JPH03137259A - 耐熱性不織布の製造方法 - Google Patents
耐熱性不織布の製造方法Info
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- JPH03137259A JPH03137259A JP1273752A JP27375289A JPH03137259A JP H03137259 A JPH03137259 A JP H03137259A JP 1273752 A JP1273752 A JP 1273752A JP 27375289 A JP27375289 A JP 27375289A JP H03137259 A JPH03137259 A JP H03137259A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、ポリフェニレンサルファイド〈以下rpps
jという)繊維を融着成分とした耐熱性不織布の製造方
法に関し、本発明により得られた不織布は高い耐熱性の
必要とされる耐熱性電気絶縁シート、耐熱性の必要なフ
ィルター、更には耐熱性、難燃性の必要な断熱材や保温
材など広い用途に使用される。
jという)繊維を融着成分とした耐熱性不織布の製造方
法に関し、本発明により得られた不織布は高い耐熱性の
必要とされる耐熱性電気絶縁シート、耐熱性の必要なフ
ィルター、更には耐熱性、難燃性の必要な断熱材や保温
材など広い用途に使用される。
[従来の技術]
耐熱性不織布としては、全芳香族ポリアミド短繊維と全
芳香族ポリアミド系パルプとを水中に分散させた後、抄
造した湿式不織布、特公昭59−1818号公報で示さ
れる未延伸の全芳香族ポリアミド繊維を融着成分として
熱圧着する耐熱性不織布などがある。
芳香族ポリアミド系パルプとを水中に分散させた後、抄
造した湿式不織布、特公昭59−1818号公報で示さ
れる未延伸の全芳香族ポリアミド繊維を融着成分として
熱圧着する耐熱性不織布などがある。
一方、ppsに関しては特公昭58−31112号公報
で示される繊維化が知られ、耐熱性フェルトや、特開昭
57−16954号公報記載のスパンボンド不織布、あ
るいは未延伸ポリフェニレンサルファイド繊維を融着成
分として低温(183〜257°C)かつ高線圧(30
〜270 Kg/am)でプレスする方法が特開昭61
−289162号公報に示されている。
で示される繊維化が知られ、耐熱性フェルトや、特開昭
57−16954号公報記載のスパンボンド不織布、あ
るいは未延伸ポリフェニレンサルファイド繊維を融着成
分として低温(183〜257°C)かつ高線圧(30
〜270 Kg/am)でプレスする方法が特開昭61
−289162号公報に示されている。
PPS繊維を利用した耐熱性不織布としては、短繊維ウ
ェッブをニードルパンチにより機械的に交絡したフェル
トが知られているけれども、熱融着結合点がないなめに
、高温で長時間負荷がかかる場合などの形態保持性が充
分ではない。またスパンボンド法による不織布の繊維間
結合は短繊維によるニードリングフェルトと同様に機械
的結合であるなめに不織布の形態保持性は、やはり充分
ではない。熱融着結合点を付与するために不織布を熱圧
着すると全体がフィルム化し、通気性や柔軟性が大きく
低下する。
ェッブをニードルパンチにより機械的に交絡したフェル
トが知られているけれども、熱融着結合点がないなめに
、高温で長時間負荷がかかる場合などの形態保持性が充
分ではない。またスパンボンド法による不織布の繊維間
結合は短繊維によるニードリングフェルトと同様に機械
的結合であるなめに不織布の形態保持性は、やはり充分
ではない。熱融着結合点を付与するために不織布を熱圧
着すると全体がフィルム化し、通気性や柔軟性が大きく
低下する。
また、未延伸PPS繊維を利用して耐熱性繊維と組合せ
た不織布を低温・高圧で熱圧着することも考えられるが
、この場合は非常に大きな圧力を必要とするので機械的
制約があり、得られた不織布の通気性や柔軟性も大きく
低下するという欠点がある。
た不織布を低温・高圧で熱圧着することも考えられるが
、この場合は非常に大きな圧力を必要とするので機械的
制約があり、得られた不織布の通気性や柔軟性も大きく
低下するという欠点がある。
そこで本発明者らは延伸pps繊維と耐熱性繊維とから
なる不織布から優れた通気性および柔軟性を有する耐熱
性不織布を得る条件について種々検討した結果、本発明
に到達したものである。
なる不織布から優れた通気性および柔軟性を有する耐熱
性不織布を得る条件について種々検討した結果、本発明
に到達したものである。
