JPH0313356A - 感熱記録装置 - Google Patents

感熱記録装置

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JPH0313356A
JPH0313356A JP1150134A JP15013489A JPH0313356A JP H0313356 A JPH0313356 A JP H0313356A JP 1150134 A JP1150134 A JP 1150134A JP 15013489 A JP15013489 A JP 15013489A JP H0313356 A JPH0313356 A JP H0313356A
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小沢 直弘
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は1階調を有する画像を印画する感熱記録装置に
係り、特に色材の違い、環境温度の変化によらず、一定
の中間調表現の印画を得るのに好適な感熱記録装置に関
する。
[従来の技術] 感熱階調記録において、発熱体への通電時間と発色濃度
との関係は一般に線形でなく、第21図に示すごとく、
低濃度部と高濃度部においては一定の濃度増加量ΔFを
得るために必要な通電時間増加量ΔTは中濃度部に比べ
て大きくなっている。
従って1階調をもつ画像信号を忠実に記録しようとする
場合には、階調に応じて通電時間を変える必要がある。
従来の装置は、特開昭57−48868号公報に記載の
ように、非線形な1階調と通電時間との関係をリードオ
ンリメモリ(以下、ROMと略記する。)に予め記憶さ
せておき、記録時には階調ごとに、通電時間にJ 1 
pz、その他は(l OItを並列に出力する方式が示
されており、設定されたROMの内容に応じて、濃淡画
像を記録することができる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、感熱記録装置においては、印画とともにサー
マルヘッドの発熱体の周辺に熱が蓄積され、第24図に
示すように、同一通電時間に対する発色濃度が上昇する
ことが知られ、またカラーの印画を得る際、例えば1色
目にイエロー、2色目にマゼンタ、3色目にシアンの3
種の記録媒体を用い、3回重ねて印画するようなとき1
通電時間と発色濃度の特性が第22図に示すように記録
媒体によって異なることが知られている。さらに、カラ
ーの印画に際して、第23図に示すように同一色であっ
ても、材料・組成の異なる色材の記録媒体を用いて、印
画すると、当初の設計とは異なる濃度で記録され、正常
な記録濃度が保てなくなる。このため、記録媒体に対し
て大きな制約が加わることになる。
しかしながら、上記の従来技術は、印画記録時の記録濃
度変化の点について配慮されておらず、当初設計したR
OMの内容では温度が高い時には、設計した記録濃度に
より濃く記録され、温度が低い時には、薄く記録されて
しまうという問題があった。
また、カラー印画を行なう際は、3色または4色分の記
録媒体のデータが階調数だけ必要となる。
さらに、色材が異なる複数の記録媒体を使用できるよう
にする場合、使用する色材数分のデータが必要となり、
必要なROMの容量が増大する。とくに、64階調ある
いはそれ以上の多階調の記録においては、この問題は顕
著となる。
本発明の目的は、上述した従来技術の問題点を解決し、
多色化および温度変動などに対応し、さらに、色材の変
化にかかわりなく安定な階調表現を可能にしつつ、必要
なデータ容量を低減することができる感熱記録装置を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために1本発明による感熱記録装置
は、サーマルヘッドの発熱体への通電時間を制御するこ
とにより多階調の記録を行う感熱記録装置において、階
調に応じた上記発熱体の通電時間に関するデータを複数
の温度について複数組記憶する記憶手段と、上記サーマ
ルヘッドの温度を検出する温度検出手段と、該温度検出
手段により検出された温度に応じて、該温度を内包する
第1および第2の温度の両組のデータを上記記憶手段か
ら読出し、該読みだした両組のデータを補間して、当該
温度に対応する新たな1組の通電時間に関するデータを
算出する通電時間データ算出手段とを備えたものである
本発明による他の感熱記録装置は、サーマルヘッドの発
熱体への通電時間を制御することにより多階調の記録を
行う感熱記録装置において、隣接する階調間の代表的な
通電時間差として、N個(Nは複数)の異なるデータを
記憶する記憶手段と2M階調(M>N)の各隣接PR1
11間の通電時間差として、上記記憶手段に記憶された
いずれかのデータを割当てる割当て手段と、該割当て手
段の割当て結果に応じて、各階調の通電時間を算出する
演算手段と、該演算手段の算出結果に基づいて。
各[1について上記発熱体の通電時間を制御する制御手
段とを備えたものである。
本発明による感熱記録装置は、他の見地によれば、サー
マルヘッドの発熱体への通電時間を制御することにより
多階調の記録を行う感熱記録装置において、上記サーマ
ルヘッドの温度を検出する温度検出手段と、隣接する階
調間の代表的な通電時間差として、N個(Nは複数)の
異なるデータを、複数の温度に対応して複数組記憶する
