JPH03119537A - 光磁気記録媒体および記録方法 - Google Patents
光磁気記録媒体および記録方法Info
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- JPH03119537A JPH03119537A JP25533589A JP25533589A JPH03119537A JP H03119537 A JPH03119537 A JP H03119537A JP 25533589 A JP25533589 A JP 25533589A JP 25533589 A JP25533589 A JP 25533589A JP H03119537 A JPH03119537 A JP H03119537A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野〕
本発明は、レーザー光などの光C本明細書でいう光とは
、上記レーザー光を含む各種波長のエネルギー線を意味
する)によって3値の記録、再生、消去などを行なうこ
とのできる光磁気記録媒体、およびこの光磁気記録媒体
を使用した3値の記録方法に関する。
、上記レーザー光を含む各種波長のエネルギー線を意味
する)によって3値の記録、再生、消去などを行なうこ
とのできる光磁気記録媒体、およびこの光磁気記録媒体
を使用した3値の記録方法に関する。
〔従来の技術]
近年、高密度・大容量のメモリとしてレーザー光を用い
た光メモリ素子の研究および開発が急ビッヂで行なわれ
ている。中でも、光磁気記録法は書き換えが可能な記録
方法として注目をあびており、該記録に用いられる光磁
気記録媒体は書き換え可能の光メモリ素子として大いに
期待されている。
た光メモリ素子の研究および開発が急ビッヂで行なわれ
ている。中でも、光磁気記録法は書き換えが可能な記録
方法として注目をあびており、該記録に用いられる光磁
気記録媒体は書き換え可能の光メモリ素子として大いに
期待されている。
以下、第4図を参照しつつ、従来の光磁気記録媒体およ
びその使用法の代表例について説明する。
びその使用法の代表例について説明する。
第4図に例示する従来の光磁気記録媒体は、透光性基体
41の上に、下地層42、光磁気記録層43が順次積層
された構成を有する。透光性基体41は、例えば、ポリ
メチルメタクリレート、ポリカーボネート等のプラスデ
ック、あるいはガラス等から成り、一般にはドーナツ状
など各種形状の板状基体が用いられる。下地層42は、
例えば5iO1SiO3、AIN 、 ZnS 、 S
iN等から成る。光磁気記録層43を構成する材料とし
ては、TbFe、 GdTbFe、TbFeCo等の希
土類−遷移金属アモルファス系の材料が汎用されている
。また、この光磁気記録層43は、通常、膜面と垂直な
方向に磁化容易軸を有する垂直磁化膜である。
41の上に、下地層42、光磁気記録層43が順次積層
された構成を有する。透光性基体41は、例えば、ポリ
メチルメタクリレート、ポリカーボネート等のプラスデ
ック、あるいはガラス等から成り、一般にはドーナツ状
など各種形状の板状基体が用いられる。下地層42は、
例えば5iO1SiO3、AIN 、 ZnS 、 S
iN等から成る。光磁気記録層43を構成する材料とし
ては、TbFe、 GdTbFe、TbFeCo等の希
土類−遷移金属アモルファス系の材料が汎用されている
。また、この光磁気記録層43は、通常、膜面と垂直な
方向に磁化容易軸を有する垂直磁化膜である。
このような光磁気記録媒体における記録・再生・消去は
、一般には以下の様に行なわれている。
、一般には以下の様に行なわれている。
まず、光磁気記録層43を垂直な一方向(上向きまたは
下向き)に磁化し、基体41側から情報記録信号に応じ
たレーザー光をスポット照射する。このレーザー光は、
基体41および下地層42を通過して光磁気記録層43
に到達する。その結果、光磁気記録層43のレーザー光
照射部分において、光の吸収が起り、局所的に温度が上
昇し、その温度が層のキュリー点以上に達し、その部分
の磁化が消失する。この時点で、磁化が消失した部分に
前記磁化方向とは逆方向に磁場を印加していれば、該部
分の磁化が反転し、レーザー光非照射部分と磁化方向を
異にする反転磁区がそこに形成され、これにより情報の
記録がなされる。
下向き)に磁化し、基体41側から情報記録信号に応じ
たレーザー光をスポット照射する。このレーザー光は、
基体41および下地層42を通過して光磁気記録層43
に到達する。その結果、光磁気記録層43のレーザー光
照射部分において、光の吸収が起り、局所的に温度が上
昇し、その温度が層のキュリー点以上に達し、その部分
の磁化が消失する。この時点で、磁化が消失した部分に
前記磁化方向とは逆方向に磁場を印加していれば、該部
分の磁化が反転し、レーザー光非照射部分と磁化方向を
異にする反転磁区がそこに形成され、これにより情報の
記録がなされる。
記録の再生は、光磁気記録層43がキュリー点以上には
温度上昇しない程度にパワーを下げたレザー光を基体4
1側から照射し、磁気カー効果を利用して記録層の磁化
方向を読み出すことにより行なう。
温度上昇しない程度にパワーを下げたレザー光を基体4
1側から照射し、磁気カー効果を利用して記録層の磁化
方向を読み出すことにより行なう。
記録の消去は、光磁気記録層43の記録部分にレーザー
光を再照射して該部分の温度をキュリ点近傍に上昇させ
、且つ記録時とは反対方向の磁化を印加することによっ
て該部分の磁化方向を記録開始前の状態に戻すことによ
り行なう。
光を再照射して該部分の温度をキュリ点近傍に上昇させ
、且つ記録時とは反対方向の磁化を印加することによっ
て該部分の磁化方向を記録開始前の状態に戻すことによ
り行なう。
従来の光磁気記録方法においては、上述のような光磁気
記録層43の反転磁区の有無をディジタル信号の°1゛
