JPH03117825A - 給湯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、給湯管を介して容器に接続された給湯器が設
けられ、前記給湯器からの給湯を制御指令にて断続する
断続弁が設けられた給湯装置に関する。

〔従来の技術〕

上記のような給湯装置は、例えば浴槽への給湯つまり浴
槽の湯はりゃ追いたき等に用いられる。

給湯停止後、給湯管内に残存している湯の温度は時間経
過に伴って低くなる。そして、次に給湯を行ったときに
給湯管内に残存していたさめた湯が供給されることがあ
り、不具合なものであった。

この問題を解決するため本出願人は先に下記のような提
案を行った。

（ｉ）給湯管内の湯を排水する排水弁を設けて、給湯停
止後、直ちに排水弁を排水状態に切り替える。

（ｉｉ）給湯管内の湯を排水する排水弁を設けて、給湯
停止後、給湯管内の湯温を検出する温度センサの温度検
出に基づいて、設定温度以下になるに伴って排水弁を排
水状態に切り替える。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記の構成では下記のような不具合がある。

■　上記（ｉ）の手段によると、給湯管内の湯によって
配管を保温できる場合もあるにも拘らず、湯を直ちに排
出してしまうため、次の給湯時に、冷めた配管によって
湯が不必要に冷やされる不利を招くことがある。

■　上記（ｉｉ）の手段によると、上記（ｉ）の手段に
よる不利を回避できるものの、給湯管中に温度センサを
配設する必要があるため、構造が複雑となり、又、据付
作業やメンテナンスにおける作業性が低下することにな
る。

本発明の目的は上記従来欠点を解消する点にある。

〔課題を解決するための手段〕

この目的を達成するため、本発明による給湯装置の特徴
構成は、前記給湯管内の湯を排水する排水弁が、排水状
態と排水停止状態とに切替自在に設けられ、給湯を開始
すべく前記断続弁を開き作動させる制御指令が発せられ
るに伴って前記排水弁を排水状態に切替え、且つ所定時
間経過後排水停止状態に切替える弁制御手段が設けられ
ていることである。

〔作　用〕

すなわち、給湯を開始させる際に、排水弁を排水状態に
切替えて給湯管内の湯を排出したのち、排水弁を排水停
止状態に切替えて所望の給湯を行うようにする。

この結果、次の給湯時まで給湯管内の湯を排水しないの
で、給湯管内の湯で配管を保温することが可能となり、
不必要に配管を冷やすことがない。

〔発明の効果〕

従って、給湯管中に温度センサを配設することを不要に
して、構成の簡素化並びに据付やメンテナンスにおける
作業性の向上を図るようにしながらも、給湯管内の湯に
よって配管を保温する作用を有効に発揮させて、次の給
湯時に冷えた配管によって湯が不必要に冷やされるのを
極力抑制することができるのであり、もって、−層便利
に使用できる給湯装置を得るに至った。

〔実施例〕

以下、本発明を浴槽への給湯に適用した実施例について
図面に基づいて説明する。

第１図に示すように、給湯管（２）を介して容器として
の浴槽（３）に接続された給湯器（１）が設けられ、給
湯装置が構成されている。

前記給湯器（１）には、ガスバーナ（４）、ガスバーナ
（４）により加熱される水加熱用熱交換器（５）、ガス
バーナ（４）に対する燃料ガス供給を断続するガス弁（
６）、及び燃料ガス供給量を調整する電磁式のガス量調
整弁（７）の夫々が備えられている。

前記給湯管（２）には、給湯器（１）からの給湯量を調
整する電磁式の流量調整弁（１１）、給湯を断続する電
磁式の断続弁（８）、給湯管（２）内の湯を排水路（１
４）に排水する電磁式の排水弁（９）、排水時に浴槽水
が排水されるのを防止する逆止弁（１３）、及び排水時
に大気を吸収する真空破壊弁（１２）の夫々が介装され
ている。尚、逆止弁（１３）は、極力浴槽（３）に近接
する箇所に設ける方が好ましい。

又、第１図に示すように、マイクロコンピュータを利用
して構成された制御装置（１５）が設けられ、この制御
装置（１５）によって給湯制御が実行されるようになっ
ている。

制御装置（１５）には、熱交換器（５）の通水量を検出
する水量センサ（Ｉ６）、熱交換器（５）への給水温度
を検出する入水温センサ（１７）及び熱交換器（５）の
出口湯温を検出する湯温センサ（１８）の夫々が接続さ
れている。

又、制御装置（１５）に運転情報を指令するリモートコ
ントローラ（２ｏ）が設けられており、このリモートコ
ントローラ（２ｏ）には、給湯運転の開始停止を指令す
る運転スイッチ（２１）、浴槽（３）への湯はりを指令
する湯はりスイッチ（２２）、湯はり給湯の給湯温度を
設定する給湯温度設定器（２３）、浴槽（３）への給湯
量を設定する給湯量設定器（２４）、及び、追いだき給
湯を指示する追いだきスイッチ（２５）の夫々が設けら
れている。

