JPH03133860A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH03133860A
JPH03133860A JP1269986A JP26998689A JPH03133860A JP H03133860 A JPH03133860 A JP H03133860A JP 1269986 A JP1269986 A JP 1269986A JP 26998689 A JP26998689 A JP 26998689A JP H03133860 A JPH03133860 A JP H03133860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
photosensitive material
jam
receiving material
conveyance path
Prior art date
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Pending
Application number
JP1269986A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Saito
斉藤 岳彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Nisca Corp
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nisca Corp, Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Nisca Corp
Priority to JP1269986A priority Critical patent/JPH03133860A/ja
Publication of JPH03133860A publication Critical patent/JPH03133860A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は画像記録装置に係り、特に感光材料と受像材料
とを重ね合せて熱現像転写することにより画像を記録す
る画像記録装置に関する。
[従来の技術および発明が解決しようとする課題]従来
より、画像記録材料として感光材料と受像材料とを用い
、露光された感光材料と受像材料とを重ね合せて、感光
材料に露光された画像を熱現像転写により受像材料に転
写する画像記録装置が知られている。この画像記録装置
には、感材マガジンを収納する感材マガジンケースと受
材マガジンを収納する受材マガジンケースとが本体に対
して着脱自在に設けられている。感材マガジンには巻回
された感光材料が収納され、受材マガジンには巻回され
た受像材料が収納されている。また各マガジンケース内
には、各材料を挟持して各マガジンから引出し、各マガ
ジンケース外に搬出するためのニップローラが配置され
ている。画像記録装置本体の各ニップローラの出側に対
応する位置には、各々カッタが設けられている。ニップ
ローラによって搬出された材料は、カッタによって予め
設定された長さに切断され、各々感材側搬送路および受
材側搬送路によって加熱ドラム方向に搬送されることに
より、露光、熱現像転写処理が行われる。
この画像記録装置では、感材側搬送路内および受材側搬
送路内で画像記録材料の詰まり(ジャム)が発生したか
否かを検出し、ジャムの発生が検出されたときに感材側
および受材側搬送路の駆動を停止すると共にジャムの発
生を表示するようにしている。ジャムの発生が表示され
ると、オペレータは、画像記録装置のドアを開いて詰ま
った画像記録材料を除去する。ドアを開いたとき感光材
料の感材マガジンケースから引出された部分は露光され
るため、この部分はジャムが発生していなくでも使用不
能になるが、受像材料は露光されないためジャムが発生
していなければ使用可能である。
しかしながら、従来では、感光材料にジャムが発生した
ときにジャムが発生していない受像材料も廃棄している
ため、むだが多いという問題があった。
本発明は上記問題点を解決するために成されたもので、
ジャムが発生したときに、ジャムが発生していない画像
記録材料を再使用可能位置に搬送してジャム処理後再使
用することによりむだを防止した画像記録装置を提供す
ることを目的とする。
C課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために請求項(1)の画像記録装置
