JPH03126106A - 微動機構 - Google Patents
微動機構Info
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- JPH03126106A JPH03126106A JP1264015A JP26401589A JPH03126106A JP H03126106 A JPH03126106 A JP H03126106A JP 1264015 A JP1264015 A JP 1264015A JP 26401589 A JP26401589 A JP 26401589A JP H03126106 A JPH03126106 A JP H03126106A
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- displacement
- body part
- elastic member
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000009760 electrical discharge machining Methods 0.000 description 1
- 238000000609 electron-beam lithography Methods 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、半導体製造装置、電子顕微鏡等のμmオーダ
ーの調節を必要とする装置に使用される微動機構に関す
る。
ーの調節を必要とする装置に使用される微動機構に関す
る。
近年、各種技術分野においては、サブμmのオーダーの
微細な変位調節が可能である装置が要望されている。そ
の典型的な例がLSI(大規模集積回路)、超LSIの
製造工程において使用されるマスクアライナ、電子線描
画装置等の半導体製造装置である。これらの装置におい
ては、μmオーダーの微細な位置決めが必要であり、位
置決めの精度が向上するにしたがってその集積度も増大
し、高性能の製品を製造することができる。このような
微細な位置決めは上記半導体装置に限らず、電子顕微鏡
をはじめとする各種の高倍率光学装置のアラインメント
工程等においても必要であり、その精度向上により、バ
イオテクノロジ、宇宙開発等の先端技術においてもそれ
らの発展に大きく寄与するものである。
微細な変位調節が可能である装置が要望されている。そ
の典型的な例がLSI(大規模集積回路)、超LSIの
製造工程において使用されるマスクアライナ、電子線描
画装置等の半導体製造装置である。これらの装置におい
ては、μmオーダーの微細な位置決めが必要であり、位
置決めの精度が向上するにしたがってその集積度も増大
し、高性能の製品を製造することができる。このような
微細な位置決めは上記半導体装置に限らず、電子顕微鏡
をはじめとする各種の高倍率光学装置のアラインメント
工程等においても必要であり、その精度向上により、バ
イオテクノロジ、宇宙開発等の先端技術においてもそれ
らの発展に大きく寄与するものである。
このような変位調節においては、サブμmのオーダー分
解能をもちながら、併せて長ストローク、例えば1〜3
00mmの変位が可能である装置がしばしば要望される
。このような装置を図により説明する。
解能をもちながら、併せて長ストローク、例えば1〜3
00mmの変位が可能である装置がしばしば要望される
。このような装置を図により説明する。
第3図(a)は従来の微動機構の断面図、第3図(b)
〜(h)はその駆動状態図である。第3図(a)で、1
は変位対象となるロッドであり、図示しない固定部に対
して図で左右に移動可能に支持されている。2は全体が
ほぼ中空円筒形状の圧電アクチュエータの複合体であり
、前記ロッド1はこの複合体2の中空円筒内に位置せし
められる。2a、2b、2cはそれぞれ複合体2を構成
する圧電アクチュエータであり、これらのうち圧電アク
チュエータ2a、2bは電圧の印加により全体が円周方
向に伸縮する。又、圧電アクチュエータ2Cはその中央
部が図示しない固定部に固定されており、電圧の印加に
より全体が左右方向(軸方向)に伸縮する。
〜(h)はその駆動状態図である。第3図(a)で、1
は変位対象となるロッドであり、図示しない固定部に対
して図で左右に移動可能に支持されている。2は全体が
ほぼ中空円筒形状の圧電アクチュエータの複合体であり
、前記ロッド1はこの複合体2の中空円筒内に位置せし
められる。2a、2b、2cはそれぞれ複合体2を構成
する圧電アクチュエータであり、これらのうち圧電アク
