JPH03137748A - データ管理方式およびそのための記録媒体 - Google Patents

データ管理方式およびそのための記録媒体

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JPH03137748A
JPH03137748A JP1274863A JP27486389A JPH03137748A JP H03137748 A JPH03137748 A JP H03137748A JP 1274863 A JP1274863 A JP 1274863A JP 27486389 A JP27486389 A JP 27486389A JP H03137748 A JPH03137748 A JP H03137748A
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JP1274863A
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English (en)
Inventor
Takeo Sonobe
武雄 園部
Akira Yamauchi
暁 山内
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03137748A publication Critical patent/JPH03137748A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光記録媒体や磁気記録媒体などに記録されて
いるデータの管理方式およびそのための記録媒体に関す
る。
また、本発明は、光ディスクや磁気ディスクなどのディ
スク状記録媒体を用いた画像ファイルシステムなどに用
いて好適なデータ管理方式およびそのための記録媒体に
関する。
[従来の技術] (1)光ディスク、磁気ディスクなどの大容量の記録媒
体を用いたシステムとして、多数の必要なデータを記録
媒体に記録して管理するデータファイルシステムが知ら
れているが、このデータファイルシステムも種々の分野
に利用されるようになり、たとえば個人的データのよう
に、決められた者しか利用できないデータの管理にも利
用されるようになってきている。この個人的データを管
理するシステムの一例としては、たとえば、医療用のデ
ータの管理システムがあり、個人のX線写真などをファ
イルするものであって、他人に対しては秘密性を保持す
る必要がある。
一方1個人的データの秘密性を保持するデータファイル
システムとしては、従来、ICカードシステムが知られ
ている。これはマイクロコンピュータとメモリとを内蔵
するICカードを用いるものであって、メモリに必要な
データが記憶されているとともにマイクロコンピュータ
に暗証番号が格納されており、外部から入力される暗証
番号がマイクロコンピュータに格納されている暗証番号
と一致したときのみ、マイクロコンピュータがメモリか
らのデータの読出しを可能とするものである。
(2)画像ファイルシステムに用いられるディスク状記
録媒体(以下、単にディスクという)には多数の画像デ
ータが記録され、必要な画像データを任意に再生して画
像表示できる。このように任意画像データを指定して再
生可能とするために、ディスク上のデータ記録エリアに
は、画像データのほかに、画像データ毎に画像データの
記録場所のスタートアドレスデータ、データ長を表わす
データ、ファイル名データ、日付データ、消去可、不可
などを表わす属性データなどからなるディレクトリデー
タも記録される。
かかるディスクに対し、ユーザが所望画像データのファ
イル名を指定すると、このファイル名を含むディレクト
リデータがディスクから読み取られ、このディレクトリ
データから画像データのスタートアドレスとデータ長と
が検出されてユーザが指定した画像データの検索、再生
が行なわれる。
ディスクでは、画像データの検索のために、ファイル面
の指定とともに、まず、ディレクトリデータの読出しが
行なわれなければならないから、ディレクトリデータの
読出しを簡単に行なえるようにするため、各ディレクト
リデータはデータ記録エリアのヘッド走査方向始端側か
ら順番に記録される。たとえば、光ディスクでは、一般
にヘッドの走査は内周側から外周側へと行なわれるから
ディレクトリデータはデータ記録エリアの内周側始端か
ら順番に記録される。
画像ファイルシステムに用いられるディスクでは、デー
タ記録エリアに画像データを記録する情報データエリア
とディレクトリデータを記録するディレクトリデータエ
リアとが設けられ、夫々のエリアの大きさはシステムに
応じて決められている。また、上記のことから、ディレ
クトリデータエリアはデータ記録エリアのヘッド走査方
向始端側に設けられている。情報データエリアでは、そ
のヘッド走査方向始端側から画像データが順番に記録さ
れる。
[発明が解決しようとする課題] (1)上記(1)で述べたICカードシステムでは、上
記のように暗証番号の一致、不一致によってICカード
内のマイクロコンピュータがメモリからのデータ読出し
の可、不可を決定するものであるから、メモリに記憶さ
れているデータに対して高い秘密性を維持できる。つま
り、メモリからのデータ読出し手段であるマイクロコン
ピュータがこのメモリとともにICカードに内蔵され、
しかも暗証番号によってのみ動作するものであり、これ
以外の手段ではマイクロコンピュータが動作しないから
、データの秘密性を維持でき・るのである。
これに対し、光ディスクや磁気ディスクなどの記録媒体
はデータが記録されているだけのものであり、ドライブ
装置に取り付けることによって容易にデータの読み出し
が可能である。ICカードシステムと対比して暗証番号
によりドライブ装置による記録媒体からのデータ読出し
の可、不可を決定するようにすることも考えられるが、
これは特定のドライブ装置について可能であって、暗証
番号を必要としない他のドライブ装置や既存のドライブ
装置を用いれば簡単にデータ読出しが行なえる。
以上のように、光ディスクや磁気ディスクなどを用いた
ファイルシステムでは、従来、データの秘密性を保持す
ることは不可能であった。
また、上記(2)で述べた従来のデータ管理方式による
と、ディレクトリデータエリアと情報データエリアとの
大きさが予め決められているので、これらエリアのいず
れか一方でもはや記録ができなくなる程データが記録さ
れると1画像データの記録ができなくなる。
第24図において、いま、ディスク上でデータ記録エリ
アがアドレスOのセクタからアドレスrのセクタまでの
セクタからなり、ディレクトリデータエリアがアドレス
0〜P−1の領域、情報データエリアがアドレスP−r
の領域とする。ここで、1セクタに1つのディレクトリ
データが書き込まれるものとする。
かかるディスクにおいて、画像データを記録する場合に
は、まず、最初の画像データAを情報データエリアのア
ドレスp””p’に記録すると、これに対するディレク
トリデータaがディレクトリデータエリアのアドレス0
に書き込まれる0次の画像データBは画像データAに続
いてアドレスp′+1からp”に記録され、これに対す
るディレクトリデータbがアドレス1に記録される。
以下同様にして、情報データエリアに画像データが記録
されるとともに、ディレクトリデータエリアにディレク
トリデータが書き込まれるが、画像データkが情報デー
タエリア内のアドレスq+1〜q′に記録されたとき、
これに対するディレクトリデータkがディレクトリデー
タエリアの最終アドレス(p−1)に書き込まれたとす
ると、もはや画像データの記録ができず、情報データエ
リアでは、アドレス(q’ +1)〜rの領域が使用さ
れないまま残ってしまうことになる。
また、逆に、情報データエリアが画像データで満たされ
ているにもかかわらず、ディレクトリデータエリアで未
使用領域が残ってしまう場合もある。
このように、従来のデータ記録方式では、使用されずに
残ってしまう領域が生じ、ディスクの使用効率が低下す
るという問題があった。
これを防止するためには、画像データのデータ長を全く
等しくし、画像データとディレクトリデータとのデータ
長の比率(たとえば、10:1)に等しい比率で情報デ
ータエリアとディレクトリデータエリアとの大きさを設
定すればよいが、画像データとしては、ドツト数による
解像度や階調の違い、あるいは白黒画像とするかカラー
画像とするかによってデータ長が異なり、このようにデ
ータ長が異なる画像データを同一ディスクに記録すると
、上記のような問題が生ずるのである。
本発明の第1の目的は、かかる問題点を解消し、記録媒
体に記録されているデータの秘密性を実現可能としたデ
ータ管理方式およびそのための記録媒体を提供すること
にある。
本発明の第2の目的は、データ記録エリアの未使用領域
を低減し、その使用効率を大幅に向上させるようにした
データ管理方式およびそのための記録媒体を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] (1)上記第1の目的を達成するために、本発明による
データ管理方式は、記録媒体へのデータ記録時には、記
録スクランブルパラメータを設定し、記録するデータに
該記録スクランブルパラメータに応じたスクランブル処
理を施し、該記録媒体からのデータ再生時には、再生ス
クランブルパラメータを設定し、該記録媒体から再生さ
れたデータに該再生スクランブルパラメータに応じた逆
スクランブル処理を施す。
(2)また、上記第1の目的を達成するために、本発明
によるデータ管理方式は、別途メモリに複数個のスクラ
ンブルプログラムを格納しておくとともに、該スクラン
ブルプログラムの任意の1つを選択して選択された該ス
クランブルプログラムに従ってスクランブル処理された
データが記録媒体に記録されており、該記録媒体から再
生される該データを記録時に選択された該スクランブル
プログラムでのみ元のデータに逆スクランブル処理する
また、本発明によるデータ管理方式は、記録媒体に複数
個のスクランブルプログラムと該スクランブルプログラ
ムの任意に選択された1つに従ってスクランブル処理さ
れたデータとが記録されており、記録時に選択された該
スクランブルプログラムでのみ該記録媒体から再生され