記憶手段と、M階調(M>N)の各隣接階調間の通電時
間差として、上記記憶手段に記憶されたいずれかのデー
タを割当てる割当て手段と、上記温度検出手段により検
出された温度に応じて上記記憶手段から対応するデータ
を読出し、該データおよび上記割当て手段の割当て結果
に応じて、当該温度における各階調の通電時間を算出す
る演算手段と、該演算手段の算出結果に基づいて、各階
調について上記発熱体の通電時間を制御する制御手段と
を備えたものである。
好ましくは、上記複数組のデータを異なる印画用インク
色材に対応して複数組設け、上記演算手段により、使用
するインク色材に応じたデータを選択して上記各階調の
通電時間を算出する。
上記演算手段によるインク色材に応じたデータの選択は
、インク色材の種別情報を検出する検出手段または種別
情報を指定する指定手段による指示に応じて行う。
本発明によるさらに他の感熱記録装置は、映像と文字と
が混在するM階調の画像を階調記録する感熱記録装置に
おいて、最も濃度の高い階調で文字を印画し、残りの階
調で映像を印画するよう、上記割当て手段の割当て内容
を決定するようにしたものである。逆に、最も濃度の低
い階調で文字を印画し、残りの階調で映像を印画するよ
う、上記割当て手段の割当て内容を決定するようにして
もよい。
本発明による感熱記録装置は、さらに別の見地によれば
、サーマルヘッドをインク紙を介して記録紙に押し当て
、該サーマルヘッドの発熱体を発熱させ、インク紙に印
加する熱量を変化させることによりカラー階調記録を行
なう感熱記録装置において、異なる色材のインク紙ごと
に該インク紙の階調−濃度特性の代表的な傾きで構成さ
れたデータを複数組記憶させておく読出専用記憶手段と
、上記具なるインク紙ごとに上記記憶手段に格納された
1組のデータの中から任意のデータを各階調に割り当て
るルックアップテーブルと、該ルックアップテーブルを
参照して、各インク紙についての各階調の印画に要する
通電時間を求める通電時間算出手段と、各インク紙によ
る印画時に当該インク紙に対応する各階調の通電時間に
応じて上記発熱体の通電時間を制御する制御手段と備え
たものである。
上゛記読出専用記憶手段には、単一色のインク紙につい
てのデータのみを記憶させるとともに他の色については
予め選定した係数を記憶し、当該能の色についてのデー
タは上記単一色のデータに上記係数を乗ずることにより
算出するようにしてもよい。また、上記通電時間算出手
段の算出結果を一時記憶する補助記憶手段を設け、上記
制御手段は該補助記憶手段を参照して上記各階調の通電
時間を制御するようにすることもできる。
なお、本発明の感熱記録装置は、熱転写式の記録装置に
適するが、記録紙自体が感熱発色するものにも適用可能
である。
[作 用] 本発明によれば、サーマルヘッドの発熱体の通電時間に
関するデータを複数の温度について複数組記憶しておき
、印画時にはサーマルヘッドの温度に応じて、当該温度
に該当するデータを上記記憶したデータから補間算出し
、このデータにもとづきサーマルヘッドへの通電がなさ
れる。このように温度方向にデータ補間を行うので、R
OM等の記憶手段に記憶しておくデータは、サーマルヘ
ッドの温度により連続的に変化するインク色材の印画濃
度特性に対応するデータを代表的な複数の温度について
のみ保有すればよい。したがって、記憶手段に格納して
おくべきデータの容量を低減しつつ、温度変化に影響さ
れない略一定の階調−濃度特性をもった印画結果が得ら
れる。また、低減したデータの容量分、異なる印画濃度
特性をもつ他のインク色材のデータを格納することがで
きる。この場合、データ算出手段は使用するインク紙の
色材に合ったデータを記憶手段から選択して読み出し、
各階調の通電時間データを算出する。
したがって、インク色材が異なる場合でも略一定の階調
−濃度特性をもった印画結果が得られる。
また、記憶手段に保有するデータとして、隣接する階調
間の少数の代表的な通電時間差のデータを用い、ルック
アップテーブル等の割当て手段によりこれらのデータか
ら所望のデータを選択して各階調に割り当て、各階調の
通電時間データを算出する。したがって、64階調以上
もの多階調の記録装置においても、階調データは例えば
8種類のデータで足り、この構成によっても記憶手段の
データ容量が低減される。しかも、各階調間の通電時間
差として十分な選択枝を与えることができるので、微小
な通電時間の制御が可能になる。
印画する画像が文字および映像を混在して含む場合には
、文字と映像を明確に区別して印画するために、上記デ
ータ割当て手段を利用することも可能である。すなわち
1文字を最高または最低の濃度の階調に割当て、残りの
階調を映像に割当てることにより、印画された画像上で
両者の区別が容易になる。
(以下、余白) [実施例コ 以下1本発明の実施例について詳細に説明する。
第1図に1本発明の第1の実施例として、熱転写記録装
置の概略構成を示す。
この熱転写記録装置は、ドラム8に巻きつけられた記録
紙1oに対してインク紙9を介して印画するサーマルヘ
ッド5と、このサーマルヘッド5の発熱体7の通電時間
を、画像信号源1からの印画すべき画像信号に応じて制
御する中間調制御手段2と、サーマルヘッド5の温度を
検出する温度センサ5と。代表的温度について隣接階調
間の通電時間差データを格納したROM4と、温度セン