チュエータ2a、2bは電圧の印加により全体が円周方
向に伸縮する。又、圧電アクチュエータ2Cはその中央
部が図示しない固定部に固定されており、電圧の印加に
より全体が左右方向(軸方向)に伸縮する。
次にこの微動機構の動作を第3図(b)〜(h)に示す
駆動状態図を参照しながら説明する。なお、第3図(a
)〜(h)において、圧電アクチュエータ2Cの中央の
固定部分は各図揃えて描かれている。今、第3図(a)
に示す状態から、圧電アクチュエータ2aに所定の電圧
を印加すると、圧電アクチュエータ2aは円筒中心方向
に縮んでロッド1をクランプする。この状態が第3図(
b)に示されている。この図で、上記クランプ状態を表
わすため圧電アクチュエータ2aの厚みが大きく描かれ
ている(以下の図で同じ、)次いで、圧電アクチュエー
タ2Cにその最大ストロークUを発生させる電圧を印加
すると、圧電アクチュエータ2cはその中央固定部を中
心として軸方向の両側にu / 2ずつ伸びる。このと
き、ロッドlも圧電アクチュエータ2aによりクランプ
されているのでu / 2だけ変位する。この変位した
状態が第3図(C)に示されている。
駆動状態図を参照しながら説明する。なお、第3図(a
)〜(h)において、圧電アクチュエータ2Cの中央の
固定部分は各図揃えて描かれている。今、第3図(a)
に示す状態から、圧電アクチュエータ2aに所定の電圧
を印加すると、圧電アクチュエータ2aは円筒中心方向
に縮んでロッド1をクランプする。この状態が第3図(
b)に示されている。この図で、上記クランプ状態を表
わすため圧電アクチュエータ2aの厚みが大きく描かれ
ている(以下の図で同じ、)次いで、圧電アクチュエー
タ2Cにその最大ストロークUを発生させる電圧を印加
すると、圧電アクチュエータ2cはその中央固定部を中
心として軸方向の両側にu / 2ずつ伸びる。このと
き、ロッドlも圧電アクチュエータ2aによりクランプ
されているのでu / 2だけ変位する。この変位した
状態が第3図(C)に示されている。
次いで、第3図(d)に示すように圧電アクチュエータ
2bを励起してロッド1をクランプした後、第3図(e
)に示すように圧電アクチュエータ2aの電圧を除いて
そのクランプを解放する。
2bを励起してロッド1をクランプした後、第3図(e
)に示すように圧電アクチュエータ2aの電圧を除いて
そのクランプを解放する。
この状態で圧電アクチュエータ2Cを第3図(a)に示
す状態に復帰させるとロッド1は圧電アクチュエータ2
bにクランプされているため図の左方へu / 2だけ
変位する。この状態が第3図(f)に示されている。結
局、ロッド1は圧電アクチュエータ2cの最大ストロー
クUだけ左方へ変位したことになる。次いで第3図(g
)、 (h)に示すように圧電アクチュエータ2aで
ロッド1をクランプした後、圧電アクチュエータ2bの
クランプを解放する。これにより第3図(b)に示す状
態に戻り、再び上記の動作が繰返される。
す状態に復帰させるとロッド1は圧電アクチュエータ2
bにクランプされているため図の左方へu / 2だけ
変位する。この状態が第3図(f)に示されている。結
局、ロッド1は圧電アクチュエータ2cの最大ストロー
クUだけ左方へ変位したことになる。次いで第3図(g
)、 (h)に示すように圧電アクチュエータ2aで
ロッド1をクランプした後、圧電アクチュエータ2bの
クランプを解放する。これにより第3図(b)に示す状
態に戻り、再び上記の動作が繰返される。
このように、上記微動機構は、圧電アクチュエータ2C
のサブμmのオーダーの分解能を保持しつつ、しかも大
きなストロークを得ることが可能である。
のサブμmのオーダーの分解能を保持しつつ、しかも大
きなストロークを得ることが可能である。
ところで、上記従来の微動機構において、各アクチュエ
ータ2a、2bおよびロッド1のクランプ面は一様では
な(、したがって各クランプ時の接触状態にバラツキが
生じるのを避けることはできない。このため、クランプ
した瞬間においてロッド1に微小なすべりが生じたり、
又は移動状態から停止したとき、ロッド1の慣性力で微
小なすべりが生じ、充分な精度を確保することはできな
い。それ故、上記従来の微動機構においては、外部に高
精度の変位計を配置して実際の変位を計測する手段が採
用されていた。しかしながら、このような手段は、変位
計の配置個所を考慮しなければならず、又、装置全体が
大形化し、かつ、高価になるという問題があった。
ータ2a、2bおよびロッド1のクランプ面は一様では
な(、したがって各クランプ時の接触状態にバラツキが
生じるのを避けることはできない。このため、クランプ
