JPH03118569A - トナーカートリッジとそのトナーカートリッジによるトナー補給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、静電写真複写機やファクシミリ等の画像形成
装置の現像装置に対するトナー補給用のトナーカートリ
ッジ、及び、そのトナーカートリッジによるトナー補給
装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、広く一般に使用されているトナーカートリッジと
して、第９図に示すように、硬質の筒状体３１にトナー
流下口３２を形成すると共に、当該トナー流下口３２を
二つ折りにしたトナー密封部材３３で閉塞し、かつ、前
記筒状体３１の両端を蓋体３４で閉じたものがある。

か＼る構成のトナーカートリッジＢによれば、当該トナ
ーカートリッジＢを現像装置のカートリッジ装填部に装
填させた状態でトナー密封部材３３を引き剥がすことで
、前記トナー流下口３２がカートリッジ装填部内で開口
され、予め装置外部でトナー密封部材３３を引き剥がす
場合に比べて、装置外部でのトナー舞い上がりを効果的
に防止できるのであるが、このトナー密封部材３３の引
き剥がしはかなり面倒である上、トナー密封部材３３が
最終的に筒状体から引き剥がされた瞬間にトナー密封部
材３３が跳ねるように動いて、手や衣服等を汚すことが
あった。

また、前記筒状体３１が硬質であってトナーカートリッ
ジ自体の体積変化がないことから、空になったトナーカ
ートリッジの廃棄面でも問題があった。

そこで本出願人は、上記の不都合を解消するための技術
を、実開平１−８５８５０号公報で提案するに至ったの
である。

ここに提案した技術の一つに、トナーカートリッジの本
体を軸芯方向に押し潰し可能に構成された柔軟な例えば
蛇腹状の筒状部材にして、当該トナーカートリッジをカ
ートリッジ装填部に装填させるに伴ってトナー流下口を
形成させるように構成し、かつ、空のトナーカートリッ
ジを装置外部に取り出すことなく、新しいトナーカート
リッジの装填に伴って空のトナーカートリッジをカート
リッジ装填部内で収縮させるものがあり、がかる構成に
よれば、トナー流下口を開放させる手間が不要である上
、前記カートリッジ装填部が空トナーカートリッジで満
杯になった際には、当該空トナーカートリッジを収容し
ている現像ユニットや現像装置あるいはカートリッジ装
填部等を分離させることで、多数個の空トナーカートリ
ッジをコンパクトにした状態で廃棄でき、上記した従来
技術の不都合を効果的に解消することができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、空トナーカートリッジの廃棄に際し、現
像ユニットや現像装置あるいはカートリッジ装填部等を
分離して、これらを共に廃棄することは非常に不経済で
あり、あるいは、例えば定期的に行われる保守点検の際
に、前記空のトナーカートリッジをカートリッジ装填部
から取り出すことも考えられているのであるが、前記ト
ナーカートリッジが柔軟な例えば蛇腹状の筒状部材で構
成されていることから、前記空のトナーカートリッジを
カートリッジ装填部から取り出した状態で、前記空のト
ナーカートリッジが元の形状に近い形状に復元するもの
で、廃棄面での問題がある。

もっとも、蛇腹状の筒状部材を収縮させたり或いは筒状
部材を袋状にして収縮させたりして、これを粘着テープ
等で収縮保形させることにより廃棄面での問題は解消さ
れるが、そのための手間が必要になる。

（課題を解決するための手段〕 本第１発明によるトナーカートリッジは、上記不都合を
解消することを目的として成されたものであって、複数
個の筒部材を互いに密封状態で所定範囲にわたり収縮可
能に連結してトナー収容空間を形成し、連結方向一端側
の筒部材に、当該一端側の筒部材の内面に密接状態で所
定範囲にわたりスライド自在にピストン部材を設けると
共に、連結方向他端側の筒部材の他端部には、裂けるこ
とによって前記トナー収容空間内のトナーの排出を可能
にするトナー密封部材を設けた点に特徴がある。