は、所定長さに切断された画像記録材料を複数枚搬送可
能な搬送路と、搬送路内における画像記録材料のジャム
の発生を検出する検出手段と、ジャムの発生が検出され
たときに搬送路のジャム発生部の駆動を停止すると共に
ジャムが発生していない画像記録材料を再使用可能位置
に搬送するよう搬送路を制御する制御手段とを含んで構
成したものである。
また、請求項(2)の画像記録装置は、所定長さに切断
された感光材料を搬送する第1の搬送路と、所定長さに
切断された受像材料を搬送する第2の搬送路と、第1の
搬送路内における感光材料のジャム発生を検出する第1
の検出手段と、第1の検出手段によってジャムの発生が
検出されたときに第1の搬送路の駆動を停止すると共に
受像材料を再使用可能位置に搬送するよう第2の搬送路
を制御する制御手段とを含んで構成したものである。
[作用] 請求項(1)の画像記録装置の搬送路は、所定長さに切
断された画像記録材料を複数枚搬送することが可能であ
る。この搬送路は一系統であっても複数系統であっても
よい。検出手段は、搬送路内における画像記録材料のジ
ャムの発生を検出する。制御手段は、−ジャムの発生が
検出されたときに搬送路のジャム発生部の駆動を停止す
ると共に、ジャムが発生していない画像記録材料を再使
用可能位置に搬送する。これにより、ジャム処理後再使
用可能位置に搬送されている画像記録材料を使用するこ
とができ、むだを防止することができる。ジャムが発生
していない画像記録材料が感光材料のときには、露光し
ない位置、例えば、ケース内に収納するように搬送すれ
ばよく、受像材料のときには搬送位置は特に限定されな
い。
請求項(2)の画像記録装置は、画像記録材料として感
光材料と受像材料とを用いるもので、第1の搬送路と第
2の搬送路との二系統の搬送路によって、所定長さに切
断された感光材料と受像材料とを搬送する。第1の検出
手段は、第1の搬送路内における感光材料のジャムの発
生を検出する。
制御手段は、第1の検出手段によってジャムの発生が検
出されたときに第1の搬送路の駆動を停止すると共に、
受像材料を再使用可能位置に搬送するよう第2の搬送手
段を制御する。これによって、受像材料を再使用するこ
とができる。
ジャムの発生を検出する検出手段を設ける場合には、ジ
ャム処理後検出手段の出力からジャム処理が確実に行わ
れたか、すなわち画像記録材料が残留しているか否かを
検出する必要がある。しかしながら、再使用可能位置に
存在する受像材料を残留材料として検出し、ジャム表示
するとオペレータは再度ジャム処理をする必要が生ずる
。このため、第2の搬送路内の受像材料のジャムを検出
する第2の検出手段とジャム表示する表示手段とを設け
た場合には、ジャム処理徒弟2の検出手段によって受像
材料が残留していることが検出されてもジャム表示を行
わないようにするのがよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、ジャムが発生して
いない画像記録材料を再使用可能位置に搬送して再使用
しているため、画像記録材料のむだを防止することがで
きる、という効果が得られる。
[実施例] 第2図には、本発明が適用可能な画像記録装置10の概
略全体構成図が示されている。
画像記録装置10の機台12に対して着脱自在に、感材
マガジン14を収納する感材マガジンケース15が配置
されている。感材マガジン14内には、感光材料16が
ロール状に巻回されて収納されている。感光材料16は
、支持体上に感光性ハロゲン化銀、バインダー、色素供
与性物質、還元剤を塗布したものであり、感光(露光)
面が内側を向いた状態で巻回されている。感材マガジン
ケース15には、感材マガジン14の感光材料出側に感
光材料16を挟持して感材マガジン14から引出すため
のニップローラ18が収納されている。このニップロー
ラ18は、図示しないモータによって駆動される。
機台12のニップローラ18の出側には、カッタ20が
配置されている。カッタ20の下流側には露光部22が
配置されている。露光部22の搬送方向両側には搬送ロ
ーラ24および搬送ローラ26が配置されている。この
露光部22には、感光材料16の先端通過を検出する先
端検出センサ23が配置されている。この先端検出セン
サ23は、搬送路を挟むように配置された発光素子と受
光素子とで構成されている。また、これらの搬送ローラ
24.26間にはガイド板28が配置されると共に、搬
送路を挟んでガイド板28と対向する位置に露光面ガラ
ス30が配置されている。感光材料16は、ガイド板2