した瞬間においてロッド1に微小なすべりが生じたり、
又は移動状態から停止したとき、ロッド1の慣性力で微
小なすべりが生じ、充分な精度を確保することはできな
い。それ故、上記従来の微動機構においては、外部に高
精度の変位計を配置して実際の変位を計測する手段が採
用されていた。しかしながら、このような手段は、変位
計の配置個所を考慮しなければならず、又、装置全体が
大形化し、かつ、高価になるという問題があった。
本発明の目的は、上記従来技術における課題を解決し、
外部変位計を不要とすることができる微動機構を提供す
るにある。
外部変位計を不要とすることができる微動機構を提供す
るにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、第1の剛体部と
、第2の剛体部と、これら各剛体部とそれらの両端にお
いて第1の弾性部材群で結合される第3の剛体部および
第4の剛体部と、これら第3の剛体部および第4の剛体
部にそれぞれ連結されアクチュエータの駆動制御により
前記第1の剛体部および前記第2の剛体部と圧接開離可
能な2つのクランプ部と、これら2つのクランプ部に連
結されアクチュエータおよび第2の弾性部材群より成り
変位を発生させる微動部とで微動機構を構成し、かつ、
前記第1の弾性部材群および前記第2の弾性部材群の所
定の弾性部材に変位検出手段を設けたことを特徴とする
。
、第2の剛体部と、これら各剛体部とそれらの両端にお
いて第1の弾性部材群で結合される第3の剛体部および
第4の剛体部と、これら第3の剛体部および第4の剛体
部にそれぞれ連結されアクチュエータの駆動制御により
前記第1の剛体部および前記第2の剛体部と圧接開離可
能な2つのクランプ部と、これら2つのクランプ部に連
結されアクチュエータおよび第2の弾性部材群より成り
変位を発生させる微動部とで微動機構を構成し、かつ、
前記第1の弾性部材群および前記第2の弾性部材群の所
定の弾性部材に変位検出手段を設けたことを特徴とする
。
最初、一方のクランプ部のアクチュエータを駆動してそ
のクランプ部を第1、第2の剛体部に圧接する。この状
態で、微動部のアクチュエータを駆動して第2の弾性部
材群を変形させることにより変位を発生させる。この変
位は、他方のクランプ部およびこれと連結する第3の剛
体部を、第1の弾性部材群のうち第3の剛体部に連結す
る弾性部材を変形させながら変位させる。次いで、他方
のクランプ部のアクチュエータを駆動してそのクランプ
部を第1、第2の剛体部に圧接させ、この状態で前記一
方のクランプ部のクランプを解放し、かつ、微動部のア
クチュエータの駆動を停止する。
のクランプ部を第1、第2の剛体部に圧接する。この状
態で、微動部のアクチュエータを駆動して第2の弾性部
材群を変形させることにより変位を発生させる。この変
位は、他方のクランプ部およびこれと連結する第3の剛
体部を、第1の弾性部材群のうち第3の剛体部に連結す
る弾性部材を変形させながら変位させる。次いで、他方
のクランプ部のアクチュエータを駆動してそのクランプ
部を第1、第2の剛体部に圧接させ、この状態で前記一
方のクランプ部のクランプを解放し、かつ、微動部のア
クチュエータの駆動を停止する。
これにより、第2の弾性部材群の変形が復帰し、微動部
、前記一方のクランプ部および第4の剛体部は、第1の
弾性部材群のうちの第4の剛体部に連結されている弾性
部材を変形させながら上記の変位量だけ変位する。この
状態で、再び前記一方のクランプ部のクランプを行ない
、他方のクランプ部のクランプを解放し、上記の動作を
繰返えすと、大きなストロークを得ることができる。又
、微小な変位は微動部の駆動で得られる。上記動作中、
第1の弾性部材群に設けられた変位検出手段により長ス
トローク変位が、又、第2の弾性部材群に設けられた変
位検出手段により微小変位が検出される。
、前記一方のクランプ部および第4の剛体部は、第1の
弾性部材群のうちの第4の剛体部に連結されている弾性
部材を変形させながら上記の変位量だけ変位する。この
状態で、再び前記一方のクランプ部のクランプを行ない
、他方のクランプ部のクランプを解放し、上記の動作を
繰返えすと、大きなストロークを得ることができる。又
、微小な変位は微動部の駆動で得られる。上記動作中、
第1の弾性部材群に設けられた変位検出手段により長ス
トローク変位が、又、第2の弾性部材群に設けられた変
位検出手段により微小変位が検出される。
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明の微動機構の側面図である0図で、5.