そして本発明の第２の目的は、冒頭に記載した従来構成
のトナーカートリッジによるトナー補給装置を、本第１
発明のトナーカートリッジによるトナーの補給対象にす
ることができるようにする点にあり、即ち、本第２発明
は、本第１発明によって得られるトナーカートリッジに
よるトナー補給装置であって、現像装置のカートリッジ
装填部に、トナーカートリッジの装填に伴って相対的に
前記トナー密封部材に突刺して当該トナー密封部材を裂
けさせるカッターを挿入すると共に、前記カートリッジ
装填部内における前記カッターの挿入位置を規制するた
めのカッター挿入位置規制部材をカートリッジ装填部に
挿入して成る点に特徴がある。

〔作用〕

本発明の第１特徴構成によれば、トナーカートリッジを
カートリッジ装填部に装填させた状態でピストン部材を
押し込んでトナー密封部材を裂けさせたり、あるいは、
カートリッジ装填部内の所定位置にカッターを設けてお
いて、上記構成のトナーカートリッジをカートリッジ装
填部に装填させることで前記トナー密封部材を裂けさせ
たりして、後はピストン部材を押し込むことで当該ピス
トン部材と前記複数個の筒部材が収縮し、これに伴って
筒部材内部のトナーがカートリッジ装填部内に押し込み
補給される。

そして、前記ピストン部材を持ってこれを引き出すこと
で、空のトナーカートリッジが収縮状態で装置外に抜き
出される。あるいは、抜き出しに伴って空のトナーカー
トリッジが伸長状態になったとしても、これを簡易に収
縮させることができる。

ところで、上記第１発明のトナーカートリッジにおいて
は、トナーの補給に伴ってコンパクトに収縮することか
ら、奥行きが深いカートリッジ装填部に対してはトナー
の補給ならびに空トナーカートリッジの取り出しが困難
になり、而して、冒頭に記載した従来構成のトナーカー
トリッジを装填対象にしたトナー補給装置では、カート
リッジ装填部の奥行きが深いために、本第１発明による
トナーカートリッジを装填対象にすることが困難となる
が、本第２発明の如く、トナーカートリッジの装填部に
挿入位置を規制させる状態でカッターを挿入させれば、
カートリッジ装填部の奥行きの浅い箇所にカッターが位
置して、核部でトナーカートリッジのトナー密封部材が
開封されることになり、而して、従来構成のトナー補給
装置を本第１発明によるトナーカートリッジの装填対象
にして、トナーの補給ならびに空トナーカートリ。

ジの取り出しが可能となる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は画像形成装置の一例の静電写真複写機の作像部
ユニットを示し、水平に横架された感光体１のまわりに
、帯電装置２、露光装置３、現像装置４、転写装置５、
用紙分離装置６、クリーニング装置７が配置されている
。

前記現像装置４は、トナーとキャリアによる二成分現像
剤を収容する現像ケース８に対してそれの前記感光体１
に臨む部位に開口部９を形成すると共に、前記感光体１
の全長にわたる長さの現像ローラ１０を前記開口部９に
臨ませて現像ケース８内に配設し、かつ第２図に示すよ
うに、トナー補給装置１１から補給されたトナーを現像
ケース８の長手方向両側に分散移送させる逆螺旋構造の
螺軸１２を現像ケース８内に設けると共に、前記補給ト
ナーと仕切板１３を介して還元される現像剤を攪拌して
これを現像ローラ１０に跳ねかけ供給するための攪拌補
給具１４を配置して成る。

そして前記トナー補給装置１１は、第２図および第３図
にも示すように、トナー補給用のローラ１５を備えたホ
ッパー１６を前記現像ケース８に設けると共に、このホ
ッパー１６の上部にトナーカートリッジＡの装填部１７
を設け、かつ、当該カートリッジ装填部１７の奥部にト
ナーの補給口１８を開設すると共に、このトナー補給口
１８のカートリッジ装填方向上流側の縁部にストッパー
ａを設け、更に、前記トナー補給口１８に対してカート
リッジ装填方向上流側の部位にカッター１９を配設して
成る。

尚、前記カッター１９は、カートリッジ装填部１７の奥
部に装着される円形の板部１９ａに、屈曲形状をした４
枚の板状刃体１９ｂを十字状に取り付けて成るが、これ
は単なる一つの態様であって、各種の変形が可能である
。

