JPH03115330A - 表面処理用複合材シートおよびそれを用いた樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

表面処理用複合材シートおよびそれを用いた樹脂成形品の製造方法

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JPH03115330A
JPH03115330A JP1250593A JP25059389A JPH03115330A JP H03115330 A JPH03115330 A JP H03115330A JP 1250593 A JP1250593 A JP 1250593A JP 25059389 A JP25059389 A JP 25059389A JP H03115330 A JPH03115330 A JP H03115330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
sheet
mold
molding compound
smc
Prior art date
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Pending
Application number
JP1250593A
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English (en)
Inventor
Takeshi Uotani
魚谷 健
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH03115330A publication Critical patent/JPH03115330A/ja
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  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は表面処理用複合材シートおよびそれを用いた樹
脂成形品の製造方法に関し、更に詳しくは、シートモー
ルディングコンパウンド(以下、SMCという)を用い
た成形品の表面を平滑にすることができる複合材シート
とそれを用いた樹脂成形品の製造方法に関する。
(従来の技術) 自動車の製造分野では、軽量化と燃費節減を目的として
各種の内・外装部品には樹脂成形品が使用されはじめて
いる。この場合、SMCが多用されている。
このSMCは、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂に無機充填
材、触媒(硬化開始剤)、離型剤、増粘剤などを混和し
た樹脂ペーストを、マット状のガラス繊維強化材に含浸
してシート状に成形したもので、所定の条件下で熟成さ
せ、指触乾燥の程度にまで増粘させたプレス成形用の中
間材料である。
マトリックス樹脂が熱可塑性の場合は、このSMCを適
当な温度に加熱して軟化せしめた状態で所定の金型にセ
ットし、冷間プレスを行なうことにより、所定形状の樹
脂成形品が得られる。また、マトリックス樹脂が熱硬化
性の場合は、SMCを金型にそのままセットしたのち熱
間プレスして硬化と賦形を同時に行なって、目的形状の
樹脂成形品とする。
(発明が解決しようとする課題) ところで、SMCの中には、ガラス繊維や上記した無機
充填材が、通常5〜70重量%充填されている。
そのため、SMC単独で樹脂成形品を製造すると、その
表面にはガラス繊維のパターンなどが浮きでて凹凸が激
しく、平滑な表面状態が得られない。
このような表面状態で塗装を施した場合、充分に光沢の
ある塗装面を得ることができず、例えば自動車において
は、その美観を損ね商品価値の低下を招く。
また、SMC単独の成形においては、ボイド等も発生し
易すく、塗装時の補修等で多大の工数を必要とすること
がある。
本発明は、このような問題を解決することができる表面
処理用複合材ソートと、それを用いて平滑な表面を有す
る樹脂成形品を製造する方法の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記した目的を達成するために、本発明においては、熱
可塑性樹脂または熱硬化性樹脂のいずれかである樹脂と
ガラス繊維とを主成分とするプレス成形用の複合材シー
トであって、SMCの表面に一体化して用いられ、前記
ガラス繊維の充填割合が、前記SMC中のガラス繊維の
充填割合よりも少なくなっていることを特徴とする表面
処理用複合材シートが提供され、樹脂が熱可塑性樹脂で
ある前記複合材シートを、マトリックスが熱可塑性樹脂
であるSMCの表面に重ね合わせ、得られた積層シート
を加熱して軟化せしめたのち所望の型面を有する型内に
セットし、冷間でプレスすることを特徴とする樹脂成形
品の製造方法、ならびに、樹脂が熱硬化性樹脂である前
記複合材ンートを、マトリックスが熱硬化性樹脂である
SMCの表面に重ね合わせ、得られた積層シートを所望
の型面を有する型内にセットして熱間プレスすることを
特徴とする樹脂成形品の製造方法が提供される。
(作用) 本発明の表面処理用複合材ンートは、SMCと同じよう
に、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれかをマトリッ
クス樹脂とし、それにガラス繊維が充填されているが、
しかし、ガラス繊維の充填割合はSMCの場合よりも少
ないものである。したがって、この複合材シートの場合
、これをSMCと重ね合わせて一体成形すると、得られ
た成形品の複合材シート側の表面には、ガラス繊維のパ
ターンの浮出しは少なく、平滑な表面状態か得られる。
それゆえ、この表面に塗装を施しても、塗装面の外観は
良好になる。
この複合材シートの製造に際しては、マトリックス樹脂
に、例えばハロゲン化物や極性基を有する化合物を配合
すると、成形後にその表面に形成される塗膜との密着性
が向上して好適である。
用いるSMCのマトリックス樹脂が熱可塑性である場合
には、このSMCに一体成形する複合材シートも、その
マトリックス樹脂が、熱可塑性樹脂であるものを選んで
、両者を重ね合わせて加熱・軟化せしめたのち、所定の