8と露光面ガラス30とに挾持されて平面状となって変
形が矯正されながら両搬送ローラ間を通過する。露光部
22の感材マガジンケース15と反対側には、フラッパ
ー36とループ状搬送路とによって構成された反転部3
4が設けられており、感光材料16は露光部22を通過
した後に反転部34で反転され、再度露光部22へ搬送
される。
露光部22の上方には露光光学系38が設けられている
。露光光学系38は、光源40、移動ミラー42A、4
2B1複数の固定ミラー44、回動ミラー46およびレ
ンズユニット48を備えている。機台12の上部にはガ
ラス製の原稿載置板50が設けられている。またレンズ
ユニット48の移動ミラー42B側には、絞りとしての
スリット板52が配置され、レンズユニット48内には
色調整フィルタ(CCフィルタ〉が配置されている。光
源40、移動ミラー42A、42Bおよびレンズユニッ
ト48は原稿載置板50に沿って移動可能である。光源
40および移動ミラー42Aは移動ミラー42Bおよび
レンズユニット48の移動速度に対して2倍の速度で移
動し、移動時に光路差が生じないようにする。この移動
により、原稿載置板50上に載置された原稿54へ光が
照射されその反射光が複数の固定ミラー44を介して照
射されることによって、露光部22に位置する感光材料
16が走査露光される。
回動ミラー46は、回動することによって前述の移動ミ
ラー42A、42Bおよび固定ミラー44を介して露光
部22へ照射される画像光の光路内に侵入または光路か
ら離脱可能に配置されている。回動ミラー46が光路内
に侵入した状態では、回動ミラー46で反射された光は
光検出センサ56へ入射される。光検出センサ56は、
原稿54の画像濃度を測定し、この測定値を基に色調整
)イルクーおよび絞りスリット板52を調整することに
より露光条件を設定する。
感材マガジンケース15の上方には冷却ファン58が配
置されている。この冷却ファン58は、露光部22の温
度が40℃(好ましくは35℃以下)となるように冷却
すると共に、原稿面温度の上昇を防止している。
露光部22における搬送ローラ24とカッタ20との間
にはフランパー37が配置されており、フラッパー37
の下方には反転部60が配置されている。また、反転部
60の感材マガジンケース15と反対側でかつ反転部3
4の下方には、水塗布部62が配置されている。露光部
22で走査露光された感光材料16は、フラッパー37
が上方へ切替わることによって反転部60へ搬送され、
反転部60で反転された後に搬送ローラ29.31.3
3.35によって水塗布部62へ搬送される。水塗布部
62の出側には、水塗布された感光材料16から余分な
水を除去するためのスクイズローラ68が配置されてい
る。スクイズローラ68の出側には熱現像転写部104
が配置されている。ローラ24.2G、29.3L33
.35.68は図示しないモータによって駆動される感
材側搬送路21を構成する。
一方、感材マガジンケース15の下方には機台12に対
して着脱自在に、受材マガジン106を収容する受材マ
ガジンケース107が配置されている。受材マガジン1
06には、受像材料108がロール状に巻回されて収納
されている。受像材料108の幅方向寸法は感光材料1
6よりも若干小さくなっており、また、画像形成面には
媒染剤を有する色素固定材料が塗布されている。受材マ
ガジンケース107には、受材マガジン106の受像材
料出側に受像材料108を挾持して受材マガジン106
から引出すためのニップローラ110が収納されている
。このニップローラ110は、第3図に示すように、ベ
ルト21によってモータ17の軸に固定されたプーリと
連結されている。
モータ17の軸には、ロークリエンコーダ19が連結さ
れている。
カッタ112の下流側には、受像材料先端検出センサ1
15および切断後の受像材料108を熱現像転写部10
4へ搬送する複数の搬送ローラ114を備えた受材側搬
送路121が配置されている。この搬送路121のロー
ラは、図示しないモータによって駆動される。
熱現像転写部104には、加熱ドラム116と無端圧接
ベルト118とが設けられており、加熱ドラム116の
水塗布部62側の外周には貼り合わせローラ120が配
置されている。
また、貼り合わせローラ120と水塗布部62のスクイ
ズローラ68との間には、スクイズローラ68によって
搬送された感光材料16の裏面(画像形成面と反対側)
に対応して感光材料16を貼り合わせローラ120へ案
内するガイド板122が配置されている。ガイド板12