る該データが元のデータに逆スクランブル処理される。
(3)また、上記第1の目的を達成するために、本発明
によるデータ管理方式は、記録媒体にはスクランブル処
理されたデータと1つのスクランブルプログラムとが記
録されており、該記録媒体から所望データを再生するに
際し、該記録媒体から該スクランブルプログラムを読み
出してデータ処理装置のスクランブルテーブルに格納し
、該記録媒体から再生される該所望データを該スクラン
ブルテーブルで該スクランブルプログラムに従って元3
のデータに逆スクランブル処理する。
該スクランブルプログラムは外部から入力されて該記録
媒体に記録され、所望データの記録に際しては、該記録
媒体から該スクランブルプログラムを読み出し、該スク
ランブルテーブルで該所望データを該スクランブルプロ
グラムに従ってスクランブル処理して該記録媒体に記録
する。
(4)また、上記第1の目的を達成するために、本発明
による記録媒体は、ユーザが所望データを任意に記録再
生できるユーザデータエリアを備え、該ユーザデータエ
リアに記録されているデータはスクランブル処理されて
おり、かつ該データを逆スクランブル処理して元のデー
タに復元するためのスクランブルプログラムが該ユーザ
データエリアのユーザが指定する任意の場所に記録され
てなる。
(5)また、上記第1の目的を達成するために、本発明
によるデータ管理方式は、記録媒体のデータフォーマッ
トを特定化するとともに、該記録媒体に少なくとも1つ
の情報参照エリアが設けられて該情報参照エリアにユー
ザ固有の情報が記録されており、該特定のフォーマット
化された該記録媒体のデータ再生を行なうシステムで外
部から入力される比較情報と該記録媒体から読み出され
た該ユーザ固有の情報とを比較し、両者が一致したとき
のみ該システムは該記録媒体から該データの再生を可能
とする。
また、本発明によるデータ管理方式は、記録媒体がユー
ザデータエリアとディレクトリデータエリアとを有し、
前記ユーザ固有の情報と前記比較情報とが不一致のとき
、該ディレクトリデータエリアからのディレクトリデー
タの再生を不能、もしくは該ディレクトリデータエリア
から再生されるディレクトリデータの判読を不能とする
(6)また、上記第2の目的を達成するために、本発明
によるデータ管理方式およびそのための記録媒体は、デ
ィスクのデータ記録エリアで、ディレクトリデータは該
データ記録エリアのヘッド走査方向始端側から、また、
情報データは該データ記録エリアの同じく終端側から夫
々順番に記録する。
[作用コ (1)記録媒体に記録されているデータはスクランブル
処理されているから、単に該記録媒体からデータを再生
するだけでは元のデータは得られない。元のデータを得
るためには、該記録媒体に記録されているデータに対す
るスクランブル処理方法に適合した再生スクランブルパ
ラメータを使用するときのみであり、これによって、こ
の再生スクランブルパラメータを使用できるユーザのみ
が該記録媒体から元のデータを得ることができる。
(2)記録媒体に記録されているデータはスクランブル
処理されているから、単に該記録媒体からデータを再生
するだけでは元のデータは得られない。元のデータが得
られるのは、記録時に選択されたスクランブルプログラ
ムを用いて該記録媒体から再生されるデータを逆スクラ
ンブル処理するときのみである。これにより、記録時に
選択されたスクランブルプログラムを指定できるユーザ
のみが該記録媒体から元のデータを得ることができる。
(3)記録媒体に記録されているデータはスクランブル
処理されているから、単に該記録媒体からデータを再生
するだけでは元のデータは得られない。元のデータが得
られるのは、該記録媒体に記録されているスクランブル
プログラムを用いて該記録媒体から再生されるデータを
逆スクランブル処理するときのみである。したがって、
該記録媒体から該スクランブルプログラムを読み出せな
いときには、該記録媒体から元のデータを得ることがで
きない。
(4)また、記録媒体では、スクランブルプログラムは
、ユーザデータエリア内ではあるが、ユーザが指定する
任意の場所に記録されるから、この記録場所を知らない
限り該スクランブルプログラムを読み出しすることがで
きない。
(5)また、記録媒体に記録されているデータは特定の
フォーマット化されているために、この特定のフォーマ
ットを取り扱うドライブ装置でしかデータ再生ができな
い。これにより、データ再生が可能なドライブ装置が特
定される。しかも、データ再生が可能なドライブ装置に
該記録媒体を使用しても、入力される比較情報が該記録
媒体に記録されているユーザ固有の情報と一致しなけれ
ば、該記録媒体からのデータ再生は行なわれない、該ユ
ーザ固有の情報としては指紋、筆跡や印章などの情報を
用いることができ、個人個人の判別が可能となる。した
がって、データの秘密保護が完全に達成されることにな
る。
また、ユーザ固有の情報と比較情報とが一致しないとき
、ディレクトリデータの再生や判読が不能となるように
することにより、該記録媒体が不正使用された痕跡を残
すことができるし、また、さらに確実に不正使用に際し
てのデータ再生を防止することができる。
(6)ディレクトリデータはデータ記録エリアの上記始
端側から、また、情報データは同じく終端側から夫々順
番に記録されるから、−もはやデータ記録ができなくな
るときには、データ記録エリアでは、最終のディレクト
リデータの記録範囲の最終端から最終の情報データの記
録範囲の最始端までの領域が未使用領域となる。しかし
、この未使用領域の大きさは、1つの情報データのデー
タ長と1つのディレクトリデータのデータ長との和より
も小さい。
これに対し、第24図に示した従来技術では、未使用領
域が上記データ長の和よりも大きくなる場合が一般的で
あり、1以上の情報データが記録できるような大きさの
領域が使用されずに残ってしまうことになる。
以上のように、本発明では、未使用領域の大きさが大幅
に低減され、使用効率が向上する。
[実施例コ 以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明によるデータ管理方式の第1の実施例を
示すブロック図であって、1はホストコンピュータ、1
1はスクランブルテーブル、111はパラメータバッフ
ァ、2はディスクドライブ装置、3は光ディスク、4は
イメージスキャナ、5はデイスプレィ装置である。
同図において、光ディスク3は、たとえばl5O−91
71で規格されたカートリッジ付きの5.25インチ光
デイスクであって、ユーザデータエリアとディレクトリ
データエリアとを有している。ユーザデータエリアには
、たとえばX線写真などの個人管理が必要な画像データ
が多数記録されており、ディレクトリデータエリアには
、各画像データについて、スタートアドレス、データ長
、ファイル名2日付などのディレクトリデータが記録さ
れている。ここで、これら画像データ、ディレクトリデ
ータはスクランブル処理されており、しかも、スクラン
ブル処理方法は光デイスク毎に異なっている。
ユーザが必要なファイル名を指示し、かつイメージスキ
ャナ4からユーザ個人の固有のパラメータ(たとえば、
指紋、眼底模様、サインなど)を入力すると、ホストコ
ンピュータ1はこれらを取り込み、このパラメータから
スクランブルパラメータを作成してスクランブルテーブ
ル11のパラメータバッファ111に格納する。次いで
、ホストコンピュータ1はディスクドライブ装置2を起
動し、光ディスク3からのデータ再生を開始させる。
光ディスク3では、まず、ディレクトリデータエリアの
再生が行なわれ、スクランブル処理されたディレクトリ
データが再生されてホストコンピュータ1に供給される
。ホストコンピュータ1では、供給されたディレクトリ
データがスクランブルテーブル11でパラメータテーブ
ル111に格納されているスクランブルパラメータに従
った逆スクランブル処理が施され、このディレクトリデ
ータでのファイル名とユーザが指示したファイル名とが
比較される1両者が一致すると、このファイル名を含む
ディレクトリデータからスタートアドレスとデータ長を
抽出してディスクドライブ装置2に供給し、光ディスク
3のユーザデータエリアからユーザが指示したファイル
名の画像データの再生を行なわせる。この再生された画
像データはホストコンピュータ1のスクランブルテーブ
ル11に供給され、ディレクトリデータと同様に、パラ
メータバッファ111に格納されているスクランブルパ
ラメータに従って逆スクランブル処理が施され、さらに
、アナログの画像信号に変換されてデイスプレィ装置5
に供給される。
ここで、スクランブルバッファ111に格納されたスク
ランブルパラメータによるデータの逆スクランブル処理
が、光ディスク3に記録されているデータを元のデータ
に正しく復元するものであるならば、スクランブルテー
ブル11において、光ディスク3から再生されたディレ
クトリデータは元の正しいデータに復元されるし、ユー
ザによって指示されるファイル名を含むディレクトリデ
ータのスタートアドレスとデータ長とにより、光ディス
ク3から所望の画像データが再生され、スクランブルテ
ーブル11で元の正しい画像データが復元されてアナロ
グの画像信号が生成され、デイスプレィ装置5には、ユ
ーザが必要とする画像が表示されることになる。
しかしながら、装着された光ディスク3に対し、パラメ
ータバッファ111に格納されるスクランブルパラメー
タがこの光ディスク3に記録され3ているデータのスク
ランブル処理方法に対応していない場合には、まず、光
ディスク3から再生されたディレクトリデータはスクラ
ンブルテーブル11で元の正しいデイし・クトリデータ
に復元されず、したがって、いずれのディレクトリデー
タもそのファイル名がユーザによる指定ファイル名と一
致することがなく、光ディスク3からの画像データの再
生が行なわれないし、また、たとえ誤ってファイル名が
一致するディレクトリデータがあったとしても、これに
応じて光ディスク3から読み出される画像データ(この
場合のスタートアドレス。
データ長の指定はランダムであり、この画像データもユ
ーザが必要とする内容のものとは全く異なる)もスクラ
ンブルテーブル11で元の正しい画像データに復元され
