JPH03129805A - 磁性合金膜 - Google Patents

磁性合金膜

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JPH03129805A
JPH03129805A JP26881189A JP26881189A JPH03129805A JP H03129805 A JPH03129805 A JP H03129805A JP 26881189 A JP26881189 A JP 26881189A JP 26881189 A JP26881189 A JP 26881189A JP H03129805 A JPH03129805 A JP H03129805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic alloy
alloy film
film
atomic
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Pending
Application number
JP26881189A
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English (en)
Inventor
Yasushi Watanabe
恭志 渡辺
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高密度磁気記録用の磁気ヘッドに適する磁性
合金膜に関する。
(従来の技術) 近年、磁気記録の高密度化や広帯域化の必要性により、
高密度磁気記録再生を実現している。そして、この高い
抗磁力をもつ磁気記録媒体に記録再生するするための磁
気ヘッド材料として、飽和磁束密度Bsの高い磁性合金
が必要とされており、センダスト合金やCo−Zr系非
晶質合金等をコアの一部または全部に使用した磁気ヘッ
ドが提案されている。
然しなから、磁気記録媒体の高抗磁力化が一段と進み、
磁気記録媒体の抗磁力が20000e以上になるとセン
ダスト合金やCo−Zr系非晶質合金を使用した磁気ヘ
ッドでは良好な磁気記録再生が困難になった。 又、磁
気記録媒体の長手方向ではなく、厚さ方向に磁化して記
録する垂直磁化記録方式も提案されているがこの垂直磁
化記録方式を良好に行うには、磁気ヘッドの主磁極の先
端部の厚さを0.5μm以下にする必要があり、比較的
抗磁力の低い磁気記録媒体に記録するにも、高い飽和磁
束密度を持つ磁気ヘッド用磁性合金が必要になる。
そして、センダスト合金やCo−Zr系非晶質合金より
も飽和磁束密度の高い磁性合金として、窒化鉄やFe−
8i系合金等の鉄を主成分とした磁性合金が知られてい
る。
(・発明が解決しようとする課題) ところが、従来より知られている、これらの高Bs磁性
合金は保磁力Hcが大きく、そのままでは磁気ヘッドの
材料としては不十分であるのでセンダスト合金やパーマ
ロイ等の保磁力の小さい磁性材料か、或いは5i02等
の非磁性材料を中間層とした多層構造の磁気ヘッドが提
案されている。
然しなから、このように異なる系の物質を多層化するに
は工数やコストがかかり、信頼性を保つのも難しいとい
う問題点があり、また熱安定性も十分とは言えなかった
これらの問題点を解決するために、本発明人等はFe−
N−0合金やFe−Ta−N−0合金等によって、多層
構造にしない単層でも高飽和磁束密度を有しさらに低保
磁力である磁性合金を提案した。(特願昭64−350
71号明細書など)ところで、磁気ヘッド等の磁性合金
に要求される特性として、上記の他に磁歪がある。前記
したFe−Ta−N−0合金はすでに低磁歪を実現して
いるが、今後更に磁歪の低いものが必要となる可能性が
ある。本発明は飽和磁束密度Bsが高く熱安定性にも優
れていて、磁歪が非常に小さい磁性合金膜を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の課題を解決するためになされたものであ
り、F ew MX Ov Nrなる組成式で表されv
xyzで示される原子%は 0.5≦X≦BO1!≦y≦20 ■≦■=20 y +X +y +z■100 なる関係式を有する磁性合金膜であって、窒素含有量i
を膜厚方向に磁化させたことを特徴とする磁性合金膜(
ただしMはTa、Nb5Siからなる群の少なくとも1
種以上の元素)またはF ew IMX IOY IN
Z 1なる組成式で表されwl Ill yl zlで
示される原子%は0.5≦I11≦6 0.1≦yt≦
201<zl≦20 w1+ xl+ yl+ zl= 100なる関係式を
有する磁性合金と、 F ew 2 Mx 20Y 2 NZ 2なる組成式
で表され、v2 x2 y2 z2で示される原子%は
