JPH03132778A - レーザ光書込装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、レーザプリンタ等におけるレーザ光書込装置
に関する。

従来の技術 レーザ光書込装置では、それを構成するレンズやミラー
等の各光学素子は製造過程において表面精度、焦点距離
等に公差バラツキを生ずる。そして、これらの光学素子
の面精度バラツキが積み上がり、ビームウェスト位置（
照準位置）のズレが生ずる。レーザプリンタでは、感光
体表面にビームウェスト位置を設定し、ビーム径が感光
体上で最も絞り込まれるようにしている。

しかし、上記光学素子のバラツキによりビームウェスト
位置ズレが生じた場合、感光体上でビーム径太りが発生
してしまう。副走査方向ビーム径は、ポリゴンミラーの
面倒れ等による走査ズレを防止する目的のために、感光
体前でシリンドリカルレンズにより一旦絞り込まれるの
で、ビームウェスト位置ズレによるビーム径太りの影響
は少ないが、主走査方向に対してはビームウェスト位置
ズレがそのままビーム径太りどなって現われる。

特にそれは、前記シリンドリカルレンズの前段でビーム
径を設定するビームエキスパンダレンズによる影響が大
きい。

ところが、従来は、第６図に示すようにビームエキスパ
ンダレンズ１をｆθレンズユニット２と共通のレンズ支
持台３に押え板４によって調整不能に固定し、また他の
レンズも全て固定式で、レンズ及びミラー等の公差をで
きるだけ精度アップすることによって、ビーム径太りに
対処していた。

明が解決しようとする課題 しかし、当然精度アップによるコスト上昇は否めず、ま
た印字可能範囲が大きいプリンタはどレーザ光路の長さ
も長くなり、公差バラツキの影響も大きくなる。さらに
、レンズ、ミラー等の精度を上げても他の光学素子（レ
ーザ出力自体、ＡＯＭ等）のバラツキは避けられないた
め、結果的にビームウェスト位置ズレによるビーム径太
りを防止できなかった。

第７図はビームウェスト位置ズレを生じたときの深度方
向距離と主走査方向ビーム径の関係、第８図は深度方向
距離と副走査方向ビーム径の関係をそれぞれ示す実際例
である。この例では、約５画のビームウェスト位置ズレ
が生じている。深度方向の位置が感光体表面に相当する
ため、約１００μｍ前後のビーム径太りが生じているこ
とが分かる。従って、この場合深度方向に５１ｍ補正す
れば、ビーム径を７５μｍ前後に修正することが可能で
ある。

そこで本発明の目的は、上記のような光学素子の公差の
バラツキを吸収し、感光体面上でのビーム径の大きさを
機械ごとのバラツキなく常に一定にすることができるよ
うにすることである。

ｐを解゛するための手 本発明は、ビームエキスパンダレンズをレンズ支持台に
深度方向に位置調整可能に取り付けたものである。

作−−」１ ビームエキスパンダレンズを深度方向に位置調整するこ
とにより、他の光学素子との公差のバラツキを吸収し、
ビームウェスト位置ズレを補正することができる。

実施例 第５図は本発明によるレーザ光書込装置を備えるレーザ
プリンタの一例の概要図で、１０は本発明によるレーザ
光書込装置、１１はビデオコントロールボード、１２は
ドラム状の感光体、１３は現像ユニット、１４は現像モ
ータ、１５はクリーニングユニット、１６は給紙カセッ
ト、１７は給紙ローラ、１８は搬送ユニット、１９は定
着ユニット、２０はメインモータである。

第３図及び第４図は、レーザ光書込装置１０の光学系構
成図である。レーザチューブ（レーザ光源）２１から発
射されたレーザビームは、第１ビームエキスパンダレン
ズ２２により集光され、ＡＯＭ２３により前記ビデオコ
ントロールボード１１からの画像信号に応じて変調され
、第１シリンドリカルレンズ２４で形状を変更され、第
２ビームエキスパンダレンズ２５によりビーム径を一定
の大きさに設定された後、一定の高速度で回転するポリ
ゴンミラー（回転多面鏡）２６のミラー面に入射する。

