JPH03124748A - Ic用耐熱トレー及びマガジン - Google Patents

Ic用耐熱トレー及びマガジン

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JPH03124748A
JPH03124748A JP1262206A JP26220689A JPH03124748A JP H03124748 A JPH03124748 A JP H03124748A JP 1262206 A JP1262206 A JP 1262206A JP 26220689 A JP26220689 A JP 26220689A JP H03124748 A JPH03124748 A JP H03124748A
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JP
Japan
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resin
weight
nylon
tray
polypropylene resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP1262206A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Ueki
徹 植木
Masaji Yoshimura
正司 吉村
Kazuharu Kanezaki
金崎 和春
Ineo Iwata
岩田 稲夫
Toshiharu Sato
利晴 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は導電性を有し耐熱性に優れたIC用耐熱トレー
及びマガジンに関するものである。
(従来の技術) 電子機器の高密度実装化に伴い、より密度を上げる為に
、スルーホール基板等にIC部品の実装が行われている
が、フローソルダーによりIC部品の実装時にIC部品
が吸湿していると、加熱中にIC内部に水蒸気が発生し
、フクレ或いはクランクを生じ、IC部品が破損する。
このため実装時には予め100°C以上の温度でIC部
品を乾燥し、水分を除去する必要がある。
従来IC乾燥工程は、IC部品を導電性を有する塩化ビ
ニル樹脂又はスチレン系樹脂のトレーから一度アルミダ
イキャスト製トレーに移して乾燥した後、前記トレーに
再度移して出荷しており、煩雑な工程を必要としていた
。そこで工程の簡略化および高価なアルミダイキャスト
製トレーの代替として、耐熱性の優れたプラスチック製
トレーが望まれている。
100℃以上の耐熱性を有するプラスデック製トレーと
して、ポリプロピレン樹脂からなる耐熱トレーが使用さ
れているが、ICの乾燥時間短縮の為、乾燥温度を高く
する傾向があり、130″Cで乾燥を行おうとするとこ
のポリプロピレン樹脂からなる耐熱トレーは、反り、変
形を起こし使用に耐えないものになる。又ポリプロピレ
ン樹脂より耐熱性の高い樹脂としてナイロン樹脂がある
が、ナイロン樹脂からなるトレーは加熱による収縮が大
きく、トレーの寸法が変化して、ロボットによる自動搬
送装置に掛からなくなる等の間匙を生じる。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は130°Cという高温で乾燥しζも、反り、寸
法変化の少ない耐熱性IC)レー及びマガジンを提供す
るものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは上記課題を解決すべく観音検討した結果、
樹脂成分としてポリプロピレン樹脂とナイロン樹脂を組
み合わせ、これに特定の変性樹脂または変性エラストマ
ーを添加することによって高温で乾燥しても、反り、寸
法変化の少ない耐熱性IC)レー及びマガジンが得られ
る事を見出し本発明に到達した。
即ち本発明は (a)ポリプロピレン樹脂  9〜90重量%(b)ナ
イロン樹脂     90〜9重世%(c)不飽和カル
ボン酸またはその酸無水物変性ポリプロピレン樹脂及び
又は不飽和カルボン酸またはその酸無水物変性エラスト
マー1〜20重量%からなる樹脂成分100重量部に (d)無機フィラー及び又はガラス繊維10〜100重
量部 (e)導電性カーボン3〜60重量部を含有させた樹脂
組成物より成形されるIC用耐熱トレー及びマガジンで
ある。
本発明を構成するポリプロピレン樹脂はプロピレンホモ
ポリマー、プロピレンを主体としたエチレン、フ′テン
等のα−オレフィンとのフ゛ロンクコポリマー、ランダ
ムコポリマーを差し、特にエチレンとのブロックコポリ
マーが好ましい。
本発明におけるナイロン樹脂はポリアミド樹脂ともいわ