2はエンボシング加工により表面に凹凸が形成されてお
り、これによって、ガイド板122と水塗布後の感光材
料16との摩擦が低減されている。
一方、貼り合わせローラ120と搬送ローラ114との
間には、搬送ローラ114によって搬送された受像材料
108を貼り合わせローラ120へ案内するブレードガ
イド124が配置されている。ブレードガイド1240
表面にはテフロン(商品名)加工が施され(または、テ
フロンチーが張り付けられ)、受像材料108との滑り
を良くして傷が付くことを防止している。ブレードガイ
ド124の近傍には、待機センサ182が設けられてい
る。
貼り合わせローラ120は、軸線方向中央部の外径が略
29mmの所謂クラウンローラで構成され、外周面には
シリコンゴムが被覆されている。
また、この貼り合わせローラ120は、両端部において
それぞれ略15kg fの加圧力が加えられて加熱ドラ
ム116の外周に圧接されている。
加熱ドラム116は、薄肉のアルミパイプによって製作
されており、本実施例においては、肉厚路2mm、外径
略156mm、軸線方向有効幅路350mmに形成され
ている。加熱ドラム116の表面にはテフロン加工が施
されており、また、内周面には黒色の耐熱塗料が塗布さ
れている。
加熱ドラム116の内部には、一対のハロゲンランプ1
32A、132Bが配置されている。ハロゲンランプ1
32A、132Bは、それぞれ略800Wおよび400
Wの出力であり、加熱ドラム1160表面を約78℃に
昇温する。この場合、昇温開始時には二つのハロゲンラ
ンプ132A、132Bが共に点灯され、その後の通常
運転時には800Wのハロゲンランプ132Aのみが点
灯される。
加熱ドラム116の外周に圧接される無端圧接ベルト1
18は、織布材をゴムで被覆して構成されている。織布
材は、芳香族ポリアミド繊維(例えば、ケブラーあるい
はノーメックス:いずれもデュポン社の登録商標)等の
耐熱性の繊維によって縫製されており、さらに、ベルト
幅方向にはモノフィラメント繊維が用いられてベルト幅
方向の剛性を向上させている。また、被覆用のゴムはカ
ーボンを含有したシリコンゴムで構成されており、導電
性を有している。
この無端圧接ベルト118は、4本の巻き掛はローラ1
34.136.138.140に巻き掛けられており、
圧接ベルト118の巻き掛はローラ134と巻き掛はロ
ーラ140との間の部分が加熱ドラム116の外周に圧
接されている。
巻き掛はローラ134.136.138はアルミ製で、
軸線方向両端部には、ベルト片寄り防止用のフランジ部
が形成されている。また、巻き掛はローラ136の長手
方向両端部は、それぞれ2.5kgf  (実用範囲は
、0.5〜3. 0kgf)の加圧力が加熱ドラム11
6から離間する方向へ加えられており、これによって無
端圧接ベルト118に所定の張力が作用するようにして
いる。
一方、巻き掛はローラ140はゴムローラテ構成されて
おり、その回転軸には駆動源としてのモータ(図示省略
)が連結されている。このため、巻き掛はローラ140
がモータによって回転されると巻き掛はローラ140に
巻き掛けられた無端圧接ベルト118が回転され、これ
に伴って、無端圧接ベルト118と加熱ドラム116と
の間の摩擦力によって加熱ドラム116が従動的に回転
される。加熱ドラム116が回転すると、この加熱ドラ
ム116外周に圧接して配置された貼り合わせローラ1
20が、同様に摩擦力によって共に回転する。
さらにこの場合、加熱ドラム116と貼り合わせローラ
120による感光材料16と受像材料108の挟持搬送
速度(換言すれば、加熱ドラム116の外周面の回転移
動速度)に対し、スクイズローラ68や搬送ローラ11
4による感光材料16または受像材料108の搬送速度
が2%程度遅くなるように設定されており、これによっ
て、感光材料16および受像材料108には、貼り合わ
せローラ120へ送り込まれる際にパックテンションが
作用する。なお、スクイズローラ68や搬送ローラ11
4の駆動軸には図示しないワンウェイクラッチが装着さ
れており、これによって所定の張力が維持される。
また、受像材料108の先端は、感光材料16の搬送に
同期して加熱ドラム116と貼り合わせローラ120と
の間へ搬送され、感光材料16が所定長さ(本実施例に
おいては略20mm)先行した状態で貼り合わせローラ
120と加熱ドラム116との間に送り込まれて重ね合
わせられる。
貼り合わせローラ120によって重ね合わされた感光材
料16と受像材料108とは、重ね合わせた状態のまま
で加熱ドラム116と無端圧接ベルト118との間で加