ず、したがって、デイスプレィ装置5には、意味不明な
画像が表示されるだけである。
このように、装着された光ディスク3に記録されている
データのスクランブル処理方法に対応したスクランブル
パラメータがパラメータバッファ111に格納されたと
きのみ、ユーザが必要とする画像データが光ディスク3
から再生され、この画像データによる正しい画像がデイ
スプレィ装置5に表示されることになる。ここで、光デ
ィスク3に記録されているデータのスクランブル処理方
法はユーザ個人の指紋、眼底模様、サインなどの固有の
パラメータに対応しており、また、この固有パラメータ
からパラメータバッファ111に格納されるスクランブ
ルパラメータが形成される。
したがって、各光ディスク3からの正しいデータ読出し
はそれを所有するユーザのみしか行なうことができない
。また、かかる光ディスク3は通常のディスクドライブ
装置でもそこに記録されているデータの再生が可能であ
る。しかし、この再生されたデータはスクランブル処理
されているために、このデータを画像信号に変換してデ
イスプレィ装置5に供給しても、正しい画像は表示され
ない。
以上のように、この実施例では、光ディスクからの正し
いデータの再生は特定の者しか行なうことができず、デ
ータの秘密保持を実現できる。
画像データを光ディスク3に記録する場合には、まず、
ユーザの固有パラメータをイメージスキャナ4から入力
してそれから得られるスクランブルパラメータをパラメ
ータバッファ111に格納する0次に、希望する画像を
イメージスキャナ4で入力し、その画像信号をディジタ
ルの画像データに変換してホストコンピュータ1に供給
する。ホストコンピュータ1では、供給された画像デー
タをスクランブルテーブル11でパラメータバッファ1
11に格納されているスクランブルパラメータに従って
スクランブル処理し、ディスクドライブ装置2に供給す
る。これにより、スクランブル処理された画像データが
光ディスク3のユーザデータエリアに記録される。これ
とともに、この画像データに対応したディレクトリデー
タが同様にスクランブル処理されて光ディスク3のディ
レクトリデータエリアに記録される。
次に、この実施例に用いられるスクランブル処理方法に
ついて説明する。
スクランブル処理はデータを構成するビットの配列を変
更する処理であり、これによって元のデータとは全く異
なるデータに変換するものである。
したがって、このようにスクランブル処理されたデータ
のビット配列を元に戻すことにより(逆スクランブル処
理)、元のデータが復元される。このスクランブル処理
はスクランブル用のプログラムに従って行なわれるが、
この実施例では、このプログラムを1つだけ用い、これ
に上記のスクランブルパラメータによってスクランブル
処理が実行されるようにしたものである。このために、
スクランブルパラメータが異なると、スクランブル処理
は異なるものとなる。
以下、かかるスクランブルパラメータ毎に処理が異なる
スクランブル処理方法の一具体例について第2図〜第4
図により説明する。
第2図は画像データの一具体例を示すものである。この
画像データは横方向512ドツト(画素)、樅512ド
ツトの解像度を有し、1ドツトは8ビツトのデータであ
る。したがって、この画像データが白黒画像を表わして
いるとすると、256階調の多値画像となる。
スクランブルパラメータは個人の指紋、眼底模様。
サインなどを分析してディジタル値に変換したものであ
り、そのビット数は任意に決めることができるが、これ
を12ビツト構成、すなわち16進法で3桁の数値とし
た一例を第3図に示す。ここで、D工□がMSB (最
上位ビット)、DoがLSB(最下位ビット)であるが
、この場合のスクランブルパラメータを(001101
000101)としている。このスクランブルパラメー
タは16進法で値(345)4.を表わしている。
スクランブル用のプログラムとしては、スクランブルパ
ラメータの上位4ビツトDtt〜D8がデータビットの
上位ビット方向へのローテーション回数を指示し、下位
8ビツトD1〜Daはローテーション処理されたデータ
のビットとの排他的論理和処理に用いられるようにした
ものとする。
そこで、データは8ビツトずつスクランブル処理される
ことになるが、いま、第4図(a)に示すように、a7
をMSB、a、をLSBとする8ビツトのデータについ
て第3図のスクランブルパラメータを用いてスクランブ
ル処理を行なうものとすると、このスクランブルパラメ
ータの上位4ビツトD0、〜D、は値(3)、、を表わ
すから、第4図(a)の8ビツトデータは図面上左方に
3回ローテーションされ、まず、第4図(b)に示す8
ビツトデータに変換される。次に、この第4図(b)に
示す8ビツトデータの各ビットが第3図に示すD7をM
SBとする下位8ビツトD7〜Doの同位のビットと排
他的論理和処理される。つまり、D7と第4図(b)の
8ビツトデータのMSBa、が、D6とa、が、D5と
a2が、D、とalが、D3とa、が、D2とa、が、
Dlとa6が、D、とa、が夫々排他的論理和処理され
る。そこで、スクランブルパラメータのビットD、、 
D2. D、が“1′″であるから、これら夫々と排他
的論理和処理される第4図(b)のビットa31871
 a、は反転されて、第4図(C)に示すように、a3
’  C”a3) l a7’  (=at) ta、
’ (=a、)となり、他のビットD、、D、、D4゜
D4.D、、Dlは0″であるから、これら夫々と排他
的論理和処理される第4図(b)のビットa49a21
 all aot a、はそのまま第4図(c)のデー
タのビットとなる。つまり、第4図(c)に示す8ビツ
トデータが、上記のプログラムで第3図に示すスクラン
ブルパラメータを用いたときに得られるスクランブル処
理されたデータである。
このようにスクランブル処理されたデータを逆スクラン
ブル処理する場合にも、第3図に示す同じスクランブル
パラメータが用いられる。但し、この場合には、まず、
このスクランブルパラメータの下位8ビツトD7〜DO
と第4図(c)に示す8ビツトデータとで上記のように
排他的論理和処理を行なう。これによって第4図(b)
の8ビツトデータが得られる0次に、第3図のスクラン
ブルパラメータの上位4ビツトD工、〜D、が表わす値
(3Liの回数、すなわち3回、第4図(b)に示す8
ビツトデータをスクランブル処理の場合とは逆に下位ビ
ット方向にローテーションする。これにより、第4図(
a)に示す元の8ビツトデータが得られる。
このようにして、スクランブル処理時と同一のスクラン
ブルパラメータを用いることにより、元のデータが復元
される。そして、スクランブル処理と逆スクランブル処
理とでのスクランブルパラメータが1ビツトでも異なる
と、元のデータは復元されない。
このようにデータを8ビツトずつスクランブル。
逆スクランブル処理する場合、第2図に示す構成の画像
データでは、各ビット(画素)毎にかかる処理が行なわ
れる。
なお、この実施例において、光ディスクばかりでなく、
光カード、磁気ディスク、磁気テープなどの他の記録媒
体としてもよい。また、第2図に示す画像データの構成
や第3図、第4図で説明したスクランブル処理方法は単
なる一例にすぎないし、入力される個人の固有パラメー
タとしてICカードシステムに用いられるような暗証番
号であってもよい。
第5図は本発明によるデータ管理方式の第2の実施例を
示すブロック図であって、12はスクランブルメモリで
あり、第1図に対応する部分には同−符号をつけている
同図において、ホストコンピュータ1のスクランブルテ
ーブル12には多数のスクランブルプログラムが格納さ
れており、光ディスク3に記録されているディレクトリ
データや画像データはこれらスクランブルプログラムの
うちのいずれか1つでスクランブル処理されている。こ
こで、これらデータのスクランブル処理に用いられたス
クランブルプログラムを、以下、選択スクランブルプロ
グラムという。
ユーザが必要なファイル名とスクランブルプログラムを
指定すると、ホストコンピュータ1はファイル名を取り
込み、指定されるスクランブルプログラムをスクランブ
ルメモリ12から読み出してスクランブルテーブル11
に格納する。ここで、スクランブルプログラム毎に番号
が付されており、必要なスクランブルプログラムに付さ
れた番号を暗証番号として入力することにより、このス
クランブルプログラムが指定される。以上の処理がなさ
れた後、ホストコンピュータ1はディスクドライブ装置
i2を起動し、光ディスク3からのデータ再生を開始さ
せる。
光ディスク3では、まず、ディレクトリデータエリアの
再生が行なわれ、スクランブル処理されたディレクトリ
データが再生されてホストコンピュータ1に供給される
。ホストコンピュータ1では、供給されたディレクトリ
データがスクランブルテーブル11で格納されているス
クランブルプログラムに従った逆スクランブル処理が施
され、このディレクトリデータでのファイル名とユーザ
が指示したファイル名とが比較される。両者が一致する
と、このファイル名を含むディレクトリデータからスタ
ートアドレスとデータ長を抽出してディスクドライブ装
置2に供給し、光ディスク3のユーザデータエリアから
ユーザが指示したファイル名の画像データの再生を行な
わせる。この再生された画像データはホストコンピュー
タ1のスクランブルテーブル11に供給され、ディレク
トリデータと同様に、スクランブルテーブル11に格納
されている先のスクランブルパラメータに従って逆スク
ランブル処理が施され、さらに、アナログの画像信号に
変換されてデイスプレィ装置5に供給される。
ここで、スクランブルテーブル11に供給されたスクラ
ンブルプログラムが記録時の上記選択スクランブルプロ
グラムに等しく、これによるデータの逆スクランブル処
理が、光ディスク3に記録されているデータを元のデー
タに正しく復元するものであるならば、スクランブルテ
ーブル11において、光ディスク3から再生されたディ
レクトリデータは元の正しいデータに復元されるし、ユ
ーザによって指示されるファイル名を含むディレクトリ
データのスタートアドレスとデータ長とにより、光ディ
スク3から所望の画像データが再生され、スクランブル