サ5の検出温度に従って対応するROM4の内容を読み
だして中間調制御手段2の通電時間制御のための通電時
間データを算出する通電データ算出手段とからなる1通
電データ算出手段3は、演算部3aおよびルックアップ
テーブル(LUT)3bを有する。
具体的には1通電データ算出手段3は、記録紙10又は
インク紙9が所定の記録位置に搬送されるまでに、ある
いは、記録が開始されるまでに、サーマルヘッド5に取
り付けた温度センサ6がらの温度データを受は取り、温
度データに応じて、階調ROM4から後述する必要なデ
ータを読み出し1通電時間データを算出する。記録時に
は、画像信号源1から画像の各画素ごとに濃淡方向の階
調情報をもつ画像信号が、中間調制御手段2に入力され
る。中間調制御手段2では、通電データ算出手段3より
出力される階調番号に応じたサーマルヘッド5の通電時
間のデータを受は取り、この通電時間に応じてサーマル
ヘッド5にストローブ信号を出力する。通電時間データ
の算出結果は、第7図に示すように必要に応じ、−旦、
ランダムアクセスメモリ(RAM)20に格納し、記録
時には中間調制御手段2はRAM20から通電時間デー
タを読み出すようにしてもよい。
サーマルヘッド5は、供給されたストローブ信号の時間
幅だけ、発熱体7に電流を流す。そして、それに応じて
発熱体7は発熱する。ドラム8の同上には記録紙10が
巻きつけられ、その上にインク紙9が重ねられてサーマ
ルヘッド5により押し付けられている。中間調制御手段
2により指定された通電時間に従い発熱体7の発熱量が
変化し。
発熱量に応じたインクがインク紙9から記録紙10に転
写されることにより、制御された中間調記録が行われる
第2図に、第1図における階調ROM4に記憶される1
色目のインクの隣接階調間の代表的な通電時間差のデー
タ構成の一例を示す。
第2図において5■、■、・・・、■、■は、異なる通
電時間差を指定するデータ参照番号であり。
T1.T、、T3.T4.T、は、それぞれ代表的な温
度列(例えば、5℃、20’C,35℃、50”C。
65℃)を示している0本実施例では、各温度列のデー
タDTは隣接階調間の代表的な通電時間差(1階調当た
りの通電時間の増分値)、換言すれば、インク紙9のも
つ階調−濃度曲線の代表的な傾き(例えば、64階調に
対して8種類)として選択された8個のデータからなる
。なお、代表的な各温度列はそれぞれ数℃の範囲(例え
ば、基準温度±2℃)に対応している。また、各温度列
において、同一のデータ参照番号を有するデータは同一
の階調−濃度特性をもつように予め選定されている。
次に、第3図に、第2図に示すデータ構成から。
温度方向にデータを補間算出し、全階調の通電時間デー
タを算出するためのフローチャートの一例を示す。
まず、処理(a)では印画命令により、温度センサ6で
サーマルヘッド5の温度を検出し、検出された温度T1
に応じた温度を表わすデータが第1図での通電データ算
出手段3に入力される。
処理(b)で1階調ROM4に記憶された代表温度列の
中から、検出温度T、をはさむ、予め設定された代表温
度列T 、 、 T、 (T 、 < T t < T
ア)を特定し読み出す、ここでは1代表部度列T1から
T1まで温度方向に4段階に分割、即ち、T II T
T、、 T、、 T、、 T、と分割し、T、、 T、
、 T。を補間算出する場合について説明する。
処理(C)で、代表温度列T1とT。におけるデータD
T、DT、の平均値を算出し、温度列T、におけるデー
タDT、を求める。
処理(d)で、DT、、DT、およびDT、、 DT、
の平均値を算出し、それぞれ温度列T、、T6における
データDT、、DT、を求める。
以上、処理(c)〜(d)を全てのデータ参照番号につ
いて繰り返すことにより、Ttの属する温度列(T、、
T、、T、のいずれか)のデータを算出することができ
る。
次に、処理(e)で、通電データ算出手段3は、後述す
る方法により検出温度T、の属する温度列のデータをデ
ータ参照番号を介して、各階調に割り当てる。
処理(f)で、各階調に割り当てた通電時間差を表わす
データに基づいて、各階調の通算した通電時間データ(
階調−通電時間データ)を算出する。
以上のように、簡単な算出の処理でサーマルヘッド5に
おける検出温度T1について、最適なデータが算出され
1階調−通電時間データが求められる。
第4図により、第2図に示すデータ構成に基づいて、温
度方向へデータを補間するデータ補間の一例について説
明する5 ここでは、温度センサ6により検出されたサーマルヘッ
ド5の温度TiがT2からT、の範囲のTa。
Tb、Tcのいずれかに属する場合について説明する。
なお、T2.T、と同様、 Ta、 Tb、 Tcもそ
れぞれ数℃の範囲(例えば、基準温度±2℃)に対応づ
けられている。
まず、TiがTaの温度範囲内に属する場合は。
温度列T、、T、の構成する各データ参照番号における
データの平均値DAI〜DA8を算出し、それをTaに
おけるデータとする。即ち、DAlは、DA1=(DT
I 2+DT13)/2により求められる。以下、同様
に、DA2゜DA3.・・・DA8が算出される。
次に、TiがTbに属する場合は、上記で求めたTaの
データとTよのデータとの平均値DBI〜DBSを算出
し、それをTbにおけるデータとする。即ち、DBIは
、 DB1= (DT12+DA1>/2 により求められる。以下、同様に、DB 2゜DB3.
