JPH031341Y2 - - Google Patents

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JPH031341Y2
JPH031341Y2 JP14589185U JP14589185U JPH031341Y2 JP H031341 Y2 JPH031341 Y2 JP H031341Y2 JP 14589185 U JP14589185 U JP 14589185U JP 14589185 U JP14589185 U JP 14589185U JP H031341 Y2 JPH031341 Y2 JP H031341Y2
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width
shelf
double
synthetic resin
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、主にスーパー等の大型店舗などに
おいて、そのバツクヤードからトレーに載せた肉
や刺身などのパツク商品を商品陳列棚まで大量に
効率良く手押し運搬することに使用されるトレー
運搬車に係り、さらにいえば合成樹脂製のパイプ
と継手によつて組立てられ、トレー載置棚の幅寸
がトレーを平行に2個並べて載置できるダブル幅
に構成されたトレー運搬車に関する。
(従来の技術) 従来、自在キヤスター付きで、上下方向に多数
段の略水平なトレー載置棚を有する構成のトレー
運搬車は種々公知である。
もつとも、従来のトレー運搬車は、例えば実公
昭54−17945号及び実公昭58−5659号公報あるい
は意匠登録第494285号公報にそれぞれ記載されて
いるとおり、全て金属製であり、かつ平面的に見
てトレー載置棚の四隅に1本ずつ合計4本の支柱
を配置した構成であり、トレー載置棚上には丁度
1個のトレーが載る大きさとされていた。
(考案が解決しようとする問題点) 最近、トレー運搬車については、店内作業の
効率化、能率化のため積載量の大幅増が要望さ
れるようになつた。その対応策としては、第一
にトレー載置棚の段数を増やすことが検討され
た。しかし、使用者の背丈がまちまちである以
上、ある平均高さ以上にしてはかえつてトレー
の出し入れ作業に困難をきたして能率が悪くな
る。
そこで第二案として、トレー載置棚の幅寸を
ばトレーを平行に2個並べて載置できるダブル
幅とすることが検討されるに至つた。
しかし、従来の上記したようなトレー運搬車
の場合、その基本構成が、平面的に見てトレー
載置棚の四隅位置に1本ずつ合計4本の支柱を
立設した構成であるため、これを単純にダブル
幅に拡大したときは、当然、支柱下端の自在キ
ヤスター間の車輪幅も2倍になつてしまう。
ところが、店舗内の商品陳列棚間の通路は必
要最小限度の幅で形成され、その通路上には、
往々にしてその片側又は両側に商品陳列棚の敷
板や商品、商品包装用箱あるいは買物篭などが
点在していることが多い。よつて前記の如く自
在キヤスターの車輪幅が単純に2倍になつたの
では、前記の如き物がトレー運搬車の通行に障
害となるので使用が甚だ困難になる。あるいは
狭い通路内ではトレー運搬車の通行を大きく避
けねばならず、その際上半身でだけ軽く避けた
買物客の足を轢いてしまうようなトラブルが発
生する可能性がある。
従来の金属製トレー運搬車の製作は、溶接組
立によるのが普通である。しかし、発錆の問題
があるで、溶接組立ての後に塗装、仕上げ工程
を行うほかなく、工数がかかつて高価なものと
なつた。その上、アルミ製のトレーを載せる
と、走行中の振動等でガタガタと騒音が激しい
という問題点もあつた。
(問題点を解決するための手段) 上記従来技術の問題点を解決するための手段と
して、この考案のダブル幅トレー運搬車は、図面
に実施例を示しているとおり、 自在キヤスター付きで、多数段の略水平なトレ
ー載置棚を有するトレー運搬車において、 (イ) まず下端に自在キヤスター1を取り付けた4
本の支柱2…は、平面的に見て長辺がトレー3
の長さに相当する仮想長方形の四隅相当位置に
垂直に立設した。
(ロ) 前記4本の支柱2…に沿つてその上下方向
に、平面形状が略矩形でトレー3を平行に2個
並べて載置できるダブル幅のトレー載置棚4…
を所要段数取り付けた。
(ハ) そして、前記4本の支柱2…は、前記トレー
載置棚4…の平面形状における両外側から一定
寸法だけ内寄りに位置せしめた。
(ニ) 前記トレー載置棚4における両外側の長手方
向枠材4aび中仕切り用として中央側に設けた
長手方向枠材4cにトレー係止部材5…を取り
付けた。
(ホ) かくして、トレー載置棚4上に載せたトレー
3は、前後の支柱2,2及び両側のトレー係止
部材5,5により位置決めして走行時の安定性
