JPH0312322Y2 - - Google Patents

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JPH0312322Y2
JPH0312322Y2 JP11965387U JP11965387U JPH0312322Y2 JP H0312322 Y2 JPH0312322 Y2 JP H0312322Y2 JP 11965387 U JP11965387 U JP 11965387U JP 11965387 U JP11965387 U JP 11965387U JP H0312322 Y2 JPH0312322 Y2 JP H0312322Y2
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JP
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air lift
air
tube
pipe
continuous filtration
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は移動層式連続過装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の移動層式連続過装置は砂、アンスラサ
イト等の細かい粒状材を過筒内に充填し、
過中に材層の下層部の一部を順次吸引し移送す
る。
移送中および過筒上部の材洗浄槽にて粒状
材は洗浄、再生処理され、再度材層の上層部
へ戻る。
以上のように循環使用する移動層式連続過装
置において、粒状材を移送させる方法として従
来よりエアーリフト式が多く用いられてきた。
エアーリフト式の利点は空気の上昇力を利用し
た移送機構のため使用動力が少なくかつ装置その
ものも簡単である。
しかし、エアーリフト式はエアーリフト管下部
より空気を供給し、エアーリフトの効果を生じさ
せる構造であるため、空気の供給が何らかの原因
で停止した場合、エアーリフト管内に残存した
材は、エアーリフト管の下部に沈積して、管内を
塞いでしまい再スタートの際エアーリフトができ
なくなる。
このため従来は過筒の底部に材抜き弁等を
設けてエアーリフト管内に詰つた材を全て系外
に排出してから空気供給を行なつているが、材
抜き作業の煩雑さはもとより、材抜き弁に材
がかんで、しまりにくくなつたり、材が管内に
詰まり過ぎて系外に排出しにくいなどの欠点があ
つた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は従来技術の欠点を解消し、特に空気供
給の停止により発生するエアーリフト管内の材
の閉塞によるトラブルを防止できる移動層式連続
過装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る移動層式連続過装置は、粒状
材から成る材層を有する過筒と、材筒上部
に設けられた材洗浄槽と、過筒底部から材
と水分とを空気により吸引して材洗浄槽へ移送
するエアーリフト管と被処理水導入部と、過水
取出し部から成る移動層式連続過装置におい
て、前記エアーリフト管を内側として、その外側
に鞘状の外管を設け、エアーリフト管の管壁の少
なくとも上下方向に複数個の小穴を設け、前記外
管に供給したエアーリフト用空気を前記小穴を介
してエアーリフト管内に導入したことを特徴とす
る。
〔作用〕
エアーリフト管への空気供給口が従来の下部1
箇所から下部も含めて上部までの複数箇所とな
り、エアーリフト管内に詰つた材の受ける空気
押上力は下部のみでなく上部にも作用する。
従つてエアーリフト管内部に詰つた材は上部
より順次上昇して移送されエアーリフト管内部の
材の閉塞が防止できる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の一実施例の説明を
する。
第1図は本考案の一実施例の説明図である。図
において、傾斜板を多段状に配設して通水性のあ
る筒体としたものを鉛直方向に内、外部に設け、
該筒体間は材層2とし、内部筒体11の内部を
給水部3、外部筒体12の外側を集水部4とし
て、さらに過塔1の底部から上記内部筒体11
を貫通して上方へ達する材の移送用エアーリフ
ト管7とから主に構成されている。
上記の構成において、まず被処理水は供給管5
を通つて給水部3に供給され、内部筒体11より
材層2内をほゞ水平流に近い状態で通過するこ
とにより被処理水中の濁質が材に捕捉される。
清澄となつた処理水は外部筒体12を通つて集
水部4に集水され、排出管6より過塔1の外部
へ排出される。
一方材層2を構成する材は重力により過
塔1下部へ向つて移動し、過塔1下部にて空気
供給管8よりの空気圧力により吸引された濁質を
含む材は周囲の水分と共にエアーリフト管7の
内部を上昇する。エアーリフト管7内で濁質を含
んだ材は水分と空気により混合、撹拌されるこ
とにより濁質が材から剥離される。
材洗浄槽9で濁質と材は比重差により分離
され、清浄となつた材は再び材層2上部へ戻
される。濁質は洗浄廃水とともに洗浄廃水排出管
