JPH03124598A

JPH03124598A - 自動開缶・液抜装置

Info

Publication number: JPH03124598A
Application number: JP26305289A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Yamagishi; 山岸　哲男; Hayashi Oyama; 大山　林
Original assignee: TOA SEISAKUSHO KK; Sapporo Breweries Ltd
Current assignee: TOA SEISAKUSHO KK; Sapporo Breweries Ltd
Priority date: 1989-10-11
Filing date: 1989-10-11
Publication date: 1991-05-28
Anticipated expiration: 2009-07-06
Also published as: JPH0651520B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、缶ビール、缶ジュース等における封入液量の
不適格品を自動的に開缶し、そして自動的に液抜きをす
る装置に関する。

〔従来の技術〕

缶ビール、缶ジュース等は、容器供給−液体注入一封冠
一液体の入りみ線チエツク（Ｘ線の照射、重量測定等）
−製品取り出しからなる一連の工程によって製造されて
いる。

そして、前記液体の入りみ線チェック工程において、規
定量に対して過不足のある不適格品はチエツクの工程か
ら分岐した搬送ラインに送られ、該搬送ラインにおいて
開蓋と液抜きが行われる。

而して、この開蓋と液抜きにおいて、従来、ガラス製の
瓶又は合成樹脂製の容器に封冠した王冠状のキャップを
自動的に引上げ取外し、次いで液を自動的に吸い取る開
蓋・液抜き装置（特公昭４Ｂ−４０６９１号公報）及び
前記層又は容器に封冠したネジ込み式のネジキャップ（
生ビールや炭酸飲料の圧力封入のガス飲料の場合）を自
動的に捻回して取外し、次いで自動的に液を吸い取る開
蓋・液抜装置（特公昭６１−３５０７７号公報）等があ
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記従来の自動開蓋・液抜装置は、ガラス製の瓶又は合
成樹脂製の容器に王冠状のキャップ或いはネジキャップ
を封冠したものを対象としているので、特にその自動開
蓋手段は、安全、計量対策及び封入液の変質防止策の点
から近年市場の大勢を占めている缶ビール、缶ジュース
等の缶封入式の自動開缶に適用することができず、した
がってその開缶作業は人手によってなされているのが現
状である。

よって、開缶の作業能率が悪く、省力化ができないとい
う問題があった。

本発明は、前記従来技術の問題点に着目し、缶ビール、
缶ジュース等の缶封入式のものの不適格品の開缶と、そ
の液抜きを自動化した装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、割り出し機構を介して間欠回動するターンテ
ーブルと、該ターンテーブルに設けられたチャック開閉
・回動機構と、缶の寸法により大小グループに２分され
、缶への対向及び高さ位置を可変にセット可能な複数の
開缶用カッターと、泡切りのエアー吹付は機構とを備え
、搬送ラインに移送された缶を前記チャック開閉・回動
機構により把持する位置、カッターの開缶位置、缶の倒
立液抜き及び泡切り位置、缶の倒立復帰及び把持開放位
置に前記ターンテーブルが順次間欠回動することを特徴
とするものである。

〔実施例〕

本発明の実施例を、缶ビールの場合について図面を参照
して説明する。

第１図に示すように、自動開缶・液抜装置Ａは、不適格
品の缶１の搬送機構Ｂと、割り出し機構Ｃを介して９０
°あて間欠回動するターンテーブル２と、富亥ターンテ
ーフ゛ル２に取（寸けられたチャ・ンク開閉・回動機構
りにより、缶１の把持、倒立、倒立復帰、把持開放の各
作用をする一対のチャック３と、開缶用のカッター４と
、排液受器５と、泡切り用のエアー吹込機構Ｆと、缶受
器６とから構成されている。

よって、割り出し機構Ｃにより間欠回動するターンテー
ブル２の回動位置イにおいてチャック開閉・回動機構り
の作動によって閉じる一対のチャック３で搬送機構Ｂを
移送した缶ｌを把持し、次いで回動位置口に移動し、該
回動位置口において作動するカッター駆動機構已により
降下する開缶用のカッター４で開缶し、次いで回動位置
口を過ぎた時点で作動するチャック開閉・回動機構りに
より回動するチャック３で缶１を傾けて液抜きを始め、
回動位置ハにおいて完全な倒立状態として液抜きを完了
する（排液受器５内に貯溜）と共に、エアー吹込機構Ｆ
の作動により缶１内にエアーを吹き込んで泡切りを行い
、次いで回動位置ハを過ぎた時点で作動するチャック開
閉・回動機構りにより逆回動するチャック３で缶１の倒
立状態を復帰し始め、完全復帰した回動位１二において
チャック３を開き、缶１を缶受器６内へ送出するもので
ある。