テーブル11で元の正しい画像データが復元されてアナ
ログの画像信号が生成され、デイスプレィ装置5には、
ユーザが必要とする画像が表示されることになる。
しかしながら、装着された光ディスク3に対し、スクラ
ンブルテーブル11に格納されるスクランブルプログラ
ムが先の選択スクランブルプログラムとは一致せず、光
ディスク3に記録されているデータのスクランブル処理
方法に対応していない場合には、まず、光ディスク3か
ら再生されたディレクトリデータはスクランブルテーブ
ル11で元の正しいディレクトリデータに復元されず、
したがって、いずれのディレクトリデータもそのファイ
ル名がユーザによる指定ファイル名と一致することがな
く、光ディスク3からの画像データの再生が行なわれな
いし、また、たとえ、たまたま誤ってファイル名が一致
するディレクトリデータがあったとしても、これに応じ
て光ディスク3がら読み出される画像データ(この場合
のスタートアドレス、データ長の指定はランダムであり
、この画像データもユーザが必要とする内容のものとは
全く異なる)もスクランブルテーブル11で元の正しい
画像データに復元されず、したがって、デイスプレィ装
置5には、意味不明な画像が表示されるだけである。
このように、装着された光ディスク3に記録されている
データのスクランブル処理方法に対応した選択スクラン
ブルプログラムに一致するスクランブルプログラムがス
クランブルテーブル11に格納されたときのみ、ユーザ
が必要とする画像データが光ディスク3から再生され、
この画像データによる正しい画像がデイスプレィ装置5
に表示されることになる。したがって、各光ディスクか
らの正しいデータ再生は選択スクランブルプログラムを
指定できるユーザのみしか行なうことができない。また
、かかる光ディスクは通常のデイスプレィドライブ装置
でもそこに記録されているデータの再生が可能である。
しかし、この再生されたデータはスクランブル処理され
ているために、このデータを画像信号に変換してデイス
プレィ装置に供給しても、正しい画像は表示されない。
以上のように、この実施例では、選択スクランブルプロ
グラムを指定できる特定ユーザしか光ディスク3からの
正しいデータ再生を行なうことができない。このため、
この光ディスク3にX線写真などのように他人には知ら
れることが好ましくない画像をファイルするような場合
には、この光ディスク3を所有するユーザのみが選択ス
クランブルプログラムの暗証番号を知っていることにす
ることにより、これらデータの秘密保持が可能となる。
画像データを光ディスク3に記録する場合には、まず、
ユーザが暗証番号を入力することによってスクランブル
プログラムを指定する。これにより、ホストコンピュー
タ1では、この入力された暗証番号に対するスクランブ
ルプログラムをスクランブルメモリ12から読み出し、
選択スクランブルプログラムとしてスクランブルテーブ
ル11に格納する。次に、希望する画像をイメージスキ
ャナ4で入力し、その画像信号をディジタルの画像デー
タに変換してホストコンピュータ1に供給する。
ホストコンピュータ1では、供給された画像データをス
クランブルテーブル11で格納されているスクランブル
プログラムに従ってスクランブル処理し、ディスクドラ
イブ装置2に供給する。これにより、スクランブル処理
された画像データが光ディスク3のユーザデータエリア
に記録される。
これとともに、この画像データに対応したディレクトリ
データが同様にスクランブル処理されて光ディスク3の
ディレクトリデータエリアに記録される。
次に、この実施例に用いられるスクランブル処理方法に
ついて説明する。
スクランブル処理はデータを構成するビットの配列を変
更する処理であり、これによって元のデータとは全く異
なるデータに変換するものである。
したがって、このようにスクランブル処理されたデータ
のビット配列を元に戻すことにより(逆スクランブル処
理)、元のデータが復元される。このスクランブル処理
はスクランブルプログラムに従って行なわれ、同じスク
ランブルプログラムを用いてデータを逆スクランブル処
理することにより1元のデータが復元される。スクラン
ブル処理に用いたスクランブルプログラムとは異なるス
クランブルプログラムでデータを逆スクランブル処理し
た場合には、元のデータは復元されない。
ここでも、画像データは、第2図に示したように、横方
向512ドツト(画素)、縦512ドツトの解像度を有
し、1ドツトは8ビツトのデータとする。
かかる画像データに対するスクランブル処理。
逆スクランブル処理は8ビット単位で行なわれる。
したがって、ドツト(画素)毎に行なわれる。スクラン
ブル処理方法としては種々あり、夫々に応じた各種のス
クランブルプログラムがホストコンピュータ1のスクラ
ンブルメモリ12に格納されているが、8ビツトの並び
換えを行なうスクランブル処理方法について第6図によ
り説明する。
第6図はビット並び換え処理の1つを示すものであり、
この処理が1つのスクランブルプログラムに対応する。
この処理は、第6図(a)において、D7をMSB(最
上位ビット)、DoをLSB (最下位ビット)とする
8ビットD7.D、、D5.・・・・・・、 Dl、 
Doのデータに対し、上位4ビツトD7〜D4を下位側
に4ビツトシフトし、下位4ビットD、〜D0を上位側
に4ビツトシフトして、第6図(b)に示すようにビッ
トが並び換えられたデータを得るようにするものである
。これが1つのスクランブルプログラムによるスクラン
ブル処理であって、逆スクランブル処理では、同じスク
ランブルプログラムが第6図(b)から第6図(a)へ
の逆の処理を行なう。
8ビツトのデータに対するビット並び換え処理は8X7
X6X5X4X3X2X1=40320通りあり、した
がって、これを全て使用可能とすると、第5図のスクラ
ンブルメモリ12には、40320個のスクランブルプ
ログラムが格納されることになる。
スクランブル処理としては、このようにビットの並び換
え方法の違いというように、同種の処理を多数スクラン
ブル処理として用いるようにしてもよいが、全く異なる
種類の処理を混ぜるようにしてもよい。たとえば、ビッ
トの並び換え処理のほかに他の8ビツトのデータと演算
処理をするスクランブル処理を追加することもでき、こ
れによってスクランブル処理の数がさらに増加する。ま
た、パラメータのみを異にした多数のスクランブルプロ
グラムを設け、パラメータに応じてスクランブル処理が
異なるようにしてもよい。その−例を第7図、第8図に
よって説明する。
第7図は12ビツト構成で16進法3桁の数値を表わす
パラメータの一例を示すものである。ここで、D1□を
MSB (最上位ビット)、DoをLSB(最下位ビッ
ト)であるが、この場合のスクランブルパラメータを(
001101000101)としているにのスクランブ
ルパラメータは16進法で値(345)、sを表わして
いる。
スクランブルプログラムとしては、かかるパラメータの
上位4ビツトD工、〜、Doがデータビットの上位ビッ
ト方向へのローテーション回数を指示し、下位8ビツト
D7〜D0はシフトされたデータのビットとの排他的論
理和処理に用いられるようにしたものとする。
そこで、データは8ビツトずつスクランブル処理される
ことになるが、いま、第8図(a)に示すように、a7
をMSB、a、をLSBとする8ビツトのデータについ
て第7図のパラメータを有するスクランブルプログラム
を用いてスクランブル処理を行なうものとすると、この
パラメータの上位4ビツトD工、〜D、は値(3)、、
を表わすから、第8図(a)の8ビツトデータは図面上
左方に3回ローテーションされ、まず、第8図(b)に
示す8ビツトデータに変換される0次に、この第8図(
b)に示す8ビツトデータの各ビットが第7図に示すり
、をMSBとする下位8ビットD、〜D0の同位のビッ
トと排他的論理和処理される。つまり、D7と第8図(
b)の8ビツトデータのM S B a 、が、DGと
a、が、D、とa2が、D4とa4が、D3とa、が、
D2とa7が、D、とa6が、Doとa、が夫々排他的
論理和処理される。そこで、スクランブルパラメータの
ビットD、、D、、D0が1411+であるから。
これら夫々と排他的論理和処理される第8図(b)のビ
ットa31 a1+ a、は反転されて、第8図(C)
に示すように、a’3(=a3La’?(”87La′
(=a、)となり、他のビットD 7. D、、 D4
. D、。
D4はIt OITであるから、これら夫々と排他的論
理和処理される第8図(b)のビットa41 a21 
al*aoI a、はそのまま第8図(c)のデータの
ビットとなる。つまり、第8図(e)に示す8ビツトデ
ータが、上記のプログラムで第7図に示すパラメータを
有するスクランブルプログラムを用いたときに得られる
スクランブル処理されたデータである。
このようにスクランブル処理されたデータを逆スクラン
ブル処理する場合にも、第7図に示す同じパラメータを
有するスクランブルプログラムが用いられる。但し、こ
の場合には、まず、このパラメータの下位8ビットD、
〜D、と第8図(c)に示す8ビツトデータとで上記の
ように排他的論理和処理を行なう、これによって第8図
(b)の8ビツトデータが得られる。次に、第7図のパ
ラメータの上位4ビツトD工、〜D、が表わす値(3)
、、の回数、すなわち3回、第8図(b)に示す8ビツ
トデータをスクランブル処理の場合とは逆に下位ビット
方向にローテーションする。これにより、第8図(a)
に示す元の8ビツトデータが得られる。
このようにして、スクランブル処理時と同一のパラメー
タを有するスクランブルプログラムを用いることにより
、元のデータが復元される。
第9図は本発明によるデータ管理方式の第3の実施例を
示すブロック図であって、1′はホストコンピュータ、
3′は光ディスクであり、第5図に対応する部分には同
一符号をつけている。
第5図に示した実施例では、ホストコンピュータ1にス
クランブルメモリ12を設け、これに多数のスクランブ
ルプログラムを格納するものであったが、第9図におい
ては、光デイスク3′毎に多数のスクランブルプログラ
ムが消去不能に記録されており、データの記録、再生に
際し、暗証番号を入力することにより、これに応じたス