前記トナー補給用のトナーカートリッジＡは、第４図お
よび第５図に示すように、一端側に内方への折れ曲がり
ストッパ一部すを有する３個（個数は不問である）の筒
部材２０３〜２０ｃと、この内の一端側の小径の中間筒
部材２０ａに内嵌合するビストン筒部材２１と、このピ
ストン筒部材２１の一端側に取り付けられた操作つまみ
部材２２と、前記ピストン筒部材２１の他端側に取り付
けられたシール材を兼ねるピストン部材２３と、前記筒
部材２０ａ〜２０Ｃの内の他端側の大径筒部材２０ｃの
他端側に設けられたトナー密封部材２４がら成る。

そして、これらの筒部材２０３〜２０ｃ、２０を、環状
シール材Ｃと前記シール材を兼ねるピストン部材２３と
を介して互いに密封状態で所定範囲にわたり収縮可能に
連結して、トナー収容空間Ｐを形成する一方、当該トナ
ー収容空間Ｐに補給用のトナーを封入し、かつ、前記大
径筒部材２０ｃの他端側にトナー密封部材２４を取り付
け、更に、当該トナー密封部材２４を保護するキャップ
２５を被せて、トナーカートリッジＡが構成されている
。

上記の構成によれば、第６図に示すように、前記キャッ
プ２５を取り外した状態で、前記大径筒部材２０ｃを先
頭にして、前記トナーカートリッジＡをカートリッジ装
填部１７に押し込むと、前記トナー密封部材２４がカッ
ター１９を突っ込むようにして突き裂かれ、かつ、その
状態で操作つまみ部材２２を持ってピストン筒部材２１
を押し込むことで、第７図に示すように、当該ピストン
筒部材２１と筒部材２０ａ〜２０ｃが収縮し、トナーカ
ートリッジＡ内部のトナーがピストン部材２３の押圧力
を受けてトナー補給口１８からホッパー１６に補給され
る。

即ち、前記カートリッジ装填部１７に対するトナーカー
トリッジ装填の一挙動操作で、カートリッジ装填部１７
内でのトナー密封部材２４の開封が達成されるのである
。

そして、トナーカートリッジＡの交換に際しては、前記
操作つまみ部材２２を持って空になったトナーカートリ
ッジ八°をカートリッジ装填部１７がら引き出すことで
、空トナーカートリッジＡ°を収縮状態で装置外に抜き
出すことができる。

あるいは、筒部材間に密封用のシール材Ｃが存在するの
で、空トナーカートリッジＡ°の抜き出しに伴って当該
空トナーカートリッジＡ′が伸長することはないであろ
うが、万が一空トナーカートリッジＡ°が伸長状態にな
ったとしても、これを簡易に収縮させることができる。

即ち、廃棄面で好適なように空トナーカートリッジＡ′
のコンパクト化が達成されるのである。

尚、前記カートリッジ装填部１７の内部にカッター１９
を設けて、トナーカートリッジＡの挿入に伴ってトナー
密封部材２４を裂けさせるように構成しているが、カッ
ター１９を省略し、トナーカートリッジＡをカートリッ
ジ装填部１７内のストッパーａに当接させた状態で、前
記ピストン部材２３を無理に押し込ませることで、前記
トナー密封部材２４を裂けさせる開封形態をとることも
可能である。

またトナーカートリッジＡとして、密封状態で所定範囲
にわたって収縮可能に連結した筒部材２０ａ〜２０ｃを
一端側のものほど小径にして、この−端側の小径の筒部
材２０ａの一端側に、ピストン部材２３を備えたピスト
ン筒部材２１をスライド自在に連結させる構成としたが
、筒部材２０ａ〜２０ｃを連結方向一端側のものほど大
径にする構成として、この一端側の筒部材２０ａの一端
側にピストン部材２３をスライド自在に連結させる構成
とするもよい。

上記構成のトナーカートリッジＡは、トナーの補給に伴
って収縮することから、奥行きの深いカートリッジ装填
部を装填対象にした場合には、空トナーカートリッジの
取り出しが困難となり、而して、第９図に示した従来構
成のトナーカートリッジＢを装填対象にしたカートリッ
ジ装填部を、そのまま上記構成のトナーカートリッジＡ
の装填対象にすることはできないが、簡単な構成の付加
をもって、上記奥行きの深いカートリッジ装填部を上記
トナーカートリッジへの装填対象にすることを可能にし
たトナー補給装置を第８図に示す。

