JPH03119699A - けい光ランプ点灯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、点灯制御状態にかかわらず、始動時にはけい
光ランプが始動可能なレベルの電力を供給するようにし
たけい光ランプ点灯装置に関する。

（従来の技術） 従来、この種点灯装置として、調光点灯制御状態か否か
にかかわらず、始動時にはいわゆる全光スタートさせる
ものが知られている。このものは、電源投入に連動する
タイマを有し、このタイマが所定時間を計時するまでは
けい光ランプが定格点灯する電力を供給することによっ
て、けい光ランプを確実に始動できるものである。そし
て、所定時間の経過後は、調光制御状態であればその調
光状態に移行させるものである。しかし、このようなも
のでは、つぎのような不都合があった。すなわち、電源
を投入したままけい光ランプを交換した場合、前記タイ
マはリセットされていないから、前記全光スタートを行
なえずけい光ランプが始動しないという不都合があった
。このような不都合は、電源を短期間に人切りした場合
にも生じるることがある。

一方、このような問題点の解決を図ろうとして、特公昭
５１−７９６号公報のものも提案されている。このもの
は、実際にけい光ランプが点灯しているか否かを光検出
器を用い、光検出されないときには、タイマとの共同に
より常に所定時間全光スタートさせるようにするもので
ある。また、併せてけい光ランプの点灯中に前記タイマ
をリセットさせるようにしている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記特公昭５１−７９８号公報のものは
、光検出のために高価な部品が必要で装置全体が高価に
なってしまう問題がある。また、外光と区別してけい光
ランプの光だけを検出するための格別の配慮が必要であ
る。さらに、タイマをけい光ランプの点灯中にリセット
するために、複数個のスイッチング素子が必要である。

したがって、これらの点からも一層高価なものになって
しまうものである。

本発明は、このような従来の問題点を解決するためにな
されたもので、格別高価な部品を用いることなく、かつ
、構成も簡単で安価に、確実な始動性を得られるけい光
ランプ点灯装置を提供することを目的とするものである
。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明は、出力端子の一方を入力直流電源の一極側に接
続された電源直結形の高周波発生装置と、この高周波発
生装置の出力にて付勢されるけい光ランプと、このけい
光ランプの非電源側フィラメント間に設けられた始動装
置と、上記高周波発生装置の出力を制御することによっ
て上記けい光ランプを減光点灯状態およびこれより増光
された点灯状態に制御可能な点灯制御装置と、上記電源
の投入時所定時間は上記点灯制御装置を上記増光された
点灯状態になるよう制御し、所定時間の経過後上記減光
点灯状態に制御可能にするタイマと、上記けい光ランプ
の上記入力直流電源に接続された方のフィラメントの非
電源側に接続され電圧印加に応じて信号を出力する微分
回路を有し微分回路の出力に応じて上記タイマをリセッ
トするリセット回路と、を備えたことを構成上の特徴と
するものである。

（作用） 本発明は、点灯制御装置が高周波発生装置の出力を、け
い光ランプが減光点灯するように制御している状態にお
いて、かつ、通電されている状態で前記ランプを交換す
ると、ランプ装着時微分回路にはランプのフィラメント
を介して電圧が印加される。したがって、この微分回路
はパルス状の信号を出力するから、この信号を受けてタ
イマを直ちにリセットできる。このため、けい光ランプ
は、上記減光点灯状態より増光された点灯状態となり得
る電力を供給される。ここで、増光された状態となる電
力とは、けい光ランプが始動し得る電力以上である。し
たがって、けい光ランプは、増加された電力を供給され
、始動する。そして、所定時間後減光点灯状態に移行す
る。このような作用は、ランプを装着したままで、電源
を短期間に人切りした場合も同様である。

点灯制御装置が、高周波発生装置の出力を増光点灯にな
るように制御している場合は、前記所定時間後に減光点
灯状態に移行しないだけで、他は同じである。

また、本発明は、微分回路をけい光ランプの入力直流電
源に接続された方のフィラメントの非電源側に接続した
から、微分回路には直流電圧が印加されるだけであるた
め、この微分回路、さらにはリセット用の素子として、
比較的低圧用の部品を用いることができる。そして、上
述のように、実質的に微分回路を付加するだけであるか
ら、格別な部品を必要とせず、構成も格別複雑化させる
ことがなく、構成簡単で安価に提供し得るものである。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。１
は高周波発生装置であり、本実施例では一石形のトラン
ジスタインバータである。すなわち、直流電源Ｅの出力
端間に設けられたスイッチング用トランジスタ２、この
トランジスタ２に直列的に接続された単巻形の昇圧トラ
ンス３、このトランス３の入力巻線に並列接続された共
振用のコンデンサ４および前記トランジスタ２のベース
回路５を主として構成されている。ベース回路５は、後
述する過飽和形の変流器６の出力巻線６−２、ダイオー
ド７および可変容量回路８等から構成されている。この
高周波発生装置１は、その出力端子の一方が前記直流電
源Ｅの一極側に接続された電源直結形のものである。す
なわち、本実施例では、前記トランス３の一方が直流電
源Ｅのプラス極に接続されており、かつ、一方の出力端
子となっている。