その反射ビームはミラー面が回転することにより各面ご
とに所定の角度範囲を偏向し、繰り返し同じ角度範囲を
走査する。このレーザビームは、感光体１２の周面で一
定の速度で一直線上に結像走査するようにｆθレンズユ
ニット２７を透過し、ミラー２８で所定の方向に反射さ
れ、第２シリンドリカルレンズ２９で副走査方向のビー
ム径を絞られてから感光体１２の周面に入射して主走査
が行なわれ、また該感光体１２の回転により副走査が行
なわれる。一方、ｆθレンズユニット２７を透過した一
部のレーザ光は同期検出用ミラー３０で反射された後、
同期検出用光電素子３１に入射され、これによって主走
査の書込み開始位置を決める同期信号が得られる。

第１図は上記ｆθレンズユニット２７及び第２ビームエ
キスパンダレンズ２５を共通のレンズ支持台３２に支持
したその支持構造の分解斜視図、第２図はその平面図で
ある。レンズ支持台３２は、ｆθレンズユニット２７を
支持するｆθレンズ支持部３２ａと、第２ビームエキス
パンダレンズ２５を支持するエキスパンダレンズ支持部
３２ｂとを一体に設けている。ｆθレンズユニット２７
は、その両端をｆθレンズ支持部３２ａの両側の壁部３
３・３４に固定して該支持部３２ａ上に支持されている
。エキスパンダレンズ支持部３’２ｂには、その上面全
長に四部３５が形成されているとともに、該凹部３５の
外側縁に溝３６、中央にネジ孔３７が設けられている。

第２ビームエキスパンダレンズ２５は、Ｌ字状のレンズ
ホルダ３８の垂直部３８ａのレンズ嵌合孔３９内に固着
されている。該レンズホルダ３８の水平部３８ｂの中央
には長孔４０、−側縁には凸部４１が設けられている。

このレンズホルダ３８をレンズ支持台３２のエキスパン
ダレンズ支持部３２ｂに固定するため、押えバネ４２と
固定ネジ４３が用意されている。

押えバネ４２は、バネ性をもたせるために両端部を屈曲
させた垂直な板バネ部４２ａの中央に押え部４２ｂを一
体に水平に突設し、該押え部４２ｂの先端部分４２ｃを
上側へ折曲し、また押え部４２ｂの中央に孔４４を設け
たものである。

レンズホルダ３８は、次のようにして上記凹部３５内に
固定される。すなわち、第２図に示すようにレンズホル
ダ３８を凹部３５内に配置し、押えバネ４２の板バネ部
４２ａを溝３６に嵌めて押え部４２ｂの先端部分４２ｃ
をレンズホルダ３８の凸部４１に押し当て、該レンズホ
ルダ３８を凹部３５の内側面に圧接させる。そして、こ
の状態で固定ネジ４３を押えバネ４２の孔４４及びレン
ズホルダ３８の長孔４０を通じてネジ孔３７にネジ込み
、レンズホルダ３８をエキスパンダレンズ支持部３２ｂ
上に固定する。

この場合、レンズホルダ３８の固定位置はその長孔４０
の長さ範囲内で調整できるため、第２ビームエキスパン
ダレンズ２５の位置を第２図矢印方向、すなわち深度方
向に長孔４ｏの長さ範囲で調整できる。

λ胛夏丸釆 本発明によれば、ビームエキスパンダレンズを深度方向
に位置調整できるため、他の光学素子との公差のバラツ
キを吸収し、ビームウェスト位置ズレを補正することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるレーザ書込装置の要部で。 ｆθレンズユニット及び第２ビームエキスパンダレンズ
の支持構造の分解斜視図、第２図はその平面図、第３図
及び第４図は該レーザ光書込装置の光学系構成図、第５
図はこれを備えるレーザプリンタの概要図である。第６
図は従来におけるｆθレンズユニット及び第２ビームエ
キスパンダレンズの支持構造の斜視図、第７図はビーム
ウェスト位置ズレを生じたときの深度方向距離と主走査
方向ビーム径の関係、第８図は深度方向距離と副走査方
向ビーム径の関係をそれぞれ示す実際例のグラフである
。 １０・・・・・・・・レーザ光書込装置１２・・・・・
・・感光体 ２５・・・・・・・・・第２ビームエキスパンダレンズ
２６・・・・・・・・・ポリゴンミラー（回転多面鏡）
３２・・・・・・・・・レンズ支持金

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. レーザ光源からのレーザビームのビーム径をビームエキ
   スパンダレンズで設定し、回転多面鏡で偏向して感光体
   上を走査するレーザ光書込装置において、前記ビームエ
   キスパンダレンズをレンズ支持台に深度方向に位置調整
   可能に取り付けたことを特徴とする、レーザ光書込装置
   。