而して、ターンテーブル２の回動位置イにおけるチャッ
ク開閉・回動機構りの作動（缶１の把持）、回動位置口
におけるカッター駆動機構Ｅの作動（カッター４の操作
）、回動位置口より回動位１八に至るチャック開閉・回
動機構りの作動（液抜き操作）、回動位置ハにおけるエ
アー吹込機構Ｆの作動（泡切り操作）、回動位置ハより
回動位１二に至るチャック開閉・回動機構りの作動（缶
１の倒立復帰の操作）及び同位１二における同機構りの
作動（缶１の把持開放）は、当該回動位置に夫々設けた
位置検出センサー（光電管、リミットスイッチ等）によ
って制御される。

次に、前記の搬送機構Ｂ、割り出し機構Ｃ、チャック開
閉・回動機構Ｄ、カッター駆動機構Ｅ及びエアー吹込機
構Ｆについて説明する。

搬送機構Ｂは、第１図に示すように、缶１の搬送路７の
終点部において、缶１の高さ方向に直交して一対一組か
らなる二組のエアー操作のストッパー８ａ、８ｂが設け
られ、ストッパー８ａの後退により先行の缶１がチャッ
ク３に送られ、ストッパー８ａの前進と共にストッパー
８ｂが後退して後行の缶１がストッパー８ａに当接して
待機し、次いでストッパー８ｂの前進により後行の缶１
の移行を阻止するように制御される。

割り出し機構Ｃは、第２図に示すように、所定の曲線を
もつカム部９ａと直線部９ｂとを有する入力側のローラ
ーギヤーカム９と、上記カム部９ａ及び直線部９ｂに摺
動する４個のカムフォロアー１０ａを有する出力側のロ
ーラーギヤー１０とから成っており、一定速度で回転す
るローラーギヤーカム９に対してローラーギヤー１０は
９０゜あて間欠回動する。

したがって、この割り出し機構Ｃのローラーギヤー１０
に連結したターンテーブル２は９０°あて間欠的に回動
する。

なお、間欠回動の割り出しは、ターンテーブル２の回動
位置口からハにおける液抜き及び泡切りの所要時間に設
定され、その割り出し機構としては、前記の手段による
ほか、ゼネバ機構、間欠歯車装置等の間欠運動装置を用
いることができる。

チャック開閉・回動機構りは、第３図に示すように、チ
ャック本体１１に設けられたガイド体１１ａを基部がス
ライドする一対のチャック３と、チャック本体１１に折
曲部が枢支され、一端がチャック３の基部に形成された
凹部３ａに嵌入すると共に他端がチャック本体１１を貫
通するロッド１２の端部に形成された凹部１２ａに嵌入
した一対のＬ字形レバー１３と、前記ロッド１２の他端
に設けられたピストン１４を収納し、エアの送入、排出
を兼ねる一対のボート１５ａを有するシリンダー１５と
、該シリンダー１５に一端を固着した軸１６の他端に固
着されたギヤー１７と、該ギヤー１７に噛合うエアー操
作のラック１８とから成る。

したがって、シリンダー１５へのエアーの送入、排出に
伴うロッド１２の上下動によりＬ字形レバー１３は揺動
し、チャック３はガイド体１１ａをスライドして缶ｌの
把持、開放をする。

また、ラック１８のエアー操作による直線運動はギヤー
１７の回転運動に変換され、軸１６を介してチャック本
体１１は正逆回動し、チャック３により把持した缶１の
倒立、倒立復帰をする。

そして、チャック３はエアー操作のため、缶ビールの容
量で相違する缶径（１０００ｃｃで８３゜４　ｍｍφ、
７５０ｃｃで７６１１ＩＩｌφ、５００ｃｃで６７胴φ
、３５０ｃｃで６５ｍｍφ、２５０ｃｃで６２胴φ、１
３５ｃｃで５４１！Ｉｌｌφ）に応じて缶１を確実に把
持する。

