JPH03134074A - 熱転写用インク - Google Patents

熱転写用インク

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JPH03134074A
JPH03134074A JP1273052A JP27305289A JPH03134074A JP H03134074 A JPH03134074 A JP H03134074A JP 1273052 A JP1273052 A JP 1273052A JP 27305289 A JP27305289 A JP 27305289A JP H03134074 A JPH03134074 A JP H03134074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
thermal transfer
color
present
gradation
Prior art date
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Pending
Application number
JP1273052A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiya Tsukahara
塚原 道也
Kazumitsu Shimada
和充 嶋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH03134074A publication Critical patent/JPH03134074A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は熱転写方式を用いた記録装置に供する熱転写用
インクに関する。
[従来の技術] 従来の熱転写プリンターに供される熱転写用インクは、
熱転写時に被転写体へのインク転写を鋭敏にかつ再現よ
く行わせるために、均一なインク層を形成する必要があ
った。そこで、前記インク性能を満たす為に、同一温度
域(50℃〜100℃)で溶融し且つ相溶性の良いバイ
ンダーを選択し、それに顔料、染料等の色材を添加し、
加熱混練−ホットメルト塗工、また溶媒中分散−溶媒性
塗工、またはエマルジョンを使って得られた熱転写用イ
ンクがほとんどであった。
[発明が解決しようとする課題] しかし前述の従来技術の熱転写用インクでは、イエロー
 マゼンタ、シアンの3色のインクを作成し、三色面順
次熱転写にてフルカラー画像を印画した際にはインクの
階調特性が悪く、濃度ジャンプ、低濃度不足が生じ色再
現範囲が狭く不鮮明な画像になってしまうという課題を
有していた。
そこで本発明の目的とするところはインクの階調特性を
向上させ、多色面順次方式にてカラー画像を印画した際
に色再現範囲が広く、且つ鮮明な画像が得られることが
可能な熱転写用インク及び熱転写記録媒体を提供すると
ころにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の熱転写用インクは、インク層中に少なくとも2
00℃以下にて明確な溶融点を示さない有機物質と不乾
性油を望ましくは0. 5〜20パーセント含有し、さ
らには不乾性油の一例としてシリコンオイルを含有する
ことを特徴とする。
[作用] 本発明の上記特性を有す熱転写用インク及び
熱転写記録媒体によれば、インク層中に200℃以下で
明確な溶融温度を示さない有機物質と不乾性油を0゜5
〜20%含有することにより、フルカラー画像印画時に
階調性の向上、重ね合わせ特性の向上により、低濃度か
ら高濃度にかけて優れた転写特性が得られ、色再現範囲
が広く鮮明な画像が得られる。
[実施例1 以下実施例と比較例により本発明を具体的に説明する。
第1表〜第3表に本発明の熱転写用インクの実施例、第
4表〜第6表に比較例のイエロー マゼンタ、シアンの
3色のインク組成例を示す。但し表中の数値は重量部を
示す。
また本発明の特徴であるところの200℃以下に溶融点
を持たない有機物質は、表中の成分名にAと付記し、ま
た不乾性油にはBを付記した。
熱転写用インクの作成は、以下の手順で行った。
最初に上記インク組成を、上記組成が溶解または均一分
散可能な溶媒中に添加し、撹拌混合する。
次に色材を添加し、数時間撹拌分散を行い、各バインダ
ー 色材の均一分散混合を確認しインクとした。