クランブルプログラムが光ディスク3′から読み出され
てホストコンピュータ1′のスクランブルテーブル11
に格納される。これ以外については第1図に示した実施
例と同様である。但し、光デイスク3′上での各スクラ
ンブルプログラムはスクランブル処理されていないこと
はいうまでもない。
なお、これら第2.第3の実施例においても、光ディス
クばかりでなく、光カード、磁気ディスク、磁気テープ
などの他の記録媒体としてもよい。
第10図は本発明によるデータ管理方式の第4の実施例
を示すブロック図であって、第1図に対応する部分には
同一符号をつけている。
同図において、光ディスク3は、第1図に示した実施例
と同様のユーザデータエリアとディレクトリデータエリ
アとを有しており、ユーザデータエリアには、第11図
に示すように、スクランブルプログラムが記録されてお
り、これに従って画像データとディレクトリデータとが
スクランブル処理されている。このスクランブルプログ
ラムは。
ユーザデータエリア内であるが、ユーザが指定する任意
の場所に記録される。
第10図において、かかる光ディスク3から所望データ
を再生する場合には、まず、ユーザが必要なファイル名
と光ディスク3でのスクランブルプログラムの記録位置
を表わすアドレスAA(第11図)を指定する。そこで
、ホストコンピュータ1はファイル名とアドレスAAと
を取り込み、スクランブルプログラムを光ディスク3か
ら読み出してスクランブルテーブル11に格納する6以
上の処理がなされた後、ホストコンピュータ1はディス
クドライブ族M2に光ディスク3がらのデータ再生を開
始させる。
光ディスク3では、まず、ディレクトリデータエリアの
再生が行なわれ、スクランブル処理されたディレクトリ
データが再生されてホストコンピュータ1に供給される
。ホストコンピュータ1では、供給されたディレクトリ
データがスクランブルテーブル11で格納されているス
クランブルプログラムに従った逆スクランブル処理が施
され、このディレクトリデータでのファイル名とユーザ
が指示したファイル名とが比較される。両者が一致する
と、このファイル名を含むディレクトリデータからスタ
ートアドレスとデータ長を抽出してディスクドライブ装
置2に供給し、光ディスク3のユーザデータエリアから
ユーザが指示したファイル名の画像データの再生を行な
わせる。この再生された画像データはホストコンピュー
タ1のスクランブルテーブル11に供給され、ディレク
トリデータと同様に、スクランブルテーブル11に格納
されている先のスクランブルプログラムに従って逆スク
ランブル処理が施され、さらに、アナログの画像信号に
変換されてデイスプレィ装置5に供給される。
スクランブルプログラムの記録は、全く未使用の光ディ
スクに対しもしくはこの未使用の光ディスクに最初の画
像データを記録するときに、行なわれる。このスクラン
ブルプログラムは、ユーザによってホストコンピュータ
1に入力されるが、決められた構成のものであってもよ
いし、また、ユーザが形成した任意の構成のものであっ
てもよい。いずれにしても、データ再生のときには、光
ディスクから読み出されたスクランブルプログラムでの
みデータの逆スクランブル処理が可能となる。
スクランブルプログラムの記録に際しては、スクランブ
ルプログラムを入力するとともに、光ディスク3でのこ
のスクランブルプログラムの記録場所をそのスタートア
ドレスAAで指定する。これにより、ホストコンピュー
タ1はディスクドライブ装w2を起動して光デイスク3
上の指定された場所にこのスクランブルプログラムをス
クランブル処理せずに書き込ませる。なお、スクランブ
ルプログラムのデータ長は一定とすることが好ましく、
これにより、スタートアドレスAAを指定するだけで光
ディスク3からスクランブルプログラムが正しく読み出
される。
画像データを光ディスク3に記録する場合には、まず、
ユーザは光デイスク3上でのスクランブルプログラムの
記録場所のスタートアドレスAAを指定する。これによ
り、ホストコンピュータ1は、ディスクドライブ装置2
を起動して光ディスク3からスクランブルプログラムを
読み出させ、このスクランブルプログラムをスクランブ
ルテーブル11に格納する0次に、希望する画像をイメ
ージスキャナ4で入力し、その画像信号をディジタルの
画像データに変換してホストコンピュータ1に供給する
。ホストコンピュータ1では、供給された画像データを
スクランブルテーブル11で格納されているスクランブ
ルプログラムに従ってスクランブル処理し、ディスクド
ライブ装置2に供給する。これにより、スクランブル処
理された画像データが光ディスク3のユーザデータエリ
アに記録される。これとともに、この画像データに対応
したディレクトリデータが同様にスクランブル処理され
て光ディスク3のディレクトリデータエリアに記録され
る。
以上のように、光ディスク3からスクランブルプログラ
ムが正しく読み出されたときのみ、光ディスク3から再
生されたディレクトリデータは元の正しいデータに復元
されるし、ユーザによって指示されるファイル名を含む
ディレクトリデータのスタートアドレスとデータ長とに
より、光ディスク3から所望の画像データが再生され、
スクランブルテーブル11で元の正しい画像データが復
元されてアナログの画像信号が生成され、デイスプレィ
装置5には、ユーザが必要とする画像が表示されること
になる。しかも、光デイスク3上では、スクランブルプ
ログラムはユーザによって指定される任意の場所に書き
込まれるものであるから、第三者がこれ表正しく読み出
すことはほとんど不可能である。
さらには、スクランブルプログラムを読み出せないとき
には、光ディスク3への記録もできない。
このことは第三者によって光ディスク3のデータが破壊
されるのを防止することも可能としている。
したがって、光デイスク3上でのスクランブルプログラ
ムの記録位置を指示できる特定のユーザしか光ディスク
3からの正しいデータ再生を行なうことができない、こ
のため、この光ディスク3にXI!写真などのように他
人には知られることが好ましくない画像をファイルする
ような場合には、この光ディスク3を所有するユーザの
みがスクランブルプログラムの記録位置を知っているこ
とにすることにより、これらデータの秘密保持が可能と
なる。
次に、この実施例に用いられるスクランブル処理方法に
ついて説明する。
スクランブル処理はデータを構成するビットの配列を変
更する処理であり、これによって元のデータとは全く異
なるデータに変換するものである。
したがって、このようにスクランブル処理されたデータ
のビット配列を元に戻すことにより(逆スクランブル処
理)、元のデータが復元される。このスクランブル処理
はスクランブルプログラムに従って行なわれ、同じスク
ランブルプログラムを用いてデータを逆スクランブル処
理することにより、元のデータが復元される。
どこでも1画像データは第2図で示したように、横方向
512ビツト(画素)、縦512ドツトの解像度を有し
、1ドツトは8ビツトのデータとする。
かかる画像データに対するスクランブル処理、逆スクラ
ンブル処理は8ビット単位で行なわれる。
したがって、ドツト(画素)毎に行なわれる。スクラン
ブル処理方法としては種々あるが、8ビツトの並び換え
を行なうスクランブル処理について第6図で説明したの
と同様の方法を用いることができる。
全ての光ディスクにかかるスクランブル、逆スクランブ
ル処理をなすスクランブルプログラムを用いてもよい。
この場合には、光ディスク全てについてスクランブルプ
ログラムが同一となるが、光ディスクでのスクランブル
プログラムの記録場所が光デイスク毎、あるいはユーザ
毎に異なるから、スクランブルプログラムの構成が他人
に知られたとしても、この記録場所さえ他人に知れなけ
れば問題とならない。もちろん、ユーザ自身がスクラン
ブルプログラムを作成してこれを用いるようにしてもよ
い。また、光デイスク毎にスクランブルプログラムが異
なるようにしてもよい。
ユーザはスクランブルプログラムの内容について知る必
要がないから、光ディスクの生産者側で予め光ディスク
にスクランブルプログラムを書き込んでおき、この光デ
ィスクのユーザにのみこのスクランブルプログラムの記
録位置を表わすアドレスを通知するようにしてもよい。
なお、第4の実施例や第11図の記録媒体としては、光
ディスクばかりでなく、光カード、磁気ディスク、光磁
気ディスク、磁気テープなどの他の記録媒体であっても
よい。第10図におけるスクランブルテーブル11はソ
フトウェアのプログラム、ハードウェアいずれであって
もよいし、ディスクドライブ装置2などの他の場所に設
けるようにしてもよい。
第12図は本発明によるデータ管理方式の第5の実施例
を示すブロック図であって、21.22は画像バッファ
であり、第1図に対応する部分には同一符号をつけてい
る。
同図において、光ディスク3は、第1図に示した実施例
と同様のユーザデータエリアとディレクトリデータエリ
アとを有している。ユーザデータエリアに記録されてい
る画像データ、ディレクトリデータエリアに記録されて
いるディレクトリデータは特定のフォーマットで記録さ
れており、さらに、光ディスク3には、これらユーザデ
ータエリア、ディレクトリデータエリアとは異なる特定
のエリア(以下、これを情報参照エリアという)に、こ
の光ディスク3の所有者などのユーザ個人を表わす特定
の情報(以下、これをユーザ固有情報という)が記録さ
れている。このユーザ固有情報としては、指紋、眼底模
様、顔写真などの身体的特徴を表わす情報、筆跡、声紋
などのユーザから生ずる特徴を表わす情報、印章などの
ユーザの所有物の特徴を表わす情報などが用いられる。
数値のパターンからなる暗証番号であってもよい。
イメージスキャナ4は、かかるユーザ固有情報が指紋な
どの画像情報である場合には、光ディスク3をディスク
ドライブ装置2に装着して使用するユーザの指紋などの
画像情報の入力手段である。
ユーザ固有情報が声紋であれば、入力手段としてマイク
ロフォンが用いられ、暗証番号であればキーボードが用
いられる。以下、かかる入力手段から入力される情報を
比較情報と呼ぶことにするが、ここでは、かかる比較情
報を画像情報として説明する。
ディスクドライブ装置2には2つの画像バッファ21.
