JPH03129322A - 液晶ディスプレイ用位相差板 - Google Patents

液晶ディスプレイ用位相差板

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JPH03129322A
JPH03129322A JP1266165A JP26616589A JPH03129322A JP H03129322 A JPH03129322 A JP H03129322A JP 1266165 A JP1266165 A JP 1266165A JP 26616589 A JP26616589 A JP 26616589A JP H03129322 A JPH03129322 A JP H03129322A
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resin
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film
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JP1266165A
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Masayoshi Nanjo
南条 正義
Yoshiaki Kaburagi
鏑木 良招
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Tomoegawa Co Ltd
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Tomoegawa Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、液晶セルを用いる液晶ディスプレイ用位相差
板に関するものである。
〈従来の技術〉 一般に知られている液晶ディスプレイは、第5図に示す
ように、液晶セル4の上下両面に接着剤3cを介して上
側偏光板フィルム5a及び下側偏光板フィルム5bを貼
り付けた形で使用されている。ところが、このような構
造の液晶ディスプレイは、偏光板フィルムによる光の副
屈折等により、表示がやや着色された状態になると言う
問題があった。
そこで、この着色を消して白黒の表示を得るために、第
6図に示すように、上側偏光板フィルム5aと液晶セル
4との間に、ポリカーボネート樹脂等の延伸フィルムよ
りなる位相差板(延伸フィルム)lを光学補正板として
設けることが検討されている。すなわち、上側偏光板フ
ィルム5aに感圧接着剤ji3cを設けたものを、位相
差板(延伸フィルム)1と積層して複合体とし、それを
、感圧接着剤層3bを介して液晶セル4の一面に貼着す
ることによって、位相差板を上側偏光板フィルムと液晶
セルとの間に介在させることが行われている。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、従来の位相差板を設けた液晶ディスプレイは
、例えば、耐熱・耐湿特性試験を行なう等、高温高湿の
条件下において、位相差板と上側偏光板フィルムとの間
に泡や剥がれが発生し、良好な特性が得られないという
問題があった。
本発明は、従来の技術における上記のような問題点に鑑
みてなされたものである。
したがって、本発明の目的は、高温高湿の条件下におい
ても、位相差板と偏光板との間に泡、剥がれ等が発生し
ない液晶ディスプレイを製造するために使用する位相差
板を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者等は、検討の結果、従来の位相差板を設けた液
晶ディスプレイにおける上記の問題点は、位相差板がポ
リカーボネート等の疎水性プラスチックで形成されてい
るため、表面の濡れ性が小さく、したがって接着性が悪
いために発生することを見出し、本発明を完成するに至
った。
本発明は、疎水性プラスチックよりなる一軸延伸フィル
ムの一方の面にポリウレタン系樹脂および/またはポリ
エステル系樹脂を主成分とする樹脂層を設け、かつ少な
くとも該延伸フィルムの他方の面に感圧接着剤層を設け
たことを特徴とする液晶ディスプレイ用位相差板および
疎水性プラスチックよりなる一軸延伸フィルムの両面に
ポリウレタン系樹脂および/またはポリエステル系樹脂
を主成分とする樹脂層を設け、かつ該樹脂層の少なくと
も片面上に感圧接着剤層を設けたことを特徴とする液晶
ディスプレイ用位相差板である。
本発明の液晶ディスプレイ用位相差板の構成を図面によ
り具体的に説明する。第1図〜第4図は本発明の位相差
板の構成を示す模式的断面図である。第1図は、延伸フ
ィルム1の一方の面に樹脂層2及び他方の面に感圧接着
