JPH0312683A

JPH0312683A - 定着加圧解除装置

Info

Publication number: JPH0312683A
Application number: JP14735689A
Authority: JP
Inventors: Yuka Ogisawa; 荻沢　由香
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1989-06-09
Filing date: 1989-06-09
Publication date: 1991-01-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、定着加圧解除装置に関するもので、詳しくは
、加圧ローラを用いた定着器を有する複写機において、
ジャム処理等のために、その加圧ローラの加圧を解除さ
せる装置に関するものである。

［従来の技術］従来、記録材上のトナー画像を定着する手段としては、
所定の温度に維持された加熱ローラを使用する熱ローラ
方式が一般的があった。しかし、前記熱ローラ方式では
、定着可能な温度に到達するまでの時間、いわゆるウェ
イトタイムが長く、また、常時、加熱ローラの温度を所
定値に維持する必要があるため、消費電力が大きいなど
の欠点があった。

そこで、最近、上記の欠点を解消するものとして、搬送
される′ｆｌ膜の定着フィルムを介して、加圧ローラで
、加熱体に記録材を密接させる定着フィルム方式の定着
器が提案されている。

この定着フィルム方式の定着器は、たとえば、第３図お
よび第４図に示すような構成からなっている。

第３図において、１は駆動ローラ、２は従動ローラ、３
は加圧ローラ、４は加熱体（低熱容量線状加熱体）、５
はエンドレスベルト状の定着フィルムである。

すなわち、定着フィルム５は、圧銅の駆動ローラ１と右
側の従動ローラ２と、該両ローラ１．２間の下方に配置
固定した加熱体４の、互いに並行な該３部材１．２．４
の間に懸回張設されている。従動ローラ２は定着フィル
ム５のテンションローラを兼ねており、定着フィルム５
は、駆動ローラの時計方向回転に伴ない、時計方向に所
定の周速度で回転駆動される。加圧ローラ３は、シリコ
ンゴム等の離型のよいゴム弾性層を有しており、定着フ
ィルム５０下行則フィルム部分を挟ませて加熱体４の下
面に対して、加圧レバー１１、加圧ばね１３および加圧
・解除レバー１２を用いて、たとえば、総圧４〜７ｋｇ
の当圧接をもって対向圧接させてあり、定着フィルム５
０回動方向に順方向の反時計方向に回転する。

そして、加圧を解除するときは、第４図に示すように、
加圧・解除レバー１２を矢印ａの方向に押すと、位置決
めビン１４がはずれ、加圧ローラ３は解除された状態と
なる。再び、加圧するときには、図示されていないカム
で、加圧レバー１１を持ち上げ、加圧・解除レバー１２
で固定する。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、第３図および第４図に示した定着器では
、定着ジャム処理のために、加圧解除する際に、次のよ
うな問題点かあつな。

すなわち、′Ｊ４１に、電気的に加圧・解除レバー１２
を押させる場合、動作中に電源を切られると、加圧解除
ができなくなる。そうした場合、使用者は、ジャム紙を
無理に引き抜いてしまう、第２に、機械的に押しボタン
で加圧・解除レバー１２を押させる場合、使用者は、面
倒さの点からして、加圧解除せずに、ジャム紙を引き抜
いてしまうことがある。

上記第１および第２にあげた例のように、加圧解除せず
にジャム紙を引き抜くと、未定着トナーが定着フィルム
５に付着し、次の紙にオフセットしたり、加圧ローラ３
の汚れとなったりする。またジャム紙にキャリア等の固
い物かのりでいたりすると、引き抜く際に、定着フィル
ム５にこすり傷がついたりし、傷がつくと、コピーに未
定着部分が生じたり、汚れがついたりする。

また定着フィルムを使用しない従来の熱ローラ方式の定
着器においても、加圧解除せずに、ジャム紙を焦埋に引
き抜くと、上記と同様に、未定着トナーが次の紙にオフ
セットしたり、加圧ローラを汚したりするなどの問題点
があった。

