JPH0311810Y2 - - Google Patents

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JPH0311810Y2
JPH0311810Y2 JP325883U JP325883U JPH0311810Y2 JP H0311810 Y2 JPH0311810 Y2 JP H0311810Y2 JP 325883 U JP325883 U JP 325883U JP 325883 U JP325883 U JP 325883U JP H0311810 Y2 JPH0311810 Y2 JP H0311810Y2
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JP
Japan
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cylindrical
unit cell
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heat
sheet
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JP325883U
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JPS59110965U (ja
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    • Y02E60/12

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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Primary Cells (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は複数個の素電池を直列に集合してな
る集合電池に関する。
例えば、ボタン型電池等とも呼ばれる扁平形電
池は、それ単独で使用されることも多いが、この
ような電池を素電池として複数個集合して所望の
起電力を有する、あたかも1つの電池にすること
が従来から行なわれている。例えば、LR44タイ
プのアルカリボタン型電池は、それ単独での起電
力は約1.5Vであるが、これを4個直列に集合さ
せることにより6Vの起電力を有する筒状の集合
電池を形成することができる。
第1図は、そのような集合電池の基本的構成の
一例を示す。同図に示す集合電池を構成するため
には、先ず、複数個の素電池10を直列に積層し
て素電池積層体を形成し、次にこの積層体の側部
を電気絶縁性の包材12で筒状に包被することに
より、一体化された筒状素電池集合体14を形成
する。そして、この筒状素電池集合体14を例え
ばメタルジヤケツト等の筒状外装体16に装填す
る。この場合、最上段の素電池10の陰極端子面
には板バネ22を介して陰極端子板18が被せら
れ、また最下段の陽極端子面には陽極端子板20
が被せられている。筒状外装体16の上下両端部
はそれぞれ内方に折曲されていて、その折曲端部
がそれぞれ絶縁ワツシヤー24を介して各端子板
18,20の周辺部を押えている。上記板バネ2
2は、端子板18と素電池10との間に屈曲した
状態で介在することにより、陰極端子板18、素
電池10、陽極端子板20間のそれぞれの電気的
接触状態を安定に保つようになつている。
ところで、従来のこの種の集合電池では、上記
包材12として主に熱収縮性チユーブが使用され
ていた。この熱収縮性チユーブは、熱収縮性の合
成樹脂シートを管状に形成したものであつて、所
定の長さに裁断させたものを上記積層素電池の側
部に被せ、周囲から均一に加熱することにより該
チユーブを熱収縮させて該素電池積層体を緊縛
し、これにより一体化された筒状素電池集合体1
4を形成するようにしていた。
しかしながら、上記のように包材12として熱
収縮チユーブを用いた従来の集合電池では、先ず
上記熱収縮チユーブが比較的高価であるために、
ある程度コスト高になつてしまうという欠点があ
つた。次に、この熱収縮チユーブは、収縮前は上
記素電池積層体の側部に簡単に被せることができ
る一方、収縮後は該積層体を確実に緊縛できるよ
うにするために、その径の寸法設定には非常にき
わどい要素があつた。つまり、収縮前の径が小さ
すぎると素電池積層体に被せることが難しくな
り、反対にその径が大きくなると熱収縮後に素電
池積層体を確実に包被することができなくなる。
このように寸法の融通性に欠けるため、素電池1
0の外径の種類毎に別の径寸法を有する熱収縮チ
ユーブを別個に用意しなければならないという煩
わしさがあつた。このため、組立工場では、径寸
法の異なる何種類もの熱収縮チユーブを用意しな
ければならなかつた。また、直列に積層された素
電池積層体の積層形状をくずすことなく熱収縮チ
ユーブを均一に熱収縮させることは以外にむずか
しく、細心の注意を払つて熱収縮チユーブ全体に
均一な加熱を行なうようにしても、その熱収縮が
場所的および時間的に均一に行なわれないことに
より、素電池の積層状態が崩れて形状が不揃とな
りやすく、このため外装体16に正しく装填でき
なくなるといつたような問題も頻発していた。
この考案は以上のような従来の問題を鑑みてな
されたもので、その目的とするところろは、比較
的低コストに構成することができるとともに、寸
法的な融通性が大きく、かつ面倒な熱収縮工程を
省くことができることにより、製造・組立の工程
を従来よりも大幅に簡略化することができ、それ
でいて形状の再現性および安定性を従来よりも大
幅に高め得て、高品質なものとすることができる
ようにした集合電池を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この考案は、複
数個の素電池10と、電気絶縁性の包材12と、
筒状素電池集合体14と、筒状外装体16とを有
する集合電池であつて、上記筒状素電池集合体1
4は、ボタン型電池などの偏平電池を直列接続し
たものを上記包材12で包被したものであり、上
記包材12は、シートであつて、片面が粘着面2
8となつており、上記筒状素電池集合体14は、
上記包材12が粘着面28によつて側面に筒状に
