JP2695008B2 - 感熱記録装置 - Google Patents

感熱記録装置

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JP2695008B2
JP2695008B2 JP1150134A JP15013489A JP2695008B2 JP 2695008 B2 JP2695008 B2 JP 2695008B2 JP 1150134 A JP1150134 A JP 1150134A JP 15013489 A JP15013489 A JP 15013489A JP 2695008 B2 JP2695008 B2 JP 2695008B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、階調を有する画像を印画する感熱記録装置
に係り、特に色材の違い、環境温度の変化によらず、一
定の中間調表現の印画を得るのに好適な感熱記録装置に
関する。
[従来の技術] 感熱階調記録において、発熱体への通電時間と発色濃
度との関係は一般に線形でなく、第21図に示すごとく、
低濃度部と高濃度部においては一定の濃度増加量ΔFを
得るために必要な通電時間増加量ΔTは中濃度部に比べ
て大きくなっている。従って、階調をもつ画像信号を忠
実に記録しようとする場合には、階調に応じて通電時間
を変える必要がある。
従来の装置は、特開昭57−48868号公報に記載のよう
に、非線形な、階調と通電時間との関係をリードオンリ
メモリ(以下、ROMと略記する。)に予め記憶させてお
き、記録時には階調ごとに、通電時間に“1"、その他は
“0"を並列に出力する方式が示されており、設定された
ROMの内容に応じて、濃淡画像を記録することができ
る。
[発明が解決しようとする課題] ところで、感熱記録装置においては、印画とともにサ
ーマルヘッドの発熱体の周辺に熱が蓄積され、第24図に
示すように、同一通電時間に対する発色濃度が上昇する
ことが知られ、またカラーの印画を得る際、例えば1色
目にイエロー、2色目にマゼンタ、3色目にシアンの3
種の記録媒体を用い、3回重ねて印画するようなとき、
通電時間と発色内度の特性が第22図に示すように記録媒
体によって異なることが知られている。さらに、カラー
の印画に際して、第23図に示すように同一色であって
も、材料・組成の異なる色材の記録媒体を用いて、印画
すると、当初の設計とは異なる濃度で記録され、正常な
記録濃度が保てなくなる。このため、記録媒体に対して
大きな制約が加わることになる。
しかしながら、上記の従来技術は、印画記録時の記録
濃度変化の点について配慮されておらず、当初設計した
ROMの内容では温度が高い時には、設計した記録濃度に
より濃く記録され、温度が低い時には、薄く記録されて
しまうという問題があった。
また、カラー印画を行なう際は、3色または4色分の
記録媒体のデータが階調数だけ必要となる。さらに、色
材が異なる複数の記録媒体を使用できるようにする場
合、使用する色材数分のデータが必要となり、必要なRO
Mの容量が増大する。とくに、64階調あるいはそれ以上
の多階調の記録においては、この問題は顕著となる。
本発明の目的は、上述した従来技術の問題点を解決
し、多色化および温度変動などに対応し、さらに、色材
の変化にかかわりなく安定な階調表現を可能にしつつ、
必要なデータ容量を低減することができる感熱記録装置
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明による感熱記録装
置は、サーマルヘッドの発熱体への通電時間を制御する
ことにより多階調の記録を行う感熱記録装置において、
隣接する階調間の代表的な通電時間差として、N個(N
は複数)の異なるデータを記憶する記憶手段と、M階調
(M>N)の各隣接階調間の通電時間差として、上記記
憶手段に記憶されたいずれかのデータを割当てる割当て
手段と、該割当て手段の割当て結果に応じて、各階調の
通電時間を算出する演算手段と、該演算手段の算出結果
に基づいて、各階調について上記発熱体の通電時間を制
御する制御手段とを備えたものである。
本発明による感熱記録装置は、他の見地によれば、サ
ーマルヘッドの発熱体への通電時間を制御することによ
り多階調の記録を行う感熱記録装置において、上記サー
マルヘッドの温度を検出する温度検出手段と、隣接する
階調間の代表的な通電時間差として、N個(Nは複数)
の異なるデータを、複数の温度に対応して複数組記憶す
る記憶手段と、M階調(M>N)の各隣接階調間の通電
時間差として、上記記憶手段に記憶されたいずれかのデ
ータを割当てる割当て手段と、上記温度検出手段により
検出された温度に応じて上記記憶手段から対応するデー
タを読出し、該データおよび上記割当て手段の割当て結
果に応じて、当該温度における各階調の通電時間を算出
する演算手段と、該演算手段の算出結果に基づいて、各