金型内で冷間プレスすれば、両者を一体化することがで
きる。
また、SMCのマトリックス樹脂が熱硬化性の場合は、
複合材シートも熱硬化性のものを用いて、金型内で熱プ
レスすれば、両者の一体化はできる。
いずれにしても、得られた樹脂成形品においては、SM
Cが強度大であり、複合材シートはその表面が平滑であ
るため、強度大で表面塗装性の良好な樹脂成形品を得る
ことかできるようになる。
(実施例) 以下に添付図面に基ついて本発明は説明する。
第1図から第5図はマトリックス樹脂が熱可塑性樹脂で
ある場合における樹脂成形品の製造プロセスを示す概略
図である。
まず、通常のSMCIと本発明の複合材ンート2が用意
される(第1図)。この複合材ンート2は、SMClよ
りもガラス繊維の充填割合が少ないもので、これは従来
のSMCの製造時にマトリックス樹脂に対するガスラ繊
維の割合を少なくすることによって容易に製造できる。
5MClと複合材シート2を重ね合わせたのち、この積
層シート3を例えば所定温度の炉内に通して加熱し、軟
化させる(第2図)。ついで、積層シート3を上型4a
、下型4bから成る金型4にセントしく第3図)、金型
4の全体を冷却して所定の圧力でプレスする(第4図)
。軟化していた5MCl、複合材シート2の各熱可塑性
樹脂は互いの接触面で接合して、5MClと複合材シー
ト2は一体化する。そして、最後に金型4がら成形品5
を取りだす。
得られた成形品5は、5MClの表面に複合材シート2
が一体に接着した状態にあり、その表面にはカラス繊維
のパターンなどが認められず、そこに塗装を施した場合
、良好な塗装外観が得られる。また、手でされったとき
の感触もソフトであり、商品価値も高いものになる。
また、SMCと複合材シートのマトリックス樹脂か熱硬
化性樹脂の場合は、S M Cと複合材シートを重ね合
わせて積層シートにしたのち、この積層シートをそのま
ま、金型にセットし、金型を所定温度に加熱してプレス
すればよい。その過程で、SMCと複合材シートの各熱
硬化性樹脂は、互いの接触面で当初は融着し、ついで硬
化反応を起こして硬化し一体化する。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明の表面処理用複合
材シートは、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂のいずれ
かである樹脂とガラス繊維とを主成分とするプレス成形
用の複合材シートであって、SMCの表面に一体化して
用いられ、前記ガラス繊維の充填割合が、前記SMC中
のガラス繊維の充填割合よりも少なくなっていることを
特徴とするので、SMCの表面を平滑にすることかでき
、充分な光沢を備えた塗装面を形成することができる。
また、本発明の樹脂成形品の製造方法は、樹脂が熱可塑
性樹脂である前記複合材ンートを、マトリックスが熱可
塑性樹脂であるSMCの表面に重ね合わせ、得られた積
層シートを加熱して軟化せしめたのち所望の型面を有す
る型内にセットし、冷間でプレスすることを特徴とし、
また、樹脂が熱硬化性樹脂である前記複合材シートを、
マトリフクスが熱硬化性樹脂であるSMCの表面に重ね
合わせ、得られた積層シートを所望の型面ををする型内
にセットして熱間プレスすることを特徴とするので、得
られた樹脂成形品は、いずれも軽量であり、またSMC
によって高い機械的強度か確保された状態でその表面は
平滑になっている。し4゜ たがって、その表面に塗装を施しても光沢のある塗装面
を形成することができ、自動車の内・外装部品やボデ一
部品として有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は、本発明の′fji=材シートを用
いて樹脂成形品を製造する場合の製造プロセスを示す概
略図である。 ■・・・SMC12・・・複合材ンート、3・・・積層
シート、4・・・金型、4a・・・上型、4b・・・下
型、5・・・成形品。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂のいずれかであ
    る樹脂とガラス繊維とを主成分とするプレス成形用の複
    合材シートであって、シートモールディングコンパウン
    ドの表面に一体化して用いられ、前記ガラス繊維の充填
    割合が、前記シートモールディングコンパウンド中のガ
    ラス繊維の充填割合よりも少なくなっていることを特徴
    とする表面処理用複合材シート。
  2. (2)樹脂が熱可塑性樹脂である請求項1の複合材シー
    トを、マトリックスが熱可塑性樹脂であるシートモール
    ディングコンパウンドの表面に重ね合わせ、得られた積
    層シートを加熱して軟化せしめたのち所望の型面を有す
    る型内にセットし、冷間でプレスすることを特徴とする
    樹脂成形品の製造方法。
  3. (3)樹脂が熱硬化性樹脂である請求項1の複合材シー
    トを、マトリックスが熱硬化性樹脂であるシートモール
    ディングコンパウンドの表面に重ね合わせ、得られた積
    層シートを所望の型面を有する型内にセットして熱間プ
    レスすることを特徴とする樹脂成形品の製造方法。
JP1250593A 1989-09-28 1989-09-28 表面処理用複合材シートおよびそれを用いた樹脂成形品の製造方法 Pending JPH03115330A (ja)

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ID=17210198

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JP (1) JPH03115330A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015178241A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 トヨタ自動車株式会社 繊維強化樹脂材の製造方法

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