捲回された状態で上記外装体16に収納されたも
のであることを特徴とする。
以下、この考案の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。なお、以下の説明では第1図を援用
し、また各図中共通あるいは相当する部分には同
一符号を用いて示す。
第1図、第2図はこの考案による集合電池の一
実施例を示す。同図に示す集合電池は、その基本
的な構成については前述した従来のものと同じで
ある。すなわち、第1図に示すごとく、複数個の
ボタン型アルカリ素電池10を直列に積み重ねて
素電池積層体を形成し、この積層体の側部を電気
絶縁性の包材12で筒状に包被することにより、
一体化された筒状素電池集合体14を形成する。
そして、この筒状素電池集合体14を、いわゆる
メタルジヤケツトと呼ばれる金属製の筒状外装体
16に装填する。
ここで、この考案では、第2図に示すように、
上記包材12として、片面に粘着面28を有する
電気絶縁性シート26が用いられている。そし
て、このシート26が上記素電池積層体の側部に
面状に粘着した状態で該積層体を筒状に巻回し
て、上記筒状素電池集合体14を形成する。ここ
で電気絶縁性シート26としては、例えば塩化ビ
ニル樹脂シートが使用され、その片面全面には粘
着剤が塗布されることにより上記粘着面28が形
成される。また、実施例では、そのシート26の
幅を上記積層体の肩部より若干外み出すように設
定し、その外み出し部分30を内方へ折込んで最
上段の素電池10の肩部に貼付けることにより、
一層確実な包被状態を得るようにしている。
さて、以上のような構成を有する集合電池で
は、特にその筒状素電池集合体14が、上記シー
ト26を張付けながら巻回することにより構成す
ることができるから、従来の熱収縮チユーブを用
いた場合のように面倒な熱収縮工程が一切不要で
あるばかりか、その張付けながら巻回する作業
も、素電池積層体を適当な治具で押えてその形状
を保持させながら行なうことができ、これにより
形状の崩れ等が確実に防止される。従つて、その
形状の再現性および安定性は従来よりも大幅に優
れたものとすることができる。また、上記シート
26はロール状に巻いたものを必要長さに任意に
切断して使うことができるから、その幅だけを揃
えて置けば、仮に素電池10外径が変つてもその
切断する長さを変えることにより極めて容易に対
応することができる。すなわち、寸法的な融通性
にも富んでいる。また、このようなシート26で
包被された筒状素電池集合体14は、各素電池1
0が該シート26の片面の粘着面に接着すること
により、機械的にも極めて安定である。
さらに、第3図に示すように、何十個あるいは
何百個の素電池10を直列に積層し、この多数の
素電池積層体を幅の広いシート26で一挙に巻
回・貼着させることにより長尺の連続体32を形
成し、この後この連続体32から所定個数の素電
池分の長さ分を切出していけば、その所定個数の
筒状素電池集合体14をさらに効率良く得ること
ができる。
以上のように、この考案による集合電池は、熱
収縮チユーブよりも比較的安価な片面粘着シート
を使用することにより低コストに構成することが
できるとともに、寸法的な融通性が大きく、かつ
面倒な熱収縮工程が不要であることから、その製
造・組立て工程も従来に比べると大幅に簡略化す
ることができる。しかも、その形状の再現性およ
び安定性に優れ、従つて従来よりも高精度で高品
質なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る集合電池の基本的構成
を示す断面図、第2図はこの考案の実施例による
集合電池の組立中の要部を示す斜視図、第3図は
この考案の実施例による集合電池の組立方法の他
の例を示す図である。 10……素電池、12……包材、14……筒状
素電池集合体、16……金属製筒状外装体、18
……陰極端子板、20……陽極端子板、22……
板バネ、24……絶縁ワツシヤー、26……シー
ト、28……粘着面、30……外み出し部、32
……連続体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個の素電池10と、電気絶縁性の包材12
    と、筒状素電池集合体14と、筒状外装体16と
    を有する集合電池であつて、上記筒状素電池集合
    体14は、ボタン型電池などの偏平電池を直列接
    続したものを上記包材12で包被したものであ
    り、上記包材12は、シートであつて、片面が粘
    着面28となつており、上記筒状素電池集合体1
    4は、上記包材12が粘着面28によつて側面に
    筒状に捲回された状態で上記外装体16に収納さ
    れたものであることを特徴とする集合電池。
JP325883U 1983-01-17 1983-01-17 集合電池 Granted JPS59110965U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP325883U JPS59110965U (ja) 1983-01-17 1983-01-17 集合電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP325883U JPS59110965U (ja) 1983-01-17 1983-01-17 集合電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59110965U JPS59110965U (ja) 1984-07-26
JPH0311810Y2 true JPH0311810Y2 (ja) 1991-03-20

Family

ID=30134884

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JP325883U Granted JPS59110965U (ja) 1983-01-17 1983-01-17 集合電池

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JPS59110965U (ja) 1984-07-26

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