熱ドラム116のほぼ1/2周(巻き掛はローラ134
と巻き掛はローラ140の間)に渡って挟持搬送される
。感光材料16はこの挟持搬送時において加熱されると
、可動性の色素を放出し、同時にこの色素が受像材料1
080色素固定層に転写されて画像が得られる。
無端圧接ベルト118の材料供給方向下流側の加熱ドラ
ム116下部には、屈曲案内ローラ142および剥離爪
154が配置されている。剥離爪154は、無端圧接ベ
ルト118と加熱ドラム116との間で挟持搬送される
感光材料16と受像材料108のうち、所定長さ先行し
た状態で重ね合わされた感光材料16の先端部のみに係
合し、この先端部を加熱ドラム116の外周から剥離さ
せ、また、屈曲案内ローラ142は剥離された感光材料
16を巻き掛けて案内する。
剥離爪154の下方には、感光材料16切断用のカッタ
180、廃棄感光材料通過センサ181および廃棄感光
材料収容箱178が配置されており、加熱ドラム116
外周から剥離され受像材料108から分離された感光材
料16がカッタによって細かく切断されて廃棄感光材料
収容箱178内に集積される。
剥離爪154の側方には、送風して受像材料108を乾
燥させる乾燥ファン182が配置されている。
剥離爪154上方の加熱ドラム116近傍には、剥離ロ
ーラ174および剥離爪176が配置されており、感光
材料16と分離し加熱ドラム116と共に移動する受像
材料108を加熱ドラム116の外周から剥すようにな
っている。@離された受像材料108は、トレイ184
上に集積される。
次に上記画像記録装置の動作を説明する。感材マガジン
14からニップローラ18によって引き出された感光材
料16は、カッタ20によって所定長さに切断された後
に露光部22を通過し、フラッパー36方向に搬送され
る。フラッパー36は、感光材料16を、フラッパー3
6の上方側に位置する搬送経路へ案内する。案内された
感光材料16は反転部34において反転されて露光部2
2へ搬送される。感光材料16が搬送ローラ26にニッ
プされた時点でこの搬送ローラ26の駆動が一旦停止さ
れ、感光材料16は露光部22の直前で待機状態となる
一方、感光材料16が搬送される間に、原稿54のプレ
スキャンが行われる。すなわち、まず、光源40が移動
すると共に、反射ミラー46が光路内に侵入されて原稿
54の画像の画像濃度(換言すれば、原稿54の画像が
印刷原稿的であるか、写真原稿的であるか)が測定され
、この測定値を基に色調整フィルターおよび絞りスリッ
ト板52が調整される。
次いで、反射ミラー46が光路内から離脱されると共に
、光源40、移動ミラー42A、42Bおよびレンズユ
ニット48がホームポジション(画像走査開始位置)へ
戻される。
ここで、再び搬送ローラ24および搬送ローラ26の駆
動が開始され、感光材料16は露光部22を略100m
m/s e cの速度で通過する。この感光材料16の
露光部22の通過と同時に、光源40、移動ミラー42
A、42Bおよびレンズユニット48が原稿載置板50
に沿って移動され、感光材料16が走査露光される。こ
の場合、露光部22は冷却ファン58によって強制的に
冷却されているため、温度上昇による露光不良が起こる
ことはない。
露光の開始すなわち搬送ローラ24.26の駆動が再開
されると、フランパー37が上方へ切替わり、これによ
って露光後の感光材料16は反転部60へ搬送される。
感光材料16は反転部60で反転された後に水塗布部6
2へ送り込まれる。
水塗布部62では、感光材料16に画像形成用溶媒とし
ての水が塗布され、さらに、スクイズローラ68によっ
て余分な水が除去される。水塗布部62において画像形
成用溶媒としての水が塗布された感光材料16は、スク
イズローラ68によって熱現像転写部104へ送り込ま
れる。
一方、受像材料108も受材マガジン106からニップ
ローラ110によって引き出され、さらにカッタ112
によって感光材料16よりも短い長さに切断された後に
、搬送ローラ114によって搬送されて熱現像転写部1
04へ送り込まれる。
また、切断後にはニップローラ110によるニップが解
除され、受像材料108の先端部(画像形成面)が長時
間ニップされることによる変形が防止される。
ここで、受像材料108は感光材料16の搬送とタイミ
ングを合わせて熱現像転写部104へ搬送され、感光材
料16が所定長さ(本実施例においては略20mm)先
行した状態で貼り合わせローラ120と加熱ドラム11
6との間に送り込まれて重ね合わされる。
この場合、この貼り合わせローラ120と水塗布部62