が得られるものとした。
なお、支柱2、トレー載置棚4及びトレー係止
部材5は、それぞれ合成樹脂製又は合成樹脂被覆
金属パイプ及び合成樹脂製継手により構成した。
また、支柱2は、トレー載置棚4の平面形状に
おける両外側からそれぞれ約1/4幅程度内寄りの
位置に立設した。
(作用) このダブル幅トレー運搬車の各トレー載置棚4
上には、それぞれトレー3を平行に2個並べて載
置できる。従つて、トレー載置棚4の段数は従前
と同じでも、トレー3の積載数、ひいては商品の
積載量は単純に2倍となり、運搬効率が良い。
トレー記載棚4上に載せた2個のトレー3,3
は、それぞれ長手方向(進行方向)には前後の支
柱2,2で位置決めされ、矩手方向には両側のト
レー係止部材5,5により位置決めされる。よつ
て、走行時の運動慣性や振動でトレー3がずり動
き転落するようなおそれはなく、走行時安定性が
高い。また、トレー載置棚4に対してトレー3を
出し入れする作業の際は、第3図に示しているよ
うにトレー3はまずトレー載置棚4における支柱
2より外側へ突き出た部分へ一旦略半分ぐらい引
き出し又は載せかけることができ、ここで一呼吸
をいれ(又はトレー3から完全に手を離すことも
可能)、しかる後に態勢、気力を整えて再びトレ
ー3を完全に取り出し又はトレー載置枠4上の片
側略半分(トレー1個分)にきちんと完ぺきに載
せる作業ができる。従つて、商品を一杯に載せた
重いトレー3の取扱い作業をすこぶる容易ならし
め、労働の軽減化を図れると共に誤つて落とすよ
うな事故も未然に防止できる。
さらに、自在キヤスター1,1間の車輪幅は、
端的にいえば従来のいわばシングル幅のものと変
りなく、トレー載置棚4のずつと内側寄りに位置
しているので、商品陳列棚間の狭い通路上の片側
又は両側に商品陳列棚の敷板や商品、商品包装用
箱、あるいは買物籠その他の物が点在していて
も、それらが最下段のトレー載置棚4の床上高さ
よりもせいの小さいものであるかぎり、トレー運
搬車の通行には障害とならない。その上、商品陳
列棚間の狭い通路内の通行において、このトレー
運搬車を上半身でだけ軽く避けた買物客の足を思
いがけず轢くとうトラブルのおそれも決してな
い。
このトレー運搬車は、合成樹脂製品であるか
ら、発錆の問題はない。そしてパイプと継手の連
結作業により組立てられるので、ダブル幅製品で
もシンクル幅のものと大差ない工数で製造でき、
塗装、仕上げ工程は無用だから安価に製造できる
のである。
(実施例) 次に、第1図〜第3図に示したこの考案の好適
な実施例について説明する。
図中1は自在キヤスターであり、これは各支柱
パイプ2の下端に取り付けられている。支柱パイ
プ2は、薄肉鋼管(例えばSPCC)の外周にAAS
樹脂(但し、この限りではない)を被覆し鋼管内
面には防錆塗装をした合成樹脂被覆金属パイプ
(又は単に合成樹脂押し出しパイプでも可)であ
り、その外径はφ28、高さ1.250mm位のもであり、
上端部にはキヤツプ14がはめられている。
この支柱パイプ2は、平面的にみて、縦横が
240×740mm位の仮想長方形(これはトレー3の平
面形状の大きさに等しい)の四隅相当位置に各1
本ずつ合計4本垂直に立設されている。そして、
各支柱パイプ2の下端部に取り付けたAAS樹脂
製のT形継手10,10相互間を長手方向に横桁
パイプ11で剛結し、さらに同横桁パイプ11,
11間の中央部につなぎパイプ13を継手12で
剛結し、もつて車台が形成されている。横桁パイ
プ11及びつなぎパイプ13共に前記の樹脂被覆
金属パイプであり、継手12はAAS樹脂製であ
る。
図中4…は前記垂直な4本の支柱パイプ2…に
沿つてその上下方向に約150mm位の等ピツチで6
段(但し、段数はこの限りではない。)取り付け
られた、平面形状が縦×横=500×740mm位の長方
形をなすトレー載置棚である。
各トレー載置棚4は、たて、よこの枠材パイプ
4a,4bをば四隅に配置した直角継手6…で長
方形の枠体に組立てられている。また、この枠体
の中央部長手方向にはたて方向の枠材パイプ4b
に連結したT継手7,7を利用して、2本の中仕
切り用パイプ4c,4cをごく接近させて平行に
配設し、もつてこの中仕切り用パイプ4cと両外
側長手方向の枠材パイプ4aとの間に1個ずつ合
計2個のトレー3,3が平行に並んで載る大き
さ、構成とされている(第3図)。
この長手方向の枠材パイプ4a及び中仕切り用
パイプ4cには、上向きにリブ5aが突出する略
継手形態のトレー係止部材5が前後に2箇所ずつ
取り付けられている。従つて、トレー載置棚4上
に載せられたトレー3は、矩手方向には両側をト
レー係止部材5のリブ5a,5aで制止され、長
手方向には前後2本支柱パイプ2,2で制止され
てその載置位置が決められ安定する。
上記構成の各トレー載置棚4…は、各々直交継