22と比較手段(図示せず)とが設けられており、画像
バッファ21にはイメージスキャナ4から入力された比
較情報がホストコンピュータ1で処理された後格納され
、画像バッファ22には光ディスク3から読み出された
ユーザ固有情報が格納される。
次に、この実施例の動作を第13図を用いて説明する。
まず、光ディスク3をディスクドライブ装置2に挿入す
ると(ステップ101)、ホストコンピュータ1はディ
スクドライブ装置2を起動して光ディスク3の情報参照
エリアから指紋画像情報であるユーザ固有情報を読み出
させる。読み出されたユーザ固有情報はディスクドライ
ブ装置!2の画像バッファ22に格納される(ステップ
102)。
そして、ユーザが必要とする画像データのファイル名を
指定するとともに、イメージスキャナ4によってユーザ
の比較情報である。たとえば指紋画像情報を入力すると
、ホストコンピュータ1はこの比較情報を処理してディ
スクドライブ族!!2に送り、その画像バッファ21に
格納させる(ステツブ103)。
次いで、ディスクドライブ装置2では、これら比較情報
とユーザ固有情報とが比較され(ステップ104)、こ
の比較結果がホストコンピュータ1に送られる。ホスト
コンピュータ1は、比較情報とユーザ固有情報とが一致
したときには、ディスクドライブ装置2にデータ再生指
令を送る。これにより、まず、ディスクドライブ装置2
は光ディスク3からディレクトリデータエリアの再生を
行ない、再生されるディレクトリデータが順次ホストコ
ンピュータ1に供給される。このホストコンピュータ1
では、このディレクトリデータでのファイル名とユーザ
が指示したファイル名とが比較される0両者が一致する
と、このファイル名を含むディレクトリデータからスタ
ートアドレスとデータ長を抽出してディスクドライブ装
w2に供給し、光ディスク3のユーザデータエリアから
ユーザが指示したファイル名の画像データの再生を行な
わせる。この再生された画像データはホストコンピュー
タ1でアナログの画像信号に変換され、デイスプレィ装
置5に供給される。したがって、デイスプレィ装置5に
は、ユーザが希望した画像が表示される(以上、ステッ
プ105)。しかる後、ユーザの指示によって光ディス
ク3はディスクドライブ装置2から排出される(ステッ
プ107)。
ディスクドライブ装置2の画像バッファ21に格納され
た比較情報と画像バッファ221こ格納されたユーザ固
有情報とが一致しない場合には、ホストコンピュータ1
は光ディスク3からのデータ再生を禁止し、たとえば「
ユーザ不適」などのメツセージを出力するエラー処理を
行ない(ステップ106)、L、かる後、光ディスク3
をディスクドライブ装置2から排出する(ステップ10
7)。
ユーザ固有情報を指紋画像情報としたときの比較につい
ては、たとえば昭和63年電子情報通信学会秋季全国大
会において、rICカードの所有者確認のための指紋照
合方法J  (NEC)と題する論文で発表されている
以上のように、この実施例では、光ディスク3のデータ
に特定のフォーマットが使用されていること、比較情報
とユーザ固有情報との比較によって所有者など真のユー
ザを判定していることから。
真のユーザのみがデータ再生が可能となり、光ディスク
3に記録されているデータの秘密保持が達成される。
なお、第12図において、画像バッファ21゜22や比
較手段はホストコンピュータ1などディスクドライブ装
置2以外の装置に設けるようにしてもよい。
また、情報参照エリアへのユーザ固有情報の登録処理は
、光ディスク3をユーザが購入したときなどで行なわれ
、たとえば販売元、あるいはユーザ自身がイメージスキ
ャナ4から指紋などをユーザ固有情報として入力し、ホ
ストコンピュータ1の指示のもとに光ディスク3に記録
される。
次に、第14図および第15図により、本発明によるデ
ータ管理方式の第6の実施例を説明する。
光ディスクなどの記録媒体では、一般に追記可能であり
、したがって、不正使用された場合には、記録されてい
る所望データに重ね書きを行なってこの所望データが変
更、もしくは破壊されているような場合もある。このた
めに、光ディスクの記録データの信頼性が低下するとい
う問題もある。
特に個人データを記録する記録媒体については、秘密保
護とともにデータの信頼性も高める必要がある。この実
施例は、第12図に示した実施例についてさらにデータ
の信頼性を高めるようにしたものである。このために第
13図において、比較情報とユーザ固有情報とが不一致
の場合1通常光ディスクは不正使用されたことになるの
で、エラー処理(ステップ106)でその痕跡も光デイ
スク内に留めるようにする。
第14図はディレクトリデータエリアでのセクタフォー
マットを示しており、ここでは、” c 。
NTlN0US  5ERVO0PTICAL512B
YTE  5ECTORFORMAT”に従っている。
第13図のエラー処理(ステップ106)においては、
ディレクトリデータエリアにおける1つおきのディレク
トリデータの記録エリアのデイレクトリデータが記録さ
れているセクタに対し、第14図に示す3つの’ID+
CRC”ブロックのプリフォーマット化されているトラ
ックナンバとセクタナンバを表わすアドレスデータを破
壊し、このディレクトリデータが記録されている記録二
ノアの次のディレクトリデータが記録されている記録エ
リアにおいて、この記録エリアの直前の破壊されたアド
レスデータを記録する。そして、ディレクトリデータエ
リア全体についてかかる処理をした後、先の″′ユーザ
不適″というメツセージを出力する。
このように処理された光ディスクをディスクドライブ装
置に再度挿入した場合には、ディレクトリデータエリア
での上記記録エリアについての判定が不能となるので、
ディレクトリデータの再生ができない、これにより、光
ディスクが不正使用されたことが判明する。
一方、秘密保護が必要なユーザデータは、一般に、1つ
の光ディスクにのみ記録され、かつ、いつでも使用でき
るようにしておく必要がある。このために、上記のよう
にアドレスデータが破壊された光ディスクはそのまま破
棄されるのではなく、他の光ディスクにコピーなどして
再利用ができるようにしなければならない。
第15図はこのように破壊処理された光ディスクからユ
ーザデータの再生を可能とするディスクドライブ装置の
一具体例を示すものである。
同図において、ディスクドライブ装置6にはセクタマー
クカウンタ61とアドレスマークカウンタ62とが設け
られている。このディスクドライブ装置6に第14図に
示したように処理された光ディスクを挿入すると、まず
、そのディレクトリデータエリアのデータ再生を行なう
そこで、いま、アドレスデータが破壊された記録エリア
を再生すると、この記録エリアでのセクタ判定は不可能
であるが、次の記録エリアでは、アドレスデータが記録
されているから各セクタが判定でき、先に説明したよう
に、この記録エリアには、その直前の記録エリアのアド
レスデータが記録されているので、これを読み出す。い
ま、この記録されているアドレスデータが10進数で0
010〜0016とすると、ディスクドライブ装!!6
は再度同じl・ラックを再生し、このとき、破壊されて
いない記録エリアから0009のアドレスデータを読み
取ったとき、セクタマークカウンタ61とアドレスマー
クカウンタ62とを夫々0にリセットする。その後、破
壊された記録エリアの再生に移るわけであるが、第14
図に示す各セクタ毎にセクタマークSMを検出する毎に
セクタマークカウンタ62は1ずつカウントアツプし、
また、アドレスマークAMを検出する毎にアドレスマー
ク61は1ずつカウントアツプする。これらのカウント
値がセクタのアドレスデータとなるのであるが、いま、
セクタマークカウンタ61のカウント値が1でアドレス
マークカウンタ62のカウント値が3のときには、アド
レスデータが0010のセクタと判定される。同様に、
セクタマークカウンタ61のカウント値がnで1≦n≦
10のとき、アドレスマークカウンタ62のカウント値
が3nであるときには、(OO10+n)のセクタと判
定される。このようにして破壊されたセクタのアドレス
データが復元され、各記録エリアでのディレクトリデー
タの再生が可能となる。
光ディスクの記録データの信頼性を向上させるための本
発明によるデータ管理方式の第7の実施例を第16図〜
第18図により説明する。
この実施例は、ディレクトリデータエリアに記録されて
いるディレクトリデータに変調を施し、このディレクト
リデータの判読を不能にするものである。
すなわち、第13図におけるエラー処理(ステップ10
6)において、光ディスクにおけるディレクトリデータ
エリアに記録されているディレクトリデータエリアを破
壊する。これにより、ユーザデータエリアでの画像デー
タのアドレス指定が不可能になる。他の例としては、記
録されているディレクトリデータに特定パターンのデー
タ(変調データ)を重ね書きしてこのディレクトリデー
タを変調する。これにより、ディレクトリデータエリア
の再生は行なわれるが、ディレクトリデータの判読がで
きない、この場合、特定パターンの復調データを用いる
ことにより、元のディレクトリデータを復元できるよう
にする。これにより、ディレクトリデータやユーザデー
タの他の光ディスクへのコピーが可能となる。
このように、重ね書きによるディレクトリデータの変調
および復調処理を第16図〜第18図に示す。
いま、ディレクトリデータが2−7変調されているもの
とすると、第16図において、復調データとして示す元
のデータは、夫々変調データとして示すパターンのデー
タに2−7変調されている。
かかるデータに対し、j(1jlビットの後に必ず1つ
+111jビツトが続くように1重ね書きによる変調を
施すと、第17図に示すように、第16図で変調データ
であるエラー処理前のデータはエラー処理後のデータと
して変換される。かかるデータはもはや2−7変調によ
るデータではなく、復調不能となってディレクトリデー
タは判読不能である。
かかるデータを判読するためには、パ0”ビットに続く
“1”ビットの次のビットは“0”に変換するという復
調を行なうことにより、2−7変調されたデータに変換
することができ、これにより、第18図に示すエラー処
理後のデータから元の復調データを得ることができ、光
ディスクからのデータ再生が可能であって、他の光ディ
スクへのコピーが可能となる。
以上のようなディレクトリデータの破壊や重ね書きによ
る変調処理のプログラム(エラープログラム)はディス
クドライブ装置に設けてもよいが、光ディスクの特定の
エリアに書き込まれるようにしてもよい、この場合には
、第19図に示すように、光ディスクの挿入(ステップ
101)とともに、この光ディスクからエラープログラ
ムを読み出してディスクドライブ装置内のエラー処理テ
ーブルに格納しく108)、その後は第13図と同様の
処理を行なってエラー処理時(ステップ106)、この
エラープログラムに従って上記の処理を行なうようにす
る。
第20図は本発明によるデータ管理方式およびそのため
の記録媒体の第8の実施例を示す図である。