・・・DB8が算出される。
TiがTcに属する場合は、Tbの場合と同様に、Ta
でのデータとT、のデータとの平均値DCI〜DC8を
算出し、それをTcにおけるデータとする。即ち、DC
lは、 DC1= (DT13+DA1)/2 により求められる。以下、同様に、DC2゜DC3,・
・・DC8が算出される。
以上により、検出された温度Tiに応じてTiの属する
温度列のデータを算出する。
次に、階調に対する通電時間の算出について説明する。
第5図は5画像信号の各階調に対する通電時間データの
算出についての説明図である。以下、通電時間データを
算出する動作について説明する。
通電データ算出手段3ではサーマルヘッド5で検出され
た温度Ttに応じて、階調ROM4から必要な温度列を
読みだし、第4図で説明したように、Tiの属する温度
列のデータを算出する。ここで、各参照番号におけるデ
ータは、前述のように1階調当たりの増分値で示される
次に1通電データ算出手段3内のLUTは、第5図(a
)に示すように、各階調に対して割り当てるデータ参照
番号を有し、このデータ参照番号を介して第5図(b)
の通電時間差データを各階調に割り当てる。このLUT
による割当て内容の選定の方法は、種々考えられるが、
−例として、第21図のような通電時間−濃度曲線にお
いて、濃度を各階調ごとに一定量ΔFずつに分割したと
きの対応する通電時間差ΔTを当該階調の通電時間差と
して、この時間差に該当するデータを選択してそのデー
タ参照番号をLUTの該当する階調番号に対応づければ
よい。通電データ算出手段3は、さらにLUTにより各
階調に割当てられたデータに基づいて、所期の階調−通
電時間データを算出する。
通電データ算出手段3では、記録開始前に、その時点の
サーマルヘッド5の温度を検出し、その検出温度に応じ
て、リアルタイムに階調−通電時間データを算出し、中
間調制御手段2に出力する。
第7図は、本発明の第2の実施例の構成を示し。
前述したように、検出温度T、の属する温度列のデータ
、あるいは全ての温度列のデータおよび通電時間データ
を算出し、その算出結果を一旦RAM20に書き込み、
RAM20から中間!IJ制御手段2に出力してもよい
第6図は、第5図において算出された通電時間データの
一例を示す階調−通電時間データを示す図である。第6
図において、縦軸は累積した通電時間データ、横軸は階
調を示している。
同図に示すように、階調−通電時間データのグラフは1
mごとの折れ線グラフとなっている。インク紙9のもつ
階調−濃度曲線の代表的な傾き、即ち、階調当たりの増
分値でデータを構成しているので、各階調ごとに最適な
通電時間データが割り当てられ、第2図に示すような簡
単なデータ構成および第3図の算出・処理により、階調
−濃度曲線を再現性よく算出することができる。
カラー印画の場合、2色目、3色目のインク等について
も同様の第2図に示すようなデータを階mROM4内に
もち、それぞれサーマルヘッド5で検出された温度デー
タに合わせて、通電時間データを算出する。
以上により、サーマルヘッド5の温度に応じて。
最適な通電時間データが求められるので、環境温度や連
続印画枚数にかかわらず、一定のlv調−濃度特性をも
った印画が行われる。また、階調ROM4内のデータを
温度および1階調当たりの増分値それぞれに代表的な値
で構成するため。
ROM4のデータ容量の低減がはかれる。(例えば、6
4階調中8種類の傾きでデータを代表させれば、データ
数ば1/8となる。) さらに、中間調記録においては、低濃度域および高濃度
域での濃度変化は非線形となるため、微小な通電時間の
制御が必要である。また、高濃度域での濃度変化に対し
てよりも、低濃度域での濃度変化は視覚的に敏感になる
ため、いわゆる擬似輪郭が生じやすく、より精密な制御
が必要となる。
これらの要請に対しても、第5図に示すLUTにおいて
、データ参照番号を各階調ごとに設定できるので、低濃
度域においても最適なデータを割り当てることができる
第8図に、第1図における階調ROM4に格納する通電
時間データの別の例を示す。この例では。
第2図に示した温度列より多くの温度列t工、t2゜t
3.j4* js、jst jt+ taのデータを用
意し、温度方向のデータ補間を省略するものである。各
温度列は、前述と同様、それぞれ数℃の範囲をもった温
度列であり、そのデータは、1階調当たりの通電時間の
増分値で示される。また、各データは同一の階調−濃度
特性になるように選定されている。
印画命令により、温度センサ6でサーマルヘッド5の温
度を検出し、検出された温度1+に応じた温度データが
通電データ算出手段3に供給される6通電データ算出手
段3では、検出温度tlの属する温度列を階調ROM4
の中から特定し、そのデータを読み出す1次に、階調に
データを割り当てるLUTにより、各階調に前記データ
を割り当て、所期のWI調−通電時間データを算出する
カラー印画の場合、2色目、3色目等のインクについて
も同様に第8図に示すようなデータを階!IIROMJ
内にもたせておくことにより、それぞれ温度データに合
った、各階調ごとの通電時間データを算出できる。
以上により、サーマルヘッド5の温度に応じて、最適な
通電時間データが求められるので、環境温度や連続印画
枚数にかかわらず、一定の階調−濃度特性をもった印画
が行われる。
第9図は、第1図における階!l!JROM4に格納す
るカラー印画の場合のさらに別の通電時間差のデータ構
成例を示す、同図において、■、■、・・・■、■は、
前述と同様、データ参照番号であり、Y工、Y、、y3
.Y4.Y、はそれぞれ代表的なイエローの温度列(例
えば、5℃、20℃、35℃。
50℃、65℃)を示している。この場合も、代表的な