１０はけい光ランプで、上記高周波発生装置１の出力に
て付勢されるものである。このけい光ランプの一方のフ
ィラメントは、直接上記トランス３の直流型′Ｆｉ、Ｅ
の一極側に接続された端子に接続され、他方のフィラメ
ントは、上記過飽和変流器６の入力巻線６−１および限
流用のインダクタ１１を介して前記トランス３の非電源
側の端子に接続されている。そして、このけい光ランプ
１０の非電源側フィラメント間に、始動装置１２として
のコンデンサが設けられている。

つぎに、２０は点灯制御装置であって、上記高周波発生
装置１の出力を制御することによって、上記けい光ラン
プ１０を減光点灯状態およびこれより増光された点灯状
態に制御可能なものである。

本実施例では、上記高周波発生装置１のトランジスタ３
のオン期間を変化させることによって、出力を制御する
ものである。このために、上記可変容量回路の容量を変
化可能な電界効果形トランジスタ（以下、ＦＥＴと称す
。）２１、このＦＥＴ２１のゲート電圧を変化可能な出
力回路２２、および外部からの調光信号に応じて前記出
力回路２２の出力を変える制御回路２３を有してなるも
のである。なお、前記制御回路２３は、トランジスタ２
３１およびツェナーダイオード２３２を有してなる。ま
た、本実施例では、けい光ランプ１０の始動時いわゆる
ソフトスタートを行わせるために、前記出力回路２２に
積分回路２２１を設けている。

つぎに、３０はタイマである。このタイマ３０は、上記
制御回路２３と関連付けられてもうけられている。すな
わち、このタイマ３０はコンデンサからなり、前記制御
回路２３のツェナーダイオード２３２の入力側に設けら
れていて、このコンデンサ３０の両端電圧が前記ツェナ
ーダイオード２３２のツェナー電圧を越えないうちは、
前記ツェナーダイオード２３２をオンさせないようにし
ているものである。この結果、制御回路２３は前記ツェ
ナーダイオード２３２がオンするまでは、前記出力回路
２２の出力を変えることができない。

なお、本実施例においては、このタイマ３０が調光信号
が与えられている場合にしか作動しないようになってい
うるが、増光点灯制御状態においても作動するようにし
てもよく、本発明はこれらのいずれをも含むものである
。

４０はリセット回路で、上記けい光ランプ１０の直流電
源Ｅに接続された方のフィラメントの非電源側に接続さ
れた微分回路４１を有している。

そして、この微分回路４１の信号を受けて、上記タイマ
３０をリセットするもので、前記タイマ３０に並列接続
されたスイッチング素子４２をも有している。

つぎに、本実施例の作用を説明する。減光点灯に制御さ
れている状態で電源ｅを投入すると、高周波発生装置１
に直流電圧が印加されるとともに、制御回路２３にも調
光信号が供給される。しかし、タイマ３０により制御回
路２３は出力回路２２の出力を減光点灯時のものに変え
ることがない。したがって、けい光ランプ１０はソフト
スタート期間を経て増光された（たとえば全光）状態で
始動される。ついで、タイマ３０の電圧がツエ六−ダイ
オード２３２のツェナー電圧を越えると、ツェナーダイ
オード２３２がオン、トランジスタ２３１がオンして、
出力回路２２の出力すなわちＦＥＴ２１のゲート電圧を
小さくする。したがって、可変容量回路８の等価容量が
小さくなり、スイッチングトランジスタ２のオン期間は
短くなる。この結果、共振回路に蓄積されるエネルギが
小さくなって、高周波発生装置１の出力も低減され、け
い光ランプは減光点灯する。

この状態でランプを交換し、新たなランプを装着すると
、フィラメントが装着された時点で微分回路４１はパル
ス状の信号を発生し、スイッチング素子４２をオンする
。このため、タイマ３０は、前記スイッチング素子４２
を介して急速に放電するから、けい光ランプ１０は上記
と同様に始動できるものである。

なお、本発明は上記実施例のものに限定されるものでは
ない。たとえば、高周波発生装置は出力可変形のもので
あればどのようなものでもよく、その出力の変化方法も
周知のもの等を適宜用い得るものである。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明は、実質的に微分回路を付加す
るだけで常にけい光ランプを増光状態で始動できるので
、安価かつ構成簡単に始動性が良好なけい光ランプ点灯
装置を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示す回路図である。 １・・・高周波発生装置、１２・・・始動装置。 ２０・・・点灯制御装置、３０・・・タイマ。 ４０・・・リセット回路。 出　願　人　東芝ライチック株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）出力端子の一方を入力直流電源の一極側に接続さ
   れた電源直結形の高周波発生装置と；この高周波発生装
   置の出力にて付勢されるけい光ランプと； このけい光ランプの非電源側フィラメント間に設けられ
   た始動装置と； 上記高周波発生装置の出力を制御することによって上記
   けい光ランプを減光点灯状態およびこれより増光された
   点灯状態に制御可能な点灯制御装置と； 上記電源の投入時所定時間は上記点灯制御装置を上記増
   光された点灯状態になるよう制御し、所定時間の経過後
   上記減光点灯状態に制御可能にするタイマと； 上記けい光ランプの上記入力直流電源に接続された方の
   フィラメントの非電源側に接続され電圧印加に応じて信
   号を出力する微分回路を有しこの微分回路の信号に応じ
   て上記タイマをリセットするリセット回路と； を具備したことを特徴とするけい光ランプ点灯装置。