階調について上記発熱体の通電時間を制御する制御手段
とを備えたものである。
好ましくは、上記複数組のデータを異なる印画用イン
ク色材に対応して複数組設け、上記演算手段により、使
用するインク色材に応じたデータを選択して上記各階調
の通電時間を算出する。
上記演算手段によるインク色材に応じたデータの選択
は、インク色材の種別情報を検出する検出手段または種
別情報を指定する指定手段による指示に応じて行う。
なお、本発明の感熱記録装置は、熱転写式の記録装置
に適するが、記録紙自体が感熱発色するものにも適用可
能である。
[作 用] 本発明によればサーマルヘッドの発熱体の通電時間に
関するデータを複数の温度について複数組記憶してお
き、印画時にはサーマルヘッドの温度に応じて、当該温
度に該当するデータを上記記憶したデータから補間算出
し、このデータにもとづきサーマルヘッドへの通電がな
される。このように温度方向にデータを補間を行うの
で、ROM等の記憶手段に記憶しておくデータは、サーマ
ルヘッドの温度により連続的に変化するインク色材の印
画濃度特性に対応するデータを代表的な複数の温度につ
いてのみ保有すればよい。したがって、記憶手段に格納
しておくべきデータの容量を低減しつつ、温度変化に影
響されない略一定の階調−濃度特性をもった印画結果が
得られる。また、低減したデータの容量分、異なる印画
濃度特性をもつ他のインク色材のデータを格納すること
ができる。この場合、データ算出手段は使用するインク
紙の色材に合ったデータを記憶手段から選択して読み出
し、各階調の通電時間データを算出する。したがって、
インク色材が異なる場合でも略一定の階調−濃度特性を
もった印画結果が得られる。
また、記憶手段に保有するデータとして、隣接する階
調間の少数の代表的な通電時間差のデータを用い、ルッ
クアップテーブル等の割当て手段によりこれらのデータ
から所望のデータを選択して各階調に割り当て、各階調
の通電時間データを算出する。したがって、64階調以上
もの多階調の記録装置においても、階調データは例えば
8種類のデータで足り、この構成によっても記憶手段の
データ容量が低減される。しかも、各階調間の通電時間
差として十分な選択技を与えることができるので、微小
な通電時間の制御が可能になる。
[実施例] 以下、本発明の実施例について詳細に説明する。
第1図に、本発明の第1の実施例として、熱転写記録
装置の概略構成を示す。
この熱転写記録装置は、ドラム8に巻きつけられた記
録紙10に対してインク紙9を介して印画するサーマルヘ
ッド5と、このサーマルヘッド5の発熱体7の通電時間
を、画像信号源1からの印画すべき画像信号に応じて制
御する中間調制御手段2と、サーマルヘッド5の温度を
検出する温度センサ5と、代表的温度について隣接階調
間の通電時間差データを格納したROM4と、温度センサ5
の検出温度に従って対応するROM4の内容を読みだして中
間調制御手段2の通電時間制御のための通電時間データ
を算出する通電データ算出手段とからなる。通電データ
算出手段3は、演算部3aおよびルックアップテーブル
(LUT)3bを有する。
具体的には、通電データ算出手段3は、記録紙10又は
インク紙9が所定の記録位置に搬送されるまでに、ある
いは、記録が開始されるまでに、サーマルヘッド5に取
り付けた温度センサ6からの温度データを受け取り、温
度データに応じて、階調ROM4から後述する必要なデータ
を読み出し、通電時間データを算出する。記録時には、
画像信号源1から画像の各画素ごとに濃淡方向の階調情
報をもつ画像信号が、中間調制御手段2に入力される。
中間調制御手段2では、通電データ算出手段3より出力
される階調番号に応じたサーマルヘッド5の通電時間の
データを受け取り、この通電時間に応じてサーマルヘッ
ド5にストローブ信号を出力する。通電時間データの算
出結果は、第7図に示すように必要に応じ、一旦、ラン
ダムアクセスメモリ(RAM)20に格納し、記録時には中
間調制御手段2はRAM20から通電時間データを読み出す
ようにしてもよい。
サーマルヘッド5は、供給されたストローブ信号の時
間幅だけ、発熱体7に電流を流す。そして、それに応じ
て発熱体7は発熱する。ドラム8の周状には記録紙10が
巻きつけられ、その上にインク紙9が重ねられてサーマ
ルヘッド5により押し付けられている。中間調制御手段
2により指定された通電時間に従い発熱体7の発熱量が
変化し、発熱量に応じたインクがインク紙9から記録紙
10に転写されることにより、制御された中間調記録が行
われる。
第2図に、第1図における階調ROM4に記憶される1色
目のインクの隣接階調間の代表的な通電時間差のデータ
構成の一例を示す。
第2図において、,,…,,は、異なる通電
時間差を指定するデータ参照番号であり、T1,T2,T3,T4,
T5は、それぞれ代表的な温度列(例えば、5℃,20℃,35
℃,50℃,65℃)を示している。本実施例では、各温度列
のデータDTは隣接階調間の代表的な通電時間差(1階調
