JPH03133949A - イソシアネートの製造方法 - Google Patents

イソシアネートの製造方法

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JPH03133949A
JPH03133949A JP26905589A JP26905589A JPH03133949A JP H03133949 A JPH03133949 A JP H03133949A JP 26905589 A JP26905589 A JP 26905589A JP 26905589 A JP26905589 A JP 26905589A JP H03133949 A JPH03133949 A JP H03133949A
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JP
Japan
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reaction
phosgene
ester
menthanediamine
hydrochloride
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Pending
Application number
JP26905589A
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English (en)
Inventor
Teruyuki Nagata
永田 輝幸
Masaru Wada
勝 和田
Hideki Mizuta
秀樹 水田
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はイソシアネートの製造方法、特に1.8=メン
タンジアミンもしくはその塩酸塩のホスゲン化による1
、8−メンタンジイソシアネートの製造方法に関するも
のである。
本発明方法によって得られる1、8−メンタンジイソシ
アネートは、化学工業、樹脂工業、塗料工業等の分野に
おいて、ポリウレタン系材料、ポリ尿素系材料、ポリイ
ソシアヌレート系材料の原料として極めて有用である。
〔従来の技術〕
1.8−メンタンジアミンもしくはその塩をホスゲン化
して1.8−メンタンジイソシアネートを得る製造方法
はすでに知られており、次のような代表的方法が提案さ
れている。
即ち、(1)1.8−メンタンジアミンもしくはその塩
酸塩を反応温度120〜128℃で且つ、溶削/原料ア
ミンの重量比が18/1ないし30/1の範囲でホスゲ
ン化する方法(英国特許第1086782号)。
〔発明が解決しようとする課題〕
第1級アミンとホスゲンとを不活性溶媒中で反応させて
イソシアネートを得ることは公知であり、芳香族アミン
はその遊離アミン、炭酸塩または塩酸塩等の溶媒懸濁液
にガス状のホスゲンを通し、比較的容易に純度の高い芳
香族イソシアネートとすることができる。
しかし、脂肪族アミンにホスゲンを反応させる場合、芳
香族アミンの場合に比較して一般に反応時間が長く、ま
た副生物として脱アミノ反応による塩素誘導体が生成す
ることも良く知られた事実である。
一般に脂肪族ジアミンはこれをホスゲン化して脂肪族ジ
イソシアネートとする場合、副生物として式(1) %式%(1) (Rは直鎖あるいは分枝のアルキル基、脂肪族環状化合
物残基、芳香環脂肪族化合物残基を示す)で表されるモ
ノイソシアネートを生じる。これらの塩素化不純物の生
成量は、通常1〜5%に達するので、目的物質の収率が
その仔細下することになる。またこの塩素化不純物はイ
ソシアネート基と活性水素化合物との反応にも影響を及
ぼし、反応を阻害したり、プレポリマーのゲル化を促進
させるとともにウレタン樹脂の物性にも悪影響を及ぼす
このような塩素化不純物の生成は脂肪族イソシアネート
の合成時に見られ、芳香族イソシアネートの製造の際に
はほとんど起こらない、また、このような塩素化不純物
は一般に対応するイソシアネートより5〜20℃程度沸
点が低いのみで、精製分離に工夫が必要である(特公昭
49−13786号公報等)。
従って前述の従来の技術はホスゲン化時に極力この不純
物を抑制し、精製分離工程の負担を軽減する目的で提案
されたものだが、多量の溶剤を使用するため容積効率が
悪く、極めて不経済である等の欠点を有し、工業的製造
法として満足できる方法とはいえなかった。
〔課題を解決するための手段〕
このような状況に鑑み、本発明者らは1.8−メンタン
ジアミンもしくはその塩酸塩のホスゲン化反応による1
、8−メンタンジイソシアネートの製法について鋭意検
討を加えた結果、驚くべきことに反応溶剤としてエステ
ル類を選ぶことにより、塩素化不純物が極めて少なく且
つ容積効率が良く、目的とするイソシアネートを製造す
ることができることを発見し、本発明を完成した。
即ち、本発明は1.8−メンタンジアミンもしくはその
塩酸塩とホスゲンとを反応させるに際し、反応溶剤とし
てエステル類を使用することを特徴とする1、8−メン
タンジイソシアネートの製造方法である。
本発明でいう1.8−メンタンジイソシアネートは、ρ
−1,8−メンタンジイソシアネート、m−1,8−メ
ンタンジイソシアネート、o−1,8−メンタンジイソ
シアネートまたはそれらの任意の混合率による1、8−
メンタンジイソシアネートを意味する。従って特別のこ
とわりのない限り、1.8−メンタンジイソシアネート
はこれらを総称する。
本発明方法では、反応温度は80〜200℃でも実施で
きるが、好ましくは100〜170℃であり、さらに好
ましくは120〜160℃である。118−メンタンジ
イソシアネートは熱安定性が悪く、170 ’Cを越え
てホスゲン化を長時間行うと生成した1、8−メンタン
ジイソシアネートが変質し、タール分の増加その他によ
り収率の低下をきたす傾向にある。
また反応温度が高いほど塩素化不純物即ち、8−クロロ
−メンタン−1−イソシアネート(以下CMi と略称
する)の生成が増す傾向にある0反応温度が100℃未
満では反応が遅く実際的ではない。