6はそれぞれ対向配置された剛体部、7゜8はそれぞれ
剛体部5.6の中間上下端部に位置する剛体部である。
6はそれぞれ対向配置された剛体部、7゜8はそれぞれ
剛体部5.6の中間上下端部に位置する剛体部である。
9a、9bは剛体部7と剛体部5,6とを連結する弾性
部材、9c、9dは剛体部8と剛体部5,6とを連結す
る弾性部材、10a、10bは弾性部材9a、9bに貼
着された4つのひずみゲージである。
部材、9c、9dは剛体部8と剛体部5,6とを連結す
る弾性部材、10a、10bは弾性部材9a、9bに貼
着された4つのひずみゲージである。
11は剛体部7に連結されたクランプ部であり、対向す
る2つの剛体部11a、Ilb、これら剛体11a、l
lbの対向する面間に装架された圧電素子11Cおよび
各剛体部11a、llbの両端(図で上下端)に設けら
れた4つの弾性部材(1つのみに符号が付しである)で
構成されている。12は剛体部8に連結された他のクラ
ンプ部であり、上記クランプ部11と同じく、2つの剛
体部12a、12b、圧電素子12C1および4つの弾
性部材12dで構成されている。13.14はクランプ
部11.12と連結する剛体部である。
る2つの剛体部11a、Ilb、これら剛体11a、l
lbの対向する面間に装架された圧電素子11Cおよび
各剛体部11a、llbの両端(図で上下端)に設けら
れた4つの弾性部材(1つのみに符号が付しである)で
構成されている。12は剛体部8に連結された他のクラ
ンプ部であり、上記クランプ部11と同じく、2つの剛
体部12a、12b、圧電素子12C1および4つの弾
性部材12dで構成されている。13.14はクランプ
部11.12と連結する剛体部である。
15は剛体部13.14間に連結された微動部である。
この微動部15は、対向配置された剛体部15a、15
b、剛体部13.14と連結された剛体部tsc、
15d、剛体部15c、15dと剛体部15a、15b
とを連結する4つの弾性部材15e(1つのみに符号が
付しである)、および剛体部15c、15dの対向する
面間に装架された圧電素子15fにより構成される0弾
性部材15eの剛性は弾性部材9a〜9dの剛性より高
い、16は微動部15の弾性部材15eに貼着された4
つのひずみゲージ(1つのみに符号が付しである)であ
る。
b、剛体部13.14と連結された剛体部tsc、
15d、剛体部15c、15dと剛体部15a、15b
とを連結する4つの弾性部材15e(1つのみに符号が
付しである)、および剛体部15c、15dの対向する
面間に装架された圧電素子15fにより構成される0弾
性部材15eの剛性は弾性部材9a〜9dの剛性より高
い、16は微動部15の弾性部材15eに貼着された4
つのひずみゲージ(1つのみに符号が付しである)であ
る。
上記微動機構において、各圧電素子および各ひずみゲー
ジ以外の構成は、1つの剛体ブロックから放電加工等に
より形成することができる。なお、上記微動機構は、斜
線で示すように剛体部5,6により固定部に固定されて
いる。
ジ以外の構成は、1つの剛体ブロックから放電加工等に
より形成することができる。なお、上記微動機構は、斜
線で示すように剛体部5,6により固定部に固定されて
いる。
次に、本実施例の動作を説明する。第1図に示す状態は
、各圧電素子11c、12c、15fが駆動されていな
い場合の状態である。この状態で、クランプ部12の圧
電素子12cを駆動すると、圧電素子12cは図で左右
に伸長し、剛体部12a、12bが各弾性部材12dを
変形しながら剛体部5.6に圧着せしめられクランプ部
12がクランプ状態となる。
、各圧電素子11c、12c、15fが駆動されていな
い場合の状態である。この状態で、クランプ部12の圧
電素子12cを駆動すると、圧電素子12cは図で左右
に伸長し、剛体部12a、12bが各弾性部材12dを
変形しながら剛体部5.6に圧着せしめられクランプ部
12がクランプ状態となる。
次に、微動部15の圧電素子15fを駆動すると、この
圧電素子15fはクランプ部12がクランプされている
ため、印加電圧に応じて各弾性部材15eを変形させな
がら図で上方に伸長する。
圧電素子15fはクランプ部12がクランプされている
ため、印加電圧に応じて各弾性部材15eを変形させな
がら図で上方に伸長する。
この結果、剛体部13、クランプ部11および剛体部7
は弾性部材9a、9bを変形させながら上方に変位する