当たり通電時間の増分値)、換言すれば、インク紙9の
もつ階調−濃度曲線の代表的な傾き(例えば、64階調に
対して8種類)として選択された8個のデータからな
る。なお、代表的な各温度列はそれぞれ数℃の範囲(例
えば、基準温度±2℃)に対応している。また、各温度
列において、同一のデータ参照番号を有するデータは同
一の階調−濃度特性をもつように予め選定されている。
次に、第3図に、第2図に示すデータ構成から、温度
方向にデータを補間算出し、全階調の通電時間データを
算出するためのフローチャートの一例を示す。
まず、処理(a)では印画命令により、温度センサ6
でサーマルヘド5の温度を検出し、検出された温度Ti
応じた温度を表わすデータが第1図での通電データ算出
手段3に入力される。
処理(b)で、階調ROM4に記憶された代表温度列の中
から、検出温度Tiをはさむ、予め設定された代表温度列
Tm,Tn(Tm<Ti<Tn)を特性し読み出す。ここでは、代
表温度列TmからTnまで温度方向に4段階に分割、即ち、
Tm,Tb,Ta,Tc,Tnと分割し、Ta,Tb,Tcを補間算出する場合
について説明する。
処理(c)で、代表温度列TmとTnにおけるデータDTm,
DTnの平均値を算出し、温度列TaにおけるデータDTaを求
める。
処理(d)で、DTm,DTaおよびDTn,DTaの平均値を算出
し、それぞれ温度列Tb,TcにおけるデータDTb,DTcを求め
る。
以上、処理(c)〜(d)を全てのデータ参照番号に
ついて繰り返すことにより、Tiの属する温度列(Ta,Tb,
Tcのいずれか)のデータを算出することができる。
次に、処理(e)で、通電データ算出手段3は、後述
する方法により検出温度Tiの属する温度列のデータをデ
ータ参照番号を介して、各階調に割り当てる。
処理(f)で、各階調に割り当てた通電時間差を表わ
すデータに基づいて、各階調の通算した通電時間データ
(階調−通電時間データ)を算出する。
以上のように、簡単な算出の処理でサーマルヘッド5
における検出温度Tiについて、最適なデータが算出さ
れ、階調−通電時間データが求められる。
第4図により、第2図に示すデータ構成に基づいて、
温度方向へデータを補間するデータ補間の一例について
説明する。
ここでは、温度センサ6により検出されたサーマルヘ
ッド5の温度TiがT2からT3の範囲のTa,Tb,Tcのいずれか
に属する場合について説明する。なお、T2,T3と同様、T
a,Tb,Tcもそれぞれ数℃の範囲(例えば、基準温度±2
℃)に対応づけられている。
まず、TiがTaの温度範囲内に属する場合は、温度列
T2,T3の構成する各データ参照番号におけるデータの平
均値DA1〜DA8を算出し、それをTaにおけるデータとす
る。即ち、DA1は、 DA1=(DT12+DT13)/2 により求められる。以下、同様に、DA2,DA3,…DA8が算
出される。
次に、TiがTbに属する場合は、上記で求めたTaのデー
タとT2のデータとの平均値DB1〜DB8を算出し、それをTb
におけるデータとする。即ち、DB1は、 DB1=(DT12+DA1)/2 により求められる。以下、同様に、DB2,DB3,…DB8が算
出される。
TiがTcに属する場合は、Tbの場合と同様に、Taでのデ
ータとT3のデータとの平均値DC1〜DC8を算出し、それを
Tcにおけるデータとする。即ち、DC1は、 DC1=(DT13+DA1)/2 により求められる。以下、同様に、DC2,DC3,…DC8が算
出される。
以上により、検出された温度Tiに応じてTiの属する温
度列のデータを算出する。
次に、階調に対する通電時間の算出について説明す
る。
第5図は、画像信号の各階調に対する通電時間データ
の算出についての説明図である。以下、通電時間データ
を算出する動作について説明する。
通電データ算出手段3ではサーマルヘッド5で検出さ
れた温度Tiに応じて、階調ROM4から必要な温度列を読み
だし、第4図で説明したように、Tiの属する温度列のデ
ータを算出する。ここで、各参照番号におけるデータ
は、前述のように1階調当たりの増分値で示される。
次に、通電データ算出手段3内のLUTは、第5図
(a)に示すように、各階調に対して割り当てるデータ
参照番号を有し、このデータ参照番号を介して第5図
(b)の通電時間差データを各階調に割り当てる。この
LUTによる割当て内容の選定の方法は、種々考えられる
が、一例として、第21図のような通電時間−濃度曲線に
おいて、濃度を各階調ごとに一定量ΔFずつに分割した
ときの対応する通電時間差ΔTを当該階調の通電時間差
として、この時間差に該当するデータを選択してそのデ
ータ参照番号をLUTの該当する階調番号に対応づければ
よい。通電データ算出手段3は、さらにLUTにより各階
調に割当てられたデータに基づいて、所期の階調−通電
時間データを算出する。
通電データ算出手段3では、記録開始前に、その時点
