JPH03122223A - 方向性電磁鋼板の脱炭連続焼鈍炉 - Google Patents

方向性電磁鋼板の脱炭連続焼鈍炉

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JPH03122223A
JPH03122223A JP26061389A JP26061389A JPH03122223A JP H03122223 A JPH03122223 A JP H03122223A JP 26061389 A JP26061389 A JP 26061389A JP 26061389 A JP26061389 A JP 26061389A JP H03122223 A JPH03122223 A JP H03122223A
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JP
Japan
Prior art keywords
zone
steel sheet
oriented electrical
nitriding
electrical steel
Prior art date
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Pending
Application number
JP26061389A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Zaizen
洋一 財前
Youichi Mishima
美嶋 洋一
Masahiro Yamamoto
政広 山本
Masayoshi Mizuguchi
水口 政義
Morifumi Yonemaru
守文 米丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
  • Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
  • Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、方向性電磁鋼板を脱炭するとともに窒化しイ
ンヒビターを形成する脱炭連続焼鈍炉に関する。
(従来の技術) 通常、方向性電磁鋼板は、Slを2〜4%含有する珪素
鋼スラブを熱間圧延し、熱延板焼鈍し、1回または中間
焼鈍をはさんで2回以上の冷間圧延により、最終板厚の
冷延板とし、次いで脱炭焼鈍し炭素を除くとともに鋼板
表面にSiO□を含む酸化層を形成し、MgOを主成分
とする焼鈍分離剤を塗布して仕上焼鈍を行いゴス方位を
もった2次再結晶粒を発現させ、またS、N等の不純物
を除去するとともにグラス被膜を生成させて製造される
。さらに必要に応じて平坦化焼鈍および絶縁コーティン
グ処理が施される。
ところで、方向性電磁鋼板の製造過程においては、鋼の
結晶組織をコントロールするために、Cが例えば0.0
2〜1.0%含有されているが、しかし製品に存在する
Cは磁気特性を劣化させるので、最終板厚に冷延後の脱
炭焼鈍で除かれる。
脱炭焼鈍ではCを除去すること、グラス被膜を形成する
ための酸化層を鋼板表面に生じさせることを主な目的と
してなされる。従来の方向性電磁鋼板の脱炭焼鈍炉につ
いては、例えば特開昭54−180514号公報のよう
に炉内を前半と後半に分は雰囲気の露点を変えるものが
ある。これでは良質の酸化層となり、その後の仕上焼鈍
で優れたグラス被膜が形成され、また2次再結晶の発現
がよくなり磁気特性も優れる作用効果がある。
また特開昭81−48529号公報には脱炭焼鈍炉の加
熱帯と脱炭帯の境に仕切壁を設け、加熱帯では中性ガス
例えばN2雰囲気として加熱し、脱炭帯で湿潤ガス雰囲
気にてCを除く脱炭焼鈍炉が開示されている。これは中
性ガス雰囲気で加熱することで鋼中Sの減少を防ぎ、磁
気特性を改善するもので、それなりの作用効果が奏され
ている。
(発明が解決しようとする課題) 脱炭焼鈍は鋼板が板状で通板されることから、従来の2
次再結晶発現のためのインヒビター形成は、スラブ高温
加熱によるインヒビター形成元素の固溶と、最終冷延前
の析出焼鈍にてなされていたのに代えて、本発明は、該
脱炭焼鈍で鋼板を脱炭するとともに窒化してインヒビタ
ーを形成せしめるものであり、そして、製造される方向
性電磁鋼板は板厚が様々で、また磁気特性グレードも色
々であるが、本発明は、どのような鋼板に対しても2次
再結晶を十分に発現させるインヒビターを形成でき磁気
特性のよい優れた方向性電磁鋼板が得られる脱炭焼鈍炉
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の要旨は加熱帯、脱炭帯を設けた方向性電磁鋼板
の脱炭焼鈍炉において、脱炭帯の後に、緩冷装置と急冷
装置を設け切替自在とした1次冷却帯、窒化能ガス噴射
装置を鋼板幅方向に設けた窒化帯、および2次冷却帯と
を開閉自在雰囲気仕切りを介して設けたことを特徴とす
る方向性電磁鋼板の脱炭連続焼鈍炉にある。
以下、本発明を、一実施例に基き図面を参照して詳細に
説明する。
図面において、1は方向性電磁鋼板の製造過程に設ける
脱炭焼鈍炉であり、最終板厚に圧延された方向性電磁鋼
板が仕上焼鈍に先立って脱炭される。2は脱炭焼鈍炉1
内に設けられた加熱帯、3は脱炭帯である。該脱炭帯3