°とO゛に対応させて記録するディジタル記録方式が主
流となっている。
記録層43の反転磁区の有無をディジタル信号の°1゛
°とO゛に対応させて記録するディジタル記録方式が主
流となっている。
〔発明が解決しようとする課題]
上述したようなディジタル記録方式において、記録密度
を向上させるには、そのビット長やトラックピッチを小
さくすればよいのであるが、それを小さくし過ぎるとク
ロストークの問題が発生したり、またビーム径に限界が
あるので、このような手段による記録密度の向上には限
界かある。
を向上させるには、そのビット長やトラックピッチを小
さくすればよいのであるが、それを小さくし過ぎるとク
ロストークの問題が発生したり、またビーム径に限界が
あるので、このような手段による記録密度の向上には限
界かある。
本発明は上記現状に鑑みなされたものであり、より高密
度な記録が可能であり、且つ良好な記録再生が可能な光
磁気記録媒体および該媒体を使用した記録方法を提供す
ることを目的とする。
度な記録が可能であり、且つ良好な記録再生が可能な光
磁気記録媒体および該媒体を使用した記録方法を提供す
ることを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成すべく検討を重ねた結果、
光磁気記録層として特定の磁気特性を有する2種の記録
層(各々の記録層は更に2層構成)を採用して3値記録
を有効に行なうことが可能であることを見出し、本発明
を完成するに至った。
光磁気記録層として特定の磁気特性を有する2種の記録
層(各々の記録層は更に2層構成)を採用して3値記録
を有効に行なうことが可能であることを見出し、本発明
を完成するに至った。
本発明の光磁気記録媒体は、垂直磁気異方性を有し且つ
互いに交換結合した第1磁性層および第2磁性層から成
る第1記録層と、垂直磁気異方性を有し且つ互いに交換
結合した第3磁性層および第4磁性層から成る第2記録
層とが積層され、該第1磁性層は高いキュリー点(T
Hl )および低い保磁力(HLI)を有し、該第2磁
性層は該第1磁性層に比べて相対的に低いキュリー点(
TLI)および高い保磁力(HHI)を有し、該第3磁
性層は高いキュリー点(T)+2)および低い保磁力(
T(L2)を有し、該第4磁性層は該第3磁性層に比べ
て相対的に低いキュリー点(TL2)および高い保磁力
(HI3)を有し、T i、 l< T L 2である
光磁気記録媒体である。
互いに交換結合した第1磁性層および第2磁性層から成
る第1記録層と、垂直磁気異方性を有し且つ互いに交換
結合した第3磁性層および第4磁性層から成る第2記録
層とが積層され、該第1磁性層は高いキュリー点(T
Hl )および低い保磁力(HLI)を有し、該第2磁
性層は該第1磁性層に比べて相対的に低いキュリー点(
TLI)および高い保磁力(HHI)を有し、該第3磁
性層は高いキュリー点(T)+2)および低い保磁力(
T(L2)を有し、該第4磁性層は該第3磁性層に比べ
て相対的に低いキュリー点(TL2)および高い保磁力
(HI3)を有し、T i、 l< T L 2である
光磁気記録媒体である。
本願発明の記録方法は、上記光磁気記録媒体をTL2付
近まで昇温して記録層面の垂直方向の初期化磁界H0の
印加し、その後該初期化磁界H8の方向とは逆方向のバ
イアス磁界H、を印加しつつ、 (イ)TL、付近まで該媒体が昇温するレーザーパワー
P1を照射する事と、 (ロ)TLZ付近まで該媒体が昇温するレーザーパワー
P2を照射する事と、 (ハ)T+、+付近までは該媒体が昇温しないレーザー
パワーP3を照射する事またはレーザーパワーな照射し
ない事と、 を含む3値の記録方法である。
近まで昇温して記録層面の垂直方向の初期化磁界H0の
印加し、その後該初期化磁界H8の方向とは逆方向のバ
イアス磁界H、を印加しつつ、 (イ)TL、付近まで該媒体が昇温するレーザーパワー
P1を照射する事と、 (ロ)TLZ付近まで該媒体が昇温するレーザーパワー
P2を照射する事と、 (ハ)T+、+付近までは該媒体が昇温しないレーザー
パワーP3を照射する事またはレーザーパワーな照射し
ない事と、 を含む3値の記録方法である。
以下、本発明の光磁気記録媒体について、図面を参照し
つつ詳細に説明する。
つつ詳細に説明する。
第1図は、本発明の光磁気記録媒体の層構成の一態様を
示す模式的断面図である。この態様の媒体は、基体11
の上に、下地層12、第1記録層1、中間層17、第2
記録層2、保護層18が順次積層された構成を有する。
示す模式的断面図である。この態様の媒体は、基体11
の上に、下地層12、第1記録層1、中間層17、第2
記録層2、保護層18が順次積層された構成を有する。
また、第1記録層1は第1磁性層13と第2磁性層14
とから成り、第2記録層2は第31ri性層15と第4
磁性層16とから成る。なお、本発明においては、この
ように適当な基体+1上に各記録層を積層することが望
ましく、更にこの基体が透明性基体であることが好まし
い。
とから成り、第2記録層2は第31ri性層15と第4
磁性層16とから成る。なお、本発明においては、この
ように適当な基体+1上に各記録層を積層することが望
ましく、更にこの基体が透明性基体であることが好まし
い。
第1記録層1を構成する第1磁性層13と第2磁性層1
4とは磁気的に交換結合しており、上記したように、各
々T o +’、HLI、TLI、HHIを有する。
4とは磁気的に交換結合しており、上記したように、各
々T o +’、HLI、TLI、HHIを有する。
また第2記録層1を構成する第3磁性層15と第4磁性
層16とは磁気的に交換結合しており、上記したように
、各々TH2、HL2、TL2、H□2を有する。また
上記したようにT L l < T L 2である。第
1〜第4磁性層が上記した関係を満たせば、後に詳述す
る3値記録を良好に行なうことが可能である。なお本発
明においてキュリー点および保磁力における「高い」