本発明方法は、大気圧下もしくはさらに反応速度を増し
、C旧の生成を抑制する為、大気圧以上の加圧下でホス
ゲン化を行うこともできる。
本発明で使用される反応溶剤はエステル類であり、公知
のいかなるものでも良いが、なかでも脂肪族エステル類
、芳香族カルボン酸エステル類が好適に用いられる。脂
肪族エステル類としては、例えばギ酸アミル、酢酸n−
ブチル、酢酸イソブチル、酢酸n−アミル、酢酸イソア
ミル、酢酸メチルイソアミル、酢酸メトキシブチル、酢
酸第二ヘキシル、酢酸−2−エチルブチル、酢酸−2−
エチルヘキシル、酢酸シクロヘキシル、酢酸メチルシク
ロヘキシル、酢酸ベンジルプロピオン酸エチル、プロピ
オン酸−〇−ブチル、プロピオン酸イソアミル、酢酸エ
チル、酢酸ドブチル、酢酸イソアミル、ステアリン酸ブ
チル、乳酸ブチル、乳酸アミル等が挙げられる。芳香族
カルボン酸エステル類としては、例えばサルチル酸メチ
ル、フタル酸ジメチル、安息香酸メチル等が挙げられる
更に好ましくは沸点が100〜170℃(常圧)の脂肪
族エステル類を使用すれば、過加熱によるイソシアネー
トの変質を防止する意味からも良い、これらの溶剤は単
独で用いることも、また二種以上を混合して用いてもよ
い。
本発明における溶剤の使用量は、溶剤/原料アミンの重
量比が8/1ないし16/lの範囲がよ<、8/1未満
ではアミンの塩酸塩の析出が多く、カキマゼが困難とな
る。また、溶剤/原料アミンの重量比が16/1を越え
て用いても反応速度的には効果は少なく、溶剤の量が多
くなることから濃縮等の熱効率の悪化、容積効率の面か
らも工業的に有利とはならない、また、本発明における
ホスゲンの使用量は原料ジアミンに対して2モル比以上
である。
本発明方法の通常の好ましい態様は次のようになる。
還流冷却器、温度計、ホスゲン吹き込み管、及び攪拌材
を備えた反応器中に、原料1,8−メンタンジアミン及
び反応溶剤としてエステルを仕込む。
1.8−メンタンジアミン塩酸塩を出発原料とする場合
は所定量の塩酸ガスを吹き込んだ後、所定の温度まで昇
温しでホスゲンを吹き込み反応する。
また、■、8−メンタンジアミンを出発原料とする場合
はO″C0前後スゲン化後しばらく熟成し、続いて所定
の温度まで昇温しでホスゲン化反応を継続させる。
反応終了後、窒素により未反応ホスゲン及び塩酸をパー
ジし、脱溶媒した後蒸留精製して1.8−メンタンジイ
ソシアネートを取り出す。
〔発明の効果〕
本発明方法によれば、極めてCMiの少ない1.8−メ
ンタンジイソシアネートが得られる為、莫留精製等の後
処理工程が軽減されるのみならず、後処理工程での製品
の熱劣化による損失も少なくなり、工業的製法としての
価値が高い。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例及び比較例により具体的に説明す
る。
実施例1 還流冷却器、温度計、ホスゲン(塩酸)吹き込み管及び
攪拌機を備えた内容量21のフラスコに原料p−1,8
−メンタンジアミン(以下1)−M[![lAと略称す
る) 170.3 g (1,0モル)と溶剤として酢
酸アミル1,500 gを仕込んだ。
次に撹拌下、冷却しながら塩酸ガス80gを2時間で吹
き込んだ、この時、内温は60℃まで上昇した。引続き
135℃まで加熱昇温した。
昇温後ホスゲンを25 g /Hrの速度で吹き込み、
135〜140 ’Cの温度に保ちながら、15時間反
応を続けた0反応終了後、窒素にて未反応ホスゲン及び
塩酸をパージし、脱溶剤後減圧蒸留(減圧度0.4〜0
.5m+*Hg) シて、8−クロロ−バラメタン−1
−イソシアネート(以下p−cMt と略称する)を0
.5重量%含有する9−1,8−メンタンジイソシアネ
ート(以下p−MEDiと略称する) 203.2 g
 (純度換算収率90,6%)を得た。 p−CMiの
生成率は0.47モル%(対pMEDA ) 実施例2 実施例1と同一反応器に同様にp−MEDi及び酢酸ア
ミルを仕込み5℃まで冷却した。引続きホスゲンを20
0 g/llrの速度で、反応器内温を0〜5℃に保ち
ながら3時間吹き込んだ、さらにホスゲン吹き込み速度
を20 g 10rとし、135℃まで昇温した。その
後135〜140″Cに保持しながら12時間反応を行
った。
反応終了後、実施例1と同様の後処理を行い、p−CM
i +0.1重量%含有するp−MEDi 201.0
 g (純度換算収率89.6%)を得た。ρ−CMi
の生成率は0゜65モル%(対p−−EDA ) 実施例3及び比較例1〜3 表−1に記載の溶剤及び溶剤量を使用した以外、実施例
1と同様に反応、処理し、溶剤のp−CMi生成率に及
ぼす影響について検討した。
(以下、余白)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1,8−メンタンジアミンもしくはその塩酸塩とホ
    スゲンとを反応させるに際し、反応溶剤としてエステル
    類を使用することを特徴とする1,8−メンタンジイソ
    シアネートの製造方法。 2、ホスゲン化を100〜170℃の反応温度で行う請
    求項1記載の製造方法。
JP26905589A 1989-10-18 1989-10-18 イソシアネートの製造方法 Pending JPH03133949A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63303961A (ja) * 1987-05-21 1988-12-12 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト イソシアネートの製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63303961A (ja) * 1987-05-21 1988-12-12 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト イソシアネートの製造方法

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