JPH03123276A - ゴースト除去装置 - Google Patents

ゴースト除去装置

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JPH03123276A
JPH03123276A JP1260294A JP26029489A JPH03123276A JP H03123276 A JPH03123276 A JP H03123276A JP 1260294 A JP1260294 A JP 1260294A JP 26029489 A JP26029489 A JP 26029489A JP H03123276 A JPH03123276 A JP H03123276A
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JP
Japan
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autocorrelation
signal
calculation
output
video signal
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JP1260294A
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English (en)
Inventor
Noriko Matsui
松井 典子
Hiroyuki Iga
伊賀 弘幸
Akira Ishii
晃 石井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明はビデオ信号からゴースト信号を除去するため
のゴースト除去装置に関する。
(従来の技術) テレビジョン受像機においては、通常、受信ビデオ信号
からゴースト信号を除去するためのゴースト除去装置が
設けられている。また、このゴースト除去装置としては
、タップ利得を調整可能なトランスバーサルフィルタ(
以下、TFと記す)を利用してゴースト信号を除去する
装置が用いられることが多い。
第8図はTFを用いた従来のゴースト除去装置の動作シ
ーケンスを示すフローチャートである。
れると(ステップAl)  TFのタップ利得をOにす
る等の初期状態設定がなされる(ステップA2)。この
後、ステップ八3〜A8で示される等化ループが実行さ
れる。
この等化ループでは、まず、ゴースト除去装置に人力さ
れるビデオ信号及びこの装置から出力されるビデオ信号
からこれらに含まれる基準信号を取り込むための波形取
込みが行われる。ここで、入力信号の取込み波形を+X
、 l 、出力信号の取込み波形を(Y、)と記す。な
お、上記基準信号としては、例えば垂直同期信号の立下
がり部や予め放送局でビデオ信号に挿入されたゴースト
キャンセルレファランス信号(以下、OCR信号と記す
)といったステップ状の信号が用いられる。以下の説明
では、基準信号としてOCR信号が用いられるものとす
る。
GCR信号の波形取込みが終了すると、下式(1)、(
2)で示される差分演算に従って差分波形(x、)、 
 (y、)が求められる(ステップA4)。
x h  −X k+l  −X * ・・・ (1) yk −ykヤ、 −Y、            ・
・・ (2)次に、出力取込み波形(Y、)とOCR信
号用基準波形(r、)から下式(3)に従って誤差波形
(e、)が求められる(ステップA5)。
ek−yk−rh          +++ (3)
次に、入力差分波形ix、)のピーク位置Pが検出され
る(ステップA6)。
次に、入力差分波形(xl)のピーク位置Pの前方Aサ
ンプル及び後方Aサンプルの計(2A+1)サンプル区
間にわたって、下式(4)で示される相互相関演算によ
り、入力差分波形(xk)と誤差波形(e、)との相互
相関値d。
が求められる(ステップA7)。
最後に、この相互相関値d、を用いて下式(5)で示さ
れる演算により、タップ利得Ctが修正される。
CI + @ e *  −CI + a l d  
+α d+       ・”(5)ここで、添字のn
ewは修正後、oldは修正前を示す。また、αは所定
の修正パラメータを示す。
この修正されたタップ利得CIはTFに転送され、ゴー
スト信号の除去に供される。これにより、新たなタップ
利得C3に基づいてゴースト除去がなされる。
上記構成においては、ステップA3〜A8の等化ループ
を繰返し実行することにより、本来ならタップ利得があ
る値に収束し、ゴースト信号が除去されるはずである。
しかし、複雑で多数、多量のゴースト信号があったりす
ると、タップ利得が収束せず、ゴースト除去出力、つま
り、出力ビデオ信号が発振することがある。出力ビデオ
信号が発振すると、画面に縦縞が現れ、ゴースト除去前
の画面より改悪された画面が得られる。したがって、ゴ
ースト除去装置としては、常に出力ビデオ信号が発振し
たか否かを判定し、出力ビデオ信号が発振したら、例え
ば、ゴースト除去動作を解除するといった機能を持つ装