[発明の構成]
すなわち本発明は、耐熱性繊維と250℃での収縮率が
15%以下、切断強度が4.5g/d以上のポリフェニ
レンサルファイド繊維とを重量比で97:3〜20 :
80の割合で混綿してウェッブを形成し、245〜3
45℃で加圧熱処理を行うことを特徴とする耐熱性不織
布の製造方法であり、特別な設備を必要とぜす、しかも
極めて強固に融着結合し、かつ通気性や柔軟性が大きく
耐熱性に優れた不織布の生産を可能にするものである。
15%以下、切断強度が4.5g/d以上のポリフェニ
レンサルファイド繊維とを重量比で97:3〜20 :
80の割合で混綿してウェッブを形成し、245〜3
45℃で加圧熱処理を行うことを特徴とする耐熱性不織
布の製造方法であり、特別な設備を必要とぜす、しかも
極めて強固に融着結合し、かつ通気性や柔軟性が大きく
耐熱性に優れた不織布の生産を可能にするものである。
本発明に利用される耐熱性繊維としては、耐熱性のある
樹脂から得られた繊維であればいがなるものでもよい、
例えば全芳香族ポリアミド、ポリエーテルエーテルケト
ン、全芳香族ポリエステル、フェノール系等の繊維及び
ガラスやセラミックス、金属などの繊維などが考えちれ
る。しかし、コストや量産化を考えた場合、全芳香族ポ
リアミド繊維を利用することが最適である。ここでいう
全芳香族ポリアミド繊維とは、ポリ−m−フェニレンイ
ソフタルアミド繊維及びその変成品、ポリーpフェニレ
ンテレフタルアミド繊維及びその変成品などである。
樹脂から得られた繊維であればいがなるものでもよい、
例えば全芳香族ポリアミド、ポリエーテルエーテルケト
ン、全芳香族ポリエステル、フェノール系等の繊維及び
ガラスやセラミックス、金属などの繊維などが考えちれ
る。しかし、コストや量産化を考えた場合、全芳香族ポ
リアミド繊維を利用することが最適である。ここでいう
全芳香族ポリアミド繊維とは、ポリ−m−フェニレンイ
ソフタルアミド繊維及びその変成品、ポリーpフェニレ
ンテレフタルアミド繊維及びその変成品などである。
次に、本発明に利用されるPPS繊維の素材であるポリ
−p−フェニレンサルファイド樹脂は、ASTMの−1
238(IIりの方法で測定したMelt FlowR
ajio(MFR)が280g/10分以下であること
が好ましい。280g/10分を越えると溶融紡糸の糸
切れが多発し繊維形成が困難となる。また、熱圧着によ
り充分に強固な結合点を作り不織布の強度及び形態を保
持するなめには高温でのPPSの粘度が低く耐熱性繊維
に良くぬれることが必要であり、そのなめにはMFRが
70 g/10分以上であることが好ましい。70 g
/10分未満になるとぬれが悪く不織布の強度が低く形
態の保持が悪くなる。より好よしくはMFRはI50〜
250g/10分である。
−p−フェニレンサルファイド樹脂は、ASTMの−1
238(IIりの方法で測定したMelt FlowR
ajio(MFR)が280g/10分以下であること
が好ましい。280g/10分を越えると溶融紡糸の糸
切れが多発し繊維形成が困難となる。また、熱圧着によ
り充分に強固な結合点を作り不織布の強度及び形態を保
持するなめには高温でのPPSの粘度が低く耐熱性繊維
に良くぬれることが必要であり、そのなめにはMFRが
70 g/10分以上であることが好ましい。70 g
/10分未満になるとぬれが悪く不織布の強度が低く形
態の保持が悪くなる。より好よしくはMFRはI50〜
250g/10分である。
P l) S繊維は250’Cでの収縮率(以下S25
゜という)が15%以下、切断強度が4.5g/d以上
であることが必要である。S 250が15%を越える
と繊維間結合が発生ずる前に繊維自体が急激に収縮する
なめに接着点の数が減少し、不織布の強力が実用的で無
くなる。切断強度が4.5g/d未満では、接着後の強
度が低く、またカーデイングの際、カード通過性が低い
ので生産性が低下する。
゜という)が15%以下、切断強度が4.5g/d以上
であることが必要である。S 250が15%を越える
と繊維間結合が発生ずる前に繊維自体が急激に収縮する
なめに接着点の数が減少し、不織布の強力が実用的で無
くなる。切断強度が4.5g/d未満では、接着後の強
度が低く、またカーデイングの際、カード通過性が低い
ので生産性が低下する。
耐熱性繊維及びポリフェニレンサルファイド繊維の単糸
繊度は0,5〜50デニール、繊維長は30〜200m
m 、捲縮数は6〜18ケ/インチが好ましく、さらに
ポリフェニレンサルファイド繊維の単糸繊度は、結合点
の頻度や大きさからみて1〜12デニールが好ましい。