には露点を調整された湿潤雰囲気ガス供給管装置4が設
けられ、そこから供給される湿潤雰囲気ガスと鋼板表面
に拡散してくるCが反応し脱炭する。この脱炭帯3には
図示しないが加熱装置が設けられ、鋼板は所定温度例え
ば750〜900℃に加熱される。
5は1次冷却帯で、該冷却帯5には鋼板を緩い速度で冷
やす緩冷装置6と、速い速度で冷やす急冷装置7が設け
られていて、これらは制御器8で切り替えて作動する。
暖冷の場合と、急冷の場合とも該1次冷却帯5の出側で
は、次の窒化帯でインヒビターの形成が容易化されるよ
うに、窒化温度例えば700〜800℃に冷却する。用
いられる冷媒としてはN2.N2.Arなどであり、ド
ライな冷媒を用いると弱いながら還元もされる。
9は窒化帯で、方向性電磁鋼板Sに窒化能ガス例えばN
H,、No等を吹付けて、窒化しインヒビターを形成さ
せるもので、第2図に示すように、該窒化帯9には窒化
能ガス噴射装置IOが鋼板幅方向に鋼板を挟んで設けら
れている。前記噴射装置10は窒化能ガスを単味で、あ
るいはドライなN2やN2と混えて鋼板Sに指向して吹
付ける。11は2次冷却帯である。
前記脱炭帯3の後に順次設けられる1次冷却帯5、窒化
帯9および2次冷却帯11は、第3図に示すように、そ
れぞれ開閉自在な雰囲気仕切り12にて区分されて設け
られ、6帯の雰囲気が混じり合わないようにされる。す
なわち開閉自在雰囲気仕切り12は、回転開閉される回
転壁13が、小間隔をおいて鋼板Sの通板ライン上に設
けられ、通板ライン下の搬送ロール14を備えた仕切り
15とで、隣接帯の雰囲気が混合するのを防ぐ構造とさ
れている。該開閉自在雰囲気仕切り12の構造はこの実
施例に限る必要はなく、隣接帯の雰囲気が混じり合うの
を防ぐ開閉仕切りであればよい。16は開閉自在雰囲気
仕切りの雰囲気圧を調節する排気装置である。
次に、作用について述べる。
本発明において、最終板厚に圧延された方向性電磁鋼板
Sは、脱炭焼鈍炉を通板されるが、この鋼板Sには、加
窒された窒素と結合してインヒビター(、l−5l)N
、l! Nなどを形成するように、フリーなAfiを0
.01〜0,06%含んでいるものが望ましい。
ところで、MM板Sは750〜900℃に加熱され、脱
炭帯3にて湿潤雰囲気ガスとの反応により鋼中のCが除
かれ、1次冷却帯5で窒化に適した温度に冷却され、窒
化帯9にて窒化能ガス例えばNH,を単味で、あるいは
N2やN2と共に鋼板Sに吹付けて窒化するが、製造さ
れる方向性電磁鋼板Sは、製品板厚(最終板厚)が例え
ば0.18〜OJOmmと種々であり、また製品目標磁
気グレードも色々である。厚手の鋼板Sが通板される場
合は、脱炭焼鈍での加均熱時間を長めにし、冷却は短時
間としたほうが好ましいので、1次冷却帯5は、窒化帯
9に近い側だけでの急冷とし、窒化に適する温度に冷し
、窒化帯9にて窒化する。一方、薄手の鋼板Sが通板さ
れる場合は、脱炭後、最初は暖冷しその後急冷する1次
冷却が好ましく、1次冷却帯5では前段を緩冷装置6、
後を急冷装置7と切替えて使用することで、窒化帯9に
は窒化に適する温度とされて鋼板Sが送られる。
窒化帯9では、窒化に適温度の鋼板Sに窒化能ガス例え
ばNH,が吹付けられ、窒化が短時間に生じて2次再結
晶発現作用の強いインヒビター例えば(An)−Sl)
N、AgNなどが形成される。
また、該窒化帯9では窒化能ガスの吹付は量の調整によ
り、窒化量が制御される。ついで、2次冷却帯11で冷
却される。
脱廖焼鈍後、焼鈍分離剤が方向性電磁鋼板Sに塗布され
仕上焼鈍される。
(発明の効果) 本発明の脱炭焼鈍炉では、最終板厚に圧延された方向性
電磁鋼板を脱炭の後、窒化に適する温度に鋼板に応じて
1次冷却し、窒化するように構成しており、また6帯は
それぞれ雰囲気が独立されるので、窒化により前記イン
ヒビターが形成され、磁気特性の優れた方向性電磁鋼板
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は本発明の脱炭焼
鈍炉を示す説明図、第2図は第1図の■−■線断面で示
した窒化能ガス供給装置の説明図、第3図は開閉自在な
雰囲気仕切りを示す説明図である。 1・・・脱炭焼鈍炉     2・・・加熱帯3・・・
脱炭帯 4・・・湿潤雰囲気ガス供給管装置 5・・・1次冷却帯     6・・・緩冷装置7・・
・急冷装置      8・・・制御器9・・・窒化帯 lO・・・窒化能ガス噴射装置 it・・・2次冷却帯
12・・・開閉自在雰囲気仕切り

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱帯、脱炭帯を設けた方向性電磁鋼板の脱炭焼
    鈍炉において、脱炭帯の後に、緩冷装置と急冷装置を設
    け切替自在とした1次冷却帯、窒化能ガス噴射装置を鋼
    板幅方向に設けた窒化帯、および2次冷却帯とを開閉自
    在雰囲気仕切りを介して設けたことを特徴とする方向性
    電磁鋼板の脱炭連続焼鈍炉。
JP26061389A 1989-10-05 1989-10-05 方向性電磁鋼板の脱炭連続焼鈍炉 Pending JPH03122223A (ja)

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