のスクイズローラ68との間にはガイド板70が配置さ
れており、スクイズローラ68から送られる感光材料1
6は確実に貼り合わせローラ120へ案内される。また
、貼り合わせローラ120と受像材料108の搬送ロー
ラ114との間にはブレードガイド124が配置されて
おり、受像材料108も確実に貼り合わせローラ120
へ案内される。
受像材料108よりも先行して貼り合わせローラ120
へ案内された感光材料16の先端部が、貼り合わせロー
ラ120と加熱ドラム116によって挟持された後には
、加熱ドラム116と貼り合わせローラ120による感
光材料16の挟持搬送速度(換言すれば、加熱ドラム1
16の外周面の回転移動速度)に対し、スクイズローラ
68による感光材料16の搬送速度が2%程度遅くなる
ように設定されているため、感光材料16にはバックテ
ンションが作用し弛みが生じることは無い。
次いで、貼り合わせローラ120へ案内された受像材料
108の先端部が貼り合わせローラ120と加熱ドラム
116との圧接点に達すると、順次感光材料16と重ね
合わされる。この場合にも、加熱ドラム116と貼り合
わせローラ120による受像材料108の挟持搬送速度
に対し、搬送ローラ114による受像材料108の搬送
速度が遅く設定されているため、受像材料108にはバ
ックテンションが作用し弛みが生じることが無い。
したがって、感光材料16と受像材料108とは、皺が
生じることなく均一に重ね合わされる。
また、スクイズローラ68および搬送ローラ114の駆
動軸に装着されたワンウェイクラッチによって、感光材
料16および受像材料108に作用する張力は所定の値
に維持されるため、過大な張力によって感光材料16お
よび受像材料108が損傷したり搬送不能になることは
無い。
さらにこの場合、受像材料108は感光材料16よりも
幅方向寸法および長手方向寸法がいずれも小さい寸法と
なっているため、感光材料16の周辺部は四辺とも受像
材料1080周辺部から突出した状態で重ね合わされる
貼り合わせローラ120によって重ね合わされた感光材
料16と受像材料108とは、重ね合わせた状態のまま
で加熱ドラム116と無端圧接ベルト118との間で加
熱ドラム116のほぼ1/2周(巻き掛はローラ134
と巻き掛はローラ140の間)に渡って挟持搬送される
。感光材料16はこの挟持搬送時において加熱されると
、可動性の色素を放出し、同時にこの色素が受像材料1
080色素固定層に転写されて画像が得られる。
この場合、感光材料16と受像材料108とは皺を生じ
ることなく均一に重ね合わされており、また、感光材料
160周辺部は四辺とも受像材料108の周辺部から突
出して加熱ドラム116の外周に密着しているため搬送
の途中で各材料がずれることもなく所定の圧力を加える
ことができ、画像むらの無い良質の画像が得られる。
またさらに、無端圧接ベルト118は、モータに連結さ
れた巻き掛はローラ140によって直接・強制的に回転
されるため、その巻き掛は部の屈曲率が大きくまた複数
の箇所で屈曲されても確実に所定の速度で回転する。さ
らに、加熱ドラム116は回転駆動力に対する抵抗が小
さくまた広い範囲で無端圧接ベルト118が圧接してい
るため、摩擦による無端圧接ベルト118からの回転力
の伝達が確実に行われる(回転力の一部がロスされるこ
となく伝達される)。このため、無端圧接ベルト118
と加熱ドラム116との間において回転速度の差が生じ
ることがない。したがって、無端圧接ベルト118と加
熱ドラム116とによって挟持搬送される感光材料16
と受像材料108との間に剪断力が生じて両材料がずれ
ることが無く、転写ずれが発生することが無く良好な画
像が得られる。
さらに、無端圧接ベルト118は導電性を有しているの
で、加熱ドラム116と無端圧接ベルト118あるいは
感光材料16や受像材料108との摩擦による静電気の
発生が防止され、受像材料108に得られる画像にカブ
リが発生することも無い。
その後、感光材料16と受像材料108とが挟持搬送さ
れ加熱ドラム116の下部に達すると、受像材料108
よりも所定長さ先行して搬送される感光材料16の先端
部に剥離爪154が係合し、感光材料16の先端部を加
熱ドラム116の外周から剥離させる。さらに、剥離さ
れた感光材料16は、屈曲案内ローラ142に巻き掛け
られて下方へ屈曲され、カッタ180によって細かく切
断されて廃棄感光材料収容箱178内に集積される。
一方、感光材料16と分離し加熱ドラム116に密着さ
れたままの状態で移動する受像材料108は、乾燥ファ