各温度列は、それぞれ数℃の範l1l(例えば。
基準温度±2℃)で構成される。また、それぞれのデー
タはイエローのインクのもつ階調−感度曲線の代表的な
傾き(例えば、64階調に対して8種類)、即ち、1階
調当たりの通電時間の増分値で構成されており、各デー
タは各温度列において同一の階調−濃度特性をもつよう
に予め設定されている。
第10図は、第9図に示す構成から、温度方向にデータ
を補間算出し、全階調の通電時間を算出するためのフロ
ーチャートの一例を示す。
同図の処理(a)では、印画命令により、温度センサ6
でサーマルヘッド5の温度を検出し、検出された温度Y
Jに応じた温度データが第1図での通電データ算出手段
3に入力される。
処理(b)で1階WARoM4に記憶のイエローの代表
温度列の中から検出温度Y、をはさむ、予め設定された
代表温度列Y、、Y、(Y、<Y、<Y、)を特定し読
み出す、ここでは、代表温度列Y、からY、まで温度方
向に4段階に分割、即ち、Y□Y、Yゆ y、と分割さ
れ、Y、、Y、、Y、を補間算出する場合について説明
する。
処理(c)で、代表温度列Y、とY、におけるデータD
Y、、DY、の平均値を算出し、温度列Y、におけるデ
ータDY、を求める。
処理(d)で、DY□DY、およびDYs、 DY。
の平均値を算出し、それぞれ温度列Y、、Y、における
データDy、、DY、を求める。
以上のように、処理(C)〜(d)を全てのデータ参照
番号について繰り返すことにより、Y、の属する温度列
(y、、y、、y、のいずれか)のイエローのデータが
算出される。
処理(、)で、通電データ算出手段3は、検出温度Y、
の属する温度列のデータをデータ参照番号を介して、各
階調に割り当てる。
処理(f)で、各階調に割り当てたデータから、所期の
イエローの階調−通電時間データが算出される。
次に、処理(g)で、算出されたイエローのある階調で
の通電時間データに、予かじめ階調ROM4に記憶され
ている係数に、をかけることにより、全ての階調でのマ
ゼンタの通電時間データが算出される。ここで、係数に
、は、予め設定された階調−濃度特性を有する((マゼ
ンタの通電時間データ)/(イエローの通電時間データ
))で表される。
処理(h)では、処理(g)と同様にイエローのある階
調での通電時間データに、予め階調ROM4に記憶され
ている係数に、をがけることにより、全ての階調でのシ
アンの通電時間データを算出する。
ここで、係数に、は、予め設定された階調−濃度特性を
有する((シアンの通電時間データ)/(イエローの通
電時間データ))で表される。
以上の構成と動作により、階調ROM4はイエローの代
表温度列でのデータと、係数に□に、のみをもつだけと
なり、イエロー、マゼンタ、シアンそぞれのデータをも
つ場合に比べて、階調ROM4に格納すべきデータ数が
低減される。本実施例においては、イエローのデータか
ら、マゼンタおよびシアンの通電時間データを算出した
が、イエローの代わりにマゼンタ、あるいはシアンのデ
ータに置き換えても、同様にして算出できる。
第11図は、本発明による熱転写記録装置の第3の実施
例を示すブロック図である。同図において、第1図にお
ける第1の実施例と同一の要素には同一番号を付した。
その他、新たに付加したものとして、31は映像信号源
、32は文字信号源、33は映像用アナログディジタル
変換手段(A/D)である。以下、動作について説明す
る。
通電データ算出手段3では、記録紙10又はインク紙9
が所定の記録位置に搬送されるまでに、あるいは、記録
が開始されるまでに、サーマルヘッド5に取り付けた温
度センサ6からの温度データを受は取り、温度データに
応じて階iROM4から後述する必要なデータを読み出
し、通電時間データを算出する。記録時には、映像信号
源31から供給される映像信号31′は映像用A/D3
3を介して中間調制御手段2に入力されると同時に、文
字信号32′も独立して入力される。
ここで、映像用A/D33は映像信号31′の濃淡方向
の階調情報を“1″〜″63”に割り当てる6また、中
間調制御手段2では、独立して入力される文字信号源3
2から供給される文字信号32′に対して階調情報とし
てII 64 ′9を割り当てる。以上のようにして、
中間調制御手段2では映像信号31′は第1〜第63の
階調情報、文字信号32′は第64の階調情報をもつ画
像信号となる。中間調制御手段2では、通電データ算出
手段より出力される階調番号に応じたサーマルヘッド5
の通電時間データを受は取り、サーマルヘッド5にスト
ローブ信号を送る。以下の動作は、第1図に示される第
1の実施例と同様のため、ここではその説明を省略する
なお、第11図の第3の実施例では、映像信号31′と
文字信号32′とを独立に中間調制御手段2に入力した
が、第12図(本発明の第4の実施例)に示すように、
映像信号31′と文字信号32′を一旦1合成手段35
により合成して1つの画像信号35′にしたのち、中間
調制御手段2に供給してもよい。
第13図は、第11図に示される第3の実施例の画像信
号の各階調に対する通電時間データの算出について説明
するための図である。
画像信号の中には、画像と文字が混在しているものもあ
る。インクのもつ階調−濃度特性に合わせてデータを構
成すると、印画したとき画像と文字の区別がつかなくな
ることがある。また、一般に文字は線状であり、濃度が
薄くプリントされてしまう。これに対して、第13図に
示す実施例においては、画像を第1〜第63階調により
表現し。
第64階調目には文字のデータを割り当てるLUTの構
成とした。即ち、第64階調目にはデータ参照番号■を
介して1対1に対応して十分に長いデータDT9が割り
当てられる。
以下、通電時間データを算出する動作について説明する