給湯運転は、制御装置（１５）に電源が投入されて運転
スイッチ（２１）が入り操作されると開始される。

給湯には、湯はりスイッチ（２２）の指示にて給湯が開
始されたのち、浴槽（３）に給湯量設定器（２４）にて
設定された湯量を給湯するに伴っであるいは湯はりスイ
ッチ（２２）にて給湯停止が指示されるに伴って、自動
的に給湯を停止する湯はり給湯と、湯はり給湯完了後に
追いたきスイッチ（２５）の指示により一時的な給湯を
行う追いだき給湯とがある。

湯はり給湯は、リモートコントローラ（２０）の湯はり
スイッチ（２２）により給湯指令が与えられると、断続
弁（８）が開かれるに伴って水量センサ（１６）が通水
開始を検出する。その通水開始検出に基づきガス弁（６
）を開いてガスバーナ（４）を着火し、給湯を開始する
。

そして、ガスバーナ（４）の燃料１（Ｇ）を設定上限値
（ＧＭ）とするようにガス量調整弁（７）を調整した状
態で、リモートコントローラ（２０）から指令されてい
る湯はり給湯の設定給湯温度（Ｔ１）、及び、入水温セ
ンサ（１７）の検出給水温度（Ｔｉ）に基づき、水量セ
ンサ（１６）の検出通水量（Ｗ）が次式を略満足する値
となるように流量調整弁（１１）を調整する。

Ｗ＝軸バＴ、−Ｔｉ） 但し、湯温センサ（１８）の検出湯温（Ｔｊ）と湯はり
給湯の設定給湯温度（Ｔ１）との偏差に基づき、湯温セ
ンサ（１８）の検出湯温（Ｔｊ）を湯はり給湯の設定給
湯温度（Ｔ１）に一致させるように、上述の流量調整弁
（１１）の調整制御に補正を加え、これによって、給湯
温度を湯はり給湯の設定給湯温度（Ｔ、）に維持させる
のである。

追いだき給湯は、追いだきスイッチ（２５）の開始指令
により、予め記憶された設定給湯温度（Ｔ２）の給湯を
行い、且つ、追いだきスイッチ（２５）の停止指令によ
り給湯を停止するものであって、その給湯開始動作及び
温度調節動作は、上述の湯はり給湯と同様である。

そして、いずれの給湯においても給湯を開始すべく湯は
りスイッチ（２２）あるいは追いだきスイッチ（２５）
が操作されるに伴って前記排水弁（９）を排水状態に切
替え、且つ所定時間経過後排水停止状態に切替えるよう
になっている。

つまり、前記制御袋＠（１５）を利用して、弁制御手段
（１００）が構成されているのである。

次に、第２図に示すフローチャートに基づいて制御装置
（１５）の作動について説明を加える。

運転スイッチ（２１）がＯＮ操作されるに伴って制御が
起動される。そして、湯はりスイッチ（２２）がＯＮ操
作されるに伴って設定給湯温度（Ｔ１）の湯はり給湯を
開始すると共に排水弁（９）を排水状態に切替え、且つ
所定時間経過後排水停止状態に切替える。湯はり給湯は
湯はりスイッチ（２２）がＯＦＦ操作されるかあるいは
給湯総量が目標値に達するに伴って停止される。尚、上
述の排水弁（９）の開閉作動は、湯はり給湯停止状態か
ら湯はり給湯状態になったのち１回だけ行われるもので
ある。

追いたきスイッチ（２５）がＯＮ操作された場合には、
追いたき給湯が開始されると共に湯はり給湯と同様に排
水弁（９）が所定時間排水状態に切替えられる。追いた
き給湯は、追いだきスイッチ（２５）がＯＦＦ操作され
るか給湯量が設定量に達するまで続行される。尚、上述
の排水弁（９）の開閉作動は、追いだき給湯停止状態か
ら追いたき給湯状態になったのち１回だけ行われるもの
である。

〔別実施例〕

上記実施例では、給湯開始と同時に排水弁（９）を排水
状態に切替えるようにしていたが、排水弁（９）を排水
状態にして所定時間排水した後、断続弁（８）を開いて
給湯を開始するようにしてもよい。

上記実施例では、給湯器（１）としてフロー型のものを
用いたが、貯湯型のものを用いる等各部の具体構成は各
種変更できる。

又、上記実施例では、浴槽（３）への給湯の場合を示し
たが、他の容器に給湯する場合にも適−用できる。

４ 尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る給湯装置の実施例を示し、第１図は
制御構成のブロック図、第２図は制御作動のフローチャ
ートである。 （１）・・・・・・給湯器、（２）・・・・・・給湯管
、（３）・・・・・・容器、（８）・・・・・・断続弁
、（９）・・・・・・排水弁、（１００）・・・・・・
弁制御手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 給湯管（２）を介して容器（３）に接続された給湯器（
   １）が設けられ、前記給湯器（１）からの給湯を制御指
   令にて断続する断続弁（８）が設けられた給湯装置であ
   って、 前記給湯管（２）内の湯を排水する排水弁（９）が、排
   水状態と排水停止状態とに切替自在に設けられ、給湯を
   開始すべく前記断続弁（８）を開き作動させる制御指令
   が発せられるに伴って前記排水弁（９）を排水状態に切
   替え、且つ所定時間経過後排水停止状態に切替える弁制
   御手段（１００）が設けられている給湯装置。