繊度は0,5〜50デニール、繊維長は30〜200m
m 、捲縮数は6〜18ケ/インチが好ましく、さらに
ポリフェニレンサルファイド繊維の単糸繊度は、結合点
の頻度や大きさからみて1〜12デニールが好ましい。
不織布の強度及び形態を保持するためにP P S繊維
の配合量は3%以上にする必要があり、さらに好ましく
は5%以上である。3%未満では結合力が十分でなく、
実用に耐えない。また不織布に良好な通気性と柔軟性を
付与するなめに、P T−’ S繊維の配合比は80%
以下が必要である。さらに好ましくは70%以下である
。80%を越えると通気性が非常に低く柔軟性の乏しい
不織布になってしまうので好ましくない。
の配合量は3%以上にする必要があり、さらに好ましく
は5%以上である。3%未満では結合力が十分でなく、
実用に耐えない。また不織布に良好な通気性と柔軟性を
付与するなめに、P T−’ S繊維の配合比は80%
以下が必要である。さらに好ましくは70%以下である
。80%を越えると通気性が非常に低く柔軟性の乏しい
不織布になってしまうので好ましくない。
低い圧力による熱圧着により強固な結合点を作り不織布
の強度、形態を形成せしめるには、PPSの粘度を下げ
耐熱性繊維にぬれやすくすることが必要であるが、その
ためには熱圧着の際の温度は245℃以上が必要であり
、さらに好ましくは260℃以上である。245℃未満
では結合点が弱く不織布の強度が低く実用に耐えない。
の強度、形態を形成せしめるには、PPSの粘度を下げ
耐熱性繊維にぬれやすくすることが必要であるが、その
ためには熱圧着の際の温度は245℃以上が必要であり
、さらに好ましくは260℃以上である。245℃未満
では結合点が弱く不織布の強度が低く実用に耐えない。
また熱圧着により得られた不織布の通気性、柔軟性を確
保し、かつフィルム状とならないなめには、345℃以
下、さらに好ましくは340℃以下にする必要がある。
保し、かつフィルム状とならないなめには、345℃以
下、さらに好ましくは340℃以下にする必要がある。
この温度を越えると不織布はフィルム状になってしまい
不織布の通気性、柔軟性を確保できない。
不織布の通気性、柔軟性を確保できない。
またかかる不織布では耐熱絶縁ワニスの含浸性は悪い。
熱圧着する際の圧力は、線圧力で5〜100 Kg/c
mが好ましく、更に好ましくは10〜60Kg/cmで
ある。この範囲外では、結合力が高く、かつ柔軟性を有
する実用的な耐熱性不織布を得ることができない。
mが好ましく、更に好ましくは10〜60Kg/cmで
ある。この範囲外では、結合力が高く、かつ柔軟性を有
する実用的な耐熱性不織布を得ることができない。
不織布の製造方法は通常のカーデイング法やエアーレイ
法などを用いてウェッブ化することができる。また熱圧
着は汎用されている熱プレス機、ヒートロールカレンダ
ーなどにより行うことができる。
法などを用いてウェッブ化することができる。また熱圧
着は汎用されている熱プレス機、ヒートロールカレンダ
ーなどにより行うことができる。
[発明の効果]
本発明は下記の効果を有する。
1)一般に耐熱性繊維と延伸PPS繊維とを混綿して熱
圧処理したのでは、通気性、柔軟性を兼備した実用的耐
熱性不織布を製)、1することは困難であるが、本発明
においては、特定のPPS繊維を特定割合で耐熱性繊維
と混綿し、特定温度で熱圧処理を施すことにより、これ
を可能にしたものである。
圧処理したのでは、通気性、柔軟性を兼備した実用的耐
熱性不織布を製)、1することは困難であるが、本発明
においては、特定のPPS繊維を特定割合で耐熱性繊維
と混綿し、特定温度で熱圧処理を施すことにより、これ
を可能にしたものである。
[実施例]
次に、実施例により本発明を具体的に説明する。
なお、実施例における評価事項はそれぞれ下記の方法に
従って評価した。
従って評価した。
通気度
フラジール型通気度試験機を用いJIS−L−1096
−6−27−1−Aの方法に従って行つな。
−6−27−1−Aの方法に従って行つな。
強度
不織布のタテ方向における2、 5cm巾当りの破断強
力を目付100gr当りに換算しな。
力を目付100gr当りに換算しな。
柔軟性
触感により官能的に硬軟性を判定した。
実施例1
耐熱性繊維として、単糸繊度2デニール、繊維長76n
onの全芳香族ポリアミド繊維(帝人■製、商品名「コ
ーネックス■」)70%とASTMの−1238(E)
の方法で測定しなMFRが100のPPS樹脂から繊維
化された延伸PPS繊維(単糸繊度2デニール、繊維長
76mm、 S 250が12%、破断強度5.7g/
d )30%とを開繊機で混綿し、ローラーカードで配