通電データ算出手段3ではサーマルヘッド5で検出され
た温度に応じて、階tAROM4から必要な温度列を読
み出し、検出温度の属する温度列でのデータを算出する
。ここで、各参照番号におけるデータは、1階調当たり
の増分値で示される。
通電データ算出手段3は、第13図(a)に示すように
、階調に対して割り当てるデータを参照するLUTを有
し、各階調に参照番号を割り当てる。
通電データ算出手段3は、LUTにより各階調に対して
、第13図(b)に示すデータを参照番号を介して割り
当てる。このため所期の階調−通電時間のデータが算出
される。
第14図は、第13図において算出された通電時間デー
タの一例を示す階調−通電時間データ図である。第14
図において、縦軸は累積した通電時間データ、横軸は階
調である。
第14図に示すように、階調−通電時間データのグラフ
は階調ごとの折れ線グラフとなっている。
第1〜第63階調の範囲では、インク紙9のもつ階調−
濃度曲線の代表的な傾き、即ち、階調光たりの増分値で
データを構成しているので、各階調ごとに最適な通電時
間データが割り当てられている。第64階調目では画像
に混在する文字を印画するのに最適なデータが割り当て
られ、画像に対するデータとの区別がなされている。
以上により、サーマルヘッド5の温度に応じて、最適な
通電時間データが求められるので、環境温度や連続印画
枚数にかかわらず、一定の階調−濃度特性をもった印画
が行われる。また、画像と文字が混在する場合でも文字
に対して最適な十分に長いデータを割り当てることによ
り、印画時に画像と文字を区別することができるととも
に、1ドツトラインの文字も十分な濃度でプリントする
ことができる。
(以下、余白) 第15図は、本発明の第5の実施例を示すブロック図で
ある。
第15図において、第11図における実施例と同一の要
素には同一番号を付した。その他、新たに付加したもの
として、34はキャラクタROMであり、装置に内蔵さ
れて文字等が記憶されている。
以下、第5の実施例の動作について説明する。
通電データ算出手段3では、記録紙10又はインク紙9
が所定の記録位置に搬送されるまでに、あるいは、記録
が開始されるまでに、サーマルヘッド5に取り付けた温
度センサ6からの温度データを受は取り、温度データに
応じて、階調ROM4から必要なデータを読み出し、通
電時間データを算出する。記録時には、映像信号31′
は映像用A/D33により濃淡方向に第1〜第63の階
調情報に変換され、中間調制御手段2に入力される。一
方1図示しない操作手段により、キャラクタROM34
から文字等を読み出し、文字信号として中間調制御手段
2に入力される。中間調制御手段2では映像信号31は
第1〜第63の階調情報、キャラクタROM34から8
力された文字信号は第64の階調情報をもつ画像信号と
なる。通電データ算出手段3では、第13図で説明した
ように映像に第1〜第63階調により表現し、第64階
調目には文字のデータを割り当てるLUTの構成により
、各階調ごとにデータを割り当てるとともに、通電時間
データを算出し、中間調制御手段2に供給する。以下の
動作は、第11図に示す実施例と同様のため、その説明
を省略する。
以上の構成、動作においても、画像と文字を混在させて
も文字に対して最適な十分に長いデータが割り当てられ
るので、印画時に画像と文字を区別することができると
ともに、1ドツトラインの文字も十分な濃度でプリント
することができる。
第16図は、本発明の第6の実施例を示すブロック図で
ある。
第16図において、第11図に示す実施例と同一の要素
には同一番号を付した。その他、新たに付加したものと
して、36は合成変換手段である。
この合成変換手段36では、映像信号31′を濃淡方向
の第2〜第64階調に割り当て1文字信号32′を1階
調目に割り当て、−旦、合成したのち1つの画像信号3
6′にして中間調制御手段2に入力する。
第17図は、第16図に示される第6の実施例の画像信
号36′の各階調に対する通電時間データ算出の説明図
である。
第17図においては、画像を第2〜第64階調により表
現し、第1階調には文字のデータを割り当てるLUTの
構成とした。即ち、先の実施例では映像に対して文字を
正の方向に強調したのに対し、この実施例では負の方向
に強調するものである。そのために、第1階調にはデー
タ参照番号のを介して1対1に対応させてインク紙9が
発色しないデータDTI’ が割り当てられる。また、
第2階調には、インク紙9が発色するデータが割り当て
られる。
通電データ算出手段3ではサーマルヘッド5で検出され
た温度に応じて1階調ROM4から必要な温度列を読み
出し、検出温度の属する温度列でのデータを算出する。
ここで、前述と同様、各参照番号におけるデータは、1
階調当たりの増分値を示す。
通電データ算出手段3は、第17図(a)に示されるよ
うに、階調に対して割り当てられるデータを参照するL
UTを有し、各階調に参照番号を割り当てる。通電デー
タ算出手段3は、前記LUTにより各階調に対して、第
17図(b)に示すデータを参照番号を介して割り当て
、所望の階調−通電時間のデータが算出される。
第18図は、第17図において算出された通電時間デー
タの一例を示す階調−通電時間データ図である。第18
図において、縦軸は累積した通電時間データ、横軸は階
調を示す。
第18図に示すように、階調二通電時間データのグラフ
は階調ごとの折れ線グラフとなっている。
第2〜第64階調の範囲では、インク紙9のもつ階調−
濃度曲線の代表的な傾き、即ち、階調当たすの増分値で
データを構成しているので、各階調ごとに最適な通電時
間データが割り当てられている。第1階調では画像に混
在する文字を印画するのに最適なデータが割り当てられ
