JPH0311687A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置

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Publication number
JPH0311687A
JPH0311687A JP14404489A JP14404489A JPH0311687A JP H0311687 A JPH0311687 A JP H0311687A JP 14404489 A JP14404489 A JP 14404489A JP 14404489 A JP14404489 A JP 14404489A JP H0311687 A JPH0311687 A JP H0311687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
layer
wavelength
reflectance
face
Prior art date
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Pending
Application number
JP14404489A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Nakanishi
秀行 中西
Shinichi Takigawa
信一 瀧川
Masahiro Kume
雅博 粂
Yuichi Shimizu
裕一 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0311687A publication Critical patent/JPH0311687A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光情報処理、光計測、光通信等の光源に用い
る半導体レーザ装置に関する。
(従来の技術) 従来の高出力半導体レーザ装置は、高出力化のためレー
ザ光の出射側端面の反射膜は低反射率に、他方の反射側
端面の反射膜は高反射率に設定されており、それは通常
、戻り雑音を防止するため出射側反射膜の反射率は約1
0%、反射側のそれは約75%とされるのが一般的であ
る。その場合の反射膜は出射側が約0.325λ、ある
いは0.175λ(ただしλはレーザ光の波長)の膜厚
を有するAg2O3の一層膜を、また反射側は厚さ0.
25λのSiと0.25λのAg2O3を組合せた二層
膜が使用される。
(発明が解決しようとする課題) 上述のような従来の半導体レーザ装置では、レーザ光の
反射側端面に形成する反射膜の反射率の波長依存性は小
さいが、出射側のそれは大きな波長依存性がある。
第6図は、その具体例を示す図で、出射側端面にAg2
O3を膜厚0.35λに、反射側端面はAl220゜お
よびSiを二層に、共に0.25λ(なお、膜厚は波長
780nmの場合)にコーティングした場合の発振波長
(横軸、nm)に対する反射率(縦軸、%)の関係を示
している。これから明らかなように膜厚が0.325λ
のAi+203反射膜では、レーザ光の波長が800n
mで9.25%の反射率が、780nmでは10.8%
に変化する。したがって、反射側の出力を一定に保って
定出力動作を行なわせる場合、動作温度の変化等による
出力波長の変動から、レーザ出力が変動する問題点があ
る。
本発明は上述に鑑み、レーザ光の出射側端面の反射率の
発振波長依存性を低く抑えて、安定したレーザ出力を得
ることを可能とした半導体レーザ装置の提供を目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の目的を、出射側端面の反射膜を屈折率の
異なる2種類の反射膜を重ねた構造とし、反射膜の二層
目の屈折率は一層目のそれよりも大きく、膜厚を一層目
をOないし0.25λ、二層目を0.25λないし0.
5λの範囲の二層構造とした反射膜を有する半導体レー
ザ装置として達成する。なお、上記で一層目、二層目は
レーザ装置の内部側から呼ぶものとする。
(作 用) 上記構造の本発明の半導体レーザ装置の出射端面の反射
率は、その反射膜の膜厚に依存性をもち、それにより発
振波長が長波長側に変化しても、層目の膜厚が等偏向に
薄くなり、また二層目の反射膜の膜厚も同様に薄くなっ
て総合的に反射率の変化が大きく現れなくなる。また、
発振が短波長側に変化しても同様であるから安定した出
力の半導体レーザ装置が形成される。
(実施例) 以下、本発明を図面を用いて実施例により説明する。
第1図は本発明の一実施例の半導体レーザ装置の構造を
示す、レーザ光Rに平行な模式的な断面図である。1は
上部電極、2は下部電極、3は出射側端面の反射膜であ
り一層目の反射膜31、二層目の反射膜32からなる。
また4は反射側端面の反射膜であり一層目の反射膜41
、二層目の反対膜42からなる。
第2図は第1図の構成における出射側反射率の膜厚依存
性を示す図である。これは反射膜31をAl220.ニ
より膜厚を0.055 λ、反射膜3□はSiにより膜
厚0.12λに、そして反射膜4□をIt203により
0.25λの膜厚に、そして反射膜4□を同じく0.2
5λの厚さにSiによって構成したときのもので、反射
率は膜厚の波長に対する比(以下、光学的膜厚という)
によって決定されるため、横軸を波長で規格化した膜厚
で表しており、縦軸が反射率(%)である。
発振波長が長くなると光学的膜厚は小さくなるから、膜
厚が薄くなることと等価であり、最適膜厚のグラフaに
おいて二層目の反射膜31の膜厚を、点Aの位置に設定
すれば、波長が長波長化した場合、一層目の反射膜31
の光学的膜厚が薄くなるから、上記点Aは薄くなったグ
ラフbに移動し、さらに二層目の反射膜3□の光学的膜
厚も薄くなるので、グラフbで左に移動し、結局それら
の効果が相乗して、発振が長波長化すると点Aは点Bに
移動し反射率にあまり変化が生ぜず、発振が短波長化し
