JPH0312817Y2 - - Google Patents

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JPH0312817Y2
JPH0312817Y2 JP2921286U JP2921286U JPH0312817Y2 JP H0312817 Y2 JPH0312817 Y2 JP H0312817Y2 JP 2921286 U JP2921286 U JP 2921286U JP 2921286 U JP2921286 U JP 2921286U JP H0312817 Y2 JPH0312817 Y2 JP H0312817Y2
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JP
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handle
cylinder
earth
coupler
piston rod
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JP2921286U
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は土留用サポートに関するもので、更
に詳細には、例えば、下水菅や電話線を埋設する
堀削溝の対峙される側壁にそれぞれ横設される一
対の腹起しの間に架設されて両側壁間の間隔の保
持及び土砂の崩壊を阻止することを目的とする土
留用サポートの改良に係るものである。
[従来の技術] 一般にこの種の土留用サポートは、第8図に示
すように、シリンダaの基端部と、上記シリンダ
aに対して伸縮摺動可能に係合するピストンロツ
ドbの基端部とにそれぞれ押圧板c,dが装着さ
れ、これら押圧板c,dが堀削溝eの対峙する側
壁f,gにそれぞれ横設された腹起しi,iに当
設されて、堀削溝eの側壁f,gの土砂の崩壊の
阻止に使用されている。そして、使用時にはシリ
ンダaの基端部に設けられたカプラjにポンプか
らのホースkを接続し、ポンプにて圧力流体を注
入してシリンダaとピストンロツドbを突つ張ら
せて堀削溝eの土留を行い、また、使用後にはカ
プラjを作業棒で開放操作して、シリンダa内の
圧力流体の一部を抜取つて収縮させた状態で取外
しを行つていた。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記土留用サポートは使用時に
おいて、常時サポートの両端に土圧がかかり、し
かも、堀削溝eの上部の土砂が崩れてカプラjに
土砂が付着することがあり、そのため、取外し時
にカプラの開放操作が困難になるという問題があ
つた。また、堀削溝eにサポートをセツトした
り、サポートを堀削溝eから取外すには、シリン
ダa及びピストンロツドbの両基端部に取手を突
設しておくことが便宜とされているが、使用時や
現場への運搬時に取手が突出していると邪魔にな
るという二律相反性があつた。そのため、かかる
不都合を解消した土留用サポートの改良が望まれ
ているのが現状である。
[問題点を解決するための手段] この考案は上記事情に鑑みなされたもので、上
記問題を解決するために、堀削溝へのセツト及び
堀削溝からの取外し時にのみ利用され、使用時及
び不使用時には作業や運搬等に支障をきたさず、
しかも、使用時にはカプラを土砂から保護する機
能を有する取手を具備したことを特徴とする土留
用サポートを提供しようとするものである。
すなわち、この考案は、互いに伸縮摺動可能に
嵌合されるシリンダとピストンロツドの両端側の
基端部にそれぞれ押圧板が装着され、上記シリン
ダの基端部側に設けられたカプラを介して注入さ
れる圧力流体の加圧により伸長することにより、
上記両押圧板が堀削溝の対峙する側壁に横設され
た両腹起しに係止して、上記堀削溝の側壁部の土
砂の崩壊を防止する土留用サポートにおいて、上
記押圧板の上部に取手を起伏可能に枢着すると共
に、シリンダ側の取手には伏状状態において上記
カプラの保護を司る保護部を形成して成ることを
特徴とする土留用サポートを提供しようとするも
のである。
この考案において、上記押圧板及び取手は共に
アルミニウム鋳物等にて形成されると共に、作業
の安全性のためにその隅部に丸みが施されてい
る。また、上記取手は伏状状態においてシリンダ
の基端部上に係止すべく断面がほぼL字状をな
し、その一部にてカプラの保護部が形成されてい
る。
[作用] 上記技術的手段は次のように作用する。
押圧板の上部に起伏可能に取手を枢着すること