置が望まれる。
しかし、従来は出力ビデオ信号の発振判定機能を持った
ゴースト除去装置がなかった。
そこで、出力ビデオ信号の発振を判定する方法が望まれ
る。この方法としては、例えば、ゴースト除去装置の出
力ビデオ信号の自己相関を求める方法が考えられる。す
なわち、発振波形は正弦波となるので、自己相関演算出
力が正弦波となるか否かを判定することにより、出力ビ
デオ信号が発振したか否かを判定することができる。
しかし、自己相関演算出力が正弦波となるか否かを判定
する構成では、演算量が多くなるという問題がある。こ
れにより、判定をソフトウェアで行うと、演算時間が長
くなり、ゴースト除去時間の長時間化やゴースト信号に
対する追従性が低下といった不都合が生じる。一方、ハ
ードウェアで行う場合は、このような問題は生じないが
、今度はハードウェア量が膨大になるという問題が生じ
る。
(発明が解決しようとする課題) 以上述べたように従来のゴースト除去装置においては、
出力ビデオ信号の発振判定機能を有しないため、発振が
生じると、画面がゴースト除去前より改悪された画面と
なるという問題があった。
この問題が解決するために、ゴースト除去装置の出力波
形の自己相関を求め、この演算結果が正弦波になるか否
かをもって出力ビデオ信号が発振しているか否かを判定
することが考えられる。
しかし、この方法の場合、ソフトウェアで判定すると、
演算時間が長くなるという問題が生じ、ハードウェアで
判定すると、ハードウェア量が膨大になるという問題が
生じる。
そこで、この発明は、自己相関を求める構成でありなが
ら、ソフトウェアで判定する場合には、演算時間が長く
なることがなく、また、ノ1−ドウエアで判定する場合
には、/X−ドウエア量が膨大になることがないゴース
ト除去装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためにこの発明は、ゴースト除去手
段の出力側の信号の同一サンプル点の自己相関を所定の
演算範囲にわたって求める手段と、ゴースト除去手段の
出力側の信号の異なるサンプル点の自己相関を所定の演
算範囲にわたってかつサンプル点間の演算距離を所定の
範囲にわたってシフトさせながら求める手段と、後者の
自己相関演算出力の中に前者の自己相関値の近傍にある
自己相関値が含まれるか否かを判定する手段とを設ける
ようにしたものである。
(作 用) 上記構成においては、出力ビデオが発振していない場合
、後者の自己相関値は演算距離が0の点から離れるに従
って次第に低下するように分布する。一方、出力ビデオ
信号が発振している場合は、所定の周波数を持つ正弦波
に沿って分布する。
したがって、後者の自己相関演算出力の中に、前者の自
己相関値の近傍の値を示す自己相関値が含まれるか否か
を判定することにより、間接的に後者の自己相関演算出
力が正弦波か否かを判定することができる。これにより
、出力ビデオ信号が発振しているか否かも判定すること
ができる。また、このような構成によれば、前者の自己
相関値の近傍の値を示す自己相関値を少なくとも1回検
出すればよいので、自己相関演算出力の波形を直接観察
して、これが正弦波か否かを判定する場合と異なり、非
常に狭いシフト範囲で判定を行うことができる。これに
より、演算量を少なくすることができる。
(実施例) 以下、図面を参照しながらこの発明の一実施例を説明す
る。
第1図はこの発明の一実施例の構成を示す回路図である
図において、入力端子11から入力される受信ビデオ信
号はアナログ/デジタル変換回路(以下、A/D変換回
路と記す)12によりデジタル信号化された後、減算回
路13及び入力波形メモリ14に供給される。
減算回路13では、デジタルビデオ信号からTF15か
ら出力されるゴースト打消し信号を減する処理がなされ
る。この減算出力はゴースト信号の除去された出力ビデ
オ信号として出力端子16に供給されるとともに、TF
15及び出力波形メモリ17に供給される TF15に人力されたゴースト除去出力はタップ付き遅
延線151により所定の周期Tづつ遅延される。各遅延
出力は対応する係数回路152でタップ利得C0〜C1
を掛けられる。各掛算出力は加算回路153で加算され
た後、ゴースト打消し信号として加算回路13に供給さ
れる。
タップ利得C1〜C1はTF15のタップ利得メモリ1
54に格納されている。このタップ利得C,−C,は、
入力波形メモリ14に取り込まれた入力取込み波形+x
i)と出力波形メモリ17に取り込まれた出力取込み波
形(Yk)に基づいて、マイクロプロセッサ18、RO
M19、RAM20によって構成されるマイクロコンピ
ュータによって所定の周期で逐次修正される。具体的に
は、相関演算回路22において、入力差分波形(X、)
と誤差波形(ek)との相関演算によって求められた相
関演算結果に基づいて修正される。ここで、ROM19
はマイクロプロセッサ18の制御プログラム等を格納す
る記憶素子であり、RAM20は作業用メモリとして使
用される記憶素子である。
