JPH03131228A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置

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JPH03131228A
JPH03131228A JP1268967A JP26896789A JPH03131228A JP H03131228 A JPH03131228 A JP H03131228A JP 1268967 A JP1268967 A JP 1268967A JP 26896789 A JP26896789 A JP 26896789A JP H03131228 A JPH03131228 A JP H03131228A
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JP
Japan
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pulse
slice
magnetic field
spins
pulse sequence
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JP1268967A
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English (en)
Inventor
Shigeru Watabe
滋 渡部
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、核磁気共鳴(NMR)現象を利用して被検体
の断層画像を得る磁気共鳴イメージング装置(以下、M
 RI装置という)に関し、特に被検体の縦緩和強調画
像、横緩和強調1iTI]8を短時間に得るのに適した
MRI装置に関する。
〔従来の技術〕
MRI装置は、NMR現象を利用して被検体中の所望の
検査部位における原子核スピン(以下、単にスピンと称
す)の密度分布、緩和時間分布等を計測して、その計測
データから被検体の断面を画像表示するものである。
この装置では、第2図に示す様に0.02〜2テスラ程
度の静磁場を発生させる静磁場発生装置1oの中に被検
体1が置かれる。この時、被検体中のスピンは静磁場の
強さHoによって決まる周波数で静磁場の方向を軸とし
て歳差運動を行なう。
この周波数をラーモア周波数と呼ぶ。ラーモア周波数ν
0は vo”     Ho              …
(1)2π ここにHo :静磁場強度 V:磁気回転比 で表わされる原子核Q種類毎に固有の値を持っている。
また、ラーモア歳差運動の角速度をω0とすると、 ω0=2πvO の関係にあるため ω0=シ・Ha           ・・・(2)で
与えられる。
ここで、高周波送信コイル20aによって計測しようと
する原子核のラーモア周波数ν0に等しい周波数foの
高周波磁場(電磁波)を加えると、スピンが励起され高
いエネルギー状態に遷移する。
この高周波磁場を打ち切ると、スピンはそれぞれの状態
に応じた時定数でもとの低いエネルギー状態にもどる(
緩和現象という)。この時に放出される電磁波を高周波
受信コイル20bで受信し、増幅器23で増幅、波形整
形した後、A/D変換器25(以下、ADCと称す)で
デジタル化して中央処理装置11(以下、CPUと称す
)に送る。
CPUI lでは、このデータを基に再構成演算し。
この演算されたデータが被検体1の断層画像としてデイ
スプレィ28に表示される。上記の高周波磁場は、CP
UIIにより制御されるシーケンサ12が送り出す信号
を高周波送信コイル用電源によって増幅したものを高周
波送信コイル20aに送ることで得られる。
MRI装置においては、以上の静磁場と高周波磁場の他
に、空間内の位置情報を得るための傾斜磁場を作るため
に傾斜磁場コイル群21を備えている。これらの傾斜磁
場コイルは、シーケンサ12からの信号で動作する傾斜
磁場コイル用電源22から電流を供給され、傾斜磁場を
発生するものである。
ここで、MRI装置の撮影原理を述べておく。
第3図(a)に示すようにZ方向の静磁場Ho中に置か
れた原子核は、古典物理学的に見ると1個の棒磁石のよ
うに振る舞い、先に述べたラーモア周波数ν0でZ軸の
回りに歳差運動を行なっている。この周波数は前記(2
)式で与えられ、静磁場の強度に比例している。(1)
式及び(2)式におけるγは磁気回転比と呼ばれ、原子
核の固有の値を持っている。一般には測定対象の原子核
は膨大な数にのぼり、それぞれが勝手な位相で回転して
いるために全体で見るとX−Y面内の成分は打ち消しあ
い、2方向酸分のみの巨視的磁化が残る。・この状態で