「低い」とは、第1磁性層と第2磁性層との比較、また
は、第3磁性層と第4磁性層との比較における相対的な
関係を表わす。
層16とは磁気的に交換結合しており、上記したように
、各々TH2、HL2、TL2、H□2を有する。また
上記したようにT L l < T L 2である。第
1〜第4磁性層が上記した関係を満たせば、後に詳述す
る3値記録を良好に行なうことが可能である。なお本発
明においてキュリー点および保磁力における「高い」
「低い」とは、第1磁性層と第2磁性層との比較、また
は、第3磁性層と第4磁性層との比較における相対的な
関係を表わす。
これら第1〜第4の磁性層のうち、第1磁性層13と第
3磁性層15は、主に続出し層として適した特性を有す
る磁性層である。本発明においては、この第1磁性層1
3と第3磁性層15のキュリー点が高いので磁気光学カ
ー回転角が太き(、それ故に良好な読出しが可能である
。また、第2磁性!+4と第4磁性層16は、主に書き
込み層として適した特性を有する磁性層である。本発明
においては、この第2磁性層14と第4磁性層16のキ
ュリー点が低いので、比較的弱いレーザパワーでも書き
込み可能であり、それ故に良好な書き込みが可能である
。これら磁気特性の関係の相乗により、本発明の媒体は
総合的に優れた3値記録用の光磁気記録媒体となる。
3磁性層15は、主に続出し層として適した特性を有す
る磁性層である。本発明においては、この第1磁性層1
3と第3磁性層15のキュリー点が高いので磁気光学カ
ー回転角が太き(、それ故に良好な読出しが可能である
。また、第2磁性!+4と第4磁性層16は、主に書き
込み層として適した特性を有する磁性層である。本発明
においては、この第2磁性層14と第4磁性層16のキ
ュリー点が低いので、比較的弱いレーザパワーでも書き
込み可能であり、それ故に良好な書き込みが可能である
。これら磁気特性の関係の相乗により、本発明の媒体は
総合的に優れた3値記録用の光磁気記録媒体となる。
なお、各層のキュリー点、保磁力、膜厚は、後に詳述す
る3値記録で採用するレーザーパワーP、〜P3やバイ
アス磁界の大きさHBに応して適宜好適値を選定すれば
よい。したがって、−概にいえないのであるが以下の値
が好適範囲である。TH+は200℃以上が望ましく、
300〜500℃が好ましい。TLIは80〜180
℃が望ましく、130〜160℃が好ましい。T112
は200℃以上が望ましく、 300〜500℃が好ま
しい。TL2は150〜250℃が望ましく、 180
〜220℃が好ましい。またT、41とTt2との差に
ついては、T’ L Iが、室温〜TL2の範囲の間に
あることが望ましく、その差は大きい方が誤記録等が無
くなるので好ましい。
る3値記録で採用するレーザーパワーP、〜P3やバイ
アス磁界の大きさHBに応して適宜好適値を選定すれば
よい。したがって、−概にいえないのであるが以下の値
が好適範囲である。TH+は200℃以上が望ましく、
300〜500℃が好ましい。TLIは80〜180
℃が望ましく、130〜160℃が好ましい。T112
は200℃以上が望ましく、 300〜500℃が好ま
しい。TL2は150〜250℃が望ましく、 180
〜220℃が好ましい。またT、41とTt2との差に
ついては、T’ L Iが、室温〜TL2の範囲の間に
あることが望ましく、その差は大きい方が誤記録等が無
くなるので好ましい。
HLIは10〜950eが望ましく、HHIは5 ko
e以上が望ましく、HL2は10〜950eが望ましく
、HI3は5 kOe以上が望ましい。H4およびHB
42は、高いほうが再生性能の点から望ましい。また、
第1磁性層の膜厚は50〜200人が望ましく、 10
0〜150人が好ましい。第2磁性層の膜厚は50〜2
00人が望ましく、 100〜150人が好ましい。第
3磁性層の膜厚は100〜500人が望ましく、300
〜400人が好ましい。第4磁性層の膜厚は200〜l
000人が望ましく、 300〜600人が好ましい。
e以上が望ましく、HL2は10〜950eが望ましく
、HI3は5 kOe以上が望ましい。H4およびHB
42は、高いほうが再生性能の点から望ましい。また、
第1磁性層の膜厚は50〜200人が望ましく、 10
0〜150人が好ましい。第2磁性層の膜厚は50〜2
00人が望ましく、 100〜150人が好ましい。第
3磁性層の膜厚は100〜500人が望ましく、300
〜400人が好ましい。第4磁性層の膜厚は200〜l
000人が望ましく、 300〜600人が好ましい。
各層の」二連したようなキュリー点や保磁力は、その層
を構成する成分の種類や組成比率を適宜選定することに
より得ることができる。言い換えるならば、本発明の光
磁気記録媒体における磁気特性が得られるのであれば、
その構成する成分の種類や組成比率は特に限定されない
。そのような磁気特性が得られれば従来より光磁気記録
層用構成材料として使用されてきた材料をいずれも使用
可能である。なお、光磁気記録層用材料としては、従来
より、MnB1系、ガーネット系、希土類−遷移金属ア
モルファス系等の材料が代表的なものとして知られてい
る。これらの材料のうち、MnB i系材料で構成され
た光磁気記録層は、キュリー点が高いので記録の際に比
較的パワーの大きなレーザーが必要であり、かつ粒界ノ
イズが比較的多いためS/N比の高い再生が困難となる
傾向にある。また、ガーネット系材料で構成された光磁
気記録層は、光の透過率が大きいので大きなパワーのレ
ーザーが必要である。これらに比べて、希土類−遷移金
属アモルファス系材料で構成された光磁気記録層は、キ
ュリー点が適度に低く且つ光の透過率も比較的小さいの
で、本発明の光磁気記録媒体の記録層に使用するに特に
好適な材料である。そのような材料としては、例えば、
DyFe、 GdCo、TbFe、 GdTbFe、
GdFeCo、 TbFeCo、 GdTbFeCo。