れ、例えばナイロン6、ナイロン66、ナイロン46、
ナイロン11.ナイロン12等があげられるが、なかで
もナイロン6、ナイロン66が耐熱性、成形性の点から
好ましい。
樹脂成分中のポリプロピレン樹脂は9〜90重量%であ
る。9重量%より少ないと得られたトレーは加熱による
収縮が大きくなって規格寸法から外れてしまう。90重
量%より多いと耐熱性が不足し、得られたトレーを13
0℃で加熱すると反りが大きくなり使用に耐えないもの
になってしまう。
また樹脂成分中のナイロン樹脂の量は90〜9重量%で
ある。9重量%より少ないと得られたトレーは耐熱性が
不足し、130°Cで加熱すると反りが大きくなり使用
に耐えないものになってしまう。
90重量%より多いと得られたトレーは加熱による収縮
が太き(なって規格寸法から外れてしまう。
本発明における不飽和カルボン酸またはその酸無水物変
性ポリプロピレン樹脂(以下酸変性ポリプロピレン樹脂
と略記する)とはアクリル酸、マレイン酸、イタコン酸
等の不飽和二重結合を持った酸またはその酸無水物でポ
リプロピレン樹脂を変性して得られる樹脂であり、なか
でも無水マージイン酸で変性したものが好ましい0例え
ば三井東圧化学株式会社製商品名ロンプライがこれにあ
たる。
本発明における不飽和カルボン酸またはその酸無水物変
性エラストマー(以下酸変性エラストマーと略記する)
とはアクリル酸、マレイン酸、イタコン酸等の不飽和二
重結合を持った酸またはその酸無水物でエラストマーを
変性して得られる樹脂であり、なかでも無水マレイン酸
で変性したものが好ましい。エラストマーとしてはEP
R,EPDM等のオレフィン系エラストマーおよびSB
S、 SεnS等のスチレン、ブタンジエンプロノクコ
ポリマー系統のエラストマーが使用される。
本発明において酸変性ポリプロピレン樹脂およびまたは
酸変性エラストマーの使用は不可欠である。樹脂成分中
の量が1重量%より少ないと例えばポリプロピレン樹脂
とナイロン樹脂が所定■含まれていても、得られたトレ
ーは加熱によって収縮が大きくなったり、反りが大きく
なって問題は解決されない、20重量%を越えると耐熱
性が不足してトレーが変形する問題が起こる。添加量が
1〜20重量%の範囲で初めて130°Cで加熱しても
収縮、反りの少ない耐熱トレーが得られるのである。
本発明における無機フィラーとしては、タルク、炭酸力
ルシュウム、ウオラストナイト、マイカ、シリカ、ゼオ
ライト等があげられるが、なかでもタルク、マイカのよ
うな薄片状のものが好ましい、更に樹脂と親和性を増す
為に無機フィラーに表面処理を施したものを使用するこ
とが好ましい。
また本発明におけるガラス繊維は通常の0.5〜8卿長
のものが使用されるが、なかでも1〜6nnのものが好
ましい。
本発明において、無機フィラーおよびまたはガラス繊維
の使用量は樹脂100重量部に対して10〜100重量
部である。10重量部より少ないと得られたトレーの耐
熱性が低く、130°Cで加熱すると変形してしまう、
100重景部上り多いと得られたトレーの衝撃強度が低
く、割れやすく成って実用に供せなくなってしまう。
本発明における導電性カーボンとは、樹脂中に充填する
ことにより、高い導電性を付与−72(CABOT社商
品名)等の市販品がある。導電性カーボンは樹脂成分1
00重量部に対して3〜40重量部、好ましくは5〜3
0重量部含置部る。3重量部未満では導電性が不充分で
あり40重量部を超えると流動性や機械強度が低下して
良好な成形物が得にくくなる。
またそのほかに、目的に応じて衝撃改良剤、酸化防止剤
、紫外線吸収剤、滑剤、難燃剤等を添加することができ
る。
本発明のIc用耐熱トレーおよびマガジンの製造方法に
関しては特に制限はなく、通常公知の方法を採用するこ
とができる。即ち、ポリプロピレン樹脂、ナイロン樹脂
、酸変性ポリプロピレン樹脂、無機フィラー、カーボン
ブラック等の原料を高速攪拌機等を用い混合した後、−
軸または二軸の押出し機で溶融混練してペレット化した
後、トレーは射出成形によって、マガジンは押出し成形
によって製造される。ここでIC用トレーとは、ICチ
ップを搬送する際収納する平板状の容器をさし、マガジ
ンとは同じ目的で使用する筒状の収納容器をさす。
(実施例) 以下に実施例を挙げて、本発明の詳細な説明する。なお
実施例および比較例に記した成形物の評価は次の方法に
従って実施した。
(1)成形品(IC用トレー)の反り 30QX 150mmの平板トレー(厚み2鵬)を13
0°C220時間ギヤーオーブン中で加熱した後、定盤
の上に置き、最も反りの大きい部分を測定する。
一般に実用上11nl1以上の反りがあると、好ましく
ない。
(2)成形品(IC用トレー)の加熱収縮率上記平板ト