X方向にラーモア周波数’SIOに等しい周波数の高周
波数磁場H1を印加する(第3図(b))と、巨視的磁
化はY方向に倒れ始める。この倒れる角度はHlの振幅
と印加時間の積に比例し、パルス印加時点に対し90″
倒れる時のHlを90″パルス、180”倒れる時のH
lを180°パルスと呼ぶ。
さて、現在MRI装置による撮影で一般的に用いられる
方法に2次元フーリエイメージング法がある。この方法
のうち代表的なスピンエコー法の模式的なパルスシーケ
ンスを第4図に示す。このパルスシーケンスでは、まず
、90’パルスを印加した後、エコータイムをTEとし
たときTE/2の時点で180°パルスを加える。90
’パルスを加えた後、各スピンはそれぞれに固有の速度
でX−Y面内で回転を始めるため1時間の経過と共に各
スピン間に位相差が生じる。ここで180″′パルスが
加わると各スピンは第5図に示すようにX軸に対称に反
転し、その後も同じ速度で回転を続けるために時刻TE
でスピンエコーび収束し、エコー信号を形成する。
上記のようにして信号は計測されるが、断層画像を構成
するためには信号の空間的な分布を求めねばならない。
このために線形の傾斜磁場を用いる。均一な静磁場に傾
斜磁場を重畳することで空間的な磁場勾配ができる。先
にも述べたようにスピンの回転周波数は磁場強度に比例
しているから傾斜磁場が加わった状態においては、各ス
ピンの回転周波数は空間的に異なる。従って、この周波
数を調べることによって各スピンの位置を知ることがで
きる。この目的のために、第4図中に示す位相エンコー
ド傾斜磁場と周波数エンコード傾斜磁場が用いられてい
る。
以上に述べたパルスシーケンスを基本単位として、位相
エンコード傾斜磁場の強度を毎回変えながら一定の繰り
返し時間TR毎に、所定回数、例えば256回繰り返す
。こうして得られた計測信号を2次元逆フーリエ変換す
ることで巨視的磁化の空間的分布が求められる。以上の
説明において、3種類の傾斜磁場は互いに重複しな番づ
れば、X。
Y、Zのいずれであってもよく、或いはそれらの複合さ
iまたちのであっても構わない。
以上のMR4基本原理に関しては、rNMR医学」 (
基礎と臨床)(核磁気共鳴医学研究会編・丸善株式会社
 昭和59年〕−月20日発行)に詳しい。
ところで、上記した原理の中で、V和現象について、更
に詳細に述べる。
緩和とは、高周波磁場により励起さ扛たスピンが、高周
波磁場エネルギーの照射終了後から、吸収したエネルギ
ーを放出しながら、ある時定数をもって基底状態に戻る
ことを意味する。この緩和過程には2種類あり、一方を
縦緩和、他方を横緩和という。縦緩和はスピン−格子緩
和ども呼ば扛。
緩和の時定数すなわち縦緩和時間は′riと表わされる
。横緩和はスピン−スピン緩和とも呼ば、t17、横緩
和時間はT2と表わされる。
縦緩和は、第6図に示す様に、巨視的磁化MのZ′軸成
分M X ’ が定常状態のMの大きさMoに等しくな
るまで戻る過程であり、MZ’  は第7図の様に指数
関数的に増大する。縦緩和時間T1は、MZ’ := 
Mo(1−e −1) となるまでの時間である。TIはスピンが吸収したエネ
ルギーを周囲の格子に熱振動のエネルギーとして放出し
2、定常状態に戻る速さを示しており、試料の分子結合
状態によって異なる。すなわち、同じ水素原子核(プロ
トン)を対象としても、水と脂肪ではTIが異なり5人
体でいえば、組織固有のTI値が存在する。それを示し
たのが第9図である。
横緩和は、第6図(c)に示す様に、各スピンがZ′軸
の周りに均等に敗る過程であり、x′y平面のベクトル
和M8″は指数関数的に減哀しく第8図参照)、0に戻
る過程である。横緩和時間T2は Mx” ”Mo/e となるまでの時間である。
TIと同様にTzも試料の分子結合状態によって異なる
。組織によるTz値の違いを第10図に示す。
上述した様に、T1.T2.は組織固有の値であり、腫
瘍等の病変部も識別できるため、この二次元的な分布を
画像化することにより、診断能の向」二に寄与できる。
この目的で用いられるのが、T1強調像、T2強調像で
あり、繰り返し時間TR、エコー時間T E 、反転回
復(Inversion Recovery :IR)
法における回復時間TIを適宜選択することにより得ら
れる。第4図に示したスピンエコー(SE)法における
、各組織の信号強度Sは、S =ρ・exp(−TE/
Tz)”(1−exp(−TR/Ti))  −(3)
となる。ここでρは、ブO1−ン密度を示す。
式(3)からT R> T iどした場合exp(−T
 R/ T 1)二〇          −(4)と
なり、T1の影響を無視できる。一方、TE<T2とし