のサーマルヘッド5の温度を検出し、その検出温度に応
じて、リアルタイムに階調−通電時間データを算出し、
中間調制御手段2に出力する。
第7図は、本発明の第2の実施例の構成を示し、前述
したように、検出温度Tiの属する温度列のデータ、ある
いは全ての温度列のデータおよび通電時間データを算出
し、その算出結果を一旦RAM20に書き込み、RAM20から中
間調制御手段2に出力してもよい。
第6図は、第5図において算出された通電時間データ
の一例を示す階調−通電時間データを示す図である。第
6図において、縦軸は累積した通電時間データ、横軸は
階調を示している。
同図に示すように、階調−通電時間データのグラフは
階調ごとの折れ線グラフとなっている。インク紙9のも
つ階調−濃度曲線の代表的な傾き、即ち、階調当たりの
増分値でデータを構成しているので、各階調ごとに最適
な通電時間データが割り当てられ、第2図に示すような
簡単なデータ構成および第3図の算出・処理により、階
調−濃度曲線を再現性よく算出することができる。
カラー印画の場合、2色目、3色目のインク等につい
ても同様の第2図に示すようなデータを階調ROM4内にも
ち、それぞれサーマルヘッド5で検出された温度データ
に合わせて、通電時間データを算出する。
以上により、サーマルヘッド5の温度に応じて、最適
な通電時間データが求められるので、環境温度や連続印
画枚数にかかわらず、一定の階調−濃度特性をもった印
画が行われる。また、階調ROM4内のデータを温度および
1階調当たりの増分値それぞれに代表的な値で構成する
ため、ROM4のデータ容量の低減がはかれる。(例えば、
64階調中8種類の傾きでデータを代表させれば、データ
数は1/8となる。) さらに、中間調記録においては、低濃度域および高濃
度域での濃度変化は非線形となるため、微小な通電時間
の制御が必要である。また、高濃度域での濃度変化に対
してよりも、低濃度域での濃度変化は視覚的に敏感にな
るため、いわゆる擬似輪郭が生じやすく、より精密な制
御が必要となる。これらの要請に対しても、第5図に示
すLUTにおいて、データ参照番号を各階調ごとに設定で
きるので、低濃度域においても最適なデータを割り当て
ることができる。
第8図に、第1図における階調ROM4に格納する通電時
間データの別の例を示す、この例では、第2図に示した
温度列より多くの温度列t1,t2,t3,t4,t5,t6,t7,t8のデ
ータを用意し、温度方向のデータ補間を省略するもので
ある。各温度列は、前述と同様、それぞれ数℃のの範囲
をもった温度列であり、そのデータは、1階調当たりの
通電時間の増分値で示される。また、各データは同一の
階調−濃度特性になるように選定されている。
印画命令により温度センサ6でサーマルヘッド5の温
度を検出し、検出された温度tiに応じた温度データが通
電データ算出手段3に供給される。通電データ算出手段
3では、検出温度tiの属する温度列を階調ROM4の中から
特定し、そのデータを読み出す。次に、階調にデータを
割り当てるLUTにより、各階調に前記データを割り当
て、所期の階調−通電時間データを算出する。
カラー印画の場合、2色目、3色目等のインクについ
ても同様に第8図に示すようなデータを階調ROM4内にも
たせておくことにより、それぞれ温度データに合った、
各階調ごとの通電時間データを算出できる。
以上により、サーマルヘッド5の温度に応じて、最適
な通電時間データが求められるので、環境温度や連続印
画枚数にかかわらず、一定の階調−濃度特性をもった印
画が行われる。
第9図は、第1図における階調ROM4に格納するカラー
印画の場合のさらに別の通電時間差のデータ構成例を示
す。同図において、,,…,は、前述と同様、
データ参照番号であり、Y1,Y2,Y3,Y4,Y5はそれぞれ代表
的なイエローの温度列(例えば、5℃,20℃,35℃,50℃,
65℃)を示している。この場合も、代表的な各温度列
は、それぞれ数℃の範囲(例えば、基準温度±2℃)で
構成される。また、それぞれのデータはイエローのイン
クのもつ階調−濃度曲線の代表的な傾き(例えば、64階
調に対して8種類)、即ち、1階調当たりの通電時間の
増分値で構成されており、各データは各温度列において
同一の階調−濃度特性をもつように予め設定されてい
る。
第10図は、第9図に示す構成から、温度方向にデータ
を補間算出し、全階調の通電時間を算出するためのフロ
ーチャートの一例を示す。
同図の処理(a)では、印画命令により、温度センサ
6でサーマルヘッド5の温度を検出し、検出された温度
Yjに応じた温度データが第1図での通電データ算出手段
3に入力される。
処理(b)で、階調ROM4に記憶のイエローの代表温度
列の中から検出温度Yjをはさむ、予め設定された代表温
度列Ym,Yn(Ym<Yj<Yn)を特定し読み出す。ここで
は、代表温度列YmからYnまで温度方向に4段階に分割、
即ち、Ym,Yb,Yc,Ynと分割され、Ya,Yb,Ycを補間算出す
