JPH03128977A - 耐チッピング塗料 - Google Patents

耐チッピング塗料

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JPH03128977A
JPH03128977A JP26686989A JP26686989A JPH03128977A JP H03128977 A JPH03128977 A JP H03128977A JP 26686989 A JP26686989 A JP 26686989A JP 26686989 A JP26686989 A JP 26686989A JP H03128977 A JPH03128977 A JP H03128977A
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JP
Japan
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weight
chipping
filler
plasticizer
component
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JP26686989A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nishimura
浩之 西村
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、飛び石による損傷防止を目的として、自動
車のタイヤハウス、床裏、フロントエプロン等に塗布さ
れる極めて軽量な耐チッピング塗料に関する。
(従来技術〉 従来、前記軽量な耐チッピング塗料として、次のものが
提案されている。
■その一つは、塩化ビニルプラスチゾル系耐チッ ピン
グ塗料の充填材成分のうち0.5〜5重量%をプラスチ
ック中空状充填材に置き換えたもので、実施例としては
次の配合が示されている(特開昭62−16870号)
ポリ塩化ビニル系樹脂     100重量部可塑剤 フタル酸ジオクチル(DOP)100重量部充填材成分 炭酸カルシウム       150重量部カーボンブ
ラック       1重量部プラスチック中空状充填
材   3重量部分散剤             5
重量部■また他のものは、塩化ビニルプラスチゾル系耐
チッピング塗料の充填材成分のうち0.5〜5重量%を
プラスチック中空状充填材と、1〜30重量%を無機質
中空状充填材に置き換えたもので、その実施例として、
次の配合が示されている(特開昭62−260867号
〉。
ポリ塩化ビニル系樹脂     100重量部可塑剤 
D OP         120重量部充填材成分 炭酸カルシウム       150重量部カーボンブ
ラック       1重量部プラスチック中空状充填
材   3重量部無機質中空状充填材     20重
量部分11に剤             5M量部前
記■の耐チッピング塗料はその比重を1.05〜1.1
5とするものであり、また■の耐チッピング塗料はその
比重を0.9〜1.05とするものであり、従来のもの
に比べて0.3〜0.5あるいは0.3〜0.65比重
が減少し、軽量となっている。
(発明が解決しようとする課題〉 ところで自動車の軽量化の点からは、さらに軽量性を高
めた耐チッピング塗料が求められていた。
しかし、前記の配合からなる耐チッピング塗料において
は、プラスチック中空体あるいは無機質中空体の割合を
前記範囲より更に高めて軽量にしようとすると、耐チッ
ピング性能(飛び石の衝突に上る自動車車体等の損傷を
防止する性能)の低下を来す欠点があった。また、その
軽量化した耐チッピング塗料を、タイヤハウス等に塗布
して形成した塗膜は、低温時に亀裂および剥離し易い問
題、すなわち低温特性が悪化する問題もあった。
そのため、前記耐チッピング塗料にあっては、耐チッピ
ング性能および低温特性の観点から軽量性の向上に限度
があった。
そこでこの発明は、耐チッピング性能および低温特性を
悪化させることなく軽量性を高めた耐チッ ピング塗料
の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者は、前記塩化ビニルプラスチゾル系耐チッピン
グ塗料について、耐チッピング性および低温特性を改良
するために種々研究したところ、可塑剤成分のうち、3
0〜85重量%をアジピン酸ジオクチル(DOA)とす
るとともに、充填材成分のうち10〜30重量%をプラ
スチック中空体とすることによって、耐チッピング性お
よび低温特性を損なうことなく軽量性をさらに高めた比
重0.85〜1.05の耐チッピング塗料を得ることが
できるのを見い出し、この発明をなしたのである。
(作用〉 このように可塑剤成分中のDOAの量を30〜85重量
%としたのは、DOAが85重量%を越えると塗膜が柔
らかくなりすぎて耐チッピング性能が低下し、一方DO
Aが30重量%より少ないと塗膜が破くなり過ぎて低温
特性が悪化し、しかも塗膜の密着性(接着性)も低下す
るからである。
また充填材成分中の10〜30重量%をプラスチック中
空体としたのは、プラスチック中空体が30重量%を越
えると耐チッピング性能が低下し、一方プラスチック中
空体が10重量%より少ないと塗膜の比重が1.05よ
り高くなって軽量化に寄与しないからである。
この発明に使用されるポリ塩化ビニル系樹脂としては、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のホモポリマー
、塩化ビニル、酢酸ビニル、塩化ビニリデン等よりなる
共重合体等をあげることができる。
可塑剤成分は、その30〜85重量%にDOA、その残
りにDOP等の汎用可塑剤が使用される。
充填材成分中の必須成分として用いられるプラスチック
中空体は、ポリビニリデンクロライドまたはポリアクリ
ルニトリルあるいはそれらの共重合体等からなるもので
、真比重が0.02〜0105、粒径が30〜80μの
ものが使用される。一方、充填材成分中の他のものとし
ては、通常の充填材、例えば炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、タルク、硫酸バリウム、グラファイト、シリ
カ等をあげることができるが、それらの中でも軽量性の
点から主に炭酸カルシウムを用いるのが好ましい。なお
、充填剤成分全体の量は多ずぎると耐チッピング性能お
よび低温特性が低下する傾向があり、逆に少なずぎると