なお、21は、A/D変換回路12やタップ付き遅延線
151を駆動するための周期TのクロックCKや波形メ
モリ14.17の波形取込みパルス等の各種タイミング
信号を発生するタイミング信号発生回路である。また、
22は相関演算回路であり、23はマイクロプロセッサ
18の制御の基に、相関演算回路22の相関演算動作を
制御する制御回路である。
上記構成において動作を説明する。
第2図はROM19に格納された制御プログラムに従っ
てマイクロプロセッサ18により実行される第1図の動
作シーケンスを示すフローチャートである。
この第2図において、先の第8図と異なる点は、ステッ
プA3とA4との間にタップ利得の発振を判定するため
の発振判定ステップBが挿入されている点あり、その他
の部分は同一なので、同一部には同一符号を付して詳細
な説明を省略する。
上記発振判定ステップBの詳細は第3図に示される。以
下、この第3図を参照しながら、タップ利得の発振判定
処理を詳細に説明する。
まず、マイクロプロセッサ18は、ステップB1で、下
式(5)で定義される自己相関演算を実行する。この演
算は、ゴースト除去の際に用いるものと同じ相関演算回
路22を、マイクロプロセッサ18が制御回路23を介
して駆動することによりなされる。
D (0) −Σ )’iX yt         
 ・・・ (5)k−p−^ この演算により、出力差分波形(y、)の同一サンプル
点にの自己相関値D (0) 、つまり、出力差分波形
(y、)の電力が求められる。この演算結果はマイクロ
プロセッサ18によりRAM20に格納される。
ここで、式(5)の演算範囲は出力差分波形(yk)の
ピーク位置Pの前方Aサンプルから後方Aサンプルまで
の(P−A)〜(P+A)とされている。これを第4図
に示す。図中、(a)は出力取込み波形(Yklを示し
、(b)は出力差分波形(yk)を示す。
なお、ここで、用いられる出力差分波形(yl)は前回
のタップ利得修正サイクルにおいて、第2図のステップ
A3で求められたものである。この出力差分波形fyx
  (i))はRAM20に格納されている。
次に、マイクロプロセッサ18は、ステップB2で、内
部レジスタにnmL−を格納する。ここで、Lは2A+
1に設定されている。これは上記演算範囲の幅である。
なお、nは次に説明する自己相関関数のサンプル点どう
しの距離、つまり、演算距離を示すものである。
次に、マイクロプロセッサ18は、ステップB3で、下
式(6)で定義される自己相関演算を実行する。この演
算もマイクロプロセッサ1−8が制御回路23を介して
相関演算回路22を駆動することによりなされる。
この演算により、出力差分波形(yk)の異なるサンプ
ル点に、(k+n)の自己相関値D (n)が求められ
る。この演算結果はRAM20に格納される。この場合
の(y、)の演算範囲はステップB1と同じ(P−A)
〜(P+A)とされ、(y、n)の演算範囲はこれにn
をプラスした(P−A+n)〜(P+A十口)となる。
ローLについての式(6)の自己相関演算が済むと、マ
イクロプロセッサ18はステップB4において、内部レ
ジスタに格納されている演算距離nの値を1だけインク
リメントする。
次に、マイクロプロセッサ18はステップB5で、演算
圧#inが2L−1(−4A+1)か否かを判定し、2
L−1でなければ、ステップB3に戻り、2L−1であ
ればステップB6に移る。今の場合、n−L+1である
から、ステップB3に戻る。したがって、今度は演算距
離nをL+1として式(6)の自己相関演算がなされる
以上のステップ83〜B5を繰り返すことにより、演算
距離nがLから2L−1までシフトされ、各演算距離n
ごとに式(6)の自己相関演算がなされる。
n=2L−1までの自己相関演算が終了すると、マイク
ロプロセッサ18はステップB6の処理を実行する。こ
のステップB6では、マイクロプロセッサ18は、まず
、RAM20からステップB1で求めた自己相関値D(
0)を読み出し、これを1/2倍して内部レジスタに格
納する。次に、ステップB3で求めたn−2L−1にお
ける自己相関値D (n)をRAM20から読み出す。
最後に、下式(7)に従って2つの自己相関値D (0
) 、 D (n)の大小比較を行う。
D (n) >D (0) /2      ・= (
7)式(7)が満たされない場合、マイクロプロセッサ
18はステップB7で内部レジスタに格納されている演
算距離nを1だけディクリメントする。
次に、マイクロプロセッサ18はステップB8でn=0
か否かを判定し、0ならば、第2図のステップA4に移
り、0でなければ先のステップB6に戻る。今の場合、
n =2 L  2であるから、ステップB6に戻るこ
とになる。したがって、今度は、ロー2L−2における
自己相関値D (n)について自己相関値D(0)との
大小比較がなされる。以下、同様に、演算距離nを1づ
つディクリメントしながらD (n)とD(0)の大小
比較がなされる。
この大小比較の過程において、式(7)が満足されると
、マイクロプロセッサ18は出力ビデオ信号が発振して