。即ち、剛体部7に変位が発生する。
は弾性部材9a、9bを変形させながら上方に変位する
。即ち、剛体部7に変位が発生する。
ここで、目標変位が微小変位である場合には、微動部1
5の圧電素子15fに当該目標変位に応じた電圧を印加
することにより、剛体部7に所望の微小変位を生じさせ
ることができる。このとき、実際に生じた微小変位は微
動部15の各ひずみゲージ16により検出される。この
ひずみゲージ16による微小変位の検出は、きわめて高
い分解能(例えば0.001 μm−0,01μm)を
もッテ行なう4二とができる。
5の圧電素子15fに当該目標変位に応じた電圧を印加
することにより、剛体部7に所望の微小変位を生じさせ
ることができる。このとき、実際に生じた微小変位は微
動部15の各ひずみゲージ16により検出される。この
ひずみゲージ16による微小変位の検出は、きわめて高
い分解能(例えば0.001 μm−0,01μm)を
もッテ行なう4二とができる。
一方、目標変位が長ストロークである場合には、微動部
15の圧電素子15fには、最大変位量に相当する電圧
が印加され、これにより、剛体部13、クランプ部11
および剛体部7には最大変位が発生する。この状態で、
クランプ部11の圧電素子11Cを駆動すると、剛体部
11a、Ilbが各弾性部材lidを変形させながら剛
体部5.6に圧着され、クランプ部11がクランプされ
る。次いで、クランプ部12の圧電素子12cおよび微
動部15の圧電素子15fの印加電圧を除くと、微動部
15の各弾性部材15eの変形が元に戻ることにより、
微動部15、剛体部14、クランプ部12および剛体部
8が、弾性部材9c、9dを変形させながら図で上方に
変位する。この変位は、既に剛体部7に発生している変
位と同一変位量となる。即ち、剛体部7から剛体部8ま
での間の構造が、弾性部材9a〜9dを変形させながら
最大変位(1ストローク)変位したこととなる。さらに
、この状態から、クランプ部12をクランプすることか
ら始まる上記一連の動作を繰返して行なうと、長ストロ
ークの変位を得ることができる。
15の圧電素子15fには、最大変位量に相当する電圧
が印加され、これにより、剛体部13、クランプ部11
および剛体部7には最大変位が発生する。この状態で、
クランプ部11の圧電素子11Cを駆動すると、剛体部
11a、Ilbが各弾性部材lidを変形させながら剛
体部5.6に圧着され、クランプ部11がクランプされ
る。次いで、クランプ部12の圧電素子12cおよび微
動部15の圧電素子15fの印加電圧を除くと、微動部
15の各弾性部材15eの変形が元に戻ることにより、
微動部15、剛体部14、クランプ部12および剛体部
8が、弾性部材9c、9dを変形させながら図で上方に
変位する。この変位は、既に剛体部7に発生している変
位と同一変位量となる。即ち、剛体部7から剛体部8ま
での間の構造が、弾性部材9a〜9dを変形させながら
最大変位(1ストローク)変位したこととなる。さらに
、この状態から、クランプ部12をクランプすることか
ら始まる上記一連の動作を繰返して行なうと、長ストロ
ークの変位を得ることができる。
そして、この変位は、弾性部材9a、9bに貼着された
4つのひずみゲージ10a、10bにより検出される。
4つのひずみゲージ10a、10bにより検出される。
この場合、変位量は1〜3mmが可能であり、かつ、そ
の変位はひずみゲージ10a。
の変位はひずみゲージ10a。
10bにより、例えば1μm〜3μmの分解能で検出す
ることができる。
ることができる。
このように、本実施例では、1つの機構で長ストローク
変位と微小ストローク変位を発生させることができ、し
かも、外部における変位計の設置を不要とすることがで
きる。
変位と微小ストローク変位を発生させることができ、し
かも、外部における変位計の設置を不要とすることがで
きる。
第2図は本発明の他の実施例に係る微動機構の側面図で
ある。図で、第1図に示す部分と同−又は等価な部分に
は同一符号を付して説明を省略する。18は微動部を示
す。微動部18はコ字状の剛体部18a、これと対向す
る剛体部18b、これら各剛体部18a、18bを連結
する4つの弾性部材18c、〜18C4および圧電素子
18dl。
ある。図で、第1図に示す部分と同−又は等価な部分に
は同一符号を付して説明を省略する。18は微動部を示
す。微動部18はコ字状の剛体部18a、これと対向す