を構成する成分の種類や組成比率を適宜選定することに
より得ることができる。言い換えるならば、本発明の光
磁気記録媒体における磁気特性が得られるのであれば、
その構成する成分の種類や組成比率は特に限定されない
。そのような磁気特性が得られれば従来より光磁気記録
層用構成材料として使用されてきた材料をいずれも使用
可能である。なお、光磁気記録層用材料としては、従来
より、MnB1系、ガーネット系、希土類−遷移金属ア
モルファス系等の材料が代表的なものとして知られてい
る。これらの材料のうち、MnB i系材料で構成され
た光磁気記録層は、キュリー点が高いので記録の際に比
較的パワーの大きなレーザーが必要であり、かつ粒界ノ
イズが比較的多いためS/N比の高い再生が困難となる
傾向にある。また、ガーネット系材料で構成された光磁
気記録層は、光の透過率が大きいので大きなパワーのレ
ーザーが必要である。これらに比べて、希土類−遷移金
属アモルファス系材料で構成された光磁気記録層は、キ
ュリー点が適度に低く且つ光の透過率も比較的小さいの
で、本発明の光磁気記録媒体の記録層に使用するに特に
好適な材料である。そのような材料としては、例えば、
DyFe、 GdCo、TbFe、 GdTbFe、
GdFeCo、 TbFeCo、 GdTbFeCo。
TbDyFe、 DyFeCo、 GdDyFeCo、
TbDyFeCo等の希土類−遷移金属非晶質合金を
挙げることができる。
TbDyFeCo等の希土類−遷移金属非晶質合金を
挙げることができる。
このような材料を用い、先に挙げたような好適範囲のキ
ュリー点、保磁力、膜厚を有するように構成することが
特に好ましい。
ュリー点、保磁力、膜厚を有するように構成することが
特に好ましい。
なお、第1図に示す態様においては、基体11に近い方
を第1記録層、遠い方を第2記録層としたが、本発明に
おいては、その逆であってもかまわない。たたしその場
合は、先に述べた記録層の膜厚の好適範囲は逆となる。
を第1記録層、遠い方を第2記録層としたが、本発明に
おいては、その逆であってもかまわない。たたしその場
合は、先に述べた記録層の膜厚の好適範囲は逆となる。
また、第1記録層1と、第2記録層2とは、各々2層の
磁性層により構成されるものであるが、後に詳述する3
値の良好な記録が行なえる磁気的作用を示し得れば、磁
性層以外の所望の層を更に含む記録層であってもよい。
磁性層により構成されるものであるが、後に詳述する3
値の良好な記録が行なえる磁気的作用を示し得れば、磁
性層以外の所望の層を更に含む記録層であってもよい。
基体11は、使用するレーザー光を適度に透過す1
2
る基体であれば良く、本発明においてその材料や形状に
特別な限定はない。このようなものであれば、従来より
光磁気記録媒体の基体として使用されたものはいずれも
使用可能であり、例えば、ポリメチルメタクリレート、
ポリカーボネート等のプラスチック、あるいはガラス等
を挙げることかできる。
特別な限定はない。このようなものであれば、従来より
光磁気記録媒体の基体として使用されたものはいずれも
使用可能であり、例えば、ポリメチルメタクリレート、
ポリカーボネート等のプラスチック、あるいはガラス等
を挙げることかできる。
下地層12は、例えば、基体11からの酸素や水分など
により記録層が劣化するのを防ぐために主として用いる
ことが望ましい。この下地層12は、例えば、窒化物、
炭化物、硫化物、酸化物などの誘電体から成る。また、
下地層42の膜厚を、記録または消去に使用するレーザ
ー光の波長に対して反射防止機能を示す厚さに設定する
ことが好ましい。この反射防止機能により、光磁気記録
層の温度を、記録、消去に極めて有効に」−昇させるこ
とができる。
により記録層が劣化するのを防ぐために主として用いる
ことが望ましい。この下地層12は、例えば、窒化物、
炭化物、硫化物、酸化物などの誘電体から成る。また、
下地層42の膜厚を、記録または消去に使用するレーザ
ー光の波長に対して反射防止機能を示す厚さに設定する
ことが好ましい。この反射防止機能により、光磁気記録
層の温度を、記録、消去に極めて有効に」−昇させるこ
とができる。
中間N17は、第1記録層と第2記録層の磁気的な結合
力をおさえる必要がある場合に設けることが望ましい。
力をおさえる必要がある場合に設けることが望ましい。
この中間層17は、例えば誘電体材料で構成される。
保護層18は、第1記録層、第2記録層の酸化、腐食防
止等の必要がある場合に設けることが望ましい。この保
護層18は、有機高分子膜、窒化物、炭化物、硫化物、
酸化物などからなる誘電体材料や金属材料で構成される
。また、この保護層18の代りに金属層を設けることも
本発明において望ましい一態様である。金属層を設けれ
ば、記録媒体の内周部にビットがつまってきた場合に、
熱を良好に拡散でき、ビットの形状を均一に安定して形
成できる等の利点が生じる。その金属層の材料としては
、Au、Ag%A℃、Cu等を挙げることができ、その
膜厚は200〜3000人が好ましい。
止等の必要がある場合に設けることが望ましい。この保
護層18は、有機高分子膜、窒化物、炭化物、硫化物、
酸化物などからなる誘電体材料や金属材料で構成される
。また、この保護層18の代りに金属層を設けることも
本発明において望ましい一態様である。金属層を設けれ
ば、記録媒体の内周部にビットがつまってきた場合に、
熱を良好に拡散でき、ビットの形状を均一に安定して形
成できる等の利点が生じる。その金属層の材料としては
、Au、Ag%A℃、Cu等を挙げることができ、その
膜厚は200〜3000人が好ましい。
以上述べた各層(薄膜)を基体11上に積層する方法と
しては、本発明において特に限定は無く、例えば、蒸着
法、CVD法、スパッタリング法、イオンブレーティン
グ法等の膜形成方法などが代表的な方法として挙げられ
る。
しては、本発明において特に限定は無く、例えば、蒸着