た場合、 exp(−T E / T2)二]、        
   −(5)となり、T2の影響を無視できる。
(3) (4)から、長イT R、長いTEのSE法(
以下、1oB−8Eという)を用いた場合、S =p・
exp(−TE/T2)           ・=(
6)となり、12強調像が得られる。逆に、短いTR。
短いTEのSE法(以下、5hort −S Eという
)を用いた場合、式(3) (5)から、 S =p(1−exp(TR/T1))     ”4
7)となり、T1強調像が得られる。
一方、第11図に示すIR法によってもT1強調像が得
られる。IR法の動作原理を含め、上記緩和現象につい
ては、前述のrNMR医学」の他、rNMR診断法−基
礎から臨床まで−」 (真野勇著・秀潤社 1984年
4月1日発行p34〜p37)に詳しい。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の様に、従来はlong−S EでT2強調。
IRまたは5hort −S E でT1強調と、別々
のシーケンスで、2回以上の撮像を行う必要があった。
この場合、撮像が長時間に及び、被検体すなわち患者を
拘束する時間が長く、苦痛となるだけでなく、体動によ
るアーチファクト等1画質劣化を引き起こしていた。ま
たスループット向上の障害となっていた。
本発明は、これを解決し、1回の撮像でT l 。
Tz強調像を得ることの可能なパルスシーケンスを提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、同一のパルスシーケンスで
、隣接する2枚のスライスを同時に励起し、一方からT
1強調像、他方から12強調像を獲得できるように、パ
ルスシーケンスを構成したものである。すなわち、一方
のスライスのみを励起するパルスと、両スライスを同時
に励起するパルスを組み合わせ、一方のスライスに対し
ては、5hort −S E 法若しくはIR法のパル
スシーケンスとして作用し、他方のスライスに対しては
、long −S E法として作用するようにパルスを
構成したものである。
請求項2においては、第1図に示すように、第1 90
”パルス30と第1180°パルス32によりlong
 −S Eシーケンスを構成し、第1〜第3 90”パ
ルスと第2 180”パルスでIRシーケンスを構成し
ている。
請求項3においては、第12図に示すように。
第190°パルス30と1800パルス32によりlo
ng −S Eシーケンスを構成し、第1〜第390”
パルスで変形のIRシーケンスを構成している。
請求項4においては、第13図に示すように、第190
°パルス30と第1180°パルス34及び第290°
パルス36で5hort −S Eシーケンスを構成し
、第1 90’パルス30と第2180°パルス32で
long −S Eシーケンスを構成している。
〔作用〕
本発明では、例えば第1図のように、第1スライスの撮
像パルスシーケンスの中に、第2スライスの信号計測を
挿入しており、時間の無駄もなく、選択励起パルスは、
最初の励起以外は周波数が異なっているため、互いのス
ライスに影響を与えない。逆に、スライス方向及び周波
数エンコード方向の傾斜磁場印加は、両方のスピンに影
響を与え、位相を回転させる場合があるが、この位相回
転を利用して、一方のスライスの信号計測時に、他方の
スライスのエコー信号を混入させない。すなわち、第2
スライス内のスピンは、パルス55゜56.81.82
によりデイフェイズされるために、第1スライスのエコ
ー計測時(区間xm)にエコーを結像しない。第1スラ
イス内のスピンは同様に第2スライスのエコー計測時に
結像しない。
〔実施例〕
第2図は本発明に係る核磁気共鳴イメージング装置の全
体構成例を示すブロック図である。この核磁気共鳴イメ
ージング装置は、核磁気共鳴(NMR)現象を利用して
被検体1の断層画像を得るもので、静磁場発生磁石10
と、中央処理装置(以下、CPUという)11と、シー
ケンサ12と、送信系13と、磁場勾配発生系14と、
受信系15と信号処理系16とからなる。上記静磁場発
生磁石10は、被検体1の周りにその体軸方向または体
軸と直交する方向に強く均一な静磁場を発生させるもの
で、上記被検体1の周りのある広がりをもった空間に永
久磁石方式又は常電導方式あるいは超電導方式の磁場発
生手段が配置されている。上記シーケンサ12は、(:
PU1]の制御で動作し、被検体1の断層画像のデータ
収集に必要な種々の命令を送信系1.3及び磁場勾配発
生系14並びに受信系15に送るものであり、本発明に
よるパルスシーケンスは、シーケンサ12により動作す
る。上記送信系13は、高周波発振器17と変調器3.