か＼るトナー補給装置１１は、現像ケース８の長手方向
はゾ全巾にわたる奥行きの深いカートリッジ装填部１７
°内に、後部に位置規制部材２６を連設したカッター１
９を挿入させたものであって、か＼る構成によれば、前
記カッター１９によってトナーカートリッジへの挿入位
置がカートリッジ装填部１７″の奥行きの浅い箇所に規
制されると共に、その挿入位置の規制部位においてトナ
ー密封部材２４が開封されることになり、而して、従来
構成のトナー補給装置を本第１発明による収縮自在なト
ナーカートリッジＡの装填対象にして、このトナーカー
トリッジＡによるトナーの補給と、コンパクトに収縮す
る空トナーカートリッジＡ゛の取り出しを簡易に行わせ
得る点で特徴がある。

〔発明の効果〕

以上説明したように本第１発明のトナーカートリッジに
よれば、当該トナーカートリッジをカートリッジ装填部
に装填する一挙動の操作で、カートリッジ装填部内での
トナー密封部材の開封と、空トナーカートリッジのコン
パクト化を達成でき、かつ、トナーカートリッジの交換
に際し、空のトナーカートリッジのみをコンパクトにし
た状態で取り出せるので、あるいは、当該空のトナーカ
ートリッジの取り出しに伴って伸長状態になったとして
もこれをコンパクトにすることが容易であるので、トナ
ーカートリッジを廃棄面で好適な状態で経済的に交換す
ることができる。

一方、本第２発明によるトナー補給装置によれば、トナ
ーカートリッジの装填に伴って相対的に前記トナー密封
部材を裂けさせるカッターと、当該カッターの挿入位置
規制部材をトナーカートリッジの装填部に挿入すること
で、カートリッジ装填部に対するトナーカートリッジの
装填深さが実質的に浅くなることから、例えば既製の奥
行きが深いカートリッジ装填部を有するトナー補給装置
を、本第１発明によるトナーカートリッジの装填対象に
することができる。

４、

【図面の簡単な説明】

第１図は画像形成装置の一例の静電写真複写機の作像部
ユニットの概略縦断側面図、第２図は現像装置の断面図
、第３図は要部を破断した現像装置の斜視図、第４図は
トナーカートリッジの縦断側面図、第５図はトナーカー
トリッジの連結部を拡大図示した要部の断面図、第６図
はトナー補給部へのトナーカートリッジの挿入状態を示
す断面図、第７図はトナーカートリッジの収縮状態を示
す断面図である。第８図は別実施例の現像装置の断面図
であり、第９図は従来例のトナーカートリッジの斜視図
である。 ２０３〜２０Ｃ・・・筒部材、２３・・・ピストン部材
、２４・・・トナー密封部材、Ｐ・・・トナー収容空間
。 出 願 人 三田工業株式会社 代 理 人

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数個の筒部材を互いに密封状態で所定範囲にわ
   たり収縮可能に連結してトナー収容空間を形成し、連結
   方向一端側の筒部材に、当該一端側の筒部材の内面に密
   接状態で所定範囲にわたりスライド自在にピストン部材
   を設けると共に、連結方向他端側の筒部材の他端部には
   、裂けることによって前記トナー収容空間内のトナーの
   排出を可能にするトナー密封部材を設けて成ることを特
   徴とするトナーカートリッジ。
2. （２）トナー収容空間を形成すべく複数個の筒部材が互
   いに密封状態で所定範囲にわたって収縮可能に連結され
   、連結方向一端側の筒部材には、当該一端側の筒部材の
   内面に密接状態で所定範囲にわたってスライド自在にピ
   ストン部材が設けられ、かつ、連結方向他端側の筒部材
   の他端部には、裂けることによって前記トナー収容空間
   内のトナーの排出を可能にするトナー密封部材が設けら
   れたトナーカートリッジによるトナー補給装置であって
   、トナーカートリッジの装填部に、トナーカートリッジ
   の装填に伴って相対的に前記トナー密封部材に突刺して
   当該トナー密封部材を裂けさせるカッターを挿入すると
   共に、前記カートリッジ装填部内における前記カッター
   の挿入位置を規制するためのカッター挿入位置規制部材
   をカートリッジ装填部に挿入してあることを特徴とする
   トナー補給装置。