JPH0313296Y2 - - Google Patents

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JPH0313296Y2
JPH0313296Y2 JP1986049753U JP4975386U JPH0313296Y2 JP H0313296 Y2 JPH0313296 Y2 JP H0313296Y2 JP 1986049753 U JP1986049753 U JP 1986049753U JP 4975386 U JP4975386 U JP 4975386U JP H0313296 Y2 JPH0313296 Y2 JP H0313296Y2
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fenestration
separator
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adhesive
double
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は手術用の覆布に係り、特に、手術野付
近を露出せしめてその付近を覆うように開窓部を
設けた覆布に関するものである。
〔従来技術〕
この種の覆布は、患者の身体の1部乃至全部を
覆い得る形状,寸法の柔軟なシートに、手術野を
露出させる為の開窓部が設けられている。
そして、この開窓部を有する覆布を、鉗子など
の止金具又は糸・針を用いないで患者に固定する
ため、その開窓部の縁に沿つて粘着剤層が形成さ
れる。(第3図)。
上記の粘着剤層はミクロンオーダーの薄層に構
成され、例えば両面粘着テープを貼着するなどし
て形成することが出来る。
しかし、上記の覆布の開窓部中に手術野予定部
位が正確に位置するよう、該覆布の位置を定めて
粘着剤薄層を患者の身体(若しくはプラスチック
ドレープ)に密着,固定する作業はなかなか容易
でない。
上記の困難を解消して、開窓部つき覆布を正確
にかつ容易に患者に装着できるように改良したも
のに、特開昭58−58020号「自己接着性外科用掛
け布」がある。
上記の公知技術は開窓部の縁に折返し可能なフ
ラツプを設けて、このフラツプに粘着剤層を設け
た構成であつて、該フラツプ折り返して迅速かつ
正確に該覆布を患者に粘着固定させることが出来
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記の公知技術においては、列設されたフラツ
プに間に切目が形成されることになる。
この為、覆布を防水性のシートで構成しても手
術野(開窓部から露出している部分)で出血があ
つたり、洗浄液を注いだりすると、これらの液体
が上記の切目から浸入して、覆布で覆われている
部分を濡らすことが避けられず、防水性が損われ
る。この上、上記公知技術におけるフラツプは、
これを折り返して用いるものである為、必然的に
直線上をなす。従つて、この公知技術を適用しよ
うとすると開窓部を多角形状に構成せざるを得な
い。即ち、円,円弧,楕円状など、曲線を含む形
状の開窓を有する覆布には適用できない。
さらに、前記の公知技術においてはセパレータ
を引き剥がす操作を容易にする為に格別の工夫は
為されていない。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、
開窓部の形状に制約されずに適用することが出
来、迅速容易に、かつ正確に装着し得る、防水性
の良い、開窓部を有する手術用覆布を提供しよう
とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案に係る開窓
部を有する手術用覆布は、開窓部の縁に沿つて設
けられた粘着剤層を覆つているセパレータの形状
を、粘着剤層を設けた区域の形状よりも長手方向
に延長するとともに、該延長部を折り返して該折
返し部を開窓部内に突出せしめる。ただし、上記
の突出の寸法は任意に設定することが出来、微小
寸法とすることも可能である。
〔作用〕
上記のように構成された開窓部つき覆布は、開
窓部内に突出しているセパレータの延長部を指先
でつまんで引つ張ると、該セパレータが容易に引
き剥がされて粘着剤層が露出し、患者の皮膚(若
しくはプラスチックドレープ)に粘着,固定させ
ることが出来る。
従つて、粘着剤層(セパレータで覆われてい
る)を患者に向けて覆布を掛け、開窓部の位置を
正し、この位置を狂わさないようにしながら該開
窓部に突出しているセパレータの端(延長部)を
引つ張つて粘着剤層から引き剥がして、その上か
ら軽く押えつけると粘着,固定操作が完了する。
このように、 (a) 覆布を掛け、 (b) 開窓部の位置に任意に調節し(手術野の予定
区域を開窓部内に露出させ)、 (c) そのままの状態で容易にセパレータを引き剥
がし、 (d) 更にそのまま軽く押えつけて粘着,固定す
る。といつた操作により、迅速,正確な装着が
極めて容易に行われる。その上、フラツプを列
設した構造ではない為、フラツプ同志の間から
液体が浸入する虞れが無く、防水性が良い。
〔実施例〕
第1図は本考案の覆布1を表側から見た平面
図、第2図は同じく裏側から見た平面図である。
本考案においては、使用状態において患者に対向
する面を裏といい、その反対側を表という 1aは開窓部である。本実施例の開窓部1aは
長方形であるが、本考案を実施する場合、後述す
る如く曲線を含む形状の開窓部を有する覆布にも
適用することが出来る。
第2図に示す如く、開窓部1aの縁に沿つて、
細長い両面粘着テープ2a,2b,2c,2dを
貼着する。詳しくは両面粘着テープの両面に貼着
されているセパレータ(一名離型紙)の内、片面
のセパレータだけを剥がして覆布に貼着し、他面
のセパレータは残しておく。上述の構成部分は従
来の覆布と類似であるが、本実施例においては、
更に次記の如く構成してある。「粘着テープを貼
り付けて形成した粘着剤薄層の区域」に比して、
その上を覆つているセパレータの端2a-1,2b-
,2c-1,2d-1を長くして、この長い部分を折り
返して開口部1aの中に突き出させてある。上に
述べた本考案特有の構成について、第3図乃至第
8図を参照しつつ詳述する。これらの図は、第2