8と高周波増幅器】、9ど送信側の高周波コイル20a
とからなり、上記高周波発振器17から出力された高周
波パルスをシーケンサ12の命令に従って、変調器〕、
8で振幅変調し、この振幅変調された高周波パルスを高
周波増幅器】9で増幅した後に被検体】−に近接して配
置さAtた高周波コイル20aに供給することにより、
電磁波が上記被検体】に照射されるようになっている。
上記磁場勾配発生系14は、X+ V+ Zの三軸方向
に巻かれた傾斜磁場コイル2〕と、それぞれのフィルを
駆動する傾斜磁場電源22とからなり、上記シーケンサ
J2からの命令に従ってそれぞれのコイルの傾斜磁場電
源22を駆動することにより、X+ y+Zの三軸方向
の傾斜磁場G x tGア、G2を被検体]に印加する
ようになっている。
この傾斜磁場の加え方1.二より、被検体】に対するス
ライス面を設定することができる。上記受信系]5は、
受信側高周波コイル20bと増幅器23と直交位相検波
器24とA/D変換器25とからなり、上記送信側の高
周波コイル20aから照射された電磁波による被検体】
、の応答の電磁波(NMR信号)は被検体]に近接して
配置された高周波コイル20bで検出され、増幅器23
及び直交位相検波器24を介してA/D変換器25に入
力してデジタル量に変換され、さらにシーケンサ12か
らの命令によるタイミングで直交位相検波器24により
サンプリングされた二系列の収集データとされ、その信
号が信号処理系16に送られるようになっている。この
信号処理系1−6ば。
CPUIIと、磁気ディスク26及び磁気テープ27等
の記録装置と、CRT等のデイスプレィ28とからなり
、上記CP U 1 ]、でフーリエ変換。
補正係斂計算像再構成等の処理を行い、任意断面の信号
強度分布あるいは複数の信号に適当な演算を行って得ら
れた分布を画像化してデイスプレィ28に表示するよう
になっている。なお、第2図において、送信側及び受信
側の高周波コイル20a。
20bと傾斜磁場コイル21は、被検体1の周りの空間
に配置された静磁場発生磁石10の磁場空間内に配置さ
れている。
第1、図は5本発明請求項2記載のT11T2強調像同
時撮像パルスシーケンスの一実施例を、模式的に表わし
たものである。第14図において、RFはスピンを選択
的に励起するための、無線周波の照射タイミング及びエ
ンベロープを示している、Gz= Gy、Gxは、各々
スライス方向7泣相エンコード方向2周波数エンコード
方向の傾斜磁場印加のタイミングを示す。エコー信号は
計測されるNMR信号を示ず、PERI:ODはタイム
シーケンスを1〜店に区間分けしたものであり、TIM
Eは。
90″パルス30の中央からの時刻を示している。
さて第】−図中、区間■においては、第1スライス (周波数ft)及び第2スライス (周波数f2)を 30を照射するとともに、G7.パルス50を印加する
。これにより、Z方向で磁場中心(周波数fo)から γ:核磁気回転比 たけ偏位した位置に存在するスピンがXY面に倒−プで
決定される周波数帯域(すなわちスライス)外のスピン
は何ら影響を受けない。続いて区間■ではGz/(ルス
5]を印加する。このG2パルス51により、第1.第
2スライス内のスピンは。
スライス方向に位相が戻る。区間■では、第1スライス
のみを励起する90°パルス(周波数fi>31を照射
するとともにG7パルス52を印加する。これにより第
1スライス内のスピンのみが更に励起され、縦磁化とな
る。このとき第2スライス内のスピンはG2パルス52
のために、スライス方向にデイフェイズ(位相拡散)さ
れる。区間■では、負のG2パルス53を印加する。G