未発明は、上記のような問題点を解決しようとするもの
である。すなわち、本発明は、ジャム紙を引き抜く力で
、加圧ローラの加圧解除がなされて、未定着トナーの付
着などによる悪影響が生じない定着加圧解除装置を提供
することを目的とするものである。

［課題を解決する手段］上記目的を達成するために、本発明の定着加圧解除装置
は、複写機の定着器において、加圧ローラを駆動する駆
動ギアを備え、かつ、前記加圧ローラが、該駆動ギアを
中心とした弧方向に変位可能に設けられるものとした。

［作　　　用］本発明によれば、駆動ギアを用いて加圧ローラを駆動さ
せ、該ｌｌ！勅ギアを中心とした弧方向に前記加圧ロー
ラを自由に動かせるので、ジャム紙を引き抜く力で、前
記加圧ローラはその方向に回動変位し、したがって、そ
の力で加圧を解除できる。

［実　施　例］第１図および第２図は本発明の一実施例を示したもので
、このうち、′ｓ１図は加圧状態を保っており、第２図
はその加圧が解除された状態を表わしている。

第１図において、７は加圧ローラ３の駆動ギアで、これ
は矢印すの方向に回転する。また加圧ローラ３には、駆
動ギア７に噛合している従動ギア６が取付けられている
。そして、ストッパー１６がついているために駆動ギア
７の回転に従動して、加圧ローラ３は矢印Ｃの方向に回
転することができない。したがって、加圧ローラ３は、
第１図において、右側へいこうとする力が働く。このた
め、加圧側のレバー位置決めビン８で連動レバー１０を
固定することができ、加圧ローラ３は加圧される。加圧
位置にくると位置決めビン１８によりストッパー１６が
解除され加圧ローラ３は矢印Ｃ方向に回転する。このと
き、定着フィルム５の速度１００に対し、駆動ギア７の
速度をわずかに速（（１０１〜１０５程度）にしておく
と、加圧ローラ３は位置決めピン８にゆるみなく押し付
けられて、加圧状態を保つことがで籾る。

つぎに、第２図について説明する。ジャム紙を引き抜く
際、駆動ギア７を止めて、ジャム紙１５を矢印ｄ方向に
引っ張る、加圧ローラ３は矢印Ｃの方向に回転するが、
駆動ギア７は停止しているため、加圧ローラ３は排紙側
にころがり出てきて、連動レバー１０が解除側のレバー
位置決めピン９に当接して停止し、加圧ローラ３による
加圧は解除される。したがフて、ジャム紙１５は排紙側
に容易に引き抜かれる。

なお本発明の他の実施例としては、側板についている連
動レバー１０を用いずに、側板に長穴を設けて、それで
加圧ローラ３を逃がすようにしたものがあげられる。こ
のようにしても、同様の効果が得られる。また定着器が
定着フィルム方式のものでなく、熱ローラ方式のものに
ついても、用いることができる。

［発明の効果］以上説明したように、本発明によれば、駆動ギアにより
て加圧ローラを駆動させ、該駆動ギアを中心とした弧方
向に前記加圧ローラを自由に動かせるので、ジャム紙を
引き抜くと加圧が解除されるようになる。したがって、
加圧を解除せずにジャム紙が引き抜かれることがなくな
り、未定着トナーの付着などによる悪影響が生じない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を示した加圧状態の側面図、
第２図は同じく加圧解除状態の側面図、第３図は定着フ
ィルム方式の定着器の一例を示した加圧状態の側面図、
第４図は同じく加圧解除状態の側面図である。１・・・駆動ローラ　　　２・・・従動ローラ３・・・
加圧ローラ　　　４・・・加熱体５・・・定着フィルム
　　６・・・従動ギア７・・・駆動ギア　　　１０・・
・連動レバー第３図

Claims

【特許請求の範囲】

１　複写機の定着器において、加圧ローラを駆動する駆
動ギアを備え、かつ、前記加圧ローラが、該駆動ギアを
中心とした弧方向に変位可能に設けられていることを特
徴とする定着加圧解除装置。