ン182によって乾燥されながら、加熱ドラム116と
その外周から離間した状態となっている剥離爪176と
の間を経て移動し、剥離ローラ174へ送られる。さら
にここで、剥離ローラ174および剥離爪176によっ
て加熱ドラム116の外周から剥されて、トレイ184
上に集積される。
第3図は、本実施例の制御系のブロック図を示すもので
ある。なお、この制御系は、上記で説明した露光光学系
の制御等も行うが、本発明に直接関係しないので本実施
例に関係する部分のみを示した。感材側搬送路21には
、先端検出センサ23の他に、感光材料の存在を検出す
る複数のセンサ25.27が配置されている。また、受
材側搬送路121には、先端検出センサ115の他に受
像材料の存在を検出するセンサ117および受像材料が
待機位置に到達したことを検出する待機センサ182が
配置されている。ロータリエンコーダ19および各種セ
ンサ23.25.27.115.117.182はマイ
クロコンピュータ190に接続されている。マイクロコ
ンピュータ190は、図示しないドライバを介してモー
タ17、カッタ20、感材側搬送路21および受材側搬
送路121に接続されている。
以下本実施例の制御ルーチンを説明する。図示しないメ
インルーチンでは、カットされた感光材料を搬送する感
材側搬送路及びカットされた受像材料を搬送する受材側
搬送路を駆動して感光材料と受像材料とを加熱ドラム方
向に搬送し、重ね合わせた状態で加熱ドラムに巻付は熱
現像転写を行う。
第1図は感光材料及び受像材料のジャムの発生が検出さ
れたときに割込まれる割込みルーチンを示すものである
。ジャムの発生は、各搬送路に設けられたセンサ間を感
光材料または受像材料が通過するのに所定時間以上経過
したか否かを判断することにより検出することができ、
通常の時間以上かかったときにジャムの発生と判断され
る。この割込みルーチンが起動されると、ステップ21
0において感光材料のジャムが発生したか否かを判断す
る。感光材料のジャムでない場合、すなわち受像材料の
ジャムまたは受像材料及び感光材料のジャムの発生の場
合には、ステップ230において感材側搬送路及び受材
側搬送路を停止し、ステップ232において感光材料に
ジャムが発生したことまたは感光材料及び受像材料にジ
ャムが発生したことを画像記録材料に設けられた表示器
(図示せず)に表示する。
一方、ステップ210において感光材料のジャムが発生
したと判断されたときには、ステップ212において感
材側搬送路21の駆動を停止し、ステップ212におい
て受像材料がカットされる前であるか否かを判断する。
受像材料が既にカットされているときには、ステップ2
14において受像材料の先端が待機位置に到達したか否
かを判断し、待機位置に到達したときにはステップ21
6において受材側搬送路の駆動を停止し、ステップ22
8で感光材料にジャムが発生したことを表示する。受像
材料が待機位置に到達したか否かは、待機センサ182
によって検出される。受像材料がカットされていないと
きには、ステップ216においてマガジンから引出され
た受像材料の長さを判断することにより受像材料の巻戻
しが可能か否かを判断する。本実施例の画像記録装置で
は、引出された長さが例えば70cm以下の場合に巻戻
しが可能である。受像材料の巻戻しが可能の場合には、
ステップ218において受像材料の先端が受材マガジン
ケース内に収納されるまで受像材料を巻戻し、ステップ
218において感光材料にジャムが発生したことを表示
する。この巻戻しによリ、受像材料は再使用可能位置に
収納されることになる。
受像材料が巻戻し不可能な長さ引出されている場合には
、ステップ220において受像材料がサイズ設定キーに
よって設定されたサイズに相当する長さ引出されたか否
かを判断し、所定長さ引出されたと判断されたときにス
テップ222においてカッタにカット信号を供給して受
像材料をカットする。カットされた受像材料は受材側搬
送路121によって加熱ドラム方向に搬送される。次の
ステップ224では、受像材料の先端が待機位置に到達
したか否かを判断し、待機位置に到達したときに受材側
搬送路の駆動を停止する。そして、次のステップ228
において感光材料のジャムが発生したことを表示する。
オペレータはジャム表示器に表示された箇所のジャム処
理を行う。感光材料のジャムが表示された場合には、受
像材料が受材側搬送路に残留していても感光材料のみを
取り除くジャム処理を行うことになる。
ジャム処理が終了して画像記録装置のドアを閉めると、
リセットされて第4図に示す割込みルーチンが起動され