剤層3が設けられているものである。第2図は、第1図
の位相差板にさらに樹脂層上にも感圧接着剤層3aが設
けられているものである。第3図は、延伸フィルム1の
両面に樹脂層2aおよび2bが設けられ、樹脂層2bの
面上に感圧接着剤層3が設けられているものである。第
4図は延伸フィルム1の両面に樹脂層2aおよび2bが
設けられ、さらに樹脂層2aと2bの面上に各々感圧接
着剤層3aおよび3bが設けられているものである。な
お、本発明の位相差板は、第1図〜第4図における上側
が偏光板フィルム、下側が液晶セルと貼着される如く用
いられるものである。
本発明の位相差板を構成する一軸延伸フィルムとしては
、ポリカーボネート、塩化ビニリデン、トリアセテート
、ポリスチレン等の公知の疎水性プラスチックよりなる
一軸延伸フィルムが使用される。
本発明における樹脂層は、ポリウレタン系樹脂および/
またはポリエステル系樹脂を主成分として含有するもの
で上記延伸フィルム面上に設けられる0本発明で使用さ
れるポリウレタン系樹脂とは、ポリエステルポリオール
、ポリエステルポリウレタンポリオール、ポリエーテル
ポリオール、ポリエーテルポリウレタンポリオール、ア
クリルポリオール等の含水酸基化合物とイソシアネート
基を含有する化合物との反応生成物、または上記の様な
含水酸基化合物をジイソシアネート類で変性し、分子末
端にイソシアネート基を導入したものを水分で架橋させ
たもの等が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない、また本発明で使用されるポリエステル系樹脂とは
、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、1.4−ブタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール等のジオー
ル類と、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、イソ
フタル酸、テレフタル酸等の二塩基酸類との重縮合や共
重合によって得られるもの等が挙げられるがこれらに限
定されるものではない。樹脂層には、上記の如きポリウ
レタン系樹脂、ポリエステル系樹脂を単独もしくは2種
以上を混合して使用することができる。なお、樹脂層に
はポリウレタン系樹脂および/またはポリエステル系樹
脂を主成分として50〜100%含有することが好まし
く、必要に応じてポリウレタン系樹脂やポリエステル系
樹脂と相溶性のあるその他の結着剤、例えばアクリル系
の各種樹脂を混合使用することもできる。
本発明における感圧接着剤層には、例えば、ブチルアク
リレートまたは2−エチルへキシルアクリレートを主成
分とし、官能基としてカルボキシル基、水酸基或いはア
ミノ基を導入した粘着剤をはじめとするアクリル系感圧
接着剤、ゴム系感圧接着剤、シリコーン系感圧接着剤等
の感圧接着剤が用いられるが、これらに限定されるもの
ではない、なお、感圧接着剤層は液晶セルに位相差板を
貼着すべく少なくとも片方の面に設けられるが、偏光板
フィルムと貼着される樹脂層面上にも設けて、より強固
な接着強度を得ることもできる。
本発明の位相差板において樹脂層および感圧接着剤層を
形成するには、前記の如き樹脂層または感圧接着剤層を
形成する材料を水又は適当な溶剤中に分散もしくは、溶
解した塗工液をロールコーティング法、ブレードコーテ
ィング法、スプレーコーティング法、エアナイフコーテ
ィング法、メーサバーコーティング法等の方法において
延伸フィルム又は樹脂層上に塗付後、乾燥する方法、ま
た前記の如き樹脂層を形成する材料を均一に混合した混
合物をホットメルトコーティング法、ラミネートコーテ
ィング法等により積層する方法などを適用することがで
きる。ここで、樹脂層の厚さとしては10μ−以下、好
ましくは0.5〜1μ麺程度であり、感圧接着剤層の厚
さとしては5〜50μm、好ましくは10〜30IIm
程度である。
なお、本発明の位相差板においては、保存する場合に感
圧接着剤の保護の為にその面上に剥離シートを貼着して
おくことが必要である。
〈実施例〉 次に本発明を実施例に従って説明する。なお、配合を示
す部数は全て重量部を表わす。
実施例1 延伸フィルムとしてポリカーボネートフィルム(ビスフ
ェノールAの炭酸エステル重合体フィルム)を−軸延伸
して得た厚さ70μ鴎の一軸延伸フィルムを使用し、そ
の片面に下記組成よりなる樹脂層用塗料を塗布・乾燥し
て厚さ1μ鰯の樹脂層を設けた。
実施例4 樹脂層用塗料として下記組成のものを使用した以外は、
実施例1と全く同様にして本発明の位相差板を作製した
次に、延伸フィルムの樹脂層が設けられていない方の面
に、ブチルアクリレートを主成分とし、官能基としてカ