0.5≦x2≦8  0.1≦y2≦20I ≦z2<
 20    zl > z2w2+ K2+ y2+
 z2−100なる関係式を有する磁性合金とを交互に
積層して多層構造としたことを特徴とする磁性合金膜を
それぞれ提供するものである。
(実施例) 本発明になる磁性合金膜の製造装置の一実施例を第1図
に示す。
一対のターゲット5.5は鉄(Fe)とタンタル(Ta
)、ニオブ(Nb)、けい素(Si)等の添加元素の合
金ターゲットか、或いは適当な凹部を設けた純鉄のター
ゲットの四部にチップ状のTa5NbまたはSiをはめ
込んだ複合ターゲットである。このターゲット5.5は
ターゲットホルダ9によって支えられており、このター
ゲット5とターゲットホルダ9には、直流電源13より
マイナス電位が印加され、更にこのターゲットホルダ9
の周囲にはシールド4が取り付けである。
又、このターゲットホルくダ9の内部には、両ターゲッ
ト5.5間にプラズマ14を集束するための磁石6.6
が挿入され、かつターゲット5の表面の加熱を防ぐため
に冷却水8が流入している。
そして、接地された真空槽15の左右に、2個のターゲ
ットホルダ9が絶縁体7によって絶縁されて設けられて
いる。
又、・この真空槽15の上部より、酸素(02)窒素(
N2)アルゴン(Ar)がそれぞれ流量計1〜3により
、所定の流量に調節されて導入されている。
なお、アルゴンはターゲット5をスパッタすると同時に
成膜する磁性合金膜中の酸素と窒素の量を調節するため
のものである。
そして、真空槽15の下部には基板ホルダ12上に基板
11が置かれ、不純物を防ぐためのシャッタ10が基板
11を覆っている。
このようなスパッタ装置において、直流電源13により
、左右のターゲットホルダ9に支えられたターゲット5
.5の間にプラズマ14を発生させると、ターゲット5
はマイナス電位であるので、プラズマ14中のアルゴン
イオン(A「 )がターゲッット5に衝突し、ターゲッ
ト5の鉄原子及びTa、NbまたはSL等の原子が飛び
出す。
そして、ターゲット5から飛び出したこれらの原子とプ
ラズマ中の酸素および窒素の原子または分子が基板11
の上に成長していく。 なお、スパッタ開始後の数分間
は、シャッタ10を閉じて基板11を覆うことにより、
ターゲット5の表面の不純物が基板11の上に付かない
ようにし、その後でシャッタ10を開けるようにする。
ここで、成膜中に窒素導入量を流量計2によって変化さ
せることにより、膜厚方向に所定の窒素濃度分布を持っ
たFew Mx Oy Nz合金膜を得ることができる
このようにして得た窒素濃度分布をもつFewMX O
YN;合金の飽和磁束密度Bs、保磁力HC1磁歪λS
を第2図に示す。又、比較のためにF e @ Mz 
Ov N z単層の場合の数値も記す。各数値は300
@c以上の熱処理を行った後の値である。
この第2図から理解できるように、FewMx0YN2
の窒素含有量の違いによって、磁性合金の諸特性に差が
生じる。比較例である試料5は同試料6と比較して、H
eと熱安定性は優れているが、磁歪がやや大きい。とこ
ろが、本発明の磁性合金膜である試料1のように窒素含
有量を膜厚方向に変化させて窒素濃度に分布をもたせた
場合及び試料2〜4のようにzl>z2となるように、
Few l Mx l Oy l Nz 1合金とpe
、2M)(20Y2 N22合金とを交互に積層した多
層構造とすることにより、低Hcφ高Bs・低磁歪で熱
安定性にも優れた磁性合金を得ることができる。
すなわち、F ew MxO,N7なる組成式で表され
vxyzで示される原子%は 0.5≦X≦60.1≦y≦20 1≦■=20 曾  十 l   +  y  +2   自 100
なる関係式を有する磁性合金膜であって、窒素含有量Z
を膜厚方向に変化させたことを特徴とする磁性合金膜(
ただしMはTa、Nb5SIからなる群の少なくとも1
種以上の元素)さらにはF ew I Mx 10y 
I Nz 1なる組成式で表されvl xl yl z
lで示される原子%は0.5≦XI≦6 0.l≦y1
≦201<zl≦20 vl+ xl+ yl+ zl −100なる関係式を
有する磁性合金と、F ew 2 Mx 20Y2NZ
2なる組成式で表され、v2 x2 y2 z2で示さ
れる原子%は 0.5≦x2≦8 0.1≦y2≦20! ≦z2< 
20    zl> z2v2+ K2+ y2+z2
−100 なる関係式を有する磁性合金とを交互に積層して多層構
造とした磁性合金膜によれば飽和磁束密度、保磁力、熱
安定性に優れたものが得られると共に、磁歪に関しても
所望の値のものが得られるものである。
ここで、第3図としてF ewMX OY NZなる組
成式の合金の窒素およびTa5Nb、S iなどの添加
元素の含有量と300”cの熱処理を行なった後の飽和
磁束密度(Bs)と保磁力(Hc)との関係を示す。
