JPH03131693A - 低刺激性洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、起泡性、洗浄性等の洗浄剤としての必須要件
を満足しながら、皮膚に対する刺激性が著しく低い洗浄
剤組成物に関するものである。

〔従来の技術］ 従来、蛋白質変性力の強い界面活性剤や界面活性剤組成
物では、これらを連用することにより強度の手荒れ現象
が認められるのに対し、蛋白Ｔｔ変性力の小さい界面活
性剤やその組成物（例えばシャンプー）は、長期間連用
しても手荒れ等の皮膚障害が起こり難く、皮膚に対する
刺激性が著しく低いことがよく知られている。

一方、後記の一触式（Ａ）及び（Ｂ）で表わされるアニ
オン性界面活性剤は、洗浄力に優れていることから洗顔
料やシャンプー等の洗浄剤に配合使用されているが、蛋
白質変性力や皮膚刺激性が強く手荒れ等の皮膚障害を起
こしやすい欠点がある。

このような背景と生活水準の高度化に伴い、人体に対し
て高度な安全性を有する低皮膚刺激性の界面活性剤や洗
浄剤組成物の開発が強く要望されるようになって来てい
るのが現状である。

〔発明が解決しようとする！！題］ 本発明者等は、前記従来技術の難点を改良せんとして鋭
意研究した結果、特開昭６２−２３７９３４号に記載の
後記−儀式（Ｃ）で表わされる両性界面活性剤の適当量
を、後記−儀式（Ａ）及び／又は（Ｂ）で表わされるア
ニオン性界面活性剤に混合する場合は、起泡性、洗浄性
等の洗浄剤としての必須要件を満足しながら、蛋白質変
性力が小さく、手荒れ等の皮膚障害を起し難く皮膚刺激
性の著しく低い洗浄剤組成物が得られることを見出し、
本発明を完成するに至った。

本発明の目的は、起泡性、洗浄性等の洗浄剤とし、ての
必須要件を満足しながら、皮膚に対する刺激性が著しく
低い洗浄剤組成物を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕 本発明は 一般式（Ａ）及び／又は（Ｂ） ｎ、ｏｓｏ、ｓ、　　　　　　　　　　　　　　　　・
・・　・・・・・・・・・　・・・（Ａ）Ｒ，（ＯＣＩ
ＩよＣｔｌｚ）、Ｏ５（ｈＭ＋　　　　　・・・・・・
・・・・・・・・・（Ｂ）（上記式中でＲ１は炭素数１
０〜１８のアルキル基台、はナトリウム、カリウム、ア
ンモニウム、アルカノールアミンを示す。ｎは１〜８の
数を示す。）で表わされるアニオン性界面活性剤と、−
儀式（Ｃ） Ｈｘ （Ｆ記式中で、ｈは炭素数１０〜１８のアルキル基を示
す、） で表わされる両性界面活性剤とを有効成分として含有し
ている低刺激性洗浄剤組成物である。

本発明における前記−儀式（Ａ）で表わされるアニオン
性界面活性剤は、例えばデシル硫酸エステルナトリウム
塩、ドデシル硫酸エステルカリウム塩、テトラデシル硫
酸エステルアンモニウム塩ヘキサデシル硫酸エステルナ
トリウム塩、オクタデシル硫酸エステルトリエタノール
アミン塩な１−′が挙げられる。

本発明における前記−儀式（Ｂ）で表されるアニオン性
界面活性剤は、例えばポリオキシエチレン（２Ｅ、Ｏ９
）デシルエーテル硫酸エステルナトリウム塩、ポリオキ
シエチレン（４１Ｅ、０．）ドデシルエーテル硫酸エス
テルカリウｌ、塩、ポリオキシエチレン（６ε、Ｏｌ）
テトラデシルエーテル硫酸エステルアンモニウム塩、ポ
リオキシエチレン（３Ｅ、Ｏ，）ヘキサデシルエーテル
硫酸エステルナトリウム塩、ポリオキシエチレン（Ｂ１
！、０．）オクタデシルエーテル硫酸エステルトリエタ
ノールアミン塩などが挙げられる。