図に示したA部の拡大斜視図である。
第3図は比較対称の為に示した従来例の構成で
あつて、開窓部1aの縁に沿つて細長い両面粘着
テープ3が貼着されている。3aは粘着剤の薄
層、3bはセパレータである。
第4図乃至第7図は本実施例の構成順序を示
す。第4図に示すごとく、開窓部1aの縁に沿つ
て両面粘着テープ4を貼着する。4aは粘着剤
層、4bはセパレータである。
本例のセパレータ4bは、その一端4b-1を長
手方向に延長した形状,寸法になつていて、この
b-1部分が粘着剤薄層4aよりも長手方向に延
伸している。本考案において長手方向とは開窓部
の縁と平行な方向の意である。
第5図の如く、前記の延長部4b-1を折り返し、
更に第6図の如く開窓部1aの内部に向けて折り
返すと、第7図に示す如くセパレータ4bの延長
部4b-1が折り返された形で開窓部1a内に突出
する。
この突出部(即ち、延長部)4b-1を持つて矢
印Bの如く引つ張ると、第8図に示したようにセ
パレータ4bが引き剥がされて粘着剤薄層4aが
露出する。
第8図は作用の理解に便なる如く、覆布の裏側
から見たところを描いてあるが、該裏面を患者に
向けてセパレータ突出部4b-1(第1図における
図面参照番号2a-1〜2d-1に相当する)を引つ張
つても同様に引き剥がされ、粘着剤層が患者に向
けて露出せしめられるので、そのまま押しつけて
粘着,固定することが出来る。第8図に示した両
面粘着テープ4に隣接する両面粘着テープ(粘着
剤薄層とセパレータとによつて構成されている)
4′を、鎖線で示したE部まで延長した形に構成
して、両面粘着テープ4と相互に接せしめておく
と、いつそう防水効果が良くなる。
第9図は前記と異なる実施例を示す。前例にお
いては第5図に示す如くセパレータの延長部4b-
を180゜折り返し更に第6図に示す如く90゜折り返
したが、本例(第9図)においては前例のような
2段折返しをせず、斜に1回折り返してある。こ
のように構成しても前例と同様の作用,効果が得
られる。
第10図は更に異なる実施例を示し、本例の開
窓部1bは円形に構成してある。
上記開窓部1bの縁に沿つて、円弧状の両面テ
ープ5a,5b,5cを貼着すると共に、そのセ
パレータの延長部5a-1,5b-1,5c-1を折り返し
て開窓部1b内に突出せしめてある。
本例(第10図)から明らかなように、本考案
は曲線状の縁を有する開窓部を設けた覆布にも適
用することが出来る。この効果は前記の公知技術
(実開昭58−58020)の如きフラツプタイプでは達
成できず、本考案によつて初めて達成された特有
の効果である。
〔考案の効果〕 以上説明したように、本考案は開窓部の形状如
何に拘らず適用することが出来、しかも患者の手
術野予定部位に対して正確に、迅速かつ容易に装
着することが出来、しかも防水性が良いという優
れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の上面図、第2図は
同じく裏面図である。第3図は従来例の覆布の部
分的斜視図である。第4図乃至第8図は本考案の
1実施例における構成順序の説明図である。第9
図は前記と異なる実施例の斜視図、第10図は更
に異なる実施例の裏面図である 1,1′……覆布、2a〜2d……両面粘着テ
ープ、2a-1〜2d-1……セパレータ突出部、1
a,1b……開窓部、4……両面粘着テープ、4
a……粘着剤薄層、4b……セパレータ、4b-1
……セパレータ突出部、5a〜5c……両面粘着
テープ、5a-1〜5c-1……セパレータ突出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 覆布に設けられた開窓部の少なくとも1部分の
    縁に沿つて粘着剤の薄層を設けると共に、該粘着
    剤薄層を覆つてセパレータを貼着した手術用覆布
    において、前記のセパレータの形状を粘着剤薄層
    よりも長手方向に延長し、かつ、上記の延長部を
    折り返して、該折返し部を開窓部内に突出せしめ
    たことを特徴とする開窓部を有する手術用覆布。
JP1986049753U 1986-04-04 1986-04-04 Expired JPH0313296Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986049753U JPH0313296Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986049753U JPH0313296Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62160920U JPS62160920U (ja) 1987-10-13
JPH0313296Y2 true JPH0313296Y2 (ja) 1991-03-27

Family

ID=30872496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986049753U Expired JPH0313296Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

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JP (1) JPH0313296Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS499883A (ja) * 1972-04-24 1974-01-28
JPS5071188A (ja) * 1973-08-02 1975-06-12

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS499883A (ja) * 1972-04-24 1974-01-28
JPS5071188A (ja) * 1973-08-02 1975-06-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62160920U (ja) 1987-10-13

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