JPH03134035A - プラスチックフィルムの製造方法 - Google Patents

プラスチックフィルムの製造方法

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JPH03134035A
JPH03134035A JP27306089A JP27306089A JPH03134035A JP H03134035 A JPH03134035 A JP H03134035A JP 27306089 A JP27306089 A JP 27306089A JP 27306089 A JP27306089 A JP 27306089A JP H03134035 A JPH03134035 A JP H03134035A
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JP
Japan
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film
cleaning
pure water
plastic film
graft
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Pending
Application number
JP27306089A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kiguchi
浩史 木口
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は包装材等に用いるプラスチックフィルムの製造
方法に関する6 〔従来の技術] プラスチックフィルム表面の濡れ性を向上させる手段と
しては、フィルム表面に親木性モノマーをグラフト重合
する方法がある。この時、フィルム表面のグラフトを均
質なものとし1個体ごとのばらつきのないものとするた
めに、その前処理としてフィルム表面を充分清浄な状態
に保つように洗浄する必要がある。従来この洗浄は、フ
ィルム材料を適当な溶媒に浸してゆすぐことにより行な
われていた。ここで用いられていた1容媒は、純水、エ
タノールあるいはアセトンが主なものであった・ 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、前述の従来技術では、次の様な問題点を有して
いた。すなわち、エタノール、アセトンなどの有機溶媒
は、フィルム材料自体を浸し、変形させるため、前処理
としては大いに問題がある。また、純水でゆすぐだけで
は、フィルム表面を汚染している有機物等を完全に除去
することはできない、また、これに次ぐグラフトの均一
性に欠くという欠点を有していた。そこで本発明はこの
ような問題点を解決するもので、その目的とするところ
は、フィルム材料の変形を起こさず、しかも表面汚染を
完全に除去することにより、後工程でのグラフト重合を
確実なものとするようなプラスチックフィルムの製造方
法を提供することにある。
1課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため本発明のプラスチックフィルム
の製造方法は、(1)プラスチックを成形する工程と、
(2)洗浄工程と、(3)フィルム表面を放電処理する
工程と、(4)フィルム表面にフィルム材とは異なるモ
ノマーをグラフト重合する工程とから成るプラスチック
フィルムの製造方法において、前記(2)の工程の洗浄
が、純水中における超音波照射により成されることを特
徴とする。
[作 用] 本発明の上記の方法によれば、洗浄溶媒として純水を用
いることにより、フィルム材料の変形を防ぐことができ
る。また、超音波を照射することにより、フィルム材料
の洗浄が完全に施され、後処理であるところのグラフト
重合処理の効果を恒常的に高めることができるという大
きな長所がある。
以下、実施例により本発明の詳細を示す。
〔実 施 例〕
ポリエチレンフィルム(縦15mm、横15mm、厚さ
0.1mm)をビーカーにいれ、純水を加えて、フィル
ム全体が純水に浸る様にした。フィルムの入ったビーカ
ーを超音波洗浄機にかけ、20分間超音波を照射した。
洗浄完了後、フィルムを取り出し、風乾した。更に、フ
ィルムを4分間コロナ放電処理し、表面に空気中の酸素
を導入して、ラジカルを形成させた。コロナ放電処理完
了後、ポリエチレンフィルムを試験管内に入れ、そこへ
10wt%アクリルアミド水溶液を加え、窒素ガス置換
後、封管した。試験管を60℃にて1.5時間恒温槽中
に置き、フィルム表面にアクリルアミドをグラフト重合
した0重合後、フィルムを70℃の熱純水中に浸漬し、
−晩中純水をかくはんすることによって副生ホモポリマ
ーを除去した。一方、比較のため、超音波洗浄せず、単
に純水でゆすいだだけのフィルムを用意し、それに対し
同様の表面処理を施したサンプルを作製した。併せて以
下の如き評価を行なった。
本発明の製造方法によるもの(試料1−10)、及び従
来の純水でゆすぐだけの方法によるもの(比較例1〜5
)について、それぞれグラフト重合処理したフィルムの
、純水に対する静止接触角を温度20℃、相対湿度67
%の恒温恒温室内で、液滴法にて測定し、結果を比較し
た。また、ニンヒドリン反応を用いて、フィルム上のア
クリルアミドを定量し、グラフト量を決定した。
結果を第1表に掲げる。
第  1  表 * : μg   cm−’ 第1表より明かな如く、本発明によるもの(試料1〜1
0)は、表面処理後の水濡れ性と、アクリルアミドのグ
ラフト量が大幅に向上しており。
しかも得られた表面状態は個体ごとのばらつきが全く無
く、均一なものになっている。一方、従来の、純水でゆ
すぐだけの方法によるもの(比較例1〜5)は、表面処
理後の水濡れ性、グラフト量共に貧弱であり、個体間の
ばらつきが著しいことがわかる。
以上、本発明の実施例をポリエチレンフィルムを用いて
説明してきたが、これに限られることなく、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、アセテー
ト、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、あるいは汎用アクリル樹脂であ
るポリメチルメタクリレート等、その他種々なプラスチ
ックフィルムの表面処理に対しても同様な効果が得られ
た。更に、上にあげた樹脂を使用した各種包装材、農業
用保水材、または人工臓器やコンタクトレンズなどの医
療用製品にも応用が可能である。
〔発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、グラフト重合前にフ
ィルム材を純水中で超音波洗浄することによって、その
後の表面改質の効果を恒常的に高めることが可能となっ
た。これにより、表面状態の不良や、ばらつきが皆無と
なり、従って大量処理化や、大幅なコストダウンが可能
であるなど、そのもたらされる効果は多大である。
以上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プラスチックを成形する工程と、
  2. (2)洗浄工程と、
  3. (3)フィルム表面を放電処理する工程と、
  4. (4)フィルム表面にフィルム材とは異なるモノマーを
    グラフト重合する工程とから成るプラスチックフィルム
    の製造方法において、前記(2)工程の洗浄が、純水中
    における超音波照射により成されることを特徴とするプ
    ラスチックフィルムの製造方法。
JP27306089A 1989-10-20 1989-10-20 プラスチックフィルムの製造方法 Pending JPH03134035A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245678A (ja) * 2006-03-18 2007-09-27 Nippon Paper Chemicals Co Ltd プラスチックフィルムの洗浄方法及びプラスチックフィルムの洗浄装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245678A (ja) * 2006-03-18 2007-09-27 Nippon Paper Chemicals Co Ltd プラスチックフィルムの洗浄方法及びプラスチックフィルムの洗浄装置

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