レーを130°Cl2O時間ギヤーオーブン中で加熱す
る前および後の長径方向の寸法を測定し、加熱による寸
法変化を収縮率で表す。収縮率が大きいことは加熱によ
る寸法変化が大きいことを意味し、ロボットを使つて自
動搬送する際の誤動作の原因となる。
実施例1〜5 ポリプロピレン樹脂(ブロックコポリマー、三井ノーブ
レンBJS−G ) 、ナイロン樹脂(東洋紡ナイロン
6樹脂T−802) 、無水マレイン酸変性ポリプロピ
レン樹脂(三井東圧化学社製ロンブライ、以下、MAR
変性pp樹脂と略記)、無水マレイン酸変性EPR(日
本合成ゴム社製、以下、MAI+変性EPRと略記)、
タルク、マイカ、ガラス繊維(日本電機硝子社製 EC
5T −24) 、導電性カーボン(アクゾ社製ケッチ
エンブラックEC)を第1表に示す割合で配合し、24
0〜270℃の温度で混練ペレット化した。このペレッ
トを使って270°Cで射出成形によってICトレーを
成形し評価を行った。結果を第1表に示す。本発明によ
るICトレーはいずれも、加熱による反りおよび収縮が
小さく耐熱性トレーとして好適である。
比較例1〜9 実施例1において、各樹脂成分の組成比を第2表に示す
ように変えて、同様にしてIC)レーを得た。評価結果
を第2表に示す。本発明の樹脂組成範囲を外れたものは
何れも加熱によって成形品の反りが大きかったり、収縮
が大きくなって使用表 に耐えないものになってしまう。
実施例6〜8 実施例1において、ポリプロピレン樹脂としてホモポリ
マー(三井ノーブレンJS−G ) 、ナイロン樹脂と
してナイロン66(旭化成社しオナ1300S)を使用
した他は同様にして、IC)レーを得た。樹脂組成およ
び評価結果を第1表に示す。
(発明の効果) 本発明の樹脂組成物よりなるICトレーは耐熱性に優れ
高温で加熱しても、反り、収縮が少ない為実用価値の大
きいものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)ポリプロピレン樹脂9〜90重量% (b)ナイロン樹脂90〜9重量% (c)不飽和カルボン酸またはその酸無水物変性ポリプ
    ロピレン樹脂及び/又は不飽和カルボン酸またはその酸
    無水物変性エラストマー1〜20重量%からなる樹脂組
    成物100重量部に、 (d)無機フィラー及び/又はガラス繊維10〜100
    重量部 (e)導電性カーボン3〜60重量部を含有させた組成
    物より成形されるIC用耐熱トレー及びマガジン
JP1262206A 1989-10-09 1989-10-09 Ic用耐熱トレー及びマガジン Pending JPH03124748A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997043338A1 (fr) * 1996-05-13 1997-11-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Composition de resine de propylene conductrice et conteneur a pieces
JP2002536799A (ja) * 1999-02-03 2002-10-29 カーメル オレフィンズ リミテッド 導電性組成物及びその製造方法
US6844059B2 (en) 2001-08-07 2005-01-18 Ticona Gmbh Long-fiber-reinforced polyolefin structure, process for its production, and moldings produced therefrom
US6863177B2 (en) 1996-05-13 2005-03-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Electrically conductive propylene resin composition and part-housing container
JP2018123284A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 トヨタ紡織株式会社 繊維強化材料及び構造体
US12030998B2 (en) 2017-02-03 2024-07-09 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Fiber-reinforced material and structure

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