Zパルス53の印加により、−旦デイフエイズされた第
2スライス内のスピンはスライス方向にリフェイズ(位
相戻し)される。このとき、第1スライス内のスピンは
縦磁化となっており、影響を受けない0区間Vでは、G
yパルス70を印加し、Y方向に関して場所に依存した
スピンの位相回転を与える。同時に区間■においては、
Gxパルス80を印加する。これは、区間■において第
2スライスのエコー信号を計測する際に、エコーピーク
が区間■の中央近傍に来るように、スピンを予めデイフ
ェイズするためのものである。このとき。
第1スライス内のスピンは依然として縦磁化であり1位
相回転等の影響を受けない。区間■では第2スライスの
みを励起する18o″パルス(周波数fz)32を照射
するとともに、Gzパルス54を印加する。これにより
、第2スライス内のスピンの位相は反転するが、第1ス
ライス内のスピンは影響を受けない。区間■では何らの
パルスを印加しない。区間■ではGxパルス8oを印加
するとともに、NMR信号100の計測を行う。このN
MR信号100が第2スライスのエコー信号となる。こ
こで、エコー信号100のピーク出現時刻を七8とし、
90°パルス30.180@パルス32の中心時刻をそ
れぞれto、tzとすると、ts−tz=tz−to=
TE2/2  ”・(9)となる。TI2は第2スライ
スのエコー時間である6区間■では何らのパルスも印加
しない。区間Xでは、第1スライス内のスピンのみを励
起する9Q’パルス33を照射するとともに、Gzパル
ス55を印加する。これにより、第1スライス内のスピ
ンは横磁化となるが、第2スライス内のスピンはスライ
ス方向にデイフェイズされる。区間刃では、Gアバ用ス
フ1を印加し、Y方向に関して場所に依存したスピンの
位相回転を与えると同時に、Gxパルス82を印加する
。Gxパルス82の印加は、区間店において第1スライ
スのエコー信号を計測する際に、エコー信号のピークが
区間馴の中央近傍に来るように、スピンを予めデイフェ
イズするためのものである。第2スライス内のスピンは
エコー信号100の計測後、G、パルス81の印加の間
、デイフェイズされ続け、Gxパルス82の印加によっ
て更にデイフェイズされる6区間団では第1スライスの
みを励起する180’パルス34を照射するとともに、
Gzパルス56を印加する。これにより、第1スライス
内のスピンの位相は反転するが、第2スライス内のスピ
ンはスライス方向によりデイフェイズされる。また区間
■では18o6パルス34照射終了後もGzパルス56
を適当量印加し、第2スライス内のスピンをスライス方
向についてリフェイズする馴区間 ではG、パルス83
を印加するとともに、NMR信号101の計測を行う。
このNMR信号101が第1スライスのエコー信号とな
る。
ここで、エコー信号101のピーク出現時刻をtBとし
、90’パルス33.18o0パ/L/ス34の中心時
刻をそれぞれtz、tBとすると、ts−tδ= t 
s −t 4= T E L / 2     ・・・
(10)となる。置は第1スライスのエコー時間である
。また90°パルス31の中心時刻をtlとした場合、 を番−t1=TI                 
・・・(11)となる。TIはIR法における回復時間
を示す。
区間Wでは何らのパルスも印加しない。
区間I−Vに要する時間が繰り返し時間TRとなる。こ
の実施例では、第1スライスのIR像と第2スライスの
long −S E像を得るパルスシーケンスを示して
おり、例えばTRは2000 m s〜3000ms、
TIは400〜500m s、 置は20〜30m5.