る剛体部18b、これら各剛体部18a、18bを連結
する4つの弾性部材18c、〜18C4および圧電素子
18dl。
18dzで構成されている。上記剛体部18aは剛体部
14に連結され、又、剛体部18bは剛体部13に連結
され、さらに、各圧電素子18d、。
14に連結され、又、剛体部18bは剛体部13に連結
され、さらに、各圧電素子18d、。
18d2は剛体部18aに形成された突起と剛体部28
bに形成された突起との間に装架される。
bに形成された突起との間に装架される。
19は弾性部材18c+、18Czに貼着された4つの
ひずみゲージ(1つのみに符号が付しである)である。
ひずみゲージ(1つのみに符号が付しである)である。
本実施例がさきの実施例と異なるのは微動部の構造のみ
であり、他の構造は同じである。なお、本実施例の構造
も1つの剛体ブロックから放電加工等により形成するこ
とができるのは明らかである。
であり、他の構造は同じである。なお、本実施例の構造
も1つの剛体ブロックから放電加工等により形成するこ
とができるのは明らかである。
次に、本実施例の動作を説明する。さきの実施例と同じ
く、まずクランプ部12によるクランプが行なわれる。
く、まずクランプ部12によるクランプが行なわれる。
次いで、微動部18の圧電素子18d+、18dtに電
圧が印加されるとこれら圧電素子18(11,18dt
は図で下方に伸長し、これにより剛体部18bは弾性部
材18c+〜18c4を変形させながら下方へ変位し、
これに伴って剛体部13、クランプ部11および剛体部
7も弾性部材9a、9bを変形させながら下方へ変位す
る。
圧が印加されるとこれら圧電素子18(11,18dt
は図で下方に伸長し、これにより剛体部18bは弾性部
材18c+〜18c4を変形させながら下方へ変位し、
これに伴って剛体部13、クランプ部11および剛体部
7も弾性部材9a、9bを変形させながら下方へ変位す
る。
さきの実施例と同じ(、剛体部7に微小変位を発生させ
る場合には、圧電素子18dl、18d2に当該微小変
位に応じた電圧を印加する。この場合、当該微小変位の
変位量はひずみゲージ19により高分解能で検出される
。
る場合には、圧電素子18dl、18d2に当該微小変
位に応じた電圧を印加する。この場合、当該微小変位の
変位量はひずみゲージ19により高分解能で検出される
。
一方、長ストローク変位を発生させる場合には、圧電素
子18d+、18a、に、それらに最大変位を発生させ
る電圧が印加され、これにより、剛体部7に下方への最
大変位量が発生する。この状態で、クランプ部11を剛
体部5,6にクランプせしめ、次いで、微動部18の圧
電素子18d、。
子18d+、18a、に、それらに最大変位を発生させ
る電圧が印加され、これにより、剛体部7に下方への最
大変位量が発生する。この状態で、クランプ部11を剛
体部5,6にクランプせしめ、次いで、微動部18の圧
電素子18d、。
18dtおよびクランプ部12の圧電素子12cの電圧
を除去すると、微動部18の各弾性部材18C0〜18
c4の変形が元に戻り、これにより、剛体部18a、剛
体部14、クランプ部12および剛体部8が弾性部材9
c、9dを変形させながら上記最大変位量と同量だけ下
方に変位する。
を除去すると、微動部18の各弾性部材18C0〜18
c4の変形が元に戻り、これにより、剛体部18a、剛
体部14、クランプ部12および剛体部8が弾性部材9
c、9dを変形させながら上記最大変位量と同量だけ下
方に変位する。
即ち、剛体部7から剛体部8までの間の構造が、弾性部
材9a〜9dを変形させながら最大変位(1ストローク
)だけ変位したこととなる。以下、上記一連の動作を繰
返し行なうことにより、長ストロークの変位を得ること
ができる。そして、この変位は弾性部材9a、9bに貼
着された4つのひずみゲージ10a、10bにより検出
することができる。本実施例の効果もさきの実施例の効
果と同じである。
材9a〜9dを変形させながら最大変位(1ストローク
)だけ変位したこととなる。以下、上記一連の動作を繰
返し行なうことにより、長ストロークの変位を得ること
ができる。そして、この変位は弾性部材9a、9bに貼
着された4つのひずみゲージ10a、10bにより検出
することができる。本実施例の効果もさきの実施例の効
果と同じである。
上述のように、本発明では、2つのクランプ部と1つの