向した100g/rrfのウェッブを形成しな。次に、
表面温度が300℃の2本の対金属ロールで、50Kg
/cmの線圧で熱圧着して耐熱性不織布を得な。
onの全芳香族ポリアミド繊維(帝人■製、商品名「コ
ーネックス■」)70%とASTMの−1238(E)
の方法で測定しなMFRが100のPPS樹脂から繊維
化された延伸PPS繊維(単糸繊度2デニール、繊維長
76mm、 S 250が12%、破断強度5.7g/
d )30%とを開繊機で混綿し、ローラーカードで配
向した100g/rrfのウェッブを形成しな。次に、
表面温度が300℃の2本の対金属ロールで、50Kg
/cmの線圧で熱圧着して耐熱性不織布を得な。
この不織布の物性を表1.に示ず。この不織布は強度が
高く、通気性があり柔軟で耐熱絶縁ワニスの含浸性もよ
く、優れた電気絶縁基材であった。
高く、通気性があり柔軟で耐熱絶縁ワニスの含浸性もよ
く、優れた電気絶縁基材であった。
実施例2
実施例1で用いた耐熱性繊維と、MFRが200g/1
0分のポリマーから得られた単糸繊度2デニール、繊維
長76mm、 32501.4%、破断強度4.6g/
dのP P S繊維とを用いて実施例1と同様に熱圧着
を行い、更に同条件にて熱圧着を2回行い耐熱性不織布
を得た。得られた不織布の物性を表1に示すが、実施例
1と同様に通気性、柔軟性が確保され、強度的にも強い
シートが得られた。まなこのシートの耐熱絶縁ワニスの
含浸性も良好であった。
0分のポリマーから得られた単糸繊度2デニール、繊維
長76mm、 32501.4%、破断強度4.6g/
dのP P S繊維とを用いて実施例1と同様に熱圧着
を行い、更に同条件にて熱圧着を2回行い耐熱性不織布
を得た。得られた不織布の物性を表1に示すが、実施例
1と同様に通気性、柔軟性が確保され、強度的にも強い
シートが得られた。まなこのシートの耐熱絶縁ワニスの
含浸性も良好であった。
方、このシートのアレニウス式による耐熱引張強度劣化
試験の結果、国際電気技術委員会の定めるH種に適合す
るものであった。
試験の結果、国際電気技術委員会の定めるH種に適合す
るものであった。
実施例3
単糸繊度7デニール、繊維長76mm、 S 25o1
5%、破断強度4.5g/dのPPS繊維を用いる以外
は実施例2と同様にして耐熱性シートを製作しな。その
結果、通気性がやや低く硬さも硬目のシートとなったが
、前述のワニスの含浸性も問題なく、取扱性も支障がな
く実用的であった。
5%、破断強度4.5g/dのPPS繊維を用いる以外
は実施例2と同様にして耐熱性シートを製作しな。その
結果、通気性がやや低く硬さも硬目のシートとなったが
、前述のワニスの含浸性も問題なく、取扱性も支障がな
く実用的であった。
比較例1
温度240℃、圧力150 Kg/cmとプレス条件を
変更した以外は実施例1と同様に実施した。
変更した以外は実施例1と同様に実施した。
0
得られた不織布は見掛は上ある程度強力のあるシートが
得られたが、破断伸度が比較的低く、もみにより毛羽立
ちしやすい不織布であり、保型性の悪いものであった。
得られたが、破断伸度が比較的低く、もみにより毛羽立
ちしやすい不織布であり、保型性の悪いものであった。
実施例4〜6
実施例4,5では実施例1と同じ繊維を配合比を変えて
用い、実施例2と同様の熱圧処理を行い、耐熱性不織布
を得な。得られた不織布は強度が高く、通気性も十分あ
り取扱性、ワニス含浸性も良好であった。
用い、実施例2と同様の熱圧処理を行い、耐熱性不織布
を得な。得られた不織布は強度が高く、通気性も十分あ
り取扱性、ワニス含浸性も良好であった。
実施例6では耐熱性繊維として2デニールのポリパラフ
ェニレンテレフタルアミド繊維を用いた以外は実施例1
と同様に行った。得られた耐熱性不織布の物性およびワ
ニス含浸性は問題なく、耐熱引張強度劣化テストも良好
であった。
ェニレンテレフタルアミド繊維を用いた以外は実施例1
と同様に行った。得られた耐熱性不織布の物性およびワ
ニス含浸性は問題なく、耐熱引張強度劣化テストも良好
であった。
比較例2〜8
比較例として表1に示ず条件で耐71、−性不織布を得
た。しかし得られた不織布は比較例2ではプレ1 ; ス温度が高温のためか、フィルム化が起こり、通気性が
低くワニス含浸性が悪く、シートの柔軟性が乏しく取扱
性も不良であった。
た。しかし得られた不織布は比較例2ではプレ1 ; ス温度が高温のためか、フィルム化が起こり、通気性が
低くワニス含浸性が悪く、シートの柔軟性が乏しく取扱
性も不良であった。
一方比較例3ではMFR50g/10分のppsを使っ
て実施したが、強力の低いものしか得られなかった。
