JPH0313198B2 - - Google Patents

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JPH0313198B2
JPH0313198B2 JP23428884A JP23428884A JPH0313198B2 JP H0313198 B2 JPH0313198 B2 JP H0313198B2 JP 23428884 A JP23428884 A JP 23428884A JP 23428884 A JP23428884 A JP 23428884A JP H0313198 B2 JPH0313198 B2 JP H0313198B2
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JP
Japan
Prior art keywords
ceramics
titanium
carbide
metallized
manganese
Prior art date
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Expired
Application number
JP23428884A
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English (en)
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JPS61111986A (ja
Inventor
Yutaka Tada
Hidemoto Takezaki
Tadashi Okabe
Hisashi Hirayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Tungsten Co Ltd
Original Assignee
Nippon Tungsten Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、セラミツクスに金属を接合するに当
たつてセラミツクス表面を金属化するために使用
する粉末組成物や関する。 〔従来の技術〕 従来から、セラミツクスと金属を接合する方法
として、セラミツクス上に銅板を置き、大気中で
1100℃前後に加熱して接合する耐熱金属化法、セ
ラミツクスに硫化銅とカオリンの混合物をペース
ト状にしたものを塗布し、大気中で1100℃位に加
熱して金属化した後金属板をロウ付などの方法に
より接合する硫化銅法、セラミツクスを大気中で
900℃に加熱し炭酸銀を散布して金属化した後金
属を接合する炭酸銀法のように大阪工業試験所法
と称する方法がある。また、セラミツクスの表面
にモリブデン、マンガン等の粉末を塗布し焼結し
て金属化した後金属を接合するテレフンケン法も
知られている。 しかし、これらの方法はセラミツクスが酸化物
系の場合に適用し得るが、酸化物系以外の例えば
炭化物系の場合には接合力が弱くなるという欠点
がある。 この欠点を改善するために、特開昭55−113683
号公報においてセラミツクスが炭化物系である場
合の金属化のためには、100〜10重量部の粉末状
のa,a,a,a族金属と90重量部以下
の粉末状のb,b,b,b族からなる混
合粉末を金属化組成物として用い、これをセラミ
ツクス表面に塗布し1000〜1800℃で焼成して金属
化する方法が提案されている。 また、特開昭58−91088号公報にはセラミツク
ス表面に銅とチタンの粉末を塗布し、この塗布面
に金属を圧接した後加熱処理してセラミツクスと
金属を接合する方法も提案されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 近年、従来広く使用されてきた酸化物系セラミ
ツクスよりも優れた高温、高強度、高耐熱衝撃性
を有する炭化物系セラミツクスや炭化物系セラミ
ツクスと酸化物系セラミツクスとの共焼結セラミ
ツクスが開発され、その優れた性質から広範囲の
用途が期待されている。 しかし、これらのセラミツクスは、強固な金属
体との接合物を得るために必須の要件となる十分
な金属化強度を持つ金属化層を形成することが困
難であるという問題がある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、ニツケル、クロム、モリブデン、チ
タン、銅、マンガン、ジルコニウム、鉄、コバル
ト、アルミニウム、炭化チタン、酸化マグネシウ
ム、酸化ジルコニウムなどの種々の金属またはそ
れらの酸化物の組み合せからなる金属化組成物に
ついて比較研究したところ、チタン−銅−マンガ
ンの3成分系を特定の割合で含有せしめてなる金
属化組成物を、これらの炭化物系セラミツクス