法、CVD法、スパッタリング法、イオンブレーティン
グ法等の膜形成方法などが代表的な方法として挙げられ
る。
次に、本発明の記録方法について、第2図を参照しつつ
説明する。
説明する。
まず、本発明の光磁気記録媒体をT 1.’ 2付近ま
て昇温して記録層面の垂直方向の初期化磁界1−1 o
の印加することによって、第1記録層および第2記録層
の磁化を上向きまたは下向きにする。この昇温に用いる
加熱手段として、赤外線ランプ、電磁波による加熱等を
用いることも不可能ではないが、T1,2付近まで該媒
体が昇温するレーザーパワーP。を照射することにより
行う事が、膜のみを昇温でき不必要な部分の昇温による
弊害(貼り合わせ用接着剤の溶融等)が避けられる点な
どから好ましい。以下の説明においては、上向きに初期
化した場合について説明する。
て昇温して記録層面の垂直方向の初期化磁界1−1 o
の印加することによって、第1記録層および第2記録層
の磁化を上向きまたは下向きにする。この昇温に用いる
加熱手段として、赤外線ランプ、電磁波による加熱等を
用いることも不可能ではないが、T1,2付近まで該媒
体が昇温するレーザーパワーP。を照射することにより
行う事が、膜のみを昇温でき不必要な部分の昇温による
弊害(貼り合わせ用接着剤の溶融等)が避けられる点な
どから好ましい。以下の説明においては、上向きに初期
化した場合について説明する。
なお、ここで垂直方向(土向き、下向き)とは、厳密な
垂直方向のみを意味するのではなく、光磁気記録媒体と
して記録再生が可能な程度のものを意味する。また、T
L2の「付近」という語も同様に、記録が可能な程度の
温度範囲を意味し、厳密なキュリー点のみではない事を
明示するだめの語である。なお、レーザービームの径の
中心付近の温度は相当高く、ビーム径内でも相当の温度
差が有るので、記録部分の昇温したスポット内でも相当
の温度差は有ると推定される。
垂直方向のみを意味するのではなく、光磁気記録媒体と
して記録再生が可能な程度のものを意味する。また、T
L2の「付近」という語も同様に、記録が可能な程度の
温度範囲を意味し、厳密なキュリー点のみではない事を
明示するだめの語である。なお、レーザービームの径の
中心付近の温度は相当高く、ビーム径内でも相当の温度
差が有るので、記録部分の昇温したスポット内でも相当
の温度差は有ると推定される。
次に第2図(a)に示すように、3段階〔Pl、P2、
P3、ただし0≦P3 <PI <P2 ]にパワーが
変化するレーザ光を情報記録信号に応じて基体11側か
ら照射し、それと同時に初期化磁界Hoの方向とは逆方
向のバイアス磁界HBを印加する。
P3、ただし0≦P3 <PI <P2 ]にパワーが
変化するレーザ光を情報記録信号に応じて基体11側か
ら照射し、それと同時に初期化磁界Hoの方向とは逆方
向のバイアス磁界HBを印加する。
第2図(b)に示すように、レーザーパワーP1が照射
された部分は、第1記録層の磁化のみが下向きに反転し
、レーザパワーP2が照射された部分は第1および第2
記録層の磁化が共に反転し、レーザーパワー23が照射
された部分は、第1記録層および第2記録層の磁化はと
もに反転しない。
された部分は、第1記録層の磁化のみが下向きに反転し
、レーザパワーP2が照射された部分は第1および第2
記録層の磁化が共に反転し、レーザーパワー23が照射
された部分は、第1記録層および第2記録層の磁化はと
もに反転しない。
このような記録原理は公知であるので、その概要のみを
以下に簡単に述べる。交換結合した第1磁性層(低保磁
力、高キュリー点)と、第2磁性層(高保磁力、低キユ
リー点)は、室温ではその交換力により高保磁力の第2
磁性層により第1磁 5 6 付層の磁化方向が保持されている。ここにレーザーパワ
ーが付与されると、低キユリー点の第2磁性層の磁化が
無くなると同時にその交換結合力も無くなる。この時、
第1磁性層はキュリー点が高いので磁化は残っており且
つ保磁力が小さいのでバイアス磁界H8の印加により、
その方向の磁化は反転する。この後、レーザーパワーの
付与かなくなると、第2磁性層の磁化があられれるとと
もに、交換結合により、先はど反転した第1磁性層の磁
化方向に第21i11性層の磁化がそろい、温度が下が
って室温に“なると初期の状態と同じように磁化方向が
保持される。ただし、その磁化方向は、初期の反転状態
となっている。
以下に簡単に述べる。交換結合した第1磁性層(低保磁
力、高キュリー点)と、第2磁性層(高保磁力、低キユ
リー点)は、室温ではその交換力により高保磁力の第2
磁性層により第1磁 5 6 付層の磁化方向が保持されている。ここにレーザーパワ
ーが付与されると、低キユリー点の第2磁性層の磁化が
無くなると同時にその交換結合力も無くなる。この時、
第1磁性層はキュリー点が高いので磁化は残っており且
つ保磁力が小さいのでバイアス磁界H8の印加により、
その方向の磁化は反転する。この後、レーザーパワーの
付与かなくなると、第2磁性層の磁化があられれるとと
もに、交換結合により、先はど反転した第1磁性層の磁
化方向に第21i11性層の磁化がそろい、温度が下が
って室温に“なると初期の状態と同じように磁化方向が
保持される。ただし、その磁化方向は、初期の反転状態
となっている。
このようにして記録した記録情報は、以下のようにして
再生することができる。記録後の光磁気記録媒体に、T
Ll付近までは該媒体が昇温しない適当なレーザーパ
ワーを照射し、媒体から帰ってくる光(信号)を読み出
す。第2図(c)に示すように帰ってくる光は、磁化の
変化に応じて異なる。つまり、第1および第2記録層の
磁化が共に土向きの部分においては、カー回転角θ、が
得られ、それが共に下向きの部分においては例えば−〇
Xが得られる。また、第1記録層と第2記録層の磁化が
反対の部分においては、両層からのカー回転角が打消さ
れ0近傍となり、θに、0、−θKに対応した3値の信