、画像に対するデータとの区別がなされている。
以上により5画像と文字が混在する場合でも文字に対し
てインク紙9が発色しないデータを画像に対しては、2
階調目から発色するデータを割り当てることにより、印
画時に画像と文字を区別することができろ。
第19@は、本発明の第7の実施例を示すブロック図で
ある。
第19図において、第1図における第1の実施例と同一
の要素には同一番号を付した。その他、新たに付加した
ものとして、11は色材検出手段であり、使用する色材
の種別情報を得る。即ち、色材検出手段11は、インク
紙9または、図示しないインク紙9を保持するインクカ
セット等から光学的あるいは、機械的手段により、使用
するインク紙9の色材の種別情報を得る。14はインク
の種別指定手段であり、手動により任意のインクの種別
を指定でき、インクの色材の情報を出力する。なお、4
0は色材検出手段11の出力信号と種別指定手段14の
出力信号との一方を選択して、通電データ算出手段に供
給するスイッチ手段である。
階調ROM4は、第2図、第8図、第9図での実施例で
示した通電時間差データを、異なる色材に関して複数組
有している6色材検出手段11、あるいはインク種別指
定手段14からの色材の種別情報が通電データ算出手段
3に入力され、通電データ算出手段3では、得られた色
材の種別情報に合う通電データ差を階調ROM4の中か
ら選択する。
以下5通電時間データ算出の動作については、第1図に
示す実施例と同様のため、その説明を省略する。
熱転写記録装置に使用される記録紙10には、普通紙、
合成紙、OHP紙等があり、それぞれの記録紙10に対
して専用の、色材の異なるインク紙9が使われる。また
、画像信号源1の種類によっては、使用されるインク紙
9の中間調表現を変える場合がある。(例えば、自然画
に対しては滑らかな中間調制御が必要となり、CAD、
CG画などの場合はメリハリのある中間調制御が必要と
なる。、)さらに、同一のインク紙9を使用する場合に
も、使用する記録紙1oの種類によって中間調表現を変
える場合がある。
以上の条件を満足させるためには、各条件ごとにデータ
が必要となり、データ数は膨大なものとなる。これに対
して、第2図、第8図、第9図での実施例で示したデー
タの構成は、階調ROM4に記載するデータ数を低減す
る効果がある。このため、低減した分、複数組の異なる
色材に関する通電時間データを階調ROM4に格納する
ことができるので、中間調表現を変えて、あるいは色材
の異なるイン・り紙9を交換して使用できる効果がある
第20図は、本発明の第8の実施例を示すブロック図で
ある。第20図において、第1図における第1の実施例
と同一の要素には同一番号を付した。その他、新たに付
加したものとして、点線で示す22はマイクロコンピュ
ータ、21はアナログディジタル変換手段(A/D)で
ある。
以下、第8の実施例の構成、動作について説明する。
マイクロコンピュータ22には、通電データ算出部23
.およびデータ格納部24が設けられている。データ格
納部24には、第2図、第8図、第9図での実施例で示
した通電時間データが格納されている。通電データ算出
部23では、サーマルヘッド5に取り付けた温度センサ
6およびA/D21を介してサーマルヘッド5の温度デ
ータを受は取り、階調番号と温度データに応じて、デー
タ格納部24から必要なデータを読み出し1通電時間デ
ータを算出する。印画時には、画像信号源1から画像の
各画素ごとに濃淡方向の階調情報をもつ画像信号が、中
間調制御手段2に入力さ九る。
中間調制御手段2では、マイクロコンピュータ22より
出力される階調番号に応じたサーマルヘッド5への通電
時間データを受は取り、サーマルヘッド5にストローブ
信号を送る。以下の動作は第1図に示す実施例と同様の
ため、その説明を省略する。
以上、第20図に示す実施例においても、第1図の実施
例と同様の効果が得られる。
[発明の効果] サーマルヘッドの温度により連続的に変化するインク色
材の印画濃度特性に応じた通電時間に関するデータを1
代表的な温度についてのみ保有し、該当しない温度につ
いては補間データを用いることにより、ROM等のデー
タ格納用記憶手段に格納すべきデータの容量を低減する
ことができ、かつ、温度変化によらず略一定の階調−濃
度特性をもった中間調表現ができる。
また、記憶手段に格納するデータとして、インク色材の
もつ階調−濃度曲線の代表的な傾き、即ち、瞬接階調間
の通電時間差のデータを用いることにより、すべての階
調の通電時間データを保持しておく必要がなく、これに
よっても記憶しておくべきデータ容量を低減することが
できる。
また、データ容量を低減した分、異なる印画濃度特性を
もつインク色材のデータを記憶手段に複数格納すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による第1の実施例の熱転写記録装置の
構成を示すブロック図、第2図は階調ROMに格納する
データの構成図、第3図は第1実施例の動作を示すフロ
ーチャート、第4図は第1図の実施例におけるデータ補
間の説明図、第5図は第1図の実施例におけるLOTの
説明図、第6図は第1図の実施例の階調−通電時間のグ
ラフ、第7図は本発明の第2の実施例の構成を示すブロ
ック図、第8図は第2の実施例のデータ構成図、第9図
は第2の実施例の他のデータ構成図、第10図は第9図
の実施例の動作を示すフローチャート、第11図は第3
の実施例のブロック図、第12図は第4の実施例のブロ
ック図、第13図は第11図の実施例におけるLUTの
説明図、第14図は第13図の実施例の階調−通電時間
のグラフ、第15図は第5の実施例のブロック図、第1
6図は第6の実施例のブロック図、第17図は第16図