ても同様である。
このような作用を起こさせるには、一層目のA6,03
の膜がSiとの境界において負の勾配を有し、二層目の
膜Siは設定膜厚0.12λにおいて正の勾配をもち、
しかも全体の反射率を10%とするために、第2図のよ
うに反射膜31をAl!203により膜厚を0.05λ
ないし0.6λ、反射膜3□はSiにより膜厚を0.1
1λないし0.13λにすることになる。
第3図は本発明の膜厚の出力光強度の波長依存性を、縦
軸を相対出射光強度、横軸を発振波長(nm)として示
し、膜厚を二層目のSiを0.12λに固定し、一層目
のAg2O3による反射膜を0.065λ。
0.055λ、 0.045λに変えて、それぞれa、
b、Qとして、また同様に第4図は膜厚を一層目のAl
!203を0.055λに固定し、これに二層目のSi
を0.13λ、 0.12λ、 0.11λに変えてa
、b、cとして示している。なお、第3図、第4図の何
れの場合も反射側端面の反射膜の膜厚は一層目のA62
03、二層目のSiともに0.25λとして測定した。
これら第3図、第4図によって、出射側で一般に設定す
る反射率1.0%を得るための膜厚に最適値があり、A
l)203が0.055λ付近、Siが0.12λ付近
ということが判る。
第5図は出射側端面の膜厚を上記最適膜厚とし、反射側
を一層目のAl1203、二層目のSiともに0.25
λにコーティングし、かつ、反射側へのレーザ出力の一
部を検出して発振出力を一定に制御するAPCを行なっ
た場合の、相対出射光強度(縦軸)を温度(横軸、℃)
について示す温度特性図である。
一般に半導体レーザ装置の発振波長は周囲温度に左右さ
れ、温度の上昇につれて長波長側に移動する。そのため
特に出射側端面の反射率が変化することになるから、出
射光強度は周囲温度に大きく左右される。第5図は本発
明が、その出力の温度依存性を排除していることを示し
ている。
次表は、出射側端面の反射率が9%ないし15%におけ
る反射膜の最適膜厚の組合せを示している。
これらの膜厚付近では、同じような作用によって、Al
1.03が0.04λないし0.06λ、Siが0.1
1λないし0.14λの膜厚範囲で反射率の波長依存性
が抑制されることが判る。
(発明の効果) 以上、説明して明らかなように本発明によれば、出力光
強度の波長依存性、ひいては温度特性を排除した半導体
レーザ装置が提供可能であり、情報処理装置、光計測分
野、あるいは光通信等の光源の形成に用いて大きな効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す模式的断面図、第2図
は半導体レーザ装置における反射率の、反− 対膜膜厚依存性を示す図、第3図、第4図は発振波長に
対する相対出射光強度を示す図、第5図は相対出射光強
度の温度特性を示す図、第6図は従来の反射率の発振波
長特性を示す図である。 1 ・・・上部電極、 2・・ 下部電極、 3・・・
出射側端面の反射膜、 4・・・反射側端面の反射膜、
 R・・・ レーザ光。 第1図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体レーザ装置において、レーザ光の出射側端
    面の反射膜を、屈折率の異なる2種類の誘電体薄膜によ
    って構成し、その一層目の反射膜は二層目のそれよりも
    屈折率が小さく、発振波長をλとして一層目の膜厚は0
    ないし0.25λ、二層目は0.25λないし0.5λ
    の範囲に設定したことを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. (2)出射側端面の反射膜を一層目をAl_2O_3、
    二層目をSiのコーティングにより形成したことを特徴
    とする請求項(1)記載の半導体レーザ装置。
  3. (3)膜厚を一層目は0.04λないし0.06λ、二
    層目を0.11λないし0.14λに形成したことを特
    徴とする請求項(2)記載の半導体レーザ装置。
JP14404489A 1989-06-08 1989-06-08 半導体レーザ装置 Pending JPH0311687A (ja)

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JP14404489A JPH0311687A (ja) 1989-06-08 1989-06-08 半導体レーザ装置

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JP (1) JPH0311687A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008018182A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Pentax Corp 撮像装置用清掃器具
US8336609B2 (en) 2003-12-30 2012-12-25 Airbus Deutschland Gmbh Method for controlling the feed air temperature of a passenger aircraft

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US8336609B2 (en) 2003-12-30 2012-12-25 Airbus Deutschland Gmbh Method for controlling the feed air temperature of a passenger aircraft
JP2008018182A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Pentax Corp 撮像装置用清掃器具

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