号が得られる。言い換えるならば、本発明の光磁気記録
媒体は、このような特性が良好に得られるように、各記
録層の材料や膜厚を適宜選定すればよい。特に、P2対
応部においてOになるように適宜選定することが好まし
い。
再生することができる。記録後の光磁気記録媒体に、T
Ll付近までは該媒体が昇温しない適当なレーザーパ
ワーを照射し、媒体から帰ってくる光(信号)を読み出
す。第2図(c)に示すように帰ってくる光は、磁化の
変化に応じて異なる。つまり、第1および第2記録層の
磁化が共に土向きの部分においては、カー回転角θ、が
得られ、それが共に下向きの部分においては例えば−〇
Xが得られる。また、第1記録層と第2記録層の磁化が
反対の部分においては、両層からのカー回転角が打消さ
れ0近傍となり、θに、0、−θKに対応した3値の信
号が得られる。言い換えるならば、本発明の光磁気記録
媒体は、このような特性が良好に得られるように、各記
録層の材料や膜厚を適宜選定すればよい。特に、P2対
応部においてOになるように適宜選定することが好まし
い。
本発明の記録方法において、P1〜P3やHBの値は、
上述したような第1磁性層と第2磁性層の磁化方向を利
用した3値の記録が可能となるように適宜選定すればよ
く、線速や周囲温度によっても変化するので特に限定さ
れるものではない。
上述したような第1磁性層と第2磁性層の磁化方向を利
用した3値の記録が可能となるように適宜選定すればよ
く、線速や周囲温度によっても変化するので特に限定さ
れるものではない。
ただし、Plの範囲は3mW〜6mWが望ましい。
P2は、Plより3mW〜6mW程度大きくすることが
望ましい。P3の範囲は0mW〜2mWが望ましく、つ
まり記録されている情報が23とH8により消去されな
いのであれば、P3はゼロでなくともかまわない。HB
の範囲は500e〜20000eが望ましい。一般にカ
ー回転角θ、は温度依存性を有し、それ故に再生時の媒
体の温度上昇によりカー回転角は低下する傾向にある。
望ましい。P3の範囲は0mW〜2mWが望ましく、つ
まり記録されている情報が23とH8により消去されな
いのであれば、P3はゼロでなくともかまわない。HB
の範囲は500e〜20000eが望ましい。一般にカ
ー回転角θ、は温度依存性を有し、それ故に再生時の媒
体の温度上昇によりカー回転角は低下する傾向にある。
したがって記録層は、キュリー点が適度に高い媒体で構
成することが好ましい。すなわち、上記PI、P2の好
適範囲は、これが最適であるというものではなく、レー
ザの高出力化しても良好な再生が可能ならば、更に高い
パワーとすることが好ましい。
成することが好ましい。すなわち、上記PI、P2の好
適範囲は、これが最適であるというものではなく、レー
ザの高出力化しても良好な再生が可能ならば、更に高い
パワーとすることが好ましい。
上述した本発明の記録方法は、P、〜P3、HO,HR
付与可能な装置により実施できる。
付与可能な装置により実施できる。
第3図は、そのような装置を例示する模式図である。こ
の装置は、パワーを変調可能な半導体レーザー301を
有し、このレーザー3旧から発せられるレーザー光は、
レーザビームを平行光にするコリメータレンズ302、
レーザー光を直線偏光にする偏光子303、レーザーか
らの光を光学的磁気記録媒体306に導く偏光ビームス
プリッタ304および光ビームを収束させる対物レンズ
305を介し光磁気記録媒体306へ照射される。一方
、光磁気記録媒体306から反射された光は、対物レン
ズ305、偏光ビームスプリッタ304および検光子3
07を介して検出器308へ送られ、復調回路309に
より電気信号に変換される。また、この装置には、記録
・消去用バイアス磁界発生用コイル310、レーザー3
01のパワーを変調するレーザードライバー311およ
び上記各部の動作を制御するコントローラ3]2が設け
られている。
の装置は、パワーを変調可能な半導体レーザー301を
有し、このレーザー3旧から発せられるレーザー光は、
レーザビームを平行光にするコリメータレンズ302、
レーザー光を直線偏光にする偏光子303、レーザーか
らの光を光学的磁気記録媒体306に導く偏光ビームス
プリッタ304および光ビームを収束させる対物レンズ
305を介し光磁気記録媒体306へ照射される。一方
、光磁気記録媒体306から反射された光は、対物レン
ズ305、偏光ビームスプリッタ304および検光子3
07を介して検出器308へ送られ、復調回路309に
より電気信号に変換される。また、この装置には、記録
・消去用バイアス磁界発生用コイル310、レーザー3
01のパワーを変調するレーザードライバー311およ
び上記各部の動作を制御するコントローラ3]2が設け
られている。
[実施例]
以下、実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。
実施例1
第1図に例示したと同様の層構成の光磁気記録媒体をス
パッタリング法により以下のようにして作製した。プリ
グループ付ポリカーボネート基板(基体11)の上に、
膜厚800人の5iJ4膜を下地層12として形成した
。その上に、Trn= 400℃、飽和磁化M s =
80emu/cm3の膜厚100人のGdFeC。
パッタリング法により以下のようにして作製した。プリ
グループ付ポリカーボネート基板(基体11)の上に、
膜厚800人の5iJ4膜を下地層12として形成した
。その上に、Trn= 400℃、飽和磁化M s =
80emu/cm3の膜厚100人のGdFeC。
膜を、第1磁性層13として形成した。なお、この 9
0
膜の保磁力はGdFeCo膜である故に非常に小さいも
のである。その上に、T、、= 150℃、H1l+=
IQにOe、 M s = ]00emu/cm3の膜
厚100人のTbFeCo膜を第2磁性層14として形
成した。その上に、膜厚1500人のSiJ<膜を中間
層17として形成した。その上に、TH2= 410℃