同図において、いま、ディスクのデータ記録エリアのヘ
ッド走査方向を矢印Xで示すと、このデータ記録エリア
の各セクタは、矢印X方向に順番にアドレス0,1,2
.・・・・・・ rが付されている。
したがって、アドレスOのセクタはデータ記録エリアの
始端となり、アドレスrのセクタは終端となる。ここで
、説明を簡単にするために、1セクタには1つのディレ
クトリデータが書き込まれるものとする。
かかるデータ記録エリアにおいては、ディレクトリデー
タはアドレスOの始端セクタから矢印X方向に順番に記
録され、画像データはアドレスrの終端セクタ側から矢
印X方向とは逆方向の矢印Y方向に順番に記録される。
すなわち、未記録のデータ記録エリアに最初の画像デー
タAを記録する場合、最終セクタをアドレスrの終端セ
クタとする画像データAのデータ長に等しい大きさのエ
リアを設定する。このエリアの最先セクタのアドレスを
t”(=r+1−QA。
但し、QAは画像データAのデータ長)とすると。
画像データAはアドレスt”〜rのエリアにアドレスt
”のセクタから矢印X方向に記録される。
これとともに、この画像データAに対するディレクトリ
データaがアドレス0のセクタに書き込まれる。
次の画像データBを記録する場合には、画像データエリ
アAのエリアの1つ前のアドレス(t+″−1)のセク
タを最終セクタとする画像データBのデータ長に等しい
大きさのエリアを設定する。
このエリアの最先セクタのアドレスをt’  (=t”
−〇 n、但し、Qaは画像データBのデータ長)とす
ると、画像データBはアドレスt′〜(t″1)のエリ
アにアドレスt′のセクタから矢印X方向に記録される
。これとともに、この画像データBに対するディレクト
リデータbがアドレス1のセクタに書き込まれる。
以上のようにして画像データとディレクトリデ−夕とが
順番に記録され、アドレスS〜(S’−1)のエリアに
画像データLが記録され、アドレスPにディレクトリデ
ータが書き込まれたとき、アドレス(P+1)〜(S−
1)のエリアの大きさが1画像データと1デイレクトリ
データとのデータ長の和よりも小さいならば、このデー
タ記録エリアには画像データの記録が禁止される。
このアドレス(P+1)〜(S−1)のエリアは未使用
領域として残るが、1画像データの記録に要するエリア
よりも小さいので、上記従来のデータ記録方式が1画像
データの記録に要する大きさ以上のエリアが未使用領域
として残るのに比べ、未使用領域が大幅に低減され、デ
ータ記録エリアを効率よく使用することができる。
次に、ディスクを光ディスクとして、第21図〜第23
図により、この実施例をより具体的に説明する。
第21図はこの実施例を用いた画像ファイルシステムの
概略構成図であって、第1図に対応する部分には同一符
号をつけている。
同図において、ディスクドライブ装!2はホストコンピ
ュータ1とSC5Iのインターフェースで接続されてお
り、ホストコンピュータ1の指示に従って光ディスク3
でのデータ記録再生を行なう、イメージスキャナ4は記
録を必要とする画像を入力するものであって、入力され
た画像はホストコンピュータ1でディジタルの画像デー
タへの変換などの処理がなされ、ディスクドライブ装置
2に供給されて光ディスク3に記録される。このとき、
この画像データに対するディレクトリデータも光ディス
ク3に記録される。所望画像データを再生する場合には
、そのファイル名をユーザが入力する。これにより、ホ
ストコンピュータ1はディスクドライブ装置2に再生命
令を出力する。
そこで、光ディスク3からはディレクトリデータが読み
出され、そのファイル名と入力されたファイル名とが比
較される0両者が一致すると、そのディレクトリデータ
から画像データのアドレスデータとデータ長のデータに
より、ディスクドライブ装置2は光ディスク3のデータ
再生が命令される。これによって再生された画像データ
は、ホストコンピュータ1でアナログの画像信号への変
換などの処理がなされ、得られた画像信号はデイスプレ
ィ装置5に供給されて画像表示される。
第22図は第21図における光ディスク3のトラックパ
ターンを示す図である。
同図において、光デイスク3上には、スパイラル状のト
ラック31が形成されており、セクタによって区分され
ている。かかる光ディスク3では、ヘッド(図示せず)
の走査方向は内周側から外周側へ向いており、各セクタ
には、走査方向に順次1ずつ増加するアドレスが付され
ている。ここで、セクタのアドレスはトラック1周毎に
異なるトラックナンバーとトラック1周におけるセクタ
の順序を表わすセクタナンバーとからなるが、ここでは
、説明を簡単にするために、セクタのアドレスはヘッド
走査方向に1ずつ増加する1つのアドレスとする。5.
25インチの光ディスクを例にとると、トラック31の
1周当り17セクタが設けられ、そのうちの16セクタ
がデータの記録に用いられて残りの1セクタはエラー処
理に用いられる。また、1セクタは512バイトの容量
を有している。
以下、かかる光ディスクを例として説明する。
光ディスク3のデータ記録エリアは16進数で(000
0)、、〜(FFFF)1@のアドレスが付されている
。アドレス(oooo)、、はこのデータ記録エリアの
内周側端部のセクタ(始端セクタ)であり、アドレス(
FFFF)、、は同じく外周側端部のセクタ(終端セク
タ)である。
ここで、第2図に示したように、512ドツト(画素)
x512ドツトの解像度を有し、1ドツト当り8ビツト
として256階調とする白黒多値画像の画像データを例
にすると、この画像データのデータ長は512ビツト×
512ビツト×8ビツト=262144バイトであって
512セクタ分となり、1つのディレクトリデータは3
2バイトであって、1セクタ分となる。
そこで、光ディスク3が未使用としてこれに上記の画像
データを記録するものとすると、512=(0200)
、、であるから、この画像データが記録されるエリアの
最終セクタをアドレス(FFFF)1gの終端セクタと
し、最先セクタは。
(FFFF)、、+(0001)、、−(0200)1
!=(FEOO)xi となる。すなわち、この画像データはアドレス(F E
 OO) msのセクタから外周方向に向かってアドレ
ス(FFFF)、sの終端セクタまで記録される。これ
とともに、この画像データに対するディレクトリデータ
がアドレス(0000)1.の始端セクタに書き込まれ
る。かかる記録動作は、ホストコンピュータ1(第21
図)の指示のもとに行なわれる。
次に、同じデータ長の他の画像データを記録する場合に
は、この画像データに対して最終セクタを。
(FEOO)、、−(0001) 1.=(FDFF)
、。
のアドレスのセクタとしてデータ長が512セクタ分と
するエリアが設定される。このエリアの最先セクタは、 (FEOO)1G−(0200)xs=(FCOO)z
aのアドレスのセクタである。したがって、この画像デ
ータは、アドレス(FCOO)、、のセクタから外周方
向に向かってアドレス(FDFF)□、のセクタまで記
録される。これとともに、この画像データに対するディ
レクトリデータがアドレス(0002)1.のセクタに
記録される。
なお、第22図に示すアドレス(FEOO)、。
は、アドレス(FFFF)usに対して正確な位置では
ないが1便宜上位置づけされているにすぎない。
この具体例の場合、記録される画像データのデータ長が
全て等しいとすると、データ記録エリアのセクタ数は1
6’であるから、1651513=2043 (余り5
11)となり、511セクタが未使用となる。
また、この具体例では、1セクタに1つのディレクトリ
データを書き込むようにしたが、複数の画像データを続
けて記録する場合には、これら画像データに対するディ
レクトリデータをまとめて同一セクタに書き込むように
してもよい、上記の例では、ディレクトリデータは32
バイトで1セクタが512バイトであるから、512/
32=16個のディレクトリデータを1つのセクタに書
き込むことができる。
なお、この第8の実施例における数値は一例を示すもの
であり、本発明はこれに限定されるものではない。
また、ディスクとしては、磁気ディスクや光磁気ディス
クなどであってもよいし、情報データとしても1画像デ
ータ以外のものであってもよい。
[発明の効果] (1)本発明のデータ管理方式によれば、記録媒体に記
録されているデータのスクランブル処理方法に適合した
入力パラメータに対してのみ、該記録媒体からの所望デ
ータの読み出しおよび画像表示が可能となり、従来不可
能であった記録媒体上の記録データの秘密保持が実現可
能となる。
(2)本発明のデータ管理方式によれば、記録媒体に記
録されているデータのスクランブル処理方法に適合した
スクランブルプログラムを指定したときのみ、該記録媒
体からの所望データの再生および画像表示が可能となり
、従来不可能であった記録媒体上の記録データの秘密保
持が実現可能となる。
(3)本発明によるデータ管理方式によれば、記録媒体
に記録されているスクランブルプログラムを用いてのみ
該記録媒体からデータが正しく得られるので、該記録媒
体から該スクランブルプログラムを読出し可能なユーザ
のみ、該記録媒体の実質的な使用が可能となり、該記録
媒体の記録データの秘密保持が実現できる。
(4)本発明による記録媒体によれば、該記録媒体での
スクランブルプログラムの記録位置を、該記録媒体を所
有するユーザによって任意に決定させることができ、他
人による該スクランブルプログラムの読み出しをほとん
ど不可能とすることができる。
(5)本発明によるデータ管理方式によれば、記録媒体
にユーザ固有情報を登録したユーザのみが該記録媒体の
データ再生が可能となり、データの秘密保護が確実に達
成できる。
また1本発明によるデータ管理方式によれば、記録媒体
の正統なユーザ以外のユーザによる使用の痕跡を確実に
残すことができ、記録データの信頼性が大幅に向上する
(6)本発明によるデータ管理方式およびそのための記
録媒体によれば、ディスク上のデータ記録エリアでの未
使用領域は大幅に低減され、その利用効率が大幅に向上
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるデータ管理方式の第1の実施例を
示すブロック図、第2図は画像データの構成を示す図、
第3図はスクランブルパラメータの一例を示す図、第4
図は第1図に示した実施例のスクランブル、逆スクラン
ブル処理の一具体例を示す図、第5図は本発明によるデ
ータ管理方式の第2の実施例を示すブロック図、第6図
〜第8図は夫々第5図に示した実施例のスクランブル。 逆スクランブルに処理の具体例を示す図、第9図は本発
明によるデータ管理方式の第3の実施例を示すブロック
図、第10図は本発明によるデータ管理方式の第4の実
施例を示すブロック図、第11図は本発明による記録媒
体のデータエリアを示す模式図、第12図は本発明によ
るデータ管理方式の第5の実施例を示すブロック図、第
13図はその動作を示すフローチャート、第14図は本
発明によるデータ管理方式の第6の実施例でのデータ再