本発明の熱転写用インクの製造方法は、上記のような溶
媒法に制限されるものではなく、ホットメルト法、エマ
ルジョン法等でも可能である。
上記のように作成したインクを第1図に示すごとく厚さ
6μmの5基材PET(ポリエチレンテレフタレート)
に塗工、乾燥してインク層1(厚さ1〜3μm)を形成
し熱転写用インクフィルムとした。以後、熱転写用イン
クの製造方法及び塗工方法は同様な方法で行った。
第4表に示した本発明の熱転写用インクの比較例1は2
00℃以下にて明確な溶融温度を示さない有機物質を含
有せず、不乾性油を含有するイエロー マゼンタ、シア
ンの3色のインク組成例を示す。
第5表に示した本発明の熱転写用インクの比較例2は2
00℃以下に溶融温度を示さない有機物質と、不乾性油
を20%を越えて含有するイエロー マゼンタ、シアン
の3色のインク組成例を示す。
第6表に示した本発明の熱転写用インクの比較例3は、
200℃以下にて溶融温度を示さない有機物質を含有し
、不乾性油を含有しないイエローマゼンタ、シアンの3
色のインク組成例を示す。
表中、成分名を以下のように略す。
EVA:  エチレン酢酸ビニル共重合体EEA:  
 エチレンエチルアクリレート共重合体MA共重合体:
  αオレフィン/無水マレイン酸共重合体 第1表(実施例1 第3表(実施例3) 第2表(実施例2) 第今表 (比較例 第5表(比較例2) 第6表(比較例3) 本発明の実施例では溶媒としてトルエンを用いたが本発
明はこれに制限されるものではなく、メチルエチルケト
ン、テトラヒドロフラン、アセトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン、酢酸ブチル、酢酸エチル、
エタノール、メタノール、四塩化炭素、等の有機溶媒ま
たは水の単独または混合系も用いることが出来る。
本発明の熱転写用インクに用いることのできるポリマー
として上記以外にアクリル樹脂、ポリウレタン、ポリビ
ニルアセタール、ボワアミド、ナイロン、ロジン系樹脂
、ポリエチレン、ポリカーボネート、塩化ビニリデン樹
脂、ポリビニルアルコール、セルロース系樹脂、エポキ
シ樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂塩ビ酢ピ些重
合体等がある。
本発明に用いることのできるワックスとして上記以外に
、モンタンワックス、アルコールワックス、合成酸化ワ
ックス、動植物系ワックス、ラノリン等がある。
また、本発明に用いることのできる色材として上記の様
な有機顔料以外に、無機顔料、染料、カーボンブラック
等がある。
次に以上の熱転写用インクを使用し、印画テストを行っ
た。印画テストはサーマルヘッドによる3色重ね合わせ
印画にて行った。第2図に本熱転写用インクフィルムを
用いたサーマルヘッドによる印画機構を模式図で示す。
前記方法によって作成された熱転写用インクフィルム2
は熱転写用インク1の塗布されていない面でサーマルヘ
ッドの発熱素子3と接触し、熱転写用インク塗布面は印
画用紙4と接触する。この状態でサーマルヘッドの発熱
素子3が印画情報にしたがって発熱し、その熱エネルギ
ーが基材5を介して熱転写用インク層1に伝達されイン
クが溶融しドツト6が1印画用紙4に転写し画像が形成
される。
印画パターンは、平滑紙上への16段階の横縞模様の濃
度階調パターンとした。印画エネルギーは一色目を転写
したときに14階調目がフル濃度となるように調節し、
15階調以上は過剰エネルギーが付与されるような一定
値に設定した。次に、転写性の評価として各階調毎の転
写濃度をKol1morgan社製、 Macbeth
−TR−927を用い、補色のフィルターを用いた反射
OD値で測定した。
本実施例及び比較例の階調性の評価結果を次に示す。
第3図に実施例の、1色目のマゼンタの階調性を示す。
第4図に実施例の、2色目のシアンの階調性を示す。
第5図に実施例の、3色目のイエローの階調性を示す。
第6図に比較例の、1色目のマゼンタの階調性を示す。
第7図に比較例の、2色目のシアンの階調性を示す。
第8図に比較例の、3色目のイエローの階調性を示す。
第3図〜第5図に示した通り、実施例1〜実施例3の熱
転写用インクは低印画エネルギー域から高印画エネルギ
ー域に至るまで色順に関係なく階調性に優れていた。
それに対して、第6図〜第8図に示した通り、比較例3
のインクは低濃度域でのインクの転写性が悪いのに加え
、中濃度から高濃度にかけて急激な濃度上昇があった。