る。ステップ250では、待機センサ出力に基づいて受
像材料が待機位置に存在しているか否かを判断する。受
像材料が待機位置に存在しているときには、ステップ2
52において感材側搬送路に配置されたセンサ出力に基
づいて感光材料が搬送路に残留しているか否かを判断す
る。感光材料が搬送路に残留しているときには、感光材
料のジャム処理が終了していないと判断してステップ2
60において感光材料のジャム表示を行う。感光材料が
残留していないと判断されたときには、ステップ254
において感材側搬送路を駆動し、ステップ256におい
て所定時間(例えば、l sec程度)経過したか否か
を判断する。
所定時間経過したと判断されたときにはステップ258
において再度感光材料が感材側搬送路に残留しているか
否かを判断する。感光材料が存在していればジャム処理
が終了していないと判断してステップ260においてジ
ャム表示を行い、感光材料が残留していなければジャム
処理が終了したと判断してステップ262において画像
記録装置をスタンバイ状態にセットする。
ステップ250において受像材料が待機位置に存在して
いないと判断されたときには、受像材料のみのジャム発
生または受像材料及び感光材料のジャム発生であるため
、ステップ264において受像材料と感光材料が搬送路
に残留しているか否かを判断し、受像材料及び感光材料
が搬送路に残留していないときには、ステップ266及
びステップ268において所定時間(例えば、1sec
)受材側搬送路及び感材側搬送路を駆動し、ステップ2
70において再度受像材料及び感光材料が搬送路に存在
しているかを判断する。感光材料及び受像材料のいずれ
も搬送路に存在していないときにはジャム処理が終了し
たと判断してステップ262へ進む。一方、感光材料ま
たは受像材料が存在している場合には、ステップ272
において感光材料または受像材料が残留していることを
表示する。
以上説明したように感光材料にジャムが発生したときに
受像材料を待機位置まで搬送しているため、ジャム処理
によって感光しない受像材料を有効に利用することがで
きる。また、リセットされたときに受像材料が搬送路に
残留していても受像材料の残留表示を行わないようにし
たので、オペレータのジャム処理を簡略化することがで
きる。
なお、上記では、感光材料のジャムが発生したときに受
像材料を再利用可能位置に搬送する例について説明した
が、受像材料のジャムを検出して感光材料を感材マガジ
ンケース内に収納されるように巻戻してもよい。このよ
うにすることにより、受像材料のジャム処理によって感
光材料が露光することがないので、感光材料を再利用す
ることができる。また、二系統の搬送路に本発明を適用
したが、一系統の搬送路であって同時に複数枚の画像記
録材料を搬送する搬送路に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のジャム発生による割込みルー
チンを示す流れ図、第2図は本発明が適用可能な画像記
録装置の概略構成図、第3図は本発明の実施例の制御系
のブロック図、第4図はリセット割込みルーチンを示す
流れ図である。 21・・・感材側搬送路、 121・・・受材側搬送路、 182・・・待機センサ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定長さに切断された画像記録材料を複数枚搬送
    可能な搬送路と、 搬送路内における画像記録材料のジャムの発生を検出す
    る検出手段と、 ジャムの発生が検出されたときに搬送路のジャム発生部
    の駆動を停止すると共にジャムが発生していない画像記
    録材料を再使用可能位置に搬送するよう搬送路を制御す
    る制御手段と、 を含む画像記録装置。
  2. (2)所定長さに切断された感光材料を搬送する第1の
    搬送路と、 所定長さに切断された受像材料を搬送する第2の搬送路
    と、 第1の搬送路内における感光材料のジャムの発生を検出
    する第1の検出手段と、 第1の検出手段によってジャムの発生が検出されたとき
    に第1の搬送路の駆動を停止すると共に受像材料を再使
    用可能位置に搬送するよう第2の搬送路を制御する制御
    手段と、 を含む画像記録装置。
JP1269986A 1989-10-17 1989-10-17 画像記録装置 Pending JPH03133860A (ja)

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