により、堀削溝へのセツト及び取外し時に取手が
起立されてサポートのセツト及び取外しが行わ
れ、また、運搬時又は使用時には取手がカプラの
上方に伏状状態におかれるので、運搬時に支障を
きたさず、かつ、使用時にはカプラを土砂から保
護することができる。
[実施例] 以下にこの考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図はこの考案の土留用サポート示す一部断
面斜視図、第2図は第1図の−断面図を示す
もので、この考案の土留用サポートは、互いに伸
縮摺動可能に嵌合するシリンダ10とピストンロ
ツド12と、これらのシリンダ10の基端部及び
ピストンロツド12の基端部にそれぞれヘツド1
8を介して装着される一対の押圧板14,16と
で主要部が構成されている。この場合、上記ピス
トンロツド12は、菅状に形成されており、そし
て、先端部に装着されるピストン13が上記シリ
ンダ10の内周面に摺動可能に嵌入されている。
なおこの場合、ピストンロツド12はピストンロ
ツド12と同軸上に配設されるアウタパイプ20
によつて包囲されている。一方、上記シリンダ1
0の先端部には上記ピストンロツド12の外周面
及びアウタパイプ20の内周面と摺接してこれら
面に付着する土等を除去するダストブツシユ22
が固設されている。なお、上記シリンダ10の基
端部に固設されるヘツド18には枢軸24をもつ
て押圧板14が装着されている(第3図参照)。
また、同様にピストンロツド12の基端部にもヘ
ツド及び押圧板16が装着されている。
上記押圧板14は、第3図及び第4図に示すよ
うに、ほぼ矩形状の押圧板基部14aの両端縁及
び下縁から同一方向に延びる張出し部14bを有
するアルミニウム製鋳物にて形成されており(第
5図及び第6図参照)、この押圧板14の上部の
両側張出し部14bに穿設された透孔14cを貫
通する枢支ピン26によつて取手30が垂直方向
に回転すなわち起伏可能に枢着されている。この
場合、取手30も上記押圧板14と同様にアルミ
ニウム製鋳物にて形成されており、その形態は第
3図及び第7図に示すように、上記押圧板14の
両側張出し部14b,14b内に貫挿される一対
の枢支ブラケツト32,32と、これらの枢支ブ
ラケツト32から外方に向かつて延びる傾斜部3
4と、傾斜部34の先端から折曲する保護部36
と、保護部36の先端からほぼ直角状に折曲して
保護部36と共働して断面がL字状となる把持用
穴38aを有する取手部38とで構成されてい
る。この場合、上記押圧板14及び取手30の先
端及び隅部には作業の安全性を考慮して丸みが施
されている。なお、ピストンロツド12の基端部
に装着される押圧板16も同様に形成されると共
に、同様の取手30が起伏可能に装着されてい
る。
また、上記押圧板14の押圧板基部14aの押
圧側面には腹起しに係止しうる係止体40がボル
ト42及びナツト44によつて位置調節可能に固
設されている。すなわち、上記押圧板14,16
には、上下方向に延びる長孔46とこの長孔46
を含む矩形状の段部48とが設けられており、こ
の長孔46を貫通するボルト42とこのボルト4
2にねじ結合するナツト44によつて係止体40
が上下調節可能に押圧板14,16に装着されて
いる。この場合、上記長孔46は、上下方向の両
端と中央部とに拡大部46aを有し、また、ボル
ト42は、拡大部46aに嵌入する大径部42a
と小径ねじ部42bとを有し、小径ねじ部42b
のみが長孔46の上下方向両端間において移動可
能となつている。そして、ボルト42の大径部4
2aを長孔46の拡大部46aに嵌合させてから
ナツト44をボルト42の小径ねじ部にねじ結合
することにより、係止体40の上下方向の位置が
調整される。なおこの際、ボルト42の六角頭部
42cの左右辺が段部48に当接するため回転が
阻止されて緩みが防止される。また、押圧板14
の長孔46の両側側には一対のガイド溝50,5
0が上下方向に設けられており、これらガイド溝
50,50内に係止体40から突設される一対の
突条40aが摺動可能に嵌合されて、係止体40
の位置調整の確実化及びが傾き防止が図れるよう
になつている。
なお、上記シリンダ10の基端部に固設される
ヘツド18にはシリンダ10内への圧力流体の供
給及び抜取りに使用される逆止弁を有するカプラ
28が連結されており、圧力流体を供給する場合
には、このカプラ28にポンプ(図示せず)と連
結する高圧ホースAを接続して、ポンプを駆動す
ることにより、シリンダ10内に圧力流体が供給
されて、シリンダ10とピストンロツド12とが
相対的に伸長し、堀削溝の両側壁間の間隔が保持