る場合について説明する。
処理(c)で、代表温度列YmとYnにおけるデータDYm,
DYnの平均値を算出し、温度列YaにおけるデータDYaを求
める。
処理(d)で、DYm,DYaおよびDYn,DYaの平均値を算出
し、それぞれ温度列Yb,YcにおけるデータDYb,DYcを求め
る。
以上のように、処理(c)〜(d)を全てのデータ参
照番号について繰り返すことにより、Yjの属する温度列
(Ya,Yb,Ycのいずれか)のイエローのデータが算出され
る。
処理(e)で、通電データ算出手段3は、検出温度Yj
の属する温度列のデータをデータ参照番号を介して、各
階調に割り当てる。
処理(f)で、各階調に割り当てたデータから、所期
のイエローの階調−通電時間データが算出される。
次に、処理(g)で、算出されたイエローのある階調
での通電時間データに、予かじめ階調ROM4に記憶されて
いる係数kMをかけることにより、全ての階調でのマゼン
タの通電時間データが算出される。ここで、係数kmは、
予め設定された階調−濃度特性を有する{(マゼンタの
通電時間データ)/(イエローの通電時間データ)}で
表される。
処理(h)では、処理(g)と同様にイエローのある
階調での通電時間データに、予め階調ROM4に記憶されて
いる係数kcをかけることにより、全ての階調でのシアン
の通電時間データを算出する。ここで、係数kcは、予め
設定された階調−濃度特性を有する{(シアンの通電時
間データ)/(イエローの通電時間データ)}で表され
る。
以上の構成と動作により、階調ROM4はイエローの代表
温度列でのデータと、係数km,Kcのみをもつだけとな
り、イエロー、マゼンタ、シアンそぞれのデータをもつ
場合に比べて、階調ROM4に格納すべきデータ数が低減さ
れる。本実施例においては、イエローのデータから、マ
ゼンタおよびシアンの通電時間データを算出したが、イ
エローの代わりにマゼンタ、あるいはシアンのデータに
置き換えても、同様にして算出できる。
第11図は、本発明による熱転写記録装置の第3の実施
例を示すブロック図である。同図において、第1図にお
ける第1の実施例と同一の要素には同一番号を付した。
その他、新たに付加したものとして、31は映像信号源、
32は文字信号源、33は映像用アナログディジタル変換手
段(A/D)である。以下、動作について説明する。
通電データ算出手段3では、記録紙10又はインク紙9
が所定の記録位置に搬送されるまでに、あるいは、記録
が開始されるまでに、サーマルヘッド5に取り付けた温
度センサ6からの温度データを受け取り、温度データに
応じて階調ROM4から後述する必要なデータを読み出し、
通電時間データを算出する。記録時には、映像信号源31
から供給される映像信号31′は映像用A/D33を介して中
間調制御手段2に入力されると同時に、文字信号32′も
独立して入力される。ここで、映像用A/D33は映像信号3
1′の濃淡方向の階調情報を“1"〜“63"に割り当てる。
また、中間調制御手段2では、独立して入力される文字
信号源32から供給される文字信号32′に対して階調情報
として“64"を割り当てる。以上のようにして、中間調
制御手段2では映像信号31′は第1〜第63の階調情報、
文字信号32′は第64の階調情報をもつ画像信号となる。
中間調制御手段2では、通電データ算出手段より出力さ
れる階調番号に応じたサーマルヘッド5の通電時間デー
タを受け取り、サーマルヘッド5にストローブ信号を送
る。以下の動作は、第1図に示される第1の実施例と同
様のため、ここではその説明を省略する。
なお、第11図の第3図の実施例では、映像信号31′と
文字信号32′とを独立に中間調制御手段2に入力した
が、第12図(本発明の第4の実施例)に示すように、映
像信号31′と文字信号32′を一旦、合成手段35により合
成して1つの画像信号35′にしたのち、中間調制御手段
2に供給してもよい。
第13図は、第11図に示される第3の実施例の画像信号
の各階調に対する通電時間データの算出について説明す
るための図である。
画像信号の中には、画像と文字が混在しているものも
ある。インクのもつ階調−濃度特性に合わせてデータを
構成すると、印画したとき画像と文字の区別がつかなく
なることがある。また、一般に文字は線状であり、濃度
が薄くプリントされてしまう。これに対して、第13図に
示す実施例においては、画像を第1〜第63階調により表
現し、第64階調目には文字のデータを割り当てるLUTの
構成とした。即ち、第64階調目にはデータ参照番号を
介して1対1に対応して十分に長いデータDT9が割り当
てられる。
以下、通電時間データを算出する動作について説明す
る。
通電データ算出手段3ではサーマルヘッド5で検出さ
れた温度に応じて、階調ROM4から必要な温度列を読み出
し、検出温度の属する温度列でのデータを算出する。こ
こで、各参照番号におけるデータは、1階調当たりの増
分値で示される。