塗膜が強くなり過ぎて密着性が低下し、車体から剥離し
易くなる傾向があるため、塩化ビニル樹脂100重量部
に対して10〜40重量部が好ましい。
また、その他の成分として通常の分散剤、防腐剤、増粘
剤、連結防止剤等を適宜加えることができる。
(実施例) 以下実施例を、比較例とともに説明する。
第1表に示す配合からなる実施例および比較例としての
耐チッピング塗料を調製し、それらの耐チッピング塗料
の比重(該塗料1リツトル当たりの重量より算出〉を調
べた。そしてそれらの耐チッ ピング塗料を、大きさが
20X200 Xo、8−のカチオン系電着塗装鋼板の
表面に、エアーレススプレィにより吹き付け、140℃
の温度で20分間焼き付けた後、常温に戻し、再度14
0℃で20分間焼き付けて、最終膜厚500μの塗膜を
鋼板表面に形成し、試験片を作成した。
なお、第1表中におけるポリ塩化ビニル系樹脂は、ポリ
塩化ビニル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂よ
りなるもの、また、プラスチック中空体は、エクスパン
セルDE(日本フィライト+7iI記試験片について、
次の低温特性試験、耐チッ ピング性能試験、密着性試
験を行った。
・低温特性の試験方法ニー40℃で3時間冷却した試験
片に、J I S K5400−79の6.13.3に
規定される衝撃変形試験機(デュポン式〉を用いて50
0gのおもりを高さを変えて落下させ、試験片の塗膜に
き裂、剥離を生じないおもりの最大高さを測定し、その
値が大であるほど低温特性が良であるとする。
・耐チッピング性能の試験方法:45°の角度にセラ 
トした試験片に垂直に立てた長さ2m、内径35Mの塩
化ビニル樹脂パイプの上端がらJISM6のナツトを試
験片の塗膜に落下させ、試験片の鋼板表面が露出するま
で前記ナツトの落下を繰り返して、鋼板表面が露出する
までのナツトの総重量を計算し、その総重量が大である
ほど耐チッピング性能が良とする。
・密着性試験:試験片の塗膜にナイフで切れ目を付け、
その切れ目からナイフを塗膜と電着面に差し込んで塗膜
の切れ目を持ち上げ、該塗膜の切れ9 目を指で引っ張り、塗膜が引きちぎれた場合は密着性良
好とし、一方塗膜がちぎれることなく鋼板表面から剥れ
た場合を密着性不良とする。
その試験結果を前記第1表に併記する。第1表中○印は
良好な場合、×印は不良を示す。
実施例1は、可塑剤成分中の75重量%をDOAとし、
充填剤成分中の25重量%をプラスチック中空体として
耐チッピング塗料を形成したもので、その塗料の比重が
0.87からなり、しかも塗膜の低温特性、耐チッピン
グ性能および密着性が良好なものである。また実施例2
は、可塑剤成分中の35重量%をDOAとし、また充填
剤成分中の12重量%をプラスチック中空体としたもの
で、その塗料の比重が1.02からなり、塗膜の低温特
性、耐チッピング性能、密着性が良好なものである。
これに対して比較例1および比較例2は、充填剤成分中
のプラスチック中空体を14重量%に固定し、可塑剤成
分中のDOAの量を27重量%(比較例1〉と88重量
%(比較例2)に変化させた場合である。その比較例1
の耐チッピング塗料にあっ0 ては、塗膜が硬くなり過ぎて低温特性および塗膜の密着
性が劣っている。また比較例2の耐チッピング塗料にあ
っては、塗膜が柔らか過ぎて耐チッピング性能が低下し
ている。
比較例3と比較例4は、可塑剤成分中のDOAの量を7
5重量%、充填剤成分中のプラスチック中空体の量を8
重量%とじたものである。その比較例3、比較例4の耐
チッピング塗料にあっては、塗料の比重が1.10と高
く、しかも比較例4のように塗膜が硬くなって密着性が
低下する場合がある。
比較例5と比較例6は、可塑剤成分中のDOAの量を7
5重量%とする一方、充填剤成分中のプラスチック中空
体の量を33重量%(比較例5)、あるいは38重量%
(比較例6〉としたものである。
その比較例5および比較例6の耐チッピング塗料は、比
重が0.85より小さく軽量性に優れるが、比較例5に
あってはプラスチック中空体の割合が高いために耐チッ
ピング性能が悪く、しかも充填剤成分全体の量が45重
量部(塩化ビニル樹脂100重量部に対して)と多いた
め、低温特性が低下している。また、比較例6の耐チッ
ピング塗料にあっては、充填剤成分全体の量が17重量
部(塩化ビニル樹脂100重量部に対して)と少ないた
め、塗膜の強度が高すぎて密着性が低下している。
(効果) この発明は、前記のような構成からなるため、耐チッピ
ング性能および低温特性が良好でしかも軽量な耐チッピ
ング塗料を得ることができたのであり、それにより低温
時においても自動車を飛び石から十分に保護することが
でき、しかも自動車の軽量化を実現することもできるよ
うになったのである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 充填材としてプラスチック中空体を含む塩化ビニルプラ
    スチゾル系耐チッピング塗料において、可塑剤成分のう
    ち30〜85重量%をアジピン酸ジオクチルとするとと
    もに、充填材成分のうち10〜30重量%をプラスチッ
    ク中空体としたことを特徴とする耐チッピング塗料。
JP26686989A 1989-10-13 1989-10-13 耐チッピング塗料 Pending JPH03128977A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022514853A (ja) * 2018-12-21 2022-02-16 ハンワ ソリューションズ コーポレイション 可塑剤組成物、およびこれを含む塩化ビニル系樹脂組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022514853A (ja) * 2018-12-21 2022-02-16 ハンワ ソリューションズ コーポレイション 可塑剤組成物、およびこれを含む塩化ビニル系樹脂組成物
US12104042B2 (en) 2018-12-21 2024-10-01 Hanwha Solutions Corporation Plasticizer composition and vinyl chloride-based resin composition including the same

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