、M s =、10100e/cm3の膜厚400人の
GdFeCo膜を第3磁性層15として形成した。その
上に、TL2=200℃、HH2=IIKOe 、 M
s = 90emu/cm3の膜厚400人のTbF
eCo膜を第4磁性層16として形成した。その上に、
膜厚700人の5i31’L膜を保護層18として形成
した。
のである。その上に、T、、= 150℃、H1l+=
IQにOe、 M s = ]00emu/cm3の膜
厚100人のTbFeCo膜を第2磁性層14として形
成した。その上に、膜厚1500人のSiJ<膜を中間
層17として形成した。その上に、TH2= 410℃
、M s =、10100e/cm3の膜厚400人の
GdFeCo膜を第3磁性層15として形成した。その
上に、TL2=200℃、HH2=IIKOe 、 M
s = 90emu/cm3の膜厚400人のTbF
eCo膜を第4磁性層16として形成した。その上に、
膜厚700人の5i31’L膜を保護層18として形成
した。
こうして作製した光磁気記録媒体を第3図に示した装置
を用い、レーザーパワーP + = 5 mW、P2=
IOmw、記録周波数=500 kllz 、バイアス
磁界HB= 2000e、ディスク回転数= 1200
rpmの条件で3値の記録を行なった。
を用い、レーザーパワーP + = 5 mW、P2=
IOmw、記録周波数=500 kllz 、バイアス
磁界HB= 2000e、ディスク回転数= 1200
rpmの条件で3値の記録を行なった。
この記録を再生レーザーパワー1.5mWにより再生し
たところ、L= +180mV 、V2= OmV、v
3−180mVが得られた。すなわち、それぞれ”+1
”’“0°’−1”に対応する3値の記録および再生が
可能であった。
たところ、L= +180mV 、V2= OmV、v
3−180mVが得られた。すなわち、それぞれ”+1
”’“0°’−1”に対応する3値の記録および再生が
可能であった。
また、再生レーザーパワー1.5mWで繰り返し再生を
行なったところ、106回再生を行なっても再生信号の
変化はなく、良好な再生が可能であった。
行なったところ、106回再生を行なっても再生信号の
変化はなく、良好な再生が可能であった。
比較例1
第1の記録層を、キュリー点T= 150℃、保磁力H
= 10.5 KOe、 M s = 80emu/c
m3の膜厚150人のTbFeCo膜の一層構成とし、
かつ第2記録層も、T=200℃、H= 10 KOe
、 M s = 85emu/cm3の膜厚800人の
TbFeCo膜の一層構成とし、それ以外は実施例1と
同様の光磁気記録媒体を作製した。
= 10.5 KOe、 M s = 80emu/c
m3の膜厚150人のTbFeCo膜の一層構成とし、
かつ第2記録層も、T=200℃、H= 10 KOe
、 M s = 85emu/cm3の膜厚800人の
TbFeCo膜の一層構成とし、それ以外は実施例1と
同様の光磁気記録媒体を作製した。
この媒体を使用し、実施例と同じ条件で記録、再生した
ところ、V+= + 150mV 、 V2= OmV
、V3=150mVが得られた。すなわち、本比較例に
おいては3値記録は可能であるが、その記録再生特性は
実施例1よりも劣っている。
ところ、V+= + 150mV 、 V2= OmV
、V3=150mVが得られた。すなわち、本比較例に
おいては3値記録は可能であるが、その記録再生特性は
実施例1よりも劣っている。
また、実施例1と同様にして繰り返し再生を行なったと
ころ、10’回程度で再生信号が低下してきた。すなわ
ち、本比較例は、記録の安定性、再生竹性において実施
例1よりも劣っている。
ころ、10’回程度で再生信号が低下してきた。すなわ
ち、本比較例は、記録の安定性、再生竹性において実施
例1よりも劣っている。
実施例2
第1図に例示したと同様の層構成の光磁気記録媒体をス
パッタリング法により以下のようにして作製した。ブリ
グル〜ブ付ポリカーボネート基板(基体11)の上に、
膜厚800人のSi:+lL膜を下地層12として形成
した。その上に、T H+ = 420’C1飽和磁化
M s = 10100e/cm3の膜厚100人のG
dFeC。
パッタリング法により以下のようにして作製した。ブリ
グル〜ブ付ポリカーボネート基板(基体11)の上に、
膜厚800人のSi:+lL膜を下地層12として形成
した。その上に、T H+ = 420’C1飽和磁化
M s = 10100e/cm3の膜厚100人のG
dFeC。
膜を第1磁性層13として形成した。その上に、TL+
= 140℃、HHl:: 20 KOe、 M s
= 80emu/cm3の膜厚100人のTbDyFe
Co膜を第2磁性層14として形成した。その上に、膜
厚1600人の5jsN<膜を中間層17として形成し
た。その上に、Tuz= 400℃、 M s = 8
0emu/cm3の膜厚300人のGdFeCo膜を第
3磁性層15として形成した。その上に、T1.2=
190℃、HH2:18 KOe、 M s = 9
0emu/cm3の膜厚5圓入のGdTbFeCo膜を
第4磁性層16として形成した。その上に、膜厚700
人のSj:+lL膜を保護層18として形成した。
= 140℃、HHl:: 20 KOe、 M s
= 80emu/cm3の膜厚100人のTbDyFe
Co膜を第2磁性層14として形成した。その上に、膜
厚1600人の5jsN<膜を中間層17として形成し
た。その上に、Tuz= 400℃、 M s = 8
0emu/cm3の膜厚300人のGdFeCo膜を第
3磁性層15として形成した。その上に、T1.2=
190℃、HH2:18 KOe、 M s = 9
0emu/cm3の膜厚5圓入のGdTbFeCo膜を
第4磁性層16として形成した。その上に、膜厚700
人のSj:+lL膜を保護層18として形成した。
