JPH03126459A - 自動輸血バッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動輸血バッグ、より詳細には、バッグが満
たされつつあるときにバッグを拡張した状態に保持し、
満たされた後に取除かれてバッグを収縮と共に空にさせ
得るスプレッダ−アームを備えた自動輸血バッグに関す
る。

従来の技術とその問題点 手術中には、手術箇所からの患者の血液を収集し、収集
した血液をバッグに納め、手術の終了時には血液を患者
に戻す手段が必要とされる。近年、自動輸血装置に関し
て多くの提案がなされている。

そこで使用されるバッグは、手術部位からの血液を導入
しバッグ内に納めるための導入チューブを備え、バッグ
には手術部位からの血液をバッグ内に導入するために内
部への吸引作用を形成すべく吸引装置が装着される。バ
ッグ内部への吸引作用を形成するためには、バッグは拡
張された状態を維持する必要がある。しかながら、バッ
グに満たされた血液が患者に再輸血されるときには、バ
ッグは空気が入らないように収縮させられる必要がある
。

バッグを拡張状態に保持でき、且つ患者への再輸血の際
には収縮させられ得る構造を具備した自動輸血バッグに
関する特許は数多く提出されている。ハウアーの米国特
許第４４４３２２０号明細書には、バッグの外面のポケ
ットに係合する外部支持フレームにより拡張状態に保持
される可撓性バッグが開示されている。バッグが空にさ
れる場合には、バッグの収縮を可能とするようにフレー
ムを取除く。

シャーロックの米国特許第４８３８８７２号明細書には
ある程度剛性があり相互間で変形自在に結合された側壁
及び剛性の高い外部シリンダを有した自動輸血バック−
・が開示されており、前記外部シリンダは前記側壁の側
縁を圧縮した状態に保持して側壁を外方へ撓ませ、略円
筒形とする。したがって、このバッグは外部シリンダに
より拡張状態を保持され、バッグを空にするときには外
部シリンダを取外してバッグの収縮を可能とする。

ガンターの米国特許第４６４２０８８号明細書には、ア
コーディオン状のバッグを備えた再輸血装置が開示され
ており、該バッグは、該バ・ソゲに外側への力を付与す
るように両端壁に結合されたばねにより拡張状態を保持
される。

これらの装置は、血液がバッグに導入されつつあるとき
には自動輸血バッグを拡張状態に保持し、血液が排出さ
れるべきときには収縮可能とされる。

しかしながら、これらの装置は、構造がかなり複雑であ
り、製造コストが高いものであった。

発明の概要 本発明は、自動輸血装置に対する要求を満たし且つ構造
簡単にして製造コストの低摩な自動輸血バッグを提供す
るものである。

本発明は、側縁及び端縁が可撓性壁部材で結合されたあ
る程度剛性のある略平らな側壁膜を備えた自動輸血バッ
グを提供する。バッグの端縁の壁部材には血液の導入口
、吸引口及び排出口が設けられている。剛性の高いスプ
レッダ−アームは、前記側壁の外面に装着されているソ
ケットに係合する。スプレッダ−アームの先端が側壁上
のソケットに係合すると、バッグは拡張された状態に保
持される。バッグが満たされると、スプレッダ−アーム
は、容易ソケットから取外され、バッグは血液の排出と
共に収縮する。

本発明の目的は、自動輸血バッグを拡張状態に保持する
ための確実にして製造コスト低順なる構造を備えた自動
輸血バッグを提供することにある。

本発明の他の目的は、外面ソケットを有したある程度剛
性のある側壁を備え、前記ソケットはバッグを血液の充
填の間、拡張された状態に保持するため、バッグの端壁
を横切って延びるスプレッダ−アームに係合するように
構成されている自動輸血バッグを提供することにある。

実施例 以下、添付図面に示す実施例に基づき本発明を更に詳述
する。

第１図は、本発明に係る自動輸血バッグを示している。

自動輸血バッグは、様々な材料で作られていてもよいし
、様々な方法で作られていてもよいが、本発明の１実施
例においては、ある程度剛性のあるプ、ラスチックでで
きた一対の外部側壁膜を積層させた内部バッグが備えら
れている。内部バッグは、ポリビニルクロライドのフィ
ルムである一対のシート（１）及び（２）を備え、該シ
ートは、周縁を熱融着された半円形端部（３）を備えて
いる。外部側壁の剛性のある殻（４）、（５）は、例え
ば、はぼ０．０９４インチの厚さのポリエチレンテレフ
タレートのシート材から作られている側壁膜（４）、（
５）は、半円型の端部を有し、内部バッグのシート（１
）、（２）より十分短くされている。例えば図示の実施
例において、シート（１）、（２）は、１２．１５イン
チの長さ、６．５０インチの幅である。一方、側壁膜（
４）、（５）は、８．７５インチの長さ、幅は６インチ
である。したがって、内部シート（１）、（２）は、周
縁部を０．２５インチ幅の継目で接着され、側壁膜（４
）、（５）が中心に配置された状態でシート−（１）と
（２）に接着されている場合、０゜２５インチ幅の継目
がバッグの側壁の各側縁に沿って延び、シート（１）、
（２）は、１．４５インチの幅及び０．２５インチの継
目幅だけ上下各端部で、側壁膜の端を端縁をこえて延び
ている。

側壁膜が力を受けて相互に離反し、外側に曲がった形に
された場合、側壁膜の上下端部をこえて延びている内部
バッグのシート（１）、（２）の部分は、ふくれた内部
バッグの上端と下端の壁を形成する。