て実施したが、強力の低いものしか得られなかった。
一方、M F R290g/10分のPPSについて繊
維化を試みたが、うまく繊維状にならなかった。
維化を試みたが、うまく繊維状にならなかった。
比較例5.6では実施例3と同様の繊維の組合せにより
配合比を変えてテストを行ったが、PPS繊維の混合量
が少ないと強度が低く、PPS繊維の混合量が多い場合
にはフィルム化が著しく問題の多いものであった。
配合比を変えてテストを行ったが、PPS繊維の混合量
が少ないと強度が低く、PPS繊維の混合量が多い場合
にはフィルム化が著しく問題の多いものであった。
比較例7では延伸PPS繊維と未延伸P P S繊維と
の混合繊維を使用したが、フィルム化が更に著しく実用
的でなかった。
の混合繊維を使用したが、フィルム化が更に著しく実用
的でなかった。
比較例8では、PPS繊維として未延伸PPS繊維を用
い、プレス条件を低温高圧としたが強度が低く問題があ
った。
い、プレス条件を低温高圧としたが強度が低く問題があ
った。
比較例9ではPPS繊維として延伸条件を変え]ま
た繊維を用い、実施例1と同じプレス条件としたが強度
が低く問題があった。
が低く問題があった。
] 3
Claims (2)
- (1)耐熱性繊維と250℃での収縮率が15%以下、
切断強度が4.5g/d以上のポリフェニレンサルファ
イド繊維とを重量比で97:3〜20:80の割合で混
綿してウェッブを形成し、245〜345℃で加圧熱処
理を行うことを特徴とする耐熱性不織布の製造方法。 - (2)耐熱性繊維が全芳香族ポリアミド繊維である請求
項(1)に記載の耐熱性不織布の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1273752A JPH03137259A (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | 耐熱性不織布の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1273752A JPH03137259A (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | 耐熱性不織布の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03137259A true JPH03137259A (ja) | 1991-06-11 |
Family
ID=17532084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1273752A Pending JPH03137259A (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | 耐熱性不織布の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03137259A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06248546A (ja) * | 1993-02-24 | 1994-09-06 | Kuraray Co Ltd | 耐薬品性、寸法安定性および強度にすぐれた不織布 |
WO2010075024A1 (en) * | 2008-12-15 | 2010-07-01 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Non-woven sheet containing fibers with sheath/core construction |
-
1989
- 1989-10-23 JP JP1273752A patent/JPH03137259A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06248546A (ja) * | 1993-02-24 | 1994-09-06 | Kuraray Co Ltd | 耐薬品性、寸法安定性および強度にすぐれた不織布 |
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CN102245823A (zh) * | 2008-12-15 | 2011-11-16 | 纳幕尔杜邦公司 | 包含具有皮/芯型构造的纤维的非织造片材 |
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