こうして作製した光磁気記録媒体を実施例1と同様の条
件で3値の記録、再生、繰り返し再生を行なったところ
、実施例1と同様の良好な結果を得ることができた。
件で3値の記録、再生、繰り返し再生を行なったところ
、実施例1と同様の良好な結果を得ることができた。
[発明の効果]
以上説明したように本発明によれば、3値の光磁気記録
を行なうことができる。そして、その記録特性および繰
り返し再生などの再生特性は共に良好である。また、3
値記録なので記録密度は非常に向」ニし、且つ従来の光
磁気記録媒体と同様に、良好な書き換えが可能である。
を行なうことができる。そして、その記録特性および繰
り返し再生などの再生特性は共に良好である。また、3
値記録なので記録密度は非常に向」ニし、且つ従来の光
磁気記録媒体と同様に、良好な書き換えが可能である。
第1図は本発明の光磁気記録媒体の層構成の一例を示す
模式的断面図、第2図は本発明の記録方法における媒体
の磁化状態を例示する模式図、第3図は本発明の記録方
法に使用可能な記録再生装置の構成例を示す模式図、第
4図は従来の光磁気記録媒体の層構成の一例を示す模式
的断面図である。 1・・・第1記録層 2・・・第2記録層11.4
1・・・基体 12.42・・・下地層 3 4 13・・・第1磁性層 15・・・第3磁性層 17・・・中間層 43・・・光磁気記録層 14・・・第2m性層 16・・・第4磁性層 18・・・保護層
模式的断面図、第2図は本発明の記録方法における媒体
の磁化状態を例示する模式図、第3図は本発明の記録方
法に使用可能な記録再生装置の構成例を示す模式図、第
4図は従来の光磁気記録媒体の層構成の一例を示す模式
的断面図である。 1・・・第1記録層 2・・・第2記録層11.4
1・・・基体 12.42・・・下地層 3 4 13・・・第1磁性層 15・・・第3磁性層 17・・・中間層 43・・・光磁気記録層 14・・・第2m性層 16・・・第4磁性層 18・・・保護層
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)垂直磁気異方性を有し且つ互いに交換結合した第1
磁性層および第2磁性層から成る第1記録層と、垂直磁
気異方性を有し且つ互いに交換結合した第3磁性層およ
び第4磁性層から成る第2記録層とが積層され、該第1
磁性層は高いキュリー点(T_H_1)および低い保磁
力(H_L_1)を有し、該第2磁性層は該第1磁性層
に比べて相対的に低いキュリー点(T_L_1)および
高い保磁力(H_H_1)を有し、該第3磁性層は高い
キュリー点(T_H_2)および低い保磁力(H_L_
2)を有し、該第4磁性層は該第3磁性層に比べて相対
的に低いキュリー点(T_L_2)および高い保磁力(
H_H_2)を有し、T_L_1<T_L_2である光
磁気記録媒体。 2)請求項1記載の光磁気記録媒体をT_L_2付近ま
で昇温して記録層面の垂直方向の初期化磁界H_0の印
加し、その後該初期化磁界H_0の方向とは逆方向のバ
イアス磁界H_Bを印加しつつ、(イ)T_L_1付近
まで該媒体が昇温するレーザーパワーP_1を照射する
事と、 (ロ)T_L_2付近まで該媒体が昇温するレーザーパ
ワーP_2を照射する事と、 (ハ)T_L_1付近までは該媒体が昇温しないレーザ
ーパワーP_3を照射する事またはレーザーパワーを照
射しない事と、 を、含む3値の記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25533589A JPH03119537A (ja) | 1989-10-02 | 1989-10-02 | 光磁気記録媒体および記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25533589A JPH03119537A (ja) | 1989-10-02 | 1989-10-02 | 光磁気記録媒体および記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03119537A true JPH03119537A (ja) | 1991-05-21 |
Family
ID=17277359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25533589A Pending JPH03119537A (ja) | 1989-10-02 | 1989-10-02 | 光磁気記録媒体および記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03119537A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5814418A (en) * | 1994-09-27 | 1998-09-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Magneto-optical recording medium and method for reading out information from the same |
-
1989
- 1989-10-02 JP JP25533589A patent/JPH03119537A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5814418A (en) * | 1994-09-27 | 1998-09-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Magneto-optical recording medium and method for reading out information from the same |
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