バッグの上端壁は血液を受けとるための導入用チューブ
（６）を備えている。上端壁は、また手術部位からバッ
グの中へ血液を引き込むように、バッグの内部に吸入を
作用させるための吸引レギュレータに接続された吸引用
チューブ（７）（第２のチューブ）を備えている。バッ
グの下端壁はバッグから血液を取出して患者へ再注入す
るための排出用チューブ（８）を備えている。自動輸血
バッグは、バッグを拡張状態に維持する取外し可能な保
持具を備えている。スプレッダ−アーム（９）は、自動
輸血バッグの上端壁を横切って延びており、スプレッダ
−アーム（１０）は、バッグの下端壁を横切って延びて
いる。スプレッダ−アーム（１０）は、バッグの中心側
へ延びるアーム（１１）を備え、それは剛性のある壁（
３）と（４）の上、下端近傍で中心線に沿って一体的に
形成されたソケット（１２）の中に延びている。

したがって、スプレッダ−アーム（９）と（１０）が、
剛性のある側壁（４）と（５）の上、下端部に配置され
たソケット部材（１２）に係合した場合、側壁膜（４）
と（５）は、第１図に示すような、拡張された状態にバ
ッグを維持するように、力を受ける。

第１図に示すように、ソケット（１２）中の孔を通り、
スプレッダ−アーム（９）と（１０）の凹部（１４）に
係合する固定ピン（１３）が備えられている。スプレッ
ダアーム（９）、（１０）をソケット部材（１２）から
引き抜くことにより、バッグは容易に第２図で示される
ような、平たい状、態になる。

第３図及び第４図に示すように、取り外し可能なフロア
スタンド（１５）が備えることができる。

スタンド（１５）に取り付けられた直立保持要素（１６
）中に形成されたスロット中にスプレッダ−アーム（１
０）は取り外し可能に受は止められている。或いは、バ
ッグは、第２図に示されたように、チューブ（５）と（
６）に係合するバッグの上端に固定され゛たバッグハン
ガー（１７）によって支持されてもよい。使用するとき
は、バッグ（１）は、剛性のある側壁（４）、（５）に
、スプレラダーアーム（９）、（１０）を係合させるこ
とによって拡張状態とされる。チューブ（７）は、吸引
源と結合され、導入用チューブ（６）は、手術部位に対
して、血液をバッグ内に引き込むように開口を通して連
通状態とされる。バッグが満たされるとチューブ（６）
と（７）は、クランプで閉じられ、スプレッダ−アーム
（９）と（１０）はバッグの側壁（４）、（５）のソケ
ット（１２）から取り除かれる。スプレッダ−アームが
容易に取り除かれるように、指を係合する孔がスプレッ
ダ−アームに備えられている。スプレッダ−アームをバ
ッグから抜き取った状態で、バッグの下端の排出用チュ
ーブ（８）は、バッグ中の血液を患者に再注入するため
に、■チューブをつながれ得る。バッグは、バッグの内
部から血液が除去されるにつれて、収縮する。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示すもので、第１図は拡張状態に
ありスプレッダ−アーム及びロッキングアームを分離し
た状態で示す自動輸血バッグの斜視図、第２図は第１図
の自動輸血バッグの収縮した状態を示す斜視図、第３図
はスタンド上に支持され拡張状態にある自動輸血バッグ
の斜視図、第４図はスタンドから取外された状態で示す
自動輸血バッグの斜視図である。 （１）、　　（２）・・・・・・内部シート（４）、　
　（５）・・・・・・側壁膜（６）・・・・・・導入用
チューブ （７）・・・・・・吸引用チューブ （８）・・・・・・排出用チューブ （９）、（１０）・・・・・・スプレッダ−アーム（１
２）・・・・・・ソケット （１５）・・・・・・フロアスタンド 以上

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）上縁、下縁及び側縁を有したある程度剛性のある
   略平らな側壁殻と、外面が前記側壁殻の内面に結合され
   た可撓性バッグと、前記側壁殻の少なくとも上縁及び下
   縁のいずれかを横切って延び、前記側壁殻を外方へ凸に
   湾曲させて前記可撓性バッグを膨らませるためのスプレ
   ッダーとを備え、前記可撓性バッグは、前記一対の即壁
   殻の側縁が接近した位置に保持されるように前記即壁殻
   の幅と略等しい幅を有し、前記即壁殻が略平なときに前
   記可撓性バッグの端部が前記即壁殻の上縁及び下縁を越
   えて延びるように、前記即壁殻の長さより長くされ、前
   記可撓性バッグが膨らまされた状態において、該可撓性
   バッグの上下端部は前記即壁殻の上縁及び下縁の間に位
   置し、前記一対の即壁殻の側縁は相互に接近した位置に
   保持されることを特徴とする自動輸血バッグ。
2. （２）前記スプレッダーが、前記即壁殻に装着された保
   持部に係合するアームを各端部に備えていることを特徴
   とする請求項１に記載の自動輸血バッグ。
3. （３）前記スプレッダーが、前記可撓性バッグの上端部
   及び下端部に設けられていることを特徴とする請求項２
   に記載の自動輸血バッグ。
4. （４）前記可撓性バッグの下端部に設けられたスプレッ
   ダーに係合し得るフロアスタンドをさらに備えているこ
   とを特徴とする請求項１に記載の自動輸血バッグ。