生不能とする機能を説明するための図、第15図はデー
タ再生不能とされた記録媒体からのデータ再生可能手段
の一具体例を示す図、第16図〜第18図は本発明によ
るデータ管理方式の第7の実施例でのデータ判別不能と
するためのデータ変調方法を示す図、第19図はその動
作を示すフローチャート、第20図は本発明によるデー
タ管理方式の第8の実施例およびそのための記録媒体を
示す図、第21図は本発明によるデータ管理方式を用い
た画像ファイルシステムの概略構成図、第22図は第2
1図におけるディスク状記録媒体のトラックパターンの
一具体例を示す図、第23図は従来のデータ管理方式の
一例を示す図である。 1.1′・・・・・・ホストコンピュータ、11・・・
・・・スクランブルテーブル、12・・・・・・スクラ
ンブルメモリ、111・・・・・・パラメータバッファ
、2・・・・・・ディスクドライブ装置、21,22・
・・・・・画像バッファ、3.3′・・・・・・光ディ
スク、4・・・・・・イメージスキャナ、5・・・・・
・デイスプレィ装置。 第1図 第2図 第3図 第4図 aiIgか (7=3.5.7 ) (D3) (D2) (D+) (Do) (D7) 
(Ds) (D5) ([)4)第5図 第7図 0(=酊(L =3.5.7 ) 第12図 第10図 2う1スフドライブ考W 3光気スフ 第11図 第13図 第19図 第16図 第17図 第18図 1トーchΩi−Hコ\ (FEOO)、6 第22図 第23図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)記録媒体に記録されているデータの管理方式にお
    いて、入力された記録スクランブルパラメータをパラメ
    ータバッファに設定し、入力されたデータを設定された
    該記録スクランブルパラメータに応じたスクランブル処
    理をして該記録媒体に記録し、入力された再生スクラン
    ブルパラメータを該パラメータバッファに設定し、記録
    媒体から再生される該データを設定された該再生スクラ
    ンブルパラメータに応じた逆スクランブル処理をして元
    のデータを復元するようにしたことを特徴とするデータ
    管理方式。 (2)請求項(1)において、前記記録スクランブルパ
    ラメータ、前記再生スクランブルパラメータは、前記記
    録媒体の所有者個人の特徴を表わすデータであることを
    特徴とするデータ管理方式。 (3)請求項(1)または(2)において、前記記録ス
    クランブルパラメータと前記再生スクランブルパラメー
    タとは同一であることを特徴とするデータ管理方式。 (4)記録媒体に記録されているデータの管理方式にお
    いて、複数個のスクランブルプログラムをメモリに格納
    し、該記録媒体には該スクランブルプログラムのいずれ
    か1つに従つて該データがスクランブル処理されて記録
    されており、該記録媒体から再生される該データが記録
    時に用いた該スクランブルプログラムでのみ元のデータ
    に逆スクランブル処理されることを特徴とするデータ管
    理方式。 (5)記録媒体に記録されているデータの管理方式にお
    いて、該記録媒体には、複数個のスクランブルプログラ
    ムと該スクランブルプログラムのいずれか1つに従つて
    スクランブル処理された該データとが記録されており、
    該記録媒体から記録時に用いた該スクランブルプログラ
    ムを読み出し、該読み出されたスクランブルプログラム
    に従つてのみ該記録媒体から再生される該データが元の
    データに逆スクランブル処理されることを特徴とするデ
    ータ管理方式。 (6)請求項(4)または(5)において、前記スクラ
    ンブルプログラム毎に暗証番号が付されており、前記ス
    クランブルプログラムのいずれか1つの指定は該暗証番
    号によることを特徴とするデータ管理方式。 (7)記録媒体に記録されているデータの管理方式にお
    いて、スクランブルテーブルを備えたデータ処理装置を
    有し、該記録媒体にはスクランブル処理されたデータと
    1つのスクランブルプログラムが記録されており、該記
    録媒体から所望データを再生するに際し、該記録媒体か
    ら該スクランブルプログラムを読み出して該スクランブ
    ルテーブルに格納し、該記録媒体から再生される該所望
    データを該スクランブルテーブルで該スクランブルプロ
    グラムに従つて元のデータに逆スクランブル処理するこ
    とを特徴とするデータ管理方式。(8)請求項(7)に
    おいて、前記スクランブルプログラムは外部から入力さ
    れて前記記録媒体に記録されることを特徴とするデータ
    管理方式。 (9)請求項(7)または(8)において、前記記録媒
    体から前記スクランブルプログラムを読み出して前記ス
    クランブルテーブルに格納し、外部から入力される所望
    データを前記スクランブルテーブルで該スクランブルプ
    ログラムに従つてスクランブル処理して前記記録媒体に
    記録することを特徴とするデータ管理方式。 (10)ユーザが所望データを任意に記録再生すること
    ができるユーザデータエリアを備えた記録媒体において
    、該ユーザデータエリアに記録されているデータはスク
    ランブル処理されており、かつ該データを逆スクランブ
    ル処理して元のデータに復元するためのスクランブルプ
    ログラムが該ユーザデータエリアのユーザが指定する任
    意の場所に記録されてなることを特徴とする請求項(7
    )、(8)、(9)のデータ管理方式のための記録媒体
    。 (11)光記録媒体に記録されているデータの秘密保護
    方式において、該光記録媒体に特定のフォーマットで該
    データが記録されているとともに、少なくとも1つの情
    報参照エリアが設けられて該情報参照エリアに該光記録
    媒体を使用するユーザ固有の情報が記録されており、該
    特定のフォーマットについてデータ再生を行なうシステ
    ムに外部から入力される比較情報と該光記録媒体から読
    み出された該ユーザ固有の情報とを比較し、両者が一致
    したときのみ該システムは該光記録媒体から該データの
    再生を可能としたことを特徴とするデータ管理方式。 (12)請求項(11)において、前記比較情報と前記
    ユーザ固有の情報との比較処理手段を前記光記録媒体の
    ドライブ装置に設けたことを特徴とするデータ管理方式
    。 (13)請求項(11)または(12)において、前記
    ユーザ固有の情報は、筆跡、指紋、印章、声紋、顔写真
    、眼底模様などの情報の少なくとも1つであることを特
    徴とするデータ管理方式。 (14)請求項(11)、(12)または(13)にお
    いて、前記光記録媒体は秘密保護を必要とするユーザデ
    ータが記録されたユーザデータエリアと該ユーザデータ
    夫々に対するディレクトリデータが記録されたディレク
    トリデータエリアとを有し、前記ユーザ固有の情報と前
    記比較情報とが不一致のときに該ディレクトリデータエ
    リアに記録されている該ディレクトリデータの再生を不
    能とすることを特徴とするデータ管理方式。 (15)請求項(14)において、前記ディレクトリデ
    ータエリアに記録されているアドレスデータを所定個数
    おきに破壊して前記ディレクトリデータの再生を不能と
    することを特徴とするデータ管理方式。 (16)請求項(15)において、破壊されないアドレ
    スデータからのアドレス部検出回数により、破壊された
    前記アドレスデータの検出を可能としたことを特徴とす
    るデータ管理方式。 (17)請求項(11)、(12)または(13)にお
    いて、前記光記録媒体は秘密保護を必要とするユーザデ
    ータが記録されたユーザデータエリアと該ユーザデータ
    夫々に対するディレクトリデータが記録されたディレク
    トリデータエリアとを有し、前記ユーザ固有の情報と前
    記比較情報とが不一致のときに該ディレクトリデータエ
    リアに記録されている該ディレクトリデータを判読不能
    とすることを特徴とするデータ管理方式。 (18)請求項(17)において、前記ディレクトリデ
    ータに所定パターン情報を重ね書きして前記ディレクト
    リデータを変調し、前記ディレクトリデータを判読不能
    とすることを特徴とするデータ管理方式。 (19)請求項(18)において、前記変調されたディ
    レクトリデータは所定の復調コードで復調可能とするこ
    とを特徴とするデータ管理方式。 (20)請求項(17)において、前記ディレクトリデ
    ータを判読不能とするためのプログラムを前記光記録媒
    体の特定エリアに記録したことを特徴とするデータ管理
    方式。 (21)ディスク状記録媒体に多数の情報データと該情
    報データ毎のディレクトリデータとを記録する方式にお
    いて、該ディスク状記録媒体におけるデータ記録エリア
    のヘッド走査方向始端側から順番に各ディレクトリデー
    タを記録し、かつ同じく終端側から順番に各情報データ
    を記録することを特徴とするデータ管理方式。 (22)情報データとディレクトリデータとが記録され
    たディスク状記録媒体において、該ディレクトリデータ
    がデータ記録エリアのヘッド走査方向始端側から、かつ
    該情報データが該データ記録エリアの同じく終端側から
    夫々詰めて記録されてなることを特徴とする請求項(2
    1)のデータ管理方式のための記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6289102B1 (en) * 1995-10-09 2001-09-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus and method for preventing unauthorized use of information recorded on an information recording medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6289102B1 (en) * 1995-10-09 2001-09-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus and method for preventing unauthorized use of information recorded on an information recording medium

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