カッター駆動機構Ｅは、第４図に示すように、缶ビール
の容量で前記のように缶径が相違すると共に缶の高さが
相違する（１０００ｃｃで２０４゜５鵬、７５０ｃｃで
１８５．’７ｍｍ、５００ｃｃで１６７ｍｍ、３５０ｃ
ｃで１２３ｍｎ＋、２５０ｃｃで９２ｍｍ、１３５ｃｃ
で８０Ｍ）ので、７５０ｃｃ以上を大グループ、５００
ｃｃ以下を小グループとした２通りの径（５６Ｍφと４
０ｍｍ）の胴体部４ａｌ　　、４ｂ＋　と、該胴体部４
ａｌ　　、４ｂ＋に連続する四角錐状の刃部４ａｚ、４
ｂｚとから成るカッター４ａ、４ｂを備え、各カッター
４ａ、４ｂの支持体１９．２０を支持した枠体２１にエ
アー操作の大小グループ切換シリンダー２２が取り付け
られると共に、支持体１９．２０に各カッター４ａ、４
ｂの開缶ストロークを約３０ｍｍとするエアー操作の高
さ切換シリンダー２３．２４が取り付けられている。

而して、前記大小グループ切換シリンダー２２及び高さ
切換シリンダー２３．２４は、前記チャック開閉・回動
機構りのチャック３が缶ｌを把持したスライド範囲を検
知するセンサーにより制御される。

したがって、ターンテーブル２の回動位置口に移動した
缶１の大小グループによりカッター４ａ、４ｂが切換わ
り、かつ缶ｌに対向する高さが切換えられ、約３０ｍｍ
の開缶ストロークにより刃部４ａｚ又は４ｂ、をもって
開缶される。

なお、ターンテーブル２の回動位置口には缶１の底部に
当接する台２５が上下スライド可能に設置されている。

エアー吹込機構Ｆは、図示しないが、ターンテーブル２
が回動位置ハに回動した時点を検知するセンサーにより
タイマーが作動し、設定時間ノズルより缶１内にエアー
を吹き込み泡切りを行うように制御される。

以上、本実施例は缶ビールの自動開缶・液抜き装置を示
したが、缶ジュースの不適格品の処理にも適用し得るこ
とは明らかである。

〔効　果〕

本発明は、割り出し機構を介して間欠回動するターンテ
ーブルにチャック開閉・回動機構を取り付け、該チャッ
ク開閉・回動機構により把持した缶を、カッターによる
開缶、缶の倒立による液扱き及び泡切り、缶の把持開放
の各位置に順次回動させるようにしたもので、缶ビール
、缶ジュース等の不適格品の自動開缶、そして自動液抜
きを円滑かつ迅速に行うことができ、省略化を図ること
ができる。

また、開缶用のカッターは缶の寸法により大小グループ
に２分された２種を備えているので、缶寸法の相違に応
じて開缶作業を確実に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る自動開缶・液抜装置の実施例を示す
もので、第１図は装置全体の概要を示す平面図、第２図は割り出
し機構の要部説明図、第３図はチャック開閉・回動機構の要部説明図、第４図
はカッター駆動機構の要部説明図である。Ａ・・・自動開缶・液抜装置、Ｂ・・・搬送機構、Ｃ・
・・割り出し機構、Ｄチャック開閉・回動機構、Ｅ・・
・カッター駆動機構、Ｆエアー吹込機構、１・・・缶、
２・・・ターンテーブル、３・・・チャック、４ａ、４
ｂ・・・カッター、９・・・ローラーギヤーカム、１０
・・・ローラーギヤー、１１・・・チャック本体、１２
・・・ロッド、１３・・・Ｌ字形レバー　１４・・・ピ
ストン、１５・・・シリンダー　１７・・・ギヤー、１
８・・・ラック、２２・・・大小グループ切換シリンダ
ー、２３．２４・・・高さ切換シリンダー第３図

Claims

【特許請求の範囲】

割り出し機構を介して間欠回動するターンテーブルと、
該ターンテーブルに設けられたチャック開閉・回動機構
と、缶の寸法により大小グループに２分され、缶への対
向及び高さ位置を可変にセット可能な複数の開缶用カッ
ターと、泡切りのエアー吹付け機構とを備え、搬送ライ
ンに移送された缶を前記チャックの開閉・回動機構によ
り把持する位置、カッターの開缶位置、缶の倒立液抜き
及び泡切り位置、缶の倒立復帰及び把持開放位置に前記
ターンテーブルが順次間欠回動することを特徴とする自
動開缶・液抜装置。