通電データ算出手段3は、第13図(a)に示すよう
に、階調に対して割り当てるデータを参照するLUTを有
し、各階調に参照番号を割り当てる。通電データ算出手
段3は、LUTにより各階調に対して、第13図(b)に示
すデータを参照番号を介して割り当てる。このため所期
の階調−通電時間のデータが算出される。
第14図は、第13図において算出された通電時間データ
の一例を示す階調−通電時間データ図である。第14図に
おいて、縦軸は累積した通電時間データ、横軸は階調で
ある。
第14図に示すように、階調−通電時間データのグラフ
は階調ごとの折れ線グラフとなっている。第1〜第63階
調の範囲では、インク紙9のもつ階調−濃度曲線の代表
的な傾き、即ち、階調当たりの増分値でデータを構成し
ているので、各階調ごとに最適な通電時間データが割り
当てられている。第64階調目では画像に混在する文字を
印画するのに最適なデータが割り当てられ、画像に対す
るデータとの区別がなされている。
以上により、サーマルヘッド5の温度に応じて、最適
な通電時間データが求められるので、環境温度や連続印
画枚数にかかわらず、一定の階調−濃度特性をもった印
画が行われる。また、画像と文字が混在する場合でも文
字に対して最適な十分に長いデータを割り当てることに
より、印画時に画像と文字を区別することができるとと
もに1ドットラインの文字も十分な濃度でプリントする
ことができる。
第15図は、本発明の第5の実施例を示すブロック図で
ある。
第15図において、第11図における実施例と同一の要素
には同一番号を付した。その他、新たに付加したものと
して、34はキャラクタROMであり、装置に内蔵されて文
字等が記憶されている。
以下、第5の実施例の動作について説明する。
通電データ算出手段3では、記録紙10又はインク紙9
が所定の記録位置に搬送されるまでに、あるいは、記録
が開始されるまでに、サーマルヘッド5に取り付けた温
度センサ6からの温度データを受け取り、温度データに
応じて、階調ROM4から必要なデータを読み出し、通電時
間データを算出する。記録時には、映像信号31′は映像
用A/D33により濃淡方向に第1〜第63の階調情報に変換
され、中間調制御手段2に入力される。一方、図示しな
い操作手段により、キャラクタROM34から文字等を読み
出し、文字信号として中間調制御手段2に入力される。
中間調制御手段2では映像信号31は第1〜第63の階調情
報、キャラクタROM34から出力された文字信号は第64の
階調情報をもつ画像信号となる。通電データ算出手段3
では、第13図で説明したように映像に第1〜第63階調に
より表現し、第64階調目には文字のデータを割り当てる
LUTの構成により、各階調ごとにデータを割り当てると
ともに、通電時間データを算出し、中間制御手段2に供
給する。以下の動作は、第11図に示す実施例と同様のた
め、その説明を省略する。
以上の構成、動作においても、画像と文字を混在させ
ても文字に対して最適な十分に長いデータが割り当てら
れるので、印画時に画像と文字を区別することができる
とともに、1ドットラインの文字も十分な濃度でプリン
トすることができる。
第16図は、本発明の第6の実施例を示すブロック図で
ある。
第16図において、第11図に示す実施例と同一の要素に
は同一番号を付した。その他、新たに付加したものとし
て、36は合成変換手段である。この合成変換手段36で
は、映像信号31′を濃淡方向の第2〜第64階調に割り当
て、文字信号32′を1階調目に割り当て、一旦、合成し
たのち1つの画像信号36′にして中間調制御手段2に入
力する。
第17図は、第16図に示される第6の実施例の画像信号
36′の各階調に対する通電時間データ算出の説明図であ
る。
第17図においては、画像を第2〜第64階調により表現
し、第1階調には文字のデータを割り当てるLUTの構成
とした。即ち、先の実施例では映像に対して文字の正の
方向に強調したのに対し、その実施例では負の方向に強
調するものである。そのために、第1階調にはデータ参
照番号を介して1対1に対応させてインク紙9が発色
しないデータDT1′が割り当てられる。また、第2階調
には、インク紙9が発色するデータが割り当てられる。
通電データ算出手段3ではサーマルヘッド5で検出さ
れた温度に応じて、階調ROM4から必要な温度列を読み出
し、検出温度の属する温度列でのデータを算出する。こ
こで、前述と同様、各参照番号におけるデータは、1階
調当たりの増分値を示す。
通電データ算出手段3は、第17図(a)に示されるよ
うに、階調に対して割り当てられるデータを参照するLU
Tを有し、各階調に参照番号を割り当てる。通電データ
算出手段3は、前記LUTにより各階調に対して、第17図
(b)に示すデータを参照番号を介して割り当て、所望
の階調−通電時間のデータが算出される。
第18図は、第17図において算出された通電時間データ
の一例を示す階調−通電時間データ図である。第18図に