TE2は80〜120m5という値をとる。以上により
、隣接する2スライスのエコー信号100,101の計
測を完了し、これを位相エンコードを変化させながら繰
り返し、2次元画像データを収集する。このとき各位相
エンコード・ステップにおいて、fxとj2を入れ換え
た上記パルスシーケンスを起動すれば、第1゜第2スラ
イスの各々について、T1強調像rTz強調像を得るこ
とができる。
第12図は、本発明請求項3記載のTi、T2強調像パ
ルスシーケンスの一実施例を、模式的に表わしたもので
ある。第12図において、区間Xまでは、前述の第1図
実施例と全く同じであるため、省略する。
第12図において、区間ぶては負のG2パルス58及び
GyXパルス71負のG3パルス82を印加するaGz
G2パルス58第1スライス内のスピンをスライス方向
についてリフェイズする。
G 、lパルス71はY方向に関して場所に依存したス
ピンの位相回転を与え、G、パルス82は、グラジエン
1−・エコー法に基づいて、区間■の第1スライスのエ
コー計測時に、エコー信号のピークが区間■の中央近傍
に来るように5スピンを予めデイフェイズするためのも
のである。区間庸では、ひき続きGyパルス7]、、G
xXパルス82印加する。区間馴では、Gヶパルス83
を印加するとともに、NMR信号10】の計測登行う。
このNMR信号101が第1スライスのエコー信号とな
る。ここで、エコー信号101−のピーク出現時刻をt
liとすれば、 ts−t4=TE1           ・・・(1
2)となる。区間社!では何らのパルスを印加()ない
この実施例においては、第1−スライスについて変形の
IR法を用いているが、基本的に第J−図実施例と同じ
であり、TR,TI、TE2は同様の値をとるが、TE
]はより短縮が可能で、例えば]−〇〜20m5という
値をとり得る。
第13図は、本発明請求項4記載のTt、T2強調像同
時撮像パルスシーケンスの一実施例を、模式的に表わし
たものである。第13図中、区間Iにおいては、第1ス
ライス(周波数f1)及び第2スライス(周波数f2.
)を選択励起する90°パルG、パルス50を印加する
。これにより、Z方向で磁場中心(周波数fo)から前
述の式(8)に従う位置に存在するスピンがXY面に倒
れる。この時る周波数;!1Fd(すなわちスライス)
外のスピンは何ら影響を受番づない。続いて区間■では
G2パルス5】を印加する。このG、パルス51により
、第1−1第2スライス内のスピンは、スライス方向に
リフェイズされる。同時に区間■では、GyXパルス7
1GXパルス82を印加する。G、パルス7J−により
、Y方向に関して場所に依存したスピンの位相回転を与
え、GXパルス82により、区間■の第1スライス・エ
コー信号計測の際にエコー信号のピークが、区間■の中
央近傍に来るよう、スピンをデイフェイズさせる。区間
■では、ひき続きG、パルス71.Gウパルス82を印
加する。区間■では、第1スライスのみを励起する】8
0°パルス34を照射するとともに、G2パルス56を
印加する。これにより、第1スライス内のスピンの位相
は反転し、第2スライス内のスピンはスライス方向にデ
イフェイズされる。区間■では、何らのパルスも印加し
2ない。区間■では、G8パルス83を印加するととも
に、NMR信号]01の計測を行う。このN MR信号
3.、01が第】−スライスのエコー信号となり、第2
スライス内のスピンはG8パルス83により、更にデイ
フェイズされる。ここでエコー信号101のピーク出現
時刻をt2とし、90’パルス30,180゜パルス3
4の中心時刻をそれぞれto、tlとすると、 1.2− t t= t t −to=TE ] / 
2     =413)となる。区間■では何らのパル
スも印加しない。
区間■では、第2スライスのみを励起する180゜パル
ス32を照射するとともに、G、パルス54を印加する
、これにより、第2スライス内のスピンの位相は反転し
、第1スライス内のスピンはスライス方向にデイフェイ
ズされる。区間■では、ひき続きGzXパルス54印加
し、第2スライス内スピンを、スライス方向にリフェイ
ズさせるとともに、第2スライス内スピンは逆にデイフ
ェイズさせる。区間Xでは何らのパルスを印加しない。
区間■では、G8パルス8]−を印加し、G0パルス8
2及び83によりデイフェイズされた第2スライス内の
スピンの位相を戻し、区間■の中央近傍で完全に戻るよ
うにリフェイズする。区間店ではひき続きG8パルス8
1を印加するとともに。
NMR信号100の計測を行う。このNMR信号100
が第2スライスのエコー信号となる。ここでエコー信号
100のピーク出現時刻をt4とし、180@パルス3
2の中心時刻をt3とすると、t+  ts=ta  
to=TE2/2    ・・・(14)となる。区間
X[fft’は何らのパルスも印加しない。
区間店では第1スライスのみを励起する90″′パルス
36を照射するとともに、Gzパルス59を印加する。
これにより、第1スライス内のスピンでは実質的なTR
が短くなり(TRIが第1スライスのTRとなる)、T
1強調の画像を得ることができる。90″パルス36の
中心時刻t4からto、またはtoからt4がTRIと