ルボキシル基および水酸基を有するアクリル系接着剤よ
りなる感圧接着剤層を膜厚25μmとなるように設けて
本発明の位相差板を作製した。
実施例2 実施例1において樹脂層を延伸フィルムの両面に設け、
感圧接着剤層を片面の樹脂層上に設けた以外は、実施例
1と全く同様にして本発明の位相差板を作製した。
実施例3 実施例2において感圧接着剤層を樹脂層両面上に設けた
以外は、実施例2と全く同様にして本発明の位相差板を
作製した。
実施例5 樹脂層用塗料として実施例4と同様のものを用いた以外
は、実施例2と全く同様にして本発明の位相差板を作製
した。
実施例6 樹脂層用塗料として下記組成のものを使用した以外は、
実施例1と全く同様にして本発明の位相差板を作製した
し水 30部 比較例1 実施例1において樹脂層を設けず、延伸フィルムの片面
に感圧接着剤層のみが設けられたものを比較用の位相差
板として作製した。
比較例2 樹脂層用塗料としてポリスチレンエマルジョン(分子量
約80万、固形分40%)を使用した以外は、実施例1
と全く同様にして比較用の位相差板を作製した。
以上の実施例1〜6および比較例1〜2で得られた位相
差板を用いて下記要領にて偏光板フィルムおよびソーダ
ガラス板と貼り合わせて試験用試料を作製した。
■ 偏光板フィルムとして、セルローストリアセテート
/ポリビニルアルコール/セルローストリアセテートの
3層構成よりなる膜厚180μ鴎の偏光フィルムを用い
て、この片面にブチルアクリレートを主成分とし、官能
基としてカルボキシル基および水酸基を有するアクリル
系接着剤よりなる膜厚25μ鱗の感圧接着剤層を設けた
■ ■で作製した偏光板フィルムの感圧接着剤層面と実
施例および比較例で作製した位相差板の樹脂層面とを常
温・常温下で卓上ラミネーターを用いて貼り合わせた。
なお、実施例3の位相差板は感圧接着剤層の片面と貼り
合わせた。
■ 次に位相差板の偏光板フィルムと貼り合わせた面の
反対面である感圧接着剤層面をソーダガラス板に■と同
様にして貼り合わせた。
■ ■および■により一体となった偏光板フィルム、位
相差板およびソーダガラス板よりなる各試料を、カート
クレープにおいて5 kg / aJの圧力下で20分
間加圧して試験用試料とした。
上記の如くして作製された各試験用試料を、(A)70
℃の乾燥状態で500時間、(B)60℃、90%RH
の環境下で500時間各々保持した後、偏光フィルムと
位相差板との間の感圧接着剤層の状態を目視により評価
した。結果は表−1に示すとおりであり、本発明の位相
差板を用いた場合に優れた接着特性を示すことが認めら
れた。
表−1 も、位相差板と偏光板フィルムとの間の貼着部分で泡あ
るいは剥がれを発生することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の液晶ディスプレイ用位相差板
の模式的断面図であり、第5図および第6図はそれぞれ
液晶ディスプレイの模式的断面図である。 1・・・延伸フィルム、2.2a、2b・・・樹脂層、
3.3a、3b、3c・・・感圧接着剤層、4・・・液
晶セル、5a、5b・・・偏光板フィルム。 〈発明の効果〉

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)疎水性プラスチックよりなる一軸延伸フィルムの
    一方の面にポリウレタン系樹脂および/またはポリエス
    テル系樹脂を主成分とする樹脂層を設け、かつ少なくと
    も該延伸フィルムの他方の面に感圧接着剤層を設けたこ
    とを特徴とする液晶ディスプレイ用位相差板。
  2. (2)疎水性プラスチックよりなる一軸延伸フィルムの
    両面にポリウレタン系樹脂および/またはポリエステル
    系樹脂を主成分とする樹脂層を設け、かつ該樹脂層の少
    なくとも片面上に感圧接着剤層を設けたことを特徴とす
    る液晶ディスプレイ用位相差板。
JP1266165A 1989-10-16 1989-10-16 液晶ディスプレイ用位相差板 Expired - Fee Related JPH0627916B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19800028A1 (de) * 1998-01-02 1999-07-22 Bosch Gmbh Robert Hinterleuchtete LCD-Anzeige
KR100444412B1 (ko) * 1996-01-09 2004-11-08 닛토덴코 가부시키가이샤 광학막및액정표시장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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