JPH031259B2 - - Google Patents

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JPH031259B2
JPH031259B2 JP56174527A JP17452781A JPH031259B2 JP H031259 B2 JPH031259 B2 JP H031259B2 JP 56174527 A JP56174527 A JP 56174527A JP 17452781 A JP17452781 A JP 17452781A JP H031259 B2 JPH031259 B2 JP H031259B2
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JP
Japan
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dough
rolling
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drying
temperature
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JP56174527A
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JPS5876210A (ja
Inventor
Hideo Igami
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B38/00Ancillary operations in connection with laminating processes
    • B32B38/16Drying; Softening; Cleaning
    • B32B38/162Cleaning

Landscapes

  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は陶磁器質生地の処理方法に関し、特に
歪や変形の少ない大面積の薄い陶磁器板の製造に
適した生地の処理方法に関するものである。
従来、陶磁器組成物を真空土練機により抜出し
成形した生地は、土練機スクリユーのねじりによ
る潜在歪や抜出し口型の流動抵抗の差による部分
適な密度差が後の乾燥工程で発現し、乾燥後の製
品に変形や亀裂を起こすという欠点がある。また
このような変形や亀裂は特に大面積の薄い陶磁器
板で顕著となる。
上記の欠点を除去するためには、屋根瓦の製造
にみられるように急速な乾燥を避け、50℃以下に
低い温度で30時間以上の長時間で生地を乾燥すれ
ばよいが、生産効率が著しく低下するという問題
がある。一方、本発明者が提案したように(特開
昭51−34213号)、例えば真空土練機から生地を円
筒状に抜出し、展開して抜出し方向と同一方向に
圧延して生地組成内の結晶質の配向整列をさせる
など、できるだけ潜在歪を残さない方法をとるこ
とが考えられるが、この場合でも最終の圧延成形
時のせん断歪は残存するため、急速な加熱乾燥に
より変形や亀裂の発生は避けられなかつた。
本発明の目的は、変形や亀裂を発生させること
なく、薄板状の陶磁器生地を短時間で乾燥するこ
とができる処理方法を提供することにある。
本発明は、真空土練機を用いて成形した生地を
所定の寸法に圧延し、引続き該生地の含水量が15
%以上の範囲にある間に遠赤外線または高周波照
射処理した後、乾燥を行うことを特徴とする。
本発明に原料として用いる生地は、一般に陶磁
器用として用いられるものであればよいが、残留
歪などの少いものが好ましく、このため、例えば
真空土練機から円筒状に抜出したものを平板に切
開いたものを、抜出し方向と同方向に圧延した生
地が特に好ましく用いられる。生地組成物中の含
水率は17〜20%の範囲が好ましく、この水分は後
述するように圧延時の生地の加温により水蒸気化
し、圧延に好ましく作用する。なお、上記生地中
に0.1〜0.3重量%の解膠剤を添加すると好影響を
与える。
本発明における前段の圧延工程は、30〜60℃の
加温下に、上記生地の水分を逸散させないように
行うことが望ましい。かかる30〜60℃の加温は、
圧延工程が二度以上入るときは、少くとも最初に
圧延する際に必要であり、二度目の圧延工程には
かかる温度に必らずしも保つ必要はない。なお、
真空土練機中で生地温度を高くすると土練機が空
まわりするので、真空土練機から得られた未圧延
の生地を、水蒸気加熱、高周波加熱、遠赤外線加
熱等により生地の水分を逸散させないように加熱
することが好ましい。この加温により生地内部の
水蒸気圧が高くなり、生地内で水蒸気が一種の潤
滑剤として作用し、残留歪の少い均一な圧延が可
能となる。加熱温度は、生地組成物の可塑性粘土
質の含有量によるが、粘土質が少い場合には温度
を上げて生地内部の水蒸気圧を高め、水の潤滑作
用を高める必要がある。なお、60℃より以上の温
度に加熱すると、圧延時に水蒸気の逸散が急速に
起り、生地表面部と芯部との密度差を起こし、層
剥離を起し易い状態となる。また圧延温度が30℃
より以下の場合には上記水蒸気による潤滑効果が
期待できなくなる。
なお、室内温度が高い場合には圧延工程におけ
る生地自体の発熱により上記温度に致達する場合
があり、このような場合には必らずしも加熱する
必要はない。
次に板状とした生地を最初に圧延するローラー
として好ましいものは、ローラー中央部に向つて
相互に相反する方向に送りを有する螺旋状の表面
溝をもつ一対または複数対のローラーであり、該
ローラーの間に生地を挟んで圧延が行われる。そ
して該ローラーで一次圧延した生地は、好ましく
は平滑あるいは表面模様をもつた仕上ローラーで
成形される。なお、この仕上ローラーでの生地の
温度は30〜60℃に規定する必要は必ずしもない。
上記のように圧延する際に生地を加温すること
により、生地内部の水の蒸気圧を適度に高め、水
自体を潤滑剤として効果的に作用させ、可塑性の
少い生地組成物でも早い速度で圧延することがで
きる。なお、圧延により潜在する歪の復元分散も
