削材を切断する場倉でも、大径
のスプロケットを用いることなく、比較的小型のスプロ
ケ,ソトを用いて切断することができる。このため、装
置全体のコンパクト化、並びに、フラップ等の共通化が
図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明に係わる切断装置の第1
実施例を示す正面図および一部破断した平面図、 第3図および第4図は同装置のチェーンカッタを示す部
分正面図およびIV−IV線視断面図、第5図ないし第
7図は同チェーンカッタのフラップを示す正面図、平面
図および左側面図、第8図および第9図は同フラップ用
の着脱治具である。 また、第10図および第l1図は本発明に係わる第2実
施例の切断装置を示し、第10図はそのチェーンカソタ
の部分正面図、第l1図は駆動機構を示す平面図、 第l2図および第13図はチェーンカッタの変形例を示
す部分正面図およびA−A線視断面図、第14図および
第15図はさらに他のチェーンカッタを示す部分正面図
およびB−B線視断面図、第16図むいし第l8図は木
材切断用チェーンカッタに使用するフラップの正面図、
左側面図および平面図、第19図は同フラソブの変形例
を示す正面図、 第20図ないし第22図はフラップ用の着脱冶具を示す
平面図、要部の正面図および左側面図、第23図は本発
明の第3実施例を示す正面図、第24図は本発明の第4
実施例を示すチェーンカソタおよびバックプレートの要
部断面図、第25図はその変形例を示す要部斜視図、第
26図(a)は他の変形例を示す斜視図、第26図(b
)は第26図(a)のX−X線に沿う断面図、第27図
(a)、(b)はそれぞれ他の変形例を示す断面図、第
28図(a)は他の変形例を示す斜視図、第28図(b
)は第28図(a)のX−X線に沿う断面図、第28図
(c)はその変形例を示す断面図である。 第29図は本発明の第5実施例を示すスプロケットおよ
びチェーンカッタの断面図である。 1・・・チェーンカッタ、2・・・フラップ、3・・・
チェーン体、4・・・砥粒セグメント(切断刃)、6A
.6B・・・被駆動用凹部(保合部)、8・・・連結用
凸部、10・・・連結用切欠部、30・・・砥粒層チ・
ンプ、32・..着脱治具、42・・・バックプレート
用摺動溝(保合@)、50・・・円柱、54A,54B
・・・昇降ベース、56・・・天板、58・・・昇降モ
ータ(切込機構)、76・・・傾動板(傾動機構)、8
0・・・プレート支持板(プレート張上機構)、88・
・・駆動スプロケット、92・・・駆動モータ(チェー
ン駆動機構)、100・・・円弧板部(傾動機構)、1
02・・・プレート支持板、112・・・従動スプロケ
ット、ll6・・・操作盤、118・・・バックプレー
ト、W・・・被削材、l24・・・スリット(溝)、1
26・・・スプロケットのビン、l34・・・ワークテ
ーブル(支持台)、2 0 0 ,2 0 2・・・駆
動スプロケット、204・・・貫通孔、206・・・駆
動ピン、250,260・・・切刃セグメント(切断刃
)、300  302・・・・・・他のスプロケット、
350・・・・・・張出部、L・・・・・・張り出し距
離、360・・・・・・溝。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平板状をなす多数枚のフラップを、これらフラッ
    プと同一平面内で回動可能かつ面一に連結して無端状の
    チェーン体を構成したうえ、前記フラップの少なくとも
    一部には、チェーン体の外周側の端面にそれぞれ切断刃
    を設けたチェーンカッタと、 互いに同一平面内に配置され前記チェーンカッタを巻回
    支持する一対のスプロケットと、 前記チェーンカッタおよびスプロケットを回転させるチ
    ェーン駆動機構と、 切断すべき被削材を支持する支持台と、 前記支持台または両スプロケットの少なくとも一方側を
    、前記チェーンカッタが被削材に切り込むように他方側
    に往復移動させる切込機構とを具備したことを特徴とす
    る切断装置。
  2. (2)前記スプロケットの外周面には、チェーンカッタ
    の内周側端部がスプロケット軸線に対し垂直にはまる溝
    が形成され、この溝の内側面によってチェーンカッタが
    厚さ方向変位不能に支持されていることを特徴とする第
    1項記載の切断装置。
  3. (3)前記スプロケットの外周面に形成される、前記チ
    ェーンカッタをはめるための前記溝が、スプロケットの
    軸方向に間隔をあけて複数形成されていることを特徴と
    する第2項記載の切断装置。
  4. (4)前記両スプロケットの間には、前記フラップより
    も小さい肉厚を有し、前記チェーンカッタの支持台側の
    直線部の内周縁にその一端部が摺動可能に当接するバッ
    クプレートが、チェーンカッタと同一平面上に配置され
    ていることを特徴とする第1項、第2項、または第3項
    記載の切断装置。
  5. (5)前記バックプレートには厚さ方向に張り出す張出
    部が形成されていることを特徴とする第4項記載の切断
    装置。
  6. (6)前記バックプレートを、チェーンカッタの長手方
    向に張り上げるプレート張上機構を設けたことを特徴と
    する第4項、または第5項記載の切断装置。
  7. (7)前記バックプレートおよびチェーンカッタの当接
    面には、チェーンカッタの厚さ方向変位不能かつ長手方
    向摺動可能に係合する係合部がそれぞれ形成されている
    ことを特徴とする第4項、第5項、または第6項記載の
    切断装置。
  8. (8)前記両スプロケットまたは支持台の少なくとも一
    方を移動させ、チェーンカッタの切断刃と支持台に支持
    された被削材の表面との当接角度を変更しうる傾動機構
    を設けたことを特徴とする第1項、第2項、第3項、第
    4項、第5項、第6項、または第7項記載の切断装置。
  9. (9)前記一対のスプロケットが配置された同一平面内
    に、他のスプロケットが、それら一対のスプロケットか
    ら上下方向にずらされて、かつ、前記チェーンカッタを
    巻回されて配置されていることを特徴とする第1項記載
    の切断装置。
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DE69015532T DE69015532T2 (de) 1989-09-22 1990-09-21 Schneidapparat.
DE69033884T DE69033884T2 (de) 1989-09-22 1990-09-21 Schneidapparat
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JP3057012B2 (ja) * 1995-10-05 2000-06-26 デサ インターナショナル,インコーポレイテッド 燃料油バーナのための熱表面点火制御器

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