微動部を適切に駆動し、第1の弾性部材群と第2の弾性
部材群を変形させて変位を得るようにし、かつ、第1の
弾性部材群の所定の弾性部材と第2の弾性部材群の所定
の弾性部材とに変位検出手段を設けたので、微動機構の
外部に変位計を設置しな(でも、微小変位および長スト
ローク変位のいずれをも正確に検出することができる。
微動部を適切に駆動し、第1の弾性部材群と第2の弾性
部材群を変形させて変位を得るようにし、かつ、第1の
弾性部材群の所定の弾性部材と第2の弾性部材群の所定
の弾性部材とに変位検出手段を設けたので、微動機構の
外部に変位計を設置しな(でも、微小変位および長スト
ローク変位のいずれをも正確に検出することができる。
第1図および第2図はそれぞれ本発明の実施例に係る微
動機構の側面図、第3図(a)は従来の微動機構の断面
図、第3図(b)〜(h)はその駆動状態図である。 5.6.7.8・・・・・・・・・剛体部、9a〜9d
、15e、18 c 、 〜l 13 c 4−・−・
・−・弾性部材、10a。 10b、16.19・・・・・・・・・ひずみゲージ、
11.12・・・・・・・・・クランプ部、15.18
・・・・・・・・・微動部、15f、’18dl 、1
8dt・・・・・・・・・アクチュエータ。 第1図 35 第 2 図 /2(7 2c 第 図
動機構の側面図、第3図(a)は従来の微動機構の断面
図、第3図(b)〜(h)はその駆動状態図である。 5.6.7.8・・・・・・・・・剛体部、9a〜9d
、15e、18 c 、 〜l 13 c 4−・−・
・−・弾性部材、10a。 10b、16.19・・・・・・・・・ひずみゲージ、
11.12・・・・・・・・・クランプ部、15.18
・・・・・・・・・微動部、15f、’18dl 、1
8dt・・・・・・・・・アクチュエータ。 第1図 35 第 2 図 /2(7 2c 第 図
Claims (3)
- (1)第1の剛体部と、第2の剛体部と、これら各剛体
部とそれらの両端において第1の弾性部材群で結合され
る第3の剛体部および第4の剛体部と、これら第3の剛
体部および第4の剛体部にそれぞれ連結されアクチュエ
ータの駆動制御により前記第1の剛体部および前記第2
の剛体部と圧接開離可能な2つのクランプ部と、これら
2つのクランプ部に連結されアクチュエータおよび第2
の弾性部材群より成り変位を発生させる微動部とで構成
され、かつ、前記第1の弾性部材群および前記第2の弾
性部材群の所定の弾性部材に変位検出手段を設けたこと
を特徴とする微動機構。 - (2)請求項(1)において、前記各アクチュエータは
、圧電素子であることを特徴とする微動機構。 - (3)請求項(1)において、前記各変位検出手段は、
ひずみゲージであることを特徴とする微動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1264015A JPH03126106A (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 微動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1264015A JPH03126106A (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 微動機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03126106A true JPH03126106A (ja) | 1991-05-29 |
Family
ID=17397368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1264015A Pending JPH03126106A (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 微動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03126106A (ja) |
-
1989
- 1989-10-12 JP JP1264015A patent/JPH03126106A/ja active Pending
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