おいて、縦軸は累積した通電時間データ、横軸は階調を
示す。
第18図に示すように、階調−通電時間データのグラフ
は階調ごとの折れ線グラフとなっている。第2〜第64階
調の範囲では、インク紙9のもつ階調−濃度曲線の代表
的な傾き、即ち、階調当たりの増分値でデータを構成し
ているので、各階調ごとに最適な通電時間データが割り
当てられている。第1階調では画像に混在する文字を印
画するのに最適なデータが割り当てられ、画像に対する
データとの区別がなされている。
以上により、画像と文字が混在する場合でも文字に対
してインク紙9が発色しないデータを画像に対しては、
2階調目から発色するデータを割り当てることにより、
印画時に画像と文字を区別することができる。
第19図は、本発明の第7の実施例を示すブロック図で
ある。
第19図において、第1図における第1の実施例と同一
の要素には同一番号を付した。その他、新たに付加した
ものとして、11は色材検出手段であり、使用する色材の
種別情報を得る。即ち、色材検出手段11は、インク紙9
または、図示しないインク紙9を保持するインクカセッ
ト等から光学的あるいは、機械的手段により、使用する
インク紙9の色材の種別情報を得る。14はインクの種別
指定手段であり、手動により任意のインクの種別を指定
でき、インクの色材の情報を出力する。なお、40は色材
検出手段11の出力信号と種別指定手段14の出力信号との
一方を選択して、通電データ算出手段に供給するスイッ
チ手段である。
階調ROM4は、第2図、第8図、第9図での実施例で示
した通電時間差データを、異なる色材に関して複数組有
している。色材検出手段11、あるいはインク種別指定手
段14からの色材の種別情報が通電データ算出手段3に入
力され、通電データ算出種3では、得られた色材の種別
情報に合う通電データ差を階調ROM4の中から選択する。
以下、通電時間データ算出の動作については、第1図
に示す実施例と同様のため、その説明を省略する。
熱転写記録装置に使用される記録紙10には、普通紙、
合成紙、OHP紙等があり、それぞれの記録紙10に対して
専用の、色材の異なるインク紙9が使われる。また、画
像信号源の1の種類によっては、使用されるインク紙9
の中間調表現を変える場合がある。(例えば、自然画に
対しては滑らかな中間調制御が必要となり、CAD,CG画な
どの場合はメリハリのある中間調制御が必要となる。)
さらに、同一のインク紙9を使用する場合にも、使用す
る記録紙10の種類によって中間調表現を変える場合があ
る。
以上の条件を満足させるためには、各条件ごとにデー
タが必要となり、データ数は膨大なものとなる。これに
対して、第2図、第8図、第9図での実施例で示したデ
ータの構成は、階調ROM4に記載するデータ数を低減する
効果がある。このため、低減した分、複数組の異なる色
材に関する通電時間データを階調ROM4に格納することが
できるので、中間調表現を変えて、あるいは色材の異な
るインク紙9を交換して使用できる効果がある。
第20図は、本発明の第8の実施例を示すブロック図で
ある。第20図において、第1図における第1の実施例と
同一の要素には同一番号を付した。その他、新たに付加
したものとして、点線で示す22はマイクロコンピュー
タ、21はアナログディジタル変換手段(A/D)である。
以下、第8の実施例の構成、動作について説明する。
マイクロコンピュータ22には、通電データ算出部23、
およびデータ格納部24が設けられている。データ格納部
24には、第2図、第8図、第9図での実施例で示した通
電時間データが格納されている。通電データ算出部23で
は、サーマルヘッド5に取り付けた温度センサ6および
A/D21を介してサーマルヘッド5の温度データを受け取
り、階調番号と温度データに応じて、データ格納部24か
ら必要なデータを読み出し、通電時間データを算出す
る。印画時には、画像信号源1から画像の各画素ごとに
濃淡方向の階調情報をもつ画像信号が、中間調制御手段
2に入力される。中間調制御手段2では、マイクロコン
ピュータ22より出力される階調番号に応じたサーマルヘ
ッド5への通電時間データを受け取り、サーマルヘッド
5にストローブ信号を送る。以下の動作は第1図に示す
実施例と同様のため、その説明を省略する。
以下、第20図に示す実施例においても、第1図の実施
例と同様の効果が得られる。
[発明の効果] サーマルヘッドの温度により連続的に変化するインク
色材の印画濃度特性に応じた通電時間に関するデータ
を、代表的な温度についてのみ保有し、該当しない温度
については補間データを用いることにより、ROM等のデ
ータ格納用記憶手段に格納すべきデータの容量を低減す
ることができ、かつ、温度変化によらず略一定の階調−
濃度特性をもった中間調表現ができる。
また、記憶手段に格納するデータとして、インク色材
のもつ階調−濃度曲線の代表的な傾き、即ち、隣接階調
間の通電時間差のデータを用いることにより、すべての