いると判定し、ステップB9でゴースト除去動作を解除
し、ゴースト除去前の画面を出力する。これにより、ゴ
ースト除去前より改悪された画面が表示されることが防
止される。
ここで、式(7)が満たされた場合、出力が発振してい
ると判定することができる理由を、第5図と第6図を参
照しながら説明する。
第5図及び第6図は自己相関値D (n)を示すもので
あり、このうち、第5図は出力ビデオ信号が発振してい
ない場合の自己相関laD (n)を示し、第6図は出
力ビデオ信号が発振している場合の自己相関値D (n
)を示す。これらの図において、横軸はサンプル点どう
しの距離(演算距M)nを表し、縦軸は自己相関値D 
(n)を表す。
出力ビデオ信号が発振していない場合、出力差分波形(
y、)は本来の信号成分と雑音信号から成る。ここで、
本来の信号成分及び雑音信号はいずれも時間軸方向の相
関性が低い。したがって、この場合、各演算距離nにお
け自己相関値D (n)は演算距1iitnが0から離
れるに従って次第に小さくなるように分布する。
これに対し、出力ビデオ信号が発振している場合は、出
力差分波形(yk)の本来の信号成分に正弦波信号が乗
る。これにより、出力差分波形ykは時間軸方向に相関
性をもつことになる。したがって、この場合は、各演算
距離nにおける自己相関値D (n)が第6図に示すよ
うに所定の周波数をもつ正弦波に沿って分布することに
なる。
これは、出力ビデオ信号が発振している場合、自己相関
値D (n)の分布波形上に、自己相関値D(0)の近
傍の値をもつ自己相関値D (n)が繰返し現れること
を意味する。したがって、式(7)で示される大小比較
を行うことにより、出力ビデオ信号が発振しているか否
かを判定することができるわけである。
なお、出力ビデオ信号が発振している場合、自己相関値
D (n)の分布波形が正弦波になることから、分布波
形が正弦波になるか否かを判定することによっても、出
力ビデオ信号が発振しているか否かを判定することがで
きる。
しかし、このように分布波形が正弦波か否かを直接判定
する構成では、判定に時間がかかったり、新たな装置が
必要となる。
これに対し、この実施例のように、2つの自己相関値D
 (0) 、 D (n)を大小比較することにより、
分布波形が正弦波か否かを間接的に判定する構成によれ
ば、少なくとも1回自己相関値D(0)の近傍の値を示
す自己相関値D (n)を検出することができればよい
ので、一定範囲にっき自己相関を求めればよい。これに
より、演算時間を短くすることができる。
なお、この場合、自己相関を求める範囲は少なくとも自
己相関値D(0)を求めるときの演算範囲(−A−A)
からずらす必要がある。これは、この範囲(−A−A)
では、出力ビデオ信号が発振していない場合でも自己相
関値D (n)の分布波形の中に電力値D(0)が現れ
、タップ利得が発振している場合と区別することができ
ないからである。
(−A−A)からずらした範囲としては、例えば(A〜
3A)が考えられる。自己相関を求める範囲をこの範囲
(A〜3A)に選ぶと、この範囲(A〜3A)では、出
力ビデオ信号が発振していない場合、自己相関値D (
n)の分布波形は、第5図に示すように、雑音信号によ
って小さく変動するのみである。一方、出力ビデオ信号
が発振している場合は、分布波形は正弦波となる。した
がって、この範囲(A〜3A)に自己相関を求める範囲
を選ぶと、出力ビデオ信号が発振している場合と発振し
ていない場合とを確実に区別することができる。
また、自己相関を求める範囲を(A〜3A)に設定する
ことにより、正弦波の1周期が(2A+1)サンプル点
の幅以内ならば、この範囲(A〜3A)では、1周期分
の正弦波が得られる。したがって、この範囲(A〜3A
)では、自己相関値式D(0)の近傍の値を示す自己相
関値D (n)が現れ、式(7)の大小比較による発振
の判定も可能となる。
以上のことを考慮してこの実施例では、上記の如く、自
己相関を求める範囲を例えばL〜(2L−1)  つま
り、(2A+ 1)〜(4A+1)に設定している。
以上述べたようにこの実施例は、2f!I!類の自己相
関値D (n) 、 D (0)を求め、これらの大小
比較により自己相関値D (n)の分布波形が正弦波か
否か間接的に判定することにより、出力ビデオ信号が発
振しているか否かを判定するようにしたものである。
したがって、この実施例によれば、分布波形が正弦波か
否かを直接判定する場合と異なり、自己相関を求める範
囲を非常に狭くすることができる。
これにより、判定のための演算量を少なくすることがで
きるので、この実施例のように、判定をソフトウェアで
行う場合であっても、演算時間を短くすることができる
。また、判定をハードウェアで行う場合であっても、ハ
ードウェアの量が膨大になることを防止することができ
る。
第7図はこの発明の第2の実施例を説明するための波形
図である。
先の実施例では、自己相関値D (0) 、 D (n
)を大小比較する際、その極性については、演算によっ