手8により支柱パイプ2,2に取り付けられてい
る。この場合、4本の支柱パイプ2…は、前記ト
レー載置棚4の平面形状における両外側から略1/
4幅程度内寄りの位置となつている。
第1図中15は支柱2に取り付けた手押し用取
つ手である。
なお、たて、よこの枠材パイプ4a,4bと中
仕切り用パイ4及び手押し用取つ手15はφ28位
の樹脂被覆金属パイプであり、これらを連結する
直角継手6、T継手7並びにトレー係止部材5は
それぞれAAS樹脂の射出成形品であり、両者は
AAS樹脂用の接着剤により強固に接着して剛体
に組立てられている。
(考案が奏する効果) 以上に実施例と併せて詳述したとおりであつ
て、この考案のダブル幅トレー運搬車は、各段
のトレー載置棚4…が、トレー3を平行に2個
並べて載置できるダブル幅になつているから、
トレー載置数は単純計算で2倍になり、店舗内
の商品運搬作業の効率化、能率化に大きく寄与
し、即ちトレー運搬車が狭い通路を行きかう回
数が大幅に減る。
一方、支柱2の位置は、トレー載置枠4の平
面形状における両外側から略1/4幅程度内寄り
の位置にあり、その下端の自在キヤスター1,
1間の車輪間は端的にいえば従来のシングル幅
のものと略同じであるから、店舗内の商品陳列
棚間の狭い通路内の片側又は両側に背の低い商
品や敷板、箱などが点在しても、トレー運搬車
の通行にはほとんど支障がなく使い易い。ま
た、このトレー運搬車の通行を上半身でだけ軽
く避けた買物客の足などを思いがけず轢いてし
まうようなトラブルもほとんど起らず、そのよ
うな苦情の心配がない。
トレー3の出し入れ作業に際しては、トレー
載置棚4における支柱2より外方に突出した部
分に一旦トレー3の略半分位を載せかけ、一呼
吸おいた後にトレー3を完全に取り出すか又は
完全にトレー載置棚4上へ置けるので、トレー
の取扱い作業の労働を大きく軽減でき、かつ思
いがけずトレー3を落してしまうようなトラブ
ルの心配がないのである。
このトレー運搬車は合成樹脂製又は合成樹脂
被覆金属パイプと、同じく合成樹脂製の継手と
の組合せで構成されており、発錆の心配がな
く、耐久性に優れる。その上、アルミ製のトレ
ーを使用しても走行時の騒音が小さい。しか
も、パイプと継手の連結のみで組立てられ、塗
装、仕上げ工程も必要ないから、ダブル幅のも
のでも特注品とはならず、比較的安価に製造で
きるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るダブル幅トレー運搬車
の斜視図、第2図は平面図、第3図は第2図の
−矢視断面図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 自在キヤスター付きで、多数段の略水平なト
    レー載置棚を有するトレー運搬車において、 (イ) 下端に自在キヤスター1を取り付けた4本
    の支柱2…は、平面的に見て長辺がトレー3
    の長さに相当する仮想長方形の四隅相当位置
    に垂直に立設されており、 (ロ) 前記4本の支柱2…に沿つてその上下方向
    に、平面形状が略矩形でトレー3を平行に2
    個並べて載置できるダブル幅のトレー載置棚
    4…が所要段数取り付けられており、 (ハ) 前記4本の支柱2…は、前記トレー載置棚
    4…の平面形状における両外側から一定寸法
    だけ内寄りに位置せしめられており、 (ニ) 前記トレー載置棚4における両外側の長手
    方向枠材4a及び中仕切り用として中央側に
    設けた長手方向の枠材4cにそれぞれトレー
    係止部材5…を取り付けてあり、 (ホ) トレー載置棚4に載せたトレー3は、前後
    の支柱2,2及び両側のトレー係止部材5,
    5により位置決めされる、 ことを特徴とするダブル幅のトレー運搬車。 (2) 支柱2、トレー載置棚4及びトレー係止部材
    5は、それぞれ合成樹脂製又は合成樹脂被覆金
    属パイプ及び合成樹脂製継手により構成されて
    いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載したダブル幅のトレー運搬車。 (3) 支柱2は、トレー載置棚4の平面形状におけ
    る両外側からそれぞれ約1/4幅程度内寄りの位
    置に立設されていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のダブル幅のトレー
    運搬車。
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JPS6254063U JPS6254063U (ja) 1987-04-03
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