10から排出される。
このように過および材の洗浄が連続的に行
なわれ、運転されるが、空気供給の停止などによ
りエアーリフトを停止することがある。
この場合エアーリフト管7内に残存した材は
エアーリフト管7の下部に沈積して管内を塞いで
しまう。この状態で再び空気を供給すると、管内
に詰まつている材の抵抗により供給した空気は
エアーリフト管7の最下部より溢れて材層2内
に侵入してしまい、エアーリフトが不可能とな
る。
そこで、エアーリフト管7を二重管の構造に
し、内側を従来のエアーリフト管7と同じ機能と
し、外側全体を密閉構造の空気供給管として使用
し、内側と外側の間の壁(つまりエアーリフト管
7の管壁)に空気供給用の小穴14を管の垂直方
向に複数個穿ける。小穴14の位置はエアーリフ
ト管7の垂直方向の中央部より下部範囲、小穴1
4の直径は均一とする。
以上のような構造とした装置により運転する
と、エアーリフト管7の下部に材が沈積してエ
アーリフト管7内を塞いでしまつた状態で空気を
供給した場合、材が塞いでいる下部の小穴14
の圧力損失が大きいため、空気は塞いでいる材
の上部の小穴14よりエアーリフト管7内に空気
が供給される。
よつて塞いでいる上部の材より順次エアーリ
フト効果により上昇を始めるとともに下部の小穴
14の圧力損失は次第に小さくなる。すると下部
の小穴14からも空気が供給されてエアーリフト
管7内を閉塞していた材すべてが洗浄槽9へ移
送できる。
次に変形例について説明する。
(i) 実施例では被処理水が過層を通過するとき
の水流の状態が水平流(横向流)の過装置と
なつているが、第2図に示すように被処理水供
給管5が過筒1の下部にあり、被処理水は
材層2内を上向流17の状態で通過する移動層
式連続過装置においても本考案が適用でき
る。
(ii) 実施例ではエアーリフト管の管壁の小穴の直
径は均一であると説明したが、均一とせず上部
を小径、下部を大径とすれば、定常運転時のエ
アーリフト効果がより期待できる。
(iii) 実施例ではエアーリフト管7外側の外管はか
なり上部まで設けられているが、第3図に示す
ように小穴14の設置範囲15内のみ外管を設
けてもエアーリフト効果は同じである。
(iv) 実施例では空気供給管8はエアーリフト管7
下部の一箇所のみから供給しているが、第4図
に示すようにエアーリフト管7下部の外管部供
給管8aと、エアーリフト管7下端の材吸込
口の吹出管8bとに分岐させて二箇所空気供給
管を設けることにより次の効果がある。
スタート時は外管部供給管8aを使用し、定
常運転時は吹出管8bを使用することにより
材の移送能率が上がる。
〔考案の効果〕
本考案によればエアーリフト管の管壁に複数個
の空気供給用の小穴を上下方向に設けたことによ
り、エアーリフト管内の材の閉塞が解消でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の説明図、第2図は変
形例の上向流型移動層式連続過装置の概要図、
第3図は変形例の二重管説明図、第4図は変形例
のエアーリフト管小穴の説明図である。 1……過筒、2……材層、5……被処理水
供給管、6……処理水排水管、7……エアーリフ
ト管、8……空気供給管、9……洗浄槽、11…
…内部筒体、12……外部筒体、14……小穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粒状材から成る材層を有する過筒と、
    過筒上部に設けられた材洗浄槽と、過筒底部
    から材と水分とを空気により吸引して材洗浄
    槽へ移送するエアーリフト管と、被処理水導入部
    と過水取出し部から成る移動層式連続過装置
    において、前記エアーリフト管を内側として、そ
    の外側に鞘状の外管を設け、エアーリフト管の管
    壁の少なくとも上下方向に複数個の小穴を設け、
    前記外管に供給したエアーリフト用空気を前記小
    穴を介してエアーリフト管内に導入するようにし
    たことを特徴とする移動層式連続過装置。
JP11965387U 1987-08-04 1987-08-04 Expired JPH0312322Y2 (ja)

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JP11965387U JPH0312322Y2 (ja) 1987-08-04 1987-08-04

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JP11965387U JPH0312322Y2 (ja) 1987-08-04 1987-08-04

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Publication Number Publication Date
JPS6425306U JPS6425306U (ja) 1989-02-13
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