なお、この図において含有量はESCA(X線光電子分
光分析法)EPMA (X線マイクロアナライザ法)等
による定量分析で行い原子%で表している。
この図より明らかなように、酸素の含有量が0.1原子
%未満であると十分な低Hcが得られず、20原子%を
超えると軟磁気特性が大幅に劣化し、Bsの低下とHe
の増大が起こる。従って、酸素の含有量が0.1〜20
原子%、更に好ましくはO9l〜10原子%である時、
Bsが高くかっHcの小さい磁性合金が得られる。窒素
の含有量は、1原子%未満であると十分な低Hcが得ら
れず、とくに良好な熱安定性が得られない。又、窒素の
含有量が20原子%を超えるとBsの低下とHcの増大
が起こり、特に本発明の目的の−っである高Bsを達成
できなくなる。 従って、窒素の含有量が1〜20原子
%、更に好ましくは、l −10原子%である時、高B
s・低Hcで熱安定性にも優れた磁性合金を得ることが
できる。実験によればTa。
NbまたはSiの内の一種以上の元素の含有量が0.5
原子%以下であると、添加による効果がほとんど見られ
ず、十分な熱安定性が得られないことが解った。又、こ
れらの含有量が6原子%を超えるとHcの増大が起こる
。従って、Ta5NbまたはSiの内の一種以上の元素
の合計含有量0.5〜6原子%であるとき良好な磁気特
性と熱安定性を持つ磁性合金を得ることができる。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明になる磁性合金膜は、F 
e w Mx Oy N7なる合金において、窒素含有
量7を膜厚方向に変化させて窒素濃度に分布を持たせる
ことにより、高飽和磁束密度、低保磁力で熱安定性に優
れ、更に非常に低磁歪の磁性合金を実現するものである
。従って、本発明の磁性合金を用いれば、高保磁力媒体
への良好な磁気記録再生が行える他、高性能の薄膜ヘッ
ド等を作成することも可能となり高密度磁気記録再生が
実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明になる磁性合金膜を製造する装置の一
実施例であるスパッタ装置の概略図、第2図は、本発明
になる磁性合金膜と単層構造の磁性合金膜との飽和磁束
密度、保磁力、磁歪、熱安定性のそれぞれの比較を示す
図、第3図は、Few Mx (lv N zなる組成
式の合金膜の窒素、酸素及びTa、Nb、S Lなどの
添加元素の含有量と飽和磁束密度、保磁力の関係を示す
図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)Fe_WM_XO_YN_■なる組成式で表され
    wxy■で示される原子%は 0.5≦x≦6 0.1≦y≦20 1≦■=20 w+x+y+■=100 なる関係式を有する磁性合金膜であって、窒素含有量■
    を膜厚方向に変化させたことを特徴とする磁性合金膜。 (ただしMはTa、Nb、SIからなる群の少なくとも
    1種以上の元素) (2)Fe_W1M_X1O_Y1N_Z1なる組成式
    で表されw1x1y1z1で示される原子%は0.5≦
    x1≦6 0.1≦y1≦20 1<z1≦20 y1+x1+y1+z1=100 なる関係式を有する磁性合金と、 Fe_w2M_X2O_Y2N_Z2なる組成式で表さ
    れ、w2x2y2z2で示される原子%は 0.5≦x2≦6 0.1≦y2≦20 1≦z2<20 z1>z2 w2+x2+y2+z2=100 なる関係式を有する磁性合金とを交互に積層して多層構
    造としたことを特徴とする磁性合金膜。
JP26881189A 1989-10-16 1989-10-16 磁性合金膜 Pending JPH03129805A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5617275A (en) * 1994-05-02 1997-04-01 Sanyo Electric Co., Ltd. Thin film head having a core comprising Fe-N-O in a specific atomic composition ratio

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5617275A (en) * 1994-05-02 1997-04-01 Sanyo Electric Co., Ltd. Thin film head having a core comprising Fe-N-O in a specific atomic composition ratio

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