また前記−儀式（Ｃ）で表わされる両性界面活性リウム
塩（以下、化合物１という）、２−（Ｎドデシル−Ｎ−
メチルアミノ）エチルリン酸エステルモノナトリウム塩
（化合物２）、２−（Ｎヘキサデシル−Ｎ−メチルアミ
ン）エチルリン酸エステルモノナトリウム塩（化合物３
）、２−（Ｎ−テンルーＮ−メチルアミノ）エチルリン
酸エステルモノナトリウム塩（化合物４）２（Ｎ−オク
タデンルーＮ〜メチルアミノ）エチルリン酸エステルモ
ノナトリウム塩（化合物、５）などである。

前記−儀式（Ａ）及び（Ｂ）で表わされるアユ１ン性界
面活性剤は、充分なる起泡性、洗浄性等の界面活性能は
有するもの、蛋白質変性力はやや強く、単独で用いた場
合には所望の低刺激性洗浄剤ｆ、！：　ｉ′＃られない
。

一方、前記−儀式（Ｃ）で表わされる両性界面活性剤は
蛋白質変性力は非常に低く、刺激性は弱いが、起泡性、
洗浄性等の界面活性能は適度ζこ有するのみである。

このような、前記−儀式（Ａ）及び／又は（Ｂ）　　で
表わされるアニオン性界面活性剤と、前記−船人（Ｃ）
で表わされる両性界面活性剤とを、組み合わせることに
よって、おのおの単独の場合より粘度上昇、臨界ミセル
４　＋ｔの低下等の現象がおこり、起泡性、洗浄性等の
界面活性能は前記−儀式（）１）及び（Ｂ）で表わされ
るアニオン性界面活性剤単独の場合に優るとも劣らず、
同時に蛋白質変性力は前記−儀式（Ｃ）で表わされる両
性界面活性剤単独の場合とほぼ同等の程度まで著しく低
下せしめることを可能とした。

即ち、前記−儀式（Ａ）及び／又は（Ｂ）　で表わされ
るアニオン性界面活性剤と前記−儀式（Ｃ）で表わされ
る両性界面活性剤を混合して複合体を形成せしめること
により、明らかに相乗効果が発揮され、優れた界面活性
能を維持しつつ、蛋白質変性能の低い低刺激性洗浄剤組
成物を得ることを可能とした。

この（Ａ）及び／又は（Ｂ）　　：　（Ｃ）の混合比（
重星比）は、５；１乃至ｌ：２０の範囲でかつ、（Ａ）
及び／又は（［１）　　＋　（（：）の含有量は洗浄剤
組成物全量中のＩＯ乃至５０重蓋％が好ましい、この範
囲以外の混合比や、他のアニオン界面活性剤等を多量に
加えて系のバランスを崩した場合では、所望の蛋白質変
性能の低下効果が得られない。

本発明の洗浄剤組成物は、所望により、洗浄剤に一般に
配合される成分、例えば、高級アルコール、ラノリン誘
導体、蛋白誘導体や、ポリエチレングリコールの脂肪酸
エステル類等の油性成分、プロピレングリコール１、グ
リセリン、ポリエチレングリコール等の保湿剤成分、脂
肪酸アルカロールアマイド、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル及びアルキルアミンオキシド等の非イオン界
面活性剤、水溶性高分子物質（アニオン性、非イオン性
、カチオン性のものを含む）、金属イオン封鎖剤、防腐
剤、殺薗剤、ｐＨ調整剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、
色素及び香料等を含むことができる。

〔実施例〕

次に本発明を実施例をもって詳細に説明するが、本発明
はこれにより限定されるものではない。実施例に先立ち
、各実施例で採用した試験法を説明する。

（起泡性試験法） ロスマイルズ試験法（ＡＳＴＭＤ　ｌ　１７３５３）に
よって行った。また、評価の基準を次のように設定した
。

○・・・泡立ち良好　泡１　２００ｍ１以上Δ・・・泡
立ら昔通　泡量　１５０ｍ１以上２００ｍ１未満 ×・・・泡立ち不良　泡量　１５０ｍＮ未満（洗浄性試
験法） ５　ｃ　ｍ　Ｘ　５　ｃ　ｍのウールモスリン布にラノ
リン７％及びスタ゛ン［０，ＯＯ５％のり００ホルム？
容７夜０、４　ｍ　ｌを均一に塗布し乾燥させ、この汚
染布を３％の洗浄剤溶液４０ｍ１が入った約１００ｍｆ
ｆ１のガラス製シリンダー中に入れ、４０°Ｃの恒温槽
中で１５分３とうし、汚染布を流水中でよくすすぎ、乾
燥させ、反射率を調べ、次式により洗浄率を求めた。