されるようになつている。また、不使用時には作
業棒(図示せず)によつてカプラ28の逆止弁が
開放されて、圧力流体を適量排出してシリンダ1
0とピストンロツド12が収縮しうるようになつ
ている。
上記のように構成されるこの考案の土留用サポ
ートを使用するには、押圧板14から起立される
取手30をもつて、あるいはロープで吊下げて堀
削溝の両側壁のほぼ全面に渡つて打込まれる矢板
に架設される腹起し間にこの考案の土留用サポー
トを配設する。そして、ポンプに連結する高圧ホ
ースAをカプラ28に接続した後、ポンプを駆動
すると、シリンダ10内に圧力流体が供給される
ので、シリンダ10とピストンロツド12が相対
的に伸長して、両押圧板14,16が腹起しに係
止・当接し、両腹起し間の間隔が保持されると共
に、両側壁41の土砂の崩壊が阻止される。この
状態において取手30はヘツド18側に伏状され
てカプラ28を土砂から保護する。また、土留用
サポートを取外す場合には、取手30を起立させ
た後、図示しない作業棒をカプラ28の逆止弁に
押し当てることにより、シリンダ10内の流体が
カプラ28から適当量外部に排出されるため、シ
リンダ10とピストンロツド12とが適当長さ収
縮して、押圧板14,16と腹起しとの間に隙間
を形成するので、この状態において作業棒等で取
手30を持上げて土留用サポートを取外す。
[考案の効果] 以上に説明したように、この考案の土留用サポ
ートによれば、押圧板の上部に取手を起伏可能に
枢着すると共に、シリンダ側の取手には伏状状態
において上記カプラの保護を司る保護部を形成し
て成るため、以下のような効果が得られる。
1 現場への運搬及び土留使用時には取手が伏状
となり突出しないため、邪魔にならず、作業に
支障をきたす虞れがない。
2 使用時に伏状状態におかれた取手の保護部に
よりカプラの上方を保護するため、土砂がカプ
ラに付着することがなく、取外し時に容易に圧
抜きを行うことができる。
3 取手を起立させれば、サポートの堀削溝への
取付け及び堀削溝からの取外しが容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の土留用サポートの一部を断
面で示す斜視図、第2図は第1図の−断面
図、第3図はこの考案における押圧板と取手を示
す断面図、第4図は第3図の要部平面図、第5図
はこの考案における押圧板の正面図、第6図は第
5図の平面図、第7図はこの考案における取手の
正面図、第8図は従来の土留用サポートの使用状
態を示す断面図である。 符号説明、10……シリンダ、12……ピスト
ンロツド、14,16……押圧板、26……枢支
ピン、28……カプラ、30……取手、32……
枢支ブラケツト、34……傾斜部、36……保護
部、38……取手部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに伸縮摺動可能に嵌合されるシリンダとピ
    ストンロツドの両端側の基端部にそれぞれ押圧板
    が装着され、上記シリンダの基端部側に設けられ
    たカプラを介して注入される圧力流体の加圧によ
    り伸長することにより、上記両押圧板が堀削溝の
    対峙する側壁に横設された両腹起しに係止して、
    上記堀削溝の側壁部の土砂の崩壊を防止する土留
    用サポートにおいて、上記押圧板の上部に取手を
    起伏可能に枢着すると共に、シリンダ側の取手に
    は伏状状態において上記カプラの保護を司る保護
    部を形成して成ることを特徴とする土留用サポー
    ト。
JP2921286U 1986-03-03 1986-03-03 Expired JPH0312817Y2 (ja)

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JP2921286U JPH0312817Y2 (ja) 1986-03-03 1986-03-03

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JP2921286U JPH0312817Y2 (ja) 1986-03-03 1986-03-03

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JPS62143752U JPS62143752U (ja) 1987-09-10
JPH0312817Y2 true JPH0312817Y2 (ja) 1991-03-26

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