なる。t。
からto を第2スライスにおける繰り返し時間TR2
とすると、 TR2=に−TRI          ・・・(15
)K:2以上の自然数 となる様に設定する。すなわち、Kが2のとき、90”
パルス36及びG2パルス59は1ケずつであるが、K
が3となればt a + T R1に中心のある90”
パルス及びG2パルスを追加することになる0区間X■
では、この90°パルス印加時以外は何らのパルスも印
加しない。この実施例では、第1スライスの5hort
 −S E 像と第2スライスのlong −S E像
を得るパルスシーケンスを示しており1例えばTRIは
200〜500m5.TR2は2000〜3000 m
 s 、 T E I L! 20〜30ms、TE2
は80〜120m5という値をとる。
位相エンコードの繰り返しについては、第1図の実施例
と同じである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、1回の撮像でT1強調像と12強調像
を得ることが可能となり、患者拘束時間の短縮、スルー
プットの向上に効果がある。また、2回の撮像による位
置ずれの問題も生じない。
具体的には従来のlong−8E (TR: 2000
〜3000ms)と同一の撮像時間でTx、Tz強調像
が得られるため、従来用いていたIR(TR: 150
0〜2000m5)の時間を削減できるため、検査効率
は約2倍となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のパルスシーケンス図、第2図
は本発明のMRI装置の実施例図、第3図はMRIの撮
像原理を示すために原子核ピンの挙動を表す図、第4図
は2次元フーリエイメージング法におけるスピンエコー
・パルスシーケンス図、第5図はエコー信号の形成の様
子を示す図、第6図は、緩和現象を説明するためのスピ
ン挙動図、第7図及び第8図はTI、T2を説明するた
めに磁化の大きさの経時変化を示した図、第9図は、各
組織のTl値の違いを示した図、第10図は各組織のT
x値の違いを示した図、第11図はIR法のパルスシー
ケンス図、第12図は請求項3記載の実施例のパルスシ
ーケンス図、第13図は請求項4記載の実施例のパルス
シーケンス図である。 RF・・・高周波パルス、Gz・・・スライス方向の傾
斜磁場の印加タイミング、Gy・・・位相エンコード方
向の傾斜磁場の印加タイミング、GX・・・周波数エン
コード方向の傾斜磁場の印加タイミング。 茶4ri:J エコーイ舎号 一一一一−−−トーー 茶 の 第7 竿50 1.8 霞

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被検体に静磁場を与える手段と、前記被検体にスラ
    イス方向傾斜磁場、周波数エンコード傾斜磁場及び位相
    エンコード傾斜磁場及び前記被検体の組織を構成する原
    子の原子核に核磁気共鳴を起こさせる高周波パルスをあ
    る所定のパルスシーケンスで繰り返し印加する手段と、
    核磁気共鳴信号を検出する手段とを備えた装置において
    、前記パルスシーケンスを制御するシーケンサが、隣接
    した2枚のスライスの片側について縦緩和強調画像、他
    方について横緩和強調画像を一度の撮像で得る機能を有
    することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 2、上記2種類の強調像を得るパルスシーケンスが3ケ
    の90゜励起パルスと2ケの180゜励起パルスにより
    、構成された請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置
    。 3、上記2種類の強調像を得るパルスシーケンスが3ケ
    の90゜パルスと1ケの180゜パルス及びリードアウ
    ト傾斜磁場の反転により構成された請求項1記載の磁気
    共鳴イメージング装置。 4、上記2種類の強調像を得るパルスシーケンスが2ケ
    以上の90゜パルス及び2ケの180゜パルスで構成さ
    れた請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。 5、上記2種類の強調像を得るパルスシーケンスが、選
    択励起の周波数を入れ換えて、繰り返されるよう構成さ
    れ、2枚のスライスの各々について、上記2種類の強調
    画像を得るようにした請求項2記載の磁気共鳴イメージ
    ング装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007209772A (ja) * 2007-03-23 2007-08-23 Nakatoku Kogyo Kk 化粧ブラシ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007209772A (ja) * 2007-03-23 2007-08-23 Nakatoku Kogyo Kk 化粧ブラシ

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