また、評価の基準を次のように設定した。

○：洗浄性良好　洗浄効率　８０％以上△二洗浄性昔通
　洗浄効率　６０％以上８０％未満 ×：洗浄性不良　洗浄効率　６０％未満（蛋白質変性率
測定法） 水系高速液体クロマトグラフィーを利用し、卵白アルブ
ミンｐＨ７緩衝溶液に、試料濃度１％になるように試料
を加えた場合の卵白アルブミン変性率を、２２０ｎｍの
吸収ピークを用いて測定した。

１１０：卵白アルブミンの２２０ｎｍ吸収ピークの高さ １１、二卵白アルブミン緩衝溶液に試料を加えた時の２
２０ｎｍ吸収ピークの高さ 評価の基準を次のように設定した。

◎；卵白アルブミン変性率　３０％未満Ｏ：卵白アルブ
ミン変性率　３０％以上６０％未満 Δ：卵白アルブミン変性率　６０％以上８０％未満 ×二卵白アルブミン変性率　８０％以上（手荒れ試験法
） 各試料につき、男女各５名、合計１０名のパネルを用い
、左右どちらか一方の手を、試料濃度５％、温度３５“
Ｃの水溶液に、他方の手を同温度の水に１０分間浸漬す
る操作を１日当り２回、２日間続けて行ない、左右の手
の肌荒れ状態の差を肉眼で判定した。

Ｏ・・・手荒れ性著しく弱い　１０人中Ｏ〜１名試料側
に手荒れが認められた Ｏ・・・手荒れ性やや弱い　　１０人中２〜４名試料側
に手荒れが認められた △・・・手荒れ性やや強い　　１０人中５〜７名試料側
に手荒れが認められた ×・・・手荒れ性著しく強い　１０人中８〜１０名試料
側に手荒れが認められた 実施例１〜８、比較例１〜２ 第１表に記載の配合組成よりなるシャンプーを調製し、
その起泡性、洗浄性、蛋白質変性率及び手荒れ性を調べ
た結果を、第１表に示した。

第１表から明らかな如く、本発明のシャンプーは緒特性
に於いて優れたものであった。−・方、前記−船人（Ｃ
）で表わされる両性界面活性剤を欠いた比較ｇ４１は蛋
白質変性率１手荒れ性に劣り好ましくなく、また前記−
船人（Ａ）及び（Ｂ）で表わされるアニオン性界面活性
剤を欠いた比較例２は起（重量％ ラム塩　　　　１ ０゜ 残余 洗浄性、蛋 各々Ｏ１○ ドデシル硫酸エステルカリ 化合物１ 化合物５ グリセリン 香料 水 このボディシャンプーの起泡性、 ′ｎ変性率、手荒れ性を調べた結果、 ◎、◎であった。

化合物２ 化合物４ ヤシ脂肪酸ジェタノールアマイド 白 香料　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．２水　
　　　　　　　　　　　　　　　　残余このシャンプー
の起泡性、洗浄性、蛋白質変性率、手荒れ性を調べた結
果、各々○、０５◎、◎であった。

〔発明の効果〕

以上記載のごとく、本発明は安全性が高く、皮膚及び毛
髪に対して刺激が少なく温和な作用を有し、しかも優れ
た起泡カ、洗浄カを有する低刺激性洗浄剤組成物を提供
することは明らかである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一般式（Ａ）及び／又は（Ｂ） Ｒ＿１ＯＳＯ＿３Ｍ＿１……………（Ａ） Ｒ＿１（ＯＣＨ＿２ＣＨ＿２）＿ｎＯＳＯ＿３Ｍ＿１…
   …………（Ｂ）（上記式中でＲ＿１は炭素数１０〜１８
   のアルキル基、Ｍ＿１はナトリウム、カリウム、アンモ
   ニウム、アルカノールアミン を示す。ｎは１〜８の数を示す。） で表わされるアニオン性界面活性剤と、 一般式（Ｃ） ▲数式、化学式、表等があります▼……………（Ｃ） （上記式中で、Ｒ＿２は炭素数１０〜１８のアルキル基
   を示す。） で表わされる両性界面活性剤とを有効成分として含有し
   ている低刺激性洗浄剤組成物。