や、炭化物系セラミツクスと酸化物系セラミツク
スとの共焼結セラミツクスに適用した場合でも表
面を十分に金属化することができ、金属と極めて
強固に接合することを見い出し本発明を完成する
に至つたものである。 本発明の金属化組成物は、粉末状のチタンと銅
とマンガンとを、それぞれ重量比で20〜70:20〜
70〜2〜20の割合で含有してなるものである。 チタンとマンガンは、金属化処理中に酸化物と
なり、これがセラミツクスと反応して強固な接着
層を形成する。 チタンは、その配合比が少ないと反応層の形成
が少なくなり接着効果が上がらず、多くなると全
体の融点が高くなり、反応が遅くなるので上記の
割合にする必要がある。 銅はそれ自体も酸化物となり、セラミツクスと
の反応に寄与するが、チタンとマンガンとを共存
せしめることによつて組成物全体の融点を下げ、
反応を促進する作用を有し、そのためには上記の
20の配合比が必要である。しかしながら、その配
合比が増大するとチタンとマンガンの作用を低下
せしめることになるので、上記重量比が70以下で
ある必要がある。 マンガンの上記の少量範囲の配合は、チタンと
銅とによる接着層の強度を高くし、安定化する作
用を有する。その理由は明確には解明できてはい
ないが、マンガンの酸化反応がチタンの酸化反応
との相乗効果を生じることによると考えられる。 マンガンの配合重量比は、上記の2未満ではそ
の効果がなく、また20を超えるとチタンとの相乗
効果が薄れ、却つて悪くなつてしまう。 本発明の金属化組成物は、酸化物系は勿論、炭
化チタン、炭化珪素、炭化タングステン、炭化硼
素などの炭化物系セラミツクス、或いはこれらの
炭化物を焼結したアルミナ−炭化物のような非酸
化物系セラミツクスと金属の接合に好適に使用で
きる。 また、本発明の金属化組成物を構成するチタ
ン、銅それにマンガンは、それぞれの金属単体粉
末の混合物であつても良いし、これら相互の任意
の合金であつても良い。さらに、本発明の金属化
組成物は前記配合金属と、例えば鉄粉末との混合
物であつても良い。 本発明の金属化組成物を用いて、セラミツクス
の接合を金属化するには、上記金属化組成物をテ
レビン油、ニトロセルローズと酢酸ブチルの混液
などでペースト状にし、これをセラミツクスの表
面に塗布し乾燥した後、1000〜1500℃、好適には
真空下1300℃前後に加熱することによつて30分程
度で金属化することができる。そして、この金属
化した面に例えばニツケルめつきをし、金属体を
ロウ付けのような既知の方法により接合する。 〔実施例〕 表に示す組成の粉末を混合し、金属化組成物を
調整した。これをテレビン油でペースト状にし、
アルミナ−炭化チタン系セラミツクスの表面に塗
布した後乾燥後炉中へ装填し、10-4mmHgの真空
中で1300℃で30分間保持して表面を金属化した。 また、比較のため従来の炭酸銀法とテレフンケ
ン法でも試料を作製した。炭酸銀法ではセラミツ
クスを大気中で900℃に加熱し、その表面に炭酸
銀法の粉末を散布して表面を金属化した。テレフ
ンケン法ではMo−重量比15Mnの混合粉末をテ
レピン油でペースト状にし、セラミツクスの表面
に塗布し乾燥した後、加湿水素中で1350℃で30分
間保持して表面を金属化した。 このようにして表面を金属化したセラミツクス
体にニツケルめつきをし、銀ロウをロウ材とし
て、またタフピツチ銅を緩衝材として介し、水素
中及び真空中900℃で15分間処理して炭素銅(SK
材)をロウ付けした。 これらの試料の剪断強度を測定し、かつその剥
離状態を観察した結果を表の右欄に示す。
【表】
〔発明の効果〕
本発明の金属化組成物は、金属化が困難といわ
れてきた非酸化物系のセラミツクスの表面に、従
来の金属化状処理を適用することによつて十分な
強度を持つ金属化層を形成することができ、強固
な金属体との接合を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 チタン:銅:マンガンを、それぞれ重量比で
    20〜70:20〜70:2〜20の割合で含有することを
    特徴とするセラミツクスの金属化用粉末組成物。
JP23428884A 1984-11-07 1984-11-07 金属化用粉末組成物 Granted JPS61111986A (ja)

Priority Applications (1)

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JPS61111986A JPS61111986A (ja) 1986-05-30
JPH0313198B2 true JPH0313198B2 (ja) 1991-02-21

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