階調の通電時間データを保持しておく必要がなく、これ
によっても記憶しておくべきデータ容量を低減すること
ができる。
また、データ容量を低減した分、異なる印画濃度特性
をもつインク色材のデータを記憶手段に複数格納するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による第1の実施例の熱転写記録装置の
構成を示すブロック図、第2図は階調ROMに格納するデ
ータの構成図、第3図は第1実施例の動作を示すフロー
チャート、第4図は第1図の実施例におけるデータ補間
の説明図、第5図は第1図の実施例におけるLUTの説明
図、第6図は第1図の実施例の階調−通電時間のグラ
フ、第7図は本発明の第2の実施例の構成を示すブロッ
ク図、第8図は第2の実施例のデータ構成図、第9図は
第2の実施例の他のデータ構成図、第10図は第9図の実
施例の動作を示すフローチャート、第11図は第3の実施
例のブロック図、第12図は第4図の実施例のブロック
図、第13図は第11図の実施例におけるLUTの説明図、第1
4図は第13図の実施例の階調−通電時間のグラフ、第15
図は第5の実施例のブロック図、第16図は第6の実施例
のブロック図、第17図は第16図の実施例におけるLUTの
説明図、第18図は第17図の実施例の階調−通電時間のグ
ラフ、第19図は第7の実施例のブロック図、第20図は第
8の実施例のブロック図、第21〜第24図は通電時間−濃
度特性の説明図である。 1……画像信号源、2……中間調制御手段、3……通電
データ算出手段、4……階調ROM、5……サーマルヘッ
ド、6……温度センサ、11……色材検出手段、14……イ
ンク種別指定手段、20……RAM、21……A/D、22……マイ
クロコンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−133758(JP,A) 特開 昭62−144968(JP,A) 特開 昭62−233976(JP,A) 特開 昭57−193376(JP,A) 特開 昭60−90779(JP,A) 特開 昭64−64869(JP,A) 特開 昭63−312862(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーマルヘッドの発熱体への通電時間を制
    御することにより多階調の記録を行う感熱記録装置にお
    いて、 隣接する階調間の代表的な通電時間差として、N個(N
    は複数)の異なるデータを記憶する記憶手段と、 M階調(M>N)の各隣接階調間の通電時間差として、
    上記記憶手段に記憶されたいずれかのデータを割り当て
    る割当て手段と、 該割当て手段の割当て結果に応じて、各階調の通電時間
    を算出する演算手段と、 該演算手段の算出結果に基づいて、各階調について上記
    発熱体の通電時間を制御する制御手段と を備えたことを特徴とする感熱記録装置。
  2. 【請求項2】サーマルヘッドの発熱体への通電時間を制
    御することにより多階調の記録を行う感熱記録装置にお
    いて、 上記サーマルヘッドの温度を検出する温度検出手段と、 隣接する階調間の代表的な通電時間差として、N個(N
    は整数)の異なるデータを、複数の温度に対応して複数
    組記憶する記憶手段と、 M階調(M>N)の各隣接階調間の通電時間差として、
    上記記憶手段に記憶されたいずれかのデータを割り当て
    る割当て手段と、 上記温度検出手段により検出された温度に応じて上記記
    憶手段から対応するデータを読出し、該データおよび上
    記割当て手段の割当て結果に応じて、当該温度における
    各階調の通電時間を算出する演算手段と、 該演算手段の算出結果に基づいて、各階調について上記
    発熱体の通電時間を制御する制御手段と を備えたことを特徴とする感熱記録装置。
  3. 【請求項3】上記算出手段は、上記データの読み出しを
    2つの温度について行い、該温度間でのデータの補間を
    行うことで、上記温度検出手段により検出された温度に
    対応する新たなデータを算出し、該データを用いて通電
    時間を算出することを特徴とする請求項2記載の感熱記
    録装置。
  4. 【請求項4】上記複数組のデータを異なる印画用インク
    色材に対応して複数組有し、上記演算手段は、使用する
    インク色材に応じたデータを選択して上記各階調の通電
    時間を算出することを特徴とする請求項1または2記載
    の感熱記録装置。
  5. 【請求項5】上記演算手段によるインク色材に応じたデ
    ータの選択は、インク色材の種別情報を検出する検出手
    段または種別情報を指定する指定手段による指示に応じ
    て行うことを特徴とする請求項4記載の感熱記録装置。
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