また比較例1.2のインクは印画面全体に地汚れが生じ
ると共に、高濃度域に於てインクの流れ現象が生じてし
まった。
次に上記の6種類の熱転写用インクを用いて、各色64
階調の3色重ね合わせ転写によるフルカラー画像を印画
した結果、実施例1〜3のインクを用いた画像は、色表
現範囲が広く、滑らかで鮮明な画像が得られた。
また、比較例1〜3のインクを用いた画像は、色表現範
囲が狭く、また濃度ジャンプによるざらつき感、インク
の流れ、地汚れ、濃度不足等の画質劣化現象がみられた
以上の結果より、カラー画像印画時に高画質を得るため
にはインク層中に少なくとも200℃以下にて明確な溶
融点を示さない有機物質と不乾性?lfl ヲ望ましく
は0. 5〜20パーセント含有する熱転写用インクが
効果的である。
また本実施例はサーマルヘッドによる3色重ね合わせ画
像について述べたが、本発明はこれに制限されるもので
はなく、通電熱転写方式、その他の熱転写方式への応用
も可能である。
さらに、本実施例は、イエロー マゼンタ、シアンの3
色により構成されるカラー画像について述べたが、本発
明はこれに制限されるものではなくブラックを含めた4
色でのカラープリンタ、また屯色、2色プリンタへの応
用も可能である。
[発明の効果1 以上説明したように、本発明の熱転写用インクを用いれ
ば、フルカラー画像等を印画した際にはあらゆる濃度域
で良好な階調性が得られ、鮮明かつ色表現範囲の広い高
画質を有る事が出来るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の熱転写用インクを用いた熱転写用イ
ンクフィルムの構成を示す断面図。 第2図は、本発明の熱転写用インクを用いてサーマルヘ
ッドの発熱によりドツトを印画紙に転写する機構を示す
模式図。 第3図は、本発明の実施例のインクの1色目のマゼンタ
インクの階調性を示す印画エネルギーと転写濃度の相関
図。 第4図は、本発明の実施例のインクの2色目のシアンイ
ンクの階調性を示す印画エネルギーと転写濃度の相関図
。 第5図は、本発明の実施例のインクの3色目のイエロー
の階調性を示す印画エネルギーと転写濃度の相関図。 第6図は、本発明の比較例のインクの1色目のマゼンタ
インクの階調性を示す印画エネルギーと転写濃度の相関
図。 第7図は、本発明の比較例のインクの2色目のシアンイ
ンクの階調性を示す印画エネルギーと転写濃度の相関図
。 第8図は、本発明の比較例のインクの3色目のイエロー
の階調性を示す印画エネルギーと転写濃度の相関図。 熱転写用インク 熱転写用インクフィルム 発熱素子 印画紙 支持体 加熱溶融されたインク サーマルヘッド 発熱素子 プラテン 以上 出願人 セイコーエプソン株式会社 代理人弁理士 鈴木喜三部(他1名) 第3図 第4図 第1 第2図 第5 階 訪 第6図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)インク層中に、少なくとも200℃以下にて明確
    な溶融点を示さない有機物質と不乾性油を含有すること
    を特徴とする熱転写用インク。
  2. (2)インク層中に不乾性油を0.5〜20パーセント
    含有することを特徴とする請求項1記載の熱転写用イン
    ク。
  3. (3)インク層中に不乾性油の一例としてシリコンオイ
    ルを含有することを特徴とする請求項1記載の熱転写用
    インク。
JP1273052A 1989-10-20 1989-10-20 熱転写用インク Pending JPH03134074A (ja)

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JP1273052A JPH03134074A (ja) 1989-10-20 1989-10-20 熱転写用インク

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JP1273052A JPH03134074A (ja) 1989-10-20 1989-10-20 熱転写用インク

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JPH03134074A true JPH03134074A (ja) 1991-06-07

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