の実施例におけるLUTの説明図、第18図は第17図
の実施例の階調−通電時間のグラフ、第19図は第7の
実施例のブロック図、第20図は第8の実施例のブロッ
ク図、第21〜24図は通電時間−濃度特性の説明図で
ある。 l・・・画像信号源、2・・・中間調制御手段、3・・
・通電データ算出手段、4・・・階調ROM、5・・・
サーマルヘッド、6・・・温度センサ、11・・・色材
検出手段、14・・・インク種別指定手段、20・・・
RAM、21・・・A/D、22・・・マイクロコンピ
ュータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、サーマルヘッドの発熱体への通電時間を制御するこ
    とにより多階調の記録を行う感熱記録装置において、 階調に応じた上記発熱体の通電時間に関するデータを複
    数の温度について複数組記憶する記憶手段と、 上記サーマルヘッドの温度を検出する温度検出手段と、 該温度検出手段により検出された温度に応じて、該温度
    を内包する第1および第2の温度の両組のデータを上記
    記憶手段から読出し、該読みだした両組のデータを補間
    して、当該温度に対応する新たな1組の通電時間に関す
    るデータを算出する通電時間データ算出手段と を備えたことを特徴とする感熱記録装置。 2、サーマルヘッドの発熱体への通電時間を制御するこ
    とにより多階調の記録を行う感熱記録装置において、 隣接する階調間の代表的な通電時間差として、N個(N
    は複数)の異なるデータを記憶する記憶手段と、 M階調(M>N)の各隣接階調間の通電時間差として、
    上記記憶手段に記憶されたいずれかのデータを割当てる
    割当て手段と、 該割当て手段の割当て結果に応じて、各階調の通電時間
    を算出する演算手段と、 該演算手段の算出結果に基づいて、各階調について上記
    発熱体の通電時間を制御する制御手段と を備えたことを特徴とする感熱記録装置。 3、サーマルヘッドの発熱体への通電時間を制御するこ
    とにより多階調の記録を行う感熱記録装置において、 上記サーマルヘッドの温度を検出する温度検出手段と、 隣接する階調間の代表的な通電時間差として、N個(N
    は複数)の異なるデータを、複数の温度に対応して複数
    組記憶する記憶手段と、 M階調(M>N)の各隣接階調間の通電時間差として、
    上記記憶手段に記憶されたいずれかのデータを割当てる
    割当て手段と、 上記温度検出手段により検出された温度に応じて上記記
    憶手段から対応するデータを読出し、該データおよび上
    記割当て手段の割当て結果に応じて、当該温度における
    各階調の通電時間を算出する演算手段と、 該演算手段の算出結果に基づいて、各階調について上記
    発熱体の通電時間を制御する制御手段と を備えたことを特徴とする感熱記録装置。 4、上記複数組のデータを異なる印画用インク色材に対
    応して複数組有し、上記演算手段は、使用するインク色
    材に応じたデータを選択して上記各階調の通電時間を算
    出することを特徴とする請求項2または3記載の感熱記
    録装置。 5、上記演算手段によるインク色材に応じたデータの選
    択は、インク色材の種別情報を検出する検出手段または
    種別情報を指定する指定手段による指示に応じて行うこ
    とを特徴とする請求項4記載の感熱式記憶装置。 6、映像と文字とが混在するM階調の画像を階調記録す
    る感熱記録装置において、 最も濃度の高い階調で文字を印画し、残りの階調で映像
    を印画するよう、上記割当て手段の割当て内容を決定す
    ることを特徴とする請求項2または3記載の感熱記録装
    置。 7、映像と文字とが混在するM階調の画像を階調記録す
    る感熱記録装置において、 最も濃度の低い階調で文字を印画し、残りの階調で映像
    を印画するよう、上記割当て手段の割当て内容を決定す
    ることを特徴とする請求項2または3記載の感熱記録装
    置。 8、サーマルヘッドをインク紙を介して記録紙に押し当
    て、該サーマルヘッドの発熱体を発熱させ、インク紙に
    印加する熱量を変化させることによりカラー階調記録を
    行なう感熱記録装置において、異なる色材のインク紙ご
    とに該インク紙の階調−濃度特性の代表的な傾きで構成
    されたデータを複数組記憶させておく読出専用記憶手段
    と、 上記異なるインク紙ごとに上記記憶手段に格納された1
    組のデータの中から任意のデータを各階調に割り当てる
    ルックアップテーブルと、該ルックアップテーブルを参
    照して、各インク紙についての各階調の印画に要する通
    電時間を求める通電時間算出手段と、 各インク紙による印画時に当該インク紙に対応する各階
    調の通電時間に応じて上記発熱体の通電時間を制御する
    制御手段と を備えることを特徴とする感熱記録装置。 9、上記読出専用記憶手段には、単一色のインク紙につ
    いてのデータのみを記憶させるとともに他の色について
    は予め選定した係数を記憶し、当該他の色についてのデ
    ータは上記単一色のデータに上記係数を乗ずることによ
    り算出することを特徴とする請求項8記載の感熱記録装
    置。 10、上記通電時間算出手段の算出結果を一時記憶する
    補助記憶手段を設け、上記制御手段は該補助記憶手段を
    参照して上記各階調の通電時間を制御することを特徴と
    する感熱記録装置。
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