容易になることが実験により確認された。
本発明は、上気圧延に引続いて生地の含水率が
15%以上の範囲において遠赤外線または高周波を
照射するものであるが、これは従来一般に行われ
ている迅速乾燥を目的とするものとは異なり、前
工程で生じた潜在歪の復元分散を短時間で行うた
めのものである。遠赤外線等の照射時間は、含水
率を15%より以下に低下させない程度であればよ
いが、一般に1.5〜6分、好ましくは2〜5分程
度である。照射時間が短かすぎると、上記潜在歪
の分散が充分行われず、また長すぎると含水率の
低下をもたらし好ましくない。含水率が15%より
以下になると、生地内部の硬化が急速に進み、残
存した潜在歪を復元させるための粘性流動が起こ
らなくなり、歪を持つたまま生地が硬化してしま
いその後の乾燥工程で変形、亀裂の原因となる。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説
明する。
実施例 長石質60重量部、粘土質35重量部、タルク5重
量部、リン酸ナトリウム0.2重量部からなり、含
水率が18.5%の可塑性組成物を真空土練機を用い
て直径230mm、肉厚20mmの円筒状に抜出し、切開
して平板状にした。この平板状生地を内部に
2KWのパネル型遠赤外線加熱装置を有し、相対
湿度80〜85%に調整されたコンベアー式の加熱箱
内に通して4分間加熱し、40〜42℃に加温された
生地を得た。この生地は引続きコンベア上でロー
ラ圧延され、厚さ5mm、300mm×600mmの大きさに
成形された。成形された生地の含水率は17.4%で
あつた。
この生地は、直ちに同一レベルのコンベア上を
移行し、6KWの遠赤外線加熱装置の下を生地表
面との距離200mmを保つて移動する間に3分間遠
赤外線が照射された。このとき含水率は15.5%と
なつた。このようにして処理された生地は直ちに
100〜200℃の熱風乾燥コンベア上で1時間乾燥さ
れ、含水率1.5%の乾燥生地(A)が得られた。
なお、比較のために、同じ原料を用い、圧延前
の加熱および圧延後の遠赤外線照射を行うことな
く上記と同様の方法で乾燥生地(B)を得た。上記生
地(A)および(B)はそれぞれ200枚ずつ製造され、変
形、亀裂の発生が観察された。
その結果、本発明による乾燥生地(A)は、変形ま
たは亀裂による不良品が全く見られず完全な状態
で乾燥されたが、加温処理および遠赤外線照射を
行わなかつた生地(B)は亀裂による不良品率26%、
変形による不良品率11%を示した。なお、本発明
による処理生地(A)を別に100〜200℃の熱風乾燥コ
ンベアで30分間の急速乾燥を行つたが、亀裂によ
る不良品率が3%のみで、変形による不良品は発
生しなかつた。
以上、本発明によれば、従来、10数時間以上要
していた大型陶器板の乾燥工程を、僅か1時間程
度に短縮することができ、また乾燥工程で発生す
る変形、亀裂等による不良品を極めて少くするこ
とができる。本発明は、特に圧延ローラによる圧
延工程から乾燥〓焼工程まで短時間であり、薄型
大型陶磁器でも製品の収率が高く、連続工業生産
プロセスとして優れている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 真空土練機を用いて成形した生地を所定の寸
    法に圧延し、引続き該生地の含水量を15%以上の
    範囲に保持して遠赤外線または高周波照射処理
    し、前記圧延時の潜在歪みを除去した後、乾燥を
    行うことを特徴とする陶磁器質生地の処理方法。 2 特許請求の範囲第1項において、前記圧延が
    30〜60℃に加温して行われることを特徴とする陶
    磁器質生地の処理方法。
JP17452781A 1981-11-02 1981-11-02 陶磁器質生地の処理方法 Granted JPS5876210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17452781A JPS5876210A (ja) 1981-11-02 1981-11-02 陶磁器質生地の処理方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP17452781A JPS5876210A (ja) 1981-11-02 1981-11-02 陶磁器質生地の処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5876210A JPS5876210A (ja) 1983-05-09
JPH031259B2 true JPH031259B2 (ja) 1991-01-10

Family

ID=15980078

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17452781A Granted JPS5876210A (ja) 1981-11-02 1981-11-02 陶磁器質生地の処理方法

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JP (1) JPS5876210A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE283296C (ja) *
JPS5134213A (en) * 1974-09-19 1976-03-23 Tanto Kk Daimensekitojikiban no seikeihoho

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE283296C (ja) *
JPS5134213A (en) * 1974-09-19 1976-03-23 Tanto Kk Daimensekitojikiban no seikeihoho

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JPS5876210A (ja) 1983-05-09

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