て得られた極性をそのまま用いる場合を説明した。これ
に対し、この実施例では、自己相関値D (0) 、 
D (n)の絶対値をとって大小比較するようにしたも
のである。
このような構成によれば、正弦波の1/2周期が(2A
+ 1)サンプル点分の幅以内ならば、第7図に示すよ
うに、発振による相関が得られる。
したがって、この実施例によれば、先の実施例で検出可
能な正弦波の1/2の周期をもつ正弦波まで検出するこ
とができる。
以上この発明の実施例をいくつか説明したが、この発明
はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、先の実施例では、自己相関値D (n)の分布
波形の中に自己相関値D(0)の近傍の値を示す自己相
関値D (n)が含まれるか否かを判定するのに、自己
相関値D(0)を1/2倍したものと自己相関値D (
n)との大小比較を行う場合を説明したが、これ以外の
構成をとってもよいことは勿論である。
また、先の実施例では、出力差分波形(yk)の自己相
関を求める場合を説明したが、装置の出力側の信号であ
れば、これ以外にも例えばゴースト除去出力そのものの
自己相関を求めるようにしてもよい。
また、先の実施例では、発振判定ステップBを第8図の
ステップA3とA4との間に挿入する場合を説明したが
、波形等化ループ内に挿入するのであれば、どこに挿入
してもよい。
この他にも、この発明はその要旨を逸脱しない範囲で種
々様々変形実施可能なことは勿論である。
[発明の効果コ 以上述べたようにこの発明によれば、装置の出力側の信
号の自己相関を求めることにより、出力ビデオ信号の発
振を判定する構成でありながら、タップ利得修正時に用
いる相関演算手段をそのまま利用し、演算量を少なくす
ることができるので、ソフトウェアで判定する場合であ
っても演算時間はほとんどゴースト除去動作に影響を与
えず、ハードウェアで判定する場合であっても、ハード
ウェア量が変えずに実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の構成を示す回路図、第2
図及び第3図は第1図の動作シーケンスを示すフローチ
ャート、第4図乃至第6図・は第1図の動作を示す波形
図、第7図はこの発明の他の実施例を説明するための波
形図、第8図は従来装置の動作シーケンスを示すフロー
チャートである。 11・・・入力端子、12・・・A/D変換回路、13
・・・減算回路、14・・・入力波形メモリ、15・・
・TF、16・・・出力端子、17・・・出力波形メモ
リ、18・・・マイクロプロセッサ、1つ・・・ROM
。 20・・・RAM、21・・・タイミング信号発生回路
、22・・・相関回路、23・・・制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 タップ利得を調整可能なトランスバーサルフィルタを用
    いてビデオ信号からゴースト信号を除去するゴースト除
    去手段と、 このゴースト除去手段の出力側の信号に基づいて上記タ
    ップ利得を修正するタップ利得修正手段と、 上記ゴースト除去手段の出力側の信号の同一サンプル点
    の自己相関を所定の演算範囲にわたって求める第1の自
    己相関演算手段と、 上記ゴースト除去手段の出力側の信号の異なるサンプル
    点の自己相関を所定の演算範囲にわたってかつサンプル
    点間の演算距離を所定の範囲にわたってシフトさせなが
    ら求める第2の自己相関演算手段と、 上記第2の自己相関演算手段の演算出力の中に、上記第
    1の自己相関演算手段によって求められた自己相関値の
    近傍にある自己相関値が含まれるか否かをもって上記ゴ
    ースト除去手段の出力信号が発振しているか否かを判定
    する発振判定手段とを具備したことを特徴とするゴース
    ト除去装置。
JP1260294A 1989-10-06 1989-10-06 ゴースト除去装置 Pending JPH03123276A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5335020A (en) * 1993-03-03 1994-08-02 Rca Thomson Licensing Corporation IIR ghost cancelling system with reduction of filter instability

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5335020A (en) * 1993-03-03 1994-08-02 Rca Thomson Licensing Corporation IIR ghost cancelling system with reduction of filter instability

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